第 10 号 平成 23年8月18日 発 行 者 茅野市塚原 2-6-1 茅野市農業支援センター TEL72-2101内線404 塩之目営農組合が法人を設立・・・市内2番目 ~組合事業の「そば部門」を独立~ 農地の利用権設定、雇用確保も可能に!! 塩之目営農組合は茅野市農業マスタープランに基づく集落営農組織として、平成20年3月、 72戸中70戸の賛同を得て設立され、水稲栽培における機械の共同化により集落内の個々の 農家のコスト低減を図っています。 近年では、水田で米づくりが出来なくなった農地が増加してきたため、組合が代わってそば 栽培を行ってきましたが、作付面積も16haを超える状況となり、任意組織である営農組合 では労働力確保、経理管理面等において行き詰まりを感じ、また、今後更に組織管理への依存 度が高まることが予想されることから、組合員10人が発起人となり、そば部門を法人で管理 することを検討し、7月21日の「農事組合法人塩之目」の設立総会に至りました。代表理事 には、塩之目営農組合の両角善朗組合長が就任し、市内における農事組合法人の設立は湯川に 次いで2番目となります。 今後は、農事組合法人独自で農地の利用権設定、雇用確保が可能となります。 両角代表理事は、「圃場整備が完了した農地での不耕作を少しでも減らすことが課題。また、 農地の管理には経費もかかるのが現状。新たに立ち上がった農事組合法人では、経営が成り立 つ農業を目指したい。」と話していました。 なお、秋に収穫祭を兼ねて、農事組合法人の設立報告・祝賀会を行いたいとのことです。 法人設立総会 そばの播種作業 ~茅野市農業振興ビジョンがスタート~ (第2次茅野市農業振興実施計画) 従来の2部会は「営農部会」・「環境部会」として推進継続!! 農業支援センター通信第9号で「素案作成」までの経過をお知らせしましたが、昨年8月から進められ てきた農業振興ビジョンが3月末に樹立し、平成27年度までの5年間の計画期間でスタートしました。 平成16年から進められてきた農業マスタープランは、当初の3部会から途中2部会に再編成し事業推 進を行ってきましたが、本年度からの農業振興ビジョン推進に当たり、6月8日(水)マスタープラン推 進委員会を開催し、名称や委員数、推進方策について協議した結果、「本ビジョンは既にある茅野市農業 マスタープランの基本的な理念を尊重しつつ・・・」とあり、ビジョン推進委員会はこれまで本市の農業 振興について重要な役割を担ってきた「茅野市農業マスタープラン推進委員会がその役割を担う」として いる事から、名称は「茅野市農業振興ビジョン推進委員会」とし、推進部会は地域営農システム推進部会 を「営農部会」、環境保全型農業推進部会を「環境部会」とし進めることになりました。 また、第1回の営農部会を6月23日(水)に、環境部会を7月22日(金)に開催し、推進具体策の 確認をしました。「収益性の強化」「多様な担い手の育成」「環境保全型農業の実現」を重点事業として 推進を行います。 第1回営農部会 第1回環境部会 「茅野市農業と観光推進協議会」が収穫体験の受け入れ -厚木市の小学生190名- 「古田体験農場」 で トマト・ばれいしょ・スイートコーンを!! 「茅野市農業と観光推進協議会」の平成23年度事業計画では、遊休農地の有効活用として「収穫体験農場の運営と拡大」・ 「生産者と消費者との親睦交流」、また農業体験学習の受け入れと体制強化では「観光業者とのタイアップ強化と連携」・「事務 局・運営体制・出役体制の強化充実」を掲げており、農業支援センターも事務局員として今回の収穫体験受け入れに参加しました。 8月2日(火)神奈川県厚木市のJAあつぎが主催する夏休み収穫体験ツアーの、小学4年生から6年生190名を受け入れ、 豊平上古田にある「古田体験農場」30aで栽培されているトマト・ばれいしょ・スイートコーンの収穫を行いました。トマトは 予め収穫したものを1人1個。ばれいしょは1株、スイートコーンは4本の割り当てです。 試食用のスイートコーンを食べた、鳶尾小6年の泉妻さやかさんは「体験は楽しく、朝どりはおいしかった。また来たい」、毛 利台小4年の佐々木友里花さんは「甘くて早く食べちゃった。もろこしを家に持っていくのが楽しみ」と話していました。 事務局長の北沢幸男さんは、「年々受け入れは増えてきている。家族や小規模団体など9月上旬まで予約が入っている。また訪 れてもらえる様対応していきたい」とし、時折ユーモアで笑いを誘いながら子供達の心をつかんでいました。 