主題「無料ゲームのはずが・・・」

主題「無料ゲームのはずが・・・」
副題
スマートフォンの課金トラブルについて考えよう!
さいたま市立蓮沼小学校
1.ねらい
○実話を基にした映像教材を用いながら、子ども自身にも起こり得ることとして、トラブルの回避策を考える
ことができるようになる。
○なぜ課金をしてしまうのかを考えることで、自分たちが気付かなければいけないことに対して、自己判断で
きる力を養う。
2.指導計画
(1)スマートフォン使用経験の話し合い、発表する。
(2)映像資料を視聴する。
(スマホ・リアル・ストーリー)
(3)ワークシートを使って、映像資料を見て考えたことを始めに個人でまとめ、その後グループでの伝え合
い、最後に全体での伝え合いを行う。
(4)スマートフォンの使い方について、大切なポイントをまとめ、感想を記入する。
3.授業実践例(3年生)
(1)本時のめあてを確認し、スマートフォンなどの使用経験を振り返り
ながら、授業内容に興味をもつ。
めあて「スマートフォンの課金トラブルについて考えよう」
(2)映像資料「スマホ・リアル・ストーリー」を視聴する。
実際にあった小学生の課金トラブルを題材にした番組で、より身近な
問題であることを認識させる。
(3)ワークシートを使って、映像を見て感じたことを項目ごとにまとめる。その後、グループでの話し合い、
全体での伝え合いを行い、学習内容を深める。
○(主人公は)どうして課金をやめられなくなってしまったのか
・課金をしている友達がうらやましかった
・親にばれていないから大丈夫だと思ってしまった
など
○課金などのトラブルを防ぐにはどうしたらよいか
・スマートフォンを持たない
・親とルールを決めた上で使う
など
(4)大切なポイントをまとめ、今後自分はどうしていくべきなのか、
感想を記入する。
○ネット上ではお金を使わないなど、親とルールを決め、守る。
○課金はお金を使っている感覚がないからこそ、気を付ける。 など
4.成果と今後の課題
自分のスマートフォンなどの携帯を持っているという児童が14人、親のスマートフォンなどの機器を使っ
たことがあるという児童が28人おり、3年生でもクラスの約8割がスマートフォンを使ったことがあるとい
うことを知ることができた。そのスマートフォンの使用理由のほとんどが無料ゲームをやるためだということ
で、本時の題材は身近なこととしてとらえている児童が多く、
「怖いことだ」
、
「気を付けなければいけない」と
いう感想をもった子が多かったことが成果であったと思う。スマートフォンについての学習はほどんどが4年
生からであるが、3年生からスマートフォンの使用方法について指導したり、保護者と連携をとっていく必要
があると感じるとともに、3年生にも理解しやすいようなスマートフォンやインターネットについての授業を
行うことが今後の課題である。