目 次 - 日本建設機械工業会

目
Ⅰ
組
次
織
1
会
員
(1)入会
(2)退会
(3)正 会 員 の 代 表 者 変 更
(4)賛助会員の代表者変更
(5)賛助会員の社名変更
2
役
員
(1)理事及び監事
(2)会長、副会長、専務理事及び常務理事
3
会
議
(1)通 常 総 会
(2)理 事 会
(3)正副会長会議
(4)そ の 他
4
委 員
会
5
事 務
局
Ⅱ
事
業
Ⅰ.経営の高度化【経営高度化委員会】
Ⅱ.健全な流通・サービス基盤の整備【流通サービス委員会】
Ⅲ.環境、安全、その他技術的課題への対応【技術製造委員会】
Ⅳ.グローバル化と円滑な通商関係への対応【国際委員会】
Ⅴ.機種固有課題への適切な対応【機種別部会】
Ⅵ.迅速かつ正確な統計調査の実施【統計調査部会】
Ⅶ.積極的な広報の推進【広報部会】
Ⅷ.円滑な事業運営【運営委員会】
Ⅰ
1
会
組
織
員
平成22年度年度初めの正会員数は71社であったが、年度中に3社が退会し、年度末の会
員数は68社となった。また、年度初めの賛助会員数は41社であったが、年度中に4社が入
会、2社が退会し、年度末の会員数は43社となった。
なお、年度中に会員代表者を変更した正会員は10社、賛助会員については12社であった。
(1)入会
賛助会員名
シマブンエンジニアリング㈱(平成22年4月1日付)
宇部テクノエンジ㈱(平成22年7月15日付)
やまとエンジン販売㈱(平成22年9月16日付)
㈱アマダ(平成22年9月16日付)
(2)退会
正 会 員 名
ボーマクジャパン㈱
㈱豊田自動織機
コマツユーティリティ㈱
賛助会員名
東洋ゴム工業㈱
㈱カワサキプレシジョンマシナリ
(3)正会員の代表者変更
正会員名
新代表者名
前代表者名
IHI運搬機械㈱
大坪 英志
小田原敬二
キャタピラージャパン㈱
竹内
紀行
平野
昭一
三和機材㈱
原口
茂
栗田
五郎
新明和工業㈱
大西 良弘
金木
忠
日工ダイヤクリート㈱
山本
秀彦
川上
晃一
㈱日立建機カミーノ
土橋 伸次
細野
純一
日立住友重機械クレーン㈱
堺
俊巳
名竹
利行
㈱日立建機ティエラ
村杉
滋
岩瀬
善美
古河ユニック㈱
市村 謙二
中村
晉
ボーマクジャパン㈱
木村 俊男
河島
晴之
(4)賛助会員の代表者変更
賛助会員名
新代表者名
前代表者名
いすゞ自動車㈱
岡
直樹
平井
忠義
NTN㈱
岩本 克彦
西川
英徳
カーゴテック・ホールディングズ・ジャパン㈱
鈴木 利哉
富岡
眞一
KYB㈱
臼井 政夫
山本
悟
㈱札幌北洋リース
鍬田 信知
神田
康之
JA三井リース㈱
安田 義則
陶浪
隆生
住友ゴム工業㈱
田路大二郎
溝田
恒廣
東洋ゴム工業㈱
高橋 英彦
市原
貞男
トピー工業㈱
望月 淳夫
西﨑
敏夫
日野自動車㈱
野口 由典
川﨑
卓夫
㈱ブリヂストン
保田
泰
吉井
雄司
三菱商事㈱
小林
健
小島
順彦
(5)賛助会員の社名変更
2
新会社名
旧会社名
カーゴテック・ホールディングズ・ジャパン㈱
ヒアブ㈱
役
員
(1)理事及び監事
① 平成22年度通常総会(5月20日)において、任期満了に伴う役員の改選を行い、次
の通り理事26名、監事2名を選出した。
理
事
野路 國夫
理
事
平野 昭一
理
事
多田野宏一
理
事
小谷 重遠
理
事
木川理二郎
理
事
清水 謙介
理
事
井上
理
事
川嶋 俊夫
理
事
徳永 隆一
理
事
单
理
事
佐藤 則夫
究
英明
理
事
林
秀一
理
事
苅田 俊幸
理
事
加藤 公康
理
事
北川 祐治
理
事
塩路 伸世
理
事
三河内 正
理
事
末永 幸紘
理
事
酒井 一郎
理
事
栗田 五郎
理
事
深津 隆彦
理
事
宮川 俊介
理
事
猿橋 三郎
理
事
吉岡 謙一
理
事
京谷 弘也
理
事
京極 勝一
監
事
宮村 鐵夫
監
事
藍田
勲
② 第3回理事会(7月15日開催)において、平野昭一理事より辞任の申出があったので、
その後任理事として竹内紀行氏(キャタピラージャパン㈱)を選出した。
③
第6回理事会(3月24日書面表決)において、栗田五郎理事より辞任の申出があった
ので、その後任理事として原口茂氏(三和機材㈱)を選出した。
また、清水謙介理事から3月31日付で辞任の申出があったので、その後任理事とし
て井手幹雄氏(住友建機㈱、平成23年4月1日就任)を選出した。
以上の結果、平成22年度末の役員数は、理事26名、監事2名であった。
(2)会長、副会長、専務理事及び常務理事
①
平成22年度通常総会(5月20日開催)において、任期満了に伴い新しい理事・監事
が選任されたことを受け、第2回理事会(5月20日開催)において、次のとおり会長、
副会長、専務理事、常務理事を選任した。
会
長 野路
國夫
(コマツ)
副 会 長 平野
昭一
(キャタピラージャパン㈱)
副 会 長 多田野宏一
(㈱タダノ)
副 会 長 小谷
(コベルコ建機㈱)
重遠
副 会 長 木川理二郎
(日立建機㈱)
