2 - エムオーテックス株式会社

LanScope Cat6
バックアップ関連手順書
(SQL Server版)
2012年12月26日
第5版
エムオーテックス株式会社
1
【改版履歴・目次】
【改版履歴】
改版No
1
2
3
4
5
ページNo
30~32
4
20
3
変更内容
制定
誤植修正
LSPMMS_LOGONの追加
P11の※と同じ表記に修正
誤植修正
日時
2010/01/26
2010/08/24
2011/10/03
2012/09/13
2012/12/26
【目次】
第1章 LanScope Cat6マネージャのデータベースについて ・・・・・・・・・P.3~5
●この章では、統合マネージャのデータベースの種類、その用途などについて説明しています。
第2章 データベースをバックアップする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.6~20
●この章では、バックアップの種類、その方法について例を用いて説明しています。
第3章 データベースをリストアする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.21~37
●この章では、リストアの種類、その方法について例を用いて説明しています。
本資料で使用される各社の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
本書に含まれる文章や画像などの著作権は、一部を除き、エムオーテックス株式会社が所有します。
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また、本書の内容・構成をエムオーテックス株式会社 の許諾なく改変し、改変したものを複製し、頒布その他の行為を行うことはできません。
本ソフトウェアの仕様ならびに本書の記載内容は、予告なしに変更することがあります。
2
本書は、データベースソフトがSQL Serverをご利用の場合のバックアップ手順を記載しています。
Oracle Databaseをご利用の場合は、本書をご利用にならないでください。
第1章 LanScope Cat6マネージャのデータベースについて①
LanScope Cat6では、バックアップを自動で実行させることが可能です。
各サブマネージャがクライアントから収集したデータは全て統合マネージャのDBに集まります。
ここではまず、統合マネージャのDBの種類(システムデータ)について、説明します。
【統合マネージャのデータベース(システムデータ)】
データベース名
用途
備考
保存日数
LSPMMS_ALM
資産アラーム用
62日
-
LSPMMS_AP**
アプリケーションマスタAP
稼働ログ
62日
登録したサブMgrの数だけ作成される。AP01はサブMgr1用、AP02は
サブMgr2用、AP99はスタンドアロン用で固定。
LSPMMS_AP****
AP稼働集計
13ヶ月
登録したサブMgrの数だけ作成され、月単位で集計データが格納される。
例えば、AP0101はサブMgr1の1月分集計データ、AP0210はサブMgr2の
10月分集計データが格納される
LSPMMS_APALM
AP禁止ログ
62日
LSPMMS_EVMR**
リアルタイムイベント
ファイル操作ログ
2日~90日
LSPMMS_FILE**
ファイル情報
-
LSPMS_MAIN
インベントリ情報など
-
LSPMMS_PRN
プリントログ
62日
LSPMMS_RALMLOG
Webコンソールカレンダ用
資産アラームログ
62日
LSPMMS_RAPALM
Webコンソールカレンダ用
AP禁止ログ
62日
LSPMMS_RPRNALMLOG
Webコンソールカレンダ用
プリントアラームログ
62日
-
登録したサブMgrの数だけ作成される、例えば、EVMR01はサブMgr1用、
EVMR02はサブMgr2用、EVMR99はスタンドアロン用で固定。
-
エージェントの一覧、設定情報はすべてこのDBに格納されている。
-
-
-
-
※これらのデータベースは全て、SQL ServerのDBファイルとして、
統合マネージャのインストールフォルダにあります。
SQL Serverのファイルはデータファイル(拡張子:mdf)とログファイル(拡張子:ldf)で構成されています。
3
本書は、データベースソフトがSQL Serverをご利用の場合のバックアップ手順を記載しています。
Oracle Databaseをご利用の場合は、本書をご利用にならないでください。
第1章 LanScope Cat6マネージャのデータベースについて①(続き)
LanScope Cat6では、バックアップを自動で実行させることが可能です。
各サブマネージャがクライアントから収集したデータは全て統合マネージャのDBに集まります。
ここではまず、統合マネージャのDBの種類(システムデータ)について、説明します。
【統合マネージャのデータベース(システムデータ)】
データベース名
用途
備考
保存日数
LSPMMS_RWEB
Webコンソールカレンダ用
Webアラームログ
62日
-
LSPMMS_WEB**
Webアクセスログ
2日~90日
LSPMMS_RSVR
