河内長野市立千代田中学校 生徒指導便り 平成27年11月5日 第8号 平成26年度「OSAKAスマホアンケート」調査結果より <調査概要> 調査項目 : 大阪の小中高校生が6月7日に話 し合って決定 調査人数 : 15,285人(大阪府内の小学 4年生から高校3年生) (小学4年から6年生:2,706人、中学生5,238 人、高校生7,317 人) 調査時期 : 平成 26 年7月から9月 集 計 : 株式会社ディー・エヌ・エー 分 析 : 竹内研究室(兵庫県立大学) ○校種別携帯電話所持率 ・小学生男子 44.4%(うちスマホ18.2%)、小学生女子62.7%(うちスマホ23.7%) ・中学生男子 69.5%(うちスマホ53.1%)、中学生女子83.4%(うちスマホ61.6%) ・高校生男子 96.4%(うちスマホ91.5%)、高校生女子98.7%(うちスマホ94.6%) ○スマホ以外(ゲーム機や音楽プレーヤー)からのネット利用率 ・小学生男子 62.5%、小学生女子53.8% (男女合計58.4%) ・中学生男子 74.9%、中学生女子64.9% (男女合計70.0%) ・高校生男子 82.0%、高校生女子67.2% (男女合計74.4%) 千代田中学校におけるSNS等【LINE】によるトラブル SNS 等の普及により、近年ケータイ絡みの指導件数が増加傾向にあります。 今年度、千代田中学校で4月~10月にケータイ絡みで生徒に指導をした件数は 26件に及びます。学校が確認しているだけでこの件数ですから、実際にはもっとトラブ ルは起きていると考えられます。プライベートな時間で行われていることが多く、すべ てを学校で確認するのは中々難しい状況にあります。 特に、からかい、悪口を載せたり、個人情報の認識が甘いことによる写真や動 画の流布が多いように感じます。 事案への対処は当然重要ですが、未然防止への取り組みが大切であり、情報モラルに関する指 導の徹底による意識の向上を図る必要があると考えます。 11月の全校集会では生徒指導主事から全校生徒に話をし、1月には KDDI から講師を招き、 指導をするなど一過性のものではなく、継続的な取り組みを行ってまいります。 LINEによるトラブル 「既読」なのに返事をしないことに腹を立てたり、返事がないので相 手にきらわれたのではないかと悩んだりするなど、既読の機能がもとで 思わぬトラブルが起きています。 LINE には、メッセージが相手に読まれたかどうかを示す『既読』とい う機能があります。この既読機能は、相手が目を通してくれたことを確 認できる便利な機能であるといえます。 一方で、既読が相手に分かるので返事をしなければ悪いと思う人も多 く、既読の機能をプレッシャーに感じることもあります。 また、自分が送ったメッセージに既読が付いたのに返事がない状態を 『既読スルー(既読ぶっち)』とよび、これがトラブルの原因になること 既読スルー【LINEトラブルサイトより。偽物です↑】 も少なくありません。 ●既読スルーと思われることがいやで返事を早く書こうとします。グループの友だちも同じよ うな気持ちだとしたら・・・、LINE のやりとりはいつ終わりますか? ●LINE やメールのやりとりでは、相手の顔は見えません。そのためなにげないひと言が相手を傷つ けても、それに気づかないことが多いとしたら、大切な友だちの悲しい気持ちが分かりますか? ●ちょっとしたいたずら心による書き込みが原因となって、いじめやけんかに発展してしまった ら・・・、エスカレートした状況を止めることはできますか? そこで対策として!! ●LINE をする場合はお互いに時間を決める。 ●他人の悪口を書き込まない ●事実かどうかわからない情報を広めない ●仲間外れにしない ●表情が見えない相手の気持ちは分かりづら いので、書き込みをどうするべきか考える。 ●困ったことがあれば信頼出来る大人に 相談する エスカレートした状況 → 【LINEトラブルサイトより。偽物です】 LINE書き込みめぐり暴行=中学生重傷、少年4人逮捕-傷害容疑・警視庁 無料通信アプリ「LINE」の書き込みの内容に腹を立て中学生に暴行を加えてけがをさせたとして、東京・小平 市に住む鉄筋工の19歳の少年ら4人が警視庁に逮捕されました。 19歳の少年らは今年3月、練馬区のテニスコートの駐車場で当時中学2年生の男子生徒に殴る蹴るの暴行を加え、 鼻の骨を折るなど、大けがをさせた傷害の疑いが持たれている。 