BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 BATJユニオン ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン労働組合 第 11 期代表者委員会 議案書 日 時: 2014 年 8 月 30 日(土)PM14:00-17:00 会 場: BATJ 大阪オフィス 大阪市北区豊崎 3-19-3 TEL:06-6486-0025 1 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 第11期代表者委員会 次第 1.開会挨拶 2.中央執行委員長挨拶 3.活動報告 (1)第 11 期(2014 年6月末)活動報告 (2)第 11 期 上期 地域集会報告及び入会状況 (3)上期重点活動進捗報告 (4)第 11 期(2014 年7月末)会計報告 4.議題 (1)第 11 期下半期活動に関する件 (2)第 11 期活動に関する件 質疑・応答 5. 閉会挨拶 2 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 (1)第 11 期(2014 年6月末)活動報告 ■第 11 期活動方針 1) ワーク・ライフ・バランスの最適化 組合員皆さまの健全な心身保持、仕事と私生活の充実感を高める為に労働時間の適正化、休日出勤・深夜勤 務の抑制、有給休暇取得率の向上に取組みます。 【年間総実労働時間の短縮】 労働時間に関する取組は 10 期まで「超過勤務是正」や「有休取得率の向上」などの個別課題に取組んできまし たが、昨年の“みなし労働協定”締結で深夜勤務をみなし対象外とするなど、経過進展に繋がった事から次段階 として労働時間全般の短縮を目的とした「年間総実労働時間*(注 1)」の短縮(時短取組)」に移行する事とします。 “時短取組”とは 2008 年に厚生労働省が指針提言した『労働時間等見直しガイドライン』に基づく活動であり、労 働者が心身共に充実した状態で意欲と能力を十分に発揮できる環境整備を目的として、労働時間の短縮、年次 有給休暇の取得率向上、子育て・介護支援体制の確立、労働者の健康保持への配慮とメンタルヘルスケアの実 施など、労働時間全般に係る事案を改善する取組です。昨年までの個別課題の取組では、「超過勤務是正」に よって所定外労働時間が減少する一方で反動として休日出勤増加や有休取得減少が見受けられており、必ず しも労働時間全般の改善には及んでいない状況となっています。現在の BATJ 業務内容や組織体制を鑑みた場 合、課題別に対処するのではなく、労働時間全般を管理・精査する取組が効果的であると思われます。故に今 期以降は年間総労働時間を指標とした労働時間全般の短縮を労使交渉の重要課題として取組む所存です。 ------------------------------------------------------------------------------ ------------*注1:年間総実労働時間 年間所定労働時間+年間時間外労働時間-年次有給休暇時間数-欠勤・遅刻・早退時間-その他の休暇 時間 ※連合は年間総実労働時間:1,800 時間を指標として 1990 年代から時短取組を実施 ------------------------------------------------------------------------------ ------------【BATJ 総実労働時間:2013 年】 所定労働時間 7.5 時間/日×240 日=1,800 時間 時間外労働時間 5 時間/週×52 週=260 時間 年次有給休暇 16.1 日×7.5 時間=127 時間 慶弔休暇など特別休暇 ------------------------------年間総実労働時間 1,800 時間+260 時間-127 時間=1,933 時間 【超過勤務是正】 2012 年下期の TMD 主導による是正取組によって 2012 年 10-12 月は i-Bat 数値で所定時間内となりましたが、 2013 年に入ると所定外時間が徐々に拡大し、年後半は 2012 是正取組以前と変わらない状況となりました。一方 で昨年 4 月「みなし労働協定」締結では、労組要求事項“深夜勤務のみなし対象外”の実現に至りましたが、運 用措置として深夜勤務の原則禁止を基準化した事で、販促活動に影響が生じる結果となりました。所定外労働 時間の削減は組合調査データに基づく改善要求を継続的に労使交渉で申入れしていきますが、会社・個人業 績との折合いに配慮すべき点があり、超過時間の更なる拡大阻止を主眼として取組んでいくと共に超過勤務の 根本的要因である業務量見直しの必要性を提言していく所存です。 