ISSN 0287-122X No. 93 日内連情報 January, 2008 日本内燃機関連合会 Information of the JICEF 目 Japan Internal Combustion Engine Federation 〒105-0004 東京都港区新橋 1-6-6 木村ビル 6F 電話 :03-3574-7882 FAX :03-3574-7883 E-mail :[email protected] Web site :http://www.jicef.org 次 I. 新年のご挨拶 ·························································································································· 雨森 宏一 ···················· 1 頁 New Year’s Greeting from President of JICEF ································································· AMEMORI, Koichi Ⅱ.2007 年 11 月 CIMAC 評議員会出席報告 ······························ 伊藤 恭裕、高畑 泰幸、山田 知夫 ······················ 2 頁 Report of CIMAC Council Meeting, November 2007 ······················································ ··············································· ITOH,Yasuhiro、 TAKAHATA, Yasuyuki、 YAMADA, Tomoo Ⅲ.CIMAC WG 関連 Reports of CIMAC WG activities Ⅲ−I CIMAC WG “船級協会―ディーゼル” コペンハーゲン国際会議(2007 年 8 月)出席報告 ··········································· 高橋 正英 ······················ 7 頁 Report of CIMAC WG " Classification Societies−Diesel " in Copenhagen, Augast 2007··················· TAKAHASHI, Masahide Ⅲ−Ⅱ CIMAC WG “潤滑油” ヘイゼルウッド国際会議(2007 年 9 月)出席報告 ··········································· 木原 英雄 ······················ 10 頁 Report of CIMAC WG "Marine Lubricants" in Derby, September 2006 ·············· KIHARA, Hideo Ⅲ−Ⅲ CIMAC WG “クランク軸の寸法” サンナゼール国際会議(2007 年 10 月)出席報告 ············································· 荒川 高治 ······················ 13 頁 Report of CIMAC WG "Auxiliary systems-Design" in St.Nazaire, November 2007 ·········· ARAKAWA, Kouji Ⅲ−Ⅳ CIMAC WG “ガス機関” フランクフルト国際会議(2007 年 10 月)出席報告 ········································· 後藤 悟 ·························· 14 頁 Report of CIMAC WG "Gas Engine" in Frankfurt, October 2007 ························· GOTO, Satoru Ⅲ−Ⅴ CIMAC WG “排気エミッション” ベルゲン国際会議(2007 年 11 月)出席報告 ····················································· 川上 雅由 ······················ 17 頁 Report of CIMAC WG "Eehaust Emission Controls" in Bergen, November 2007 ··············· KAWAKAMI, Masayoshi Ⅲ−Ⅵ CIMAC WG “重油” ロンドン国際会議(2007 年 11 月)出席報告 ····················································· 宮野 春雄 ······················ 20 頁 Report of CIMAC WG "Heavy Fuel" in London, November 2007 ······················· MIYANO, Haruo Ⅳ. ISO 関連 Reports of ISO Meetings Ⅳ−I ISO/TC70/ SC7(往復動内燃機関:潤滑油ろ過器試験) ワシントン国際会議(2007 年 10 月)出席報告 ················································· 鈴木 光俊 ······················ 23 頁 Report of ISO/TC70/SC7(LO filter) Meeting in Washington October 2007 ··············· SUZUKI, Mitsutoshi Ⅳ−Ⅱ ISO/TC192/WG13(ガスタービン:コージェネレーションシステム) 東京国際会議(2007 年 12 月)開催報告 ··················· 伊東 弘一、宇治 茂一、杉山 雄一郎 ·············· 25 頁 Report of ISO/TC192 /WG13Meeting in Tokyo, December 2007 ························ ···················································· ITOH, Koichi、 UJI, Shigekazu、 SUGIYAMA, Yuichiro Ⅴ. 標準化関係作業進む ·············································································································· 鈴木 章夫 ······················ 28 頁 Progress Reports on ISO and JIS Activities in Japan ·············································· SUZUKI, Akio 事務局通信 Information from JICEF 1 日内連主催講演会報告(テキスト・写真と実費販売)······································································································ 2 日内連主催講演会(計画) ···················································································································································· 3 CIMAC Working Group 国内対応委員会一覧表 ············································································································· 4 日内連主要行事等一覧 ······················································································································································· 事務局後記 Postscript ···································································································································································· 9頁 16 頁 30 頁 31 頁 33 頁 I. 新 年 の ご 挨 拶 日本内燃機関連合会 会長 雨森 宏一* 新年明けましておめでとうございます。 年頭に当たり、日本内燃機関連合会(「日内連」)を代表して、一言ご挨拶申し上げます。 本年は 子年という十二支の最初の年にあたりますので、先ずは現況と今後の方向に関して所感を 述べさせて頂きます。 現在の日本は、バブルの崩壊に続く長い不況を克服した後の だらだらとした景気の回復期にある と言われておりますが、この景気の回復も BRICs諸国の旺盛な経済成長と 米国での作り出さ れた需要に支えられたもので、我々の業界の活況も長続きするものではなく、未だ新しい方向が見え ていない というところが現況ではないでしょうか。 一方で 世界が現在の延長線上を進むとすれ ば、数々の大きな壁があることは 既に良く知られているとおりです。 すなわち、先ずはよく知られた環境問題です。 これについては多言を要しないと思いますが、現 在の社会の大きな方向転換が必要となってくるといわれております。 特に我々内燃機関に関わるも のとしては、先ずは当面している排気ガス対策を進める事が肝心であると考えますが、さらに将来に わたっては より基本的な大きな対応を迫られる状況にあります。 次は人口問題です。 このまま進めば地球上の人口は爆発的に膨らみ、それらの人々が人間らしい 生活を送るとすれば、より多くの食料が必要になると同時に、膨大なエネルギーを消費することにな りますし、さもなくば大きな貧富の格差を生み コンフリクトを生むことになります。 そしてエネルギー問題です。 現在の原油価格の高騰は投機的な部分が多いにせよ、今後このエネ ルギー価格は、それが新しい別のエネルギー源が成り立つところまで上るでしょう。 すなわち、エ ネルギーは枯渇するのでなく、その価格が上がり多様化すことになるでしょう。 さらに同様の行詰りが想定されるのは レアメタル類で、より環境に対応した製品、よりソフィス ティケーテッドな製品を生み出すために、その消費量は増大し続け供給不足がくるでありましょう。 以上のような、いくつかの大きな壁、それも互いに絡み合った諸課題を解きほぐすためには、大き く変わるであろう将来に対応できる、従来のレベルを超えた新しい技術が作りあげられることが期待 されております。 日内連におきましても、本年も CIMAC ISO等に関する数々のテーマをこなすと同時に、 上記のような将来の新しい方向に関する議論ができますよう努力して行きたいと考えておりますの で、本年もより一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう よろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶 とさせて頂きます。年頭に当たり、日本内燃機関連合会(「日内連」)を代表して、一言ご挨拶申し 上げます。 * ヤンマー(株) 常務取締役 技術統括本部長 −1− Ⅱ.2007 年 11 月 CIMAC 評 議 員 会 出 席 報 告 CIMAC 評議員 伊藤恭裕 * CIMAC 評議員 高畑泰幸 ** CIMAC 評議員 山田知夫 *** 1.日時 2007(平成 19)年 11 月 22 日 10:00 ∼ 16:00 2.会場 ドイツ、フランクフルト市 VDMA ビル 4.概要 前日の CIMAC 役員会に続けて開催された。日 本からは、CIMAC 評議員の伊藤氏、山田氏、高 畑の 3 名が出席した。会議冒頭の出席者自己紹介 において、日内連特別参与の山田氏より今回より 評議員として出席する旨の紹介がなされた。 評議員会での主要議事は、 CIMAC の会員関連、 WG 活動状況、CIMAC 広報活動(CIMAC CIRCLE 他)、 各国 NMA の活動状況、 CIMAC 大会関連(2007 年ウィーン大会レビュー、2010 年大会準備状況) および財務についてである。 5.議事要約 5.1 前回議事録の確認 前回(5 月 20 日)評議員会の議事録に関し、異議 および質問はなく、原案どおり議事録が承認され た。 会場の VDMA ビル 3.出席者 CIMAC 役員、11 カ国の NMA(National Member Association)からの評議員、CM(Corporate Member) 等の総勢 29 名の参加で開催された。イラン、イン ド、中国、韓国、および米国からの評議員は欠席 であった。 会議風景 * ** *** 新潟原動機 ヤンマー 日内連 5.2 議題の確認 議題は提案どおり確認された。 5.3 CIMAC 会員関連 (1) CM への新規参入他 前回役員会、評議員会以降に下記 2 社より CM (Corporate Member)としての CIMAC 参加申し込み があった。 ・ VELA International Marine Ltd. (United Arab Emirates) ・LLK International (Russia) (2) 会員獲得活動 2007 ウィーン CIMAC 大会において 60 名の CIMAC 非会員参加があった。内 33 団体が新 CM 候補であり、27 団体が NMA の新メンバー候補で ある。特に 16 の団体に対し、CIMAC 事務局より 会員(CM)勧誘の文書を送付した。 CIMAC の WG に 27 の CIMAC 非会員団体の参 加がある。内 11 団体が新 CM 候補であり、16 団 体が NMA の新メンバー候補であるが、これら団 体に対しては WG メンバー会費の請求を行った。 このような活動の成果として(1)項のとおり 2 社 より CM 申し込みがあり、以下 3 社が CM 参加に 興味を示している。 Anglo Belgian Corporation N.V. (Belgium) Hiltner Combustion Systems (Canada) Panama Canal Authority (Panama) −2− WG に参加の CIMAC 非会員団体については、2 団体よりWG メンバー会費(1,500 ユーロ)の支払い がなされた。しかしながら、15 団体については WG 会費請求に対する回答が得られておらず、今 後の対応が課題である。 5.4 WG (1) WG の活動状況 WG 担当新副会長の Ralf Marquard 氏により各 WG 活動概要が報告された。また、各 WG 間の協 力関係が図 1 のごとく示された。 ・WG2(Classification Societies): 議長は Kjeld B. Hansen 氏。新規エンジン設計に使用されるべき FMEA の標準化、 IACS UR M59 の改訂、 UR M68 に対するコメント、アルミの機関・機関室への 使用、船級間の相互認証、純正部品の定義など について協議。 WG 通常ミーティングを年 2 回、 船級協会との合同ミーティングを年 1 回開催。 合同ミーティングには必要に応じて WG4、 14、 15 の議長も参加。 ・ WG4(Crankshaft Rules): 議長は Matti Savolainen 氏。クランクシャフトフィレットの応力集中係 数の計算法、計算精度の改善、疲労破損クライ テリアなどについて協議。2007 年は 4 月と 10 月にミーティングを開催。次回会議は 2008 年 4 月に DNV で開催予定。 ・WG5(Exhaust Emission Control): 議長は Göran Hellén 氏。 舶用、 陸用の排気規制の調査(CARB、 EPA、EU、IMO、River Rhine、World Bank など)。 排気エミッションの環境に及ぼす影響、規制、 低減技術を取りまとめた“Emission Abatement Technology Matrix paper”を 2008 年第 2 四半期に 発行すべく準備中。WG10(users)による CIMAC リコメンデーション Classification of existing pre-2000 marine engines (not regulated by IMO Marpol 73/78 Annex VI) on exhaust emissions basis”の作成に参画。本活動を WG10 がリード す る こ と で 合 意 。 2007 年 7 月 に EPA NPRM“Control of Emissions of Air Pollution from Locomotive Engines and Marine CompressionIgnition Engines less than 30 Liters per Cylinder”に 対しコメントペーパーを提出。 2007 年は 5 月(ウ イーン)、11 月(ベルゲン)にミーティングを開催。 ・ WG7(Heavy Fuel): 議長は Kjeld Aabo 氏。 CIMAC リ コ メ ン デ ー シ ョ ン (no.25) Recommendations concerning the Design of Heavy Fuel Treatment Plants for Diesel Engines を 発行。低硫黄燃料、燃焼性、燃料規格、バイオ 燃料の 4 つのサブグループで活動中。エンジン と燃料の業界からの参加者による年 2 回の WG ミーティングを開催。最近では 11 月 21、22 日 に開催。 ・ WG8(Marine Lubricants): 議長は Dr. Holger Gehring。サブグループ SG1 にて CIMAC リコメ ン デ ー シ ョ ン (no.13) “Guidelines for the lubrication of medium speed engines”の見直し作 業が完了し、2008 年初に改訂版を発行予定。サ ブグループ ・ SG2 により CIMAC リコメンデーション(no.26) “Impact of low sulphur fuel on lubrication of marine engines”が発行された。これにより SG2 は活動 を終了。サブグループ SG3(Flash Point)はクラン クケース内爆発に及ぼす潤滑油引火点の影響 を調査するアクションプランを作成、調査のた めのアンケートを実施予定。サブグループ SG4(Used Oil analysis interpretation)は「使用油分 析のガイド」の原稿改定を実施、2008 年春のミ ーティングで最終原稿を完成予定。年に 2 回の WG ミーティングを開催。最近では 9 月 29 日 に英国にて開催、次回は 2008 年 4 月に開催予 定。 ・ WG10(Users): 議長は Derek Walford 氏。年に 2 ∼3 回の WG ミーティングを開催。最近では 2007CIMAC 大会中に開催。 ・ WG13(Turbocharger Efficiency):議長は Dr. Ennio Codan。