Webコンソールカレンダ用
サーバアラームログ
62日
LSPMMS_SVR**
サーバアクセスログ
2日~90日
LSPMMS_RNEWAPLOG
Webコンソールカレンダ用
アプリケーション新規起動
アラームログ
62日
LSPMMS_NEWAPLOG
アプリケーション新規起動
アラームログ
62日
LSPMMS_RDTC
Webコンソールカレンダ用
接続アラームログ
62日
LSPMMS_DTC**
接続ログ
2日~90日
LSPMMS_RITC
Webコンソールカレンダ用
AP監査アラームログ
2日~
370日
-
LSPMMS_USB
デバイスシリアル管理用
186日
-
LSPMMS_LOGON
ログオンログオフログ
366日
-
Web監視機能を購入している場合、登録したサブMgrの数だけ作成される。
例えば、WEB01はサブMgr1用、WEB02はサブMgr2用。
-
サーバ監視機能を購入している場合、登録したサブMgrの数だけ作成さ
れる。例えば、SVR01はサブMgr1用、SVR02はサブMgr2用。
-
-
-
不正PC検知機能を購入している場合、登録したサブMgrの数だけ作成さ
れる。例えば、DTC01はサブMgr1用、DTC02はサブMgr2用。
※これらのデータベースは全て、SQL ServerのDBファイルとして、
統合マネージャのインストールフォルダにあります。
SQL Serverのファイルはデータファイル(拡張子:mdf)とログファイル(拡張子:ldf)で構成されています。
4
本書は、データベースソフトがSQL Serverをご利用の場合のバックアップ手順を記載しています。
Oracle Databaseをご利用の場合は、本書をご利用にならないでください。
第1章 LanScope Cat6マネージャのデータベースについて②
Ver6.3.0.0から「長期レポート」機能が追加され、Ver6.4.0.0からはシステムデータとは別の場所に
バックアップを取ることができるようになりました。長期レポートデータのDBの種類について説明します。
【統合マネージャのデータベース(長期レポートデータ)】
用途
保存日数
備考
LSPMMS_LMAIN
長期レポート保存設定
2~1827日
保存
-
LSPMMS_LSUMyyyy
年単位での長期
レポートデータの集計
2~1827日
保存
-
LSPMMS_LLOGyyyy
mmdd
日単位での長期
レポートデータの集計
2~1827日
保存
-
データベース名
※これらのデータベースは全て、SQL ServerのDBファイルとして、統合マネージャのインストールフォルダにあります。
SQL Serverのファイルはデータファイル(拡張子:mdf)とログファイル(拡張子:ldf)で構成されています。
5
第2章 データベースをバックアップする
LanScope CatマネージャのDBをバックアップは以下の方法があります。
①統合コンソールのバックアップ機能を使用する
②市販のバックアップツールを使用する
③SQL Serverのタスクを設定する
【バックアップ比較表】
方
法
オンラインバックアッ
プ
①
可
②
バックアップソフトの
オプションにより、
可・不可あり
③
可
スケ
ジュール
拡張
子
補足
dat
LanScopeのバックアップ設定で自動でバックアップを
行うことが可能。
可
dat
SQL Server Agentを購入しない場合はオンラインバッ
クアップ不可。その場合は③と併用し、バッチでバック
アップしたファイルをバックアップする。
可
dat
MSDEで運用している場合は使用不可
可
※バックアップソフト(②)や、SQL Serverのタスク設定(③)では
差分バックアップなどより柔軟な設定ができます。詳しくはそれぞれのマニュアルをご参照ください。
6
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン1
長期レポートデータをLanScopeCat6の自動バックアップで保存し、
そのフォルダを5年分まとめてバックアップ保存する
【ローカルドライブ】
LanScope Cat6データ
(長期レポートデータ)
自動バックアップ
DB
LanScope Cat6データ
(システムデータ)
自動バックアップ
長期レポートデータ
・・・・・・・・
LSPMMS_LMAIN.dat など
システムデータ
・・・・・・・・
LSPMMS_ALM.dat など
定期的に
外部媒体に保存
定期的に
外部媒体に保存
datファイルで出力される
※外部媒体へのバックアップにつきましては
バックアップソフト等をご使用下さい。
例: NTBackup/ARCServe/BackupExec など
【特徴】
導入時に、コンソールで一度だけ保存先の指定をすれば、
バックアップ後の保存先変更の必要がありません。
【注意点】
バックアップデータは、変更しない限り同じフォルダ内に保存され続けます。
そのため、マネージャサーバの長期レポートデータのフォルダ容量が無限に増大し、
HDDを圧迫してしまう可能性があります。
7
テープドライブ
NAS
など
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン1