3 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 【休日出勤・深夜勤務の抑制】 昨年 6 月に会社から労使合意に基づく「休日出勤・深夜勤務の原則禁止」について情報配信があり、以後は実 施にあたって ASV/RM 承認が必要となりました。この措置によって休日出勤・深夜勤務は減少傾向になりました が、深夜勤務禁止による新製品販促の支障(深夜勤務の決定権者に会えない)や 2013 年 9-12 月の会社意向 による休日出勤(希望者は手当対応)など運用上の不都合や一貫性に欠ける会社指示によって、フィールドに混 乱が生じました。労組としては、原則禁止遵守を前提に深夜勤務は回避できない店舗の地域登録制を提言して 実施の最小化を目指します。また休日出勤は新発売週末に限定して振休・手当対応の選択化を要求します。こ の様に取引先事情や新製品繁忙期に配慮して措置する事で業務効率への影響を抑えると共に休日出勤・深夜 勤務の抑制に繋げていきます。 【有給休暇の取得率向上】 有休取得率向上に関しては今年から会社も重点課題として取組んでおり、労使協働による目標数値(単年付与 日数:50%、繰越日数:100%取得)の達成に取組みます。ここ数年は労使協働で労働時間の短縮に取組み、昨年 は有休取得率の数値目標(取得率:60%)を労使合意して改善に取組みました。しかしながら取得計画策定等の 具体的取組には至らなかった為に大幅改善には結びつかず、実効性を高める事が課題となりました。次年度取 組に関して労組から活動計画/具体施策と労使協働による推進を提案、会社も 2014 年は重点課題とする見通し である事から有休取得率の大幅向上で合意に至りました。労組の役割は計画/施策に対して組織内の啓蒙促進 や運用上の課題抽出と対策提言を通じて実効性を高める環境整備に注力する事です。有休取得に関して従来 から組合員皆さまより、「突発的指示やプロモーション日程の急遽変更で計画的な連続休暇が取得できない。」 等の指摘がありましたが、休暇取得計画制度の導入によって懸念解消に繋がると思われます。 この様に今期は上述 3 項目の包括的取組を通じて労働時間全般の削減を目指す事とします。理想は日々業務 が所定時間内に完遂し、疲労回復・保養の為の休暇が計画的に取得できる状態ですが、営業が主業務である TMD 部門では業績との兼合いも考慮しなければならず、繁忙期・閑散期に合わせた活動計画、休暇計画の両 立が労働時間の短縮に結びつくと思われます。そして活動計画、休暇計画の両立こそが BATJ ユニオンが目指 すワーク・ライフ・バランスであり、今期から実現に向けた取組に尽力する所存です。 □今期の活動目標 ① 年間総実労働時間:1,800 時間以下を実現する為の環境を整えると共に 2,000 時間以上の社員削減を目 指す。 ② 週間労働時間の 10%削減を目指す。 ③ 深夜勤務の対象店舗を登録制とする。 ④ 新製品発売週末の休日出勤は振休・手当の選択制とする。 ⑤ 有給休暇取得目標:単年付与日数 50%、繰越日数 100%取得を達成する。 2) 安全衛生管理体制の整備・強化 近年、BATJ では疲労/ストレス疾患や年配者の重病発症、業務中の交通違反・事故などの安全衛生に係る懸案 が増加傾向にあります。会社は労働安全衛生法に基づいて快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて 職場における労働者の安全と健康を確保しなければなりません。労働者の安全と健康を確保する事は生産性向 上や業績拡大に資するものであり、BATJ においても社員の安全・健康を確保する為に安全衛生管理体制の整 備・強化が急務です。 4 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 【健康管理とメンタルヘルスケア】 社員の健康を維持していく為には業務内容の検証や労働時間の適正化等の職場環境整備と定期健康診断や メンタル診断等の予防施策が必要です。職場環境の課題は“時短取組”としての労使交渉と合わせて、今年から 労組代表が参加予定である“安全衛生委員会”でも必要に応じて提言していきます。予防施策は健康診断受診 率が極めて低く(2012 年:54%)、昨年開設した EHS ならびに安全衛生委員会が受診率向上に取組んでいますが、 労組としても受診促進の組織内啓蒙に取組んでいきます。メンタルヘルスケアでは 2011 年以降の発症率は減少 傾向にありますが、ニトロ入社された若い世代の発症も見受けられており、予防対策と復帰支援の強化が引続い て重要です。