資料コード:C120-E082-10 インストールガイド FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 Update1 for Solaris TM Operating System 本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されている ものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行 制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、 仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」 という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。 お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください。また、 お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求ま たは損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。 UNIX は、米国およびその他の国におけるオープングループの登録商標です。 Solaris およびすべての Solaris に関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。 Microsoft は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。 Netscape, Netscape Navigator, Netscape Communications は、米国 Netscape Communications Corporation の商標で す。 そのほか、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU 2006 まえがき 本書では、Solaris™ オペレーティングシステムに関する表記を以下のように記述いたします。 Solaris™ オペレーティングシステム(以降 Solaris OS)、Solaris™ 2.6 オペレーティングシステム(以降 Solaris 2.6 OS)、 Solaris™ 7 オペレーティングシステム(以降 Solaris 7 OS)、Solaris™ 8 オペレーティングシステム(以降 Solaris 8 OS)、Solaris™ 9 オペレーティングシステム(以降 Solaris 9 OS)、Solaris™ 10 オペレーティングシステム(以降 Solaris 10)と記載します。 第 1 章 動作環境 本ソフトウェアを使用する場合には、以下のソフトウェア環境およびハードウェア環境を満たしている必要がありま す。 1.1 ソフトウェア環境 1. 前提基本ソフトウェア 本ソフトウェアを使用する場合、以下の基本ソフトウェアが必要です。 項番 基本ソフトウェア名 備考 1 日本語 Solaris (TM) 2.6 オペレーティングシステム Hardware:5/98 以降 2 Solaris (TM) 2.6 Operating System Hardware:5/98 以降 3 日本語 Solaris (TM) 7 オペレーティングシステム 5/99 以降 4 Solaris (TM) 7 Operating System 5/99 以降 5 Solaris (TM) 8 Operating System 1 6 Solaris (TM) 9 Operating System 7 Solaris (TM) 10 Operating System 2. 必須ソフトウェア 特にありません。 3. 排他ソフトウェア 特にありません。 4. 必須パッチ 特にありません。 1.2 ハードウェア環境 本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。 1. 主記憶 64M バイト以上の主記憶容量が必要です。 2. 必須ハードウェア 本ソフトウェアが動作するために以下の入出力装置が必要です。 項番 機器名 型名 備考 1 ファイバチャネルカード GP7B8FC1 ディスクアレイ接続用 2 1Gbps/2Gbps ファイバチャネルカード PW008FC2 ディスクアレイ接続用 3 1Gbps/2Gbps ファイバチャネルカード PW008FC3 ディスクアレイ接続用 1.3 静的ディスク資源 本ソフトウェアに必要なディスク所要量は以下に示すとおりです。 1.3.1 必要とするディスク容量 本ソフトウェアを新規にインストールするためには、各ファイルシステムに以下のディスク容量が必要です。必要が あれば、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。 項番 ファイルシステム マウントポイント ディスク所要量 (単位:M バイト) 1 root ファイルシステム / 1.8 2 usr ファイルシステム /usr 0 3 var ファイルシステム /var 0.1 4 opt ファイルシステム /opt 1.3 1.3.2 必要とする作業域 ありません。 1.3.3 スワップ容量 スワップは使用しません 2 備考 第 2 章 制限、注意事項 2.1 制限 ありません。 2.2 移行上の注意 ありません。 2.3 注意事項 本ソフトウェアでは、以下に示す注意事項があります。 1. 本製品をインストールするときに、GP7000S シリーズ(および OEM を含む Sun Microsystems 社製の装置)の一部 で、GP7B8FC1 が実装されているにも関わらずアダプタが実装されていない旨のメッセージが表示されること があります。この場合、以下のコマンドの実行結果を確認してください。 # prtconf -pv | grep 10cf <RETURN> 上記コマンドの実行結果が、以下の 1. の様に表示される場合、本体装置の Flash PROM に格納されている OBP(Open Boot PROM)に障害があります。障害のない装置では、2. の様に表示されます。 1. 