020109 1. スイスの 3000 万枚普及している非接触カード ======================= これは多分 3 千枚の間違いだろうと思われます。 スイスの人口は、約 720 万人です。 ドイツと同じく地方分権がす すんでおり、大都市は以下のようになっています; チューリヒ 337000 人 ベルン 123000 人 ジュネーブ 173000 人 バーゼル 169000 人 スイスではスイス国鉄(SBB) 及び各地方や町の公共交通機関など が協力して、EasyRide システムを開発しています。 昨年 2 月から 6 月まで、バーゼルとジュネーブで計約 2-3000 人を対象 に、実証実験が行われました。 これは個人に交通料金清算用のコ ンタクトレスカードを持たせ、乗った場所から降りた場所までの料 金を、中央コンピューターで処理して、指定口座から引き落とす、 というものです。 ID 個人用カードには、その人の 降りの際に、GPS 情報しか入っていません。乗り を組み込んだリーダーをくぐることにより、場 所や交通機関が特定できます。 要は車内検札の際に正規の切符で有効区間かどうかなどをチェック する必要がなくなり、持っている を調べることになります。 カードが本物で有効かどうか、 そしてオペレーターはあらゆるデータ を持つことになるため、最も有効なタリフの設定や時刻改正などが やり易くなります。 Copyright ©2004 JICSAP. All Rights Reserved. また、ユーザーも、タリフや駅名を覚える必要がなく、切符を買う のに並ぶこともなくなります。 問題は、プライバシーです。 タを持つことになるからです。 ホストコンピューターが全部のデー また、観光国家として、ツーリス トをどのように扱うのか、たまにしか乗らない人をどうするのか、 さらには、経済的に見合うのか、という最大の問題も残されていま す。 今までに調べたところでは、もしこのシステムを本格稼動するとし ても、多分 2005/6 年頃になる、と言われています。 実施するかど うかの可能性は五分五分ではないかと思われます。 スイスは何度も行っていますが、ドイツと同じで改札口はありませ ん。 市電やバス、近距離鉄道などはゾーン制で、しかも共通切符 です。(独禁法の対象外) 個人的には、今のままで一体どこに問 題があるのか、なぜこんなややこしい、しかも危なっかしいシステ ムが必要なのか、と思うくらいです。 (まだ研究が足りないせい だと思いますが) 2. 欧州内の IC カードを利用した交通システム ======================= EU では Kontiki プロジェクトなどを通じて、IC カードを使 った新しい交通機関のチケッティングのあり方を研究しています。 日本と異なり、接触型が主流のようです。 を使ったシステムでは、以前にお伝えしました 特にゲルトカルテ Bremen が最も 進んでいます。 Copyright ©2004 JICSAP. All Rights Reserved. 1. 及び 2. に関しまして、なんとか 1 月 20 日までにレポート を纏めるつもりです。 Copyright ©2004 JICSAP. All Rights Reserved.
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