URL : http://jamr.umin.ac.jp

NEWSLETTER
Vol.37
第 20 回 学術集会日程のご案内
寄
稿 安井 弥 副会長
(広島大学大学院医歯薬学総合研究科)
森 正樹新理事
(大阪大学消化器外科)
小野
真弓新理事
(九州大学)
第 21 回 学術集会のご案内
第 16 回 研究奨励賞募集案内
会則 / 役員選任規程 / 役員名簿 / 変更届
日本がん転移学会
URL : http://jamr.umin.ac.jp
3 月 11 日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震におきまして、被害にあわれた皆様
に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深
くお悔やみ申し上げます。
この未曾有の災害に際しまして、日夜を問わず被災者救助や災害対策に尽力いただいて
いる関係者皆様に敬意を表するとともに、被災地におかれましては、一日も早い復興を
心よりお祈り申し上げます。
第 20 回日本がん転移学会学術集会・総会 会長
浜松医科大学外科学第二講座 今野弘之
第 2 0 回日本がん転移学会学術集会( 総会) の案内
会 期 : 平成 23 年(2011 年)6 月 30 日(木)
、7 月 1 日(金)
会 場 : アクトシティ浜松コングレスセンター
(〒430-7790 浜松市中区板屋町111-1 TEL: 053-451-1111)
ホームページ http://www.actcity.jp/
◆会議◆ 理 事 会 6 月 29 日(水)17:00 ∼ 18:00
評議員会 6 月 30 日(木)12:10 ∼ 13:00
総
会 6 月 30 日(木)13:00 ∼ 13:30
総会事務局
第20回日本がん転移学会会長 今野 弘之
浜松医科大学 外科学第二講座
〒431-3192 浜松市東区半田山1-20-1
TEL:053-435-2279 FAX:053-435-2273
【事務局】
神谷 欣志 E-mail; [email protected]
ホームページ http://www2.hama-med.ac.jp/jamr2011/
寄稿1:診断病理とがん転移研究について思うこと
安井 弥 副会長(広島大学大学院医歯薬学総合研究科)
私たちの研究室では、消化管癌の発生・進展に関わる分子基盤の解明と新規診断・治療
標的の同定に関する探索的・応用的研究とともに、病理診断科として年間約 40,000 症例
の病理組織診断を行なっている。慢性的な病理医不足によって、私が昨年自ら病理診断し
た数は約 7000 症例、若い病理医のチェックを含めると相当な数になる。日本がん転移学
会をはじめ多くの学会に参加するが、その時の病理診断や剖検当番のやり繰りに頭を痛め、
また、学会で大いに刺激されて大学に帰ると溜まった診断業務を処理するのに数日間を費
やしてしまう。しかし、この病理の仕事から学ぶこと、即ち、生検標本でみる癌の初期像、
いや前癌性病変から、手術標本でみる進行癌の病態、転移、さらに、病理解剖を通してみ
た癌による人の終末像までを実像として把握できることが私たちの強みである。病理学的
研究の最大の特徴は、事象を鳥瞰的に捉えることである。病理解剖では、局所の異常が病
態全体に及ぼす影響をみる。まず、病変を肉眼で把握し、顕微鏡で観察した後に所見を詳
細に記述する。個々の臓器、病変に診断を附すとともに、それらを総合し因果関係を考察
して診断書としてまとめあげる。個々の遺伝子・分子の構造・機能とその制御に関する詳
細な解析は、それを得意とする人たちにお任し、得られた知見を統合し、個体における疾
