2003年1月1日発行(奇数月1日発行)通巻1083号 昭和26年11月24日 第三種郵便物認可 UNESCO 1 「 すべての人に教育を」の重み 日本ユネスコ協会連盟 世界寺子屋運動専門委員会委員長 杲弘 新年を迎 寺子屋運動の協力者が途上国を 8億8千万以上の非識字者が存在 発行 え 、皆 様 に 訪れ、その現状を理解し、各地の し、その64%が女性である。こ (社)日本ユネスコ協会連盟 心より初春 関係者と友好を深め、草の根の の状況を踏まえて2000年にセネ のお慶びを レベルから地道に国際理解と世 ガルの首都ダカールで開催され 申 し 上 げ 、 界平和を実現する役割も果たし た世界教育フォーラムはEFA実 各位の御健 勝と御多幸をお祈りする。 長:児島 仁 副 会 長:平山郁夫 村田昌志 鈴木幹夫 て来た。一方、国内では「書きそ 現に向けた6つの目標を新たに んじハガキ・キャンペーン」を展 設定した。「国連識字の10年」 http://www.unesco.jp 昇 は、この目標達成のために展開 が始まる年にあたり、世界寺子 して独自の資金づくりに励んだ。 されるのである。 屋運動にも今後10年の計が期待 アジア各地でも寺子屋仲間は一 このような国際的な動きの中 されている。 堂に会し、それぞれが抱える問 で、世界寺子屋運動に対する期 日本ユネスコ協会連盟(日ユ 会 理 事 長:野口 2003年は、 「国連識字の10年」 開して、多くの協力者が額に汗 △ 千葉 2003 Vol. 1083 題や実践例を学び合い、また、 待は非常に大きい。初期には世 協連)は、1990年の国際識字年 ホームスティを通して日本の理 界各地の草の根で活躍する個々 に率先し世界寺子屋運動を開始 解を促進した。かくして世界寺子 の現地の識字NGOを活性化し、 し、世界的に活動を展開した。い 屋運動の輪は世界的に広がった。 識字教育の振興を計り、その ま思えばこれは大変な英断で このような努力は国際的にも ネットワークを通して共生を促 あった。同年タイのジョムティエ 認められ、 1995年に東京で開催 進するものであったが、最近で ンで開催された「万人のための教 した「国際識字中間年NGO世界 は、国際協力事業団の開発パー 育世界会議」は、2000年までに 会議」では、世界寺子屋運動は トナーシッププログラムのもと Education For All(EFA) を達成 「哲学を持った国際協力」という することを宣言し、以後10余年、 高い評価を受けた。この運動を に行ったベトナム北部山岳地帯 EFAは国際社会の重点課題とし 通して、 「寺子屋」という日本語 のように、大規模な活動を展開 て定着した。多くの国際機関が はそのまま国際社会でも通用す する所まで成長した。このプロ 初等教育の普及に重点を置くな ジェクトの成果は高い評価を受 か、世界寺子屋運動は一貫して るまでになった。 さらに日本のユネスコ加盟50 ノン・フォーマル教育を通した 周年を記念して、 ユネスコと公文 育施設としてベトナムの政策に 識字教育の振興に専念し、国際 教育研究所の協力を得て「第1回 盛り込まれ、制度化されること 的にも異色な活動として認めら 世界TERAKOYA会議」を2001 になった。市民運動の国際協力 れるに至った。 年12月に京都で開催し、「市民 が、相手国の制度として定着す 「持てる者」が「貧しい者」に対 による市民のための基礎教育推 るに至った功績は非常に大き して援助するのではなく、謙虚 進運動」を、国境を超えた市民 い。同様のプロジェクトはネ に対等のパートナーとして、共に 社会の連帯と協力のもとに強力 パールやインドでも進行中であ 学び、共に生きる喜びを分かち に展開することを世界に向けて る。一方国際社会の支援のもと 合うことを目標に、世界各地の 宣言した。 に平和の再建を目指すアフガニ の少数民族の識字プロジェクト け、寺子屋はノン・フォーマル教 識字教育関係団体と協力して来 一方発展途上国に目を転じる スタンにおいても、他のNGOに た。お互いに顔の見える協力関 と、非識字の現状は必ずしも満 先駆けて識字プロジェクトを開 係を築くことが重要で、多くの 足できるものではない。未だに 始した。 (次ージに続く) 社団法人日本ユネスコ協会連盟は1947年、 ユネスコ憲章の精神に共鳴した人びとによって世界にさきがけて仙台で始められた、 民間ユネスコ運動の日本における連合体でNGO(非政府組織)です。現在全国に約300のユネスコ協会があります。 ISSN1340-6442 (前ページからの続き) なぜ識字が重要なのだろうか。世 ところ予防以外に対応手段はなく、 れた。日本政府のイニシアティブ 界にはいまだに多くの未開発地域、 識字抜きに予防すなわち教育をす (首唱)で2005年からの10年を国連 貧困地域が存在し、その地域の住民 ることは難しい。 の「持続可能な開発のための教育」 は、生きるために、最低限の生活手 21世紀は、グローバリゼーション の10年に制定することを国連総会 段を得る必死の努力をしている。し の波が、経済、通商、金融、情報等の に提案することも企画されている。 かし、安全な飲み水もなく、毎日の 面で一段と高まり、世界の相互依存 識字の根本的な使命は、全ての人 食にも事欠き、衛生施設もないため、 関係は一層強まる。しかるにグロー が人間性と主体性を涵養し、自分達 幼児や母親の死亡率は高く、飢餓、 バリゼーションは、デジタルデバイ の、社会の、 そして世界の未来を自分 疾病、栄養失調がまん延している。 ドといった情報格差を拡大し、途上 達の手で形成していく信念と知識・ 学校に行く機会にも恵まれず、多く 国や社会的弱者を一層疎外する危 技能を身につけることにある。した の人が非識字のまま一生を終える。 険をもはらんでいる。 がって、世界寺子屋運動の10年の計 多くの女性が過酷な労働条件のも 一方世界の環境問題も深刻さを は、国連識字の10年を通して、たと とに暮らしている。世界の貧困の地 増し、持続可能な開発の必要性が え微力でも、私たち一人一人が世界 図と非識字率の高い地域とは合致 強く求められ、昨年ヨハネスブルグ の非識字者に人間として生きる力と する。政府や、国際機関、NGO等は で開かれた環境サミットでは持続 喜びをもたらす使命を全うする事を 貧困解消、ジェンダーなどの社会 可能な開発のための教育が強調さ 決意することから始まるのだ。 的格差の是正の為に努力をしてい るが、充分な成果をあげていない。 千葉 杲弘(ちばあきひろ)氏 開発や改善のためには、人びとが物 1934年東京に生まれる。国際基督教大学卒業(視聴覚教育で修士号取得) 。59年日本ユ 事を合理的、批判的に判断し、社会 ネスコ国内委員会事務局に勤務。61年ユネスコ(パリ本部)教育局勤務。67年ユネスコア 形成に参加する態度が求められる ジア教育事務所(バンコク)での勤務後、70年ユネスコ教育課長(パリ本部)を経て78年 が、この社会改革のメッセージを非 ユネスコアジア太平洋州教育事務所次長(バンコク)を務める。86年ユネスコ教育局次長、 識字者に伝えることは難しい。アフ 更に89年同本部のユネスコオペレーション事務局局長に就任。90年タイで開催された「万 リカではエイズが猛威をふるって 大勢の人が死亡しているが、現在の 人のための教育」世界会議(ジョムティエン会議)の責任者として活躍。91年国際基督教 大学教授に就任、現在に至る。 2015年までのEFAゴール(豆辞典②− 4 参照)は78ヵ国が達成不可能の by. ユネスコ 2002年11月13日 ロンドン発 「2002年EFAグローバルモニタリングレポート」によれば、エイ ズ対策や紛争、教員不足、資金不足などの理由により、現況におい て大幅な改善がなされない限り、78ヶ国が2015年までに非識字率 を半減することは出来ないと発表した。これらの国の中には人口大 国で世界の非識字成人の61%を占めているバングラデシュ、中国、 インド、パキスタンが含まれている。 ¡バングラデシュ ¡カンボジア ¡インド ¡ネパール ¡ベトナム ¡パキスタン ¡ぺルー ¡ブラジル ¡セネガル ¡ブルキナファソ ¡中国 ¡スリランカ ¡ベネズエラ 他 http://www.unesco.org/bpi/eng/unescopress/2002/ ※注:アフガニスタンは今回の発表には含まれていない。 非識字者50%減を不可能と予測される国 (78カ国のうち世界寺子屋運動関連国) ①国連識字の10年:すべての (2)2015年までにすべての子ども、特に 女子が質の高い初等義務教育を受け 人に教育を(2003-2012年) られるように保障する 2001年12月19日、国連総会は2003年か (3)すべての若者と大人が適切な教育と 生活技術プログラムなど必要な教育 ら2012年までを「国連識字の10年:すべ を受けられるように保障する ての人に教育を」とすると宣言した(決 議56/116) 。総会は、すべての人に読み書 (4)大人の識字率を2015年までに50%改 善する きの能力を与えることが、すべての人に 基礎教育を保証するという概念の基礎で (5)2005年までに初等、中等教育におい て性別による不平等を無くし、2015 あり、識字教育の環境を整えることが貧 年までに性差別の根絶を目指す、特 困の撲滅と男女平等を実現し、持続的発 に基礎教育においては女子も公平に 展を確実なものにするための条件として 受けることができるように保障する 必須であることを改めて確認した。 (6)教育のすべての面における改善と、 識字、 ②ダカールにおける世界教育フォー 算術、基礎的な生活技術の改善を行う ラム(2000年)におけるEFA6つの 主要なゴール (1)幼年期の総合的な改善とケアを拡大する 2 ユネスコ 2003 1月号 ③ユネスコ・コーアクションプログラム 1970年代発展途上国と先進国の人びと がともに協力して行動するという意味が 込められたプログラム。活動を通して共 に考え、行動し、学び合うという考え方 に立って名づけられた。 ④識字デー(9月8日) 1965年9月8日、ユネスコはイランのテ ヘランで『非識字者をなくすための世界文 部大臣会議』を開催。イランのパーレビー 国王はこの会議で「各国が軍事費の一日分 を識字基金に拠出するよう」提案したが、 提案が唐突だったこともあり、採択には至 らず。翌1966年、アメリカのジョンソン大 統領は米国議会で、ユネスコの識字教育へ の貢献に感謝し、毎年9月8日を『国際識字 デー』にと呼びかけた。同年の第14回ユネ スコ総会は、満場一致で『国際識字デー』 を採択。 「 教育支援は国際社会のモラルです」 千葉杲弘さんにきく 巻頭言に寺子屋委員会委員長・千葉杲弘先生にご執筆いただいた機会に 「世界寺子屋運動」のこれまでの経緯と今後の課題などについて伺った。 −−TERAKOYAがいくつかの途上国ではそのまま通用す るまでになったそうですが、日本の近代化にとってはほ んとうに大発明だったのですね。 「日本の発展の源を辿っていくとその多くが「寺子屋」 ジェクトの人びととの密接な係わり合いができました。 」 −−民間運動としての世界寺子屋運動の最近10年の動き を先生の目からみて、どのような評価なさいますか。 「一つの団体が一つの目的を持って活動を10年以上継 に行き着きます。 「寺子屋」は庶民が庶民の手で自分たち 続してきたことは非常に大きな功績であると同時に、そ 自身の発展・強化のために行っていたものですが、字の読 の10余年の間に世界中の人びとと作った友情のネット み書きだけでなく、作法や商法(算数)を学び、教養や社会 ワークは何物にも替え難いと思います。とかく援助とい 観を身につけるのにも非常に大きな助けとなりました。 うと「自分たちが出ていって自分たちで何かしよう」と 「寺子屋」という下地があったために、日本政府が明治時 善意で考える人が多いようですが、私は「相手を信用し 代に初等教育制度を導入した際にも一般の人が不信感を て相手の主導権を尊重し支援する」というやり方にこそ 抱くことなく、 自然に学校に通うようになったと言えます。 意味があると考えます。我々はお手伝いはするが、実際 ところが途上国においては、 「 (子どもを学校に送っても目 のアクター(実行者)にはならず、現地でアクターたち にみえるメリットがあまり無いとして)なぜ学校に行かね が育って現地が豊かになっていくことこそ大切なのだと ばならないのか」という不信感がまだまだ強く、それを克 思います。ベトナムプロジェクトで、寺子屋運動の活動 服するのが多くの国において困難な状況なのです。 」 −−「寺子屋」という概念ははじめからすんなり受け入 れられたのですか。 が国の制度として定着するようになったことは、我々に 「最初は『寺子屋』とは呼ばず、 『ユネスコ・コーアク ①世界寺子屋運動としながら支援先がアジアに集中して ション・ラーニングセンター』と呼んでいました。ユネ いる。②組織としてこの事業や活動の記録をしっかり残 スコのコー・アクション・プログラムはある意味非常に す。③熱心に活動している各ユ協にもっと広くまた深く 理想的なプログラムでしたが、募金する側と受取り手の 理解してもらえるようなサポート体勢を作る。④資金源 交流(送金とお礼)という以上の広がりが持てませんで を確保するためにも魅力あるプロジェクト作りの必要性 した。また今では想像し難いのですが、予想以上に多額 などでしょうか。 」 の募金が集まりました。そこで協会連盟が独自に途上国 −−10数年の間に新しい世代も増えました。これからの 運動のためにもこうした支援がなぜ必要なのか常に学習 を続けていく必要がありますね。 の識字NGOの識字プロジェクトを支援することになった わけです。私が1991年にパリから帰国した時に、日ユ とっても非常に大きな自信になりました。しかし今後の 課題としてあげられることも多々あります。例えば 協連からこの識字プロジェクトへの協力依頼がありまし 「日ユ協連はNGOなので、全世界を救うほどの力はあ た。その中で独自の「共生」 (To live together)という りません。しかしながら一番そういった問題を抱えてい 概念が生まれたのです。途上国のNGOが自分たちで活性 るところに直接手を差し伸ばしていこうと努力する姿勢 化し、自分たちの力をつけて識字問題に取り組んでいく こそが大切なのではないでしょうか。識字を支えるとい ということを目指したわけですね。共生の一番大切なこ うのも結局国際社会の、そして人間としての一つのモラ と「お互いに顔の見える支援」を基本に、どういう人が ために海外にて識字教育振興会議などを開催しました。 ルであるべきだというのが私の考えです。 」 −−人為的な危機にさらされているアフガニスタンのよ うなケースと、ベトナムのケースを同じような哲学でと らえてよいものでしょうか。 当時一番大きな問題になったのが資金を拠出するからに 「国際的な紛争の中で、全く破壊されてしまった国を はきちんとモニタリング(支援進行状況の調査)をしなけ 立て直していくには、ある程度自分たちでやっていける ればならないということでした。しかし当初は日ユ協連 だけの組織が発達しない限り無理でしょう。それを我々 側のモニタリングに対する理解が浅く、モニタリングの がいかに支援していくかにかかっています。これからは、 実施が認められるようになるまで多少の時間を要しまし 支援する相手が自立して自分たちで向上していけるよう た。また世界寺子屋運動のもう一つの目的である「国際 な環境作りをお手伝いをすることが大切です。我々は目 理解」のために、我々や支援者が海外のことを知ること に見える、お互いの顔が見える支援、それから援助では もさることながら、海外の人に日本のことを知ってもら なく「共に生きること、共に学ぶこと」を主眼として行 うことも大切だとして、1993年には日本で識字振興会議 動していくことだと思います。 」 を開催しました。これにより、各地のユ協と支援先のプロ −−どうもありがとうございました。 支援に関わっているのか、日本と支援先だけではなく、 支援先の国の人びとが顔を合わせネットワークを広げる ユネスコ 2003 1月号 3 西暦(記憶のヒント) 1951 日本、ユネスコ加盟 識字とユネスコ 日ユ協連の動き ユネスコギフトクーポン制度開始 1962 キューバ危機 ユネスコの要請により、ユネスコギフト・クーポン事業の日本国内推進 団体になる 1967 EC、ASEAN発足 9月8日:第1回国際識字デー 1969 アポロ11号月面着 1月:国際教育局(IBE)をユネスコに統 合 1977 日本赤軍日航機ハイ ユネスコ・ギフトクーポンからユネスコ・ コーアクション活動に名称変更 ジャック 1978 ユネスコ・ギフトクーポンからユネスコ・コーアクション活動に名称変更 1979 国際児童年 ユネスコ、 「国際読書協会識字賞」制定 タイ・カンボジア国境の難民キャンプの子どもたちの基礎教育支援開始 1987 JR発足 11月:ユネスコ、アジア地域「万人のため の教育」事業(APPEAL)開始 マイケル・ジャクソン氏の募金をもとに識字教育事業への支援を検討 1988 青函トンネル、瀬戸 ユネスコ、ILY(国際識字年)ポスターコ ンテスト開催 識字教育支援対象プロジェクト公募開始 チェルノブイリ原発事故 大橋開通 1989 ベルリンの壁崩壊 第1回識字教育支援スタート 5月:識字キャンペーン開始(読売新聞社と共催)/9月:国際識字年記 念東京フォーラム(読売新聞社と共催)/9月:国際識字年NGO行動計画 世界会議(青森県) 米ソ冷戦終結宣言 1990 国際識字年 東西ドイツ統一 雲仙岳噴火 3月:「万人のための教育世界会議」(タ 「世界寺子屋運動」第2次支援実施 イ・ジョムティエン) 4月・6月:「識字マニュアル編集会議」開催(東京)/6月:「世界寺 主催:UNESCO、 unicef、 UNDP、 世界銀行。 子屋運動」NGOフォーラム名古屋1990 /8月:国際識字年協賛コン 1 6 5 カ 国 の 政 府 代 表 、 1 3 7 N G O 代 表 、 サート(東京・読売聞社と共催)/9月: 「世界寺子屋運動」識字マニュ アル(英文)刊行/9月: 「日本・中国・韓国ユネスコ協会相互協力のた 1500人参加 「2000年までに全ての人に教育を(EFA) 」 めの協議会」開催(韓国・ソウル)/10月:世界寺子屋運動対象地・ 内蒙古の少数民族識字活動視察/12月:国際識字年総括NGOミーティ の達成を宣言 ング(東京) 1991 湾岸戦争突入 「世界寺子屋運動」第3次支援実施 3月:TOKYO寺子屋ウォーク̀91 /4月:第1回「世界寺子屋運動」南 アジア地域NGO評価会議(インド)/9月:日ユ協連、読売新聞社・名 古屋国際センターとともに「ユネスコ国際読書協会識字賞」受賞/10 月:「東アジア地域ユネスコ活動振興会議」 (中国)/12月:国際識字 ワークキャンプへの派遣(バングラデシュ・16名) ソ連崩壊 1992 リオデジャネイロで 4月:TOKYO寺子屋ウォーク̀92 /11月:第1回世界寺子屋運動識字 教育振興会議(マレーシア)/12月:国際識字ワークキャンプへの派 遣(バングラデシュ・16名) ユネスコ「世宗王識字賞」制定 地球サミット開催 1993 EC12カ国の統合市 場発足 ユネスコ、21世紀教育国債委員会が発足 「世界寺子屋運動」第4次支援実施 /9月:第2回世界寺子屋運 (議長にジャック・ドロール前EC委員長) 5月:国際識字年NGO対外協力連絡会(東京) ニューデリーで「万人のための教育サミッ 動識字教育振興会議 in NAGOYA/9月:国際識字デー記念シンポジウム (東京) ト」開催 北海道ユネスコ連絡協議会 函館ユネスコ協会 会 長 札幌ユネスコ協会 会 長 副会長 事務局長 4 神野 清水 松田 鈴木 善司 京子 悦子 徹 ユネスコ 2003 1月号 古本 英之 三上 喬 会 長 廣重 力 副会長 神野善司 副会長 橋本淳孝 副会長 東 副会長 丸田謙二郎 事務局長 野元哲浩 隆子 事務局 〒060-0002 札幌市中央区北2条西3丁目 朝日生命ビル2F TEL・FAX 