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ニュースリリース
2012 年 5 月 24 日
※本リリースはドイツ本社 5 月 15 日発表英文リリースの抜粋・抄訳です。
Merck KGaA、2012 年第 1 四半期の決算を発表
総売上高は前年同期比 3.2%増の 26 億ユーロを達成
•
メルクセローノ事業部とメルクミリポア事業部が売り上げ拡大をけん引
•
一時費用計上前 EBITDA は好調だった前年同期の業績から減少し、
6 億 7,500 万ユーロを計上
メルク株式会社(本社東京、会長兼社長カール・レーザー)およびメルクセローノ株式会社(本社東京、社長
マーク・スミス)の親会社である Merck KGaA(ドイツ・ダルムシュタット市、会長カール-ルドウィッグ・クライ)
は 5 月 15 日、2012 年第 1 四半期の決算を発表しました。
主要決算数値
メルクグループ (100万ユーロ)
総売上高
売上高*
一時費用計上前EBITDA**
営業利益率(%)
税引後利益
一時費用計上前一株あたり利益*** (ユーロ)
2012.1Q
2,644.9
2,563.9
674.9
26.3
176.6
1.67
2011.1Q
2,563.8
2,477.5
736.7
29.7
344.2
1.91
増減(%)
3.2
3.5
- 8.4
- 48.7
- 12.6
* 総売上高からロイヤリティ収入を除く製品売上高
** 支払利息、税金、減価償却費用、無形資産の償却分および一時費用計上前利益
*** 税考慮後 一時費用の影響および買収による無形資産の償却分計上前の一株当たり利益。決算の調整内容については、
Merck ホームページの IR ページをご参照ください。
Merck KGaA 会長のカール-ルドウィッグ・クライは、「今期は十分な業績をあげたものの、昨年同期との比
較では厳しい数字となっています。今期は効率化プログラムを始動し、この変革プロセスの一環として計画
の第一弾を発表しました。2012 年は、堅調な業績を達成していくとともに、競合他社や業界他社並みの競
争力のあるコスト構造にすることに注力していきます」と述べています。
メルク株式会社
本社
〒153-8927
東京都目黒区下目黒 1-8-1
アルコタワー 5F
人事本部 広報グループ
電話 03 (5434) 6270
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2012 年第 1 四半期のメルクグループの総売上高は、前年同期の 25 億 6,400 万ユーロから 3.2%増の
26 億 4,500 万ユーロとなりました。グループ全体の売上高は、前年同期の 24 億 7,800 万ユーロから
3.5%増の 25 億 6,400 万ユーロでした。このうち本業の伸びによる売上増が 1.2%で、為替によるプラス
の影響が 1.7%、企業買収および事業売却による影響が 0.6%でした。今期のグループの本業の伸びは
すべて、メルクセローノ事業部とメルクミリポア事業部がけん引しました。
2012 年第 1 四半期の営業利益(EBIT)は 3 億 1,100 万ユーロで、前年同期の 5 億 3,000 万ユーロから
減益となりました。これは主として、今期売り上げが低下したことと、Crop BioScience 事業の売却に伴い
2011 年第 1 四半期に 1 億 5,700 万ユーロの一時所得を計上したことによるものです。今期の一時費用
計上前 EBITDA は 6 億 7,500 万ユーロ(売上高に対して 26.3%)となり、前年同期の 7 億 3,700 万ユー
ロ(売上高に対して 29.7%)から減益となっています。なお今期のグループ全体の一時費用計上前
EBITDA からは、その他の営業支出として計上された一時費用 3,000 万ユーロが除外されています。
2012 年第 1 四半期の税引き後利益は 1 億 7,700 万ユーロとなり、前年同期の 3 億 4,400 万ユーロから
49%減となりました。今期の非支配持分調整後の純利益は 1 億 7,400 万ユーロで、前年同期の 3 億
4,100 万ユーロから 49%の減益でした。
各事業部の概要
メルクセローノ事業部
メルクセローノ事業部の 2012 年第 1 四半期の売上高は 14 億 1,700 万ユーロとなり、前年同期の 13 億
4,500 万ユーロから 5.4%の増加となりました。今期の本業の売り上げの伸びは 4.1%でした。売り上げの
伸びは、不妊治療領域、内分泌代謝領域、心血管代謝&総合内科領域の各事業における好調な業績と、
主力製品である Rebif®と Erbitux®の実質価格の上昇にけん引されたものです。メルクセローノ事業部の
一時費用計上前 EBITDA は、前年同期の 4 億 100 万ユーロ(売上高に対して 29.8%)から 2.0%減の 3
億 9,400 万ユーロ(売上高に対して 27.8%)となりました。
単独製品としてメルクセローノ事業部で最大の売り上げを占める再発型多発性硬化症の治療薬 Rebif®の
2012 年第 1 四半期の世界での売上高は 4 億 3,000 万ユーロとなり、前年同期から 2.7%増加しました。
分子標的抗がん剤 Erbitux® の売り上げは、前年同期から 1.3%増の 2 憶 1,400 万ユーロでした。
メルク株式会社
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コンシューマヘルスケア事業部
コンシューマヘルスケア事業部の 2012 年第 1 四半期の売上高は 1 億 800 万ユーロで、前年同期の 1 億
1,600 万ユーロから 7.4%減少しました。本業の売り上げは前年同期から 7.7%減となりました。
パフォーマンスマテリアルズ事業部
パフォーマンスマテリアルズ事業部の 2012 年第 1 四半期の売上高は 3 億 8,600 万ユーロで、前年同期
の 4 億 800 万ユーロから 5.3%減となっています。本業での売り上げは前年同期から 7.9%の減少でした。
これは、2011 年の第 1 四半期に液晶材料に対する需要が著しく高まり、2010 年第 1 四半期と比べ本業
で 15%の大幅な売上増となったことが影響しています。2012 年第 1 四半期の液晶材料に対する需要は