本 WG の目的である CIMAC リコメン デーション(no.27) Turbocharging efficiencies definitions and guidelines for measurement and caluculation, 2007 を発行し閉会。 ・ WG14(Shafting): 議長は Per Rønnedal 氏。本 WG は IACS M68 リコメンデーションに関わる 検討を実施、IACS への文書提出をもって解散 された。 ・ WG15(Electronics and Software Systems): 議長は Rick Boom 氏。機能安全の国際規格 IEC 61508 に関し船級と IACS により作成された参考資料 に対し声明書を作成予定。WG2 に代わり非常 用発電機の電子ガバナに関し IACS との作業を 実施予定。客船に関わる Intership プロジェ クトにエンジン業界を代表すべく参画予定。前 回報告以降に 2 回の WG ミーティングを開催。 次回は 2008 年 1 月に開催予定。 ・ WG16(Auxiliary Systems–Design): 議長は Fred Deichmann 氏。現在までに船社、エンジンメー カ、関連機器(ポンプ、コンプレッサ、熱交換器、 ピューリファイヤー、フィルタ)メーカ約 20 社 からの約 40 名がメンバーとして参画。前回ミ ーティングは 2006 年 10 月 5 日にアウグスブル グの MAN 社にて開催。次回は 2008 年春に Wärtsilä, Vasa にて開催予定。 ・ WG17(Gas Engines): 議長は Lars Nerheim 氏。 2007 年 3 月に第 4 回(Dessau)ミーティングを開 ―3― 4 2 Class. Societies 18 5 Cranksh. rules Exhaust Emission Control 7 Engine Room Savety Heavy Fuel 8 17 Marine Lubricants Gas Engines 16 Auxiliary Systems 15 14 Electronics a. Software Systems 10 Users Shafting Closed 図 1 各 WG 間の協力関係 催、19 名が参加(MAN、ABB、GE Jenbacher、 JICEF 他)。10 月に第 5 回(Frankfurt)ミーティン グを開催、参加者は 14 名であった。次回は 2008 年 4 月(Frankfurt)に開催予定。2008 年初発行を 目標に、①LNG、②ボイル・オフガスの品質、 ③大気条件の性能に及ぼす影響に関する 3 つの 見解書を作成。また、リコメンデーションにつ いては 2008 年末の発行を目標とする。 ・ WG18(Engine Room Safety): 議長は Johannes Besau 氏。2006 年に新設され、本格的活動の準 備段階。「正確な検出、モニタリング、必要で あれば極めて初期の消火により、機関室火災の いかなる状況においても利用可能な能力を有 する」が本 WG の目標とされている。 5.5 広報関係 (1) 2007 Marintec China でのサークル開催 Marintec China(上海)の期間中に、下記内容にて CIMAC サークルを開催する。 開催場所:Shanghai New International Expo Center, Room W2-M9 テ ー マ: “What technologies to use in emission reduction of marine diesel engines パネリスト: ・Karl Wojik, AVL List GmbH, CIMAC 会長 (議長) ・Dr. Rudolf Holtbecker, Wärtsilä Switzerland Ltd. ・Dr. Masayoshi Kawakami, Niigata Power Systems Co., Ltd. ・Dr. Thomas S. Knudsen, MAN Diesel A/S ・Dr. Ralf Marquard, MAN Diesel SE ・Christoph Rofka, ABB Turbo Systems Ltd. ・Derek Walford, Teekay Shipping (Canada) Ltd. (2) 2008 SMEM( Seatrade Middle East Maritime)で の CIMAC サークル 2006 年は、Wärtsilä 社の Tage Blomberg 氏を議 長として“Maintenance and repairs–Life cycle support systems“をテーマに開催した。参加者 50 名、費用 7,500 ユーロであった。 2008 年に SMEM で CIMAC サークルを開催するか否か費用対効果を含め検討 していく。開催する場合、今後テーマおよび議長 を検討して行く必要がある。 (3) 2008 SMMハンブルグ展でのCIMACサークル 2006 年は、アテネ工科大学の Nikolaos Kyrtatos 教授を議長として Next generation marine diesel engines をテーマに開催した。2008 年に伝統的な SMM ハンブルグ展での CIMAC サークルを継続 するか否か、開催するとすれば、テーマを何に、 議長を誰にするかについて今後、検討していく。 (4) CIMAC ウェブサイト CIMAC 事務局より図 2 のとおり、2006 年 12 月 1 日から 2007 年 11 月 5 日までの CIMAC ウェブ サイトの利用状況が報告された。 また、2007 年 1 月から 9 月迄の国別論文ダウン ロード実績が報告され、頻度の高い順に韓国が全 体の 29%、イラン 13%、ドイツ 10%、ノルウェ ー、スイス、英国が各々5%であった。なお、日本 は 3%であった。 学生の CIMAC 論文データベースへのアクセス 方法の改善について検討された。学生のための読 ―4― visits / servers inquiries files pages 図2 CIMAC ウェブサイト利用状況 取専用(プリント、保存不可)ウェブサイト機能の 新設案も含め役員会で議論されたが、現行ウェブ サイト機能を維持し、学生に論文データベースへ のアクセス権を期間限定で付与する方針となった。 5.6 会員の活動状況 (1) 各国 NMA の活動状況 各国 NMA より活動状況について、報告書に基 づく説明が以下のとおりなされた。 ・ オーストリア:NMA を FMMI(電気・電子産業 協会)内に構成。メンバーの新規加入無し。 CIMAC 評議員会議の約 2 週間前に年 2 回の定 例会議を開催。 最近では 11/8 に Graz にて開催。 メンバーの活動活性化、特別講演による NMA 会合の機会増加に取り組み中。 ・ ドイツ:メンバー33 団体、2007 年に 3 団体が 新たに加入。定例会議を年 2 回、メンバー企業 にて開催。2007 年は 3/7 に BALL&KIRCH にて 1 回のみ開催、次回は 2008 年 2/15 に Federal Mogul にて開催予定。 ・ 日本:企業会員 44 社で前回報告時より 2 社増、 団体会員は 17 団体、さらに WG5 参加のための 臨時会員が 1 団体である。運営委員会を年 2∼3 回、総会を年 1 回、国内 WG リーダ会議を年 2 ∼3 回開催している。年次事業計画・報告書の 発行、「日内連情報」を年 2∼3 回発行、セミ ナーを年 3∼4 回開催。2007 年は CIMAC 大会 での論文の概要を纏めた「日内連技報」を発行。 ・ ノルウェー:メンバー24 団体(DNV、ノルウェ ー工業会、ノルウェー船主協会、船社:11 社、 石油会社:3 社、他)。2007 年の活動は、年次総 会(1/24)、全役員の再選、ノルシッピングでの CIMAC サークル開催、2010 大会準備のための 法人 CIMAC2010AS を設立等である。2008 年の 予定は、年次総会(1/30)、役員の改選、2010 CIMAC 大会に関する情報発信等である。 ・ スウェーデン:メンバー19 団体。3 月に年次会 合を開催し技術講演をあわせて実施。11/21 に セミナーを Lund 大学にて開催予定。メンバー の WG8、WG2 への参加を予定。 ・スイス:通常会員 9 団体、ゲスト会員 3 団体。 定例会議を 3/28、9/27 に開催。2008 年は第 1 回会合を 3 月に開催予定。7 月に EMPA(ETH 材 料科学技術研究所)で「高効率低エミッションエ ンジン」をテーマにイブニングセッションを開 催。来年に NMA 会長交代予定。 5.7 CIMAC 大会 (1) 2007 CIMAC 大会 オーストリア NMA より 5 月に開催された 2007CIMAC ウィーン大会概要としてオープニン グセレモニー、論文講演、パネルディスカッショ ン、展示会、各種イベント等の開催状況が写真で 紹介され、さらに大会の収支が報告された。収入 はスポンサー収入 338,700 ユーロ、参加費収入 831,330 ユーロ、展示会収入 236,500 ユーロ、総収 入 1,406,530 ユーロであった。支出は会場費 327,265ユーロ、 会議開催業者AIMS支払い115,031 ユーロ、飲食費 178,781 ユーロ、CIMAC と FMMI 支払い 298,755 ユーロ 他であった。 論文担当副会長の伊藤氏より、大会論文に対す るコメントと提言がなされた。2007CIMAC 大会 における国別の論文(採用・発表)件数、アブスト ラクトに対する発表論文の割合、セッション毎の 講演論文およびポスター論文件数、全発表論文に 対するポスター論文の割合、アブストラクトに対 する採用・発表論文の割合、採用論文の講演発表 キャンセル数等のデータが示され、論文執筆およ ―5― び論文審査において改善すべき内容がコメントさ れた。さらに、より正確な論文審査、論文作成の 期限遵守、論文審査者の負荷軽減、優秀論文賞・ CIMAC 会長賞の選出方法に関する提言がなされ た。 (2) 2010 CIMAC 大会 ノルウェーNMAより、2010CIMAC大会(2010年 6/14 ∼ 17) に 関 し 、 大 会 準 備 の た め の 法 人 CIMAC2010ASの設立、大会会場の予約(べルゲン 市のGrieghallen)、会議開催業者の決定、ホテルの 予約などが報告された。 5.8 財務 (1) 2007 年度の決算予測と 2008 年度の予算 2006 年度の決算予測が報告され、支出が予算 191,800 ユーロに対し決算予測 188,800 ユーロ、収 入は予算 203,400 ユーロ(11,600 ユーロを預金へ) に対し決算予測 194,317 ユーロ(5,517 ユーロを預 金へ)であった。尚、収入には 2007CIMAC 大会に よる収入 100,000 ユーロが含まれる。 2008 年予算は支出 170,850 ユーロ、 収入 149,900 (預金取り崩し 20,950 ユーロ)である。尚、本予算 より NMA 年会費が 7,500 ユーロ(現状 4,500 ユー ロ)に増額されている。CM 年会費は 1,500 ユーロ で増額無し。 (2) 会費徴収状況 事務局より NMA、CM からの徴収状況が報告 された。現時点で、NMA および CM の各 1 団体 が会費未払いである。 5.9 次回以降の評議員会の予定 次回会議は 2008 年 5 月 21 日にオーストリア、 グラーツで開催の予定。前日の 20 日には CIMAC 役員会が開催される。次々回会議は 2008 年 11 月 27 日にフランクフルト(VDMA)で開催の予定。 (高畑 記) 6.感想 Wojik 会長を初め副会長 2 名が交代し、新たな 体制での初めての評議員会であった。新体制のも と、前日の役員会から、CIMAC の活性化や新し い活動方針が議論され、その方針が評議員会で一 部披露された。特に若年エンジニア、学生に大型 エンジン業界に目を向けさせることが話題になっ たが、悩みは万国共通であると感じた。ウィーン 大会は成功裏に終わったが、 早くも 2010 年ベルゲ ン大会に向けて、ウィーン大会での改善点を踏ま えた準備を始める時期になっている。今回も論文 発表数は日本が最も多かったが、次回も数多くの 参加を期待する。 (伊藤 記) 今回の評議員会から、日内連 田山常務理事か ら評議員を引継ぎ、会議に出席させていただきま した。CIMAC には、国内での WG の事務局、2007 年ウィーン大会に日内連から参加、と係わってき ましたが、今回評議員会に出席し運営側の苦労・ 課題・重要さ、を肌で感じることができました。 ウィーン大会は成功裏に終わったものの、さら に CIMAC の役割を世界の業界関係者に浸透・周 知させるための課題が、まだまだあるようですの で、評議員としてまた日本からの代表として貢献 すべく努力していかなければ、との思いを強くい たしました。 (山田 記) CIMAC は 2007 年ウィーン大会を成功裏に終え、 一段落と言った気分ですが、一方ではすでに 2010 年の次回大会準備がノルウェーNMA によりが始 められており、大会を中心とした CIMAC の活動 が次のサイクルに入ったと感じられました。 (高畑 記) ―6― Ⅲ. CIMAC WG 関 連 Ⅲ− I CIMAC WG "船 級 協 会 ― デ ィ ー ゼ ル " コ ペ ン ハ ー ゲ ン 国 際 会 議 (2007 年 8 月 )出 席 報 告 CIMAC WG Classification Societies−Diesel 1.はじめに 通常年 2 回開催される会議の 2 回目が MAN Diesel の Mr.K.B.Hansen(Chairman)主催で開催され たので報告する。1 回目は CIMAC ウィーン大会 で開催されたが日本からは出席できなかった。2 回目の位置づけとしては、IACS-CIMAC WG2 ジ ョイントミーティングで審議される案件を取りま とめるといった内容である。 2.開催日時 2007 年 8 月 20 日(月) 14:00∼17:00 2007 年 8 月 21 日(火) 09:00∼15:00 3.開催場所 Diesel House, Copenhagen, Denmark 国内対応委員会 主査 高橋 正英* Mr.K.B.Hansen から会議開始の挨拶があった。 Dr.Triemel から Mr.Hess/MTU へ委員の交代、 Mr.Besau および Mr.Kuehmayer が WG18 からのオ ブザーバーとして新たにメンバーとなることが紹 介された。 会議の風景 会場となった Diesel House 4.出席者 Mr.K.B.Hansen (Chairman, MAN Diesel-DK) Mr.St.Stutz (Secretary, Wartsilla-CH) Mr.J.Andas (Rolls-Royce, Norway) Ms.J.Jafs (Wartsilla Finland) Dr.J.Triemel, Mr.D.Hess (MTU, Germany) Mr.N.Rattenbury (IACS-MP, LRS, England) Mr.H.Heuer (Caterpillar, Germany) Mr.M.Fanspets (Scania, Sweden) Dr.I.Bickley (MAN Diesel-UK) Mr.R.Boom (Woodward, WG15, Holland) Mr.J.Besau (Hoerbiger, WG18, Austria) Mr.J.Kuehmayer (NMA, WG18, Austria) Mr.M.Takahashi (MES, Japan) 計 14 名 * 三井造船 5.審議内容 (1) CIMAC WG15(Engine Electronics & Automation System)活動報告 (a) Intership Project(Euro Project)の中での自動化お よび IT 関係の活動を行っている。 (b) IEC61508(機能安全の規格)に関する Position statement の作成を行っている。 (2) CIMAC WG18(Engine room safety)活動報告 ウィーンで開催される次回会議の議事内容が 報告された。Mr.Rattenbury が IACS-MP から本会 議へ出席するかどうかについて確認する。 (3) 開放、吊上要具の船級承認 要具の中でも特に開放や吊上げに使うものに ついては、安全上の理由で船級が何らかの形で承 認した方が良いのではないかという IACS-MP に 対する提案。本件特に安全に関わることであり、 特にライセンサー側の意向が強い。IACS 側から は、要具の種類を明らかにすること、また、船級 は設計や構造に関係するのであり取り扱い方法に ついては、認証できないといった要求があった。 Mr.Hansen にて再度提案内容を見直し、IACS-MP に再提出する。 (4) グリーンパスポート IMO のガイドラインは、まだ施行されていない が、ドラフトは完成済み。 ―7― シップリサイクリングに関する ABS のペーパ が配布されている。現在のところ、2009 年から施 行の予定。 (5) 船級証書の有効性 設計承認および形式承認については、各船級の 対応がまちまちであり、設計者、製造者ともに無 駄な費用が発生している。Mr.Rattenbury から Procedure と Process についてのアドバイス があった。提案内容を見直し、ジョイントミーテ ィングで説明する。 (6) 事故情報の開示 IACS-MP からの提案として題記情報の共有(開 示)が求められている。2 ストローク、4 ストロー ク両サイドともに強く抵抗している。WG2 として は、この種の情報は WG10(users)から得るべきと 考え、WG10 と改めて協議する。最終的に Mr.Stutz が提案に対する回答レターを作成する。 (7) 軸受メンテナンス 2003 年に IACS に提案しているが、その後議論 されておらず詳細不明。IACS からの回答は入手 していない。IACS にて詳細調査する。 (8) 機関室のアルミニウム使用 4 ストロークでは、フィルタのハウジングに使 用されている。本件現在のところクリアになって いないので、今年中に共通の解釈を発行するのが 適当との結論。 (9) NK ルール改正 NK のルール改正について、WG2 の会議で議論 すべきものは、ルール発行前に議案にかけるべき というもの。国内対応委員会にて今後の対応を検 討する。 (10) ジャケット冷却清水高温シャットダウン 4 ストロークのキャタピラからの提案。現在はス ローダウン項目であるが、キャンセル付シャットダ ウンにしたいといった提案。シャットダウン項目は できるだけ少なくしたいという議論になった。 (11) FMEA 共通プラットフォーム 現在まで共通のプラットフォームは無いまま。す べての要求に対する共通の理解の構築が必要であ る。次回のジョイントミーティングで現在の提案の 改正およびできれば各自の理解をもう少し簡単に することとし、2008 年に IACS と協議する。 (12) IACS UR M66(クランクケース安全弁) Hoerbiger、Mt.H ともに新型の安全弁は新ルール のテストをクリアした。しかし、生産開始にはま だしばらく時間がかかるため、それまでの間の旧 タイプの使用、特に旧 735 タイプの取り扱いが決 まっていない。ジョイントミーティングでは Hoerbiger の Mr.Besau も参加し、本件についてど のように解決するか協議する。 (13) 陸上運転時の負荷試験時間削減 M51 で 100%負荷試験時間がプロペラ駆動用と 発電用(主推進、補機)に区分されそれ、ぞれ静定 後 60 分、50 分となっているが、2 ストロークと 4 ストロークに区分し、4 ストロークについては、20 分にしたいという提案。この提案について次回の ジョイントミーティングにかけることとした。 (14) Original Spare Parts IACS 側から Original Spare Parts の定義を質 問された。