統合コンソールの環境設定の自動バックアップ機能を使用したDBのバックアップを説明します。
①ドライブの直下に、バックアップデータを
保存するためのフォルダを作成します。
パーティションが2つ以上ある場合は、
システムドライブでないパーティションに
作成することを推奨します。
ここではシステムデータ用に
「E:¥systembackup」、
長期レポートデータ用に
「E:¥longbackup」
の計2つのフォルダを作成します。
②LanScopeCatコンソールを開きます。
③メニューバーから「設定」を選択し、
「環境設定」を開きます。
8
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン1
④「自動バックアップ設定」タブを開きます。
⑤「自動バックアップを設定する」
「システムデータを保存する」
「長期レポートデータを保存する」
にチェックを入れます。
⑥バックアップ先フォルダを、
「フォルダ指定」をクリックして
選択します。
(システムデータと
長期レポートデータの
保存先を別々のフォルダに
することを推奨します)
ここではシステムデータを
「E:¥systembackup」、
長期レポートデータを
「E:¥longbackup」に
保存するように指定します。
⑦バックアップのスケジュールと
更新方法を選択します。
スケジュールの時間帯は、
他の夜間時に実行している処理
(日付更新処理やスケジュール
更新処理)と重ならないように
設定します。
【推奨】 AM3:00
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑧常に「上書きする」を
選択してください。
※上書きしない場合、
毎回全データがバックアップ
されるため、容量がいっぱいに
なることがあります。
⑨「設定」をクリックすると
自動バックアップ設定が反映されます。
⑩システムデータ「E:¥systembackup」、
長期レポートデータ「E:¥longbackup」
にバックアップされます。
9
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン1
統合コンソールよりバックアップしたデータを定期的に外部メディアへ保存する方法を説明します。
ここではWindows Server 2003に付属している「NTBackup」ツールを例に説明致します。
①スタート - プログラム - アクセサリ -
システム ツール - バックアップを選択します。
バックアップ ユーティリティが起動します。
(ここでは詳細モードで説明致します)
②バックアップの対象フォルダの選択です。
Catでバックアップしたファイルが保存されている
フォルダを選択してください。
ここではsystembackupとlongbackupの
フォルダを同時に指定します。
③次にバックアップ先の指定を行います。
NASや磁器テープ(LTOやDTA)など、
保存する場所を指定します。
ここでは192.168.1.1のファイルサーバの
system¥backupの中のBackup.bkf ファイルに
格納するように設定します。
10
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン1
④バックアップデータの保存先を指定したら、
バックアップスケジュールの設定を行います。
まずはバックアップの種類を指定して下さい。
種類は「通常」バックアップにします。
⑤続いて 実行される間隔(日/週/月)と、
実行時間を指定してします。
【推奨設定】
実行間隔:毎日
実行時間:AM5:00
⑥最後にジョブ名を指定して 完了です。
これで設定は全て完了になります。
※注意※
外部メディアへデータ保存後、マネージャサーバの
ローカルに保存されているバックアップファイルは、
長期レポートで設定している保存期間分は
削除しないようにして下さい。
保存期間を超えたものに関しては、
HDDの圧迫を招くため削除することを推奨します。
11
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
長期レポートデータを年間単位でバックアップ保存する
1年ごとにわけて定期的に
外部媒体に保存
【ローカルドライブ】
LanScope Cat6データ
(長期レポートデータ)
自動バックアップ
DB
長期レポートデータ
・・・・・・・・
LSPMMS_LMAIN.dat など
LanScope Cat6データ
システムデータ
(システムデータ)
自動バックアップ
・・・・・・・・
LSPMMS_ALM.dat など
長期レポート
データ
2010年分
長期レポート
データ
2011年分
長期レポート
データ
2012年分
定期的に
外部媒体に保存
datファイルで出力される
※外部媒体へのバックアップにつきましては
バックアップソフト等をご使用下さい。
例: NTBackup/ARCServe/BackupExec など
【特徴】
長期レポートデータを半永久的に保存することができます。
【注意点】
1年ごとに長期レポートデータの書き出し先を変更する必要があります。
12
テープドライブ
NAS
など