2. compatible: 'pci105c,10cf' + 'pci103c,1028' ... (誤) compatible: 'pci10cf,105c' + 'pci103c,1028' ... (正) この問題に対する対策は、CD-ROM 内に格納されている「FUJITSU PCI Fibre Channel 2.2.1 Update2 説明書」の 「4. トラブルシューティング」を参照してください。 2. マルチパスディスク制御 1.2 以降では、MPHD viewer による RAID コントローラの活性交換機能があります。 しかし、マルチパスディスク制御 1.x 系の MPHD viewer は本製品のファブリック接続機能 (正確には、 /kernel/drv/fjpfca.conf の fcp-bind-target によるターゲット装置の指定) に対応していません。(マルチパスディ スク制御 2.0 以降の MPHD viewer は、ファブリック接続機能に対応しています。) RAID コントローラの活性交換は、マルチパスディスク制御のマニュアルの「パス故障復旧手順」にしたがっ て、手動にて行なって下さい。 マルチパスディスク制御の「パス故障復旧手順」には、「装置アドレスの解放」の項目があります。 これは ドライバが記憶している交換対象の RAID コントローラの WWN(World Wide Port name)に関する情報を消去(ま たは変更)するための操作であり、本製品に含まれる clchgfc コマンドにて行ないます。 clchgfc コマンドは以下のように実行してください。 なお、部品交換により RAID コントローラの WWN が変 更にならない場合は本コマンドの実行を省略することができます。 ○ fcp-bind-target に記述されていない装置を交換する場合 ■ 実行するタイミング 部品交換後、RAID 装置側のケーブルを抜いた状態で実行してください。 非クラスタシステムの場合、全ノードで実行してください。 クラスタシステムの場合、ある一つのノードで実行すると、自動的に全ノードで本コマンドが 実行されます。 ■ コマンドの形式 # /usr/sbin/FJSVpfca/clchgfc -d 交換対象デバイス名 <RETURN> ○ fcp-bind-target に記述されている装置を交換する場合 ■ 実行するタイミング 部品交換後、新しい部品の WWN を調べて、マルチパスディスク制御の交換の後処理(iompadm restart 処理、または chgctl -c 処理)の前に実行して下さい。 非クラスタシステムの場合、 交換対象の RAID 装置の定義をもつ全ノードで実行してください。 クラスタシステムの場合、ある一つのノードで実行すると、自動的に全ノードで本コマンドが 3 ■ 実行されます。 コマンドの形式 # /usr/sbin/FJSVpfca/clchgfc -d 交換対象デバイス名 -p 新しい部品の WWN <RETURN> 注) マルチパスディスク制御 1.x のマニュアルには、chgfcctl コマンドを使用するように記載されていますが、 FUJITSU PCI Fibre Channel 2.1 以降では、chgfcctl コマンドの代わりに clchgfc コマンドを使用することを推奨し ます。clchgfc コマンドは、クラスタシステムか、非クラスタシステムかを判別し、クラスタシステムの場合は、 すべてのノードに対して clchgfc コマンドが自動的に実行されます。 3. GR700 シリーズ(F6403xx)をダンプデバイスに設定する場合は、Arbitrated loop(private loop)で接続してください。 Fabric 接続された GR700 シリーズ(F6403xx)をダンプデバイスに設定することはできません。 4. PRIMEPOWER または GP7000F 上の Solaris 9 9/04 および Solaris 10 にて 、ファイバチャネ ルカード (PW008FC3/PW008FC2/GP7B8FC1)を使用する際には、以下の注意事項があります。 ○ ファイバチャネルカード(PW008FC3/PW008FC2/GP7B8FC1)を通じて接続されたディスクアレイ装置が、 インストールデバイスとして見える場合がありますが、インストールデバイスとして使用することはで きません。 ○ Solaris9 9/04 の CD-ROM/DVD メディアまたはインストール/ブートサーバから boot した環境において、 ファイバチャネルカード(PW008FC3/PW008FC2/GP7B8FC1)を通じて接続されたテープ装置またはディ スクアレイ装置が使用可能状態となる場合がありますが、使用しないでください。 5. ドライバに関する最新の情報は以下の WEB サイトで確認可能です。 FUJITSU ドライバダウンロードページ http://primeserver.fujitsu.com/primepower/support/download/driver/ 第 3 章 構成プログラム システムを構成するプログラムの単位をパッケージと呼びます。本ソフトウェアは、以下に示すパッケージから構成 されています。以下のパッケージは、インストーラの実行により、環境に応じて自動的に適用が行われます。 ● Solaris 10 sun4us マシンクラス(※1)向け (※1) PRIMEPOWER 200/250/400/450/600/650/800/850/900/1000/1500/2000/2500/HPC 2500 マシンクラスは OS 上で uname -m コマンドを実行することで確認できます。 パッケージ 名 FJSVpfcba バージョ ン・レベル 3.0 機能 GP7B8FC1,PW008FC2,PW008FC3(ファイバチャネルカード)HBA ドライバ(*2) の 補完パッケージ パッチ(914180-01)が適用済みです。パッチの修正情報については /cdrom/cdrom0/patch に格納されているパッチの README を参照してください。 (※2) sun4us マシンクラス向けには、Solaris 10 OS により提供されます。 パッケージ名:FJSVpfcb ● 上記以外のシステム向け パッケー ジ名 FJSVpfca 4 バージョ ン・レベル 3.0 機能 GP7B8FC1,PW008FC2,PW008FC3(ファイバチャネルカード)HBA ドライバ(Fibre Channel Protocol for SCSI ドライバ) パッチ(914180-01)が適用済みです。パッチの修正情報については /cdrom/cdrom0/patch に格納されているパッチの README を参照してください。 