「ロアッソ熊本サポーターミーティング」議事録主催：「ロアッソ熊本を J1 へ」県民運動推進本部協力：㈱アスリートクラブ熊本、ロアッソ熊本ファン・サポーターの皆様日時：平成 26 年 4 月 26 日（土）13 時 30 分から 14 時 00 分まで場所：うまかな・よかなスタジアムミーティングルーム 4 目的：2014 年 8 月までに約 6,100 万円の債務超過の解消を行わなければ、2015 シーズンのライセンスが交付されないという大変厳しい状況である。今後もロアッソ熊本がＪ１昇格を目指して J リーグの舞台で戦い続けることができるために、ロアッソ熊本のサポーターが今できる支援策について意見交換を行なう。 1.アスリートクラブ熊本池谷社長からのメッセージ日頃からのご声援、誠にありがとうございます。ロアッソ熊本が誕生して今シーズン 10 周年を迎えております。これが早いのか遅いのかはわかりませんが着実に一歩一歩前進しているかと思っています。５年で J1 をという旗を上げて頑張ってまいりましたが、今は J1 をという旗を下ろしたわけではなく J1 に行くために、やはりもっと大事なのはもっと地域に根ざした活動ということで、昨年から日本一地域に根ざしたクラブづくりを進めております。今シーズンは「絆 Myhometown180 万馬力」というクラブスローガンを掲げて 180 万県民の皆さんとの絆を結んでより皆さんに愛される、そして応援、支援していただけるクラブを目指したいと思います。先日行いました株主総会でもご報告させていただきましたが、昨年度はクラブ始まって以来の最高益を出すことが出来ました。これも昨シーズン不本意な結果にもかかわらず、サポーターの皆様にも応援し続けていただいたことで、クラブ始まって以来の利益を得ることが出来ました。この場をお借りしまして改めて感謝申し上げます。そのような中、このクラブは現時点で約 6000 万円の債務超過という過去の負の遺産を抱えております。クラブライセンス制度が始まりまして、来シーズンのライセンスを取得するためには、債務超過を夏までに解消する必要があります。色々勉強会などを重ねまして検討しましたところ、当然ですがこのクラブが利益を出すこと。今やれることとして一つは増資するしかないということ。その一方で支援募金を集めていくこと。増資して債務を消すことは当然ですが、今後こういうことがないようにクラブとしての体力をつけること、J1 を目指していく上で支援募金を集めさせていただきたいと思います。誠に勝手ではありますが、ぜひ皆さんの力を借りて熊本の元気のために一緒に頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 2.アスリートクラブ熊本藏原専務取締役より今回の増資については、株主総会で増資することを承認いただいた段階で、まだ目処は立っておりません。増資については、５月１日から全社員にて既存の株主の方、それ以外の方にも働きかけていくことにしています。その中で 7000 万の資本を集めたいと計画しています。募金につきましては、スタジアムや街頭募金等の場合はおいくらでも、振り込みの場合は基本的に 1 口 5000 円として広く求めたいと思っています。皆さんで出来る範囲としまして 5000 円というところを設定しましたが、グループで出し合って 5000 円単位にしていただいても結構です。また、スタジアムの入場ゲート付近にて実施していた募金を 4 月 26 日の試合から存続支援募金に切り替えて樽募金を実施いたします。選手にも池谷社長から説明をしており、クラブ一丸となって中心市街地や大型商業施設などでの募金活動を実施する予定です。サポーターの皆様にも、そういった募金活動にご参加頂けたら大変ありがたいと思っております。クラブライセンスの審査が 8 月にあるため、短い期間ですが 7 月末までに債務超過を消す目処を立てなければならない。そのために増資の 7000 万、募金の 3000 万をぜひ達成したいと思います。クラブライセンスを取得して J1 にチャレンジしたいと思います。 3.「ロアッソ熊本存続支援募金」チラシについてアスリートクラブ熊本と県民運動推進本部の共催で「ロアッソ熊本存続支援募金」のチラシを作成中。裏面が振込用紙になっており、そのまま金融機関で使えるようにしている。５月１０日頃には出来上がる予定。サポーターの皆さんにも配布等をお願いしたい。 4.サポーターからの提案、質疑応答・今まで実施していた愛募金は存続するのか？