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
統合コンソールの環境設定の自動バックアップ機能を使用したDBのバックアップを説明します。
①ドライブの直下に、バックアップデータを
保存するためのフォルダを作成します。
パーティションが2つ以上ある場合は、
システムドライブでないパーティションに
作成することを推奨します。
ここではシステムデータ用に
「E:¥systembackup」、
長期レポートデータ用に
「E:¥longbackup」
の計2つのフォルダを作成します。
②LanScopeCatコンソールを開きます。
③メニューバーから「設定」を選択し、
「環境設定」を開きます。
13
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
④「自動バックアップ設定」タブを開きます。
⑤「自動バックアップを設定する」
「システムデータを保存する」
「長期レポートデータを保存する」
にチェックを入れます。
⑥バックアップ先フォルダを、
「フォルダ指定」をクリックして
選択します。
(システムデータと
長期レポートデータの
保存先を別々のフォルダに
することを推奨します)
ここではシステムデータを
「E:¥systembackup」、
長期レポートデータを
「E:¥longbackup」に
保存するように指定します。
⑦バックアップのスケジュールと
更新方法を選択します。
スケジュールの時間帯は、
他の夜間時に実行している処理
(日付更新処理やスケジュール
更新処理)と重ならないように
設定します。
【推奨】 AM3:00
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑧常に「上書きする」を
選択してください。
※上書きしない場合、
毎回全データがバックアップ
されるため、容量がいっぱいに
なることがあります。
⑨「設定」をクリックすると
自動バックアップ設定が反映されます。
⑩システムデータ「E:¥systembackup」、
長期レポートデータ「E:¥longbackup」
にバックアップされます。
14
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
システムデータ(datファイル)を定期的に外部メディアへ保存する方法を説明します。
ここではWindows Sever 2003に付属している「NTBackup」ツールを例に説明致します。
①スタート - プログラム - アクセサリ -
システム ツール - バックアップを選択します。
バックアップ ユーティリティが起動します。
(ここでは詳細モードで説明致します)
②バックアップの対象フォルダの選択です。
Catでバックアップしたファイルが保存されている
フォルダを選択してください。
ここではsystembackupフォルダを指定します。
③次にバックアップ先の指定を行います。
NASや磁器テープ(LTOやDTA)など、
保存する場所を指定します。
ここでは192.168.1.1のファイルサーバの
system¥backupの中のBackup.bkf ファイルに
格納するように設定します。
15
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
④バックアップデータの保存先を指定したら、
バックアップスケジュールの設定を行います。
まずはバックアップの種類を指定して下さい。
種類は「通常」バックアップにします。
⑤続いて 実行される間隔(日/週/月)と、
実行時間を指定してします。
【推奨設定】
実行間隔:毎日
実行時間:AM5:00
⑥最後にジョブ名を指定して 完了です。
16
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
続いて長期レポートのデータ(datファイル)を一年後ごとのフォルダに振り分けて、
定期的に外部メディアへ保存する方法を説明します。
ここではxcopyコマンドをバッチファイルにして、それをタスクスケジュールで実行する方法を提示します。
①xcopyコマンドを記述したバッチファイルを各年ごとの作成します。
【xcopyコマンドの記述方法】
xcopy (オプション) (送信するデータ元パス) (送信先パス)
※各項目の間には半角スペースを入力して下さい。
≪オプション一部抜粋一覧≫
オプション
内容
/C
エラーが発生しても,コピーを続ける
/D:mm/dd/yyyy
指定した日付以降に変更したファイルをコピーする
(日付の指定がない場合は送り側の日付が受け側の日付より新しいファイルだけをコピー)
/E
ディレクトリまたはサブディレクトリが空であってもコピーする
/H
隠しファイルやシステム・ファイルもコピーする
/I
受け側がなく,複数のファイルをコピーする場合,受け側をディレクトリとしてコピーする
/Y
受け側の既存のファイルを上書きする前に,確認メッセージを表示しない
【バッチファイルの作成方法】
■作成する場合には、必ず下記の点を留意して下さい。
・運用開始した年は、/Dオプションで、運用を開始した年月日を指定して下さい。