裏面あり ~夏季就農準備セミナーが開催される~ 11名が参加 圃場視察や情報交換を行う 諏訪地区就農支援連絡会(諏訪農業改良普及センター)主催による、就農準備セミナーが8月7日(日)に開催され、市内、諏 訪地域及び県外から合わせて11名が参加しました。夏季での開催は2回目ですが、野菜や花き圃場の様子が見学でき、また園主 から直接話しが聞ける利点があり、参加者からは「1人で行う場合どの位の面積ができるか」、「収益性はどうか」、「パイプハ ウスの建設費はいくらか」など各圃場ごと多くの質問が出されました。また、JAの野菜・花き集荷所で出荷物を見た後情報交換 会を行い、各市町村から農地取得に係る説明や、新規就農支援制度の説明等が行われ、これらに関しても多くの質問が出され有意 義なセミナーとなりました。 今回のセミナーの参加募集は、インターネットと長野日報・中日新聞に掲載しましたが、神奈川県や東京都からの参加者もあり 諏訪の農業を十分にアピールできたと思います。是非諏訪地域での就農に結びついて欲しいものです。 パセリ圃場(原村) ブロッコリー圃場(原村) カーネーションハウス(富士見町) -永明中学校生徒が職場体験- 永明中学校では進路学習の一環として「職場体験学習」を実施し ており、自分が関心のある職業について実際の職場で体験し、「働 くことを身近に感じながら将来の進路について具体的に考えるきっ かけをつかむ」とし、支援センターでは2日間の受け入れ農家の紹 介をしました。 豊平上古田の長田俊治さん宅では2名が大根の収穫・洗い・箱詰 め作業を、また湖東中村の小平邦雄さん宅では、3名が食用ほおず きの管理やトマトの収穫作業を行いました。 体験は短かったですが、これを機会に更に農業に関心を持ち、将 来茅野市農業の活性化に関わる仕事をしていただきたいと思います。 セルリー保冷庫(JA原村EC) 8月1日(月)~2日(火) 「2年生」 5人が農家で働く 自宅前の「洗い場」にて 「ミニトマトハウス」にて 長野県で全国農業担い手サミットを開催!! 《参加者を募集》---8月25日(木)まで 松本を主会場に11月15日(火)~16日(水)の2日間 「第14回全国農業担い手サミット」が松本文化会館をメイン会場に開催されます。 〈全国の農業の担い手が一堂に会し、農業経営の現状や課題についての認識を深めるととも に、相互研鑽・交流を行い、自らの経営改善と地域農業の発展に資する〉とし、全国から農 業者約1,600人(県外1,100人、県内500人)と大会関係者200人の1,80 0人規模で行われます。。 11月15日の全体会は松本文化会館で、その後行われる地域交流会(情報交換会)は県 下11会場で開催、翌16日の現地研修会は県下11地域28コースに分散して、担い手農 家・農業関係施設・農産物直売所等を視察します。諏訪地域は3コース計画しています。 参加費は、全体会4,000円、情報交換会(夕食込み)6,000円です。宿泊(朝食 付き)8,000円も承れます。 参加希望者は8月25日(木)までに、茅野市農業支援センター事務局 TEL72-2101 内線404へご連絡願います。 茅野市産業振興ビジョン産業間連携 「軽トラ市」に出店を!! 主催 「第14回全国農業担い手サミットin長 野」 実行委員会 ・全国農業会議所 8月28日(日)茅野駅西口 弥生通りで 軽トラ市とは・・・軽トラックの荷台を利用した自由市場のことです。地元のとれたて新鮮 野菜や、果物、花、加工品や工芸品など何でも販売できます。 茅野市産業振興ビジョンの産業間連携事業において、商業部門から「軽トラ市」の出店要請 があり、農業振興ビジョン環境部会で検討した結果、この事業に協力することとしましたので、 積極的な参加をお願い致します。募集台数は30台です。 ・名 称 第1回 ちの軽トラ市 ・日 時 平成23年8月28日(日)午前8時30分~午前11時30分 小雨決行 (交通規制 午前8時~正午 歩行者天国 尚、本年は第2回を9月25日(日)、第3回を10月23日(日)に予定 ・場 所 茅野駅前 弥生通り ・集合場所 茅野市役所 正面玄関駐車場 ・受付時間 午前7時30分~7時45分 ・出店条件 軽トラックもしくは軽自動車以内での車両で出店 ・参 加 費 1台2,000円(参加費は当日徴収し、のぼり旗を渡すので会場にて車に設 置する。終了後のぼり旗を返却する時に2,000円の商品券を受け取る)
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