大 台 町 次世代育成支援地域行動計画 後期計画 平成 22 年 3 月 大台町次世代育成支援地域行動計画 後期計画 目 第1部 序 Ⅰ 次 論 はじめに ························································ 5 1.計画策定の趣旨 ·············································· 5 2.計画の位置づけと役割 ········································ 5 3.計画の期間 ·················································· 6 Ⅱ 本町の子どもを取りまく現状 ······································ 7 1.人口と出生の状況 ············································ 7 2.世帯の状況 ·················································· 10 3.産業と就労状況 ·············································· 13 Ⅲ 前期計画の成果と課題 ············································ 16 1.働きながら子育てをする親への支援 ···························· 16 2.不安や悩みを抱える親への支援 ································ 17 3.子どもがいきいきと活動できる環境づくり ······················ 19 4.子育ての経済的負担の軽減 ···································· 20 第2部 総 論 Ⅰ 基本理念 ························································ 23 Ⅱ 基本指標の見通し ················································ 24 1.目標年度の総人口の推計 ······································ 24 2.目標年度の児童人口の推計 ···································· 25 Ⅲ 基本目標 ························································ 26 Ⅳ 施策の基本的方向 ················································ 27 ■施策体系 ·························································· 31 1 第3部 各 Ⅰ 論 次世代育成支援を推進する体制づくり ······························ 35 1.子育て支援の推進拠点の充実 ·································· 35 2.次世代育成支援の気運の醸成 ·································· 39 Ⅱ 家庭での子育てに対する支援 ······································ 42 1.家庭の教育力の向上 ·········································· 42 2.保育・子育て支援サービスの充実 ······························ 48 3.要保護児童対策の推進 ········································ 53 Ⅲ 親子の健康確保 ·················································· 59 1.保健対策の充実 ·············································· 59 2.医療体制の充実 ·············································· 68 Ⅳ 地域で取り組む子どもの健全育成の推進 ···························· 70 1.体験・交流活動の推進 ········································ 70 2.子どもの居場所づくり ········································ 72 3.子どもの非行防止の推進 ······································ 74 Ⅴ 生きる力を育む学校教育の推進 ···································· 75 1.学校教育の推進 ·············································· 75 2.学校と地域との連携強化 ······································ 79 Ⅵ 安心して子育てができる環境づくり ································ 81 1.