警視庁によりますと、事件当日、少年の一人が LINE に「待ち合わせに友達が来ず切れそうだ」などと投稿していま した。男子生徒は少年らと面識がありませんでしたが、共通の知人を介して投稿を確認し、「いちいちそんなことで 投稿してんじゃねえ」と書き込んだということです。少年らは「挑発してきたので、好奇心もあって呼び出した」な どと容疑を認めています。少年らはいずれも容疑を認めているということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。 【2015/7.29水 時事通信】 保護者自身がスマホを使っていれば、常に子どもは家庭内で目にするわけですから、欲しがる気持ち を払拭させることは難しいでしょう。また、携帯メーカーは大人の顧客が飽和状態になった昨今、タ ーゲットを徐々に子どもたちに移し、携帯の機種や料金の低価格競争も進めて購買意欲をあおります。 子どもが何年生になればスマホを持たせてもいいのかと、悩む保護者もいるかも知れません。一概に は言えませんが、ルールやマナーを守る社会性、責任感、自制心等が育って、インターネット全般を 使いこなせると保護者が判断してからが望ましいと伝えると良いでしょう。その際も、子ども向けの スマホを選んだり機能制限を行ったりするなど、子どもの成長に適した形で与えましょう。わが子の 成長の度合いを一番わかっている保護者が、正しい判断で利用時期を見極めることが大切です。 【家庭内でのルール作り】 スマホを持たせることになったら、今度は保護者の見守りが大切です。家庭で利用のルールを決める ことが、子どもの安全を左右することを強調したいものです。まず、 『親のお金で払っているのだか ら、このスマホはあなたのものではない』と認識させることが基本です。その上で、家庭の状況に合 った使い方を決めてください。 (例) ・使うときは親が見ているところで ・親が管理し、親が許可した時だけ使う 【安全に使うための注意点】 こども ・ネットに個人を特定できる情報を書き込まない ・スマホの盗難、紛失に注意する ・歩いたり自転車に乗ったりしながら使用しない 保護者 ・有害情報から子どもを守るため、フィルタリングをかける ・アプリの内容はもちろん、判断が必要なメッセージが画面に出てきたら、保護者に確認することを 約束させる。 ・利用料金の決済は子どもに任せず、決済パスワードは必ず保護者が入力する 【おわりに】 子どもがネット上でも社会のルールとマナーを守るには、周りの大人が正しい認識をもち、良い手本 を見せなければなりません。この機会に、教員も保護者もネットリテラシーを積極的に学び、自らの 利用についても再点検していきましょう。また、親子間で何でも相談できる関係を築いておき、スマ ホについてもフランクに話し合えるようにしておくことが一番です。学校は、そんな親子の関係を支 えるためにも、スマホ利用に対する啓発を続けていくことが大切です。 一般にオンラインコミュニケーションは、対面などのコミュニケーションと比べて意思疎通が難しい とされます。 『感情が伝わりにくい』 『つい必要以上のことを打ち明けてしまいやすい』といった特性 があるとも指摘されます。 ジョークです。この話は嘘でした。 でも、スマホを使ったいじめ(LINE いじめなど)は実際に起こっています。 スマホは便利だけど、使い方を間違えると人をすごく傷つけてしまいます。 ノリで人を傷つけていませんか? ノリで人を傷つけているのを見過ごしていませんか? 大変なものを使ってるって、 忘れないで楽しくネットしようね! いじめで苦しんでいる君は、 一人で悩まないで、誰かを頼ろう! いじめをしてしまっている君は、 変わろうと思えば変われる!変わろう! いじめを見てしまった君は、 勇気をだして「ダサいからやめよう」って言おう! 春名:LINE でいうと、 「LINE はずし」っていうのが流行ってるみたいで。 例えば、LINE でひとつクラスのグループを作って、もうひとついじめたい対象の子だけ外してまた別 に作ってるみたいな。それで、みんな同じ話題で話しているのに、一人だけ輪に入れないみたいな状 況が作られてしまったりとか。 堀:それは本人は気づかないよね? 春名:本人は気づかないけど、その子も入ってるグループの方で、その子が入ってないグループでや ってた話の続きが始まると、 「あれっ私だけ知らない?」