・データの保存先は、年毎に分別されるように指定して下さい。
・運用開始年の翌年以降は、/Dオプションの指定日をその年の2月1日以降に指定して下さい。
■作成例:
≪運用を開始した年の長期ログデータを保存するバッチファイルの内容(例:2009年12月3日からの場合)≫
・コマンド:xcopy /D:12/3/2009 /C /H F:¥longdata ¥¥192.168.1.1¥system¥backup¥2009年度
・意味:Fドライブのlongdata配下の、隠しファイルを含む2009年12月3日以降(運用開始日)に作成された
ファイル全てを、 192.168.1.1¥system¥backup¥2009年度のフォルダ直下にコピーする
≪運用を開始した年の翌年の長期ログデータを保存するバッチファイル(例:2010年度分)≫
・コマンド:xcopy /D:2/1/2010 /C /H F:¥longdata ¥¥192.168.1.1¥system¥backup¥2010年度
・意味:Fドライブのlongdata配下の、隠しファイルを含む2010年2月1日以降に作成/更新された
ファイル全てを、192.168.1.1¥system¥backup¥2010年度のフォルダ直下にコピーする
※保存先のフォルダ(ここでの2009年度/2010年度フォルダ)は事前に作成して下さい。
17
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
②作成したバッチファイルを、
windowsのタスクスケジューラに設定します。
スタート - プログラム - アクセサリ -
システム ツール - タスク を選択します。
「スケジュールされたタスクの追加」を選択すると、
タスクウィザードが起動します。
③実行するプログラムで、参照ボタンより
作成したバッチファイルを選択します。
④バッチファイルを選択後、実行単位を指定します。
【推奨設定】
日単位
18
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
⑤次に、実行時刻、実行間隔と開始日を指定します。
【推奨設定】
実行時刻:AM5:30
実行間隔:毎日
※注意※
開始日は、運用を開始した年のバッチであれば
運用開始日、その翌年以降のバッチであれば、
各年の2月1日を指定して下さい。
⑥ユーザ名やパスワードを入力後、一時完了します。
完了の際には、「[完了]をクリックしたときに詳細
プロパティを開く」にチェックをつけて完了して下さい。
⑦詳細プロパティが開いたら、スケジュールの
詳細設定より、終了日の設定を必ず行って
下さい。
※注意※
終了日は、開始日で設定している年の翌年の
1月31日を指定して下さい。
19
第2章 データベースをバックアップする
バックアップ パターン2
⑧以上のタスクスケジュール設定を、
各年ごとに用意したバッチファイル
全てに対して行って下さい。
ここでは2009年12月3日からCatの運用を
開始して、5年分の保存のスケジュールを
設定した場合と仮定します。その場合、
右図のようなスケジュールになります。
これで設定は全て完了になります。
※注意※
外部メディアへデータ保存後、マネージャサーバの
ローカルに保存されているバックアップファイルは、
長期レポートで設定している保存期間分は
削除しないようにして下さい。
保存期間を超えたものに関しては、
HDDの圧迫を招くため削除することを推奨します。
20
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
長期レポートデータを5年分まとめてリストアする
【ローカルドライブ】
長期レポートデータ
バックアップ
リストア
・・・・・・・・
LSPMMS_LMAIN.datなど
テープドライブ
復元
システムデータバックアップ
DB
リストア
・・・・・・・・
LSPMMS_ALM.datなど
バックアップ1で作成したバックアップデータをコピー・復元・リストアします。
21
復元
NAS
など
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
定期的に外部メディアへ保存したバックアップしたデータを復元・リストアする方法を説明します。
ここではWindows Sever 2003に付属している「NTBackup」ツールを例に説明致します。
①スタート - プログラム - アクセサリ -
システム ツール - バックアップを選択します。
バックアップ ユーティリティが起動します。
(ここでは詳細モードで説明致します)
②リストア対象のフォルダの選択画面です。
Catでバックアップしたファイルが保存されている
フォルダをすべて選択してください。
ここではすべてのスケジュールで保存した
systembackupとlongbackupのフォルダを
指定します。
③次にリストア先の指定を行います。
ここではバックアップファイルを
「E:¥」に復元するように指定します。
④復元を開始します。
22
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
統合コンソールの環境設定のバックアップ機能を使用したDBのリストアを説明します。