病の成り立ちと現在の姿を理解することこそが私たちの研究の特性である。
医学部を卒業して直ちに、医療と研究の両方ができそうな道であるとの漠然とした考え
から当時田原榮一教授が主宰されていた病理学第一講座の門を叩いて 30 年近くになる。大
学院 1 年生として病理解剖をはじめ数例目で担当したのがメラノーマの全身転移で亡くな
られた症例、体表・内蔵を問わずいたるところに無数の黒色、灰色、灰白色の腫瘍が認め
られ、手袋が真っ黒になるくらいであった。とんでもないがんが存在する、ここまで進ん
でしまうと制圧など考えられないと思った。2 年生になると大学病院の病理診断に加わっ
たが、半年くらいの時、胃の微小陥凹性病変からの生検で印環細胞を見落とし、内視鏡医
から指摘された。異型があるとも言えないような、しかし核が偏在した数個の細胞であり、
何故、これが癌として振る舞うのかの分子機構は、この当時は分かっていなかった。よう
やく Helicobacter pylori 菌が同定され、次の年に胃癌で初めて c-myc の遺伝子増幅が報
告された頃のことである。以降、何十万件の胃生検を診断しているが、この類いの見落と
しが皆無であることをひとつの誇りとしている。
正直なところ病理診断でついつい億劫になるのが、手術材料で廓清された多数のリンパ
節における転移の有無の正確な診断である。特に、腫大のないリンパ節では細心の注意を
払い、辺縁リンパ洞を目を凝らして視ていく。微小転移の生物学的意義が解析され、上皮
細胞特異的遺伝子発現を検出する診断法が開発されており、診断現場への普及を心待ちに
している。原発巣を顕微鏡でみていると、臓器にもよるが癌細胞の形態、間質の存在様式
は一様でなく、転移巣では尚更である。がん転移でも注目されているがん幹細胞は、病理
学的に指摘されていた癌細胞の不均一性に迫るものであり、癌と間質・血管の相互作用や
上皮間葉移行の分子基盤の解明は、病理組織学的に観察されていた現象を明らかにするも
のとして注目している。ここに、エピジェネティクスが関与していることは間違いないが、
DNA メチル化やヒストン修飾によるクロマチンリモデリングに留まらず、microRNA による
制御までを統合して理解する必要がある。さらに、exosomal microRNA のパラクリンファ
クターとしての役割も魅力的である。
研究室では、SAGE 法や CAST 法といった網羅的遺伝子発現解析法を用いて胃癌、食道癌、
前立腺癌を解析し、REG4、OLFM4、SEC11A、ADAMTS16 など癌に特異的に高発現する多くの
遺伝子を同定し、その増殖・浸潤・転移との関わりから、診断標的とともに治療ターゲッ
トとなりうるかについて検討を進めている。重要なことは、このようなシーズを臨床の場
にトランスレーションすることである。本学会会則に記された目的「がん転移による死亡
率を減少せしめるべく、基礎、臨床、開発(薬剤、機器等)研究を通じて実質的討議を行
い、がん転移研究の発展、診断・治療の進歩普及に貢献する」の謂わんとするところであ
り、その推進が大きな使命であると考えている。日本がん転移学会の副会長にご指名をい
ただき、来年 7 月には会長として 15 年ぶりに広島で学術集会を開催させていただくことと
なった。さらに本学会が、研究成果の国際的な情報交換の場となるよう、また、MD、PhD
を問わず若い研究者ががん転移研究に群がる活気あふれたものとなるよう尽力いたす所存
である。
第 21 回日本がん転移学会学術集会・総会の案内
会 期 : 平成 24 年(2012 年)7 月 19 日(木)
、20 日(金)
会 場 : オリエンタルホテル広島
会 長 : 安井 弥(広島大学大学院医歯薬総合研究所)
寄稿2:この手術法、どう思いますか?