みたいな状況になってしまって。 堀:なるほど。 「その話どこでやってたの?」っていうことから不信感を得て、 「ひょっとしたら、私外されてるか も」っていう。 そういうのはよくあるんですか? 春名:私自身は経験ないんですが、調べてみるとそういうことで悩んでる子が多いみたいで。 堀:どういう人が対象になりやすいんですか? 春名:あんまり固定されたものはないと思います。なんとなく気に入らない、とかそういう理由でい じめられる子もいるので。 特定してこういう人、というのはないです。 ■トプ画 【読み】トプガ 【意味】トップ画像の略で、プロフィールページなどのトップ画像のことである。 Facebook や Twitter、LINE といった様なユーザー同士のコミュニケーションが重要となるサービスにおいて、プロフ ィールページのトップ画像は多くのユーザーが重視をするところとなる。 そうしたトップ画像についてを略してトプ画と若者の間で呼ばれるようになっている。 主に中高生を中心として用いられており、このトプ画を目立つものにすることで他のユーザーから注目を浴びること ができる。 ■カバー画像 【読み】カバーガゾウ 【意味】LINE におけるプロフィール全体を覆う画像のことである。 LINE においてタイムラインのユーザー画面を開くと、トップのファーストビューを覆う様な大きな画像が表示される。 これがカバー画像と呼ばれている。 このカバー画像はユーザーが独自に設定することができ、自由な写真を掲載することが可能。 同様のカバー画像は Twitter や Facebook においても機能として存在しており設定することができる。 ■スタンプ 【読み】スタンプ 【意味】LINE におけるコミュニケーションツールである。 スタンプは大きなイラストや画像であり、LINE のメッセージ上において利用することができる。 通常の絵文字よりも大きいイラストであり、絵文字よりも相手へ感情を伝えることができることもあり LINE が広まる 一因となった。 スタンプには無料版と有料版があり、有料版は 50~100 円程度の課金となっている。 また、現在では LINE が当初用意したものだけでなく、企業とコラボレーションしたスタンプも数多く存在しており 企業キャラクターのブランド認知にも有効とされている。 ■スタレン 【読み】スタレン 【意味】「スタレン」とはスタンプ連打の略である。 LINE などのスタンプを投稿することによってコミュニケーションをとるアプリやサービスにおいて用いられることが ある。 メッセージを送りあうコミュニケーションサービスである LINE やカカオトークなどはスタンプと呼ばれる感情を表現 する大きなイラストを投稿することができる。 それらのスタンプを連続して投稿することによって自らの感情を表現することをおこなうユーザーもおり そのような行為のことをスタレンと呼ぶ。 他にはスタッドレスタイヤのレンタルのことを略してスタレンと呼ぶこともある。 ■既読ぶっち 【読み】きどくぶっち 【意味】LINE においてメッセージを読み、既読が付いているがそのまま返信をしない様子を指す言葉である。「既読 ぶっち」と書くこともある。 LINE ではメッセージを読むと「既読」という表示がされる。 そのため相手が自分のメッセージを読んだか否かが分かる様になっている。 しかしそうした既読の表示されているにも関わらずその後に返信がなくぶっちぎられてしまったことを「既読ブッチ」 と呼ぶ。 また、既読をしているにも関わらずスルーをしていることから「既読スルー」や「KS」ともいわれる。 ■未読スルー 【読み】みどくするー 【意味】既読をつけずに返事をしないこと。「見ていないなら当たり前では?」と思われるかもしれないが、実はプ ッシュの通知画面で内容を確認してそのまま無視したり、そもそも返事が面倒だからそのまま無視したりしている状 況だという。一説には、「既読スルー」されるより、精神的ダメージが大きいとか。 ■ブロッコリー 【読み】ぶろっこりー 【意味】LINE 上で指定した友達からの連絡を拒否することをブロックと呼び、それが変化した言葉。「おそらく“ブ ロック”を、語感が似た野菜の“ブロッコリー”にかけてシャレたのでしょう」。 同時に多数の友達をブロックすることは“ブロッコリー大会”という。 