011-251-6670 高 橋 教 友 〒040-0044 函館市青柳町12番17号 (函館市公民館内) TEL 0138-22-3320・FAX 0138-22-8196 秋田ユネスコ協会 会 長 大 井 光 弘 会 員 一 同 西暦(記憶のヒント) 識字とユネスコ 日ユ協連の動き 1994 ユーロトンネル開通 「世界寺子屋運動」第5次支援実施 2月:国際ボランティア派遣事業「カンボジア世界寺子屋運動ワークキャ ンプへの派遣(カンボジア・16名)/2月: 「世界寺子屋運動ネパール会議」 開催(ネパール)/6月:「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校募金スター ト/8月:国際ボランティア派遣事業「カンボジア世界寺子屋運動ワーク キャンプへの派遣(カンボジア・14名)/4月:カンボジア識字教育支援 スタート/11月:第3回世界寺子屋運動識字教育振興会議(スリランカ) 松本サリン事件 1995 阪神淡路大震災 「世界寺子屋運動」第6次支援実施 3月: 「ユネスコ・世界寺子屋運動バングラデシュ会議」 (バングラデシュ) 6月: 「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校キャンペーンセミナー(東京) 9月: 「国際識字10年中間年NGO世界会議」 (東京) 北京で「世界女性会議」 開催 1996 O-157 「万人のための教育中間年会議」開催(ア 「世界寺子屋運動」第7、8次支援実施 ンマンーヨルダン) 「21世紀国際教育委員 6月:「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校キャンペーン/12月:ユネス 会」最終報告書提出 コ・世界寺子屋運動スタディツアー派遣(カンボジア・16名) 1997 民間ユネスコ運動 万人のための教育国連決議 「世界寺子屋運動」第9次支援実施 英国12年ぶりにユネスコ復帰 6月:「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校キャンペーン/12月:ユネス 「未来の世代に対する言世代の責任に関す コ・世界寺子屋運動スタディツアー派遣(ベトナム・17名) る宣言」の採択 発祥50周 1998 長野オリンピック 「世界寺子屋運動」第10次支援実施 6月:「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校キャンペーン/9月:「外国青少年指導 者招聘プログラム」により寺子屋運動プロジェクトリーダー受け入れ(ボリビ ア)/12月:ユネスコ・世界寺子屋運動スタディツアー派遣(ベトナム・13名) 1999 東ティモール独立 「世界寺子屋運動」第11次支援実施 国連識字の10年に関する国連決議 (ベトナム)/4月:ユ 11月:第8代ユネスコ事務局長に松浦晃 1月:「識字教育の評価に関する国際ワークショップ」 ネスコ・世界寺子屋運動スタディツアー派遣(バングラデシュ・8名)/6 一郎さん就任 月:「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校キャンペーン/9月:「外国青少年指 導者招聘プログラム」により寺子屋運動プロジェクトリーダー受け入れ(イ ンド)/12月:「ユネスコ・世界寺子屋運動とコミュニティ・ラーニングセ ンター(CLC)を通じた識字促進のための国際ワークショップ」開催(タイ) 2000 沖縄サミット 「世界寺子屋運動」第12次支援実施 世界教育フォーラム(セネガル) 「EFAプログラムにおける6つの主要な 4月:国際協力事業団(JICA)「開発パートナー事業」受託でベトナム 「北部山岳地域における成人識字振興計画」3年間事業開始。職員1名派 ゴール設定」 (P.2豆辞典②参照) 遣/4月:ベトナム「北部山岳地域における成人識字振興計画」開始式 に伴うスタディツアー/6月:「ユネスコ・世界寺子屋運動」学校キャ ンペーン/9月:「外国青少年指導者招聘プログラム」により寺子屋運 動プロジェクトリーダー受け入れ(バングラデシュ)/10月〜12月: ベトナム・ライチャウ省教育長をはじめ教育関係者日本の教育事業視察 2001 同時多発テロ 「世界寺子屋運動」第13次支援実施 9月:ベトナム・ライチャウ省継続教育センター完成に伴うスタ ディツアー(12名)/11月:第1回世界TERAKOYA会議開催(京都) 2002 日韓共催サッカー・ 「世界寺子屋運動」第14次支援実施 1月:アフガン難民への教育支援開始/1月:インド・ゴカック・プロジェ クト支援開始/4月:ネパール・ルンビニ・プロジェクト支援開始/6月: ユネスコ青年交流信託基金によりアフガニスタン教育省職員招聘/11 月:日ユ協連アフガニスタン事務所開設 ワールドカップ 「国連識字の10年」スタート 2003- 2012 (社)青森県ユネスコ協会 会 長 副会長 副会長 副会長 理事長 北 脇 藤 葛 和 村 川 川 西 田 正 哉 利 勝 直 廸 瑛 子 耕十郎 横手ユネスコ協会 東北ブロックユネスコ連絡協議会 浅 利 尚 介 宮 城 県 ユネスコ協 会 連 盟 会 員 一 同 社団法人 仙台ユネスコ協会 会 長 盛岡ユネスコ協会 東島 末起 高橋千賀子・太田原 弘 会 長 事務所 〒030-0823 青森市橋本三丁目4-15-2F TEL・FAX 017-722-4472 長 藤 原 事務局長 小 畑 会 副会長 会 員 一 同 五 郎 章 事務局 〒980-0804 宮城県仙台市青葉区大町1-2-2 TEL・FAX 022-224-2581 http://www.unesco.jp/sendai/ ユネスコ 2003 1月号 5 ユネスコ活動の ひろば 支援の輪 広く深く これまで世界寺子屋運動は数多くの団体や企業、 個人の方たちの温かいご協力に常に支えられてきました。 これからもそのご支援に協会メンバーの一人ひとりが一丸となって応えていきたいものです。 今回は各地ユネスコ協会が繰り広げている さまざまな活動の中からその一部を取上げました。 児童会・生徒会そして 市民に広がる協力 関係者との連携をとりながら今日に 至っている。 その結果、小学校においては児童 会・子ども会を中心に募金活動をす 宮古ユネスコ協会(岩手県) 20193-62-2111 る学校もできた。中学校では、生徒会 私たちが世界寺子屋運動を柱にし 活動の一環としての活動から、より たユネスコ活動に取り組んだのは 組織的・積極的なものへと変容し、 1994年に始まる。 自ら募金箱などを作り、夏休み中や リティーコンサートは、2000年か 町の祭りに街頭に立ち、声高らかに ら行われ、3回目を数えた。 当初、 私たち協会員が市内各学校を 訪れ、寺子屋運動・識字教育について 訴え、理解を得たことから動きだし 市内全般の活動へと発展していった。 募金を呼びかける姿も見られた。 毎年、甲府市内のホテルの協力の また、市民の中にもサークル活動 もと、県内在住のアマチュア音楽グ をしている団体から寺子屋運動に共 ループや朗読グループによるコン 鳴し、毎年募金している状況も見ら サートを実施している。 れるようになった。 コンサートを聴きに来てくださっ 活動の内容は地味であるが、学校 た方々には、世界寺子屋運動にご協 関係者の理解と協力が必須の事であ 力いただくため、コーヒー又は紅茶 り、生徒個々の意識の中に、 「国際理 とクッキーを一口500円以上でお買 解・共生」の意識を深めていきたい。 い求めいただき、その売上金を世界 (宮古ユネスコ協会会長 坂下正志) 寺子屋運動に募金している。 2002年は、11月23日に行われ、 一方、ユネスコ講演会・識字教育 パネル展を毎年開催し、中学生有志 の参加と市民の理解を深めてきた。 特に、前岩手県ユネスコ連盟会長見 訪れた方々と共に一足早いクリスマ クリスマスチャリ ティーコンサート スの雰囲気を楽しんだ。またコン サート終了後には、会員間のネット 山梨県ユネスコ連絡協議会 ワークを広げることを目的として、 上晋一氏をはじめ各方面にわたる講 2055-223-1772 師によるユネスコ講演会には、学校 山梨県ユ連主催のクリスマスチャ 岩手県ユネスコ協会連盟 副 会 長 安 藤 及 川 東 島 秋 元 三田地 和 末 厚 宣 厚 彦 起 子 子 事務局長 徳 石 男 会 長 副 会 長 副 会 長 副 会 長 田 事務局 〒020-0023 盛岡市内丸10-1 岩手県教育委員会 生涯学習文化課内 TEL 019-629-6176 6 ユネスコ 2003 1月号 福島県ユネスコ連絡協議会 情報交換会を設け、有意義な一時を 過ごすことができた。 足利ユネスコ協会 信 間 宵 勉 会 員 一 同 会 員 一 同 事務局 〒326-8601 足利市本城3丁目2145 足利教育センター TEL・FAX 0284-21-8766 福島ユネスコ協会 佐野ユネスコ協会 会 長 会 長 会 長 佐 藤 新 妻 威 男 会 員 一 同 事務局 〒960-8018 福島市松本町1-7 中央公民館内 会 長 副会長 事務局長 荻野高次 加藤 稔 亀田宮吉 副会長 副会長 山田和夫 寺内智子 会 員 一 同 事務局 TEL・FAX 0283-23-3345 Since wars begin in the minds of men, it is in the minds of men that the defences of peace must be constructed. 戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。 それぞれの世界寺子屋運動 今後もこのような活動をとおし じている。ちなみに、募金初年度に て、会員相互の交流の場と、より多 は、学校は51校116万円、それに一 くの方々にユネスコ活動を知ってい 般、会員分を加えて150万円にも達 ただく機会を提供していきたいと考 した。識字教育支援は、94〜5年はネ えている。 