特に復帰支援制度(復職プログラム)に関しては、時短勤務による段階的復帰の見直しなどの検討 課題があり、労使協働で包括的に支援できる制度構築に取組む予定です。 □メンタル疾患推移:2007-2013 年 【安全運転の励行】 BATJ は営業活動が主要業務である事から車両利用率が高く、安全運転励行に関する恒常的な啓蒙活動が重 要です。2012 年 8 月に導入されたテレマテックスによって違反・事故の発生件数は減少していますが、安全運転 に対する認識が全社的に高まったとは言い切れず、労組としては組織内で自主的な啓蒙活動を進めると共に安 全運転励行を企業風土として定着させていく施策について労使協働で取組んでいく所存です。また車種選定に 関して積荷過多による後方視界不良の改善やデポ荷受作業の短縮化を図る為にワンボックス・タイプ導入促進 を提言していきます。安全衛生管理を通じて社員の健康管理や交通違反・事故を抑止していく事は個人の健康 維持による意欲向上や能力発揮に繋がり、引いては会社の生産性向上や業績拡大に結びついていきます。従 来から BATJ では業務効率化に比べて安全衛生管理に対する認識が弱い為に業績追及思考が優先される傾向 があり、それが社員の潜在的ストレスとなっている可能性があります。この様な風潮を変えていく事こそが重要であ り、労働組合の責務と考えます。安全衛生管理体制は昨年に EHS 部署が新設され、安全衛生委員会の月次定 例開催など改善機運が高まっています。この機運を損なう事なく労働組合が担うべき役割・責務を果たしていく事 で安全衛生管理の普及・強化に尽力する所存です。 3) ユニオン組織の成長を目指した連携強化と人材育成 昨年に設立 10 年を迎えた BATJ ユニオンが組合組織として更なる成長を遂げるために連携強化を目指した地域 活動の強化と世代交代を見据えた人材育成に取組みます。 【地域活動の強化】 昨年、地域集会で組合費改定を提案させて頂きましたが、90%以上の組合員皆さまから賛同を頂きました。今後 の予定では本日の議案審議で承認を頂いた後に 4 月より組合費改定を実施させて頂く見通しです。この度の改 定は組織拡大に伴う運営費不足の補填と地域活動の強化費用とする事であり、今期は地域状況に適した地域 集会やレク行事を開催する予定です。この取組を通じてこれまで地域集会に参加頂けなかった組合員皆さまの 5 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 活動参画を促し、一人でも多くの方に参加頂く事によって組合活動の理解や連帯感の醸成を図り、BATJ ユニオ ンの組織力強化を目指していきます。具体的な活動計画(案)は以下となります。 □第 11 期 地域活動計画 2014年地域活動計画(案) 活動単位 ブロック 分割開催 1月 北日本 北海道 東北 北関東 分割なし 南関東 分割なし 関東中央 分割なし 中部 分割なし 関西 分割なし 四国地区 中四国 中国地区 九州北部 九州 九州南部 2月 第 十 一 期 定 期 大 会 上期 3月 3/15:地域集会(札幌) 3/22:地域集会(盛岡) 3/8:地域集会(東京) 4月 5月 6月 7月 第 十 一 期 代 表 者 委 員 会 レク行事予定 レク行事予定 3/22:地域集会(名古屋) 3/15:地域集会(大阪) 3/1 :地域集会(高松) 3/8 :地域集会(広島) 3/15:地域集会(福岡) 3/22:地域集会(熊本) / / / / / / / / 下期 8月 9月 :地域集会( ) :地域集会( ) :地域集会( ) :地域集会( ) :地域集会( ) :地域集会( ) レク行事予定 :地域集会( ) レク行事予定 :地域集会( ) 10月 11月 12月 / :地域集会( ) 地域集会は各支部(ブロック)単位で定期大会及び代表者委員会の翌月開催とします レクレーション行事はブロック長及び支部長が幹事となり企画立案・実施していきます 【人材育成】 第 8-9 期の組織拡大活動で多くの若年世代に参画頂いた事で BATJ ユニオンは組織の成長期に差し掛かって います。 今後、BATJ ユニオンが労働組合として成長を遂げるためには、中核メンバーの世代交代を視野に入れた後進 人材の育成が重要になります。現在の執行部/地域執行委員の多くは40代から50代に差し掛かっており、各々 の役割を後進へ託す時期はそう遠くないと思われます。組織の世代交代は自然に進展する事が望ましい状態で はありますが、BATJ 人員構成に世代格差が潜在している事やユニオン組織が成長過程に差し掛かっている事 を考え合わせた場合、世代交代を促進させる為の組織的取組が重要であると考えます。この様な観点から次期 改選(本年末)では執行部の世代交代を目標として各地域で人材育成に注力していきます。 