副 会 長 清水
謙介
(住友建機㈱)
専務理事 井上
究
常務理事 川嶋
俊夫
常務理事 徳永
隆一
〔新任〕
②
第3回理事会(7月15日開催)において、平野昭一副会長より辞任の申出があったの
で、その後任副会長として竹内紀行理事(キャタピラージャパン㈱)を選出した。
③
第6回理事会(書面表決)において清水謙介副会長より辞任の申出があったので、その
後任副会長として井手幹雄理事(住友建機㈱)を選出した。
3
会
議
総会、理事会、正副会長会議及び各種委員会を次の通り開催し、工業会の課題、事業推進
のあり方、その他工業会運営に関し、それぞれ所管事項の処理にあたった。
(1)通 常 総 会
日
時
平成22年5月20日(木)
場
所
東京プリンスホテル 鳳凰の間《東》
出席社数
13:50~15:40
71社(委任状出席を含む)
議案第1号「前総会以後の理事・監事選任の承認に関する件」
議案第2号「平成21年度事業報告の承認に関する件」
議案第3号「平成21年度一般会計及び特別会計の収支決算の承認に関する件」
議案第4号「平成22年度事業計画の承認に関する件」(新法人への移行方針含む)
議案第5号 その1「平成22年度一般会計及び特別会計の収支予算の承認に関する件」
その2「入会金及び会費に関する規則の一部を改訂する件」
議案第6号「理事・監事の選任に関する件」
(2) 理
事
会
年度中に、理事会を6回開催した。
① 第1回理事会
日
時
平成22年5月20日(木)
場
所
東京プリンスホテル
出席者数
13:10~13:40
鳳凰の間《控え室》
27名(委任状出席を含む)
議案第1号「平成21年度事業報告(案)に関する件」
議案第2号「平成21年度一般会計及び特別会計の収支決算報告(案)に関する件」
議案第3号「第11期(平成22/23年度)理事・監事の選任(案)に関する件」
② 第2回理事会
日
時
平成22年5月20日(木)
場
所
東京プリンスホテル
出席者数
15:15~15:30
鳳凰の間《控え室》
26名(委任状出席を含む)
議案第1号 「会長、副会長、専務理事、常務理事の選任に関する件」
③ 第3回理事会
日
時
平成22年7月15日(木)
16:00~17:00
場
所
春光会館
出席者数
会議室
26名(委任状出席を含む)
議案第1号 「理事の辞任及び選任に関する件(案)
」
議案第2号 「副会長の選任に関する件(案)」
議案第3号 「新規加入会員に関する件(案)」
議案第4号 「平成23年度通常総会開催に関する件(案)
」
報告事項
①第21回会員懇親会に関する件
②平成22年度建機工主要行事日程
④ 第4回理事会
日
時
平成22年9月16日(木)
場
所
春光会館
出席者数
16:00~17:00
会議室
26名(委任状出席を含む)
議案第1号 「新規会員加入に関する件(案)」
議案第2号 「平成23年度税制改正要望に関する件(案)
」
報告事項
①一般社団法人化の中間検討状況
②会長記者会見における需要予測の件
③第21回会員懇親会に関する件
⑤ 第5回理事会
日
時
平成22年11月18日(木)
場
所
春光会館
出席者数
16:00~17:00
会議室
26名(委任状出席を含む)
議案第1号 「平成23年度(第22回)会員懇親会に関する件(案)」
議案第2号 「平成23年度建機工主要会議・行事日程に関する件(案)」
報告事項
①平成22年度会員懇親会報告
②冬季セミナー開催について
⑥ 第6回理事会 (東日本大震災の影響により書面表決で実施)
日
時
平成23年3月24日(木)
書面表決数 26名
議案第 1 号 「理事の辞任及び選任に関する件(案)
」
議案第2号 「副会長選任に関する件(案)
」
議案第3号 「新規会員加入に関する件(案)」
議案第4号 「定款変更及び公益目的支出計画に関する件(案)
」
議案第5号 「平成23年度事業計画に関する件(案)」
議案第6号 「平成23年度予算に関する件(案)」
議案第7号 「平成23年度通常総会付議事項に関する件(案)
」
議案第8号 「公正取引センター規約の一部改訂に関する件(案)」
(3)正副会長会議
年度中に、正副会長会議を平成22年9月8日及び平成23年2月10日の2回開催し、
工業会の運営及び事業のあり方等について審議した。
(4)その他
①通常総会後の懇親パーティー
平成22年5月20日、平成22年度通常総会終了後、東京プリンスホテル鳳凰の間《東》
において、市川経済産業省大臣官房審議官他多数の来賓の出席を得て懇親パーティーを開催し、
正会員、賛助会員他、出席者が相互の交流を図った。
②会員懇親会
平成22年10月22日~23日、大阪府において恒例の第21回「建機工会員懇親会」
を開催した。初日は㈱クボタ堺製造所と堺臨海工場見学、ヒルトンホテル大阪での懇親会、
翌日は枚方カントリー倶楽部での会長杯ゴルフ大会など、71名の参加を得て盛大に開催され、
会員相互の研鑽と交流を図った。
③賀詞交歓会