①ドライブの直下に、長期レポートデータを
保存するためのフォルダを作成します。
パーティションが2つ以上ある場合は、
システムドライブでないパーティションに
作成することを推奨します。
ここでは 長期レポートデータ保存用に
「D:¥longdata」を作成します。
②リストア対象のLanScopeCatに
登録されているサブマネージャが
インストールされている端末で、
スタート - 設定 - コントロールパネル-
管理 ツール - サービス を選択します。
すべてのサブマネージャを停止します。
③LanScopeCatコンソールを開きます。
④メニューバーから「設定」を選択し、
「長期レポート保存設定」を開きます。
23
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
⑤「長期レポートデータを保存する」に
チェックを入れ、
⑤
データ保存日数設定と
ログ保存設定が正しいことを
確認します。
⑥保存先設定を、
「フォルダ指定」をクリックして
選択します。
ここでは長期レポートデータを
「D:¥longdata」に
保存するように指定します。
⑥
※注意※
長期レポートデータの保存先を設定せず
にリストアを行うと、システムデータと
リストア後の長期レポートデータが
区別無く統合マネージャフォルダの
中に保存されてしまいます。
⑦「設定」をクリックすると
長期レポート保存設定が反映されます。
⑦
⑧「閉じる」をクリックし、
長期レポート保存設定を終了します。
⑨メニューバーから「設定」を選択し、
「環境設定」を開きます。
⑨
24
⑧
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
⑩「バックアップ設定」タブを開きます。
⑪「リストア」
「システムデータ」
「長期レポートデータ」に
チェックを入れます。
※注意※
必ず「システムデータ」と
「長期レポートデータ」の
両方にチェックを入れてください。
⑩
⑬
⑪
⑫
⑫復元したバックアップデータの
読込先を、「フォルダ指定」を
クリックして選択します。
ここではシステムデータを
「E:¥systembackup」から、
長期レポートデータを
「E:¥longbackup」から
読み取るように指定します。
⑬「開始」をクリックすると
確認ダイアログが
表示されます。
⑭「はい」をクリックするとリストアが開始
されます。
※注意※
リストアはデータ量によっては
数十分以上時間がかかること
もございます。
⑮正しく完了した場合は右図のダイアログが
表示されます。
25
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
続いて、サブマネージャの再登録とアップデートを行います。
資産サブマネージャが複数台の場合は、必ずサブマネージャNoの若い順に再登録を行ってください。
※サブマネージャNoは、統合コンソールの「サブマネージャ稼働管理」画面で確認できます。
① 各サブマネージャのインストールフォルダ
(¥ProgramFiles¥MOTEX¥LanScopeCat***Mgr)
からEXEファイルをダブルクリックし、
画面右下のタスクトレイにアイコンを表示
させます。
インストールされているサブマネージャ全て
で実行して下さい。
③ タスクトレイの各サブマネージャアイコンの
右クリックメニューより「再登録」を選択します。
資産管理サブマネージャ(緑色のアイコン)を
1番初めに再登録して下さい。2番目以降は、
どのサブマネージャから登録しても問題ありません。
④ 「***サブマネージャを再登録しますか?」
と表示されますので、「はい」を選択します。
26
資産管理サブマネージャア
イコンを右クリック
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
⑤ サーバのIPアドレスを入力します。
また、サブマネージャに名前を付けます。
※注意※
資産サブマネージャの再登録
→統合マネージャのIPアドレスを入力
資産サブマネージャ以外の再登録
→資産サブマネージャのIPアドレス
を入力
⑥ 「統合マネージャのデータベースとの同期
をとりますか?」
と表示されます。
サブマネージャを再インストールしている
場合 は 「はい」を選択し同期処理を行って
下さい。
統合マネージャのみ再インストールした
場合 は 「いいえ」を選択して下さい。
⑦登録が完了し、サーバの移行前と同じ
サブマネージャNoが割り当てられたことを
確認します。
27
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン1
⑧全てのサブマネージャの再登録後に
長期レポートデータを製品バージョンと
そろえるために 長期レポートのみアップ
デートを行います。
※注意※
長期レポートデータがリストア後の製品
バージョンとそろっていない場合、長期
レポートを閲覧できません。
例えばLanScopeCat Ver.6.3.0.0で保存
した長期レポートデータは、アップデート
をかけなければ、LanScopeCat
Ver6.4.0.0にリストア後に閲覧することが
できません。
⑨ タスクトレイの各サブマネージャアイコンの