これまで口頭では説明しているが、文 書で渡してはいない。次回のジョイントミーティ ングに向け文書を準備する。 6.IACSMP-CIMAC WG2 ジョイントミーティング 2007 年 9 月 18 日 GL(ハンブルグ)で開催予定。 WG2 から Mr.Hansen、Mr.Stutz、WG18 から Mr. Besau が出席する。 7.次回会議予定 2008 年 3 月にウィンターツール(Wartsilla-CH) で計画する。 Diesel House の展示 発電用複動機関 8.その他 MTU の Dr.Triemel および MAN Diesel-UK の Dr.Bickley は今回で最後のため、Mr.Hansen から記 念品が贈られた。 今回開催された Diesel House は、今年 4 月に ―8― WG7 の国際会議が開催されており、国内対応委員 会主査の宮野殿により日内連情報にて紹介されて いるため、改めての説明は割愛するが、会議の途 中に機関の運転デモや機関を横にしての昼食等、 長年 MAN B&W 機関に携る者としては非常に貴 重な経験ができた。 9.おわりに 今回は、2 日間にまたがって開催され、夕食会は、 1 日目終了後にチボリ公園内のレストランで行われ た。コペンハーゲンは 20℃代前半の気温で、酷暑の 日本を離れ快適に会議に臨むことができた。 夕食会の行われたチボリ公園 以上 事務局通信 1 2007 年度日内連主催講演会報告 2007 年 11 月 7 日(水)に 第 25 回 CIMAC ウィーン大会 報告講演会 を東京で開催いたしました。 当日は、お陰様で 100 名(会場一杯)を超える方々にご参加いただく盛況な講演会になり、皆様の関心の 高さが窺えました。 講演会のテキストとしまして、ご出席の皆様 には「日内連技報第 4 号」(表紙は添付をご参 照下さい)を配布させていただきましたが、ま だ少々在庫がございます。 同技報は約 50 名の CIMAC 大会出席者の 方々のご協力の下、発表された論文(約 200 編 とパネル討論)の要旨を和文でまとめた貴重な 資料ですので、講演会に出席できなかった関連 の業種の方々には、是非ご覧いただきたい資料 です。1 部 1 万円で販売いたしますので、ご希 望の方は日内連にご連絡下さい。 因みに、本年 5 月にウィーンにて開催されま した第 25 回 CIMAC 大会は参加者数約 900 人 とこれまで最大級の規模となり、論文の講演内 容も内燃機関の基礎的な研究から運転実績に 至るまで極めて多岐に亘り、かつ興味の有る内 容でした。 業界の動きに関する最新の情報で あり、素早い企業経営方針決定のために、活用 できる内容となっております。 購入 e-mail アドレス: [email protected] ―9― Ⅲ-Ⅱ CIMAC WG "潤滑油" ヘイゼルウッド国際会議(2007 年 9 月)出席報告 CIMAC WG Marine Lubricants 国内対応委員会 海外委員 木原 英雄* 1.はじめに 2007 年 9 月 19 日および 20 日にイギリスのダー ビー近郊のヘイゼルウッドにある Lubrizol 社で開 催された第 44 回 CIMAC WG8 “Marine Lubricants” および CEC WG “Large Engines“に出席したので、 その概要について報告する。 会議が開催された Lubrizol Conference Center 2.出席者 Mr. Börje Svensson (Alfa Laval Tumba AB) Mr. Richard Leahy (A.P. Moller) Mr. K. C. Lim (BP Marine Ltd, UK) Dr. Penny Norridge (Chemtura Europe Limited) Mr. Dick Vrolijk (Chevron Oronite, The Netherlands) Mr. Wim Van Rossen (ChevronTexaco Technology) Mr. Dag O. Halle (DNV Petroleum Services, Norway) Mr. Frank Lutz (Germanischer Lloyd) Mr. John Smythe (Infineum UK Limited) Mr. Danny Sharten (Lloyd’s Register of Shipping) Dr. Stephen J. Cook (Lubrizol Limited) Ms. Alexandra Mayhew (Lubrizol Limited) Dr. Holger Gehring (MAN Diesel SE, Germany) Mr. Hideo Kihara (MHI Europe) Mr. Yannis Chatzakis (Mobile Oil Hellas A.E.) Mr. Georg C. Fleischhack (OSC) Mr. Jean-Philippe Roman (Total Lubrifiants) Ms. Valérie Doyen (Total Solaize Research Center) Mr. Kai Juoperi (Wärtsilä Finland Oy) Mr. Rolf Drijfholt (Wärtsilä, Switzerland) * 欧州三菱重工 3.CIMAC WG “Marine Lubricants”全体会議 3.1 メンバーシップおよびフォローアップ項目 (1) メンバーシップ German Lloyd からのメンバーは、今回より Mr. Karl Beese に代わり Mr. Frank Lutz となった。 (2) 2-stroke Engine Feed-rate Guide Line 2 サイクルエンジンの OEM 3 社で標準化を検討 しているシリンダ注油率の定義に関しては、 Convener の Ms. Charlotte Røjgaard (MAN Diesel A/S) が今回も欠席となったため、 K.C. Lim と Mr. Dag O. Halle (DNV Petroleum Services)が参加し懸案事項を つぶし込む作業を行なった。しかし細部において OEM 間の定義の違いを標準化することが難しく、 また MAN が欠席ということもあり、まずは Wärtsilä の場合を雛形にして、再度注油率の定義を まとめなおすこととなった。 (3) User WG 議長の招待 今回 WG10 Users の議長 Mr. Derek Walford (Teekay Marine Services)が参加の予定であったが、 直前の予定変更で参加はキャンセルされた。次回 WG に再度招待する。 3.2 サブグループの活動状況報告 (1) Sub-group 1 “Medium Speed Engine Lubrication Guideline Up-date” 前回まとめられたドラフトは WG 開催前にレビ ューに回されたが、WG 内からのコメントはほと んどなかった。現在残された議論は、潤滑油を交 換する際、異なるブランドの潤滑油に交換する場 合の両者の互換性に関する記述のみとなり、Mr. Kai Juoperi (Wärtsilä Finland Oy)が中心となり潤滑 油サプライヤとの意見調整/ドラフティングを行 なうこととなった。 (2) Sub-group 2 “Impact of Emission Control Measures on Lubrication” Recommendation26 が完成し、 当 WG は終了した。 (3) Sub-group 3 “Cause & Preventions of Crankcase Explosions (CCE) and the Relevance Flash Points (FP)” 存続の意義そのものさえ議論されていた当 SG であったが、今回 SG の名称を変更し、新たに目的 を以下の 2 つに絞り、活動を継続することとなっ た。 ・FP 分析方法の確立としきい値の規定 ・CCE の原因の特定 すなわち、当初 CCE と FP の関連性を見出すこ とが SG の目的であったが、今後 FP の分析方法の ―10― 標準化と CCE の原因究明は独立に進めることとな った。また WG では、エンジンメーカ、潤滑油サ プライヤ、添加剤メーカ、船級協会等の WG メン バーに対してアンケートを実施し、それに引き続 いてエンジンユーザにも類似のアンケートを行な うこととなった。WG 内メンバーに行われるアン ケート内容は以下の項目が含まれる。 ・FP 分析に使用している方法 ・採用しているしきい値 ・分析結果に基づく推奨事項等 ユーザに対して行われるアンケートでは、FP の 分析履歴(FP の低下)についても照会される予定。 また今後の低硫黄燃料の使用にともない、留出 油の使用頻度が高くなる傾向にある点もあわせて 考慮されることとなった。 なお本件に関しては、4 サイクルエンジン OEM が FP のみが CCE を評価する唯一の手法であると 考えているのに対して、2 サイクルエンジン OEM はそのように考えていない点が指摘された。 (4) Used Oil Analysis User Interpretation Guide ドキュメントを 11 月末までにまとめ、次回 WG までに SG 内のコメントを出し、2008 年秋までに WG 内に配布する予定で現在作業中との報告があ った。 3.3 代替燃料に関するプレゼンテーション 今回より新たに開始された、WG 内専門家によ るレクチャーの第一回目として、Dr. Holger Gehring (MAN Diesel SE)と Mr. Kai Juoperi によるバイオ燃 料の使用実績の紹介があった。 Wärtsilä は本年末までに合計 180MW のバイオ燃 料焚きエンジンの据付を完了する予定であるが、 Wärtsilä、MAN ともに腐食(燃料プランジャ)と燃料 ハンドリング(低温での燃料のワックス化、フィル タ、セパレータ、タンク等の閉塞)に注意が必要と の報告があった。 また、今回直前の予定変更でキャンセルされた User WG の議長によるレクチャーも次回実施され る予定。 3.4 システム油をベースオイルとしたシリンダ油 の船上ブレンディング Lloyd’s Register of Shipping の Mr. Danny Sharten より(船級協会の立場ではなく)Lloyd’s Register Consultancy の代行として主題の情報提供があった。 船上ブレンドのメリットは、SECA で LSFO に切り 代える際に容易に対応できる点(BN の調整を船上 で行なうことができる)。現在考えられている船上 ブレンドの方法は以下の 2 つ。 ・使用済のシステム油(5BN 油)と添加剤(300BN)混 合によるシリンダ油 ・ベースオイルと添加剤の混合 メンバー間で様々な側面からの議論が行われた が、A.P. Moller は現在 K90MC-C 搭載船 3 隻で最長 3 年間の実船テストを行っており、可能であれば次 回 WG でその結果を報告したいとの申し出があっ た。その他、議論となった項目は以下。 ・品質 誰が使用済システム油を承認するのか。ベース オイルを使用する場合においても、誰がベース オイルを承認するのか。 ・技術的問題点 BN 調整用の単一の添加剤だけでは粘度の調整 は不可能。また清浄分散性の最適化も不可能。 ・製造 本船上でブレンドができる(品質を確保できる) 人間がいるか。 ・保証 エンジンメーカ、船級協会はこの考えを受け入 れられるのか。保証は誰がするのか。 少なくとも本 WG の中で、この考え方に一定の 理解を示し支持しているのは、 発表者と A.P. Moller だけと思われた。 4.CEC "Marine and Large Engine Group" 会議 各 Sub-group サブグループの活動状況が以下の とおり報告された。 会議の状況 なお次回 WG では、Mr. Yannis Chatzakis (Mobile Oil Hellas A.E.)による“Base oil trend and Group II“に 関するプレゼンテーションが実施される予定。 4.1 TDG-L-094 (Determination of Asphaltenes in Used Engine Oil) 3 回目のラウンドロビンテストを実施中で、10 月始め完了予定。しかし、すでに終了した分析結 果を見る限り、分析機関ごとの結果に相違が認め られるとのことで、SG としては、実績が豊富でサ ンプル中のアスファルテンを特定できる分析可能 な機関がないか検討することとしていると報告が あった。 TDG-L-094(Determination of Asphaltens in Used ―11― 4.2 TDG-L-095 (Determination of Insolubles in Used Engine Oil) 現在コレポンベースでの議論を進めているとの 報告があった(今回議長の Mr. Jerry Hammett は欠 席)。 4.3 TDG-L-096 (Performance Characteristics of Cylinder Lubricants) 本SGは、過去 1 年間ほとんど何の進展も見せて いない点、またWärtsiläとして独自で分析方法を確 立した点からWGの存続は必要ないとMr. Rolf Drijfholt より提案があった。A.P. Mollerも同様に独 自の分析方法を確立済であり、標準的試験方法確 立の必要性は無いとの意見が出された。元々この SGでは潤滑油サプライヤが独自で開発した分析方 法を明かすことに消極的であったことが問題であ ったが、今回欠席したMAN Diesel A/Sが本SGの終 了に異議が無いかを別途確認することとなった。 4.5 新サブグループ TDG-L-096 およびTDG-L-097 が近いうちに終了 となる見込みであることから新たなサブグループ 設立に関する議論が行われた。エンジンメーカの ニーズとしてDr. Holger Gehringから、システム油中 の水分の分析方法の標準化のニーズが提起され、 またCIMAC WG8 からのニーズとしてシステム油 のFlash Pointの分析方法の標準化が提起された。こ れら新しいサブグループに関する詳細、メンバー 等に関しては次回WGで議論されることとなった。 5.次回予定 次回は 4 月 9 日(木)、10 日(金)、MTU 社 (Friedrichshafen, Germany)で開催の予定。 4.4 TDG-L-097 (Liner Lacquer Formation Tendency and Factors Influencing High oil Consumption) レポートは完成。各メンバーにレビューのうえ 10 月末までにコメントするよう依頼が出された。 本 SG はレポートが正式発行された後に終了とな る。 宿舎となった Makeney Hall Hotel *CIMAC 関係資料の配布について 日内連では、各 CIMAC WG 国内対応委員会の配布資料を、日内連ホームページ経由で、委員 の皆様に事前に配布するようにいたしました。各委員は、随時アクセスして最新の資料を入手 するようにお願い申し上げます。アクセスに必要な ID、PW は、各 WG のリーダー経由で入手 してください。 ―12― Ⅲ-Ⅲ CIMAC WG "クランク軸の寸法" サンナゼール国際会議(2007 年 10 月) 出席報告 CIMAC WG Crankshaft Dimensions 1.はじめに フランス/サンナゼール(St. Nazaire)の MAN Diesel SAS 社で開催された表記会議に出席したの で概要を報告する。 2.開催(2007 年 10 月 25、26 日) ・場所:MAN Diesel SAS (St. Nazaire, France) ・出席者(14 名): 主査 M. Savolainen, (Wartsila Corp. / Finland) R. Rabb (Wartsila Corp. / Finland) W. Schiffer (Wartsila Corp. / Switzerland) J. Bertrand, P. Bainville (MAN Diesel SAS / France) B. Plaisance (MAN Diesel SAS / France) A. Linke (MAN Diesel AG / Germany) T. Resch (AVL LIST / Austria) E. W. Sundt (Rolls-Royce Marine / Norway) E. Sandberg, G. M. Bakken (DET NORSKE VERITAS / Norway) J. Niedernolte (MTU/ Germany) 荒川高治、塙洋二 (神戸製鋼所) 3.前回までの状況 クランク軸の応力計算に関する規則(IACS UR M53)に有限要素法(FEM)等の最新の技術を取り入 れるための議論が行われている。規則への反映が近 い内容としては、2003 年 4 月 AVL 社より提案され た、FEM を用いた応力集中係数を算出する手法で ある。 現行の M53 の応力集中係数は FVV (Forschungs -vereinigung Verbrennungs-kraftmaschinen)のひずみ計 測が元になっているが、形状が異なる現在の一部の 機関には安全側過ぎると考えられることへの対応 が目的である。また、将来的に完全に FEM での設 計へ繋げる道筋を付ける狙いもある。M53 の参考 資料として追加される内容が議論されている。 この他、今後 M53 への反映するべき内容をピッ クアップする活動がなされており、疲労強度と安全 率の確率的な設定方法、マルチボディダイナミクス を用いた実働応力解析方法、表面処理された部位の 応力照査方法がその候補とされ、情報提供が成され ている。 国内対応委員会 主査 荒川 高治* ろ、8 割程度まで改善された。その他ジャーナル部 の支持条件も含め検討を続けることになった。 ・FEM 結果の妥当性を保証するために、①表面に 垂直な応力が小さい条件(主応力で判定)、②有限 要素内のばらつきが小さい条件を要求している。 最大要素分割でのモデルと詳細分割モデルでの 解析結果が示され、両条件を満たしていることが 示された。ただし、深さ方向の分割が応力勾配を 表現するのに十分であるかの議論があり、FVV モデルでの解析を通じて決定していくことが合 意された。 (2) 疲労強度評価の確率的手法 現行規則では、引張強さと軸径、フィレット径で 規定される疲労強度に関して、応力勾配による応力 有効面積の算出、Stair Case 法による疲労試験での強 度の確率的な評価方法を導入する提案がなされた。 (3) マルチボディダイナミクスによる実働応力解 析と多軸応力評価 ・現行規則では、ねじり振動解析によるねじり応力 と 1 スローでの曲げ応力による応力計算を行う。 これに対して、クランク軸のみならず、軸受、連 接棒等を含めた機構解析行い、さらに実働応力解 析を行うもの。さらに規則では相当応力形式で評 価を行うが、多軸応力評価手法により各位置での 疲労強度評価を行う最新技術の報告が 2 社から なされた。 ・市販ソフトによる実働応力解析がなされ、ひずみ 計測結果、保有ソフトによる応力の比較が行われ、 妥当性の検討結果が報告された。また、実働応力 解析から多軸応力評価の 2 手法による計算結果 の比較が報告された。 (4) 表面処理されたフィレットの応力照査 現在規則に無い表面処理フィレット(高周波焼入 れ、窒化、冷間ロール加工等)の評価手法の規則化 へ提案がなされ検討を行っていくことが了解され た。表面、内部、油穴等についての評価を表面処理 の分類に応じて行うものである。 5.次回開催予定 2008 年 4 月オスロ(DNV) 4.