経管腔的内視鏡手術 Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery(NOTES)について
森 正樹 理事(大阪大学消化器外科)
外科の手術方法が大きく様変わりしている。胆石の手術は従来臍の上部に 15cm くら
いの開腹創をおいて行っていた。1990 年代に入り、おなかに1 cm 程度の創を数か所設
け、そこからカメラや器具を挿入して胆のうを摘出する手術法に急激に変わってきた。
そしてこの勢いは癌の手術にも応用され始め、現在では大腸癌や胃癌、食道癌、肝臓
癌、肺癌、前立腺癌など、多くの癌手術に用いられている(基本的には早期の癌、中期
の癌の一部が適応となる場合が多い)。そしてさらに体表に数か所設けられた1 cm 程度
の創の数を少なくしようとの工夫がなされている。その一つは単孔式というもので、臍
に役3 cm 程度の創を一つだけ設け、その孔一つだけでおなかの中を手術する方法であ
る。もう一つは口や膣など、自然に備わっている穴を利用し、そこから器具を入れて、
腹腔内や縦郭内などの臓器に対し、手術を行う方法であり、これを NOTES という。この
場合、完璧な NOTES が行われると体表には創がないことになる。よく行われ始めている
のが経腟 NOTES である。これは、婦人科で確立された膣式手術法を背景として、2007 年
に臨床導入され、その後「現時点で最も安全で現実的な NOTES」として世界中で取り組
まれるようになった。経腟 NOTES は腹腔内の様々な手技に適応可能と考えられている
が、私たち、大阪大学消化器外科のグループは胃粘膜下腫瘍に対する局所切除術を行っ
ているので紹介する。
大阪大学は経腟 NOTES の臨床導入をめざして、「胃 GIST に対する経腟 NOTES 胃局所切
除術」を行うことにした。研究計画を NOTES 研究会の臨床研究計画評価委員会へ登録し
た後、大阪大学倫理審査委員会による承認を得て施行した。
NOTES の斬新な点は、これまでタブー視されていた管腔臓器壁の穿破・切開を意図的
に行って体腔内に到達するという点と、主に軟性内視鏡を用いて体腔内の手術を行うと
いう点にある。このコンセプトは、外科医、内科医双方から大いなる期待をもって迎え
られた。しかしながら、その後 NOTES の基礎的、臨床的検討が進むにつれ、現行の軟性
内視鏡と治療器具を用いた体腔内治療には想定した以上に多くの技術的課題が存在する
ことが認識されるようになった。そのような中にあって、今回私たちが行った Hybrid
NOTES は、臍の創と膣に作った穴を併用するもので、完全な NOTES ではない。より完全
な NOTES 実現へ向けた段階的な technology という認識であり、将来的には体表(臍)に
創のない完全な NOTES に持っていきたいと考えている。図1に実際の手術の様子を示
す。
NOTES の抱える技術的課題の多くは、元来管腔内手技用に開発された軟性内視鏡、処
置具類を、より大きく複雑な構造を有する腹腔内で使用することに起因している。特に
処置具類は腹腔鏡下手術用機器に比して明らかに性能が低く、種類も限られている。こ
の点に関しては、現在、国内外で積極的な研究開発が進められており、近い将来腹腔内
で安全に使用できる軟性内視鏡および高性能関連機器が登場すると思う。
NOTES の真の低侵襲性についてはいまだ明確にされていないが、理論的には、体表か
らの補助ポートを併用しない Pure NOTES が実現すれば体表創は完全になくなるため、
術後疼痛の軽減、整容効果のみならず、腹壁破壊に伴う急性期合併症、ひいては腹壁瘢
痕ヘルニア等の晩期合併症をも軽減しうると考えられる。私たちの 5 例の経験でも術後
疼痛の訴えは最小限で、患者の回復は非常に速やかであった。海外のシリーズも、
NOTES が侵襲に関して潜在的なアドバンテージを有する可能性を示唆している。
他方、NOTES の登場を一種の刺激剤に、前述した単孔式手術;Single Incision
Laparoscopic Surgery(SILS)と呼ばれる腹腔鏡下手術の発展型が登場し、高い関心を
集めている。すでに多くの施設で胆のう摘出術に用いられており、大阪大学を含め、い
くつかの施設では大腸癌にも応用が進んでいる。SILS は臍部にほとんど目立たない創を
