花巻市立地適正化計画(案)に係るパブリックコメントの実施結果について

花巻市立地適正化計画(案)に係るパブリックコメントの実施結果について
平成28年5月25日
建設部都市再生室
実施期間
平成 28 年3月 30 日から平成 28 年4月 28 日までの間
周知方法
市ホームページ及び広報はなまき(4月 15 日号)への掲載
資料の閲覧場所
市役所総務課、都市再生室、各総合支所地域振興課、生涯学園都市会館
(まなび学園)
、各振興センター、各市立図書館、花巻保健センターに資
料を備え付けたほか、市ホームページにて公開した。
意見提出状況
7件
【提出された意見の内容及び意見に対する市の考え方】
該当
意見の内容
箇所
計画案への
意見に対する市の考え方
反映状況
全体
石鳥谷総合支所地域一帯は、高
原案どおり
居住誘導区域は、低密度な居住地の拡大
齢者世帯の増加に伴う空き家増や
を抑止し、人口の維持を図りながら徐々に
アパート移住者増による地域コミ
その密度を高め、市街地、居住地としての
ュニティの希薄化も浮かび上がる
機能を維持、向上させ、地域における公共
現代の地域課題を含有しながら
投資や公共公益施設の維持・運営など、都
も、JA支所、花北消防署、中学
市経営を効率的に行うことを目的に定める
校はじめ、医療・福祉・文化等々
地域として、都市計画区域における用途地
多面にわたる生活基盤の進展が著
域の範囲内を前提に設定するものであり、
しく、世帯数の増加も見られる地
石鳥谷地域におきましては、交通利便性が
域であり、石鳥谷地域の中心地と
高く、居住が見込まれる石鳥谷駅周辺のエ
して展望が開ける地域であること
リアを設定し、当該地域の人口密度維持を
から、以下について地域課題を基
図りながら生活サービスの総合的な拠点と
に立地適正化計画への反映を提案
しようとするものです。
する。
○
立地適正化計画は、概ね5年ごとに成果
地域住民と共に設計する、適
を検証し、必要に応じて変更など検討する
正なコンパクトシティの具現化
こととされていますことから、今後も広く
を目指す
意見を伺いながらコンパクトシティ形成を
○
石鳥谷駅前再開発と連動させ
目指して取組んでいきます。
る内丸機能の整備強化
○
コンパクトな都市形成には居住エリアの
旧来の農業地域に都市化を見
拡大を抑止し、現在の既成市街地での人口
据えた「都市内農地の保全」策
密度の維持・高密度化を図ることが重要と
としての「市民農園」整備
考えていますことから、農業振興地域の市
○
農地圃場整備計画と都市計画
街地化や開発等は考えていません。
1
区域化との関連課題に対処する
なお、立地適正化計画の執行にあっては
ため、時代と地域が求める将来
農業施策の関連計画とも整合性を図るた
像として農業振興地域の再考と
め、しっかりと連携してまいります。
資源活用を行い、不稼働資産的
な農地等の稼働化を目指して動
産への民間投資による地域の開
発計画を推進する必要がある。
○
農業後継者不在からくる放棄
地増加や人口流出を食い止める
ため、
「資産デフレ」の歯止め策
として、まさに立地適正化計画
の充実を希望する。
なお、石鳥谷町時代における、
かつての都市整備計画を発展させ
た新たな都市計画推進。暮らしに
便利な地域に、今、圃場整備に投
資し、数十年に渡って土地利用制
約を受ける地帯にすることは時代
に逆行している。例えば、震災等
に対する第二次避難施設利用、或
いは備蓄基地利用などを視野に入
れた多目的施設を拠点とした町づ
くりも立地上の適地と思われる。
全体
商店街を観光地化して、団体な
原案どおり
花巻の都市形成と観光につきましては、
どの観光客を取り込む町にし、宿
既に花巻都市計画マスタープランに記載さ
泊、飲食、土産、喫茶、画廊、工
れている方針を鑑みて取組んでいきます。
芸、民芸店などの新たな商売・職
立地適正化計画では、居住誘導区域内へ
業が多数生まれるようにしてはど
の定住を促進するため、今後の誘導に向け
うか。
た取り組みの一つにリノベーションまちづ
空き店舗・空き家の有効活用の
くり事業を掲げ、空き家空きビルを活用し
ため、物件の徹底調査、貸出の可
た新しいビジネスの創出を図ります。
否、賃料、売価、使用目的を決め
なお、立地適正化計画は、持続的な生活・
てから募集する企業者への支援を
福祉・公共サービスの実現に向けた計画と
行ってはどうか。
なっています。
花巻の商店街の要である旧花巻
デパート跡地にシンボルタワーを
建設して商店街、町のシンボルと
し、隣接する旧まん福と連携した
2
複合施設とする。また、まつり資
料館を併設してだしを展示して観
光花巻をアピールするほか、最上
階に展望大浴場、館内にマルカン
食堂並みの飲食店を営業して団体
客の昼食を提供してはどうか。
現在、高齢化社会ではあるが、
次に来るであろう「小老化社会」
にそなえ、過剰な介護施設への投
資は避けるべきである。今から福
祉介護施設のその後の利用法を考
えた計画が必要である。
観光客の一カ所集中、集約化に
よって街中の活性化を図ってはど
うか。
全体
花巻市は、岩手県の中心にあり、 原案どおり
立地適正化計画は、花巻市都市計画マス
新幹線、東北本線、飛行場、高速
タープランの一部として位置づけているほ
等、国道4号線などの交通の環境
か、岩手県が定める「花巻都市計画 都市計
に恵まれていることから岩手県庁
画区域の整備、開発及び保全の方針」に即
の誘致を働きかけてはどうか。ま
すものです。