今回の議事内容 (1) FEM による応力集中係数の算出 ・FEM の結果と M53 との整合性をとるために、元 になった FVV のひずみ計測モデルでの応力集中 係数の比較を行っており、ねじりと純曲げに対し ては良く合ったが、3 点曲げについては解析が M53 の半分近い値しか得られない課題があった。今回 実験に合わせて、荷重点をピン上面に変えたとこ WG の状況 *神戸製鋼所 ―13― Ⅲ−Ⅳ CIMAC WG "ガス機関" フランクフルト国際会議(2007年10月)出席報告 CIMAC WG Gas engine 1.日時および出席者 日時 2007 年 10 月 17 日(水) 10:00∼16:00 場所 フランクフルト、VDMA 出席者 BALLMERT, Bernd HEINZMANN BERAN, Dr. Robert AVL LIST DIJKS, Albertus WAUKESHA GARNER, Terence INFINEUM INTERNATIONAL GOTO, Dr. Satoru NIIGATA POWER SYSTEMS GREVE, Martin AVAT AUTOMATION HESEDING, Markus VDMA HUCHTEBROCK, Bertold FEV MOTORENTECHNIK KITCHEN, Andrew CUMMINS ENGINE COMPANY LAIMINGER, Dr. Stephan GE JENBACHER NERHEIM, Lars RICARDO CONSULTING PLOHBERGER, Diethard DEUTZ POWER SYSTEMS PORTIN, Kaj WARTSILA 2.CIMAC 大会情報 ・Mr.HESEDING は 2007 年 5 月に Vienna で開催さ れた CIMAC 大会において、WG17 のポスターと ガスエンジンのセッションがあったことを報告 した。また、気体および液体の多種燃料品質(バ イオディーゼル油、熱分解ガス、料理用廃油、無 生成天然ガス)がエミッションと効率に与える影 響についてのパネルディスカッションが開催さ れたことを報告した。 3.議事 3.1 最近の情報 3.1.1 JICEF 活動報告 ・ 新潟原動機の後藤氏が、WG17 に対応する日本の WG 活動の報告を行った。今回の報告は、これま での WG 会議において報告した内容を要約し、 ポジションペーパに記載する内容を提案した。 (1) 性能 ・ 大気条件(絶対湿度とか温度)がエンジン熱効率 に与える影響についての報告はある。しかし、一 般式として議論されていない。課題として、①サ * 新潟原動機 国内対応委員会 主査 後藤 悟* イトコンディション、②経計変化、③計測方法、 ④性能定義と説明、を考慮する必要がある。 ・ JIS 性能定義は ISO 性能定義に対応する。JIS B 8002-1(往復動内燃機関−性能−:標準大気条件、 出力・燃料消費量・潤滑油消費量の表示および試 験方法)と ISO 3046-1(往復動内燃機関駆動発電装 置:用途、定格および性能)と ISO 8528-1、JIS B 8122(コージェネレーションユニットの性能試験 方法)と ISO 8528-1、2、3、4、5、6 および ISO 10494 が各々対応している。しかし、最近の高性能ガス エンジンの特性に適合しているものではない。 ・ 絶対湿度が上昇すると、発電端効率は低下する。 典型的な事例では、夏場に 2%低下する場合があ る。しかしながら、顧客は一定の効率値を要求す る。 したがい、 より正確な関係式化が要求される。 大気温度が 18℃程度までは、発電効率に与える 影響は小さい。しかし、これ以上の温度域におい て上昇すると、発電効率が低下する。ほとんど変 化しない事例もある。簡単に定式化できない。 ・ 発電プロジェクトの計画検討段階において、顧客 の関心事は、15 年とか 20 年の性能経時変化であ る。しかし、一般に利用できるような定義とか説 明資料はない。 (2) エミッション ・ 日本では NOx とばいじんの規制値がある。また、 地域ごとに独自の規制数値を設けている。 (3) 安全 ・ 船舶搭載ガスエンジンに関する安全指針につい ては、IMO の動向を見ている。 (4) 燃料ガス品質 ・ 日本では、ノッキング指標として NGKI(Natural Gas Knocking Index)と AVL 社のメタン価が一般 に用いられている。 しかし、 最近の超希薄燃焼で、 高 BMEP エンジンの場合にも適合するか疑問で ある。 ・ シロキサンは、燃焼室構成部品の磨耗とか、触媒 の耐久性や浄化率に影響を与える。 ・ ガス品質、ガス性状の変動幅および変動速度に関 して、 火花点火、 パイロット油着火、 理論混合気、 リーンバーンなどの設計諸元と、ガバニング、燃 焼現象などの機能との関連付けにより、指針とか 何らかの制限を設けることが必要である。 (5) 日本市場の特徴 ・ 有負荷生残りは日本特有の使われ方であって、最 近この要求が高まっている。また、MTBF がアベ イラビリティよりも重要視される。 ―14― 3.1.2 オランダの新排気ガス規制値情報 ・ Mr.DIJKS は、オランダにおける最新の排気ガス 規制値の動向について、次の報告をした。NOx 規制値が 100mg/Nm3(TA-Luft の 1/5)とされる予 定である。この場合、後処理技術が必要となる。 また、メタン排出規制について焦点があてられ、 ダスト規制値についても討議されている。新規制 値は、多分 2009 年 1 月 1 日から施行されるであ ろう。この場合、新規プラントと既設プラントの 両方に影響する。新規制値は、バイオガスエンジ ンにも適用される。この規制値とする背景には、 温室プラント等では、すでに後処理技術が広く普 及しているからである。 3.1.3 排ガス規制の一般動向 ・ Mr.HESEDING は、排ガス規制の動向について次 の報告をした。EU 指針(IPPC、NEC、LCP)の見 直しが計画されている。EU 規制に、国の規制(例 えば TA-Luft)を加えるなどの検討をしている。 益々厳しい規制となるであろう。 ・ ドイツでは、ホルムアルデヒド規制がある。現在 は 60mg/Nm3 である。 ・ 基準に適合させるためには、燃料ガスと排気ガス の処理装置が必要となる。さらに、他のアルデヒ ド類もなんらかの検討がされるかも知れない。 3.2 WG 活動の公刊(ポジションペーパ) 3.2.1 ガス品質 (1) 構成 ・ 議長の Mr.NERHEIM から、ポジションペーパの 構成についての案が提示された。LNG のガス品 質と N2 を含むバイオガスについて取り上げるこ とが提案された。 (2) LNG ボイル・オフガス ・ Mr.Portin から、以下の報告説明があった。 ・ LNG ボイル・オフガスの MN は 67 から 98 に変 化するが、エンジンはこれらに対応しなければな らない。天然のボイル・オフガスの MN は 100 であるが、多くの場合において積荷後は N2 が 50%程度まで混在することがある。したがって、 このような場合に対して、エンジンデレートの指 針を作成する必要がある。 ・ AVL の MN は、参考として利用する。C4 以上を 多く含む燃料ガスに対する指標が必要である。 MN、N2、S、LHV について、ポジションペーパ に記載する必要がある。ウオッペ指数はガスエン ジンに関連性がない。 ・ WARTSILA 社は、50DF 型エンジンにおいて、圧 縮比が 11.5 と 12.0 の場合、MN に対して直線的 にデレート率を定めている。 (3) LNG 性状の実態 ・ Mr.EINANG が欠席のため、Mr.NERHEIM が代理 報告をした。 ・ LNG 仕様の概要が説明された。典型的な成分は、 C1:88∼98%、C2:0∼9%、C3:0∼3.5%、C4:0 ∼1.5%、N2:0∼1%である。LNG 成分は、ガス 源と処理プラントにより異なる。 (4) LNG 品質について ・ Mr.CALLAHAN が欠席のため、Mr.NERHEIM が 代理報告をした。 ・ LNG 取引高は、大きく増加している。ガス発生 地域と流通経路は多様化する。すべての LNG 性 状は同一ではなく、色々な性状がある。希薄 LNG(高炭化水素量が少ない)は、濃 LNG よりも 高い。LNG 供給業者は、MN に気を使っていな い。したがって、ガスエンジン使用者は、適切な ガス品質について条件をつけなければならない。 ・ 日本と韓国は高ウオッペ指数(WI>52MJ/m3)の LNG を使用している。また、品質は LPG をブレ ンドすることにより管理されている。一方、USA と UK は低ウオッペ指数(WI<52MJ/m3)の LNG を要求する。 ・ USA ガスタービン製造業者は、安定性状の燃料 ガス供給を要求している。 (5) 今後の進め方 ・Mr.NERHEIM は、ポジションペーパのドラフト を作成する。その内容は、WG メンバー間で E-mail 等により必要な修正を加える。 3.2.2 バイオガス中の NH3 の影響 (1) 状況 ・ バイオガス中の NH3 は NOx 排出濃度を高める。 一事例では、 NH3 が 100ppm 時 NOx は 400mg/ Nm3 である場合に、NH3 が 1200ppm となると NOx が 850mg/Nm3 に上昇する。消化ガスとか熱分解ガ スには NH3 が含まれることがあるため、要注意 である。 ・ TA-Luftt NOx 規制値を満足させるためには、NH3 濃度規制値をどうすればよいのか?TA-Luft NOx 規制値は、このような高 NH3 燃料ガスを用 いた場合はクリアできない。 (2) 今後の進め方 ・ Dr.LAIMINGER は、ポジションペーパのドラフ トを作成する。その内容は、WG メンバー間で E-mail 等により必要な修正を加える。 3.2.3 大気条件の効率と排ガスに対する影響 (1) 構成 ・ Dr.BERAN は、大気条件がエンジン性能に与える 影響についてのポジションペーパの構成案を提 示した。大気温度、圧力、湿度、過給機の吸い込 み圧力および背圧、冷却水、等の影響に付いて記 述する。これまでの報告資料(JICEF 報告資料な ど)を引用してまとめる。また、過給機に与える 大気条件の影響を記述する。 ・ 性能修正については、別のポジションペーパとす ―15― ることが合意された。ISO 3046-1 と ISO 8258-1 はガスエンジンに充分に適合しない。時間を掛け てまとめていく必要がある。 (2) 今後の進め方 ・ Dr.BERAN は、今回の構成内容に従ってポジショ ンペーパのドラフトを作成する。また、Mr. PORTIN は作成を支援する。その内容は、WG メ ンバー間で E-mail 等により必要な修正を加える。 ・ Mr.KITCHEN は、 GRI (Gas Research Institute/ Chicago, USA)が種々のガスエンジンにおいて、 大気条件の影響を調査したことがある。この結果 を調べ、ポジションペーパ作成時の資料とする。 4.まとめ ・ ポジションペーパのドラフト作成を進める。 ・ 離島でのガスエンジン運転についても将来のト ピックスとなるであろう。 ・ Mr.NERHEIM は、次回の CIMAC 評議会(2007 年 11 月 22 日)の前に WG17 の活動状況を、Dr. MARQUARDT/MAN(CIMAC WG 委員長)に、報 告する。 ・ 2008 年度は、本 WG ミィーティングを 2 回開催 することが提案された。 5.次回 ・ 2008 年 4 月 9 日(水)、フランクフルト市、ドイツ国 以上 事務局通信 2 燃料油関連 日内連講演会およびミニ国際会議計画 テーマ:Seminar & Experts Meeting on Residual Fuel Combustion Performance 開催趣旨: 船舶からの有害排気エミッション規制に関連し、特定海域での低硫黄燃料油の使用が義務付けられる反 面、一般重油の品質の幅はますます広がりつつあり、機関ユーザーは安全に対する大きなリスクを抱えた まま船舶の運行を強いられている。加えて、バイオ燃料系廃棄物、化学系廃棄物やシェルオイルの混入に よる機関トラブルなどがいまだにを絶たない。しかしながら、現在の燃料油規格 ISO8217 は、ユーザーが 安心して燃料を使用するための規格とは非常にかけ離れたものとなっている。 年明け早々、100 ドル/バレルと価格だけが一人歩きしているが、ユーザーにとって安心して使用できる 燃料油を確保するためにはどうしたらよいのか、この方面の世界の第一人者をお招きし現状の再認識と今 後の進むべき道をご講演いただくこととした。 日 程:平成 20 年4月 15 日(火)& 16 日(水) 会 場:未定 (オフィシア汐留−1 月 21 日営業開始 交渉中) プログラム 第1日 日内連セミナー 1 燃料油を中心とした IMO の最近の動き 2 供給側から見た最近の燃料油品質 3 分析結果から見る燃料油品質と今後の動向予測 4 燃料油規格(ISO8217)の問題点と今後 5 燃焼試験装置 FIA と IP 規格化の経緯 6 FIA 分析結果に見る燃焼特性 (Ⅰ) 7 FIA 分析結果に見る燃焼特性 (Ⅱ) 8 FIA 分析結果に見る燃焼特性 (Ⅲ) 講演予定者(交渉中) (新潟原動機) (Shell) (DNVPS) (MAN) (Fueltech) (日本油化) (九州大) (日本海事協会) 第2日 Experts meeting on the fuel combustion performance CIMAC Heavy Fuel WG Sub Group2 の国際会議として実施 討議参加予定メンバー: CIMAC”HF”国内対応委員会 委員 日本舶用工業会 燃料油研究員会 委員 日本マリンエンジニアリング学会 燃料潤滑研究委員会 委員 世話役: 宮野春雄 CIMAC”HF”国内対応委員会主査 ―16― Ⅲ−Ⅴ CIMAC WG "排気エミッション" ベルゲン国際会議(2007 年 11 月)出席報告 CIMAC WG Exhaust Emission Controls 1.はじめに 2007 年 11 月 14 日にベルゲンの Rolls-Royce Marine AS で開催された第 41 回 CIMAC Exhaust Emission Control WG の国際会議に出席したので、 その概要について報告する。 2.日時 3.場所 2007 年 11 月 14 日 Rolls-Royce Marine AS (Bergen) 会議状況(Rolls-Royce Marine AS) 4.出席 今回は以下の 12 名が出席した。 Mr. G. Hellen (Wartsila Finland), 議長 Mr. J. Boij (Wartsila Finland) Mr. H-J Goetze (Germanischer Lloyd) Dr. U.S-Kelling (Caterpillar Motoren GmbH) Dr. S. Henningsen (MAN B&W Diesel A/S) Mr. J. DeHart (Navsea) Mr. F. Fleischer (MAN B&W Diesel AG) Mr. K. Valde (Rolls-Royce Marine AS Engines - Bergen) Mr. J.B. Johansen (Rolls-Royce Marine AS Engines-Bergen) Mr M. Graddage (Ricardo) Mr. S. Hanayama (Ocean Policy Research Foundation) Dr M Kawakami (Niigata Power Systems Co., Ltd.) 5.議事 Agenda の確認があったが、議長から送付されて いた議題に IMO での SOx、GHG 関連の専門者会 議 1) および IMO における GHG 動向を報告しても らうことを追加したい旨提案があり了解され、議 * 新潟原動機 国内対応委員会 主査 川上 雅由* 事に入った。 5.1 前回議事録が確認され、修正等なく承認され た。 5.2 規制動向報告 (1) IMO 報告 MAN Diesel SE (EUROMOT 舶用エミッション WG 議長)の Fleischer 氏から BLG 中間会合および IMO 専門者会議の報告があった。 BLG 中間会合 規制および NTC の見直しのため開催され、結果 は出なかったが多くの議論が行われた。 NOx の Tier 2、3 についてはプレゼンテーション のみが行われほとんど議論はなかった。Tier 2 につ いてはノルウェーが再度 3.5g/kWh 削減のプレゼン テーションがあったが、中国からのペーパおよび 日本からのインフォメーションペーパによる提案 があり、これらは EUROMOT のポジションをサポ ートするものであったが結論には至らなかった。 これは MEPC の議論があるのであえて結論付けな かったと思われる。 NTC の見直しのスプリンターグループでは、コ レスポンデンスグループでの約 130 件の 1.5 年間の 見直しがほぼ終了して有意義であった。 燃料のスプリンターグループが設置され、ISO 8217 の見直しを開始し議論が行われたが、データ 不足である。むしろ CIMAC WG で急いで改定し IMO に結びつけた方がよいとも思える。 また、EGCS の排水基準のスプリンターグループ も設置され排水基準について議論が行われた。議 長から、Wartsila から担当者が基準についてプレゼ ンテーションがあり議論を行い、まだ多くのオー プンな内容はあるものの、今回の進捗に Wartsila は満足している旨コメントがあった。 低 S 分燃料については SCR ともリンクするが、 現時点では 6 つのオプションがある。専門者会議 が 2 回ロンドンで開催され、12 月に 3 回目が開催 される。どの地域にどれくらいの燃料を供給でき るか、燃料消費率から検討を行っており、2020 年 までについて検討を行っている。製油精製の適合 を考慮すると 15∼20 年必要になってくる。また、 1) The Informal Cross Government/ Industry Scientific Group of Experts to Evaluate the Effects of the Different Fuel Options Proposed Under the Revision of Marpol Annex VI、 ―17― S 分以外の特性についても問題があり、検討が必要 である旨コメントがあった。議長からは INTERTANKO の提案に対するサポートが増加傾 向にあり、将来は留出油の使用が増加するように 感じた旨個人的コメントがあった。 BLG12 は 2008 年 2 月 4 日の週に行われるが、最 終ドラフトをまとめる必要がある。これを MEPC に提出し、MEPC58 で採択されると 16 ヵ月後に発 効となる。 議長から時間的な観点から PM について心配し ている旨コメントがあった。これについて、華山 氏から、PM 中のサルフェート分が 50∼80%であり、 燃料中の S 分を削減すれば間接的に PM が削減さ れることも考慮される旨コメントされた。 また、 華山氏から日本の Tier 3 の地域規制に対す る考え方の変更について説明が行われた。Fleischer 氏からは 80%削減は現時点では SCR しかなく対応 が困難なコメントがあったが、華山氏から Tier 3 の開始時期については検討の余地があるのでとの コメントを行い、Goetze 氏から燃料中の S 分も考 慮すると 2020 年からの SCR 導入も考えられると コメントがあった。 (2) EPA, CARB 等の米国の動向について EPA は IMO の NOx の Tier 2、Tier 3 決定が遅れ るようであれば C3 についても独自で規制する意向 である。国外船籍の船舶にも入港すると適用され る。 またディーゼルエンジンだけではなくガスター ビンについても検討してもらいたい意向がある。 