平成23年1月7日、東京プリンスホテルプロビデンスホールにおいて、長尾経済産業
省大臣官房審議官製造産業局担当を始め多数の来賓の出席を得て新年賀詞交歓会を開催
し、正会員、賛助会員他、約500名が相互の交流を深めた。
4
委 員 会
平成22・23年度の各委員会の委員長は、会長が以下の通り指名した。
委員会名
委員長名
経営高度化委員会
酒井
一郎
(酒井重工業㈱)
流通サービス委員会
平野
昭一
(キャタピラージャパン㈱)
技術製造委員会
小谷
重遠
(コベルコ建機㈱)
国際委員会
木川
理二郎
(日立建機㈱)
運営委員会
小宮
信一郎
(コマツ)
また、年度中に委員長の交代があり、年度末の各委員会の委員長は以下の通り。
5
委 員 会 名
委 員 長 名
経営高度化委員会
酒井
一郎
(酒井重工業㈱)
流通サービス委員会
竹内
紀行
(キャタピラージャパン㈱)
技術製造委員会
小谷
重遠
(コベルコ建機㈱)
国際委員会
木川
理二郎
(日立建機㈱)
運営委員会
徳永
武則
(コマツ)
事 務 局
事務局組織は、総務部及び業務部の2部で、年度中の変更はなかった。
Ⅱ
Ⅰ
事
業
経営の高度化【経営高度化委員会】
1.研究会等の開催
平成22年6月17日に経済産業省経済産業政策局産業再生課金指壽課長補佐を講師と
して招聘し、
「産業構造ビジョン2010」と題して研究会を開催した。(24名出席)
平成23年2月18日には経済産業省通商政策局経済連携課鈴木潤一郎課長補佐と国際金
融公社東京事務所所長鈴木英明氏と経済産業省製造産業局産業機械課塚本浩章係長を講師
として招聘し、鈴木潤一郎氏は「経済連携協定(EPA)の概要」、鈴木英明氏は「海外進出を
お考えの方へ~建機セクター支援事例~」
、塚本氏は「政府の支援事業について」のテーマ
で研究会を開催した。
(33名出席)
2.経営高度化セミナーの開催
平成22年12月10日にハドソン研究所首席研究員の日高義樹氏と㈱田母神事務所代
表取締役の田母神俊雄氏を講師として招聘し、日高氏は「世界の中の日本」また、田母神氏
は「防衛と経済」のテーマでセミナーを開催した。
(73名出席)
3.運営委員会等との交流促進
経営高度化委員長が運営委員会に委員として出席し、中堅会員の意見を工業会運営に反
映すると共に、当委員会の会議や諸行事に他の運営委員会委員の出席を得て、相互の連携
を図った。
Ⅱ
健全な流通・サービス基盤の整備【流通サービス委員会】
1.事業環境の変化に即した流通課題への対応
(1)公正取引センターに関する活動
建機業界の流通実態を把握するための調査(第7・8回ショベル・トラクタ調査、第5
回クローラクレーン・油圧クレーン調査及び第3回搭乗式締固機械調査)を昨年に引き続
き実施し、調査結果を公正取引センター会員専用ホームページに掲載した。
さらに、九州地区ショベル・トラクタ販売店3社、関西地区搭乗式締固機械販売店2社、
関東地区クレーン販売店1社を訪問し、実態調査のフォローアップ、今回の調査結果や公
正取引センター活動の説明及びヒアリング調査を行った。
また、ガイドライン及び見積書と注文書の手引きの啓蒙活動の一つとして、関東地区の
販売店会員向けに説明会を行った。
個別テーマとしては、代表世話人である厚谷弁護士を講師として招聘し、
「排除型私的
独占にかかる独禁法上の指針」を中心としたコンプライアンスのための勉強会を2回開催
した。また、運営グループメンバーで適正輸送についての意識向上を図った。
(2)リサイクル管理センターに関する活動
メーカ会員の廃棄ゴムクローラ類滞留量の実態を把握し、回収量の増大を図るため8月
にアンケート調査を行った。その実態を踏まえルート回収の予定を策定したが、例年より
も早い時期での降雪や東日本大震災により目標通りの回収が行えなかった。
また、リサイクル管理センター運営グループ委員の知見を高めるための工場見学(新日
本製鐵㈱広畑製鐵所平成23年2月4日実施)や回収拠点向け啓蒙活動の一環として実務
作業マニュアルを作成すると共に回収の裾野を広げるため、リサイクル管理センター未入
会の正会員への勧誘活動を行った
(3)レンタルに関わる諸問題への取り組み
メーカがレンタル業を営む立場からの課題を整理・検討するため、平成21年度に引き
続き「レンタル商習慣調査」を実施し、業界の現状把握に努めた。安全に対する取り組みと
して、レンタル拠点での安全遵守のために各社拠点の相互訪問を行い、安全作業取り組み
について情報交換を行った。
(4)中古建設機械流通問題への対応
中古建設機械の流通に関する問題点を抽出し、関係団体等との対話を図ることで中古車
市場の健全化に寄与した。また、平成5年度から継続している「中古建設機械の流通量調
査」を実施した。
(5)中古建設機械取扱業者との交流促進
平成5年12月に中古建設機械取扱業者とメーカの中古建設機械部門との交流の場と
して組織された「建設機械中古車交流会」を通じて中古建設機械取扱業者との対話に努め