第 4 章 インストール手順 本ソフトウェアをインストールする手順を以降に説明します。 4.1 インストールの前準備 本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使 用するディスクサイズについて は、"1.3 静的ディスク資源"を参照して ください。十分な空きがない場合には、ディ スクのパーティション構成を設定 しなおしてください。 4.2 ソフトウェアのインストール 1. システム上でスーパ・ユーザになります。 # su <RETURN> Password: パスワード(表示されません) <RETURN> 2. システムをシングルユーザモードで立ち上げている場合は、必要なファイルシステムをマウントします。 # mountall -l <RETURN> 3. vold が動作しているか確認し、動作していないときは起動します。 # ps -ef | grep /usr/sbin/vold | grep -v grep || sh /etc/init.d/volmgt start <RETURN> 4. CD-ROM 媒体を CD-ROM 装置へセットし、以下のコマンドを実行します。 # cd /cdrom/cdrom0/bin <RETURN> 一部の環境では、CD-ROM を正常に参照できない場合があります。その場合、"付録 B シングルユーザモード にて CD-ROM が参照できない場合"を参照してください。 5. pfcapkgadd.sh を実行します。 # ./pfcapkgadd.sh <RETURN> 6. 以下の対話処理を行ってください。 1. 初期インストールの場合 This package's default installation information is following: Program install directory: /opt ## Processing package information. ## Processing system information. : : 2. 上書きインストールの場合 Current version: 2.2.1(no patch) New version: 3.0(no patch) Do you want to overwrite? y <RETURN> ## Processing package information. ## Processing system information. : : 注意: Solaris10 以降のシステムにて、本ソフトウェアの上書きインストールを行った場合に、次のメッセージが表示 されインストールが異常終了する場合があります。 Installation of Fibre Channel driver (FJSVpfca) started. FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 Current version: 2.2.1 (912069-16) 5 New version: 3.0 (no patch) Do you want to overwrite? [y,n,q] y pkgadd: ERROR: The package <FJSVpfca> has <SUNW_PKG_ALLZONES> = true and <SUNW_PKG_THISZONE> = true: the package may set either parameter to true, but may not set both parameters to true. NOTE: if the package contains a request script, it is treated as though it has <SUNW_PKG_THISZONE> = true pkgadd: ERROR: package <FJSVpfca> cannot be installed on this system/zone 1 package was not processed! ERROR: Installation of FJSVpfca failed. その場合、/kernel/drv/fjpfca.conf の内容を退避の上、"1.4 ソフトウェアの削除方法"を参照し FJSVpfca パッケー ジを削除してください。その後、再度本ソフトウェアのインストールと/kernel/drv/fjpfca.conf の再定義を行って ください。 7. shutdown(1M)コマンドを実行して、システムを再起動してください。 # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN> 4.3 インストール後の環境設定 ファイバチャネルスイッチと接続する場合は環境設定が必要となります。また、SCSI ターゲットドライバのコンフィ ギュレーションファイル(/kernel/drv/sd.conf など)を接続する装置にあわせて変更が必要になる場合があります。詳しく は"FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 説明書"を参照してください。 4.4 ソフトウェアの削除方法 1. システム上でスーパ・ユーザになります。 # su <RETURN> Password: パスワード(表示されません) <RETURN> 2. pkgrm(1M)コマンドを実行します。 "第 3 章 構成プログラム"の逆の順番に 従って削除してください。 # pkgrm FJSVpfca <RETURN> または # pkgrm FJSVpfcba <RETURN> 第 5 章 適用マニュアル 5.1 オンラインマニュアル 以下のマニュアルは、オンラインマニュアルとして製品を格納している CD-ROM に HTML 形式および PDF 形式で格 納されています。 CD-ROM を直接参照するか、ディスクにコピーして参照することができます。 項番 マニュアル名称 1 FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 説明書 HTML 形式オンラインマニュアルは、Web ブラウザを使ってパソコンおよびサーバで参照することができます。 HTML3.2 をサポートする Web ブラウザ(Microsoft(R)Internet Explorer V3.0 以降、Netscape Navigator(R) V3.0 以降、 Netscape(R) Communicator V4.0 以降など)をお使いください。 