「悪質商法の被害にあわないために」 (106kbyte)

平成 22 年3月
悪質商法の被害にあわないために
悪質商法の被害にあわないためのポイント
∼ キーワードは、「悪質業者は、う・そ・つ・き!」 ∼
う
うまい話を信用しない!
そ
そうだんする!
つ
つられて返事をしない!すぐに契約しない!
き
きっぱり! はっきり! 断る!
うまい話、絶対もうかる話には、必ず大きな落とし穴・・・
ひとりで判断せず、家族・知人・相談機関に相談を
悪質業者は、言葉巧みにすぐ契約するよう迫ってきます
あいまいな返事をせず、キッパリ! ハッキリ! 断る!
不安を感じた時、被害にあってしまったときの相談窓口
○
○
○
○
警察本部又は警察署の悪質商法担当係
警察安全相談窓口
都道府県の消費生活センター又は市町村の消費生活相談窓口
法テラス
∼ 平成21年中に検挙された主な悪質商法 ∼
“高齢者”をねらう “悪質業者”
○ 高齢者をねらう悪質業者!
悪質業者は、名簿屋や同業者から入手した個人情報をもとに、高
齢者をねらっています。悪質業者は、高齢者をねらう理由を、
「高齢
者はだましやすいから」 「一度だますことができれば、何度でもだ
ませるから」などとしています。
○ 暴力的な悪質業者!
悪質業者は、ウソをつくだけではありません。勝手に家に上がり込ん
で深夜まで居座ったり、大声で怒鳴ったり・・・・・あの手この手で高齢
者をねらっています。
警
察
庁
【点検商法】
住宅や配管の無料点検を装って家庭
を訪問し、「基礎が腐っているので、こ
のままでは家が倒れる」「水道管がさび
ている」などとウソをついて、まったく
必要がない工事を施工したり、浄水器を
取りつけたりした事件が検挙されてい
ます。
悪質業者が施工した高額・不要な
床下耐震補強・調湿工事(栃木)
【押し付け商法】
高額な商品を販売するため、勝手に家
に上がり込んで、長時間居座ったり、大
声で脅かしたりして、高額な羽毛ふとん
や磁気ふとんなどを無理やり売りつけ
ていた事件が検挙されています。中には、
翌日の未明まで居座って「買うまで帰ら
ない」「わがままもいい加減にしろ」な
悪質業者が高額で販売していた
どと大声で怒鳴りつけて、無理やり売り 敷き布団(京都)
つけていたケースもあります。
【催眠商法(SF商法)】
高額な商品を販売する目的を隠して、
日用雑貨品を格安で販売するなどとウ
ソの宣伝をして民家や空き店舗に客を
集め、雑貨品を無料で配るなどした後に、
高額な家庭用電気治療器などを売りつ
けていた事件が検挙されています。
悪質業者が高額で販売していた
電気治療器(千葉)
【利殖商法】
「元本保証」「高配当確実」「絶対儲かる」などとウソの投資話を
して、多額の出資金をだまし取るなどした事件が、21年中に29
事件検挙され、その被害額も過去5年間で最高となりました。
たとえ、親しい人からの誘いであっても、
「絶対儲かる」などとい
う甘い話には、特に注意が必要です。
警
察
庁
○ 「悪質商法」とは?
悪 質
悪質商法とは、一般消
費者を対象に、組織的、 特 定 商 取 引 等 事 犯
反復的に敢行される商 ○ 特定商取引法に
違反する行為
取引であって、その商法
○ 違反行為に関係
自体に違法又は不当な
する詐欺、恐喝、
手段・方法が組み込まれ
暴行などの刑法犯
罪
た商法をいいます。
商
法
資 産 形 成 事 犯
○
金融商品取引
法、出資法、無限
連鎖講防止法など
に違反する行為
○ 「利殖商法」と
も呼ばれる
○ 「悪質商法」の検挙状況は?
平成21年中に全国の警察が検挙した悪質商法の事件数は181
事件、検挙人員は496人で、被害者数は約8万6,900人、被
害総額は約1,742億2,100万円にのぼりました。
【過去5年間における被害者数・被害総額の推移】
(万人)
12
被害者数
(億円)
2,000
被害総額
1,800
10
1,600
1,400
8
1,200
1,000
6
800
4
600
400
2
200
0
0
H17
H18
H19
H20
H21
地上デジタル放送への切り替えに伴って、悪質業者による高額な
アンテナ工事の施工、受信機器の販売、詐欺被害などに関する相談
が寄せられています。ことさら官公庁・自治体・放送局と関係があ
ることをかたる業者、契約を急がせる業者などには注意が必要です
警
察
庁