五 十嵐 健

 仕事や趣味など、様々な分野で目標
に向かって、生き生きと輝いている市
民の皆さんを紹介していきます。
山形県を代表するブランド魚を目指して
い が ら し
け ん き
五十嵐 健生
さん(鶴岡・由良)
魚偏に春と書くサワラ。秋に獲れるサ
ワラは脂がのった良食味の魚として知ら
れ、庄内浜ではここ10年間で漁獲量が
増えてきました。このサワラを独自技術
でいけ締めし「庄内おばこサワラ」とし
て出荷している庄内おばこサワラブラ
ンド推進協議会(会長・鈴木重作さん)
。
五十嵐さんは会員として「庄内おばこサ
ワラ」のブランド化に取り組んでいます。
私たちの協議会は平成22年に鈴木会長を中心に
発足しました。会員は30歳代∼70歳代のはえ縄漁
師17人です。私はもともとアパレル関係の仕事に
携わっていましたが、趣味の船釣りが高じて漁師に
転職。
「日本一のサワラを作る」という同協議会の
高い志にひかれ5年前に入会しました。
「庄内おばこサワラ」の特徴は、生きたまま頭と尾
に切れ目を入れ神経を抜くという、鈴木会長が開発
した独自技術によって鮮度を長く保持できることで
す。県水産試験場で鮮度変化を調べたところ、通常
の締め方では、刺身で食べることができる高鮮度の
状態は2日間で終わりますが、私たちの締め方では
21 広報つるおか 2015 . 12
3 23
30
31
酒田市美術館特別展 センチメンタル・メルヘンの世界
72
12
池田修三 木版画展
in
24
水まで︵毎週月曜日休館︶ ■
■
日 月 日○
時午前9時∼午
後4時 分分 ■
内木版画や版木、スケッチなどの展示 ■
費
入館料 ■
問同館☎0234︲ ︲0095
10
10
30
酒田市資料館企画展
12
16
絵はがきに写る近代の酒田
30
13
日まで︵毎週月曜日・年末年始休館︶
■
日来年2月7日○
■
時午前9時∼午後4時 分 ■
内明治から戦前までの酒田
港、日和山、新井田川などを写した絵はがきの展示 ■
費
入館料 ■
問同同
同館☎022
234︲ ︲6544
42
20 12
しらい自然館
おもしろ自然塾
﹂そ
恒例﹁年越し
ば打ち体験
10
日・
水午前
■
日 月 日○
日○
時∼午後1時
定各日先
■
着 人 ■
費1、800円︵そば粉4人分のお土産付き︶
■
持エプロン、タオル ■
申各日3日前まで同館内﹁鳥
場・■
海山おもしろ自然塾推進協議会﹂事務局☎0234︲
︲2069へ
19
クリスマスパーティー きたがっさんそう
土午前 時 分 ■
■
日 月 日○
場月の沢温泉北月山荘 ■
内
雪遊び、ツリーの飾り付け、ケーキキ
キのデコレーション
木まで庄内町観
■
持ツリーに飾りたいもの等 ■
申 月 日○
光協会☎0234︲ ︲2922へ ■
他バスでの送迎あ
り︵要予約︶
12
1週間続くことが分かりました。この技術を更に向
上させることで、鮮度保持を今以上に長くすること
ができ、また、熟成のうま味を引き出すこともでき
ます。和食や鶴岡の食文化が注目されている中、海
外との取引を進めるなど、いずれはこのサワラを世
界に向けて発信していきたいですね。
これからは量をとるだけではなく、限りある資源
を守りながら、魚の付加価値を高めることが大事だ
と考えています。大間マグロや越前ガニ、関サバな
どのように「庄内おばこサワラ」を市場や消費者か
ら評価してもらえる、県を代表するブランド魚に育
て、庄内浜の漁業再生につなげたいと思っています。