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宮崎県高千穂町「神が住まう町」、訪日外国人取り込みに力
高千穂町観光協会の HP が充実
英語・韓国語・中国語(繁体字)3言語表示や宿泊予約も手軽に
宮崎県高千穂町は「神が住まう町」とうたわれ、逸話が数多く残っている神話の里だ。さらに
は名勝の高千穂峡は柱状節理の渓谷で、神話の世界、神秘的な雰囲気が味わうことができ、最近
ではパワースポットとして、日本人だけでなく外国人旅行者にも人気が高まっている。そんな外
国人にとって高千穂観光の便利な“窓口”となっているのが高千穂町観光協会のホームページ(H
P)だ。
HPは日本語のほか、英語・韓国語・中国語(繁体字)
に対応し、観光地や宿泊情報も満載。宿ごとにWi-F
iの有無、国際カードが使用可能かについての記載もあ
り、外国人旅行者の利便性を高めている。高千穂町観光
協会では 2014 年度総会を6月 27 日に開き、2014 年度事
業計画として高千穂のPR映像とパンフレットを多言
語で作成することを決めた。PR映像については日本語
音声に多言語の字幕を付ける計画だ。高千穂町観光協会
は「従来の誘客の取り組みに加え、外国人旅行者を取り
込む施策を充実させていきたい」と言う。
高千穂観光で一番人気なのが高千穂峡の遊覧ボート。
「このところ外国人ツアー客が増えてきて
きました」(高千穂町観光協会)。また幻想的な雰囲気で繰り広げられる高千穂の夜神楽にも足を
運ぶ外国人旅行者の姿も珍しくないという。高千穂の夜神楽は秋の収穫と来年の五穀豊穣を祈る
神事で、一般客がなかなか観ることができなかった。そこで高千穂町観光協会が夜神楽を年間を
通して楽しんでもらおうと 1972 年から「観光神楽」
(現在は「高千穂神楽」
)として公開し、人気
を博している。
高千穂町観光協会は、外国人旅行者の利用を意識し、無料Wi-Fiを計5カ所に設置した。ま
ちなか案内所と道の駅高千穂観光案内所はID・パスワードの設定は不要、直営の売店3カ所は
接続時にメールアドレスを登録することで利用できる。まちなか案内所は日本政府観光局認定の
外国人観光案内所となっており、
「観光協会のHPをご覧になって、メールなどで宿の予約をする
という外国人の方も多くいらっしゃるようです」と高千穂町観光協会は話す。
高千穂町の観光統計によると 2013 年1月から 12 月まで同町を訪れた観光客数は 144 万 5600 人
で、そのうち外国人旅行者は前年より 8200 人増の2万 8800 人。高千穂町観光協会は「今後、案
内所に外国語を話せる専門のスタッフを配置するなど、さらにきめ細かな“おもてなし”で高千
穂観光を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
高千穂観光協会ホームページ(http://takachiho-kanko.info/)
問い合わせ先
問い合わせ先:
一般社団法人 高千穂町観光協会
TEL:
0982-73-1213
(平成 26 年度作成)