がんばれ経営者！～時代をリードする農業マガジン～平成２４年６月９日号㈱オーレンス農業事業部確定申告時期まで時間に余裕があるとつい申告漏れとなってしまうことがあります。申告を忘れて ●相続時精算課税制度はどんな制度？１制度の概要しまうと、後になって本税のほかに本来納める必要この制度は、贈与した時に贈与財産に対する贈与の無かった加算税･延滞税も賦課されることになり税を納め、その贈与者が亡くなった時に、その贈与ますので注意が必要です。財産の贈与時の価額と相続財産の価額とを合計した金額を基に計算した相続税額から、すでに納めたその贈与税相当額を控除することにより贈与税・相 ●贈与税の課税特例か使用貸借か【農地の贈与にご用心！】～贈与税の課税特例の活用～続税を通じた納税を行うものです。この制度を使う農業後継者への事業承継等において、後継者に土と、贈与時に納めなくてはならないのは、２５００地を贈与することが考えられますが、以前は後継者万円の特別控除枠を超えた部分に対する２０％分へ生前一括贈与して「農地等を贈与した場合の贈与の税額となります。税の納税猶予」の特例制度を利用していましたが、 ●税務署から突然の文書が・・・離農したような場合には、今まで納税猶予されてい２適用対象者融雪の遅れや天候不順が続いていましたが、ようた贈与税がその時点で確定しまうことになり、贈与贈与者は６５歳以上の親、受贈者は贈与者の推定やく今年の収穫に向け準備も大詰めまできました。税とともに贈与した時点からの利子税を別途納付相続人である２０歳以上の子（子が亡くなっている確定申告が終わって早３ヶ月が経過します。する必要が生じ、不意の支出が発生しますので、昨ときには２０歳以上の孫を含みます。）とされてい今、この納税猶予制度の利用は減少しています。ます(※年齢は贈与の年の 1 月 1 日現在のもの)。確定申告の時期が過ぎてから、突然税務署から「贈与税の申告は、お済みでしょうか」と問い合わせ文書が届くことがあります。これに変わって、「相続時精算課税制度」を利用することが有効な手段として考えられます。事業承３贈与税額の計算税務署では、法務局から不動産登記の移動に係る継の場合、土地などは親子間の「使用貸借」も可能贈与財産の価額の合計額から、複数年にわたり利資料を収集しており、土地･建物の所有権移転登記ですので、贈与については充分検討の上、進めてゆ用できる特別控除枠（限度額：２５００万円。ただが行われていれば、譲渡所得の申告がされているか、く必要があります。し、前年以前において既にこの特別控除額を控除し贈与税の申告がされているか申告書を確認し、申告ている場合は、残額が限度額となります）を引いたの有無を問い合わせてくるのです。後の金額に一律２０％の税率を乗じて算出します。 ●土地の名義を変えると税金がかかる４適用手続 “土地の名義を変えただけだから税金は関係ない相続時精算課税を選択しようとする受贈者(子) だろう”と考えるのは誤りです。登記名義が変更さは、その選択に係る最初の贈与を受けた年の翌年 2 れる通常の登記原因は、贈与・譲渡・相続となり確月 1 日から 3 月 15 日までの間に「相続時精算課税定申告とともに税金の納付が必要となります。選択届出書」を受贈者の戸籍謄本など一定の書類とともに贈与税の申告書に添付して提出することとされています。最高値を示した４月２日の北海道の価格は、レギュラーガソリンが 160.5 円/㍑、軽油が 144.9 円/㍑で、相続時精算課税は、受贈者である子、それぞれがその後毎週下がり続け、直近の６月４日調査ではレギ贈与者である父、母ごとに選択できますが、いったュラーガソリンが 143.2 円/㍑、軽油が 127.2 円/㍑とん選択すると選択した年以後贈与者が亡くなったなり、２カ月前よりレギュラーガソリンで 17.3 円/ 時まで継続して適用され、暦年課税（毎年１１０万㍑、軽油が 17.7 円/㍑の値下げとなって、値上げまでの非課税枠）に変更することはできません。の始まった２月頃の価格に戻っています。今週のメッセージ『元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考（ヘレン・ケラー）えるのです。』元気さえあれば負の連鎖だって断ち切れるはず。１０回失敗すれば１０回新しい発見のチャンスが＊事業承継・農地の贈与等については、必ず当社へご相談してください。＊ある。そんな風に考えてみてはいかがでしょうか。編集後記小学校の運動会が終わりました。毎年、地区対抗の綱引き大会で運動会のクライマックスを迎えるので福田経営センター株式会社 ◎乳価改定分の差額精算プール乳価２円３１銭値上げが先ごろ決定し、今年 ↓ 『株式会社オーレンス総合経営』４月出荷分まで遡って精算されますが、ホクレンによ個々の経営の乳質等にもよるので、現在のところ詳細は未定となっております。詳細が分かり次第、本誌でも取り上げてゆきます。 ◎ガソリン、軽油が下落傾向！経済産業省の資源エネルギー庁が毎週１回調査し公表している、給油所小売価格調査によると、今年の２月以降、徐々に値上げの続いていた価格は、ガソリン・軽油ともに４月２日の調査時点を最高に毎週値下がりを続けています。いてもブレない足腰、そしてチームワークには圧倒させられます。農家さんの地区が上位を独占、改めて農家さんたちの力強さを感じさせられました。これからると４月分は８月入金で精算、５月分は９月入金で精算されるとの見通しのようです。実際の精算金額はすが、やはり農家さんは強い！いかに機械化されて牧草作業と、本格的な農繁期がスタートします。お体税理士法人福田税務事務所 ↓ 『税理士法人オーレンス税務事務所』には充分気を付けて、運動会はお手柔らかに！（笑） ■編集・発行「㈱オーレンス農業事業部」編集部〒086ー1152 標津郡中標津町北町 2－22 Tel.0153－72－1212 Fax.0153－72－3534 ホームページ http：//www.aurens.or.jp/~beko-net/ ■監修税理士法人福田税務事務所福田経営センター㈱ ■配信中止・配信先変更についても上記にてお知らせ下さい。 ■ＴＭＲ協議会のメールマガジン『ＨＴＡＭａｇａｚｉｎｅ』配信先受付中！協議会ホームページより登録 http://hokkaido-tmr.jp ■農業アルバイト求人サイト「 e－helper 」 http：//e－helper..jp/ ■毎月第 1・第 3 土曜日発行（一部地域は日曜日発行）