北浦地区まちづくり懇談会・議事録(要旨)

北浦地区まちづくり懇談会・議事録(要旨)
日
時
平成 27 年 7 月 24 日(木) 19 時 00 分~20 時 40 分
会
場
北浦中央公民館
参 加 者
76 人
1 北浦地区区長会会長から地区の課題等について説明・提言
【山口会長】
市政発展に日々ご尽力いただき心から敬意を表するとともに、高速道路開通後
の北浦町の課題・要望に早急にご対応いただき感謝申し上げたい。北浦地区にお
ける課題、懸案事項について 2 点提起したい。
① 県道古江丸市尾線における古江緑地公園前の歩道設置について
県道古江丸市尾線は集落間を結ぶ幹線道であり、本地域において最も交通量
の多い路線である。しかし、古江緑地公園前の区間は歩道が整備されておらず、
車両が通行する際は児童生徒、バス利用者などにとって、非常に危険な個所と
なっている。今後臨海パーク建設も予定され、ますます交通量の増加が見込ま
れることから、安全性の確保が最大の課題となるが、市の取組みをお伺いした
い。
②農業振興について
水産業ではひむか本サバといったブランド化など、儲かる漁業が推進されて
いる。農業振興も水産業と同様重要であるが、水産物の販売額には到底及ばな
いのが現状である。臨海パークでは農産物の直売所も計画されているようだが、
内
容
観光客が満足する品質や生産量の確保が必要と考える。農業振興策について、
市長の考えをお伺いしたい。
《市長》
① 県道古江丸市尾線における古江緑地公園前の歩道設置について
ご指摘のとおりこの区間は道路幅が狭く、交通安全という面からも歩道など
も整備していく必要がある。県道古江丸市尾線では現在、市振工区が昨年度着
工し、残り 2 年かけ順次整備していくことにしている。また国道 388 号から入
ってくる交差点は IC から下りてきた車が入ってくるには鋭角的であるため、改
良工事がこれから進むこととなっている。この 2 つの工事と併せて緑地公園前
拡幅・歩道整備については県と協議しており、今後もしっかり要望して早急に
工事に入っていけるよう取り組んでいきたい。
② 農業振興について
臨海パークは来春オープン予定で進めている。レストランや直売所も設置す
るので、しっかり品揃えできるように農業に従事されている方と協議しながら
進めていきたい。
「北川はゆま」では直売所の利益が 3 年前から比べると 3 倍
になっている。臨海パークについては IC で下りた人たちがまずは臨海パーク
に寄って食事や農産物・海産物を買っていただき、そこから足を延ばし、景色
の良い道の駅へ行くといったように、道の駅と臨海パークとの相乗効果が充分
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に図られると思う。そうした中で直売所の役割は非常に大きいが、品揃えをし
っかりできるように、市としても、事業者がどういう産品を作っていけば良い
のか等、相談や指導をさせていただきたい。また有害鳥獣についても被害を受
けにくい農業のあり方を含め進めていきたい。いずれにしても農業従事者の意
欲が一番なので、サポートをしっかりさせていただきたい。
2 意見交換
【意見】
県道古江丸市尾線古江緑地公園前の道路幅を拡張してほしい。
《市長》
国道388号交差点の改良工事が終わったら市振工区と並行して行えるよう県に
要望していきたい。
【意見】
島野浦フェリーや高速艇を古江港に寄港させたらどうか。町の活性化にもつな
がると思うのでご検討いただきたい。
《市長》
確かに北浦側の活性化にもなると思うし、島野浦の方も欠航率が低くなり、生
活に安定感をもたらすと思う。以前から島浦の方からも話があり各方面と協議を
している。しかし、フェリーや高速艇が通ることによる養殖業者への影響や、フ
ェリーの船着き場の整備に多額の経費がかかるなどの問題点があるため、長期的
に取り組んでいきたい。
【意見】
合併し市民サービスが低下している。
(合併浄化槽補助金の減額。乳幼児健診は
延岡まで行かないといけない。
)防災行政無線は合併してから保守管理料月額 100
円の負担が課せられた。機器の維持管理を地元の電気店に委託し、必要経費を区