外出環境の整備 ·············································· 81 2.子どもの安全確保 ············································ 82 ■保育サービス、子育て支援サービスの目標事業量 ······················ 85 参考資料 1.アンケート調査結果(抜粋) ·································· 89 2.計画の策定体制と策定経過 ···································· 96 3.用語解説 ···················································· 99 2 第1部 序 3 論 4 Ⅰ はじめに 1.計画策定の趣旨 平成 15 年 7 月「次世代育成支援対策推進法」が制定されたことを受け、旧大台町及び旧宮 川村では平成 17 年3月に、平成 21 年度までの「次世代育成支援地域行動計画(前期計画)」 を策定しました。 平成 18 年1月に旧大台町と旧宮川村が町村合併して新大台町になったことにより、それぞ れ策定された「次世代育成支援地域行動計画」を見直して、新たな基本理念と目標事業量を 策定して、次世代育成支援事業の取り組みを推進してきました。 わが国では、今後も少子化・高齢化が進行し、本格的な人口減少社会が到来するとの見通 しを示している中で、平成 19 年 12 月に「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議 において、 「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」及び「仕事と生活の調和 推進のための行動指針」が策定され重点戦略としてまとめられました。 女性をはじめ働く意欲を持つすべての人の労働市場参加を実現しつつ、国民の希望する結 婚・出産・子育てを可能にするために、 「働き方の改革による仕事と生活の調和(ワーク・ラ イフ・バランス)の実現」とその社会的基盤となる「包括的な次世代育成支援の枠組みの構 築」の2つの取り組みを「車の両輪」として同時並行的に進めていくことが必要であるとし ています。 本町では、これらの流れを踏まえて、次世代育成支援地域行動計画(前期計画)を見直し、 平成 22 年度からの後期計画を策定しました。この計画は、子育てを社会が一体となって支援 し、安心して子育てができ、子どもが健やかに育つ環境づくりの指針となるものです。 2.計画の位置づけと役割 この計画は、 「次世代育成支援対策推進法」にもとづく大台町における地域行動計画であり、 子育て支援・子どもの健全育成の目標と方向性を示し、さまざまな施策・事業を体系立てた ものです。 この計画を住民、団体、企業、行政が認識を共有し、協働しながら「行動」することによ って、 「安心して子育てができるまち」 「子どもが健康でいきいきと育つまち」 「子どもたちが 夢や希望をもてるまち」をともにめざすことを計画の役割とします。 5 3.計画の期間 この計画は、 「次世代育成支援対策推進法」のもとで重点的に取り組むべき 10 年間のうち、 後半に当たる平成 22 年度から平成 26 年度までの 5 年間に推進すべき取り組みを示すものと します。 6 Ⅱ 本町の子どもを取りまく現状 1.人口と出生の状況 (1)人口推移の状況 本町の人口は、年々減少傾向にあり、平成 2 年から平成 17 年にかけて 8.6%減となってい ます。少子高齢化の傾向は顕著であり、平成 2 年から平成 17 年にかけて年少人口は 30.9% 減少しているのに対して、老年人口は 37.7%増加しています。年少人口の総人口に占める割 合は、平成 2 年は 15.4%であったものが、平成 17 年には 11.6%と、20 年間で 3.8 ポイント 減少しています。 人口動態の推移をみると、死亡数が出生数を上回る「自然減」の状態が続いています。社 会動態についても、転出が転入を上回り、人口の流出超過となっており、人口の減少につな がっています。 表 年齢3区分別の人口推移 区 年少人口 (0∼ 14 歳 ) 生産年齢人口 (15∼64 歳 ) 老年人口 (65 歳 以 上 ) 総 数 分 平成2年 平成7年 平成 12 年 平成 17 年 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 1,868 15.4 7,617 62.7 2,659 21.9 1,573 13.4 6,999 59.5 3,186 27.1 1,379 12.1 6,555 57.5 3,465 30.4 1,290 11.6 6,147 55.4 3,662 33.0 実 数(人) 12,144 11,758 11,399 11,099 構成比(%) 100.0 100.0 100.0 100.0 *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 図 年齢3区分別人口比率の推移 資料:市町(村)累年統計表 0% 20% 40% 平成2年 15.4% 平成7年 13.4% 59.5% 平成12年 12.1% 57.5% 