海外ドナーコーディネート National Marrow Donor Program (NMDP：米国) Buddhist Tzu Chi Stem Cells Center (BTCSCC：台湾) Korea Marrow Donor Program (KMDP：韓国) China Marrow Donor Program (CMDP：中国) 医 師 海 外 ドナー 検 索 登 録 海外ドナー概数検索 BMDW (Bone Marrow Donors Worldwide)の海外ドナー概数を検索できますので、ご希望の 場合は、移植調整部までお問合せください。 正式なドナー検索 ⇒ 海外ドナー検索依頼書 「Preliminary Search Request form」を移植調整部へ FAX してください。 ・申請書は http://www.jmdp.or.jp/medical/familydoctor/documents.html からダウンロードしてください。 ・事前（または同時）に JMDP への患者登録が必須です。 ・検索手数料として、初回のみ１万円を患者さんにご負担いただきます。 ⇒ 移 海外ドナーコーディネート開始～確認検査 コーディネート開始 ドナー検索結果 ＋ 患者同意書(海外骨髄バンクのドナーコーディネート開始依頼書) ・ドナー検索結果のコーディネート開始希望ドナーに○印をつけ、移植調整部へ FAX してください。 ・患者同意書（コーディネート開始依頼書）の提出が必須です。原本は必ず郵送してください。 ・この時点で、コーディネート開始料（1 バンクに 1 度、約 10 万円）がかかります（台湾バンクのみ無 料）。コーディネート開始前に、費用面につき必ず患者さんへご説明ください。 ・NMDP/BTCSCC は、同時にコーディネート可能なドナー数に制限なし。KMDP/CMDP は同時に 5 名まで可能です。 ・ドナー確認検査時のドナー血液検体を日本へ取り寄せ、（株）SRL で HLA タイピング、一般血検査 等を実施します。 ・AB ドナーの場合は、DR タイピングの依頼が可能です。DR タイピングの結果、血清学的２座不一 致と判明した場合は、自動的にコーディネート終了となります。 植 医 師 海外ドナー選定 ドナー選定 ⇒ ドナー候補者選定/不採用通知書 + 海外バンク選定書類 ・CMDP ドナーは PBSC のみ提供可能。それ以外のバンクへは患者側の希望を出せますが、ドナー の多くは PB 採取を希望するようです。 ・申し出がない限り、国内ドナーのコーディネートは継続します。 ・NMDP の場合は、第 2 位以降のドナーも A/B/C/DR 座の DNA タイピング検査が必要となります。 最終同意確認 ～術前健診 ・同意確認と同時並行で、移植日程調整を行います。 ・JMDP のような同意面談は実施しないため、同意面談日の報告はありません。 ・選定ドナーの最終同意が確認された時点で、確認検査前の国内ドナーのコーディネートは原則終 了となります。 ・選定ドナーの術前健診適格判定が出た時点で、国内ドナーのコーディネートは終了となります。そ の他の海外バンクのドナーのコーディネートは継続可能です。 ・厚生労働省の通達により、海外ドナーから提供を受ける場合には、採取前にウエストナイルウィルス 検査を実施し、前処置開始前に陰性であることを確認する必要があります（検査料\37,800＋採 血手数料）。検査結果が陽性であった場合は、採取を中止します。 移植 移植後 運搬 移植施設の責任で運搬 （NMDP は日本の空港まで代行運搬依頼可）。 各バンクから移植後フォローアップ報告書の提出依頼があれば、その都度ご協力をお願いします。 2016.1 海外ドナーコーディネートについての注意点 すべての移植認定施設にて、海外ドナーコーディネート・移植が可能です。 国内ドナーとのコーディネート状況、検索状況に関係なく、海外ドナーのコーディネートを進めることができま す。また、国内、海外ドナーのコーディネートを同時に進めることもできます。 海外ドナーコーディネートの料金については、財団のホームページの『海外骨髄バンク患者負担』をご参照く ださい。 http://www.jmdp.or.jp/ercipent/cost/shar/htm 海外バンクドナーとのコーディネート開始以降、多額の費用が発生します。正式検索を開始される前に、費 用面を患者さん・ご家族に十分ご説明ください。また、海外ドナーとのコーディネート費用について、当法人が 定める患者負担金免除基準に従って 100 万円を限度に免除しています。 詳細は、患者負担金免除基準 をご参照ください。 http://www.jmdp.or.jp/documets/file/03_recipient/menjo.pdf 海外ドナーから造血幹細胞の提供を受けるにあたっては、該当国・地域における感染（SARS・BSE・鳥インフ ルエンザなどのような既知のものだけでなく、未知のもの）の危険性が否定できません。また、海外在住のド ナーとのコーディネートであるために生じるリスク（テロや天災など）についても、患者さん・ご家族に十分ご説 明ください。 いかなる段階でも、ドナーコーディネートが終了となる可能性があります。その際、終了理由のいかんを問わ ず、実際に発生した料金が患者さんに請求されます。 国内コーディネートとはルールが異なる点があります。随時国際担当から説明させていただきますが、ご不明 な点がありましたらご連絡ください。 クロイツフェルトヤコブ病の感染予防を目的とした厚生労働省発令の通達にともない、イギリス・アイルランド・ スイス・スペイン・ドイツ・フランス・ポルトガル・ベルギー・オランダ・イタリア・ロシア等に居住するドナーとのコー ディネートは出来ません（2012 年 8 月現在）。 各バンクの違い NMDP ドナー登録者数 提供可能な 造血幹細胞 同時にコーディネ ート可能なドナー数 選定期限 運搬 その他 留意事項 *1) 累計 664 万人 骨髄または PBSC 制限なし 確認検査日から 60 日間 NMDP に日本の空港まで運搬 依頼が可能（別途費用発生） ・術前健診結果の有効期限は 8 週間。それ以降は再度術 前健診が必須。 BTCSCC KMDP CMDP 累計 33 万人 累計 22 万人 累計 149 万人 骨髄または PBSC 骨髄または PBSC PBSC のみ 制限なし 5名 5名 確認検査日から 60 日間 確認検査日から 90 日間 確認検査日から 90 日間 移植施設が運搬 移植施設が運搬 移植施設が運搬 ・感染症結果の有 効期限は 30 日 間。それ以降は再 度検査が必要。 ・抗原ミスマッチド ナーのコーディネ ート開始には、 KMDP での審査 が必須。 *1) ＮＭＤＰのドナー検索結果には、カナダやイスラエル等米国以外に在住のドナーが含まれています。それらドナーとのコー ディネートは可能ですが、コーディネートルールや費用は当該バンクのルールに従うこととなります。 日本骨髄バンク 移植調整部 国際担当 TEL: 03-5280-4771 FAX： 03-5280-3856 2016.1
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