5.1.1 パソコンで CD-ROM を直接参照する場合 1. CD-ROM 媒体を CD-ROM 装置にセットします。 2. 以下のファイルを Web ブラウザで開いてください。 CD-ROM のドライブ名:¥manual¥japanese¥index.htm 6 5.1.2 サーバで CD-ROM を直接参照する場合 1. CD-ROM 媒体をサーバの CD-ROM 装置にセットします。 2. CD-ROM がマウントされていなければマウントします。 3. 以下のファイルを Web ブラウザで開いてください。 /マウントポイント/manual/japanese/index.htm 5.1.3 PDF 形式マニュアルを参照する場合 PDF 形式マニュアルを参照するためには Adobe Systems Incorporated 社の Adobe Reader(R)が必要です。 PDF 形式マニュアルは次のディレクトリに配置されています。 CD-ROM のドライブ名:¥manual¥japanese¥pdf 7 付録 A Solaris 9 9/04、および、Solaris 10 における 注意事項 Solaris 10 OE にて、FUJITSU PCI Fibre Channel カードを使用する場合にはそれぞれ以下の版数のドライバが必要です。 ◆FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 以降 なお、上記ドライバは次の FUJITSU ドライバダウンロードページからダウンロードすることができます。 http://primeserver.fujitsu.com/primepower/support/download/driver/ A.1 OSのアップデートを行った場合 Solaris9 9/04 以前の OS から、Solaris9 9/04 以降へOSのアップグレードインストールを行った場合には、本ファイバ チャネルドライバを再度インストールする必要があります。 1. 再インストールが必要なパターン Solaris 2.6 (全版)から Solaris 9 9/04 以降(Solaris 10 含む)へのOSアップグレードインストール Solaris 7 (全版)から Solaris 9 9/04 以降(Solaris 10 含む)へのOSアップグレードインストール Solaris 8 (全版)から Solaris 9 9/04 以降(Solaris 10 含む)へのOSアップグレードインストール Solaris 9 (初版~4/04)から Solaris 9 9/04 以降(Solaris 10 含む)へのOSアップグレードインストール 2. インストール手順 1. OSのアップデートを行います 2. 本書「第 4 章 インストール手順」を参照し、pfcapkgadd.sh を使用してドライバを上書きインストール します。 A.2 適用方法を誤った場合の復旧手順 本書に示した手順でインストールを行わなかった場合は、ドライバが正しく動作しないことがあります。 ● Solari 10 環境上で sun4us マシンクラスのハードウェアに誤って FUJITSU PCI Fibre Channel 2.2 update1/ FUJITSU PCI Firbre Channel 2.2.1 update 1,2 を pfcapkgadd.sh コマンドでインストールした場合、その後、本ドラ イバをインストールしても正しく動作しません。以下の方法を行って本ドライバの再インストールを行う必要 があります。 1. 誤ってインストールしたパッケージを削除する。 2. 「Solaris 10 software 1 of 2」CD-ROM の Solaris_10/Product/ディレクトリに配置されている FJSVpfcb パ ッケージをインストールする。 # pkgadd -d . FJSVpfcb.us <RETURN> 3. 「第 4 章 インストール手順」を参照し、pfcapkgadd.sh を使用してインストールする。 ● 次の手順を行ってしまった場合には、本ドライバの上書きインストールを行ってください。 ○ インストールスクリプト pfcapkgadd.sh 使用してインストールしていない。 ○ Solaris 10 環境上の sun4u マシンクラスのハードウェアに、FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 より前の版数 をインストールした。 ○ Solaris 9 9/04 環境に、FUJITSU PCI Fibre Channel 2.2.1 Update1 より前の版数をインストールした。ただ し、2.2 Update1 は除く。 上記の場合、「第4章 インストール手順」を参照し、pfcapkgadd.sh を使用して Fibre Channel ドライバを上書 きインストールします。 8 付録 B シングルユーザモードにて CD-ROM が参照 できない場合 インストール手順において、CD-ROM の内容が参照できない場合、以下の対処を行ってください。 対処方法 1. volume manager を停止します。 # /etc/init.d/volmgt stop <Return> 2. CD-ROM のマウント先ディレクトリを作成します。ただし、すでに存在している場合はこの作業は必要ありま せん。 # mkdir /cdrom/cdrom0 <Return> 3. CD-ROM をマウントします。 <CDROM_DEVICE>には使用する CD-ROM デバイスを指定します。 # mount -F hsfs /dev/dsk/<CDROM_DEVICE> /cdrom/cdrom0 <Return> 4. CD-ROM のディレクトリに移動します。 # cd /cdrom/cdrom0 <Return> 以上の作業を行うと CD-ROM が参照できるようになります。 なお、CD-ROM を取り出す場合には、以下の手順でアンマウントを行ってください。 1. ディレクトリを移動します。 # cd / <Return> 2. CD-ROM をアンマウントします。 # umount /cdrom/cdrom0 <Return> 3. CD-ROM をイジェクトします。 9
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