平成17年 11.6% 年少人口 7 60% 62.7% 55.4% 生産年齢人口 80% 100% 21.9% 27.1% 30.4% 33.0% 老年人口 表 児童人口の推移 区 分 0∼5 歳合計 各年 10 月1日現在、単位:人 平成 16 年 平成 17 年 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 464 449 458 456 445 0 歳 73 61 69 64 72 1 歳 75 72 65 78 69 2 歳 86 77 74 71 79 3 歳 79 85 80 73 70 4 歳 74 79 89 80 72 5 歳 77 75 81 90 83 549 535 522 507 505 6 歳 92 80 79 81 89 7 歳 86 92 80 78 81 8 歳 89 84 95 81 77 9 歳 97 89 84 95 81 10 歳 96 95 88 84 94 11 歳 89 95 96 88 83 614 597 579 586 583 12 歳 130 88 97 95 88 13 歳 85 129 88 97 93 14 歳 88 86 129 88 97 15 歳 89 89 88 128 87 16 歳 114 89 88 90 128 17 歳 108 116 89 88 90 6∼11 歳合計 12∼17 歳合計 *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 資料:住民基本台帳 表 人口動態の推移 区 分 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 出生 65 75 69 82 79 68 65 72 77 自然 133 142 155 138 140 149 143 153 151 動態 死亡 増減 -68 -67 -86 -56 -61 -81 -78 -81 -74 転入 360 363 331 437 375 371 400 360 302 社会 389 366 317 414 382 366 371 381 393 動態 転出 増減 -29 -3 14 23 -7 5 29 -21 -91 人口増減 -97 -70 -72 -33 -68 -76 -49 -102 -165 *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 資料:三重県統計書 8 (2)出生の状況 出生数は平成 15 年から平成 17 年にかけて減少していますが、平成 19 年にかけて増加傾向 にあります。出生率は平成 20 年で 6.0%と県の 8.6%、国の 8.7%を下回っています。 合計特殊出生率については、基本となる母数が小さいため年次による変動が大きくなって いるものの、平成 17 年以外は、県・国の平均を上回っています。 表 出生状況の推移 区 出 分 生 平成 15 年 平成 16 年 平成 17 年 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 79 7.0 9.0 8.9 1.58 1.35 1.29 68 6.1 8.9 8.8 1.47 1.34 1.29 65 5.9 8.4 8.4 1.32 1.36 1.26 72 7.1 8.6 8.6 1.62 1.37 1.34 77 6.5 8.6 8.7 1.51 1.35 1.32 62 6.0 8.6 8.7 1.50 1.38 1.37 数 出 生 率 (人口対千人比) 大台町 県 国 合計特殊出生率 大台町 県 国 *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 資料:三重県統計調査室「月別人口調査」、総務省統計情報部「人口動態統計」 図 出生数の推移 (人) 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 79 68 72 65 77 62 出生数 平成15年 平成16年 平成17年 9 平成18年 平成19年 平成20年 2.世帯の状況 (1)世帯の構成 世帯の構成比をみると、核家族世帯はほぼ横ばいとなっているものの、三世代世帯は平成 2 年から平成 17 年にかけて 7.5 ポイント減、単独世帯は平成 2 年から平成 17 年にかけて 8.7 ポイント増となっています。一方、単独世帯と片親と未婚の子のみの世帯が増加し、家族形 態の変化が急速に進んでいるといえます。 年代別未婚率の推移をみると、30 歳代以上で結婚していない人が増加傾向にあり、特に 30 歳代で未婚の割合は、平成7年で男性 33.4%、女性 11.3%であったものが、平成 17 年で男 性 37.1%、女性 21.8%となっています。 