浪江町役場本庁舎 LAN 配線復旧工事 仕様書 1 一般事項 1.1 概要 現在、浪江町役場本庁舎のLAN配線は震災の避難時の移転により、必要機 器の不足、配線破断などさまざまな不備が存在する。今後、帰町に向け帰還す る部署が増えることが想定されるが、現在の状況では、安定した通信環境を確 保することは難しい。そのため、本庁舎のLAN配線の復旧工事をおこなうも のである。 1.2 工期 平成 28 年 3 月 28 日 1.3 施工場所 浪江町役場本庁舎 双葉郡浪江町大字幾世橋字六反田 7-2 1.4 適用範囲 ・次項以降の施工設計、調達、施工及び機器設定。 ・工事図面、積算書、本仕様書に無き場合であっても、工事・機能確保に必要 な費用。 ・施工時の納まり、取り合いなどの関係で材料の寸法、仕様、工法、取り付け 位置または、取り付け数量を多少増減するなどの軽微な変更等は、発注者の 指示により行うこととし、この場合の請負金額は増減しないものとする。 1.5 関係法令の遵守 当該工事の施工にあたっては全ての関係法令及び条例等を遵守しなければ ならない。また、設計書、仕様書で定めるほか、福島県土木部監修「共通仕様 書〔土木工事編Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ〕」、「建築設備工事共通仕様書」を遵守のうえ施工し なければならない。 2 LAN 配線工事仕様 2.1 規格等 本配線工事は、JIS X5150(構内情報配線システム)に準じたデータ、テキ スト、イメージ、ビデオ、音声など広範囲のサービスに使用できる情報配線シ ステムとする。システムの品質としては、カテゴリ 6 の性能に対応したものと する。 2.2 材料 ・配線部材は、カテゴリ 6 準拠とする。 ・島ハブから各端末までは、カテゴリ 5e 準拠とする。 ・収納キャビネットは L2SW 機器(情報系、基幹系、予備)の搭載が可能な収 納キャビネットを使用すること。 2.3 施 工 ・L2SW 機器及びネットワーク網の接続機器類の保守点検が容易なように施工 1 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 3 すること。 ・L2SW から島ハブまでの配線はスター状に配線すること。 ・敷設によりケーブルの品質、性能を低下させないこと。 ・ケーブルの両端は、RJ45 モジュラプラグ(Cat6)接続とし、TIA/EIA568A の T568A 及び T568B 配列に準ずること。 ・ケーブルの結線によりシステムとしての品質・性能を低下させないこと。 ・ケーブル色は下記のとおりとするが、色見本を元に発注者と協議すること。 基幹系・・・青色 情報系・・・緑色 ・貫通箇所は適切な処理をおこなうこと。 ・配線方法、電源の数量及び位置等については、発注者と協議のうえ施工す ること。 ・設置する L2SW の電源については、電気配線をすること。その際、電気容量 を十分満たしたものとすること。 ・情報系ケーブルについては、島ハブから各端末への配線用として、3m 程度 の LAN ケーブル(Cat5e)をそれぞれの島ごと(島ハブ 36 台×7 ポート 252 本)に用意すること。なお、ケーブルの両端は、RJ45 モジュラプラグ(Cat5e) 接続とし、TIA/EIA568A の T568A 及び T568B 配列に準ずること。 ・課長席等の上席の配線については、一番近い島ハブから配線すること。 既設ケーブル、機器の撤去 ・既設の LAN ケーブル、L2SW 等の機器は全て撤去し、適切に処分すること。 ケーブルの配線及び保護 ・既存配線ダクトを利用し露出部分を少なくすること。 ・壁露出配線モール(メタル)を両面テープ+ビス止めにて取り付けること。 ・ケーブルには、行き先表示札を取り付けること。 試験 性能試験を実施し、記録データを電子媒体及び紙媒体で提出すること。 工事写真 請負者は、工事中の写真を撮影し、工事着手前、施工中、完成時の工程順に 整理し、工事完了の際、工事写真帳等を提出すること。 その他 1 階の一部は通常業務を実施しているため、土日の閉庁日に施工すること。 提出図書 下記の図書を、電子媒体及び紙媒体で各1部ずつ提出すること。 ・工程表 ・体制表 ・安全計画書 ・工事写真 使用部材・施工前・施工中・施工完了後・その他必要な写真 2 ・性能試験結果 ・完成図書 4 その他 本仕様書に記載されていない事項は発注者の指示に従うこと。また本仕様書等に 疑義が生じた場合は、発注者と対応方法を協議すること。 3
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