た。
2.中古車査定制度の推進等
(1)査定資料の見直し
油圧クレーン、機械式クレーン、ホイールローダ、高所作業車の4機種について、それぞれ
WG を設置し、査定マニュアル及び査定書の様式の見直しに着手した。
(2)中古建機情報 NET のフォローアップ
盗難機・行方不明機の情報及び平成21年12月までの製造番号情報を追加更新した。
また、セキュリティ向上のため、中古建機情報 NET パスワードの変更作業を行った。
(3)査定講師講習会の実施
平成22年10月8日に査定講師講習会を開催し、50名を新たに講師として委嘱した。
この結果、年度末の査定講師総数は776名となった。
(4)技能検定試験の実施
平成22年11月12日に技能検定試験を開催し、377名を新たに査定員として認定
した。この結果、年度末の査定員総数は10,898名となった。
(5)中古車鑑定業務の実施
裁判所、弁護士等の鑑定依頼に応じ、1件の鑑定、1件の中古建機査定証明書の発行を
行った。
3.移動式クレーン定期自主検査者認定制度の普及促進
(1)講師講習と認定検査者講習の実施
平成22年8月27日に講師講習会を開催し、69名を新たに講師として委嘱した。こ
の結果、年度末の委嘱講師総数は692名となった。会員各社の協力を得て認定検査者講
習を行い、718名を新たに検査者として認定した。この結果、年度末の認定検査者総数
は9,648名となった。資格取得講習テキストを改訂し、資格取得講習内容を最新化し
た。
(2)PR ツールによる制度の周知
新車用ステッカである出荷標章を無償配布した。また、PR ポスターの無償配布を継続、
制度の周知を図った。
4.建機盗難対策と債権管理体制の強化
(1)盗難防止対策
①
建設機械の盗難発生は、平成13年度をピークに減尐傾向を示していたが、平成21年
度は増加した。このため、平成22年度は各地域連絡会と合同で、各管区警察・県警・各
税関を訪問し、建設機械盗難防止の協力を依頼した結果、盗難件数は減尐した。
また、建設機械に関する知識習得の研修も警察・税関の求めに応じて都度開催した。これ
ら訪問と研修は全国延べ14ヶ所に上った。
② 自動車等の盗難及び不正輸出を防止することを目的とした総合的な対策を検討する
ため関係省庁と民間団体から構成された「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェ
クトチーム」にオブザーバとして参加し、建設機械の盗難防止対策の推進に努めた。
(2)債権管理に関する情報交換活動と地域連絡会活動
債権事故に関する情報交換会を毎月開催し、債権事故等の防止に努めた。地域連絡会で
は、中国地域を四国地域と合同とし、『中国四国地域連絡会』として、活動をはじめ、地
域に密着した債権管理上の諸課題や行方不明機情報等について情報交換を行った。(北海
道、東北、関東、近畿、中国四国、九州の各地区で活動)
5.プロダクトサポート体制の充実
(1)部品の流通に関する取り組み
過去2回実施している『部品マーケットに関する実態調査』の更新版を作成した。
また、同調査の次回以降の更新作業をスムーズにするため、数値の算出根拠の再定義
作業を行った。
(2)サービスマンの育成に関する調査活動
平成21年度の活動を引き継ぐ形で、自動車整備専門学校での『油圧基礎カリキュラ
ムコース』の設置のトライアル及び自動車整備専門学校の学生に対して、建機業界の PR
活動を行った。
『油圧基礎カリキュラムコース』を設置するために、各社の教育資料等を
持ち寄り話し合い、テキスト(教科書)を作成した。
また、このテキストを使って授業を行う自動車整備専門学校の先生が、油圧に関する理
解を深め、スムーズに授業を行えるように先生向けの集中的な講習を企画した。
(3)安全マニュアルの改訂
油圧ショベルの安全マニュアル改訂について、当該機種別部会と協力して改訂作業を行
った。安全マニュアル PT のノウハウをより積極的に安全マニュアルの改訂に生かすため
に、機種別部会に対して安全マニュアルの改訂作業を合同にて進めることを決めた。
これに賛同した締固機械部会と合同 WG を立ち上げて改訂作業を開始した。
Ⅲ
環境、安全、その他技術的課題への対応【技術製造委員会】
1.地球環境保護への取り組み
(1)次期排出ガス規制への対応
2011年、2014年排出ガス規制に対する制度的、技術的両面における業界内意見
を集約し政府に提出した。
① 現状把握と課題の抽出
2014年規制に向けての活動を展開するため、まず、各社の現状の対応状況、課題・
懸案事項を把握することを目的にアンケート調査を実施した。
② オフロード法の5年目の見直し作業
オフロード法施工の5年目の見直しを目的とした環境省の排出ガス形式届出車の台数調査
と業界プレヒアリングに協力した。
(2)リサイクル計画の推進
2010年度を目標年度として自主行動計画に掲げた「新製品のリサイクル可能率97