設け、そこ 1 か所のみでアプローチする手術であり、NOTES の技術的困難さを認識した
一部の外科医から歓迎されている。SILS は整容面では NOTES に匹敵すると言われるが、
従来よりははるかに少ないものの、やはり腹壁破壊が行われるという点では NOTES と方
向性をやや異にするとも考えられる。両者の優劣に関する評価については、今後の詳し
い比較検討を待つべきであろうが、私自身は現時点では SILS の発展性が大きいように
感じている。皆さん、外科医は「傷を最小限にして手術は従来通り根治性を損なうこと
なく完璧にしたい」という、熱い思いと努力をどのように感じますか?自己満足の世界
だという方もおられると思いますが、自分が手術をされる立場になったら、どうでしょ
うか?将来手術を受けるかもしれない場合に備えて、外科の手術方法についても理解を
深めていただければ幸いです。
S
T
図1.NOTES の一例:胃の GIST
に対する経腟的アプローチ
本例は完全型NOTESではなく、
体表からの補助ポートも併用
した hybrid 型 NOTES である。
S:胃、T:腫瘍
寄稿3:近況報告
小野 真弓(九州大学大学院薬学研究院 創薬腫瘍科学講座)
私は平成 22 年(2010 年)6 月より本学会の理事を務めさせていただいています九州
大学の小野眞弓と申します。近況報告をさせていただきます。
平成 19 年(2007 年)5月 1 日に九州大学大学院薬学研究院に寄附講座として創薬腫
瘍科学講座を誕生させていただき、その教授として現在まで4年近くを研究と教育に
取り組ませていただいております。それ迄は医学部(大分大学や九州大学)を中心に
研究・教育に従事して参りました私にとりまして、“薬学部”は初めての体験であり多
くの戸惑いと不安がございました。しかし4年近くたった今は薬学研究院で癌の基礎
的研究に取り組み、教室に参画してくれる若い皆さんのエネルギーと熱意に支えられ、
充実した研究・教育の毎日であります。お陰さまで久留米大学医学部博士課程の大学
院生を筆頭として、九州大学薬学府の4人の学部学生、6人の修士の学生さん、ス
タッフ共々が自分のテーマに各々責任を持って、土日返上で頑張っている姿に多くの
勇気をいただいております。誕生当時に薬学部3年生の学生として研究室へ配属され
た4人と理学部からの1人を加えた5人の修士2年生が今年無事に社会に巣立ってい
きました。彼らは私共の第一期生として現在の我々の研究の基盤を構築してくれまし
た。そして今、国際誌に次々と彼らのトップオーサーで論文が発表されはじめている
ことは最高の喜びです。
現在、私共の研究室はがんの血管新生や増殖、転移を抑制する治療薬開発のための
基礎研究を行っています。それに加えて、発見したがんの増殖や転移のメカニズムや
バイオマーカーを対象にがんの治療創薬の標的としての有用性について、久留米大学
や九州大学の病理学や臨床教室との融合研究を積極的に進めています。薬学・臨床融
合研究を介して教室員一同癌の基盤研究や転移のメカニズムについての理解を深めて
いっております。特に、“ベンチ”と“ベッドサイド”の両方をよく把握しながら各々
の研究を続けていくことは非常に重要なインパクトをもつことと確信しております。
“Cancer cells cannot grow alone!”ということを肝に銘じながら、がん細胞とがん
間質との相互作用からみた転移と血管新生に注目しがん創薬のための基礎研究に一層
努力していくつもりであります。
どうぞ今後とも皆様方からの暖かいご指導を宜しくお願い申し上げます。
第16回日 本 が ん 転 移 学 会 研 究 奨 励 賞 募 集
http://jamr.umin.ac.jp/JAMRSite/encourage.html
本賞はすぐれた研究業績を発表した本学会会員若干名に対して、
選考の上、本学会総会において授与します。
【募 集 期 間】
平成 23 年 4 月 1 日∼平成 23 年 9 月 30 日
・受賞候補業績の範囲は、原則として本学会において発表された業績として、
本学会会員により応募されたものとする。
・受賞候補者は、将来の発展が期待される若手研究者(応募年度の 4 月 1 日現在
40 歳を越えないこと)で過去に本学会で発表した実績がある者とする。
