書 特 別 展 秋山庄太郎 秋山コレクション+ ポートレート 写真家 秋山庄太郎 + 書 家 沢 村 澄 子 武者小路実篤 水上 勉 松本清張 沢村澄子 写 真 家の ミ ュ ージアムで、 書 と 出会う。 2016 4.29 金 5.29 日 【休館日】月・火曜日 ※5/3(火・祝)は開館 【開館時間】11:00∼16:30(入館受付は16:00まで) 【入 館 料】一般500円、小中学生300円、 障がい者手帳をお持ちの方(及び付添い1名)各300円 ウェブサイト Facebook ページ http://akiyama-shotaro.com https://www.facebook.com/akiyama.shotaro.photo 上段右から :秋山庄太郎 同 書「秋」 2 段目右から:武者小路実篤(秋山庄太郎撮影) 同 書「歩く也 大道を歩く也」 3 段目右から:松本清張(秋山庄太郎撮影) 同 書「真実探求」 水上勉(秋山庄太郎撮影) 同 書「自分ひとりこの道をゆく」 下段右から :沢村澄子 同 書「無事」2011年 その書道の先生はえらい人で、 「いいんだよ、字なんかあぐらかいてい 秋山庄太郎の書 ても」と、懐も大きい。 「字は寝っころがっていても書けなきゃいけない」 と、まず先生の筆になる「千字文」を、一字一字写す。そして言われた通 りに、ちゃんとあぐらをかいて書いた。退屈きわまりない。第一、人の ものをそのまま写して、なにが面白いのか。 勝手に書き出して、友人の五倍は速い。二カ月ほど経ってから、先生に 「破門」を申しわたされた。大喜びだった。私はこう言われたのである。 「君 は、我流すぎる。教えたって、ムダだよ」――秋山庄太郎「私の履歴書」より 花や女性ポートレート等の作品で知られる写真家・秋山庄 太郎(1920-2003)は、絵画や生け花をはじめ様々な分野の芸 術にも親しみました。書もそのひとつで、書家・芸術家・文 「和不同」 「裸」 「独居如接客 接客如独居」 秋山コレクションの書 ∼書家・芸術家・文士∼ 士の書を多数所蔵し、自ら筆をふるうこともしばしばでした。 展示予定 沢村澄子氏(1962- )は、現在まで 50 回を超える個展を開催、 盛岡を拠点に各地で活躍する気鋭の書家です。立体作品や 50 メートルもの野外作品を制作したり、他ジャンルの作家との コラボレーションに取り組んだりと、型にはまらない活動を 続けています。 芸術ジャンルの垣根にとらわれない姿勢をもった秋山と 沢村氏に共通するのが「生きる」というキーワード。本展は 奥村土牛 書「百寿」 奥村土牛(秋山庄太郎撮影) この言葉を手がかりとして、沢村澄子氏監修のもと秋山庄太 郎筆による書、秋山旧蔵の書家・芸術家・文士の書をご紹介 するとともに、沢村氏の自選作品や新作インスタレーション 阿川 弘之 瀬戸内晴美 安東 聖空 檀 一 雄 井 上 靖 富岡多恵子 五木 寛之 野坂 昭如 遠藤 周作 日比野五鳳 北村 西望 藤沢 周平 今 東 光 森村 誠一 今 日出海 吉行淳之介 佐藤 愛子 渡辺 淳一 清水 公照 作品を展示します。 秋山と沢村氏のコラボレーションを通じて、「生きる」書と の出会いを体験していただければ幸いです。 ほか (敬称略/順不同) 司馬遼太郎 書「壺」 司馬遼太郎 (秋山庄太郎撮影) *書とあわせて秋山庄太郎撮影の ポートレートも適宜展示します。 沢村澄子の書 会期中 の 催 し (※詳細は当館ウェブサイトをご覧ください) ①沢村澄子氏によるギャラリートーク&ミニワークショップ 【日時】5月 14 日(土) 15:00 ∼(1 時間程度) 消しゴムハンコを作り、 「花」の字を書きます。できた作品は持って帰っ たり、 当館に展示したり。参加者の年齢・書経験の有無は問いません(要 事前申込み) 。 ②ミュージアムコンサート 【日時】5 月 14 日(土)14:00 ∼、5 月 15 日(日)15:00 ∼(各 30 分程度) 作曲家・ピアニストの中村由利子氏指導のもと、二人の女性ピアニス トが特別展に関連した楽曲などを演奏します(事前申込み不要) 。 ③学芸員による展示解説 【日時】5 月 15 日(日) 14:00 ∼(30 分程度) 秋山庄太郎の書、秋山コレクションの書を中心に解説します(事前申 込み不要) 。 「いろは歌」2011 年 *沢村氏自選作品のほか、新作インスタ ※展示・催しは都合により内容や会期が変更になる場合があります。 レーション作品を展示予定です。 他施設の沢村澄子氏個展情報 ・地下鉄銀座線・千代田 -happened- 沢村澄子展 f.e.i art gallery 5/9(月)∼ 5/27(金)*土日祝休廊 線・半蔵門線「表参道 駅」A4出口より徒歩 TEL : 045-325-0081 [横浜市西区] 10:00 ∼ 19:00(最終日 17:00 約7分 ) ・港区コミュニティバス 沢村澄子氏の小品や「いろは歌」シリーズ以外の幅のある書作品を展示。 (青山ルート) 「ちいばす」 「祈り」 「喜び」をテーマにした作品が並ぶ。 (入館料:無料) バス停「青南小学校」 FEI ART MUSEUM YOKOHAMA TEL : 045-411-5031[横浜市神奈川区] 5/10(火)∼ 5/28(土)*月休廊 「中」2014 年 10:00 ∼ 19:00(最終日 16:00 ) 沢村澄子氏の 10 年間で書き続けられた「いろは歌」シリーズの全容を 体感できる展覧会。3 ∼ 10 m の大作が並ぶ。 (入館料:無料) 下車徒歩約 2 分 〒1 0 7 - 0 0 6 2 東京都港区南青山 4 - 1 8 - 9 【TEL】0 3 - 3 4 0 5 - 8 5 7 8
© Copyright 2024 Paperzz