%以上」と「使用済み建設機械のリサイクル率(実効率)を可能率97%に近づける」の
2点について確認を行った。新製品のリサイクル可能率は98.3%を達成、使用済の
リサイクル率は86%から92%に改善され、97%に近づけることができた。
よって、今年度にて PT 活動を終了することとし、今後は必要に応じて事務局にてフォ
ローアップ調査を行うこととした。
(3)環境調和の推進
① 地球温暖化防止に向けた建設機械製造業における自主行動計画の年度実績の把握
平成22年7月から8月にかけて平成21年度の実績調査を行った。エネルギー原
卖位で平成2年度比15%削減目標に対し、平成20年度の大幅達成(22%減尐)か
ら、10%減尐にまで大きく後退した。各社売上高の減尐により、エネルギー消費量を
売上高で除したエネルギー原卖位は悪化した。平成22年度の見通しとしては、各社
の見通しの積み上げでは13%減尐となっているが、売上高の回復と、これまでの省
エネ対策効果により、15%減尐は達成するものと考えている。
② 省エネ勉強会
環境に関する課題に対して、平成20年度より実施している省エネ勉強会を平成22
年12月16日に、コベルコ建機㈱広島事業所で開催した(参加者16名)。
(4)欧州 REACH 規制対応
①
JAMA シートによる化学物質調査
JAMA シートによる化学物質調査を推進し、建機部品における SVHC 届出必要物質と
して2物質を確認した。
②
REACH ガイドラインへの反映
SVHC 問合せに対する回答サンプル及び VHC の建機部品における含有状況をまとめて
ガイドライン作成し、建機工のホームページに掲載した。
③
REACH 規制対応 PT を完了
JAMA シートの運用が各社で進められ、2011年 SVHC 届出必要物質(2物質)を
見極めることができたことを一つの区切りとし、PT 活動を完了することを委員会に
報告し了承を得た。今後は JAMA シート連絡窓口を通して JAMA,JAPIA との連絡機能を
維持し、また、PT メンバー間での情報交換・連絡を行うこととした。
2.工場安全の推進
平成21年度より工場における労働災害の防止と、安全意識レベルの向上を目的に新た
な活動を展開している。
(1)災害事例集の作成
災害事例集の作成に着手した。各社の過去2年間での発生災害(合計243事例)を
収集し、作業別・型別に分類し、その中から代表例59事例を抽出した。災害事例記載
の統一フォームを決定し、まとめを実施。最終、建機工ホームページに掲載する。
(2)工場見学研修会
平成22年12月17日、キャタピラージャパン㈱相模事業所で工場見学研修会を
開催した(参加者23名)
。新入社員に対する6ヶ月間の教育研修の実施や災害疑似体
験など安全衛生活動の説明を受けた。
3.研究開発の促進
省エネルギー建機の開発と普及の推進を目的に、ハイブリッド建機等、低炭素型建機の新
たな普及助成制度の構築に向け政府と折衝した。
(1)クリーンエネルギー建機の新たな普及助成制度の構築
ハイブリッド機能を有する油圧ショベルの市場導入初期段階での助成制度として、環境
省より要求していた『先進的次世代車普及促進事業』が、平成23年度予算に盛り込まれ
た。その他の、1)グリーン投資減税、2)オフロード車の規制前購入者に対する固定資産税
の軽減、3)エコリース(リース時の金利分補助)、4)リース保険の支援制度について業界
の意見を 1),4)は経済産業省に、2),3)は環境省にそれぞれ提出した。
(2)燃費基準の制定、燃費認定制度の創設
平成23年2月23日に開催された国交省主催の『平成22年度建設施工の地球温暖化
対策検討分科会』において、予てより業界-国交省間で検討してきた燃費基準の制定、燃
費認定制度の創設等の内容が大筋了解された。
4.国際的な規制・規格とのハーモナイゼーションの推進
(1)CECE 総会
平成22年10月にスペインのバルセロナで開催された CECE 総会に出席し、欧州の規
制・規格動向、技術情報の収集を行った。
(2)JTLM 技術交流会(国際技術交流会)
平成23年3月17日~18日に米国のサンフランシスコで開催された JTLM に参加し、
米国機器製造業協会(AEM)、欧州建設機械工業連合会(CECE)、韓国建設機械工業協会
(KOCEMA)、中国工程機械工業協会(CCMA)との各国の規制・規格動向について情報交換した。
Ⅳ
グローバル化と円滑な通商関係への対応【国際委員会】
1.海外友好団体との協力
(1)海外業界団体の年次総会への出席
平成22年10月21日~22日にスペインのバルセロナで開催された CECE 年次総会
に落合国際委員会幹事が出席し、
「日本の建設機械市場の景気動向」と題するプレゼンテーション
を行った。
また、平成22年11月7日~9日に米国のサンアントニオで開催された AEM 年次総会
へ川嶋常務理事他が出席した。
(2)韓国建設機械工業会(KOCEMA)、中国建設機械工業会(CCMA)との交流