・研究奨励賞受賞者数は単年度2名程度を原則とする。
・研究奨励賞の賞金(奨励研究費)は1件 20 万円とする。
募集要項・申請書等については、下記事務局までメール・Fax でお問い合わせ下さい
■事務局■ E-mail:[email protected] Tel / Fax 06-6971-7951
研究奨励賞受賞者一覧
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
受 賞 者
藤田 直也
磯合 敦 吉村 雅史
矢野 聖二
伊藤 和幸
越川 直彦
吉治 仁志
軒原 浩 山本 博幸
伊藤 彰彦
李 千萬
板野 直樹
三森 功士
隈元 謙介
滝野 隆久
狛 雄一朗
菅原 一樹
川田 学 加藤 幸成
下田 将之
小泉 桂一
渡邊 リラ
王 偉 山本 真義
清水 史郎
所 属
東京大学分子細胞生物学研究所
旭硝子株式会社中央研究所
大阪大学医学部第二内科
徳島大学医学部第三内科
大阪府立成人病センター研究所
スクリプス研究所/横浜市立大学
奈良県立医科大学第三内科
国立がんセンター中央病院内科
札幌医科大学医学部内科学第一講座
大阪大学大学院医学系研究科病理病態学
大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科
愛知医科大学分子医科学研究所
九州大学生体防衛医学研究所腫瘍外科
福島県立医科大学第二外科
金沢大学がん研究所細胞機能統括
神戸大学大学院医学系研究科生体情報医学講座
大阪大学大学院医学系研究科
(財)微生物化学研究会微生物化学研究センター
産業技術総合研究所 糖鎖医工学研究センター
慶應義塾大学医学部病理学教室
富山大学和漢医薬学総合研究所病態生化学
第一三共株式会社
金沢大学がん研究所腫瘍内科
浜松医科大学第2外科
慶応義塾大学 理工学部
日本 が ん 転移 学 会 会則
第1章 会の名称
第1条 本会を「日本がん転移学会」
“The Japanese Association for Metastasis Research”と称する。
第2章 目的および事業
第2条 本会は、がん転移による死亡率を減少せしめるべく、基礎、臨床、開発(薬剤、機器等)研究を通じて実質
的討議を行い、がん転移研究の発展、診断・治療の進歩普及に貢献する事を目的とする。
第3条 本会は、前条の目的達成のため、次の事業を行う。
(1)学術集会を少なくとも年に1回開催
(2)がん転移に関する研究発表、情報交換、資料の収集、教育及び研修
(3)本分野に関して海外研究者との連携
(4)その他本会の目的達成に必要な事業
第4条 本会の事務局は、大阪市東成区中道 1 丁目 3 番 3 号、大阪府立成人病センター内に置く。
第3章 会 員
第5条 会員は、本会の趣旨に賛同し、評議員、顧問あるいは名誉会員の推薦を受け、理事会の承認を得て入会した
個人ならびに法人(法人格のない団体を含む)とする。
第6条 会員である法人の取扱いは次による。
1.法人に所属する個人はその法人の承認を得れば本会の事業に参加できる。
2.前項により参加する個人からは年会費を徴収しない。
3.会員である法人は登録者3名迄と会計事務担当者1名(兼任も可)を決め事務局に届出なければなら
ない。
第7条 会員は評議員会において別に定める会費を納入しなければならない。
第8条 引きつづき2年以上会費を滞納したものは評議員会の議により、
その資格を喪失する。
第9条 顧問は理事会にて推薦、評議員会にて承認を受ける。また、本会に対して特に功労のあった者は、名誉会員
・功労会員として理事会にて推薦、評議員会にて承認を受ける。顧問・名誉会員・功労会員は本会の発展の
ために適切な助言をする。顧問・名誉会員・功労会員は会費を要しない。
第4章 役員および役員会
第 10 条 本会に会長1名、副会長1名、若干名の理事ならびに評議員、監事2名、事務局幹事1名を置く。
*事務局幹事は会長が任命し、会長及び理事会の事務を補佐する
第 11 条 会長は本会を統括し、理事会・評議員会では議長となる。副会長は、次期会長がこれを務め、会長を補佐し
会長に事故のある場合はその職務を代行する。会長・副会長の任期は1年とする。会長は本会を統し、
第 12 条 理事は評議員の中から選出される。任期は3年とし、任期終了後1年間は再選されない。理事は会長を補佐