EPA としては、NOx Tier 2 は Tier 1 の 15∼20% 削減、 PM が 50∼70%削減、 Tier 3 については NOx、 PM のそれぞれに対して SCR および DPF を考え Tier 2 より 80%削減を考えている。 また、EPA は GHG についても広範囲の調査を実 施している。 CARB ではカリフォルニア 24 海里以内の補機お よび電気推進機関に対して 2007 年 1 月からは S 分 0.5%、2010 年 1 月から S 分 0.1%の規制となってい る。また、主機についても 2010∼2015 年から S 分 削減が検討されている。 (3) ヨーロッパ舶用機関の EU, River Rhine 等の規 制動向について Goetze 氏から新しい情報はないとのことであっ たが、EU の燃料中S分の指令がだされ IMO SECA とコンセプトはおなじであるが、一部の船舶につ いては SECA 以外でも S 分 1.5%のキャッピングが 実施されている。 華山氏から IMO では 1.50%となったが EU の 1.5%の精度に違いがあるのかとの質問に対して、 同じであろうとの回答があった。 また、IMO GHG の専門者会議について、 Germanischer Lloyd の専門者会議出席者がまとめた 内容についてプレゼンテーションがあった。CO2 インデックスから燃料消費量を検討しようとして いるが、データ例からは必ずしも整合性が現状で は見出せていない等の内容である。 議長からは、機関本体の問題ではなく船舶全体 としての問題として理解しているとのコメントが あり、Goetze 氏も同意した。華山氏から日本は税 金の関係で、船舶にどれだけの燃料が消費された か把握できているが、IMO ではできていないので、 説明の方法でそれを推測使用としている旨補足説 明があった。 (4) ノルウェーNOx 課税動向について Valde 氏からノルウェーの NOx 課税状況につい て報告があった。2007 年 1 月 1 日から船舶ではな くボイラー等にも15 NOK/kg NOx のNOx 課税が適 用された。中速機関の例(燃料消費率 200g/kWh、 NOx 14g/kWh)では燃料 1 ton あたり 70kgNOx の排 出となる。また、NOx の船上計測は 75%負荷の計 測のみである。燃料消費率についての計測データ がない場合は、テストベッドのデータが使用でき る。 2 港以上入港すると課税対象になり、市場はこれ を受け入れている。 議長から SCR まで要求があるかとの質問があっ たが、この課税はグリーンを望むものであって SCR は要求していない。しかし、新しい船舶につ いては興味を持っているようである。また、コス ト関係の質問については、SCR や既存船以外では 機関本体の部品を交換するのみであり、大きな影 響はないとの回答であった。 (5) アジア規制動向 川上から、アジアの定置式機関および舶用機関 に関する規制の動きは特にないが、中国、インド、 インドネシア、日本、マレーシア、韓国、フィリ ピン、シンガポール、タイ、ベトナムの定置式機 関および舶用機関の規制表を作成して報告した。 Boij 氏からフィリピンの NOx 規制は 500mg/m3 で はなく2000mg/m3 である旨訂正コメントがあった。 今後は、この表をアップデートして報告すること にする。 また、日本のスーパークリーンマリンディーゼ ル開発プロジェクトについての概略を説明した。 議長から、SCR を使用する場合はノルウェーの各 負荷に対する制限の追加提案は問題であろうとの コメントがあったが、Goetze 氏は NOx の全体を削 減すること、および低負荷の排ガス流量が低下す るので低負荷に追加の制限は必要ないであろうと のコメントもあった。また、Hercules プロジェクト では SCR を研究しないのかメンバーから質問があ ったが、Fleischer 氏から Kyrtatos 教授から 2 ヶ月前 にはじめて日本のプロジェクトの話しを聞いた。 Hercules プロジェクトは 2004 年 3 月に開始したも ので、比較できず、β版をベルギーの EC 本部に申 請しており、現在結果を待っているとこであり、 ―18― メンバーの準備は整っているとの話があった。 (6) 世界銀行パワープラントおよび UNECE ゴー テンブルグプロトコルについて Boij 氏から国際銀行 EHS(Environmental Health and Safety Guidelines)について進捗状況の報告があ った。 以下の EHS ガイドラインの審議がまだ行われて いる。 ・Mining ・Thermal Power ・Water and Sanitation ・Waste Management Facilities ・Pulp and Paper Mills 問題点は、ガイドランインの正確な発効期日、 大気環境品質基準およびエンジン監視室の騒音で ある。これについては IFC へ EUROMOT のポジシ ョンペーパを提出した。また、General Rule が実際 に可能な大気品質基準の 25%と困難であり、特に SO2 では米国の基準の 18 倍厳しい基準になってい る。 また、UNECE(Gothenburg Protocol)についても概 略説明があった。 5.3 Activities (1) 就航船機関データ調査 WG10 Users からの依頼のテーマであり、詳細な 検討内容を提案するよう依頼しているが、WG10 の担当の Thoresen 氏にこの会議に参加して説明し てもらおうとしたが、会社を変わって CIMAC とは 関係なくなったために確認できなかった。WG10 の議長の Toft 氏に確認したが、新しい担当を検討 するということだったので、結果がでるまで本件 は保留にしたい旨議長から話があり了承された。 (2) チェックリスト 議長から、Olivier 氏が作成したチェックリスト を基にテキストの形でより詳細に作成したものを メンバーに回覧している。今回は、詳細な議論は せず、コンセプトのみ確認したい旨説明があった。 なお、議長は Excel シートに Olivier 氏が作成した 表をもっと簡単にして、その中の項目をクリック するとテキストが参照できるようにしたいとのこ とで、Olivier 氏から協力の了解をもらっているこ とについても説明があった。これに関し、Graddage 氏も Olivier 氏にコンタクトし協力する旨コメント があった。 Graddage 氏からテキストとしてはよくできてい ると思うのでよいが CO2 についても記載してはど うかとのコメントがあった。また、Goetze 氏から は全体的にはよいと思うがエディトリアルな確認 が必要とのコメントがあった。例えば、PM も含め 語句の定義も必要と考えるし、また、 Electrochemical cells は改善を継続して行っており、 よい結果も得ているので修正したい。DeHart 氏か らは各対策技術についての効果、コストや耐久性 についても知りたいとのコメントがあり、議長が 検討することになった。 議長から、本ドラフトはあくまでも Wartsila のデ ータを基に作成しているので、メンバーからのコ ンメント提出依頼があった。本件は 2008 年 1 月末 までにメンバーのコメントを議長に送付し、議長 が 2008 年 4 月末までに見直し、修正を行うことに なった。次回で本作業を終了する旨議長から説明 があった。 5.4 その他 (1) Goetze 氏から現在既存船機関の調査を対象外 の検討も含め調査中であり、EUROMOT、JICEF のエンジンメーカに簡単なアンケートと機関に対 する Excel シートでのアンケート調査を行ってい るとの報告があった。Excel シートの詳細な結果は 困難であっても、簡単なアンケート調査の回答も 役立つので、守秘義務は厳守するので協力しても らいたい旨依頼があった。 なお、Fleischer 氏から、EUROMOT も次回 BLG に既存船機関に関する提案を行いたい意向の話が あったが、12 月に開催される EUROMOT の WG で議論されるとのことであった。 (2) 議長から次回の WG で新議長を決定したいの で、検討しておくように依頼があった。なお、会 議終了後に議長と何人かのメンバーで話している 際に、再選は可能かとの議長に対する質問に対し、 今度の再選は可能と考えている旨回答があった。 6.次回予定 2008 年 5 月下旬か 6 月上旬にハンブルグの Germanischer Lloyd で行いたい旨提案があり了承さ れた。詳細日程については、別途後日連絡がある。 ―19― 世界遺産であるブリッゲン地区の三角屋根 Ⅲ−Ⅵ CIMAC WG "重油" ロンドン国際会議(2007 年 11 月)出席報告 CIMAC WG Heavy Fuel 1.はじめに 2007 年 11 月に、ロンドンの Lloyd’s Register, FOBAS を ホ ス ト と し て 開 催 さ れ た 第 57 回 CIMAC WG “Heavy Fuel" 会議に出席したので報 告する。日本委員として小職に加え、木原 英雄 氏(欧州三菱重工業㈱、Hamburg)が出席した。 国内対応委員会 主査 宮野 春雄* に達するといわれている。本装置では1gH2S 濃度 を測定しており、測定時間は最大で15分程度であ る。測定範囲は0.5∼200ppm であり、公定法であ る IP399との良い相関が得られている。また EI(英 エネルギー学会)で規格化が検討されている。 2.第 57 回 CIMAC WG7 Heavy Fuel" 概要 (1) 日 時: 2007 年 11 月 21 日 0930∼1630 2007 年 11 月 22 日 0930∼1600 (2) 場 所: Lloyd’s Register, FOBAS, London (3) 参加者: 21 名、ゲスト 1 名 (4) 主なテーマ ・プレゼンテーション(測定機器、燃焼性、制 限値等) ・サブグループの打合せ ・その他 H2S 分析装置の概要 The General Committee Room での会議の様子 3.審議内容 3.1 プレゼンテーション (1) 燃料油中の H2S 分析装置について: New methodology for H2S determination, Mike Sherratt (Stanhope Seta) 同社は、石油関連の分析・測定装置の製造等を 行う英国の企業である。このプレゼンテーション は同社が Lloyd’s、BP、Intertech 等と共同開発し た、船上で使用可能な燃料油中の硫化水素(H2S) 分析装置に関するものである。H2S は人体、機器 に有害であり、数年前に INTERTANKO(国際独立 タンカー船主協会)から舶用燃料油についても規 制すべきとの提案があった。燃料油中に H2S が 1ppm 含まれる場合、雰囲気ガス中の濃度はの試 料を容器に入れて 60℃でバブリングして 100ppm * (2) 低質油の燃焼に関する研究会(日舶工)の活 動内容について:宮野 (日本油化) 日本舶用工業会が実施している同研究会につ いて、昨年度の結果(CIMAC 2007 ウィーン大会 で九州大学の高崎教授により発表されたもの)お よび今年度の事業計画について概説した。舶用燃 料油の着火・燃焼性は、カッターストックである 低粘度油のそれに大きく影響される。今後の低硫 黄燃料油の需要量の増加に伴い、低硫黄の FCC 装置中間留分や残渣の使用により、舶用燃料油の 着火・燃焼性の低下が予想されることを報告した。 舶用燃料油の着火・燃焼性の研究はわが国が最 も進んでいることから、本報告は WG の要請に 基づき実施したものである。 日本油化 Committee Committee on on combustion combustion of of low low -- grade grade bunker bunker fuel fuel 2007 2007 by byJMEA JMEA < Low-grade bunker fuel> CLO - rich Fuel LCO - rich Gap Fuel Blended samples How to detect How to burn well LCO, CLO + Bottom FIA & FCA Test Cylinder head Visual test engine Same size as Bolnes 1DNL (CIMAC ’07 No.198, by Shell) Transparent piston crown Reflecting mirror High-speed CMOS camera Scavenging air Expected outcome ○ Improvement in estimation of combustibility by FIA and FCA ○ Correlation between FIA test result and combustion in real engine ○ How to burn aroma-rich fuel well in engine, for example, raising up fuel injection pressure 2007 年度の研究会の予定 ―20― (3) 舶用燃料油中のバイオ由来成分とその害に ついて:Bio components in marine fuels and engine problems, Timothy Wilson (FOBAS) 米国ガルフおよび西アフリカで発生した、バイ オ燃料残渣を含むと考えられる燃料油によるト ラブル例に関する紹介があった。19 件のうち 9 件でトラブルが発生し、10 件は使用できない状 況であった。トラブルは燃料ポンプの不具合、エ ンジン出力の低下、ブラックアウト、起動不能等 の深刻なものである。これらの燃料油は、脂肪酸 を多く含む Fatty Fuel と称されるもので、全酸価 としては、0.85∼3mgKOH/g の範囲にあり、ナフ テン酸等の極性物質、ヘキサデカン酸、オクタデ カン酸の存在が確認された。酸性物質による被害 は過去にも発生しており、燃料油規格に全酸価を 追加することが必要であるとの提案がなされた。 (4) CCAI と ECN のミスマッチ:CCAI and ECN mismatch, Dag Olav Halle (DNVPS) 燃料油の着火性の指標として、20 年以上にわ たの使用されている CCAI と、着火・燃焼性試験 器である FIA/100-FCA によって求められた ECN (Estimated Cetane Number:推定セタン価)との関 係について報告があった。最近の燃料油では、 CCAI と ECN とには相関があるとは限らないと するいくつかの例が紹介された。1 つとして、 CCAI は 853 と同一であるが、ECN は 28.7(硫黄 分 3.64%)および 6.6(硫黄分 0.8%)であった例が紹 介された。原因は、日舶工の研究結果と同様、カ ッターストックの影響であるとしている。今後低 硫黄燃料油の需要増加に伴い、燃焼性が劣悪な燃 料油が増加することが懸念される。 このテーマとは別に、FOBASと同様、舶用燃料 油への化学系廃棄物の混入によるトラブル事例 の紹介があった。2004年にはフジャイラ(ペルシ ャ湾)で、塗料の溶剤等に使用されるピネンが混 入した燃料油が20隻以上の船舶に供給され、燃料 油ポンプの傷害が発生した。最近ではガルフ、ギ アナ、ナイジェリア、ガボン等で全酸価の高い同 様の燃料油が供給されていることが紹介された。 (5) IMOによる舶用燃料油規格の検討開始につ いて:Fuel spec development by IMO, PedroMiquel Martinez(CEPSA) 本年 10 月末に開催された IMO BLG 中間会合 において、IMO が舶用燃料油規格の検討を開始 することが紹介された。IMO においても賛否両 論あったが、現在の MARPOL 73/78 付属書 VI 第 18 規則に、硫黄分以外の燃料油性状を規定す る必要があることには大方の合意は得られたよ うである。しかし、追加項目については安全と環 境との関連を正当化するに充分な理由が必要で あるとしている。 WG においては、従来どおり WG “Heavy Fuel” および ISO で検討を実施することが望ましいとす る意見が殆どであり、一部の油社からは、IMO で の検討には断固反対すべきとの意見も出された。 ISO での審議開始から規格の発行までは時間がか かることや、CIMAC は IMO のメンバーではない こと等の問題はあるが、WG “Heavy Fuel”から IMO BLG に対し書簡を提出することとした。以下 に WG 終了後に入手した IMO 関係の資料を記す。 − IMO BLG 12/6(中間会合報告)からの抜粋 − Fuel oil specification 5.44 The Group also considered whether fuel oil specifications should be developed for inclusion under Annex VI. Several members of the Group held strong views on this question. Some argued that it was inappropriate to develop fuel specifications in IMO and that the Group did not possess the technical competence to develop such standards and that fuel quality standards should be left to ISO. Others argued that it was appropriate for the Annex to contain fuel quality criteria since various fuel characteristics directly affect air quality, as well as matters of safety. 5.45 In debating this matter, the Group took into account, ISO 8217:2005 tables 1 and 2 and relevant annexes, as well as the annex to BLG-WGAP 1/2/5 (INTERTANKO). The Group also briefly debated other parameters relevant for safety and environment in a possible fuel need for compatibility testing. The present methodology largely requires both fuels for testing. Other methods may not have gained sufficient acceptance and dependability for an IMO specification. 5.46 After lengthy discussion, the Group agreed that two essential questions needed to be addressed by BLG 12. The first was the question of whether it would be appropriate to develop more detailed fuel quality criteria than the specifications found in the current regulation 18 (other than sulphur content) in the amended Annex. Should the answer to the first question be yes, a second question would then need to be addressed, namely, what fuel quality parameters have sufficient relevance to air quality and safety to warrant inclusion in the amended Annex VI. また、ドイツおよびノルウェーからの共同文書 として、舶用燃料油の性状項目とその制限値につ いて提案がなされている(BLG 12/6/21)。