パールに、更に96年からカンボジア (山梨県ユネスコ連絡協議会会長 櫻井初太郎) へと移り、01年まで継続している。 当ユ協では、ラオスに建設した2 校の小学校児童と当地域の児童との 地元の教育委員会・校 長会などの協力を得て 最初に寺子屋運動の研修を行い、 絵画等の作品交換を通しての国際交 支援のための募金をいかに集める 流事業を、94年からこれまで、ラオ か、街頭募金を行うか、会員自身も拠 スの子どもに絵本を送る会(チャン 出するか、会社・事業所などを訪問す タソン代表)の格別な協力を得て続 るかなどいろいろな議論を行った。 20465-34-5415 けており、小田原市と国際団体が毎 結果、この運動に賛同する市民、会員 小田原ユ協の創立は87年(昭和 年開催している地球市民フェスタ にバザー商品の提供を、新聞・ラジ 小田原ユネスコ協会(神奈川県) 62年) 。創立3年目の90年(平成2年) を、ユ協活動紹介及び交流作品展示 オなどをとおして呼びかけ、予想以 国際識字年に開始した世界寺子屋運 のよい機会としている。今後も意義 上の提供を受けることになった。 動募金により、初期の段階において、 深いユネスコ寺子屋運動に協力して ラオスに小学校を続けて2校建設す いく所存である。 るという成果を挙げることができ 行っているインドネシア・ロンボク (小田原ユネスコ協会広報部 斎藤尚雄) た。これもひとえに、地域の教育委 員会及び校長会の多大の理解と協力 副会長 副会長 土 大 矢 蟻 田 正 塚 次 郎 野 薫 川 七郎次 寄居地方ユネスコ協会 会 長 丸 橋 安 夫 事務所 〒369-1292 埼玉県大里郡寄居町大字寄居11801 寄居町教育委員会内 TEL 048-581-2121 知ってもらった上で開始している。 20739-26-4925 `02年10月には、 「NPOと市民活動 紀南ユ協は、6年前に学ぶことの の集い」に参加し、ユネスコ活動を できない子どもたちに学びの場を提 広く市民に紹介するとともに募金活 供する「世界寺子屋運動」に共鳴し、 動も併せて行った。 支援金の募金のため、会員全員の協 副会長 活動がいかに大切で、大きな国際協 力になるすばらしい活動であるかを 紀南ユネスコ協会(和歌山県) 会 長 等の提供があり感謝している。 子屋運動」の意義と目的を話し、この チャリティバザー な支援のおかげによるものと肝に銘 群馬県ユネスコ連絡協議会 島からも伝統的な民芸品やコーヒー バザー当日は、まず市民に「世界寺 並びに小・中・高校の児童、生徒、 PTA、一般市民及び会員からの温か ま た 、子 ど も た ち の 絵 画 交 流 を 今後は、小中高にも呼びかけてい 力のもと、チャリティバザーの活動 きたい。 をすることを決定した。 (紀南ユネスコ協会会長 福田栄次) 西武ユネスコ協会 水戸ユネスコ協会 会 長 松 村 直 道 会 員 一 同 TEL 042-922-1370 事務局 〒310-0021 水戸市南町3-4-59 ㈱エヌ・ワイ水戸センター内 TEL 029-302-5329・FAX 029-226-8920 越谷ユネスコ協会 柏 ユ ネ ス コ 協 会 〒359-1153 埼玉県所沢市上山口2227 齋 藤 宥 雄 小池千代子 副会長 千野俊一 会 長 副会長 事務局 越谷市役所 社会教育課 〒343-8501 埼玉県越谷市越ヶ谷4-2-1 TEL 048-963-9283・FAX 048-965-5954 会 長 石井 清 ほか 会員一同 柏アジア寺子屋協力会 会 長 浅野正子 ほか 会員一同 ユネスコ 2003 1月号 7 ユネスコ活動の ひろば 郵便局の協力を得て 山口ユネスコ協会(山口県) 一日局長に委嘱され、その席で、局 こうした事業体の動きは、私たち の職員によって回収された約四千枚 の活動の大きい励みとなった。一枚 の書きそんじハガキの贈呈を受けた 一枚のハガキに寄せられた心を大切 のである。感激の極みであった。同 に、これからも、この輪を広げてい 2083-934-2865 時に郵政組織の力量も感じたもので きたいと思う。 私たちが、書きそんじハガキの回 ある。これからも協力していきたい (山口ユネスコ協会会長 古川綾子) 収をはじめたのは2000年からであ と―。 る。12月の例会で回収箱づくりに取 り組む。大きさのモデルはティッ シュの空箱を二段重ねたもので、こ スタディツアーは み ん な で行こう! れに千代紙・包装紙などで外装して 2002年は、全国で18のユネ 箱を整える。箱づくりは会員の和み スコ協会の会員80名以上がス の一時でもある。 タディツアーで世界寺子屋運動 設置場所は、市役所、各公民館、 の支援先を訪問し、寺子屋で学 ふるさと伝承センターの18ヵ所。 ぶ大人や子どもたちと交流を深 12月に設置し、3月に回収する。 めた。日ユ協連事務局では 市民への周知の方法であるが、山 2000年からユネスコ協会の会 口地区には、無料で全戸(62,000) 員にスタディツアー助成金を用 に 配 布 さ れ 、多 く の 市 民 に 関 心 を 意し、助成額も年々増加している。 2002 インドスタディツアー「車屋トーク」 もって読まれる情報紙がある。これ 今でもよく聞かれるのが、ツアーを企画しても参加者が集まりにくい に世界寺子屋運動の主旨、書きそん という話である。通常の観光ツアーと異なるスタディツアーは、オー じハガキの効用などを記事として取 ダーメイドになるために料金も高く、日程も長く、仕事を持つ会員には り扱って頂いた。 魅力的だが参加しにくい。また、会員だけで最低催行人数を集められな いなどなどの課題も残る。 近年のスタディツアーを見ると1つのツアーに複数のユネスコ協会の 会員が支援先を訪問しているケースもあるようだ。空港で初めて会い、 ツアーを通じてユネスコ会員同士の交流も深まっている。同じユネスコ 運動を実践する会員同士が同じバスに乗り、食事を共にし、支援先でユ ネスコ活動について本音で語り合う。寺子屋で学ぶ子どもたちの笑顔と 一緒に志を共にする仲間との交流が深められてよかったという声をよく この記事が縁で、私は、2002年 聞くようになった。 (教育文化事業部 荒井千香子) の郵便記念日に、山口中央郵便局の 館山ユネスコ協会 杉並ユネスコ協会 副会長 峰尾茂克 副会長 重田孝一 林 美紀子 会 員 一 同 事務局 〒294-0034 館山市沼847 副会長 野々村日出子 事務局長 堀内規子 事務局 〒167-0031 杉並区本天沼3-11-9 国島方 TEL・FAX 03-3394-9482 市川市ユネスコ協会 在京北海道人ユネスコ協会 目黒ユネスコ協会 会 長 会 長 8 東京都ユネスコ連絡協議会 本 多 馨 会 員 一 同 畝本昌介 理事長 島正次 副会長 金子晃典 副会長 高木友直 副会長 本間愛子 副会長 吉崎晴子 ユネスコ 2003 1月号 会 長 顧 問 会 長 副会長 事務局長 江藤甚一郎 児島 仁 顧 問 葛間 寛 藤原恒男 玉井啓一 副会長 阿部一猛 稲葉禮一 会 員 一 同 会 長 会 長 加 藤 玲 子 会 員 一 同 住所 目黒区五本木2-24-3 TEL 03-5725-6150・FAX 03-5725-6160 2003:International Year of Freshwater 「国際淡水年」 ヨハネスブルクサミットではユネ 2000年12月20日、国連総会はタ ジキスタン政府が提唱し148ヶ国の スコと国連経済社会局(UNDESA) 支持を得て、2003年を「国際淡水 の共催で世界水アセスメントプログ 年」と宣言した。 ラムの関連行事が開催され、淡水に 現在、世界には安全な飲み水を利 関する調査・モニタリングへの各国 用できない人びとが約11億人存在 の参加の重要性が確認された。その し、数多くの国が衛生面や水質に問 閉会式でユネスコパリ本部の松浦晃 第3回水フォーラムでは水にまつ 題を抱えているという。 一郎事務局長は、「水は地球規模の わる数多くのテーマに基いたプログ 国際淡水年は統合的な水資源管理 問題の中心課題であり、淡水はエネ ラムが実施されるが、「水と文化」 を加速させる機会を提供すると同時 ルギー、健康、食糧、多様な生態系 「水と平和」「ユース世界水フォーラ に、国際間、国家間、地域レベルでの などの中核を成すもの」と位置付け ム」などのテーマではユネスコパリ 水資源に関する既存の活動を促進し、 たうえで、国際淡水年はユネスコと 本部も主要な役割を担っている。3 新たなイニシアチブをとるための基 しても水資源の重要性を各国に再認 月23日の国連水の日には、ユネスコ 盤の年となることを期待されている。 識してもらう上で非常に重要な年で パリ本部が力を注いできたWWDRに また、国連のアナン事務総長は あると考えていると発言。2003年3 関連し特別プログラムも開催される 2002年9月、南アフリカで開催され 月16日〜23日まで京都・滋賀・大 予定。また閣僚級国際会議では参加 たヨハネスブルクサミットで、最重 阪を結んで日本で開催される第3回 国・機関の今後の行動計画を具体的 要項目の筆頭に「水と衛生の問題」 世界水フォーラム(※注1)で初版 に示した声明文がまとめられる。 を挙げ、 「2015年までに安全な飲料 が出される世界水発展報告書 人は水無くしては生きていけな 水を入手あるいは保持できない人の (World Water Development Report: い。そのことを改めて見つめ直し、私 割合及び基本的な衛生施設にアクセ WWDR) (※注2)が同年に向けた大 たちに何ができるのかまたはすべき スできない人の割合を半減する。」 変重要な貢献となるであろうと付け かを自らに問う時代が始まっている。 という目標を掲げた。 加えた。 ◆(※注1)世界水フォーラム ◆(※注2)世界水発展報告書 世界水フォーラムは、3年に一度世界の重大な水問題を討 議するために開催。1997年:第1回世界水フォーラム モ ロッコのマラケシュで開催「21世紀における世界の水と生 命と環境に関するビジョン」の策定を提唱。2000年:第2 回世界水フォーラム オランダのハーグで開催「世界水ビ ジョン」を発表。 