また振込用紙での振込手数料に関しては免除の交渉はできるか？ →愛募金は行わずに存続支援募金に一本化します。 1 口 5000 円ということにはしていますが、これまでどおり 1 円単位での募金も受け付けます。申し訳ないが振込手数料に関しては交渉したが NG が出たためご負担いただくことになることをご了承いただきたい。・持株会は募集しないのでしょうか？ →５月１日に持株会の理事会が開催されると聞いている。おそらく増資にご協力いただける方向で検討いただき、会員募集もあると思う。・募金の目標 3000 万については増資の足りない部分の保険になるのか？ →債務超過解消の方法としては、増資を基本とします。クラブライセンスの判断材料としてクラブの経営が黒であればいいがその基準が定かではない。もし増資が目標にいかなかった場合でも、募金がある程度集まっていれば、クラブライセンスを取得するための条件としての J リーグに判断してもらうための有効打となる。・他クラブのサポーターから募金をしたいという声が上がっているが、募金した際にクラブから何らかのリリースはしていただけるのか？ →手紙、ホームページ掲載など何らかの形でお返しをしたいと考えている。・遠隔地にいる人のためにも募金の振込用紙をホームページからダウンロードできるようにしてほしい →現在金融機関への承認申請中ではあるがダウンロード出来る方向で動いている。・増資 7000 万、募金 3000 万が集まったとして募金の使い道は？ →みなさんの承認が必要かと思いますがクラブの強化に当てたい。クラブの体力をつけて皆さんに良い形でお返しできるように我々も頑張って行きたいと思ってる。・メディアを利用してサポーター自らがロアッソの現状をいろいろな形で伝えていけばどうか？手紙やメールを送って取り上げてもらう機会が増えれば、あまり興味のなかった県民の皆さんにも状況が伝わる。熊本に縁のある有名人に手紙を出して活動を知ってもらい全国の人に知ってもらえるようにしたい。・増資以外、グッズ収入等で債務超過を消すことはできないか？限定グッズの販売は少ないと思うし、せっかく熊本出身選手が多いのだから選手の出身校へのチケット販売などをしたほうがいいのではないか →債務超過はクラブの自助努力で解消できるように中期計画を立てていた。去年も 2500 万黒字が出る計画であったが、成績が低迷したためにシーズン途中で補強をしたことで利益が 1000 万に下がってしまった。今季も 2000 万の黒字が出るよう計画立てている。クラブライセンスの審査が 1 年早まってしまったこともあり、夏までに 6000 万の債務超過を解消することが物理的に困難となっているため増資と募金をお願いすることになった。本予算で赤字が出てしまうと募金もそれに補填することになってしまう。そうならないためにも頑張って黒字を達成したい。入場料収入やグッズ収入など、毎試合の目標を立てて取り組んでいるが、今シーズンについては毎試合達成している。それに甘えることなく頑張っていく。限定グッズについては正直いくつ売れるか見込みが立たなかったため少数での販売になった。また販売できるように検討していく。また、選手の出身校にお願いして団体でチケットを買っていただくなどの取組みも行っている。・日本全国にいる熊本出身の方も支援したいと思っている方もいると思う。そういう人にも広く行ってもらえるようにネットでの振込ができるようにしてほしい。SNS などを有効に利用しているサポーターも多いので、振り込み方法等の情報を早く公表していただきたい。・サポーターの活動が、選手たちのモチベーションを下げることには繋げたくない。「サポーターは一丸となって支えていくんだ」という姿勢で頑張っていきましょう。 →（全員拍手） ○最後に池谷社長から選手にも趣旨を伝えています。名前が存続支援募金ということで衝撃的なタイトルとなっているが、存続云々ではなくクラブも最高益を出しているし、今シーズンも順調に推移している。クラブの環境をもっと良くして、J1 を確実に狙える体制を作るためだということを説明しています。選手にお願いしたのは、今日からの５連戦を勝ち抜くこと。今の状態は団子状態となっている。ここで上にいくか下にいくか本当に大事な時期なので、選手にはピッチで精一杯走りぬく、諦めない姿勢をサポーターに見せてほしいと伝えている。今回こういったことになって申し訳なく思っています。クラブの勝手ではありますが、ご支援の程宜しくお願い致します。以上