燃料油性 状と安全、環境との関連を述べた後、表 1、2 に 示す規制値を提案している。 留出油は、ISO 8217 の DMB に近いが、 硫黄分、 セタン価、TSE(実在セジメント)が改善されてい る。 − BLG 12/6/21 よりの抜粋 − Review of MARPOL Annex VI Regulation 14 and 18 regarding Fuel Quality Specification, Submitted by Germany and Norway ―21― 表 1 留出油性状に対する提案 表 2 残渣油性状に対する提案 また、残渣油では、残炭、灰分、TSE、Al+Si の制限値が ISO 8217 に比較して改善されている とともに、燃焼性、ナトリウム、硫化水素が追加 されている。 (6) シェールオイルによるトラブル:Dag Olav Halle (DNVPS) バルト海で供給された燃料油において、スラッ ジが異常発生した例が紹介された。これらの燃料 油はシェールオイル*が混入している可能性があ り、フェノール類およびカリウムを多く含んでい た。トラブルは主として清浄機で発生し、TSP(潜 在セジメント)は 0.05%m/m 以下、その他の性状 も通常の燃料油の範囲にあるが、スラッジが大量 に発生し、清浄機の分離板にスラッジが異常堆積 して運転不能の状況になったとの事である。 前述のバイオ系廃棄物や化学系廃棄物の混入 を防止するため、CIMAC Recommendations で規 制するか、Annex に記載する必要があるとの提案 があった。 * オイルシェール(半固体∼固体状の有機物を含んだ頁岩)を高温 で加熱分解することにより製造された鉱物油。 IMO での検討に際しては、安全および環境を 考慮することが必須となるが、ドイツおよびノル ウェーの共同提案でも同様に現行値の低減を提 案しており、安全と環境とを考慮した場合、彼ら も現行の制限値に対して疑問を持っていると想 像される。今後の規格分類の検討において、現行 の制限値の有効性について調査する必要が生じ ている。 表 3 舶用燃料油の分類および制限値(案) −SG3− ( )内は日本郵船および日本油化工業の提案値 Characteristic Limit Density at 15 °C, kg/m³ Kinematic viscosity at 50℃, mm²/s min. Flash point, °C min. Pour point (upper), ℃ - winter quality - summer quality max. max. Carbon residue, % (m/m) max. Ash, % (m/m) max. Water, % (V/V) Sulphur, % (m/m) max. 3) Vanadium, mg/kg Total Sediment, % (m/m ) - Existent (TSE), % (m/m ) 3.2 サブグループミーティング (1) SG1 低硫黄燃料油 ガイドラインの草案は 2008 年の 3 月までに完 成させる。 (2) SG2 燃焼性 燃焼性に関し燃料油性状とエンジントラブル のアンケートを実施しているが報告が少ない。今 後集中して集める必要があるとの報告があった。 今後、燃焼性データの収集を継続し、制限値の検 討を実施する。 なお、日本郵船が補油した燃料油の分析結果を 元に、燃焼性の実情について、燃焼性が低下傾向 にあることを説明した。 (3) SG3 規格分類 事前に配布された性状分類案を元に、現在燃料 油の新しい分類方法に関する検討が実施された。 ただし、IMO BLG 中間会合において IMO が燃 料規格の改定に着手することが決定されたため、 WG "HF" の方向性を見直す必要が生じたことか ら次回の WG で全体ミーティングを開催し、WG "HF" の方向性を含め、規格分類について改めて 審議したい旨の提案があった。 なお、日本郵船と日本油化工業の共同提案とし て、CIMAC Fuel Recommendations および規格制 限値について改定案を提出した。本提案は、前回 の WG で報告した日本郵船の補油燃料油の分析 結果から推測して、 「実燃料油の性状は、ISO 8217 の現行規格値に比較して良質であることから、現 状に即した制限値とすることが望ましい」との考 えに基づいている。ただし国内の関係者間での調 整が不充分であることから、今後更なる検討が必 要である。 max. max. Total Sediment, % (m/m ) - Accelerated (TSA) % (m/m) max. max. max. max. TSA – TSE max. Aluminium plus silicon, mg/kg max. Ignition delay, (ms) max. Total Acid Number, mg/g KOH max. Strong Acid Number, mg/g KOH Hydrogen Sulphide, mg/kg max Sodium content, mg/kg max. RME CIMAC ??? RMG CIMAC ??? RMK CIMAC??? 180/380/500/700 180/380/500/700 500/700 991 991 180/380/500/700 180/380/500/700 90/180/380/380 90/180/380/380 60 60 1010 500/700 380/380 60 960 30 22 60 975 80 30 60 0 6 10 30 30 15 30 30 15 0.10 ( 0.05 ) 0.5 ( 0.4 ) SECA CAP 150 ( 150 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.05 ( 不要 ) 80 ( 40 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.5 ( 0.4 ) SECA CAP 300 ( 150 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.05 ( 不要 ) 80 ( 40 ) 3 Nil 2 100 ( 40 ) 3 Nil 2 100 ( 40 ) 0.06 ( 0.05 ) 0.5 ( 0.4 ) SECA CAP 100 ( 150 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.05 ( 不要 ) 50 ( 30 ) 30 30 22 ( 18 ) 0.10 ( 0.07 ) 0.5 ( 0.4 ) SECA CAP 300 ( 250 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.05 ( 不要 ) 80 ( 50 ) 30 30 22 ( 20 ) 0.15 ( 0.07 ) 0.5 ( 0.4 ) SECA CAP 600 ( 250 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.10 ( 0.05 ) 0.05 ( 不要 ) 80 ( 50 ) 3 Nil 2 50 ( 40 ) 3 Nil 2 100 ( 40 ) 3 Nil 2 100 ( 40 ) The fuel shall be free of ULO. A fuel shall be considered to be free of ULO if one or more of the elements Zinc, Phosphorus and Calcium are below or at the specified limits. All three elements must exceed the same limits before a fuel shall be deemed to contain Used Internal Combustion engine lubricating oils (ULO) Zinc, mg/kg Phosphorus, mg/kg Calcium, mg/kg RMA 30 RMD 80 CIMAC 30 CIMAC 80 - 15 ( 5 ) 15 ( 5 ) 30 ( 20) 3.3 その他 (1) 他の委員会の状況 CIMAC WG Marine Lubricants、CEC Marine & Large Engine Oils およびノルウェーの MARULS プロジェクトについて簡単な現状報告があった。 (2) 次回委員会 次回の委員会は、DNVPS(オスロ)において、 2008 年 5 月 14、15 日に開催される予定である。 4.雑感 WG は、1901 年に建築された Lloyd’s Register の会議室で開催された。その後 1972 年に復元さ れ、また、2000 年には外観は旧ビルの姿を残し つつ、ガラス張りの近代的ビルに改築されている。 さすがに長い歴史と実績を有するだけあって、重 厚で品のある建造物である。 さて、WG”HF”の今後についてであるが、IMO による燃料油性状の検討開始を受けて、その方向 をよく見極めなければならない段階に入った。国 内対応委員会においても、関係者間の充分な協議 が必要であり、また燃焼性指標の設定や廃棄物の 混入防止対策の策定を早急に実施する必要があ ると感じている。 ―22― Ⅳ. ISO 関連 Ⅳ-I ISO/TC70/SC7(往復動内燃機関‐潤滑油ろ過器試験) ワシントン国際会議(2007 年 10 月)出席報告 ISO/TC70/SC7 国内対策委員会 主査 鈴木 光俊 1.はじめに ISO/TC70/SC7(往復動内燃機関:潤滑油ろ過器 試験)の第 26 回国際会議が、2007 年 10 月 18 日 米国のワシントンで開催された。 この会議は例年 ISO/TC22/SC7/WG1、WG3(エ アフィルタ、フュエルフィルタ)と連結して開催 されており、また、ISO/TC22/SC5/WG11(クラン クケースブローバイフィルタ)も同時開催され、 その担当者(TC22)を含め、今回は計 4 名で出席し た。その概要について報告する。 2.会場 米国 ワシントン DC GM オフィス内会議室 3.会期 2006 年 10 月 18 日(木) * (2) ISO 4548-5(インパルステスト) 推進リー ダ:米国 Steven Wagner 氏(Donaldson) 関連資料が入手できておらず、十分な検討がで きていないとの報告があった。よって、昨年の日 本のコメント(低圧力の削除)の検討を再度強く 要請した。Wagner 氏 が 2 月末まで草案を CD と して準備して回覧することになった。 (3) ISO 4548-6(耐圧テスト) 推進リーダ:米国 Gary Bessee 氏(SWRI) Bessee 氏提案内容について論議し、ほぼ合意さ れたが、50%の圧力開始ポイントについては、各 エキスパートに、データ提供要請があった。プラ スチック製品への対応については、顧客スペック に従う、というような簡潔な文面とすることとし た。なお、昨年、日本が指摘した、ISO オイルへ の変更についての再確認をおこない、JIS 同様、 ISOVG22 に変更することの合意が得られた。 4.出席者 議 長:Bob Mules(イギリス) 事務局:Bernd Borchert(イギリス) 日本 4 名 鈴木 光俊(マーレフィルターシステムズ) 田中 一夫(東京濾器) 中村 芳貴(東京濾器) 犬塚 友哉(トヨタ紡織) 他米国 6 名、イギリス 3 名、ドイツ 4 名、 フランス 2 名、イタリア 3 名 計 22 名 5.会議の概要 会議は、議長の挨拶から始まり、各国出席者の 自己紹介、前回議事録の承認の後、各議題の審議 に入った。 今回の主な審議項目と結果の概要は以下の通 りである。 (1) ISO/DIS 23556(ディーゼルオイル中のカー ボン捕捉用フィルタの試験方法) WG コンビーナ:米国 Gary Bessee 氏(SWRI) ISO/TS 23556:2007 として、TS 配布されたとの 報告があったのみで、米国を中心に実施している、 ラウンドロビンテストについての報告と審議は なかった。 * マーレフィルターシステムズ 引退することになった議長 Bob Mules 氏の挨拶 (4) ISO 4548-7(振動テスト) 推進リーダ:フランス Thiery 氏 フランスから推進リーダが国際会議に参加で きなくなったとの報告があって論議ができない 状況になった。代わりに、米国 Eric Quillen 氏 (Cummins Filtration) がリーダとなり推進するこ ととした。 (5) 規格の 5 年見直し ISO4548-1(圧力損失)、-2(エレメント逃がし弁)、 -3(差圧強度) については、このまま確認とする。 日本、フランスのコメントを含めて見直すニーズ はあるが緊急性はないとの判断した (他の見直 し作業が多くて手が回らない)。日本提案の ―23― ISO4548-3 350kPa 圧力値の見直しは、350kPa の 根拠を答えられる人はおらず、ドイツからも低す ぎるとのコメントがあった。日本の主張どおり、 見直し時に 700kPa を入れることの理解を得られ たが、現状でも不都合は無いので、今回、日本と しては、このまま確認とすることを了解した。 ISO4548-11(自動洗浄フィルタ)については、自 動車用途ではないので、ISO4548 から分離し、よ り適合した委員会に移管提案することになった。 (6) ISO4548-12(フルフローオイルフィルタ粒子 カウント法) 仏 Petillon 氏(IFTS)から、試験精度を確保する ため、ISO11943 の手順に変更する提案があり、 再度ラウンドロビンテストを実施することとな った。日本は、持ち帰ってラウンドロビンテスト への参加可否を検討することとしている。 (7) 新議長の選出 英国 Bob Mules 氏(Sogefi)がリタイヤするため、 英国 Adam Pearce 氏を新議長として選出した。 (8) 次回会議開催予定: 日時:2008 年 10 月 20 日週 場所:イタリア、ローマ (2009 年は、ポーランドを計画する。) 6.所 感 近年、毎年の国際会議の場で積極的に自己主張 するようにしてきており、それにともない、日本 の提案、意見についての理解が得られるようにな ってきている。これは、毎年出席していることで、 各国メンバーとコミュニケーションがとれ、日本 の意見が尊重されていることによるものと思う。 また、主要な自動車生産国である日本への標準化 活動に対する技術的な期待も、ますます高まって きているものと感じる。ただし、標準化活動に対 しての日本企業の認知不足が根底にあること、日 本には活動を共にする関連研究機関が存在しな いなど、欧米並みの積極的な提案はなかなか困難 な状況にある。当面、各関連会社が協力しながら 取り組んでいけるような、よりしっかりした環境 作りが必要であると考える。 7.その他 会議の開催地である、米国東部に位置するワシ ントン DC は、言わずと知れた米国の首都であり、 全米 50 州のどこにも属さない連邦政府直轄とし て独立した都市であるとのことである。いたると ころにスミソニアンなどの多くの博物館や美術 館、リンカーン記念館などの歴史記念館、そして 政治に関連する国会議事堂やホワイトハウスな どの石組みの建物が並び、町の中心部には、特に ショッピングするような店も駅の中にしかなく、 イメージどおりの政治と歴史観光の都市である。 約 360km離れたニューヨークが米国の経済や文 化の中心都市であるということで、その極端なコ ントラストが非常におもしろい。 国会議事堂 会議の会場となった GM オフィスは、ユニオ ン駅から 5 分程度のビルの中にあり、また 10 分 ほど歩くと国会議事堂があるという、まさにワシ ントン DC の中心に位置していた。ホテルは、 GM オフィスから歩いて 2 分くらいの場所にあり 非常に利便が良かった。ただし近くに手頃なレス トランが点在しているわけではなく、我々を含め て会議の参加者は、昼食は、ユニオン駅の地下に ある大きなファーストフードで好みの食事をと り、夕食もユニオン駅の中や周辺のレストランを 利用することになった。 また、米国主催でウエルカムパーティが近くの ホテルのレストランであり、日頃コンペチタでも ある、各国のエキスパートエンジニアと国際標準 化活動という同じ目的で親睦を深められ、おいし い料理とともに、私にとって、とても楽しく、充 実したひとときを過ごさせていただいた。 会場の近くのユニオン駅にて (右端が筆者) 最後に、このような機会を与えていただいた JICEF 並びに関係者の皆様にお礼を申し上げる とともに、来年のイタリアでの国際会議に向けて、 日本の意見の取りまとめ等にさらなるご協力を お願い致します。 ―24― Ⅳ-Ⅱ ISO/TC192/WG13(コージェネレーションシステム) 東京国際会議(2007 年 12 月)出席報告 ISO/TC192/WG13 国内対策委員会 幹事 伊東 弘一 * 副幹事 宇治 茂一 ** 事務局 杉山 雄一郎 *** 1.はじめに 現在コージェネレーションシステム(CGS)の ISO 規格は制定されていない。しかし、CGS は省エネ ルギー・地球温暖化防止策として国際的に緊急か つ重要と認識されており、特に日本は、内燃機関 CGS 導入実績が最多で、かつ JIS が整備されてい るため、早急な IS 化が強く要望されていた。そし て 2006 年 11 月、日本提案の JIS B 8123 をベース にした CGS の計画についての NWIP が各国投票に より承認され、日本を幹事国とする WG13(コージェ ネレーションシステム)が新設され たことで具体的 な IS 化が開始された。WG13 国際会議を 2006 年 5 月バルセロナ(初回)、11 月ブリュッセル(第 2 回)、 2007 年 5 月モントリオール(第 3 回)に引続き、12 月 3∼4 日に東京(第 4 回)で開催した。 今回は 2007 年 11 月に投票承認された ISO/CD 26382 および各国委員から送付された多数のコメ ントを基に ISO/DIS 26382 の素案を作成し、審議を 行った。そして DIS の投票承認を目指した詳細作 業スケジュールについても合意した。 4.議事内容 (1) 会議概要:WG13 コンビーナ(伊東教授)の開会 宣言により開始。出席者の自己紹介の後、事務局(杉 山)から Agenda・参加者リストおよび配布資料の確 認並びに前回モントリオール会議の議事録説明を 行い、了承された。なお、今回は初の幹事国日本 での開催のため、半年前から事前連絡および勧誘 を行ったが、遠距離のため費用、日程等で海外委 員には条件が悪く、 参加委員は3ヶ国11 名(日本9、 スウェーデン 1、米 1)となった。会議は 4 か国(ス ウェーデン、英、米、韓)から送付された CD 26382 に対するコメント、148 項目を審議し、CD の修正 についての合意を得た。 2日間の会議の1日目は、主にこのプロジェクト に最も熱心に協力してもらっている Ellmark 氏の コメントを中心に、事務局での事前検討結果およ び本人の説明に基づいて約4時間審議した。同様に 2日目も前日の未審議項目および US、UK のコメン トについて、昼食時も継続して約4時間審議した。 