第3回水フォーラムについての詳細は同フォーラム事務局 へ。 ¡〒102-0083 東京都千代田区麹町2−2−4 麹町YTビル5階 TEL:03-5212-1645 FAX:03-5212-1649 http://www.worldwaterforum.org/jpn/ 港 ユ ネ ス コ 協 会 (広報室 川上千春) (World Water Development Report : WWDR) 地球規模の淡水資源の管理や需要と供給、現在淡水が抱える緊 急課題や問題などの指標や分析を含む。ケーススタディーも行わ れ、第一弾として日本の利根川、荒川、多摩川、相模川、鶴見川 の5河川を含む東京地域をはじめとした世界の7地域 * が対象と なっている。 * 7 地 域 Chao Phraya river basin (Thailand) Greater Tokyo region (Japan) Lake Peipsi/Chudskoe Ozero (Estonia, Russia) Lake Titicaca basin (Bolivia, Peru) Ruhuna basin (Sri Lanka) Seine-Normandy basin around Paris (France) Senegal river basin (Guinea, Mali, Mauritania, Senegal) 横浜ユネスコ協会 静岡ユネスコ協会 会 長 石 田 智 彦 会 員 一 同 三 輪 公 忠 広 長 敬太郎 水 野 哲太郎 会 員 一 同 〒420-8602 静岡市追手町5-1 静岡市教育委員会 社会教育課内 TEL 054-221-1155 小平ユネスコ協会 鎌倉ユネスコ協会 浜松ユネスコ協会 名誉会長 会 長 丹 下 健 三 会 長 理事長 澤 井 昭 之 野 崎 耕 一 役員・会員一同 事務所 東京都小平市上水新町1-3-29(野崎宅) TEL・FAX 042-341-3073 会 長 理事長 会 長 平 山 郁 夫 会 員 一 同 会 長 小田木 清 種 会 員 一 同 ユネスコ 2003 1月号 9 <次回の開催予定地: 丸畠市−多度津ユ協> 【近畿ブロック】 11月9日 会場:兵庫県神戸市(私学会館) 主管:兵庫県ユ連、神戸ユ協 【中部東ブロック】 10月19−20日 会場:長野県長野市 (ホテル国際21長野) く共存してユネスコ活動を発展させ 23協会117名の参加があった。前 ていくことの重要性が再認識された 世界ユネスコ協会クラブ・センター 研究会であった。 連盟(WFUCA)会長鈴木佑司氏か 主管:長野ユ協 (事務局 松本幸敏) 「世界遺産のめざすもの」をテー <次回の開催予定地:沼津> マとした基調講演があり、建築史家 ら「米国のユネスコ復帰とユネスコ 活動の展望」と題した講演が行われ た。鈴木氏は世界銀行最新データを で東京大学大学院の鈴木博之教授 【四国ブロック】 10月26−27日 もとに、富の分配の不公平さについ が、世界遺産の意義と、貴重な文化 会場:愛媛県松山市(伊予鉄会館) て具体的に示し、米国同時多発テロ 財を守っていくことの大切さを分か 主管:松山ユ協 の原因としての貧富の格差、またテ りやすく話され、ユ協会員だけでな 2004年全国大会の松山開催への ロ以後の世界の変化について触れ く、参加した一般の市民からも非常 意気込みが随所で強く感じられた。 た。米国のユネスコ復帰にあたり に好評であった。「世界遺産に登録 参加者が83名と近年で最高の盛会で ブッシュ大統領が「国連は人類の理 される意義」をテーマにした分科会 あった。組織の硬直化が問題であり、 想である恒久平和と人間の尊厳を守 では、世界遺産「日光の社寺」を地 会員数、活動内容などもほとんど数 るためのもので、米国はこれを支持 元に有する日光ユ協の実体験に基づ 年間変わっていないという協会の報 する証としてユネスコに復帰する」 く話をはじめ、鎌倉や富士山など日 告もあった。「会員の増強策につい と述べた声明を紹介し、この考え方 本有数の遺産をもつ各ユ協からはそ て」「活動の活性化のために何をす が松浦事務局長が推進するユネスコ れぞれの世界遺産に対する思いやユ べきか」「青少年の活動参加推進策 改革を後押しする意味で重要と述べ ネスコ活動との関わり、活動が議論 について」の3つの分科会において た。全体討議でユネスコ国内委員会 された。ともすれば一種のブランド ユネスコ活動の活性策が話し合われ とは何か、教育委員会との協力など のように扱われ、世界遺産への登録 たが、活動費の捻出が難しい、実際 が改めて論議された。 がゴールになってしまう傾向のなか に動く人手が不足している、新しい で、地域に根ざしたユ協の研究会ら 行事を考えることのできる若い年齢 しく、地域の文化を大切にし、うま 層がいない、という現状を打破する (事務局 石神澄子) <次回の開催予定地:舞鶴> 具体策が真剣に模索された。 【中部西ブロック】 11月9−10日 このような状況の中で松山ユ 会場:石川県金沢市(観光会館) 協の青年部の活動は平和を 主管:石川県ユ協、 白山ユネスコクラブ テーマに企画されており、平 和セミナー、環境サミット、 「平和への道―教育―」という インターナショナルカフェな テーマのもと、14ユ協から103名が ど高校生をも取込んだユニー 参加。「利家とまつ―その人物像を クな活動を展開し心強い。 めぐって―」と題した東四柳史明氏 (事務局 坂巻豊子) (金沢学院大学美術文化学部教授) 富山ユネスコ協会 会 長 森 本 芳 夫 各務原ユネスコ協会 会 長 京都ユネスコ協会 五 島 昭 寿 森田 嘉一 副会長 服部 梶藏 藤田義仁 役員・会員一同 会 長 会 員 一 同 〒504-8555 各務原市那加桜町1 産業文化センター1F 国際交流サロン内 TEL 0583-82-0218・FAX 0583-83-1417 事務局長 岐阜県ユネスコ協会 名古屋ユネスコ協会 大阪ユネスコ協会 会 長 副 会 長 副 会 長 10 平 井 福 田 長谷川 会 員 ユネスコ 2003 1月号 花 俊 匡 一 画 雄 一 同 顧 問 会 長 理 事 長 副 会 長 事務局長 一柳 田川 安達 金原 奥村 梶間 宜成 清 節子 祥子 啓子 美幸 永井 啓弐 名誉会長 菅原 通 木村 悠平 会 長 山 口 博 恭 中 馬 弘 毅 役員・会員一同 の記念講演に高い関心が集まった。 米へのスタディツアー 今回目立ったのが元気いっぱいの 実施を通して学校との 石川県ユ協青年部の活躍だ。初日、 つながりを築いていっ 2日目を通して27人の青年が参加し、 た鎌倉ユ協の経験など 活発な発表が行われた。特に2つの が語られた。また、関東 分科会ではそれぞれ今年で4年目を で活動する若者たち自 迎え、企画から運営、実施まで青年 身による青年活動の現 部が行っているベトナムスタディツ 状報告も特別に行われ、青年層獲得 アーに関する報告や、スタディツ に悩むユネスコ活動へ今後の一案と アー参加者が学校訪問をして好評を なった。 <次回の開催予定地:東広島> 【東北ブロック】 10月12−13日 <次回の開催予定地:日光> 会場:山形県天童市 ち自身から実践を踏まえた発表が あった。ふくいユ協からも学生2名 が参加するなど、中部西ブロ研は青 年の参加に他の参加者も大いに元気 付けられ活気に満ちたものとなっ た。 (事務局 川上千春) <次回の開催予定地:大垣> 【関東ブロック】 11月12−13日 (事務局 荒井千香子) (事務局 古澤真理子) 博している総合的な学習の時間への 対応の手作り授業について、青年た 者一同堪能した。 【中国ブロック】 9月16−17日 会場:山口県下関市 主管:天童ユ協 初日の基調講演は、陶芸家の東海 (海峡ビューしものせき) 林晴海先生による「陶芸の心と東北 主管:山口県青年ユ連 人」。東北の自然を絵皿に染付ける 16ユ協73名(うち青年29名)の 過程を通じてのご経験をもとに興味 参加のもと開催された。主催団体で 深いお話を伺うことができた。その ある山口県青年ユネスコ連絡協議会 後、「平和の鐘運動」「倉津川の清流 の青年会員が全体進行、分科会司会 化運動」 「青年ユネスコ活動」の3分 などをすべておこない、全国でも初 科会に分かれ、山形県内のユネスコ 会場:群馬県水上町(水上館) めての青年ユネスコが企画したブ 協会の企画・進行による発表と討議 主管:群馬県ユ連 ロック研究会であった。ユネスコ活 が行われた。 「限りない平和の構築とユネスコ 動の研修に重点をおき、「世界寺子 二日目は山寺芭蕉記念館に会場を 運動の再開〜より多くの協力を得る 屋運動」 「世界遺産と絵画展」「ユネ 移し、山形ユネスコ協会の子ども俳 ために〜」をテーマに群馬県ユ連を スコ協会の活性化」「国際理解、交 句の実践事例についての活動報告を 中心に準備を進め、44協会、約230 流、協力」の分科会で「見たい!聞 受けた。秋晴れの快晴に恵まれた二 名が参加する研究大会となった。児 きたい!語りたい!」と思いを同じ 日間の研究大会は、天童ユネスコ協 島仁日ユ協連会長の「今、ユネスコ くするユネスコ会員が活発に発表 会を始めとする山形県内のユネスコ 活動に期待すること」と題し、知識 し、活動を学び合った。鈴木幹夫日 協会の温かい心遣いにより、実り多 を知恵に生かす人造りの大切さ等が ユ協連副会長が「プロジェクトU」 い大会として幕を閉じた。 話された後、「世界寺子屋運動」「学 の題で講演し、ユネスコ活動の原点 また、期間中に開催された東北ブ 校教育とユネスコ活動」 「組織の活性 が学生時代のユネスコ活動からNHK ロック・ユネスコ連絡協議会では会 化と地域活動」の3分科会に分かれ、 勤務、そして現在に続き、常にプラ 費の改定等規約の一部改正が行わ 地域での活動発表を元に意見交換が スをプラスに継続していく活動がユ れ、運動の活性化に向けての具体的 なされた。2日目には他ブロックとの ネスコ活動であると話された。夕食 な話し合いが行われた。 