表 世帯構成の推移(一般世帯) 区 総 分 数 単独世帯 核家族世帯 夫 婦のみの世帯 夫 婦 と未 婚 の子 の み の 世 帯 片 親 と未 婚 の子 の み の 世 帯 三世代世帯 その他の世帯 世帯 構成比 世帯 構成比 世帯 構成比 世帯 構成比 世帯 構成比 世帯 構成比 世帯 構成比 世帯 構成比 平成2年 3,774 100.0% 529 14.0% 2,060 54.6% 930 24.6% 928 24.6% 202 5.4% 846 22.4% 339 9.0% *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 平成7年 平成 12 年 平成 17 年 3,820 3,898 3,989 100.0% 100.0% 100.0% 639 730 906 16.7% 18.7% 22.7% 2,095 2,204 2,235 54.8% 56.5% 56.0% 969 1,036 1,028 25.4% 26.6% 25.8% 895 914 904 23.4% 23.4% 22.7% 231 254 303 6.0% 6.5% 7.6% 753 684 593 19.7% 17.5% 14.9% 333 280 255 8.7% 7.2% 6.4% 資料:国勢調査 10 図 年代別未婚率の推移 男性 女性 90.0% 90.0% 80.5% 80.0% 80.0% 79.2% 70.0% 78.1% 平成7年 60.0% 平成17年 60.0% 50.0% 50.0% 平成12年 40.0% 33.4% 30.0% 平成7年 68.4% 66.5% 平成12年 平成17年 40.0% 37.1% 30.0% 31.4% 23.2% 20.0% 16.6% 13.8% 10.0% 70.0% 71.4% 21.8% 20.0% 15.3% 10.0% 11.3% 0.0% 0.0% 20歳代 30歳代 20歳代 40歳代 30歳代 6.4% 3.7% 4.7% 40歳代 資料:国勢調査 11 (2)住宅の状況 住宅の状況は、県全体と比較すると高く、持ち家率は 91.2%です。また、住居の所有別世 帯数では、1世帯当たり人員、1世帯当たり延べ面積、1人当たり延べ面積のいずれも県平 均を上回っています。 単位:世帯 表 住居の所有別世帯数 区 大台町 三重県 分 主世帯 持ち家 借 家 公的借 家 民営借 家 給与住 宅 実数(世帯) 3,811 3,476 335 13 265 57 構成比(%) 100.0% 91.2% 8.8% 0.3% 7.0% 1.5% 実数(世帯) 647,219 489,539 157,680 17,939 116,585 19,473 構成比(%) 100.0% 75.6% 24.4% 2.8% 18.0% 3.0% *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 区 分 39 5,944 資料:平成 17 年国勢調査 表 住居の所有別世帯数 住宅に住む 主世帯数 (世帯) 間借り 1世帯当たり 人 員 (人) 1世帯当たり 延べ面積 (㎡) 1人当たり 延べ面積 (㎡) 大台町 2,458 2.85 118.6 41.5 三重県 653,163 2.77 111.1 40.1 *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 資料:平成 17 年国勢調査 12 3.産業と就労状況 (1)産業の状況 大台町の産業別就業者数をみると、平成 17 年で第1次産業が 7.6%、 第2次産業が 26.0%、 第3次産業が 66.2%となっています。平成 12 年と比較すると、第1次産業、第2次産業が 若干減少し、第3次産業が若干増加しています。 表 産業別就業者数の推移 区 分 第1次産業 農 業 林 業 漁 業 第2次産業 鉱 業 建 設 業 製 造 業 第3次産業 電 気 ・ガス等 運輸・通信業 卸売・小売業 金融・保険業 不動産業 サービス業 公 務 分類不能の産業 総 数 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 実 数(人) 構成比(%) 計 623 11.5% 432 8.0% 185 3.4% 6 0.1% 1,903 35.2% 19 0.4% 632 11.7% 1,252 23.1% 2,878 53.2% 43 0.8% 315 5.8% 869 16.1% 57 1.1% 14 0.3% 1,307 24.1% 273 5.0% 9 0.2% 5,413 100.0% 平成 12 年 男 女 419 204 13.6% 8.7% 248 184 8.1% 7.9% 166 19 5.4% 0.8% 5 1 0.2% 0.0% 1,205 698 39.2% 29.8% 17 2 0.6% 0.1% 541 91 17.6% 3.9% 647 605 21.1% 25.8% 1,441 1,438 46.9% 61.4% 36 7 1.2% 0.3% 268 47 8.7% 2.0% 380 489 12.4% 20.9% 26 31 0.8% 1.3% 10 4 0.3% 0.2% 532 775 17.3% 33.1% 189 84 6.2% 3.6% 6 3 0.2% 0.1% 3,071 2,342 100.0% 100.0% *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 計 532 10.0% 418 7.9% 108 2.0% 6 0.1% 1,757 33.1% 21 