その結果、DIS の preliminary draft を作成するため の実質的かつ活発な審議を行うことができた。 2.開催日時: 2007 年 12 月 3 日(月) 13:00∼17:00 (会議後レセプション開催) 12 月 4 日(火) 10:00∼16:30 (東京ガス新宿地冷センタ見学 14:30∼16:00) 3.開催場所:京王プラザホテル、新宿、4 階 会議室‘けやき ’ 4.出席者:3 ヶ国(スウェーデン、米、日本)11 名 Dr. Koichi Ito, ISO/TC192/WG13 Convenor, Waseda University, Japan Dr. Shigekazu Uji, Sub-Convenor, IHI, Japan Mr. Lars Ellmark, Siemens ITAB, Sweden Ms. Hiromi Kowata, JSA, Japan Mr. Chiaki Aoki, JICEF, Japan Mr. Koji Yasuda, Hitachi , Japan Mr. Evan AcAvoy, Solar Turbines Services, USA Mr. Hidehiro Yokota, Tokyo Gas Co., Japan Mr. Toshihiro Tokumitsu, JCGC, Japan Mr. Yuichiro Sugiyama, Sub-secretary, JCGC, Japan Mr. Akio Suzuki, Secretary, JICEF, Japan * ** *** 早稲田大学 IHI 日本コージェネレーションセンター(JCGC) 会議風景 (2) 配布資料: ・ISO-TC192-WG13-N35-Invitation for the 4th Tokyo Meeting ・ISO-TC192-WG13-N36-Agenda for the 4th Tokyo Meeting ・ISO-TC192-WG13-N37- Attendants List ・ISO-TC192-WG13-N38- Original Comment Sheet ・ISO-TC192-WG13-N39-Minutes of the 3rd Montreal Meeting ・ISO-TC192-WG13-N40-Comment Sheet for CD 26382 with Secretariat Comments ・ISO-TC192-WG13-N41a-Amendment of CD26382 ・ISO-TC192-WG13-N41b-Amendment of CD26382 (w/o corrections) ―25― ・ISO-TC192-WG13-N42-Information for the 5th Berlin Meeting (3) 議事進行方法: 今回は、各国委員から事前に受領した CD に対 するコメントが多数(ISO/TC192/WG13 -N38 資料) のため、関連順に次のように章・節 NO.毎に区分 して審議を進めることにした。 (a) 1.Scope の記述内容 (b) 3.Terms and definitions(Abbreviations)の記述方 式および定義内容の修正 (c) 4.Investigation items の章・節名称および構成内 容の修正、詳細情報の追加 (d) 5.CGS evaluation の経済性、省エネルギー性、 環境性、信頼性および総合評価において、定義、章・ 節構成および記述表現の修正、各種詳細情報の追加 (e) Annex B,D,E のライフサイクルコスト、単純回 収年数および総合利益計算の各算出式について、 定義式や変数内容および記述表現の修正・追加 (f) その他、構成(章・節 NO.)、題名変更、ぶら下 がり段の修正などの様式上の修正 会議風景(Mr.Ellmark) (4) 審議内容詳細 (a) 1.Scope の記述内容 本規格の Scope に盛り込む最終内容を審議し、3 文章で示すことになった。まず、Cogeneration systems (CGSs)の定義、次に CGSs の評価方法とそのための 調査項目、調達のための初期情報などの適用可能範 囲、最後に設計時の確認項目、満足度が高いプロジ ェクトの概要計画および主要開発段階での作業手 順などが含まれることを記述するものとした。 この結果、従来から議論してきた procurement’ は、この規格では、初期段階の検討に関するもの であるとの説明および何回かの修正がなされた適 用範囲の記述について合意した。 (b) 3.Terms and definitions (Abbreviations) 委員からのコメントおよび ISO Directive に従い 「Terms and definitions」と「Abbreviations」の章 NO. 分離、定義項目のアルファベット順への並べ替え を説明し承認された。 また各用語の定義は、以前の会議で詳細審議済 みのため今回での審議は少数であったが、 ”cogenerationsystem”には、using waste heat <排ガス 利用>を明記、”payback period”にはISO15663-1により accumulated net revenue <累積した純利益>と初期設 備投資額とが見合う投資開始後の年数と明確にした。 (c) 4.Investigation items の章構成の修正、詳細情報 の追加 1) 従来使用していた”investigation”は情報収集お よび分析であるのでより明確に”Key project information and analysis for evaluation”と章の名称 を変更した。 2) ‘4.1.1 Site condition’では、"weather condition"と して、平均&最大風速、主力風向、降雨・降雪量 を、"general air quality"では、工場排気ガス、砂塵、 潮風や花粉など、"environment air and effluent emission regulations"では排ガス・排水規制に関す る未燃 HC や煙色、 冷却塔の水煙など、 "input fuel" では使用する燃料種別外に化学成分や真発熱量 などのパラメータを検討項目に追加した。 3) ‘4.1.2 Energy demand’では、節の名称および構 成内容を審議し全面的に改訂した。節は「エネ ルギー需要量を規定するための調査項目」と「エ ネルギー需要基本形の調査」に分離し、電力・ 熱使用量を規定する項目と業種別に異なる電 力・熱の使用形態を規定する項目について再表 示した。そして委員の指摘により、建物の床面 積、階数や用途区別などの項目は一部の業種に 対応する項目のみに対応しているため、従来の 独立節扱いを縮小して、関連項目での NOTE と して表記することにした。更にコメントシート 最終部分に(参照1)として詳細文章を追記して 明文化した。 4) ‘4.3 CGS planning’では、主に 3 項目を審議し追 加修正した。 ① Type of prime mover’では、ガス機関とディー ゼル機関は共に往復動内燃機関の種別であり、 他のガスタービン機関やスチームタービン機関 との比較では、一括して 1 項目として取扱う。 ② Fuel では、原動機種別により特殊な使用燃 料(例えば重油、高炉ガスや高濃度水素ガスなど) に対する限定項目があることを明記した。 ③ Planning of electric power use では商用電力 へ系統連系する場合において最小コスト運転を 行うために最小限の購入電力を設定すること等 を規定した。 5) ‘4.4.2 Energy costs and incomes では、エネル ギーコスト試算時に電力や冷温水販売による incomes<収入>が発生するのが一般的なので、こ の項目を明確に規定した。 6) ‘4.5 Planning for comparison with target comparable to CGS’では、章および節名称を変更した。CGSと 評価比較対象となる`comparable target’については `comparison with target comparable to CGS’と明確に CGSとの比較対象システムと定義し、また、章の名 称は設計比較する作業ステップと考え修正した。 ―26― (d) 5.CGS evaluation の章構成・表記の修正、詳細 情報の追加 1) 5.1 Economic evaluation’は前回の会議で詳細審 議済みであったが、“Preliminary”と“Detailed”の 2 段階経済評価に分離し、“payback period”と LCC、 IRR、NPV、Sensitive Analysis 等を各々定義して盛 り込んだ構成内容を確認した。また日本提案の Compensation period’の定義式を Annex D へ 移行し、かつ本文に参照箇所を明記したことや Assumption<想定条件>’にプラント寿命や燃料 コスト(高低傾向)の追記が重要なことを確認した。 2) 5.2 Energy saving evaluation’は、外国委員より再 度「一次エネルギー換算の意義や経済性評価との 差異」について詳細説明が求められ、日本で一般 視されている一次エネルギー換算による省エネル ギー評価が実は理解しにくいことが分かった。し かし詳細説明の結果、種々のシステム間における 省エネルギー比較評価の重要性が認識され、後日、 外国委員による表記修正が行われた。更にコメン トシート最終部分に(参照 2)として明記した。 3) 5.3 Environmental evaluation’では、前回会議で 審議された‘Impacts on the environment’の扱いを明 確にし、「環境性評価は従来システムとの比較評 価を必ず実施せねばならない」と規定した。また 未燃 HC やダイオキシンの詳細項目を追加した。 4) 5.4 Availability and reliability evaluation’では、そ の詳細項目について審議し、具体的な検討項目を 追加して、全面修正した。 コメントシート最終 部分に(参照 3)として詳細文章を追記、明文化した。 5) 5.5 Total evaluation’では、CGS 採否の最終決定 を①従来システムとの総合比較および②法令規 制・技術・環境面の課題に対する影響判断による ことを明確にした。 (e) Annex B,D,E の評価定義式及び表記の修正・追加 ‘Annex B のライフサイクルコストによる評価分 析では、表示計算式に含まれる添え字"j (通常は 1会計年度)や"F pj"(年間運転費に対する現在価値 への補正係数)を追記した。また、 Annex D’の単純 回収年数による分析では CGS システムを従来シス テムと比較する場合に有効な式と定義し、修正した。 更に外国委員からの「発注者から要望される総合利 益計算の算出式」の追加提案ついて審議し Annex E に定義および内容を追記することにした。 (f) 様式上の変更 審議の結果を反映して、章および節の名称および 番号の変更を行った。また ISO Directive に従い、5 箇所のぶら下がり段(Hanging paragraph)を修正する ことにした。 (5) 会議のまとめおよび今後のスケジュール 会議終了時に会議総括を行い、当初目的の「CD の審議終了」および「DIS 26382 投票承認までの審 議スケジュール」について合意した。またその合意 に基き DIS 作成手順と期限について検討した。 その結果、至急 2 月末までに DIS 案(DIS for Review)を完成させて WG 不参加国も含めて TC192 の P メンバーへ配布、4 月末までに P メンバーから のコメントを回収、6 月に TC192 の一連の国際会議 に合わせて第5 回WG13 国際会議を開催して再審議 のうえ、7 月中旬までに投票用 DIS を完成して ISO /TC192 事務局へ提出することになった。 当面、次のスケジュールで作業することとした。 ・日本事務局→WG13 委員;東京会議の修正案 CD ver-2.1 案を送付 -2007 年 12 月 31 日 ・WG13 委員→日本事務局;CD ver-2.1 案の修正コ メントを返送 -2008 年 1 月 31 日 ・日本事務局→TC192 事務局→TC192 P メンバー 第 5 回 WG13 会議案内、DIS for Review の 送付&コメント返送依頼-2007 年 2 月 29 日 ・TC192-P メンバー→日本事務局;コメ ント返送 -2008 年 4 月 30 日 ・ISO/TC192/WG13 の開催、DIS 案の審議 -2008 年 6 月(9∼12)日 ・日本事務局→TC192 事務局;DIS 26382(投票用) の送付、DIS 投票手続き依頼 -2008 年 7 月中旬 (6) 所感 今回の会議では、当初目的の DIS 26382 作成のた めの修正内容およびスケジュールの調整について 審議し、合意できた。また、日本で初開催であった 第 4 回東京会議を無事に終了することができた。各 国からの多数のコメントを検討いただいた関係者 の方々に感謝すると共に、会議開催のためにご支援 いただいた日本規格協会他関係各位に感謝する。 (7) その他 会議開催に合わせて歓迎レセプションおよび東京 ガス新宿地域冷暖房センターの CGS 見学も実施し、 Mr. Ellmark、Mr. McAvoy の両氏より謝辞を頂いた。 ―27― レセプション 東京ガス新宿地域冷暖房センター見学 標準化事業関係作業進む 日本内燃機関連合会 鈴木章夫* 1.はじめに 日内連では、”ISO/TC70(往復動内燃機関)国内対 策委員会” および ”ISO/TC192(ガスタービン)国内 対策委員会” を設置して、往復動内燃機関および ガスタービンについての ISO 関係の国際標準化事 業を進めている。 また、国内標準化については、テーマごとに単 年度で設置する JIS 原案作成委員会により JIS 原案 作成の事業を実施している。 これらの標準化事業に関しての2006 年から2007 年にかけての活動の概要については、本紙第 92 号 (2007 年 8 月号)で報告したので、ここでは最近の 状況を中心に概要を紹介する。 2.国内標準化事業関係(JIS 関係) 2.1 平成 18(2006)年度事業 従来どおり日本規格協会の公募方式による委託 事業により、往復動内燃機関についての JIS 原案作 成委員会を設置し、委員会 3 回、分科会を 8 回開 催し、次の JIS 原案 2 件を作成し、平成19 年 6 月 末に報告書と共に日本規格協会へ提出した。 ・ JIS B 8008-1 往復動内燃機関―排気排出物測定 −第 1 部:ガス状排出物および粒子状排出物の 台上測定 [改正原案] [ISO 8178-1:2006 の整合化規格] ・ JIS B 8008-4 往復動内燃機関―排気排出物測定 −第 4 部:各種用途の定常状態における試験サ イクル [改正原案] [ISO/FDIS 8178-4: 2007 の整合化規格] 2.2 平成 19(2007)年度事業 平成 19(2007)年度には、次の 3 件の JIS 原案の作 成作業を実施中である。 ・ JIS B 8008-2 往復動内燃機関−排気排出物測定 −第 2 部:ガス状排出物および粒子状排出物の 現地測定 「改正原案] [ISO/FDIS 8178-2:2007 の整合化規格] ・ JIS B 8008-5 往復動内燃機関−排気排出物測定 −第 5 部:試験燃料 「改正原案] [ISO/DIS 8178-5:2007 の整合化規格] ・ JIS B 8002-3 往復動内燃機関−性能−第 3 部:測 定 「改正原案] [ISO 3046-3:2006 の整合化規格] 作業期間は、 平成 19 年8月∼平成 20 年6月で、 委員会 3 回および分科会6回を予定している。 * 特別参与 2.3 今年度新規発行の JIS 平成 17 年度に日内連で原案を作成した、次の規 格が発行された。 ・ JIS B 8042-3:2007 ガスタービン―調達仕様− 第 3 部:設計要求事項 [第 2 版] 3.国際標準化事業関係(ISO 関係) 3.1 全般 (1) 平成 18(2006)年度は、ISO/TC70(往復動内燃機 関)国内対策委員会 2 回、ISO/TC70/SC8(排気排出物 測定)分科会および ISO/TC192(ガスタービン)国内 対策委員会を各々3 回開催し ISO 規格に関する審 議を実施した。TC70/SC7(潤滑油ろ過器試験)につ いては従 来どおり書面審議とした。 (2) 国際会議参加状況 −ISO/TC70:0 (会議なし)、TC70/SC8:1 名/1 回 (2006-4)、TC70/SC7:1 名/1 回(2006-10) −ISO/TC192:4 名/1回(2006-5)、TC192/WG12(マ イクロガスタービン) :1 名/1 回(2005-6) 、 TC192/WG13(コージェネレーション):7 名/2 回 (2006-5, -11) 3.2 ISO/TC70 関係の主要活動状況 − TC70:性能関係規格および発電装置関係規格な どの改正および見直し作業を中心に活動中。 − TC70/SC8:排気排出物測定方法の ISO 8178 シリ ーズ 11Parts の制定作業を終え、Part1、2、4、5 の改正を実施している。Part 1 は 2006 年に第 2 版が発行され、Part 2、4、5 の改正原案は、いず れも FDIS の段階にある。 − TC70/SC7:潤滑油ろ過器の試験方法についての 規格 ISO 4548 シリーズの見直し作業を実施中。 − 特記事項:TC70 の幹事国の件 長い間 TC70 の幹事国であったイギリスが、2006 年末で幹事国を返上し、空席になっていたので、 経済産業省と協議の上、日本が立候補したが、対 抗馬として中国が立候補した。中国は ISO では開 発途上国とされているため、有利な立場にあり、 結局、TMB(技術評議会)参加国の投票により中国が 幹事国となった。現在まで中国からの連絡等が何 もなく、TC70 の活動も停滞している。 3.3 ISO/TC192 関係の主要活動状況 −WG10 で審議中のガスタービンの安全性の規格 ISO 21789 については、DIS の投票の結果、承認 はされたが、DIS に対する各国のコメントが多数提 出され、3 回の会議を行い、ようやく修正を完了し ている。現在、フランス語訳に時間がかかってい てまだ FDIS が発行されていない。 ―28― −WG11 では、ISO2314:1986(受渡試験方法)の改正 原案が審議されていたが、DIS がまとまり、2008 年 1 月締切りの投票にかかっている。 −WG9 では、発電用ガスタービン、WG12 では、 マイクロガスタービンの規格を作成中(いずれ も幹事国はイギリス)であるが、ほとんど進捗が なくキャンセルされる可能性が大。 −ISO 3977 シリーズ(ガスタービン調達仕様)のう ち Part1、2、3、4、7、8 が定期見直し中である。 −特記事項:TC192/WG13(コージェネレーション)の件 2006 年からスタートした、日本を幹事国とする TC192/WG13 では、2007 年 5 月までに 3 回の国際 会議を行い、JIS B 8123 をベースにした原案の審議 をして来た結果、ISO/CD 26382 としてまとまり 2007 年 11 月に WG13 不参加国を含めた TC192 内 投票で承認された。次段階の DIS 原案作成のため に 2007 年 12 月 3∼4 日に、IGTC(International Gas Turbine Conference)を開催中であった、東京の京王 プラザホテルで第 4 回目の国際会議を開き、CD 26382 に対する各国コメント(4 カ国、148 件)の審 議と DIS 作成のための手順を討議した。 今後の予定は、次のように合意されている。 