アラニュー 認定中古車 走行距離 10,000km未満 ふたつとして同じクルマのない中古車市場。 程度良好の物件に出会えても、思い悩んでいるうちにほかの誰かにかっさらわれるなんてことも日常茶飯事。 まさに一期一会の人生模様ではありませんか。そんな買い損ねて後悔した経験のある方々のために、 もはや悩む必要もない新車同然の認定中古車をピックアップ。安心して愉しめる輸入車ワールドの入り口がここに。 ささ、ズイっと足を踏み込んでみてください。 AUDI TT COUPÉ|AROUND NEW!! 「アラニュー」とは 今月の物件案内人 アラウンド・ニュー。つまり新車同然の ビカモノ物件ということ。デモカー落 ちである可能性が高い。クルマは自 Audi高前 中古車課 課長 分で育てたいという人にもお薦め。 黒田 輝氏 記事では2.0TFSIクワトロを取 I ’09 AUD り上げていただきましたが、V6 O R T T A U Q I S F T 0 . TT COUPÉ 2 の3.2クワトロも非常におもしろ い存在となっています。年式に よっては直 4ターボの 2.0TFSI ロ Iクワト .0TFS クワトロよりも安くなりますから ペ2 TTクー アウディ 式 年 9 0 ’ 万円 409.0 OARD 000km B E PRIC 09年式●7 ●20 狙い目です。装備も充実していますし、安定した高速走行 を求めるかたにはハマるかもしれません。また先代の TT クーペも月に1台くらいのペースで出てきます。200万円 前後の予算があれば狙えますのでこちらにも注目してく ださい。 SPECIFICATIONS ●新車本体価格:444.0万円●全長×全幅×全高:4180×1840×1390mm ●ホイールベース:2465mm●車輌重量:1340kg●エンジン形式:フロント直 列4気筒ターボ, 1984cc●最高出力:200ps/5100-6000rpm●最大トルク: 28.5kgm/1800-5000rpm●変速機:6段A/T●駆動方式:4輪駆動●タイヤ サイズ:225/55R16 先代よりひと回り大きいボディを持つ2代目TTクーペ。シングルフレームグリルや吊り目型ヘッドライトの採用で精悍な印象が強まった。 真横から眺めると先代のプロポーションを受け継いでいることが分かる。 ファミリーカーを卒業したらTTクーペ! ? アウディTTクーペが売れている。新車/認定中古車ともに右肩上がりのセールスを記録しているのだ。 特に認定中古車には40〜50代のクルマ好きが食指を伸ばしているらしい。なぜ? その秘密を探る。 デ 非常に広いトルクバンドを誇る2.0ℓ直4ターボ。軽快感こそが真骨頂。 ビューから約 8 年の間に世界で 17 万 4500 台を 2.0TFSI、4WDのクワトロが当初から用意されていた自 気になる流通量だが、最も多いのがFFの2.0TFSI、次 販売する大ヒット作となった初代TTクーペ。ご存 然吸気3.2ℓV6の3.2クワトロと2008年9月に追加設定 いで2.0TFSIクワトロ、 なかなか出てこないのが3.2クワ じのように、それまでマイナーな存在だったコンパクト された2.0TFSIクワトロがあることを憶えておこう。やは トロとなる。相場は2.0TFSIの300~420万円付近を基 クーペを一大勢力へと成長させたカリスマ的なモデル これはアウディ選びの永遠のテー り 「FFかクワトロか」、 準にして、3.2クワトロが20万円高、2.0TFSIクワトロは だ。その成功の要因が、個性的なスタイリングと気持ち マだ。 50万円高が目安。つまり、350万円くらいの予算があれ いい走行感覚のマッチングであったことに異を唱えるか さて、認定中古車の最新情報を提供してくれたのは関 ばどのグレードも射程圏となるわけだ。それにしても、 3.2 たは少ないだろう。 越自動車道の前橋インターからクルマで3分ほどのとこ クワトロは買い得である。狙い目! と断言しておこう。 そして 2 代目は2006 年 7 月に上陸。フロントエンドに ろに店舗を構えるアウディ高前だ。