が負担するなどについて提案したい。また地域に仕事を振って区長の仕事を増や
してもっと地域を活性化して欲しい。
《市長》
ご提案の詳細については、たった今、紙でいただいたばかりなので、今、伺っ
た範囲でお答えしたい。合併してサービスが低下しているということだが、逆に
合併したからこそ出来るようになった面もある。北川町の鳥インフルエンザ発生
時も、旧町だけでは対応が難しかったという話を聞いた。延岡市となり、全体で
対応できたから素早く対処できて良かったといわれた部分もある。良い面と悪い
面を多面的に見て欲しい。防災行政無線については、旧延岡市にはないサービス
である。バランス面も含めご理解いただきたい。区長に仕事を振ってくれとのこ
とだが、頭が下がるほど区長にはご尽力いただいている。
【意見】
ばんば踊りの歌詞の変更についてご検討いただきたい(合併後のものに。三北
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の想いを盛り込んだ歌詞に)
。また、
「はまゆうの塩」の名称がなぜ「月の塩」に
なったのか理由を教えて欲しい。
《市長》
ばんば踊りは県内で広く親しまれてきているので、これからも歌詞は別にして
生かしていきたい。ちなみに市歌は合併して三北の想いを盛り込んだ新しい歌詞
が追加された。
「はまゆうの塩」は製造原価割れで販売しており、売れるほど赤字
の状態であったため、何とかしようという取組みの中での名称変更であったと聞
いている。名称については今後道の駅の支配人とも相談していきたい。
【意見】
テレビを見ていると蒲江・大分の宣伝はよく聞くが、延岡はICができて北浦町
は北の玄関口となったのに聞こえてこない。広告・宣伝はどの程度しているのか。
島野浦航路について、古江に船着き場を持ってきていただくと、島野浦の方も
農産物を買いに来易くなるので互いに良いのではないか。
《市長》
広報・宣伝については、不十分な部分もあるかも知れないが、従来よりも力を
入れてきている。佐伯市・延岡市の職員を相互に派遣し、延岡のことを佐伯・大
分に広報してもらっている。また、さきほど流したテレビCMはかなり九州各県で
放送している。観光協会ホームページも充実しどこにも負けないホームページに
なっているので、ぜひ見ていただきたい。
島野浦航路については、先ほどと同様、船着き場施設の費用の問題、養殖関係
者との調整などいろいろな課題があり時間がかかると思うが、諦めずに検討して
いきたい。
【意見】
車を路上駐車する方が多い。きちんと駐車場があるので、そこに駐車してほし
い。
《市長》
これについては、一人ひとりがマナーを考えて周囲に迷惑が掛からないように
意識すべき事である。
ただ、延岡の人は車で目的地の前まで行かないと気が済まない。そういう習慣
になってしまっているが、健康長寿のまちづくりのためにも、歩くことを習慣づ
けることが大切だと思う。世の中の文化は変わっていくので、皆さんの認識も変
わっていただけたらと思う。
【意見】
市道梅木-大井線のことだが、落石が多い箇所がある。落石対策の要望を毎年し
ているが、注意看板だけでもお願いしたい。
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《市長》
担当課と状況確認したい。市内全域で市道の総延長が1500キロある。すべてが
万全の体制で管理していくのはなかなか難しいので、優先度の高いところから予
算をつけていくことになる。ご指摘の路線は状況を確認の上、場合によっては看
板設置等対策を講じていきたい。
【意見】
国道388号線にある2つのカーブ(大藤産業の採石場の傍)を緩やかなカーブに改
良してほしい。
《市長》
国道の改良となると費用もかかるし国・県への要望となる。地域全体として、優
先すべき重要課題として位置づけ、各区長や区長会との考え方の整理が必要であ
る。地域の中で考えを深めていただきたい。地元の人たちからこういう意見があ
ったことを私も留めておきたい。
(終了 20:40)
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