4) フード連合活動への積極的な参画と連帯感強化 フード連合で開催される会合・セミナーに参画して有益な情報交換および人事交流に取組みます。 【各種会合への参画】 組織・中小委員会(1 名)、たばこ関連部会(2 名)、大阪地区協議会(1 名)の定例参加とフード連合主催の各種 会合参加を通じて参加単組との連帯感を深めて組合活動の活性化を図ります。 またフード連合が主催する各種セミナーを情報開示して組合員皆さまの参加を募ります。セミナー参加を通じて 個人の組合活動知見を高めて頂くと共に他企業単組の方々との交流を広めて頂く事が組織力強化に繋がって いくと考えます。 具体的には例年開催されている平和活動(6 月:沖縄、8 月:広島・長崎)への複数名参加を計画しています。 5) 2014 年重点活動 上述の第 11 期活動方針を勘案して、本年は以下項目を重要課題として改善に取組ます。 ① 所定外労働時間の削減 ② 有休取得率の向上 ③ 安全衛生管理の整備・強化 ④ 地域活動の拡充 ⑤ 人材育成の促進 6 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 ■第 11 期活動内容報告 4月 4/14-5/16 の間、全従業員に対しメンタルタフネスチェックを ON LINE で実施。 会社と組合が共同で推奨し、高い実施率となった。 2014 年 5 月 29 日(木)に発表された、G32/33 の TMR を対象とした、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジ 6月 ャパン合同会社(以下、会社)の『希望退職者募集』に関する、当労働組合(以下、組合)への説明並び に報告手順に関し、抗議及び改善の要求書を提出。 TOP会談による労使協議会が緊急開催 ! 6月 6/12(木)BATJ本社でフレッド社長、西田HR本部長、飯岡BD本部長、柴嵜HR担当とBATJ労働 組合・執行三役5名で「希望退職募集」に関する組合方針の申入れ、並びに6/9提出「要求書」につ いて協議致しました。 希望退職の募集に対し組合は反対を表明。 フレッド社長からの返答文 6月 会社は社員の皆様、会社双方にとって実りのある経営を進めていくにあたり、今後も組合との連携を図り 良好な労使関係を維持していきたいと考えている。今後も忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。 休日出勤に関する振休 or 手当支給の選択について 7/18労使協議会において7/19-21の休日出勤については当初、会社から振替休日にて対応との 指示がありましたが、組合調査による休日出勤の実態(約80%の出勤率:サンプル25営業所)を提示 7月 し、休日出勤抑止・改善がなされていない事を言及しました。 当件においては中期的に改善を推進していくものの新発売期はいくつかの要因で休日出勤が常態 化しています。休日出勤については出ざるを得ない(正当な理由がある)場合は皆さんの労力に少 しでも報いるよう振替休日取得もしくは休日手当支給の個人選択性を要求し、選択性の実現に至り ました。 ◆ 第 11 期 BATJユニオン公式会議日程 開催月 開催日 会合名称/開催場所 場所 主催 参画 討議事項 01 18(土) 第 1 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 第 11 期定期大会/第 1 回ブロック・ 執行部会 支部集会の開催準備 01 21(火) 労使協議会 大阪 書記長 三役 02 08(金) 第 11 回定期大会 大阪 委員長 執行部/ 前年活動の総括、 代議員 当年活動方針(案)の審議 一斉付与方式導入シェア 02 22(土) 第 2 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 執行部会 03 12(土) 労使協議会 大阪 書記長 三役 04 20(日) 第 3 回 執行三役会 大阪 書記長 三役 諸案件の協議 執行部会 05 16(金) 労使協議会 大阪 委員長 三役 05 24(土) 第 4 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 大阪 書記長 三役 執行部会 06 26(木) 労使協議会 7 諸案件の協議 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 06 28(土) 第 5 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 諸案件の協議 執行部会 07 18(金) 労使協議会 大阪 書記長 三役 08 