し日常の会務について決定し、執行する。理事会の構成は、会長・副会長・理事および前会長とする。理事
会は構成員の 2/3 以上の出席(但し委任状を提出した人は出席とみなす)により成立し、議決は出席者の過
半数をもって決する。
第 13 条 評議員は会員の中から選出される。評議員の任期は3年とし、再任は妨げない。評議員会は会の運営に関す
る重要事項を審議決定する。評議員会は評議員の 1/2 以上の出席(但し委任状を提出した人は出席とみな す)をもって成立し、議決は出席者の過半数をもって決し、可否同数のときは議長の決するところによる。
第 14 条 監事は評議員の中から選出される。監事の任期は 1 年とし、再任は妨げない。監事は本会の会計および会務
を監査し、理事会・評議員会にて報告する。
第 15 条 次期会長・理事・評議員・監事の選出は日本がん転移学会役員選任規程に基づく。
第5章 総会および学術集会
第 16条 総会は毎年1回学術集会の時期に会長が招集し、総会の議長となって次の議事を行う。
1.会務の報告
2.会長が必要と認める事項
総会の議事は出席者の過半数によって決する。
可否同数のときは議長の決するところによる。
第 17 条 会長が必要と認めたときは評議員会の議を経て、臨時総会を随時開催することができる。臨時総会の議案は
定期総会に準ずるものとする。
第 18 条 学術集会は毎年1回会長が主宰し、研究発表、意見交換を行う。
第 19 条 本会会則第2章第3条の4の規定に基づき各種の委員会を設けることができる。委員会の設置、その構成及
び運営方法は、理事会において討議し、評議委員会にて承認する。また会の目的を達成するための具体的、 実質的討議を行うため、研究推進会議(班)を設置することができる。その構成及び運営方法は理事会におい
て討議し、評議員会にて承認する。研究推進活動の経過については、学術集会で報告する。
第6章 会 計
第20条 本会の経費は会員が拠出する会費ならびに協賛金等をもってこれにあてる。
第 21 条 毎年度収支決算は会長が作成し、監事の監査を受け、評議員会の承認を得て、毎年総会において報告する。
第 22 条 会計年度は毎年1月1日に始まり 12 月 31 日に終わる。
第7章 会則の変更
第 23 条 本会会則の変更は理事会、評議員会および総会において、各々出席構成員の 2/3 以上の承認を得なければな
らない。
付 則
1 本会則は平成 12 年 7 月 1 日よりこれを実施する。本会則は 14 年 6 月 8 日 , 平成 18 年 9 月 3 日一部改正した。
日本 がん 転移 学会 役員 選任 規程
第1章 役員の選任
第1条 会則第 15 条により次期会長(副会長)
・理事・評議員および監事は本規定に基づき選出される。なお、役
員 は 65 歳をもって定年とする。
第2章 次期会長(副会長)の選出方法
第2条 次期会長の選出に際しては、評議員全員に告示する。候補者は所定の様式で抱負を述べた資料を理事会に
提 出し、理事会はこれを討議し候補者1名を推薦する。
第3条 次期会長の選出は評議員会で行う。
第3章 理事の定数と選出方法
第4条 理事の定数は個人評議員より約6名(原則として基礎3名、臨床3名)、法人評議員より約2名とする。
第5条 理事は会則第12条により評議員の中から選出される。
第6条 個人会員理事は評議員の選挙により選出される。候補者は所定の様式で抱負を述べた資料を評議員会に提
出 する。
第7条 法人会員理事は理事の選挙により選出される。
第4章 評議員の選出方法
第8条 評議員は会則第13条により会員の中から選出される。
第9条 評議員の選出は理事会で行う。
第 10 条 個人評議員は、一定の条件(細則に定める)を満たす者とする。
第 11 条 個人評議員の候補者は所定の様式による資料を本会事務局に届け出ること。
第 12 条 法人会員評議員は理事会で選出する。
第5章 監事の選出方法
第 13 条 監事は会則第14条により評議員の中から選出される。
第 14 条 監事の選出は理事会で行う。
付則
1.理事選挙の施行は次期評議員が選出された(平成 15 年度)以降とする。
2.本役員選任規程は平成 14 年 6 月 8 日よりこれを実施する。本役員選任規程は平成 15 年 6 月 29 日一部改正。