右クリックメニューより「終了」を選択します。
各サブマネージャアイコンを
右クリック
どのサブマネージャから終了しても問題
ありません。
⑩リストア対象のLanScope Catに登録され
ているサブマネージャがインストールされ
ている端末で、
スタート - 設定 - コントロールパネル-
管理 ツール - サービス を選択します。
すべてのサブマネージャの サービスを
開始します。
⑪Webコンソールからリストア後の
長期レポートデータを閲覧することができ
ます。
これでリストアは完了になります。
28
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
長期レポートデータを年間単位でリストアする
長期レポート
データ
2010年分
【ローカルドライブ】
長期レポート
データ
2011年分
テープドライブ
長期レポートデータ
バックアップ
リストア
・・・・・・・・
LSPMMS_LMAIN.dat など
コピー
長期レポート
データ
2012年分
システムデータバックアップ
DB
リストア
・・・・・・・・
LSPMMS_MAIN.dat など
バックアップ2で作成したバックアップデータを復元・リストアします。
29
復元
NAS
など
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
定期的に外部メディアへ保存したバックアップしたデータを復元・リストアする方法を説明します。
ここではWindows Sever 2003に付属している「NTBackup」ツールを例に説明致します。
システムデータのリストアについて説明します。
①スタート - プログラム - アクセサリ -
システム ツール - バックアップを選択します。
バックアップ ユーティリティが起動します。
(ここでは詳細モードで説明致します)
②リストア対象のフォルダの選択画面です。
Catでバックアップしたファイルが保存され
ている フォルダをすべて選択してください。
ここではすべてのスケジュールで保存した
systembackupフォルダを指定します。
③次にリストア先の指定を行います。
ここではバックアップファイルを
「E:¥」に復元するように指定します。
④復元を開始します。
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第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
長期レポートデータのコピーについて説明します。
①ローカルディスク内に
長期レポートデータ保存用のフォルダを
作成します。
ここではEドライブに「longbackup」フォルダ
を作成します。
②XCOPYで保存した長期レポートの
バックアップデータ1年分を、
長期レポートデータ保存用フォルダに移し
ます。
バックアップデータ1年分のフォルダ内の
datファイルをコピーして長期レポート保存
用フォルダ内に貼り付けて下さい。
ここでは
「 ¥¥192.168.1.1¥system¥backup¥2009年度」
の中にあるdatファイルを
「E:¥longbackup」へコピーします。
※注意※
「LSPMMS_LMAIN.dat」ファイルに関しては、
バックアップデータのうち最新の年のフォルダ
にあるLSPMMS_LMAIN.datをコピーするよう
にして下さい。
たとえば2009年度~2011年度の長期レポート
をリストアする場合、2011年度の中にある
LSPMMS_LMAIN.datのみをlongbackup
フォルダへ移すようにして下さい。
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第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
統合コンソールの環境設定の自動バックアップ機能を使用したDBのリストアを説明します。
①ドライブの直下に、長期レポートデータを
保存するためのフォルダを作成します。
パーティションが2つ以上ある場合は、
システムドライブでないパーティションに
作成することを推奨します。
ここでは 長期レポートデータ保存用に
「D:¥longdata」を作成します。
②リストア対象のLanScopeCatに
登録されているサブマネージャが
インストールされている端末で、
スタート - 設定 - コントロールパネル-
管理 ツール - サービス を選択します。
すべてのサブマネージャを停止します。
③LanScopeCatコンソールを開きます。
④メニューバーから「設定」を選択し、
「長期レポート保存設定」を開きます。
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第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
⑤「長期レポートデータを保存する」に
チェックを入れ、
データ保存日数設定と
ログ保存設定が正しいことを
確認します。
⑤
⑥保存先設定を、
「フォルダ指定」をクリックして
選択します。
ここでは長期レポートデータを