交流を目的とし、中部東ブロックか では厳しい予算を工面して、ご用意 ら鎌倉ユ協尾花珠樹理事を招き、南 していただいた「ふぐ刺し」を参加 奈良ユネスコ協会 和歌山県ユネスコ連絡協議会 会 長 会 長 大 西 照 雄 会 員 一 同 天理ユネスコ協会 副会長 事務局長 保田耕志 北村 翼 浅井義久 小 竹 雅 子 副会長 事務局次長 <次回の開催予定地:会津> 西宮ユネスコ協会 波田一也 福田栄次 江川治邦 会 長 辰 馬 章 夫 事務局 TEL 0736-77-3096 会 員 一 同 紀北ユネスコ協会 岡山ユネスコ協会 会 長 会 長 副会長 (事務局 寺尾明人) 保 会 田 員 耕 一 志 同 事務局 〒649-6531 和歌山県那賀郡粉河町粉河580 粉河町生涯学習課内 TEL 0736-73-3312・FAX 0736-73-8353 会 長 副会長 三宅正勝 浦上典江 副会長 事務局長 奥田節夫 橋本徹泱 〒700-0026 岡山市奉還町3-1-28/TEL・FAX 086-255-0651 e-mail: [email protected] URL : http://www.unesco.or.jp/okayama/ ユネスコ 2003 1月号 11 平山郁夫ユネスコ親善大使(日ユ協連 ユネスコ・シルクロード国際学術 シンポジウム2002開催! 副会長)は基調講演の中で文化財保護を 国連文化遺産年、世界遺産条約制定 訴えながらシルクロードを旅した話や、そ 「堺国際芸術芸能フェスティバル」の 30周年、日中国交正常化30周年を記念 の旅路でのハプニングを披露するなど人 開催を記念して、2002年10月16日、堺 し、2002年11月18日から21日まで、シ 間味溢れる講話となった。文化交流によ 市総合福祉会館で、講演会「文明の十 ルクロード起点の地西安(唐の都長安) る世界平和の実現を訴えると、集まった で、ユネスコ、平山郁夫ユネスコ親善 参加者や聴衆から拍手が沸き起こった。 大使、中国ユネスコ国内委員会の主催 3日目のパネルディスカッションに 堺国際芸術芸能フェスティバル2002 字路 アフガニスタン」が開催された。 (主催:日ユ協連、堺国際芸術芸能フェ スティバル実行委員会など) は、日ユ協連の野口理事長とトーガン 第一部では、藤井知昭氏(中部高等学 本事業は平山郁夫ユネスコ親善大使 女史の司会により、陝西歴史博物館長 術研究所副所長)が、西洋と東洋の文化 による「平山郁夫ユネスコ奨学金制度」 や敦煌研究院長、ハーバード大学名誉 が見事に融合するアフガニスタンの歴 の完了記念として開催されたもの。過 教授フライ博士、元平山奨学金受給者 史や文化を紹介。第二部では、マーティ 去10年間でシルクロード文化の研究や ボペラッチ博士などがパネラーとして ン・ハドロー・ユネスコカブール事務所 文化財の修復・保存にあたっている世 参加。文化財や無形遺産の保護は、国 長が、写真を使いアフガニスタンの今 界各地から100人の研究者が奨学金を 連機関や国が保護するだけではなく、 を紹介するとともに、目覚ましく復興が 受けた。この内、今回のシンポジウムに 地球市民一人ひとりが積極的に参加し 進む一方で、ユネスコとして果たさな は38名が参加。シルクロードに関する なくてはならないこと、文化財そのもの くてはならない役割や課題が大きい事 考古学、建築学、美術、言語、保護、人類 を守ることと同時にそれらを保護・保 を語った。また日本の人びとのアフガ 学などの研究成果を発表した。また、中 全する技術者を養成することの重要性 ニスタンへの復興支援に対して感謝の 国内外からもシルクロード専門家が招 などについて多様な議論が展開された。 気持ちを述べ、さらなる協力を訴えた。 による上記シンポジウムが開催された。 日本政府のユネスコ信託基金により修 一方、ハドロー所長は滞在中、ユ協の スコからは第31回ユネスコ総会議長の 復工事が行われている大明宮含元殿遺跡 活動にも触れ、日本の民間ユネスコ活動 アフマッド・ジャラリ大使も参加。世界 (唐の政治の中心で、長安城最大の宮殿 を高く評価すると同時に、ユネスコの理 29カ国からの参加者が、シルクロード 跡)を訪問し、世界遺産リストに登録され 念の元に、更なる協力関係を深めていき を通した学術交流や文化財の保護の施 ている兵馬傭博物館にも足を運んだ。 たいとの感想を述べた。今回のフェス 聘され、最新の研究発表を行った。ユネ シンポジウムは、 「西安宣言」を採択 策について熱心に討議を行った。 ティバルの開催期間10月18日〜20日 して終了した。この宣言は、文化の交 には、シニアや身体の不自由な方々が、 流や相互理解による平和の象徴として ボランティアとして大活躍した。こうし 「シルクロード」を世界遺産リストへ登 たフェスティバルをユネスコと一般の 録することを希望する親書とともにコ 市民が一緒になって開催できる事は非 フィ・アナン国連事務総長及び松浦晃 常に意義があるとハドロー氏も感激し 一郎ユネスコ事務局長に送られた。 た面持ちで感想を語っていた。 (教育文化事業部 長岡正哲) (教育文化事業部 松本幸敏) 佐渡多真子 山口県ユネスコ協会連盟 会 長 副会長 村田昌志 桝野文子 副会長 副会長 小川 泉屋 宣 孝 各種 ユネスコ商品 の販売 事務局 県教育庁文化財保護課 TEL 083-933-4650 FAX 083-933-4669 萩 ユ ネ ス コ 協 会 会 長 村 田 昌 志 会 員 一 同 〒758-0041 萩市大字江向495の4(生涯学習課内) TEL 0838-25-3131(内線310) FAX 0838-25-3149 感動空間の創造をめざして… 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-9-7 ドルミ五反田アンメゾン502号 中 村 展 設 株 式 会 社 TEL 03-5759-2881 FAX 03-5759-2887 http://www.esc-co-ltd.com 〒130-0026 東京都墨田区両国2丁目9番8号 TEL 03-3634-6201(代)・FAX 03-3634-6365 http://www.nakaten/net 国 吉 司図子 TEL 098-892-2010・FAX 098-892-2185 12 ユネスコ 2003 1月号 文化教育施設営業部 「ふれあい紙芝居」で、アジア幼児教育活動支援中 株式会社 (2002.9.28加盟) 会 長 代表取締役社長 喜 多 康 彦 〒162-8476 新宿区市谷田町1-18 学生援護会本社ビル6F TEL 03-3513-6031(代)・FAX 03-3513-6030 http://www.ank-ad.co.jp でいごユネスコクラブ 〒901-2222 沖縄県宜野市湾市喜友名2-27-49 ㈱ エ イ エ ヌ 企 画 代表取締役 武 藤 昭 子 東京都港区赤坂2-17-69 TEL 03-3505-8741 代表取締役 ウエーヴ21 木 村 良 夫 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町2-1 渋谷ホームズ502号 TEL 03-5458-7505(代)・FAX 03-5458-7508 おしらせ・募 集 ●「2003年 書きそんじハガキ キャ ンペーン」開始 年始を迎え年賀ハガキのご協力をう たった上記キャンペーンを開催中です。 ●インド・ネパールスタディツアー 参加ご案内 〜寺子屋と世界遺産を訪問〜 インドの世界文化遺産、アグラ城、 詳細については電話にては以下にお 問合せ下さい。 ◇日ユ協連事務局・貸出し物担当電話: 03-5424-1121 2002年11月19日付けで既に各地ユ協 タージ・マハルを見学。ネパールでは 事務局には連絡済みですが、今回は カトマンズ、ブタル、ルンビニの寺子 キャンペーン参加ユ協に新・寺子屋ビ 屋関連施設を見学。また、カトマンズ、 in ベトナム デオ全6巻進呈など、お得な情報もあり ルンビニの世界文化遺産も訪問します。 2000年4月から実施してきたベトナ ます。「書きそんじハガキ」を通じて全 ◇日程(予定) :3月20日(木)〜3月28日(金) ム・ライチャウ省の寺子屋プロジェク 国のユネスコ協会、地域の学校や団体、 名古屋国際空港発着 ●世界寺子屋運動スタディツアー トが2003年3月に終了します。 完了記念式典に参加し、事業の成果 人びとの連帯をさらに強め、教育を通 ◇募集人員:20名(最少催行人員15名) じた平和への運動を盛り上げていきた ◇応募締切り:2003年1月20日 を実際にご覧ください。(詳細は12月 いと願っています。 ◇参加費:¥298,000−(会員) のユ協便で送付済みです。 ) ◇期間:2003年1月20日〜3月31日 (インド・ネパール査証代及び取付手数 料・ネパール空港税が別途必要です) ◇問い合わせ先: 日ユ協連事務局・教育文化事業部 ◇お問合せ先:名古屋ユネスコ協会 電話:052-931-2177 アジア子供アート・フェスティバル ユネスコ活動に参加しませんか? ◇主催・申し込み先: 電話:03-5753-1405 ●「ユネスコ・ユースセミナー2002」 参加者募集中! 東京展示会開催 成田空港発着 ◇参加費:¥242,000−(会員) 富士通トラベランス㈱ 2002年横浜の絵日記展を見逃した方 ●三 菱 I M P R E S S I O N - G A L L E R Y ◇日程(予定) :3月15日(土)〜3月22日(土) ●テレビ番組「世界遺産」で「クレム リン」を放映! いま話題のスポット東京丸の内の丸 21世紀の市民によるユネスコ活動の担 ビルで、アジアの22の国と地域の子ど い手となる人材(16歳〜35歳)の育成を TBS系列で放映されている「世界遺 も達(6歳〜12歳)が「私の生活」とい 目的とした上記セミナーを、来年3月21〜 産」は今年で7年目を迎えました。2003 うテーマで描いた第6期の全220作品や 23日 (金)〜 (日)に大阪で開催します。 年1月12日と19日には交渉に1年半を費 詳細については、1月のユ協便もしく やしたロシアの「モスクワのクレムリ 示されます。 