02(土) 第 6 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 諸案件の協議 執行部会 08 28(金) 労使協議会 大阪 書記長 三役 08 30(土) 代表委員会 大阪 委員長 執行部/ 本期活動の検証、 代議員 時期活動の課題協議 執行部 第 9 期代表者委員会の検証、 09 03(土) 第 7 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部会 第 2 回ブロック・支部集会の準備 09 労使協議会 大阪 書記長 三役 09 第 8 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 執行部会 10 労使協議会 大阪 書記長 三役 10 第 9 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 執行部会 11 労使協議会 大阪 書記長 三役 11 第 10 回 執行三役会・ 大阪 委員長 執行部 大阪 書記長 三役 執行部会 12 第 11 回 執行三役会・ 執行部会 8 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 2014 上期 地域集会の報告 1. 開催報告 2. 議事内容 9 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 3.各集会で挙がった質疑応答 4.会社に対する要望事項 10 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 5.上期地域集会を終えて 業務多忙の時節に休日にも拘わらず、各地区で多数の組合員の皆さまがブロック・支部の地域集会に参加頂き ました事について御礼を申し上げます。 上期集会では総会報告に加えて有給休暇取得・労働時間調査・組織内コミュニケーション等々に関するワーク ショップなど多様な議事となりましたが、各地区集会に参加頂いた皆さまの闊達な意見交換によって今期活動 主旨の浸透が高まったと感じております。 また、地域集会以降の 6 月に会社組織合理化施策による各部署での人員削減の衝撃は大きく様々な問題を引 き起こしました。懸念事項について可能な限り迅速に対応して参りましたが、今後についても様々な課題を残し ています。組合員一同が一致団結して様々な課題に取り組みこの難局を乗り越えていくことが我々の使命と考 えています。 これにより年間計画も一部軌道修正が余儀なくされましたが、従業員の業務負荷を軽減すべく、労働組合として 最善の努力を尽くす所存としております。 BATJ ユニオンはこれから組織規模に応じた発言力と活動展開を目指して連携強化に取組んでいきます。その ためには組合員皆さまが積極的に参画頂く事が必要であり、職場集会を通じて率直な意見交換を実施頂けれ ば、幸いであります。 執行部一同 (3)第 11 期(2014 年 6 月末)入会状況報告 【新規組合員入会状況】 ・2014 年上半期は東日本エリアで加入者が増加し、加入率を引上げました。 【2014 年 7 月現在:組織図】 11 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 (2)上期重点活動進捗報告 12 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 13 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 14 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 (4)会計報告:2014 年 7 月末現在 第11期 会計報告:2014年7月末現在 収支計算書(2013年10月1日~2014年7月末日) 収入の部 予算案 前月繰越金(又は前年度繰越) 2,207,102 組合費 18,040,500 受取利息 2,000 雑収入 150,000 収入合計(①) 20,399,602 支出の部 1.役員手当 休日活動手当(2+3+4) 2.執行部 3.組合員 4.総会 事務費(5+6+7+8+9+10+11+12) 5.旅費、交通費 6.通信費 7.消耗品費 8.印刷費 9.図書費 10.事務機器リース 11.弁護士費用 12.雑費 会議費(13+14+15+16+17) 13.総会・代表者委員会費用 14.執行部会・三役会費用 15.支部集会費用 16.その他会費 17.執行委員会・諸会議費用 慶弔費(18+19) 18.組合員(慶弔金) 19.その他(慶弔金) 20.上部団体会費 21.