やさしいおじいさん、おばあちゃん わたしは、毎週土曜日におばあちゃんと一緒に習字を書きに行っていま す。午前の九時におばあちゃんと一緒に家を出るのですが、わたしは最近、 朝早くおきるのがめんどくさくてお母さんに、 「ほら、習字があるんだよ。」 と言われて毎週土曜日はお母さんにおこされています。けれど、もう一度 ベッドの上に横になったりしちゃいます。なので、最終的にはおきる時間 が八時五十分だったり、九時におきたりしていつもおばあちゃんを待たせ てしまいます。けれどおばあちゃんはやさしいので、わたしがおきる時間 が何時であろうともいつも必ずわたしが来るのを待っていてくれます。 わたしが通っている習字には、おじいさんがいます。そのおじいさんは、 けっこうな高齢者ですが、やさしくて明るくて、ゲートボールの大会では 一位で優勝したりと、元気なおじいさんです。部屋には、習字などの道具 がいっぱいおいてあったり、賞状や本などたくさん物がおかれています。 しかし、そのおじいさんは耳の聞こえが悪く、大きな声で話さないとお じいさんには聞こえません。なのであいさつをしても、返してくれなかっ たりします。けれども、習字のことになるとちゃんと聞いてくれてしっか りアドバイスをしてくれたり、ヤクルトという飲み物をくれたりしてくれ ます。そのおじいさんはよく新聞にのったり、テレビの取材が来たりして いそがしい時もあります。わたしも習字を書いている時、新聞にのせるた めの写真をおじ い さんに教えても ら っているところ を カメラマンの人に とってもらい、新聞にのせてくれました。 とてもやさしいおじいさんは、三月三日の耳の日が誕生日で、おじいさ んは三月三日の自分の誕生日の日になると、 「耳の日が誕生日なのに耳が悪くてどーしたもんだか。」 と言ったときもありました。 おばあちゃんもまだまだ元気でおばあちゃんは習字がとっても上手で、 わたしはいつかおばあちゃんみたいになりたいな、とよく思います。 おばあちゃんもやさしくて、いとこが来ると料理を作ってくれて、わた しもよく一緒にいとことご飯を食べさせてくれたりしてくれます。 でも、おばあちゃんはしっかり者でわたしがいとこと夜までずっと遊ん でいると、 「そろそろねる時間だよ。」 と言ってくれます。 わたしのおばあちゃんも、習字のおじいさんも、とてもやさしくて一緒 にいるととても楽しくなります。 わたしも年をとっておばあさんになったら、おじいさんみたいに明るく て元気で、おばあちゃんみたいに、やさしくてしっかり者のおばあちゃん になりたいです。
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