「D:¥longdata」に
保存するように指定します。
⑥
※注意※
長期レポートデータの保存先を設定せずに
リストアを行うと、システムデータと
リストア後の長期レポートデータが
区別無く統合マネージャフォルダの中に
保存されてしまいます。
⑦「設定」をクリックすると
長期レポート保存設定が反映されます。
⑧「閉じる」をクリックし、
長期レポート保存設定を終了します。
⑦
⑨メニューバーから「設定」を選択し、
「環境設定」を開きます。
⑨
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⑧
第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
⑩「バックアップ設定」タブを開きます。
⑪「リストア」
「システムデータ」
「長期レポートデータ」に
チェックを入れます。
※注意※
必ず「システムデータ」と
「長期レポートデータ」の
両方にチェックを入れてください。
⑩
⑬
⑪
⑫
⑫復元したバックアップデータの
読込先を、「フォルダ指定」を
クリックして選択します。
ここではシステムデータを
「E:¥systembackup」から、
長期レポートデータを
「E:¥longbackup」から
読み取るように指定します。
⑬「開始」をクリックすると
確認ダイアログが
表示されます。
⑭「はい」をクリックするとリストアが開始
されます。
※注意※
リストアはデータ量によっては数十分
以上時間がかかることもございます。
⑮正しく完了した場合は右図のダイアログ
が表示されます。
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第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
続いて、サブマネージャの再登録とアップデートを行います。
資産サブマネージャが複数台の場合は、必ずサブマネージャNoの若い順に再登録を行ってください。
※サブマネージャNoは、統合コンソールの「サブマネージャ稼働管理」画面で確認できます。
① 各サブマネージャのインストールフォルダ
(¥ProgramFiles¥MOTEX¥LanScopeCat***Mgr)から
EXEファイルをダブルクリックし、
画面右下のタスクトレイにアイコンを表示
させます。
インストールされているサブマネージャ
全てで実行して下さい。
② タスクトレイの各サブマネージャアイコン
の右クリックメニューより「再登録」を選択
します。
資産管理サブマネージャア
イコンを右クリック
資産管理サブマネージャ(緑色のアイコン)
を 1番初めに再登録して下さい。
2番目以降は、どのサブマネージャから
登録しても問題ありません。
③ 「***サブマネージャを再登録しますか?」と
表示されますので、「はい」を選択します。
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第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
⑤ サーバのIPアドレスを入力します。
また、サブマネージャに名前を付けます。
※注意※
資産サブマネージャの再登録
→統合マネージャのIPアドレスを入力
資産サブマネージャ以外の再登録
→資産サブマネージャのIPアドレス
を入力
⑥ 「統合マネージャのデータベースとの
同期をとりますか?」と表示されます。
サブマネージャを再インストールしている
場合は「はい」を選択し同期処理を行って
下さい。
統合マネージャのみ再インストールした
場合は「いいえ」を選択して下さい。
⑦登録が完了し、サーバの移行前と同じ
サブマネージャNoが割り当てられた
ことを確認します。
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第3章 データベースをリストアする
リストア パターン2
⑧全てのサブマネージャの再登録後に
長期レポートデータを製品バージョンとそろえるために
長期レポートのみアップデートを行います。
※注意※
長期レポートデータがリストア後の製品
バージョンとそろっていない場合、長期
レポートを閲覧できません。
例えばLanScopeCat Ver.6.3.0.0で保存
した長期レポートデータは、アップデート
をかけなければ、LanScopeCat
Ver6.4.0.0にリストア後に閲覧することが
できません。
⑨ タスクトレイの各サブマネージャアイコンの
右クリックメニューより「終了」を選択します。
各サブマネージャアイコンを
右クリック
どのサブマネージャから終了しても問題
ありません。
⑩リストア対象のLanScope Catに登録され
ているサブマネージャがインストールされ
ている端末で、
スタート - 設定 - コントロールパネル-
管理 ツール - サービス を選択します。
すべてのサブマネージャの サービスを
開始します。
⑪Webコンソールからリストア後の
長期レポートデータを閲覧することができ
ます。
これでリストアは完了になります。
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