インフルエンザ - くまだ内科・小児科クリニック

~ インフルエンザ と かぜ!? ~
インフルエンザ
インフルエンザは、温度や湿度も低い冬の時期に流行する疾患です。ウィルスは変化し
続けているので、年に数回、また毎年かかってしまう事もあるやっかいな病気で、辛い
かぜ
急に激しい全身の症状が出る
症状の出かた
ゆっくり出る
38℃~40℃の高熱
熱
あまり高くならない
強い
さむけ
軽い
強い
頭痛・体の痛み
あっても軽い
2~3日後から出る
鼻水・せき
最初から出る
多くの人にうつる
うつりかた
あまり多くの人にうつらない
*インフルエンザの場合、時に胃腸症状(吐き気・下痢など)を伴う事もあります。
思いをした経験のある方が殆どではないでしょうか。そのインフルエンザは、ご存知の
通り、幼稚園や保育園等、人が多く集まる場所でうつりやすく、また小さな子どもはイ
ンフルエンザにかかると重症化しやすいので注意が必要です。その為、何よりも予防す
る事が大切です。お家にウィルスを持ち込まないようにする為、家族みんなでインフル
エンザを予防しましょう。
★もしもインフルエンザにかかってしまったらどうしよう…★
① かかりつけ医に受診しましょう。
インフルエンザの治療薬の中には、発症後○○時間内に内服を始めなければ効果が望めないといったものも
あります。万が一、急な高熱がでたら、早いうちにかかりつけ医の判断を受けた方がよいでしょう。また以前に
もらった薬や解熱剤を使用する事は、症状を悪化させる可能性があるので使用は控え、かかりつけ医を受診
*予防策①
規則正しい生活をしましょう。
不規則な生活は体調を崩すもとです。早寝早起き、
*予防策④
加湿と換気をしましょう。
乾燥している状態は、ウィルスが飛びやすい状態で、
十分な栄養等々、規則正しい生活を心掛けましょう。 インフルエンザにかかりやすい環境と言えます。そ
*予防策②
人ごみはなるべく避けましょう。 れを防ぐ為にも、湿度は 60%以上に保ちましょう。
人がたくさん集まる場所は、ウィルスが充満してい
加湿器がなくても、部屋の中にぬれたタオルを吊る
るのでなるべく避けるようにしましょう。万が一、
すだけでも効果はあります。また1~2時間おきに
人ごみへ出向く場合でも、混まない時間帯や日を選
換気をし、絶えず新鮮な空気をとりいれましょう。
ぶ等、工夫してみて下さい。また、マスクの着用も
*予防策⑤
効果的です。
予防接種をうけると、かかっても軽症ですみます。
*予防策③
手洗い・うがいをしましょう。
予防接種をうけましょう。
インフルエンザにかからない訳ではありませんの
外出先では、ドアノブや電車のつり革等みんなが触
で、くれぐれも①~④の予防を怠らないようにして
れる場所には、ウィルスがたくさんいます。ウィル
下さい。また予防接種後より免疫がつくまでに2~
スお家に持ち込まない為にも、家に帰ったらすぐに
4週間かかりますので、流行時期に入る前には接種
手洗いとうがいをしましょう。
しておくのが望ましいです。
するようにしましょう。
② 高熱が出たら…
熱の出始めは寒気と震えがでますので、温かくして安静にし、その後、熱が上がると今度は熱くなってきます
ので、薄着にして過ごさせてあげましょう。また、熱の高い間は保冷剤でわきを冷やしたりすると熱が下がりや
すくなります(冷やす箇所のポイントは太い血管の通っている脇の下、足の付根などです)。頭に冷却シートを
貼る事でと気持ちよく過ごせる場合は使用してあげて、少しでも心地よく過ごせるよう工夫してあげましょう。
③ 水分補給
こまめに水分補給を行うと、熱が下がりやすくなります。どんなものでも構いませんが、イオン飲料は、失った
体の水分を補うのに適しておりオススメです。母乳を飲んでいるお子さんは、母乳を飲ませてあげて下さい。
④ 栄養補給
熱が出ていたりすると、なかなか食事も進みませんが、体の回復には栄養補給も欠かせません。うどんやお
かゆは消化がよくオススメですが、口当たりがよく、食べやすいアイスやゼリー等好みのものでも構いません。
H23.2 月発行
Vol.3
(医)愛幸会 くまだ内科・小児科クリニック
病児保育室リトルベアー