は、 http://www.unesco.jp/youth/ ンと赤の広場」が2週連続で放映されま ◇主催:三菱広報委員会・アジア大平 をご覧ください。 す。詳細は同封の付録をご覧ください。 ●支援先各国衣装貸出しのお知らせ ●映画「裸足の1500マイル」と関連催 識字関連パネル、各国民芸品などが展 洋ユネスコ協会クラブ連盟・ 日ユ協連 ◇後援:ユネスコ(国連教育科学文化機関) 11月より、世界寺子屋運動の支援地 事を後援 であるアフガニスタン・インド・ネパー 1970年代まで続いたオーストラリア 1月10日(金)〜1月19日(日) ル・バングラデシュ・カンボジア・ベト におけるアボリジニ先住民への隔離政 11:00〜20:00 ナムの各国民族衣装 (子ども用・大人用・ 策を描いたノンフィクション映画「裸 男性用・女性用・普段着から祭り用な 足の1500マイル/原題:RABBIT ど)各国2〜3品の貸出しを開始しまし PROOF FENCE」が1月中旬より全国 た。是非展示会などにご活用ください。 で順次ロードショー予定です。 ◇会期:2003年 (会期中無休) ◇会場:丸ビル7階 丸ビルホール (東京都千代田区丸の内2-4-1) JR東京駅丸の内口1分 (※試着はお断りしていますのでご了承 ください。 ) 同映画の詳細は同封の付録をご覧く ださい。 富士電機情報サービス株式会社 カタログの制作、事務用一般印刷、複写、製 本、情報システム等オフィスのトータル コーディネーターとして社会に貢献します。 代表取締役 社 長 遠 藤 善 久 〒151-0053 東京都渋谷区代々木4丁目30番3号 (新宿コヤマビル) 電話 東京 03-5388-8241 FAX 03-5388-7987 ユネスコ 2003 1月号 13 2002年9月1日〜10月31日・敬称略 ご協力ありがとうございました。 ご協力者一覧 書きそんじハガキ・切手 ■ワールド・ヘリテジ・ファンド 秋田県:高澤直也 茨城県:森田弥生 東京都:Shoji Masaji/塩田真己 神奈川県:福嶋聡美 大阪府:印藤八郎 愛媛県:玉川和子 東京都:新日鐵中原寮自治会/玉川高 島屋S・C商店会 ■一杯のスプーン 北海道:河野芳子/小藤道子 青森県:鵜島冨美子 宮城県:岡幸男 新潟県:山田みさお 埼玉県:野上義夫 千葉県:大塚久子/小宮昇/鈴木啓 子/原一司 東京都:伊藤明美/伊藤博子/岩田昌 子/小池さか江/河野美智子/佐々み ち子/末永サナエ/鈴木喜代子/高木 不二枝/野田一郎/橋本晴子・祐一/ 羽生恵美子/原田芳子/日高正枝/松 田薫/見方春美/山崎一郎/渡辺友紀 子 神奈川県:河合美智子/小泉邦子/嶋 田和美/戸田和子/根来 静岡県:大池寿櫻/紅林建三/紅林な か子/紅林道恵/椙山貞夫/鈴木ちづ 子/平郡紀子/広沢克枝/広住賀江/ 三島治/三島任郎/村松よき 岐阜県:佐合英司 愛知県:荒木ゆかり/鈴木千文/立岡 良子 京都府:並川理子 大阪府:児島朋子/福島正彦 和歌山県:大須賀悟・紀子 兵庫県:小西俊子/芝野慶子/米澤む つみ 岡山県:井上智子/大熊立代 広島県:松本多恵子 山口県:岡田節代 鳥取県:浅田史緒 高知県:徳広紘子 熊本県:坂田道太/中野史子 鹿児島県:武田ファミリー 北海道:新樹の会 佐賀県:佐賀ユネスコ協会 ■ユネスコ世界寺子屋運動 北海道:大西友香/丹野千枝美/林幸 子/湯谷和子 岩手県:黒沼明子/小幡直士/松舘牧 子 宮城県:青木俊明/岡幸男/工藤美紀 山形県:押切香菜子/松田亜希子 福島県:木村京子/田丸博貴・裕也 新潟県:竹内再起子 栃木県:手塚行雄・清子 群馬県:猿谷岳史/猿谷スケヤス/下 山静香/宮崎幸子 埼玉県:芦澤烈/安藤沙智子/江森キ ティ/尾崎達夫/佐藤雄二/友野武 夫/中村千恵美/長谷川里子/畠山知 ご支援総額(2002年9月1日〜10月31日) プロジェクト 募金額(単位:円) ハガキ枚数 ワールド・ヘリテジ・ファンド 119,681 − 一杯のスプーン(国際) 538,910 − ユネスコ世界寺子屋運動 4,130,113 31,366 4,604 − カルナータカ州ユネスコ活動支援(インド) アジアの子どもたちに本を 被災地への緊急援助 アフガニスタン教育支援 10,000 − 115,490 − 7,000 − 世界遺産募金 391,356 − ユネスコ活動募金 620,508 − 82,000 − 6,019,662 31,366 忘れられた子どもたち基金 総 計 三菱IMPRESSIONGALLERY アジア子供アート・ フェスティバル 実行委員会事務局 〒104-0061 東京都中央区銀座2-14-14 大井ビル6階 TEL 03-3541-9130 FAX 03-5551-7901 14 ユネスコ 2003 1月号 子/山崎誠二 茨城県:高坂七三/済藤洋子 千葉県:太田公郎/菅原昌子/鈴木啓 子/高橋璋/野口昇/橋本基/春原恵 美子/藤代和夫/松井陽子/松岡寛 道/宮内こずえ 東京都:荒井良子/石川暁子/岩崎成 子/潮住恵/内田淳子/大沼さと子/ 唐木いずみ/吉國理一郎/坂口恒男/ 篠田奈緒子/武田絵理/武田 浩枝/ 田中紀雄/土屋千恵子/富永美和子/ 中島ミチエ/日山通雄/宮坂弥代生/ 宮崎一三/本橋幸江/横山博久/渡辺 恵子 神奈川県:浅野弘子/石井由紀子/市 原正男/内海愛子/勝田美奈/斎邦 一/斉藤裕美/佐藤公治/永野雅由/ 村瀬智明/山下綾子/横澤正明/横山 久祐 山梨県:佐藤信子 静岡県:勝又智江/小壁修 三重県:滝哲男 滋賀県:川原恒子 京都府:岩崎英和/白川丈山 大阪府:伊沢利光/上尚希子/加藤貴 之/田上勝樹/田谷静香/豊田知子/ 中山信也/日渡真弓/南田真人・尚 人/山野有文/吉岡利恵 和歌山県:小川幸子/室井静子 兵庫県:岡佐代子/竹川賢二/三木健 弘 岡山県:佐藤守/百合野領治 広島県:太田志保・茂雄/貞森孝典/ 佐藤勝昭 山口県:藤田武男 鳥取県:竹内郁深/森下照行 香川県:中井真弓/西丸貴子 愛媛県:曽我信子 福岡県:江口正裕/音丸一哉/土居隆 信 長崎県:濱 寿美子 宮崎県:釼田美香 鹿児島県:萬福政三 佐賀県:杉山道子/中島しのぶ その他:田畑庸子/ミヤジマミツオ/ ハヤシツネオ 北海道:国際ソロプチミスト北見/国 際ソロプチミスト札幌フレンズ/名寄 ロータリークラブ/名寄ユネスコ協会 秋田県:湯沢ロイヤルホテル 岩手県:岩手県立高田高等学校/岩手 県立盛岡第三高等学校/大船渡ユネス コ協会/情報労連NTT労働組合岩手 支部/遠野ユネスコ協会/二戸市ユネ スコ協会/花巻市立花巻小学校/花巻 市立湯口中学校/平泉町立平泉小学校 児童会/盛岡ユネスコ協会宮城県/私 立常盤木学園高校生徒会 山形県:天童ユネスコ協会 福島県:郡山ユネスコ協会/郡山アー バンロータリー/尚志高等学校/宗山 流胡蝶華舞台チャリティー公演 新潟県:五泉市立五泉南小学校児童会 栃木県:開倫ユネスコ協会/国際ソロ プチミスト那須/佐野ユネスコ子供ク ラブ/世界寺子屋運動栃木「ひいらぎ」 群馬県:大泉町立西中学校/桐生ユネ スコ協会/公文式箕郷東数学・英語・ 国語・幼児フランス語教室/渋川ユネ スコ協会/沼田ユネスコ協会 埼玉県:戸田市ユネスコ協会/文京学 院大学職員一同/ユネスコ村大恐竜探 検館/寄居地方ユネスコ協会 茨城県:土浦ユネスコ協会 千葉県:浦安市ユネスコ協会/船橋ユ ネスコ協会 東京都:朝日生命ユネスコクラブ/社 団法人足立法人会女性部会/大島町立 第一中学校生徒会/水玄舎/杉並ユネ スコ協会/ 生命保険協会/創価学会 八丈島研修道場/中央労済労働組合/ ㈲テズクリエイティブ/私立田園調布 雙葉小学校/東京恵比寿ロータリーク ラブ/東京蒲田ロータリークラブ/東 京小金井ロータリークラブ/東京立川 こぶしロータリークラブ/東京大森 ロータリークラブ/東京田園調布緑 ロータリークラブ/東京田園調布ロー タリークラブ/東京武蔵府中ロータ リークラブ/東京品川ロータリークラ ブ/東京新橋ロータリークラブ/東京 中央ロータリークラブ/東京都立つば さ総合高校/東京西ロータリークラ ブ/東京成城新ロータリークラブ/日 本公文教育研究会渋谷事務局/日本体 育協会/日本大学第二高等学校2年9 組一同/日本鉄鋼産業労働組合連合 会/富士見高等学校・中学校/文京女 子大学文京祭実行委員会/みずほア セット信託銀行㈱安田和風会/メッド トラスト東京㈱/61期生会/和田中 学校子供地域活動促進事業子供実行委 募金協力のお願い すべての募金の振込先は以下の通りです。よろしくお願いいたします。 郵便振替 00190-4-84705 口 座 名 (社) 日本ユネスコ協会連盟 員会/アナザーサイド/ギャガコミュ ニケーションズ 神奈川県:神奈川県立ひばり丘学園保 護者会/鎌倉市立大船中学校ボラン ティア部/国際ソロプチミスト横浜 東/相模台民生委員有志/日本公文教 育研究会横浜事務局/ホワイト急便佐 野6丁目店/山梨県立日川高校同窓会 京浜支部/横浜市立六ツ川中学校2年 5組 長野県:国際ソロプチミスト上田/㈲ 清水ダイカスト工場/長野平和音楽祭 実行委員会 静岡県:公文式田沼教室/国際ソロプ チミスト庵原/静岡県立静岡城北高等 学校/浜松ユネスコ協会 富山県:国際ソロプチミスト富山/高 岡工芸高等学校国際・ボランティア 部/富山県立八尾高等学校/富山市立 水橋中学校 岐阜県:羽島市立桑原中学校 愛知県:国際ソロプチミスト名古屋/ 田川陽子バレエアカデミー/豊川市立 代田中学校/中西耳鼻科医院/名古屋 市立名東小学校PTA/名古屋ユネス コ協会/名古屋ロータリーアクトクラ ブ/村さ来野並店 福井県:国際ソロプチミスト敦賀 滋賀県:公文式甲賀油日教室 京都府:加地和法律事務所/京都ユネ スコ協会/国際ソロプチミスト京都− たちばな/城陽市立北城陽中学校生徒 会福祉委員会 大阪府:旭区人権啓発推進会/上宮中 学校・高等学校生徒自治会/大阪福井 高等学校/大阪ユネスコ協会/堺国際 芸能フェスティバル2002/SU N・SUNグループ/私立帝塚山学院 泉ヶ丘中学高校生徒会/同志社香里中 学・高校/ネットワーク地球村 奈良県:公文教育研究会八木事務局 和歌山県:有田ロータリークラブ/紀 南ユネスコ協会/紀北ユネスコ協会/ 住友金属和歌山労組 兵庫県:神戸ユネスコ協会WHG会 チャリティーコンペ/国際ソロプチミ スト明石/国際ソロプチミスト西播 磨/篠山市立丹南中学校/篠山ユネス コ協会/山陽特殊製鋼労働組合/住友 金属尼崎労働組合/西宮ユネスコ協 会/ハッピーマザー21 *振込用紙の通信欄に「世界寺子屋運動」 「世界遺産」など事業名を明記して ください。 *お名前にふりがなをお付けください。できるだけ電話番号をご記入ください。 *専用の振込用紙もご用意しています。ご入用の方はお申し込みください。 *募金は 「特定公益増進法人」 の認証による免税措置を受けられます。 免税証明が必要な方は、日ユ協連事務局まで毎年1月にお申し出ください。 岡山県:倉敷ユネスコ協会/国際ソロ プチミスト真庭/サノヤス・ヒシノ明 昌労働組合青年部一同/創価学会岡山 文化会館/日本公文教育研究会岡山事 務局 広島県:国際ソロプチミスト因島/国 際ソロプチミスト尾道/国際ソロプチ ミストひろしまウエスト/国際ソロプ チミスト三次 山口県:香川高等学校ボランティア 部/鹿野町立鹿野中学校/鹿野町立鹿 野小学校/徳山市大道理婦人会/徳山 市加見婦人会/徳山市富岡婦人会/徳 山市大津婦人会/徳山市中央婦人会/ 徳山市遠石婦人会/徳山市岐山婦人 会/徳山市今宿婦人会/徳山市須々万 婦人会/徳山市久米婦人会/徳山市櫛 浜婦人会/徳山市大島婦人会/徳山市 小畑婦人会/徳山市四熊婦人会/徳山 市戸田婦人会/徳山市湯野婦人会/徳 山市立桜木小学校/徳山市立四熊小学 校/徳山市立中須小学校/徳山市立大 向小学校/徳山市立久米小学校/徳山 市立長穂小学校/徳山市立徳山小学 校/徳山市立岐山小学校/徳山市夜市 婦人会/徳山市立櫛浜小学校/徳山市 立夜市小学校/徳山ユネスコ協会/日 本公文教育研究会徳山事務局/防府ユ ネスコ協会/山口県立豊浦高等学校同 窓会 島根県:浅川博伸税理士事務所 香川県:私立香川県藤井高等学校 愛媛県:国際ソロプチミスト道後/国 際ソロプチミスト八幡浜 徳島県:徳島ユネスコ協会 高知県:国際ソロプチミスト安芸 福岡県:北勢門小学校6年2組/久留 米商業高等学校/国際ソロプチミスト 甘木/国際ソロプチミスト北九州東/ 庄内町学童保育所 長崎県:創価学会長崎平和会館 大分県:大分県立大分雄城台高等学校 ユネスコ部/鉄鋼労連大分県本部 宮崎県:/門川町立西門川中学校生徒 会/創価学会延岡文化会館/宮崎県立 小林高等学校ユネスコ部 鹿児島県:鹿児島県国際交流協会/第 一興業開発㈱ 佐賀県:佐賀ユネスコ協会 その他:高校生大会参加者/純正薬 局/アフガニスタン レセプション ■インド・カルナータカ州ユネス コ活動支援 東京都:朝日生命ユネスコクラブ ■アジアの子どもたちに本を 東京都:松田薫 ■被災地への緊急援助 北海道:赤羽拓己 大阪府:吉村浩一 愛媛県:追田和美 鳥取県:米子ユネスコ協会 ■アフガニスタン教育支援 東京都:堂前茂吉 山口県:魚谷知子 ■世界遺産募金 青森県:久野正俊 秋田県:高澤直也 岩手県:澤口たまみ 埼玉県:田中和美/坪井美都子 千葉県:小宮昇 東京都:秋山俊彦/稲葉光寛/清水薫 子/武田浩枝/村松伊都子 山梨県:鈴木正彦 静岡県:松井美香 京都府:佐藤芳野 大阪府:青美佐子/谷本 博 兵庫県:玉川順夫・芳江・成美/福中 知子 広島県:鴻池健二/小松恵子/田中邦 子 大分県:岸川豊子 岩手県:水沢ユネスコ協会 福島県:郡山アーバンロータリー 栃木県:佐野ユネスコ子供クラブ 千葉県:流通経済大学付属柏高校2年 2組 東京都:スープ・デジタル㈱ 兵庫県:大木歯科診療所/日本国際連 合協会兵庫県本部 徳島県:第23回近畿青年洋上大学2 班 ■ユネスコ活動募金 北海道:赤羽拓己 群馬県:橋本忍 千葉県:大畠和信/佃和明 東京都:川崎威/工藤雅徳/福田好 恵/渡部ゆう子 『世界遺産年報』 神奈川県:石川眞 大阪府:瀧川みね子/松村祥和 奈良県:本保万貴子 兵庫県:森田正三郎 長崎県:酒井陽次朗 熊本県:野田光壽 佐賀県:阿比留千尋/久保志津奈/松 枝奈津美/宮地愛/森尾季代子/山城 悠/山田好枝 岩手県:盛岡ユネスコ協会 東京都:宗像デザイン研究所 神奈川県:いい音楽を聴く会 岡山県:岡山市立吉備中学校3年ボラ ンティア 山口県:光ユネスコ協会 鹿児島県:崎原小中学校児童生徒会 佐賀県:佐賀市立鍋島中学校 ■忘れられた子どもたち基金 郵便振替 00190-7-611160 口 座 名 ユネスコ 山形県:伊藤聡 埼玉県:野上義夫 愛知県:行武早苗 滋賀県:小林菊栄 大阪府:清宗正明 福岡県:古賀山みこ 熊本県:永野幹子 日本マクドナルド株式会社 から世界寺子屋運動へ募金 2002年11月16日から20日までの5 日間、日本全国のマクドナルド店舗 において世界寺子屋運動の「インド の子どもたちの教育支援」のための 募金活動が展開された。これは国連 が定めた「世界子どもの日」 (11月20 日)に呼応したプログラムとして実 施されたもの。集められた募金目録 が、野口理事長に贈られた。 ユネスコカードの企画制作 企業向グリーティングカードの デザイン製作・販売 株式会社 宗像デザイン研究所 代表取締役 〒112-0001 東京都文京区白山2-29-4 泉白山ビル TEL 03-3818-0788・FAX 03-3818-0830 平凡社ホームページ http://www.heibonsha.co.jp 栗 原 宏 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-29-15 TEL 03-3337-9551(代) FAX 03-3337-9929 ユネスコ 2003 1月号 15 連 載 世界遺産の 現場 ミーソン聖域 (ベトナム社会主義共和国) さいとうなんぺい ミーソン遺跡は、ベトナム中部チャンパ王国 初期の首都トラキエウの西15キロの地点にあり ます。 4世紀末、チャンパ王がシヴァ神をまつるため、 木造の祠堂リンガ寺院を建立したのをはじめに、 13世紀までつぎつぎと70余にものぼる寺堂が造 営されました。 ミーソン聖域は、その後火災や戦禍によりそ のほとんどが失われましたが、19世紀末になっ てフランス人研究者らの手で、密林の中から発 見されました。聖域は区画ごとにキチンと整理 され、現在も調査は着々とすすめられています。 最近、フエからミーソン、ホイアンにかけて、 ベトナム版ロマンチック街道「世界遺産の道」 というルートが設定され、官民あげて観光誘致 に力を注いでいます。 現在、遺跡周辺の環境整備が急がれています ● さいとうなんぺい 1934年9月、東京神田の生まれ。 雑誌新聞記者の経験を経、フ リーライターとして世界の各都 市から辺境の地まで単身駆け回 り、世界遺産を中心に取材活動 中。17年余にわたる世界遺産歴 訪の地も200ヶ所近くとなる。 編集後記 者▼の■ 声 ▲ 読 が、道路は工事中、宿泊施設、レストランなど は、まだこれからといったところで、完成まで あと1〜2年はかかりそうです。 遺跡の入り口で入場券を購入し、竹と木でつ くった吊り橋をわたります。橋の長さ、水面ま での高さは大したことありませんが、揺れはか なりあるうえに、老朽化した橋なので足元によ く注意してわたりましょう。 橋をわたると、未舗装のどろんこ道です。 ちょっと雨が降ると、まるで おしるこ のよ うなぬかるみになります。足をとられないよう に、抜き足、差し足で150mほど歩くとジープが 待っています。 このジープによるデコボコ道の行進も大変で すが、これを降りるとまた ぬかるみパレード です。どろんこ遊びの苦手な人は、ミーソン行 きはもうちょい先へ延ばした方が無難でしょう。 (写真・文 さいとうなんぺい) ・あけましておめでとうござ 11月号より います。年の初めにあたり、 ●「世界寺子屋運動」に関心を持っておりまし ●巻頭の西村先生の「 『世界』遺産―文化ナショ ユネスコ運動の発展と各地ユ たので、今回この機関誌で活動の様子を読ませ ナリズムを超えて」は考えさせられました。新し 協の活動の一層の振興を祈念 て頂き、感動すると同時に、その活動の難しさ い時代の新しい文化を自分たちで作っていく。 致します。 や困難なことを思い、自分も何かできないかと 200年、 300年と続くなら世界文化遺産になる。何 ▲ 改めて考えさせられました。当たり前に教育を ができるのか。何かを始めたいと思いました。 の10年の最初の年です。年頭 今年は、国連の決めた識字 受けられる私たちは、その事に本当に感謝しな 千葉県 今村隆文 の機関誌は識字運動の特集と ければいけないということ、その受けた教育を ● 今、私は失業中で、なかなか希望の仕事につ しました。各地ユ協の活動に 生かさなければいけないと痛感しました。 けないで悩んでいました。でも各国の寺子屋プ 滋賀県 丸岡佳子 れた感じでした。 幸せ にマヒしている自分 を反省しました。 ですから、この号の内容をお おいに活用してください。 ▲ ●愛知県 土屋遙ちゃん(6歳)直筆文掲載 ロジェクトの記事を読み、頭をガツンとなぐら とって寺子屋は基本的な運動 ・寺子屋支援を中心に次年度 の事業計画を準備中です。今 埼玉県 吉田美奈子 皆様からのお便りをお待ちしております。 添付のハガキをご利用ください。 年も動きの激しい年になりそ うです。機関誌ユネスコも一 層の改善に努めたいと思いま す。 (S.O.) 1 2003年1月1日発行 通巻第1083号 発行 ●社団法人 日本ユネスコ協会連盟 発行人・野口昇 編集人・岡田茂 ●購読料800円/1年(発送料込) 第3種郵便物認可(奇数月1日発行) 東京00150−9−56030 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1−3−1 朝日生命恵比寿ビル12階 TEL 03 (5424) 1121 FAX 03 (5424) 1126 再生紙を利用しています
© Copyright 2024 Paperzz