災害共済加入金 22.予備費 25.支部集会補助金 26.組織強化費用 次年度繰越金 支出合計(②) 収支差(③)①-② 特別会計収支計算書 23.争議費用 24.災害対策費 特別会計 労金出資金 2014/6月末 2,207,102 14,928,300 1,426 27,520 17,164,348 予算残 予算案 2,333,000 1,914,000 1,014,000 900,000 0 1,660,000 650,000 240,000 30,000 10,000 0 340,000 360,000 30,000 8,850,000 3,000,000 2,500,000 3,000,000 100,000 250,000 350,000 300,000 50,000 2014/6月末 2,008,000 1,045,000 726,000 319,000 0 1,299,382 642,975 186,977 19,109 15,518 0 244,141 180,000 10,662 7,296,549 3,227,247 1,642,502 2,024,032 81,970 320,798 285,000 275,000 10,000 3 ,9 1 1 ,4 0 0 3 ,2 7 1 ,1 6 0 60,000 10,000 500,000 800,000 11,202 20,399,602 0 55,620 10,000 0 0 0 15,270,711 1,893,637 予算残 325,000 869,000 288,000 581,000 0 360,618 7,025 53,023 10,891 -5,518 0 95,859 180,000 19,338 1,553,451 -227,247 857,498 975,968 18,030 -70,798 65,000 25,000 40,000 640,240 4,380 0 500,000 800,000 11,202 5,128,891 -1,893,637 進捗率 86.1% 54.6% 71.6% 35.4% 0.0% 78.3% 98.9% 77.9% 63.7% 155.2% 0.0% 71.8% 50.0% 35.5% 82.4% 107.6% 65.7% 67.5% 82.0% 128.3% 81.4% 91.7% 20.0% 83.6% 92.7% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 74.9% 5,000,000 1,000,000 6,000,000 0 0 0 5,000,000 1,000,000 6,000,000 0% 0% 0% 10,000 15 0 3,112,200 574 122,480 3,235,254 進捗率 前年度繰越 82.7% 71.3% 18.3% 84.1% BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 2014 年上期の活動総括、ならび下期活動に関する議事 1.上期活動の概要と成果 本年に入って世界各地で領有権を巡る紛争が生じており、ロシアのクリミア併合、イスラエルのガザ地区進行、中国の海洋 進出など、武力行使で国益拡大を狙う国々によって国際秩序が乱されています。これらの紛争によって混迷が深まる国際情 勢の中で日本では安倍政権が『集団的自衛権』の行使容認や早期の原発再稼働を目指しており、民意を考慮しない政 権運営によって将来に対する不安感が国民に拡散しています。たばこ業界では 4/1 消費増税による喫煙者のたばこ離れ拡 大が懸念されており、BATJ は外的要因よる減益によって 2015 組織改編に伴う希望退職募集などの大幅な合理化計画 を進めましたが、応募殺到による非適用対応や新組織に関する情報不足から社内に混乱と不安が蔓延しました。本件は 雇用事案として労使協議の付議事項であるにも拘らず、労組に事前申入れが為されなかった経過に対して労組は抗議申 入れと社長協議を要求、6/12、26 協議会で事態収拾に向けた話合いが行われました。 この様に本年上期は5月下旬に唐突に発表された希望退職措置を労組活動の最優先事項として対応致しました。 ■希望退職募集に関する対応 5/29 発表の 2015 組織改編に伴う希望退職募集について労組は事前申入れを受けておらず、当日午前に執行三役に 概要説明があっただけでした。雇用に関わる重要事案の推進について社会通念では会社から労働組合に対して事前説 明・協議を諮る手順が道義的に必要であり、本件に関する会社対応は労使信義を損なう不誠実な行為として抗議ならび 社長との協議を申入れすると共に 6/7 臨時大会を開催して本件に対する労組の取組方針を確定致しました。 