3.本規程の変更は理事会および評議員会において、各々出席構成員の 2/3 以上の承認を得なければならない。
4.役員の任期は、65 歳になる年の 12 月末で終了する。
日本がん転移学会役員選任規程細則
1.個人会員理事の選出方法
1)投票は原則として郵送とする。
2)評議員は基礎系候補・臨床系候補に各1票投票する。 2.個人評議員の選出条件
1)原則として3年以上本会会員であり、会費を完納していること。
2)本会や関連学会、学術雑誌などですぐれた評価を受けていること。
3.評議員の資格
1)
3年連続して評議員会を欠席した者はその資格を喪失する。
日本がん転移学会
顧 問: 菅野 晴夫
名誉会員: 愛甲 孝
田中 健蔵
渡辺 寛
明渡 均
小林 博
(故)
佐藤 春郎
末舛 恵一
塚越 茂
(故)
(故)
中村 久也
(故)
(故)
尾形 悦郎
垣添 忠生
久保田 哲朗
桑野 信彦
佐治 重豊
高橋 俊雄
竜田 正晴
寺田 雅昭
馬場 正三
宝来 威
細川 真澄男
鶴尾 隆
磨伊 正義
Isaiah J. Fidler
阿部 薫
(故)
清水 暁
宮城 妙子
(故)
螺良 英郎
功労会員: 東 市郎
豊島久真男
杉村 隆
田原 榮一
新津 洋司郎
北島 政樹
顧問・名誉 会員
(故)
武藤 徹一郎
日 本 が ん 転 移 学 会 役 員
会
長: 今野 弘之(20回)
副 会 長: 安井 弥
前 会 長: 佐藤 博
理 事: 今野 弘之
小野 真弓
谷口 俊一郎
浜田 淳一
森 正樹
矢野 聖二
中外製薬(株)
日本化薬(株) 監 事: 高後 裕
協和発酵キリン(株)
評 議 員: 石岡 千加史
板野 直樹
伊藤 和幸
伊藤 壽記
伊東 文生
井上 正宏
入村 達郎
植田 政嗣
上原 久典
海野 倫明
太田 哲生
岡田 太
岡田 保典
奥野 清隆
小栗 佳代子
片岡 寛章
加藤 淳二
川田 学
神奈木 玲児
北川 透
北川 雄光
北台 靖彦
国安 弘基
久保 肇
久保田 俊一郎
隈元 謙介
小泉 桂一
越川 直彦
小林 浩
済木 育夫
澤田 鉄二
清水 英治
清木 元治
曽根 三郎
高橋 豊
滝野 隆久
竹田 和由
竹之下 誠一
田中 稔之
田中 紀子
茶山 一彰
中津川 重一
中森 正二
西岡 安彦
西村 行生
早川 芳弘
東 伸昭
藤田 直也
二口 充
松浦 成昭
三森 功士
宮坂 昌之
宮崎 香
向田 直史
八代 正和
柳川 天志
山本 博幸
矢守 隆夫
横崎 宏
横田 淳
吉川 秀樹
渡邊 昌彦
旭硝子(株)
エーザイ(株)
サノフィ・アベンティス(株)
塩野義製薬(株)
第一三共(株)
大正製薬(株)
大鵬薬品工業(株)
(アイウエオ順)
事務局幹事: 伊藤 和幸
(法人評議員については登録会員の中から各社より各1名選任される)
評議員任期:平成21年7月25日∼平成24年/第21回総会まで
(第19-21回)
日本がん転移学会事務局 宛
Fax:06 - 6971 - 7951
日本がん転移学会連絡用紙
日本がん転移学会会員の種々の変更・退会等の連絡は必ずこの用紙をご利用下さい。
会員番号(宛名ラベルに印刷してある貴氏名の右下の数字)、並びにご氏名(フリガナ)を明記の上、
変更したい事項をご記入いただき、封書または Fax、E-mail にてご連絡下さい。
年 月 日 住所等変更・退会 届
(上記、どちらかを○で囲んで下さい)
(フリガナ) 会員番号
氏 名 生年月日 勤務先名称(部所属も記入して下さい)
勤
〒
務
Tel Fax
先 E-mail
〒
自
Tel Fax
宅 E-mail
雑誌等送付先を○で囲んで下さい。
勤務先 ・ 自宅
変更年月日 201 年 月 日 付で変更します。
退 会 届 201 年 月 日 付でもって退会します。
その他
※個人情報について
会員への連絡、会誌等の発送等、学会活動の目的に限定して利用します。
年 月 日
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[発行・編集]
日本がん転移学会事務局
Tel/Fax 06-6971-7951(直通)
E-mail:[email protected]
〒 537-8511
大阪市東成区中道1 - 3−3
大阪府立成人病センター内
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2011.5