た、温泉もあることから迎賓館的
花巻市は、岩手県の内陸部における鉄道、
役割を果たすものと思われるた
高速道、空港などの主要交通網が集中する
め、湯本地区が適地と考える。本
地域であり、隣接する自治体と適切な連携
庁舎は、木造建築として二階建て
を図って効率的な都市づくりを進めること
とする。まずは、誘致の運動を行
としております。
ってはどうか。
現在の県庁所在地は、単に交通の利便性
が高いだけではなく、岩手県行政に必要な
機関や施設などが集中していることから施
設立地に至っているものと認識しておりま
すことから、当該地域への岩手県庁の移転
整備ついて現実性はなく、現時点で誘致は
考えていません。
全体
石鳥谷医療センター、石鳥谷保
原案どおり
居住誘導区域は、低密度な居住地の拡大
健センターと北上川堤防との間に
を抑止し、人口の維持を図りながら徐々に
ある土地について、宅地への土地
その密度を高め、市街地、居住地としての
開発をお願いする署名運動を行っ
機能を維持、向上させ、地域における公共
た。皆が喜ぶエリアをつくってほ
投資や公共公益施設の維持・運営など、都
しい。
市経営を効率的に行うことを目的に定める
地域として、都市計画区域における用途地
3
域の範囲内を前提に設定するものです。
石鳥谷地域におきましては、交通利便性
が高く、一定程度の人口密度を維持する居
住が見込まれる石鳥谷駅周辺のエリアを設
定するものです。
従いまして、石鳥谷医療センター、石鳥
谷保健センターと北上川堤防との間にある
土地について、市として特段のエリア設定
は考えておりません。
全体
新花巻駅周辺の計画があまり触
原案どおり
立地適正化計画では、花巻市の都市計画
れられていない。新花巻駅周辺は、
区域内において既に生活に必要な機能や居
駐車場も一部舗装整備され、レン
住が一定程度集積している各地域の中心部
タカーやコンビニが開業し、下水
を含むエリアについて、人口密度維持・高
道が整備されて住宅も増えつつあ
密度化を図る地域を特定して居住誘導区域
るが、不十分である。
及び都市機能誘導区域を設定し、その誘導
例えば、ビジネスホテルを誘致
施設を設定することとしています。
する、あるいは紫波中央駅前のオ
新花巻駅周辺は居住誘導区域及び都市機
ガールプラザのように民間テナン
能誘導区域のいずれにも該当しないエリア
トと市が運営する情報交流館(図
です。
書館・地域交流センター)で構成
同駅周辺の整備につきましては、利用状
する「官民複合施設」などを計画
況を踏まえ、現状に見合った形で進めてま
に盛り込んでほしい。
いります。
民間の開発待ちでは進まないの
で行政主導で率先してやってほし
い。
P5
花巻駅周辺及びその南側の既成
原案どおり
誘導施設は、施設の種類・用途・機能な
1 -
市街地は、商業業務機能の維持と
どによって、広域圏での必要なものから地
(1)
集積を図るとあるが、高齢化が進
域単位に必要なものまで幅広い用途がある
- ①
んでも利用しやすい商業・業務維
ことから、都市全体から見た立地状況を踏
持の観点で企業誘致を進めるべき
まえて検討し、設定しています。
である。
医療と福祉の連携は、病状や年齢などに
よって多様な連携形態が生じるものと考え
P67
(3)
医療・福祉が連携したまちづく
ます。今回の総合花巻病院の移転整備によ
りのメインとして総合花巻病院の
って医療・福祉相互の連携の一例となり、
新築をモデルにすべきと思うがど
安心して住み続けられるまちを目指して支
うか。
援していきます。
また、情報発信は、コミュニティFMの活
4
P67
(6)
防災についてコミュニティFM
用も含め、必要な広報媒体を活用して周知
を利用した情報発信をするべきで
に努めます。
はないか。
なお、商業施設における映画館などの不
特定多数の集客施設についても誘導施設と
P105
して設定しています。
誘導施設として映画館誘致は必
要である。
全体
石鳥谷駅周辺は中心拠点を補完
原案どおり
花巻地域、大迫地域、石鳥谷地域及び東
する拠点と位置付けているが、同
和地域の生活サービスの拠点となるエリア
駅周辺は商店・スーパー、公共施
につきましては、それぞれが自立可能な生
設、病院・医院、幼稚園・保育園、
活圏の実現を目指すこととしています。
小・中学校などの施設が整ってい
立地適正化計画では、上町商店街を含む
る地域であり、盛岡・矢巾と花巻
花巻駅周辺を中心とした既成市街地での生
駅・北上との間にあり地の利にも
活サービス機能の維持を図ることとしてい
恵まれている。従って、
「自律的に
ます。
発展を目指し続ける」積極的な姿
立地適正化計画では、
「拠点」と「拠点」、
を目指す方がふさわしいのではな
「拠点」と「集落」を繋ぐ公共交通のネッ
いか。
トワークの充実に係る取り組みが重要と位
これまでマルカンは、上町商店
置付けております。
街を中心とした花巻のシンボルの
このため、公共交通計画の見直しなどに
灯を消すまいとの心意気から続け
より路線バス、循環バス及び予約応答型交
てきたと思う。
通(デマンドバス・デマンドタクシー)な
地域の衰退と人口減尐や郊外か
どについて更に検討することとしておりま
ら市街地への買い物客の減尐は交
す。
通の便の悪さが大いに影響してい
ることから、大迫・東和地区から
花巻中心部へのコミュニティバス
の新設を図ってはどうか。
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