平成22年9月30日~10月3日に韓国のソウルで開催された KOCEMA 主催の建機展
CONEX KOREA2010 を視察すると共に、韓国建設機械工業協会(KOCEMA)及び中国建設機械
工業会(CCMA)の幹部・実務者との交流を行った。
(3)インド建設機械工業会(IECIAL)との第3回交流会の実施
平成22年11月13日にインドのコルカタでインド建設機械工業会(IECIAL)と第3
回交流会を行った。徳永常務理事が、日本建機工の活動内容と組織の紹介、インド建機工
と相互協力が行える分野の可能性について意見を交換した。
2.海外市場動向に関する調査研究と情報の迅速な提供
(1)平成22年11月23日~26日に中国の上海で開催された展示会「Bauma China 2010」
を視察した。
(2)平成22年11月10日~13日にインドのコルカタで開催された展示会「第10回
International Mining & Machinery Exhibition」を視察した。
(3)米国シカゴジェトロセンターに委託し、米国の建設機械の統計、貿易動向、貿易規制、経
済社会政治状況等の調査報告を毎月定期的に受けた。
3.政府通商政策への協力
(1)環太平洋経済連携協定(TPP)及び EPA 交渉に関して会員各社からの意見・要望を取り纏
め、経済産業省へ説明すると共に各種意見を提出し通商政策立案に協力した。
(2)平成23年1月18日に国際委員会幹事会社及び海外情報ネットワーク会員を対象に経済
産業省通商政策局経済連携課楠見係長を招いて EPA(経済連携協定)に関する説明・意見交
換会を開催した。
Ⅴ
機種固有課題への適切な対応【機種別部会】
各機種別部会は、他の部会や各委員会等との有機的連携を図りつつ、機種固有の課題に取り
組んだ。特に市場動向の把握、安全や環境規制対応、投資促進税制対応、流通問題への対応等
幅広い事業に取り組んだ。部会別の具体的な事業内容は以下のとおり。
1.トラクタ部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 安全マニュアルの改訂作業を実施。
2.キャリア部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
3.油圧ショベル部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 関連機種別部会との連携。
(3) モデルチャートの見直しを実施。
(4) シートベルトの使用促進策の検討を実施。
(5) 安全マニュアル改訂版を発行。
(6) 排出ガス規制対応機の国内販売台数調査を実施。
(7) 油圧ショベル兹用屈曲ジブ式移動式クレーンの国内販売台数調査を実施。
(8) 油圧ショベル・ミニショベルの国内ストック台数調査を実施。
(9) 油圧ショベル・ミニショベル世界生産台数調査を実施。
(10) 油圧ショベル応用機安全技術 PT を設置し、6月11日と11月12日に工場視察と併せ
て会議を開催し、応用機の需要動向及び安全、規制等の応用機特有の課題について意見
交換を実施。
4.油圧クレーン部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) ラフテレーンクレーンの国内出荷台数統計の継続実施。
(3) クローラクレーン部会と合同で海外の市場に関わる情報収集組織を新設。
(4) クレーン安全協議会と合同で安全に関する取組を実施。
5.クローラクレーン部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) クローラクレーンの国内出荷台数統計の継続実施。
(3) 油圧クレーン部会と合同で海外の市場に関わる情報収集組織を新設。
(4) クレーン安全協議会と合同で安全に関する取組を実施。
6.クローラテレスコ部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 工場見学会の実施。
(5月18日、㈱タダノ志度工場)
7.タワークレーン部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 工場見学会の実施。(7月1日、㈱前田製作所本社工場)
8.トラック搭載型クレーン部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
9.高所作業車部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 各社の安全対策についての意見交換を実施。
(3) 工場見学会の実施。(10月29~30日、㈱タダノ志度工場)
10.アスファルトフィニッシャ部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 関連機種別部会との連携強化。