6/12 フレッド社長との協議では、下記 4 項目を要求事項として申入れ致しました。 1. 事前説明・協議を諮らずに事態推進させる会社取組に対する謝罪申入れと改善策協議の要求 2. 人員削減を伴う合理化施策について財務指標に基づく論説と協議要求 3. 退職勧奨の中止要求 4. 新組織に関する懸念についての協議要求 労組要求に対してフレッド社長は遂行手順の不手際を謝罪すると共に今後の改善策協議について明言しました。 希望退職による計画人員削減については急激な円安によって 2013,14 年で 70 億円の減益見通しである事、4/1 消費 増税で値上げによる利益調整が出来なかった事などが主要因であり、数年前から人員削減を回避する為に全社的な経費 削減に取組みましたが、昨年からの円安が大きく影響して変革を先延ばしする事は更なる事態悪化を招く危険性が予見さ れる為に決断しなければならなかったとの事でした。減少傾向が進行するたばこ市場でメーカー経営が厳しくなっていく事態は 必然であり、継続的雇用を維持する為には今次の合理化計画は止むを得ない選択であった事が推測されます。従って労組 として希望退職募集は受容しましたが、退職勧奨は反対・中止を要求、定員確保を必達とする会社と見解相違となった事 から後日の再協議で合意となりました。しかしながら募集当日の応募殺到によって退職勧奨は杞憂となりましたが、会社の 不手際で非適用対応が生じる結果となり、多くの方が精神的苦痛を被りました。非適用となった方々の不満・疑念に対して 労組は受付締切り時刻、ならび個人の受理時刻と先着選定情報の開示を要求、実現に至りました。また希望退職募集を 通じた全社的な士気低下に対して MLT メンバーからのメッセージ配信、および新体制に向かう年内の日程情報開示などの 能動的取組を要求しました。現在、労使協議会では 2015 新組織に於ける懸案を検討しており、想定される課題・懸念に 対して一つずつ、解消していく必要があります。テリトリー管轄域やカバレッジ・プランは営業戦略に関連する事案である事から 交渉難航が予想されますが、希望退職による大幅な人員削減によって労働環境・待遇が悪化する事は経営判断の誤りで あり、それを適正化させる事が労組の役割であると考えております。BATJ は経営陣が短期間で交代する為に長期展望に基 づく経営方針が確立されず、在任中の業績追及が優先されて従業員 待遇が軽視される傾向が強くなっています。この様な 傾向は効率化を重要視する外資企業に見受けられる状況であり、不均等な労使関係がもたらす弊害と考えます。BATJ ユ ニオンは数少ない外資営業系企業の労働組合として経営と労働者の調和を通じた企業繁栄を目指しており、今後とも組 合員皆さまの更なるご支援、ご協力を御願い申し上げます。 16 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 ■2014 要求事項 2014 総会決議に基づく下記項目を 3 月協議会で要求、経過状況は以下となります。 1. 休日出勤に関する運用基準の確立 2. 深夜勤務(10PM~5AM)における個別対応措置 3. 計画的付与年休制度の導入 1. 休日出勤に関する運用基準の確立 休日出勤運用については従来から全社指示とリージョン指示に基づく出勤が混在しています。問題とすべきはリージョン指示 による休日出勤であり、36 協定で振休・手当の任意選択が定められているにも拘らず、振休対応が指定されている事です。 これは協約違反による不当労働行為であり、至急改善を要求しています。7/19-21 休日出勤に対しては振休/手当選択 への是正を要求、実現に至りました。現状で 36 協定は 9 月迄の暫定締結としており、運用基準の徹底(二重運用基準 の解消)が図られなければ、締結拒否を視野に入れた強い姿勢で臨む事としています。 2.深夜勤務における個別対応措置 深夜勤務については昨年の原則禁止措置で一部地域で例外なく禁止とした為に活動支障や無断出勤などの弊害が生じ ました。これに対して労組はライン認識統一化と事前登録による個別対応措置を要求、現在は実態に合わせた深夜勤務 運用が行われている見通しですが、一部地域ではライン周知の不徹底が確認されており、継続的な浸透取組が必要です。 3.計画的付与年休制度の導入 本制度は有給休暇の取得促進を目的として多くの大手企業で導入されており、昨年末の労使合意による取得率向上を 達成させる為に労組から施策提案致しました。昨年末からの労使協議を通じて導入に関しては概ね合意となり、7 月からの 運用開始で調整していましたが、希望退職募集が実施された事で 2015 年からの運用変更となりました。 合意概要は以下となります。 ・付与日数 6 日間/年 ・運用単位 リージョン毎 ・運用指標 四半期毎に 1 日、記念日休暇で 2 日 ■2014 重点活動 今期の重点活動(5 項目)の活動進捗は以下となります。 活動項目 ①所定外労働時間の削減 ②有休取得率の向上 ③安全衛生管理の強化 ④地域活動の拡充 ⑤人材育成の促進 目標 労働時間の適正化による ワーク・ライフ・バランス確立 ワーク・ライフ・バランス充実 パフォーマンス向上 労働環境の整備 組織の活性化、及び ラインコミュニケーション強化 人材発掘と育成 幅広い年代層の参画 17 時期 座長 メンバー 2014 通期 木之下 大檐、小平 2014 通期 佐藤 村上、吉田(泰) 2014 通期 高畠 熊地、増永 四半期毎 遠藤 2014.10 月 岡 村上、小浦場、 杉本、熊地 小浦場、杉本 BATJ UNION 第 11 期代表者委員会資料 ① 所定外労働時間の削減 ・深夜勤務・休日出勤:2014 要求項目を通じて改善進展の見通しです。 ・超過勤務:1 時間以上の超過労働が常態化しており、ワーク・ライフ・バランス確立を目指した障害要因に関する継続的 な改善提言が必要です。 ② 有休取得率の向上 ・計画的付与年休制度の導入予定が確定しており、今後は運用精度を高める為の労使協働が重要です。 ③ 安全衛生管理の強化 ・8 月から安全衛生委員会に労組代表が定例参加する事となりました。今後はフィールド視点による問題提起を通じた 業務環境改善に注力致します。 ④ 地域活動の拡充 ・4 月からの組合費改定で地域活動拡充を計画していましたが、希望退職対応によって予定外公費が必要となった事から 本年下期の地域活動は延期としました。来期以降の開催については次期予算編成に合わせて検討中です。 ⑤ 人材育成の促進 ・本年末改選で若手世代の執行部参画を調整しており、各地域でもブロック長・支部長の世代交代を目的とした人選が 促進されています。 2.下期活動について 下期活動では休日出勤運用の適正化について暫定 36 協定の期限である 9 月末迄の要求実現を目指します。7/19-21 休日出勤の対応変更は労組要請に基づく措置であり、今後の二重運用解消(振休/手当の選択対応)は実現に至る と見込んでおります。しかしながら、本件の取組目的はワーク・ライフ・バランスの適正化を目指した休日出勤の抑制であり、 選択対応の常態化によって休日出勤が増加する事は決して望むべく状態ではありません。現状は CVS 担当店数や新製品 の週末発売によって多くの方が休日出勤をせざる得ない状況であり、ワーク・ライフ・バランスを最適化させるためにはこれらの 課題の解決こそが重要です。来年からの業務形態では MDR 連携が必要となる事から業務過重が不安視されており、想定 される懸念・課題について労使協議を通じた解消に取り組まなければなりません。何れの取組も会社戦略に拘る事案である 事から交渉難航が予測されますが、会社変革によって労働環境・処遇を悪化させてはならず、執行部全員が一致結束して 課題解決に尽力する所存としております。組織内取組としては本年末に次期役員改選が実施されており、10月末までに 各地域から執行委員・ブロック長・支部長を推薦して頂く予定としておりますので、御協力の程を御願い致します。 ■2015 新体制 来年からの新組織では全 TMR に MDR が配置される事から MD 活動軽減による効率化が期待されますが、テリトリー拡大、 担当店数増加に加えて MDR に対する指示/連絡が必要となる事から業務負荷拡大が懸念されます。下期の労使協議会 では新しい業務形態で想定される懸念・課題について対策を検討すると共に評価基準や欠員対応などの新体制に関して 包括的に協議していく予定としております。特に新体制では MDR 導入成否が業務遂行に及ぼす影響が大きい事から MDR 業務内容に関しては、仔細に渡る協議が必要と考えており、懸念・課題について組合員皆さまから積極的なご意見、 ご提言を承れれば幸いで御座います。 ■第 12 期改選ならび組織体制 本年末は執行役員の任期満了に伴う改選となります。選挙は例年通りに 12 月上旬を予定しており、10 月中には次期役 員人選を内定させる必要があります。現状では執行部主導で次期人選を進めておりますが、各地域からも積極的な登用 推薦を御願い致します。来期は希望退職によって多数の組合員さまが退職される見通しであり、労組としては組織力低下 が懸念されますが、若手登用を促進させて会社と対峙できる組織強化に取り組まなければなりません。その為には組合員皆 さまの力添えが必要であり、今後ともご理解・ご協力の程を御願い申し上げます。 18
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