2008 年 2 月 28 日:DIS 案配布(TC192)コメント 収集 2008年6月:第 5 回 WG13 国際会議 (ベルリン)DIS 案決定 2008年7月:DIS を TC192 から中央事務局へ提出 (2008 年 11 月∼2009 年 3 月:TC192 内投票) 4.その他 長い間、日内連の ISO/TC192 国内対策委員会お よびガスタービン JIS 原案作成委員会の委員長を お願いしていた田中英穂先生から、体調不良のた め辞意の申し出でがあったため、関係者で協議の 上、川口修先生(前日本ガスタービン学会会長/慶應 義塾大学名誉教授)に委員長をお願いすることにし、 2007 年 11 月の ISO/TC192 国内対策委員会で了承 いただいた。田中先生には、これまで長い間 ISO、 JIS 両方の標準化関係作業において、熱心なご指導 を賜り、厚くお礼を申し上げると共に、1 日も早い 回復をお祈りする次第である。 ―29― 事務局通信 3 CIMAC WG (作業グループ)と日本対応の国内委員会 (2007-12-01)日本内燃機関連合会 CIMAC (国際燃焼機関会議) 日本からの役職者 会長 事務局長 WG 担当副会長 Karl M. Woijk (AVL) Marks Heseding (CIMAC, Germany) R. Marquard (MAN, Germany) テクニカルプログラム担当副会長 伊藤恭裕(新潟原動機) /Y.Itoh 評議員 高畑泰幸(ヤンマー) /Y.Takahata 評議員 山田知夫(日内連)/T.Yamada 主査会議議長:新潟原動機 事務局:日本内燃機関連合会 WG No 02 04 05 07 08 10 13 15 16 17 18 WG Title, Chairman, WG No., WG abrev. WG: Class. Soc. D.E. coordinating WG (船級協会ディーゼル機関) K.B. Hansen (MAN B&W/DK) WG2 CS-D WG: Crankshaft Dimansions (船級協会ディーゼル機関-クランク軸の寸 法) WG: Exhaust Emission Controls-D.E. (ディーゼル機関―排気排出物の制御) G. Hellen (Wartsila/Finland) WG5 D-EX WG: Heavy Fuels (重油) K.Aabo (MAN B&W/Denmark) WG7 WG: Marine Lubricants (舶用潤滑油) H. Gering(MAN B&W/Germany) WG8 WG: Users (往復動内燃機関ユーザ) D.Walford (Teekay Shipping/Canada) WG: Turbocharger efficiency (過給機効率) Dr.E.Codan ( ABB TurboSystems/S)WG13 WG: Engine Electronics and Automation System (電子制御と自動制御システム) R. Boom (Woodward/NL) WG EEA WG: Auxiliary systems-design (機関補機システム) F.Deichman(Columbus Ship/Germany) WG: Gas Engine (ガス機関) Lars Nerheim ( Ricardo/UK ) WG17 GFA WG: Engine room safety (機関室安全性) Johhnnes Besau (Horbiger Ventilwerke) 国内担当委員会 もしくは委託先 日内連 WG2 対応国内委員会 JICEF WG2 committee 日内連 WG4 対応国内委員会 JICEF WG4 committee 日内連 WG5 対応国内委員会 JICEF WG5 committee 日内連 WG7 対応国内委員会 JICEF WG7 committee (社)日本マリンエンジニアリング学会 燃料・潤滑研究小委員会 JIME 伊藤技術センター長 山田知夫 特別参与 国内委員会 主査 高橋 正英 M.Takahashi (三井造船) 荒川 高治 K. Arakawa (神戸製鋼) 川上 雅由 M.Kawakami (新潟原動機) 宮野春雄 H. Miyano (日本油化/NYK) 塚本達郎 T. Tsukamoto (東京海洋大) 備 考 (メンバーが個々に対応) 日内連 WG13 対応国内委員会 JICEF WG13 committee 日内連 WG15 対応国内委員会 JICEF WG15 committee 日内連 WG16 対応国内委員会(予定) JICEF WG16 committee 日内連 WG17 対応国内委員会 JICEF WG17 committee 未 設置 CORDINATOR: Int’l Standards-Recic’g Eng (コーディネーター:ISO-往復動内燃機関) J.Peaker (GEC Ruston , UK) ISC1 ISC-RE 日内連 ISO/TC70 国内対策委員会 CORDINATOR: Int’l Standards-Gas Turbine (コーディネーター:ISO-ガスタービン) A. Suzuki (JICEF , Japan) ISC2 ISC-GT 日内連 ISO/TC192 国内対策委員会 ―30― 白石 啓一 K.Shiraishi (三菱重工) 前田 隆義 T.Maeda (ナブテスコ) 未定(国際会議 の内容により決 定) 後藤 悟 S. Goto (新潟原動機) 未定(国際会議 の内容により決 定) [連絡担当] 古林 誠 M.Furubayashi (日内連) [連絡担当] 鈴木 章夫 A.Suzuki (日内連) 完了 事務局通信 4 日内連主要行事等一覧 [2006 年 4 月∼2007 年 12 月分実績、2008 年 1 月∼予定及び中長期予定] 2007 年 12 月現在 区分 ○:日内連行事等(国内) ◇:CIMAC 関係(国内) ☆:標準化関係(国内) ●:日内連行事等(海外) ◆:CIMAC 関係(海外) ★:標準化関係(海外) 区 年-月-日 分 ● ◇◆☆★ (自/至) 主な出来事(行事・会議等の名称) 開催場所 参加者等 摘 要 2007 ☆ 01-19 01-20 ○ IHI豊洲 日内連情報No.91発刊 ☆ ☆ 02-05 02-09 02-15 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第4回分科会 ○ ISO/TC70(往復動内燃機関)国内対策委員会本委員会 日本海事協会 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第5回分科会 三井造船 日内連主催講演会"船舶からの排気エミッションの規制動向と エムプラス/東京 計測に関する最新情報" 03-20 ☆ ☆ ☆ ☆ 03-23 ☆ 02-16 02-21 02-28 ISO/TC70/SC8(RICE排気排出物測定)国内対策委員会分科会 堀場製作所 ISO/TC192(ガスタービン)国内対策委員会本委員会 IHI豊洲 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第6回分科会 IHI豊洲 ISO/TC70及びISO/TC192国際規格回答・平成18年度再委託 日本規格協会 報告書提出 ◆ 03-28 ◇ 04-06 ☆ 04-10 ◆ 04-19/20 ○ ☆ 05-16 05-17 05-20 ◆ ◆ ◆ ◆ 05-21/24 05-23 05-23 05- ☆ 05-30 ◇ ◇ 06-07 06-12 ○ ☆ 06-27 07-06 07-09 日本舶用工業会 Heavy Fuels 国内対応委員会 ◆ コジェネセンター CIMAC WG コペンハーゲン/デンマーク 宮野春雄 Heavy Fuels 国際会議 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 新潟原動機 日本油化 芦刈真也 コマツ モントリオール/カナダ 伊東弘一他 早稲田大学 モントリオール/カナダ 安田耕二 日立製作所 モントリオール/カナダ 安田耕二 日立製作所 伊東弘一他 早稲田大学 伊藤恭裕他 新潟原動機 イスプラ/イタリア 日立製作所 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第7回分科会 ロンドン/英国 堀場製作所 CIMAC役員会・評議員会 ウィーン/オーストリア 第25回CIMAC ウィーン大会 ウィーン/オーストリア CIMAC WG ウィーン/オーストリア Classification Societies-Diesel 国際会議 CIMAC WGs Joint Meeting ウィーン/オーストリア CIMAC WG Exhaust Emission Controls 国際会議 ウィーン/オーストリア 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第8回分科会 日内連事務所 CIMAC WG "Exhaust Emission Controls"国内対応委員会 日本舶用工業会 日内連第91・92回理事会・第53回通常総会 八重洲倶楽部 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第3回委員会 CIMAC WG Engine electronics & Automation System 国際会議 ハンブルグ/ドイツ ◇ 後藤 悟 ISO/TC192/WG13(コージェネレーション)国内作業委員会 CIMAC WG "Gas Engines"国内対応委員会 06-18 07-02 CIMAC WG ★ ISO/TC192/WG13(ガスタービン/コージェネレーションシステム)国際会議 ★ ISO/TC192/WG12(ガスタービン/マイクロガスタービン)国際会議 ★ ISO/TC192(ガスタービン)国際会議 05-15 06-30 デッサウ/ドイツ 日内連第139回運営委員会 05-09 06-27 CIMAC WG "Gas Engines"国際会議 ★ ISO/TC192/WG10(ガスタービン/安全性)国際会議 04-30/05-02 06-13 堀場製作所 ★ ISO/TC70/SC8国際会議 04-20 04-25 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第2回委員会 CIMAC WGs国内主査会議 日内連事務所 平成18年度委託事業・往復動内燃機関 日本規格協会 JIS原案作成成果報告書提出 ISO/TC70/SC8(RICE排気排出物測定)国内対策委員会分科会 三井造船 ISO/TC192(ガスタービン)国内対策委員会本委員会 IHI ISO/TC70(往復動内燃機関)国内対策委員会本委員会 三井造船 ―31― 区分 08-15 ◇:CIMAC関係(国内) ☆:標準化関係(国内) ●:日内連行事等(海外) ◆:CIMAC関係(海外) ★:標準化関係(海外) 区 年-月-日 (自/至) ○:日内連行事等(国内) 分 主な出来事(行事・会議等の名称) ○●◇◆☆★ ○ 参加者等 摘 要 日内連情報No.92発刊 08-20/21 ◆ 09-06 開催場所 ◇ ☆ 09-xx 09-19/20 ◆ 10-18 CIMAC WG Classification Societies-Diesel 国際会議 コペンハーゲン/デンマーク 高橋正英 CIMAC WG Heavy Fuels 国内対応委員会 日本舶用工業会 三井造船 往復動内燃機関 JIS 原案作成委員会 堀場製作所 CIMAC WG ダービー/英国 木原 英雄 MHIEハンブルグ ワシントン/米国 鈴木 光俊 マーレ 後藤 悟 新潟原動機 Marine Lubricants 国際会議 ★ ISO/TC70/SC7(こし器)国際会議 10-17 ◆ CIMAC WG "Gas Engines"国際会議 フランクフルト/ドイツ 10-25/26 ◆ CIMAC WG Crankshaft Dimension 国際会議 サンナザール/フランス 荒川 高治 神戸製鋼 日内連 11-01 ☆ 日本規格協会 規格調整分科会 日本規格協会 11-05 ☆ 往復動内燃機関 JIS 原案作成委員会 堀場製作所 日内連講演会 CIMACウィーン大会報告講演会 エムプラス/東京 11-07 ○ ◇ 11-14 ◆ ☆ 11-19 鈴木 章夫 CIMAC WG Exhaust Emission Controls 国際会議 ベルゲン/ノルウェー 川上雅由 ISO/TC70/SC8(RICE排気排出物測定)国内対策委員会分科会 堀場製作所 11-21/22 ◆ CIMAC WG ロンドン/英国 宮野春雄 日本油化 11-21 ◆ ◆ CIMAC役員会 フランクフルト/ドイツ 伊藤恭裕他 新潟原動機 CIMAC評議員会 フランクフルト/ドイツ 伊藤恭裕他 新潟原動機 ISO/TC192(ガスタービン)国内対策委員会本委員会 日立 ウインターツール/スイス 高橋正英 三井造船 フランクフルト/ドイツ 後藤 悟 新潟原動機 オスロ/ノルウェー 荒川 高治 神戸製鋼 芦刈真也 コマツ オスロ/ノルウェー 宮野春雄 日本油化 CIMAC役員会 グラーツ/オーストリア 伊藤恭裕他 新潟原動機 CIMAC評議員会 グラーツ/オーストリア 伊藤恭裕他 新潟原動機 CIMAC WG Exhaust Emission Controls 国際会議 ハンブルグ/ドイツ 川上雅由 新潟原動機 11-22 ☆ 11-28 Heavy Fuels 国際会議 新潟原動機 ★ ISO/TC192/WG13(ガスタービン/コージェネレーションシステム)国際会議 12-03/04 ◇ ◇ ◇ 12-06 12-11 12-13 東京/日本 CIMAC WGs国内主査会議 日内連事務所 CIMAC WG "Exhaust Emission Controls"国内対応委員会 日本舶用工業会 CIMAC WG "Gas Engines"国内対応委員会 日内連事務所 2008 01-15 ○ 日内連情報No.93発刊 ☆ 01-16 01-21 ○ ◇ 01-30 ☆ ☆ ☆ ☆ 02-xx 02-xx 02-xx 03-xx ◆ ◆ ◆ 03-xx 04-09 04-10 04-15 04-16 04-xx ○ ◇◆ ◆ 05-20 05-21 05-xx 06-11 06-13 10-xx 堀場製作所 日内連第140回運営委員会 三菱重工 CIMAC WG 日本舶用工業会 Heavy Fuels 国内対応委員会 ISO/TC70/SC8(RICE排気排出物測定)国内対策委員会分科会 ISO/TC192(ガスタービン)国内対策委員会本委員会 ISO/TC70(往復動内燃機関)国内対策委員会本委員会 往復動内燃機関JIS原案作成第2回委員会 CIMAC WG Classification Societies-Diesel 国際会議 CIMAC WG "Gas Engines"国際会議 CIMAC WG Marine Lubricants 国際会議 フレデリックスハーフェン/ドイツ 日内連講演会 重油燃料の燃焼性能 (未定) CIMAC WG (未定) Heavy Fuels Sub group2 専門家会議 CIMAC WG Crankshaft Dimension 国際会議 ★ ISO/TC70/SC8(排気排出物測定)国際会議 04-xx 05-14/15 往復動内燃機関JIS原案作成委員会第2回分科会 ◆ ◆ ◆ ◆ CIMAC WG Heavy Fuels 国際会議 ★ ISO/TC192/WG13(ガスタービン/コージェネレーションシステム)国際会議 ★ ISO/TC192(ガスタービン)国際会議 ベルリン/ドイツ 伊東弘一他 早稲田大学 ベルリン/ドイツ 安田耕二 日立製作所 ISO/TC70/SC789(RICE/潤滑油こし器)国際会議 ローマ/イタリア 鈴木 光俊 マーレ 第26回CIMAC ベルゲン大会 ベルゲン/ノルウェー 2010 06-xx ―32― 事務局後記 昨年は、CIMAC ウィーン大会の開催とそれに続く日内連技報第 4 号の発行と日内連講演会の開催、当 会一番の働き手であった上原主任の出産とそれに続く育児休業入りと大変多忙な 1 年でした。鈴木、山田 両特別参与の協力を得て何とか今まで大きな問題も無く乗り切ることができました。皆様には何かとご不 便をお掛けしたことと思いますがご容赦ください。 年末に羽田の空港診療所で航空身体検査を受け、血圧と視力(この年になって近眼の度が進んでいて眼鏡 が合わなくなっていた)に若干の問題はありましたが、合格することができました。5 月の連休明けには上 原主任が復帰しますので、その後で大いに空の世界を楽しもうと考えています。 事務所の植物たち、昨年始めて実を付けたコーヒの木、初めて花を咲かせた君子蘭など、も今年はさら に多くの実と花を付けてくれると楽しみにしています。 皆さんにとって良い 1 年となるように祈っています。(田山) 今年は、公私共に色々なことがありましたが、私にとっては内臓の病気で入院、手術をうけたことと、 CIMAC 大会でウィーンへ行ったことが二大ニュースです。ウィーンは前から一度行きたいと思っていた 所でしたが、期待どおり、いるだけで心身共に元気になるような所でした。朝起きてホテルのまわりを散 歩すると、壁にシューベルトのレリーフがある質素な教会があったり、公園には花が咲き乱れ、音楽家の 銅像があったりで、なんとも雰囲気のよい町です。ウィーン美術史美術館では、寅さん映画に出てきたブ リューゲルの絵を見て思わず感激してしまいました。ちなみに、 男はつらいよ−寅次郎心の旅路 とい う映画は、半分くらいウィーンが舞台となっています。帰ってから DVD を買い求め、ひまな時はいつも 見ています。面白いのでお勧めします。また機会があれば、行ってみたいと思っていますが、今度は半年 くらい下宿でもしてのんびりしたいなどと夢のようなことを考えています。(鈴木) 日内連での非常勤の仕事をするようになってから 2 年が経ちました。2007 年は CIMAC ウィーン大会に も出席させていただき、また CIMAC 評議員を田山常務理事の後任としておおせつかり、11 月の評議員会 (年に 2 回)に出席してきました。 CIMAC 評議員会では、運営側の苦労・課題を肌身で感じ、日本からの代表としての貢献をしていかな ければ、との思いを強くした次第です。 日内連での仕事では、会員皆様の意見が CIMAC に反映されるよう、また CIMAC の情報がタイムリー に伝わるような活動・ご支援をしていきたいと、新たな気持ちで新年を向かえましたので、ご意見ご要望、 何なりとご連絡下さい。上原主任が出産・育児休暇中の「日内連情報」編集の慣れない業務も、「今回で お役ご免」の予定で、その分の肩の荷を載せ替えます。(山田) あけましておめでとうございます。読者の皆様は、 お正月休みをいかが過ごされたでしょうか? 私事になりますが、昨年 8 月に無事、女の子を出 産しました。現在、育児休暇をいただいて、子ども とどっぷり毎日を過ごしております。慣れない事だ らけで、あたふたすることが多いのですが、娘の笑 顔に励まされ、そして便利グッズをフル活用して、 何とか母親業を務めております。 まだ、しばらくの間、上原は不在になりますが、 どうかよろしくお願いいたします。(上原・育休中) 日内連情報 No.93 2008 年 1 月 発行日 2008 年 1 月 20 日 発行所 日本内燃機関連合会 発行者 田山 経二郎 〒105−0004 東京都港区新橋 1−6−6 木村ビル 6 階 TEL.03-3574-7882;FAX:03-3574-7883 E-mail: [email protected] 印刷所 神田商会 〒852−8001 長崎市光町 5-20 TEL.095-833-1217;FAX:095-833-1228 ©2008,日本内燃機関連合会 本誌に掲載された著作物の無断での複写・転載・翻訳を禁じます。
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