11.締固機械部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 関連機種別部会との連携強化。
12.コンクリートポンプ部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) コンクリートポンプ車の国内車検登録実績に関する統計を継続実施。
(3) (社)全国コンクリート圧送事業団体連合会との交流を継続実施。
(4) コンクリートポンプ車整備証明制度に基づく整備証明業務を継続実施。
13.コンクリートプラント部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 工場見学会の実施。
(10月15日、キャタピラージャパン㈱明石工場)
14.推進機械部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 海外も含めた中古機械流通の状況把握の継続。
15.シールド機械部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 会員外企業を含めた受注・出荷実績調査を実施。
16.基礎機械部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) エンジン入手問題について業界意見を取りまとめ、他団体と協力し、関係省庁に働き
かけを実施。
(3) 工場見学会の実施。
(10月25日、㈱ヤマザキマザック美濃加茂製作所)
17.コンプレッサ部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 工場見学会の実施。
(11月22日、㈱ブリヂストン熊本工場)
18.ドリル部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 安全マニュアルの内容改訂を検討。
19.油圧アタッチメント部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) デモセンター見学会の実施。
(7月16日、キャタピラージャパン㈱秩父デモセンター)
20.自走式リサイクル機械部会
(1) 規制や市場に関わる情報収集と出荷動向の情報交換を実施。
(2) 工場見学会の実施。
(1月28日、宇部興産㈱伊佐セメント工場)
Ⅵ
迅速かつ正確な統計調査の実施【統計調査部会】
建設機械産業の出荷動向や景気指標等の各種統計の整備を行うと共に、その成果を速やか
に会員へ提供した。また、広報部会との連携でマスコミ、ホームページ等を通じて対外的に
定期的な発表を行った。
1.自主統計の整備
(1) 全正会員会社を対象に建設機械出荷額の実績を毎月調査し、出荷金額統計として取り纏
めた。
(2) 国内出荷台数に関し、機種別部会の協力を得て34の国内出荷台数統計を取り纏めた。
(3) 新車輸出台数統計を四半期ごとに取り纏めた。また、財務省の通関統計を用いて中古車
の輸出台数を取り纏めた。
(4) 建機工の統計ホームページに出荷金額統計及び国内出荷台数統計、生産動態(機械)統
計をタイムリーに掲載した。
2.欧米韓業界団体との連携による世界統計の整備
(1)海外団体との統計に関する意見交換の実施
平成22年10月2日に韓国のソウルで開催された第1回目の世界統計会議に参加し、
統計交換上の問題点について話し合った。平成23年3月27日に米国のラスベガスで
開催された第2回目の同会議は、3月11日に発生した東日本大震災対応のため、欠席
した。機種固有の懸案事項の検討や中国の団体が世界統計に参加するためのルール等に
ついて確認した。
(2)世界統計の集計、整備
毎月または四半期卖位で、世界統計参加会員会社を対象として各機種の国別出荷台数
実績を調査し、世界統計交換に参加する日米欧韓4団体による国別出荷台数統計を取り
纏め、集計結果を参加会員会社に提供した。
3.関連統計の収集・整備
経済産業省の生産動態(機械)統計、内閣府の受注統計、財務省の通関統計等建設機械
に関する統計の収集、整備を行い、適宜会員に提供した。
4.需要予測の実施
(1)会員会社の翌期計画等経営判断材料に供することを主たる目的として、7月と1月の年2
回、当年度と次年度を調査対象期間として、全正会員会社に対するアンケートにより、機種
別市場規模見込み(予測)調査及び景況感調査を実施し、集計結果を「需要予測結果」とし
て、8月と2月に会員への報告及び記者発表を行った。
(2)機種別部会の協力を得て、需要見通しを補完するものとして関係統計の分析、市場環境
の定性的分析、機種別の概括的な国内需要動向見込み結果の背景について調査分析を行った。
また、油圧ショベル部会と合同で油圧ショベル・ミニショベル世界生産台数調査を実施し、
2月の会長記者会見で発表した。
5.統計データ等の提供
(1)自主統計、関連統計、需要予測などの活動成果について、ホームページ等を通じて、積極
