旅行よびかけ - ストリートチルドレンを考える会

訪問する NGO など ( 予定 )
★NGO「パンガラップ・シェルター・
フォー・ストリートチルドレン」
パンガラップ・シェルター・フォー・ストリー
トチルドレン とは、
「路上の子どもたちに夢を
もたらす場所」という意味。1989 年からマニラ
首都圏パサイ市を中心に活動しているカトリック
系 NGO だ。パサイ市にある施設では、路上から
来た少年たちを対象に活動している。その他、貧
困家庭を対象にスラムでの活動を展開している。
★NGO「セラズ・センター・
フォ ー・ガールズ」
1993 年にセラ司教というカトリックの神父
が設立した NGO。マニラ首都圏パサイ市にあ
る施設は、路上や家庭で性的な虐待を受けた、
あるいはその危険がある状況に置かれている、
または性産業で働かされていた少女たちを対
象に活動している。少女たちは、各地の様々
な NGO や政府機関に保護された後、同 NGO
の施設へ来て、心とからだのリハビリをしなが
ら、学校へ通い1年前後ここで生活する。その
後は、里親との生活、自立と就職、家庭への復
帰(それまでの間に、ソーシャルワーカーが家
庭訪問を繰り返し行い、条件が整った場合のみ)
などの道を選択する。
★フンドゥアン郡アバタン村
★NGO「バハイ・トゥルヤン」
団体名は、フィリピンの言葉で「歓迎の家」を意
味する。1987 年設立。現在、マニラ首都圏、ケソン、
ラグーナで計 3 つの定住ホームや職業訓練センター
を運営。また、マニラ首都圏を巡回する「モバイル・
ユニット」という車を使った路上活動も行っている。
路上で暮らす子どもたち、ストリートファミリー
の子ども、貧困家庭その他で虐待や養育放棄、人身
売買などの問題に巻き込まれた子どもを対象に活動
している。
★NGO「パアララン・パンタオ」
マニラ首都圏ケソン市のパヤタス地区にあ
るゴミ集積場(dumpsite)のすぐ脇にある、
貧困家庭の子どもたちのためのフリースクー
ル。その名称「パアララン・パンタオ」とは、
「思いやりの学校」という意味。1989 年、こ
の地域で住民リーダーをしていたレティシア・
レイエスさんが開設した。
2000 年 7 月に起きたゴミ山の崩落事故後、
隣町モンタルバン(通称・エラップシティ)
に移住を余儀なくされた子どもたちのために、
2003 年モンタルバン校も開校。
2007 年 12 月、アジア人権賞を受賞した。
北部ルソンの山間部にある棚田の村。9 つの
集落が集まって、人口約 800 人の村を形成し
ており、独自の言語を話すイフガオ族が暮ら
す。1∼3 月に田植え、
6∼8 月に稲刈り(収穫)
をする。農閑期には、多くの人が近郊の町や
NGO
マニラ、海外に出稼ぎに行く。
「ストリートチルドレンを考える会」運営委員
ここは、第二次世界大戦の際、米軍と戦っ
ていた日本軍が追いつめられ逃げこんだ地域
(ジャーナリスト)
で、兵士だけでなく、多くの民間人・女性・
子どもが、飢餓や病で亡くなった。イフガオ
(フォトジャーナリスト)
の人々も戦闘に巻き込まれ、犠牲になった。
旅行よびかけ
工藤律子
篠田有史