担当者は「TTクーペ そうそう、 「FFかクワトロか」の課題だが、担当者は「市 は新世代アウディのアイコンにもなっている吊り目型 の販売は好調です。特にファミリーカーを必要としなく 街地で存分に軽快感を楽しめるのはFF かもしれませ のヘッドライトとシングルフレームグリルが採用されて なった40~50代のかたが走って楽しめる趣味的なクル ん。でも、高速道路やワインディングロードではクワトロ いるものの、初代のエッセンスが絶妙なさじ加減でちり マとして選ぶケースが増えています。FF/クワトロともに の安定感が際立ちます。どちらにしても、他のクーペで ばめられどこから眺めてもTTとわかるルックスになって すぐに売れてしまう状況が続いていますから品薄感も は味わえない独特の気持ちよさを楽しめますよ」 と答え いる。通常のクーペはセダンやハッチバックのプラット 出てきました」と話す。クルマ趣味を再スタートするの てくれた。サンプルカーは取材班の “好み” で2.0TFSIク フォームを流用している場合が多いけれど、TT は完全 に、 コテコテのスポーツカーは時代じゃないし、かといっ ワトロとさせてもらったが、街乗りが中心の方にはより なオリジナル設計。ボディにはA8などに続いてアルミス て国産クーペじゃ物足りない。TTクーペは彼らにとって 買い得なFFがベストバイとなるのかもしれない。さてあ ペースフレーム構造を採用する。 ちょうどいいサイズと動力性能、そして価格帯のスポー なたはどっちを選ぶ? TTクーペを探す際は、FF版が2.0ℓ直4ターボを積む ツカーなのだ。 120 AUTOCAR 11/2010 text: Yoshihiko Noda (野田義彦) photo: Hiroto Maruyama (丸山博人) さすが走行7000kmの認定中古車。室内に使用感はまったくない。ほどよいタイト感が心地良く、 シートは大きめで落ち着ける。 Shop of the month アウディTTクーペのモデル遍歴ナナメ読み 【’ 99 年10 月】初代 TTクーペがデビュー。225psを発揮する1.8ℓ直 4 ターボ+6段M/T+4WDの1.8Tクワトロのモノグレード。車輌価格は 470万円。 今月のショップ 【’ 05年8月】フロントとリアに専用スポイラーを装着する1.8T Sライン を追加設定。 06 年7 月】A5のコードネームを持つ二代目にスイッチ。全体のプロ 【’ 01年1月】FF版の1.8Tを追加設定。5段M/Tとの組み合わせ。車輌価 【’ 格は399万円。 ポーションは先代のコンセプトを受け継いでいるものの、 フロントグリ ルなどのディテールに手が入り精悍な印象となった。ラインナップは 02年11月】 フロントグリルやアルミホイールのデザインを変更するマ 【’ イナーチェンジを実施。6段A/T+FFの1.8Tが登場。 2.0TFSI(2.0ℓ直4ターボ+6段A/T+FF) と3.2クワトロ (3.2ℓV6+6段 A/T+4WD)の2本立て。車輌価格は前者が440万円、後者が574万円。 03年9月】3.2ℓV6を積む3.2クワトロSラインが登場。 トランスミッショ 【’ ンは6段A/T。 08年9月】2.0ℓ直4ターボ+6段A/T+4WDの2.0TFSIクワトロを追加 【’ 設定 Audi高前 アウディTTクーペ2.0TFSIクワトロ 見積もり 新古 ソッコウ比較 (’ 09年式、7000km) ●車輌本体価格(付属品含む) ●税金・保険 ●諸費用 ■支払い総額 アウディTTクーペ2.0TFSIクワトロ (’ 10年式新車) 409.0万円 12万3770円 7万7893円 507.0万円 33万6170円 5万2250円 429万1663円 545万8420円 群馬県高崎市中尾町467 ■営業時間 10:00~19:00 (日・祝10:00~18:00) ■定休日 月曜、第1・第3火曜 ■TEL 027-364-2222 ■http://www.gntown.jp/Audi www.autocar-mag.com 121
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