的に会員に提供を行い、経営指標として活用を図った。
(2)平成22年8月25日と平成23年2月25日に開催された賛助会員事業説明会において、
建設機械の市場環境、需要動向、需要予測結果等について説明を行った。
6.統計情報のシステム化
統計情報の収集、集計などのシステム化を図り、情報の迅速化、多様化等の促進を図った。
Ⅶ
積極的な広報の推進【広報部会】
1.会長記者会見の開催
平成22年8月24日及び平成23年2月24日、経団連会館において一般紙及び業界紙
等の報道機関に対する会長記者会見を開催した。
野路会長より、建設機械需要予測結果、業界の動向と今後の展望についての発表・説明を
行った。また、井上専務理事より需要予測の詳細説明と工業会活動に関するトピックスにつ
いての説明・報告が行われた。なお、報道関係者の参加は、8月が29名、2月が27名であった。
2.随時のニュースリリース実施
毎月の出荷金額統計と半期毎の需要予測を、報道関係、経済研究所、ファイナンス関係等
へタイムリーにリリースするなど、工業会活動に関わるトピックスを随時リリースした。
3.工業会事業概要(日本語・英語併記)を全面改訂
活動内容の紹介・会員名簿を加え従来の12ページから16ページへとボリュームアップ
を図った。
4.設立20周年を迎えるにあたり、記念史「建機工20周年史」を発刊した。
Ⅷ
円滑な事業運営【運営委員会】
1.工業会の意志決定に関する事項
理事会審議事項、正副会長会議審議事項その他会員共通の重要事項等工業会の意志決定に
関する重要事項を調査審議すると共に、各種委員会事業の総合調整など事業進捗状況のフォ
ローアップ、各段階の中間成果、最終成果等を理事会・正副会長会議に報告・答申の上、実
行に移した。
2.会員間の親睦と相互啓発の促進
平成22年5月20日の総会、10月22日~23日の第21回会員懇親会及び平成23
年1月7日の新年賀詞交歓会等を通じ、会員間の一層の親睦と相互啓発に努めた。更に賛助
会員に対しては、賛助会員事業説明会を8月25日と平成23年2月25日の2回開催し、
工業会活動情報の適切な提供を行うと共に、工業会活動への参画の機会を拡大した。
3.会員の入会の促進等
平成22年5月の通常総会以降、本年度中に賛助会員4社の入会があった一方、正会員3
社及び賛助会員2社の退会があった。
4.東日本大震災への対応窓口の設置
(1)政府当局へ以下の緊急要請を行った。
① 復旧、復興支援関係車両の交通制限地域通行許可証の発給
② 同車両用燃料(ガソリン、軽油)の確保
③ 可及的速やかな生産活動再開に関する支援
(2)会員各社の被害状況調査を行い、71社から回答、生産設備、営業施設の被害報告があった。
(3)ホームページに「東日本大震災に関する情報」特設ページ開設で情報提供を行い、交通規
制・同解除情報、支援金関係税制情報、輸出品に対する各国の対放射能措置情報等12件
の情報を発信した。
(4)震災相談窓口を設置し、13社、18件の相談に対応した。
5.法務・税務・労務に関する専門的サポート
工業会活動に係わる法務、税務及び労務の事項に関し、専門的立場から補佐、助言もしく
は協力を行った。
(1)法務グループ
当工業会の活動に関する法務面からの助言を行った。
(2)税務グループ(税制改正要望の取り纏め)
平成23年度の税制改正にあたり、
「法人実効税率の引き下げ」
「自動車排出ガス低減建設
機械等に対する税制優遇」
「ハイブリッド建設機械等に対する優遇税制」
「軽油引取税の建
設機械での減免」
「土地改良費の損金算入」
「中小企業投資促進税制の拡充(車輛運搬具の
追加)」
「研究開発促進税制の充実」「IT 投資促進税制の復活」「自走式作業用機械設備の
法定耐用年数区分の組み替え」
「尐額減価償却資産限度額引き上げ等」
「移転価格税制にお
ける負担軽減等」「欠損金の繰戻還付期間及び繰越控除期間の見直し」の重点課題12項目
とその他一般要望6項目を取り纏め、経済産業省政策会議へ提出、要望した。
(3)労務グループ
労務管理上の課題について協議し、今後の対応策について検討を行った。
6.新公益法人への移行対応について
一般社団法人移行に対応するために「定款・諸規定変更案」
「公益事業支出計画案」
「新法
人化に伴う活動組織の在り方案」の検討を行った。
7.予算・事業計画の総合調整
予算及び事業計画策定の総合調整・取り纏めを行うと共に、所要の執行管理を行った。
8.政府・関連団体との連携
(1)政府諸施策への対応と要望
総会、理事会、正副会長会議等の諸会議の場に政府関係者に出席頂き意見交換、要望等を
実施した。
(2)関連団体との連携強化と共通の諸課題への対処
(社)日本機械工業連合会主催の総務連絡会に参加し、各団体等共通の課題につき情報交
換及び協議を実施した。また、(社)日本貿易会主催の国際課税連絡協議会に参画し、政
府関連省庁に対し外国税額控除制度の拡充を連携して要望した。