引き続き堅調であり、メルクは今期も同市場においてトップシェアを維持しています。ピグメンツ&コスメティ
クス事業の売り上げは、前年同期比では減少しているものの、非常に低調だった 2011 年第 4 四半期から
は増加しています。
同事業部の営業利益は前年同期から 61%減の 1 億 2,900 万ユーロとなりましたが、これは 2011 年に
Crop BioScience 事業売却による 1 億 5,700 万ユーロの一時所得を計上したことが主な要因となってい
ます。パフォーマンスマテリアルズ事業部の一時費用計上前 EBITDA は 1 億 6,000 万ユーロ(売上高に
対して 41.5%)で、前年同期の 1 億 9,800 万ユーロ(売上高に対して 48.5%)から 19%の減益となってい
ます。
メルクミリポア事業部
メルクミリポア事業部の 2012 年第 1 四半期の売上高は、ラボソリューションズ・ビジネスユニットとプロセ
スソリューションズ・ビジネスユニットの堅調な業績にけん引され、前年同期の 6 億 800 万ユーロから
7.3%増加して 6 億 5,300 万ユーロとなりました。事業部全体の本業での売り上げの伸びは 2.7%でした。
ラボソリューションズ・ビジネスユニットの本業の伸びは 3.3%で、環境試験や医薬品、食品関連の品質検
査の増加、研究室向けの消耗品や設備機器の需要拡大によって売り上げが大幅に拡大したことが要因で
す。プロセスソリューションズ・ビジネスユニットの本業の伸びは 2.7%で、バイオ医薬品の生産が一段と拡
大したことが売り上げを増加させました。バイオサイエンス・ビジネスユニットは、学術研究機関が予算削減
傾向にあり、製薬会社からの需要も低調で、研究開発市場が依然として軟調であるため、本業の伸びは
1.3%に留まりました。
メルクミリポア事業部の 2012 年第 1 四半期の一時費用計上前 EBITDA は 1 億 6,100 万ユーロ(売上高
に対して 24.7%)で、これに対し前年同期は 1 億 5,800 万ユーロ(売上高に対して 26.0%)でした。一時費
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用計上前 EBITDA が若干の増加に留まったのは、同事業部が将来の成長に向け投資を行っていることが
影響しています。
全文リリースはウェブサイト上の英文資料をご参照ください。
(http://news.merck.de/N/0/9C2E51830DEC0EA2C12579FE0055C238/$File/Q1-12-e.pdf )
本件に関するお問い合わせは下記まで
化学品事業: メルク株式会社人事本部 広報グループ ピンスカーまたは西上 (電話:03-5434-6270)
医薬品事業: メルクセローノ株式会社 コーポレート・コミュニケーション 正木 (電話:03-5424-8737)
メルクについて
Merck KGaA(メルク)はドイツのダルムシュタットに本社を置く世界的な医薬品・化学品会社です。会社としての起源は1668
年まで遡り、現在は世界67カ国で事業を展開しています。グループ従業員総数は約40,000人に上り、起業家精神あふれる
社員のイノベーションによって成功を収めてきました。2011年総売上高は約103億ユーロでした。Merck KGaA の株式は全
体の30%が市場で取り引きされており、残りの70%はメルクファミリーが合資会社を通じて保有しています。なお1917年、当
時の米国子会社Merck & Co.の資産が接収された後、同社はメルクからは完全に独立しています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968 年に設立。液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析
機器などライフサイエンス関連製品・サービスを手がけています。2011年には日本ミリポア株式会社を吸収合併し、バイオサ
イエンス基礎研究から医薬品製造、創薬まで、ライフサイエンス分野の製品とソリューションを提供しています。
メルク株式会社についての詳細は、www.merck.co.jp をご覧ください。
メルクセローノ株式会社は、ドイツ、ダルムシュタット市にある本社MerckKGaAのバイオ医薬品事業部の日本法人です。メル
クセローノの本社はスイス、ジュネーブ市にあり化学や生物由来の薬剤の研究開発、製造、市販しています。メルクセローノ
の子会社である米国とカナダではEMDセローノとして事業展開をしております。
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メルクセローノ事業部の製品群には、がん治療薬 (Erbitux , cetuximab)や多発性硬化症治療薬 (Rebif , interferon beta®
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1a)、不妊(Gonal-f , follitropin alfa), 循環器・代謝疾患領域の治療薬(Saizen and Serostim , somatropin), (Kuvan ,
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sapropterin dihydrochloride), (Egrifta , tesamorelin), 循環器代謝疾患(Glucophage , metformin), (Concor , bisoprolol),
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(Euthyrox , levothyroxine) をはじめとする、世界トップクラスの医療用医薬品があります。全製品が全ての市場で利用でき
るとは限りません。
メルクセローノ事業部は研究開発の10億ユーロ以上の投資を毎年継続的に行っています。研究開発の重点領域は、神経変
性疾患、がん、不妊、内分泌代謝、そして今後新しい研究開発領域となる自己免疫・炎症性疾患です。
メルクセローノについての詳細はwww.merckserono.co.jp をご覧ください。
メルク株式会社
本社
〒153-8927
東京都目黒区下目黒 1-8-1
アルコタワー 5F
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