【読み】おーしーです 【意味】「おいしいです」の略語。YouTube などに投稿されている食品レビュー動画に使われていた言葉。実際には「お いしい」と言っていたのが、「OC」と聞こえたことから Twitter などで拡散したと思われる。 ■個チャ 【読み】こちゃ 【意味】「個人チャット」の略で、1 対 1 でチャットを行うことである。 LINE や Skype といったコミュニケーションサービスでは、チャットをグループで行うことも個人同士で行うこともで きる。 そのため、個人同士で行うことを強調するときに用いられるのが「個チャ」である。 個別チャットの略と主張する者もいる。 ■グルチャ 【読み】グルチャ 【意味】「グループチャット」の略で、複数人がグループとなってチャットを行うことである。 友人同士である場合や、見知らぬ人同士で行う場合がある。 インターネット初期の頃からこうしたグループでのチャットというものは行われており 近年では LINE やスカイプなどのコミュニケーションサービスにおいて実施されている。 グループチャットと呼ぶのが長いため、「グルチャ」として呼ばれることがあり、 「グルチャ募集」などと掲示板に書き込むと同じくグループチャットを行いたいという人物が参加をする。 ■無言追加 【読み】ムゴンツイカ 【意味】「無言追加」とは特に連絡をせずに無言で相手を友人リストなどに登録をする行為のことである。 特に LINE において友だちリストに追加することを指す場合が多い。 友だちリストに加える場合などは、コンタクトをとる相手に対して許可を得てから追加することがある。 しかし中にはそうした相手との連絡のやりとりをせずに勝手に友だちリストに追加をし、いつでもトークができるよ うにしている者もいる。 LINE の機能としてはこうした無言追加は禁止されている訳ではないが、ユーザーの中には嫌う者もいるため注意が必 要である。 ■スタ爆 【読み】スタバク 【意味】スタンプ爆撃の略で、LINE などのチャットサービスにおいてスタンプを連投することである。 スタンプはチャット上で自らの感情などを表現するために用いられる大きなイラストのようなものであり、 これを連続して投稿を行う行為が爆撃をしているように見えることからスタンプ爆撃と呼ばれ、これが省略されてス タ爆となった。 ■四角にバツ 【読み】シカクニバツ 【意味】文字化けにより表示される記号のことである。 LINE やチャットなどにおいて、□の中に×が入っているようなもの。 これは使用しているスマホや PC に該当の文字データが存在しておらず表示することができないためにこのような表記 がされる。 いわゆる環境依存文字と呼ばれるもので、環境によって表示することができない絵文字や顔文字などがこれにあたる。 そのため送信をしているユーザー側にはきちんとした絵文字などが表示されているが、受け手側においては四角にバ ツの表記となっている。 ■PG なう(ペア画なう) 【読み】ピージーナウ 【意味】「ペア画なう」の略であり、二つのアカウントの画像を組み合わせることで一つのイラストや写真となるよ うな画像を付けているということを示す言葉である。 ユーザー名などに「PG なう」と記載されていることがあり、そのユーザーのアカウントのみでは何の画像か分からな いが他のあるユーザーと合わせると一つの写真となる。 主に LINE や Twitter などの、ユーザー同士がコミュニケーションをとるサービスにおいて 仲が良いユーザーや恋人同士でこのようなペア画を行うことがある。 ■ぐりん 【読み】グリン 【意味】LINE 上の bot のことである。 LINE 上でコミュニケーションをとることができる人口プログラム。 学習機能を備えており、ユーザーとのコミュニケーションによって精度が増していく。 アニメネタや社会ネタなどに通じており、ネタを投げかけるとそれに対して反応を送ってくる。 分かりやすく言えば、iPhone における Siri のようなプログラム。 ■かまちょ 【読み】かまちょ 【意味】話し相手になってほしいという意味で、「かまってちょうだい」が語源。友人や見知らぬ人に対して「暇だ から話したい/会いたい」といったメッセージを示すために用いる。
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