0.4% 599 11.3% 1,137 21.4% 3,012 56.7% 39 0.7% 248 4.7% 723 13.6% 49 0.9% 16 0.3% 1,673 31.5% 263 5.0% 9 0.2% 5,309 100.0% 平成 17 年 男 女 356 176 11.9% 7.6% 256 162 8.6% 7.0% 96 12 3.2% 0.5% 4 2 0.1% 0.1% 1,152 605 38.6% 26.0% 17 4 0.6% 0.2% 515 84 17.3% 3.6% 620 517 20.8% 22.2% 1,471 1,541 49.3% 66.2% 34 5 1.1% 0.2% 213 35 7.1% 1.5% 335 388 11.2% 16.7% 18 31 0.6% 1.3% 12 4 0.4% 0.2% 664 1,009 22.3% 43.4% 195 68 6.5% 2.9% 4 5 0.1% 0.2% 2,983 2,326 100.0% 100.0% 資料:国勢調査 13 (2)就労の状況 15 歳以上の就業率は、平成 2 年から平成 17 年にかけて減少傾向にあります。 女性の就業率は、平成 12 年から平成 17 年にかけて、25 歳から 34 歳で上がっています。 また、40 歳代、55 歳から 64 歳でも上がっています。 アンケート調査では、父親についてはほとんどが就労しており、 「フルタイム就労」の占め る割合が多くなっています。母親については、 「パート・アルバイト」が多くなっており、子 どもの面倒をみながら状況に応じて時間等を制限して働く方が多いと言えます。また、63.6% が共働き家庭となっています。 表 15 歳以上就業者数の推移 区 分 平成2年 15 歳以上人口(人) 就 業 者 数(人) 就 業 率(%) 平成7年 10,276 6,036 58.7% 10,185 5,932 58.2% *数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 平成 12 年 平成 17 年 10,020 5,584 55.7% 9,809 5,516 56.2% 資料:国勢調査 図 年代別女性の就業率の推移 100.0% 90.0% 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 86.9% 85.9% 平成12年 平成17年 79.7% 78.7% 76.7% 72.2% 72.0% 74.5% 69.4% 82.5% 81.3% 79.2% 76.7% 67.5% 63.5% 63.3% 45.0% 39.4% 13.0% 7.6% 4.2% 12.5% 資料:国勢調査 14 図 父親、母親の就労状況 《父親》 《母親》 就労していない 無効回答 0.2% 0.4% 無回答 12.9% 家事専業である 就労している 0.4% が、単身赴任、 長期出張中、病 気療養中などで 不在である 2.1% パートタイム・ア ルバイトなどで 就労している フルタイムで就 0.6% 労している(育 休・介護休暇中 は含まない) 83.3% 無回答 2.5% 無効回答 0.4% 就労していない 3.0% 家事専業である 20.1% 就労している が、単身赴任、 長期出張中、病 気療養中などで 不在である 0.2% パートタイム・ア ルバイトなどで 就労している 38.3% 図 両親の就労状況 その他 1.1% 片方の親のみ就 労 30.4% フルタイムで就 労している 32.8% フルタイムで就 労しているが、 現在は育休・介 護休暇中 2.7% 無回答 4.9% 両親ともに就労 63.6% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 15 Ⅲ 前期計画の成果と課題 前期計画期間(平成 17∼21 年度)における取り組み実績による成果とともに、残された課 題について、次のように整理することができます。 1.働きながら子育てをする親への支援 保育サービスについては、保護者の就労形態に合わせて生後6か月からの乳幼児保育を実 施するとともに、全園で長時間保育(最大 10 時間 30 分)を実施しています。 また、未就園児童については、保護者の病気や家族の看護などで子どもを見られない場合 に一時的に保育園で預かる一時預かりを全園で実施しています。 一方、子育てと両立できる就労環境に向けて、企業などへの啓発を行ってきましたが、ア ンケート調査結果からは前期と同様の傾向がみられ、子どもの看病のための休暇などが求め られています。今後も、地域全体に対して、子育てと仕事との両立に対する理解と支援を促 進していくことが重要です。 図 子育てと仕事を両立させるために望む就労環境 0% 20% 40% 37.2% フレックスタイム制など出勤・退社の時間に融通がきく 職場内や職場の近くに育児施設がある 20.7% 育児手当などの支援をしてくれる 20.1% その他 無効回答 無回答 80% 63.0% 子どもの看病などで急な休みがとりやすい 出産休業や育児休業がとりやすい コンピューターで自宅と会社を結び自宅で仕事するなど 就労場所に融通がきく 職場復帰しやすい 60% 16.1% 8.7% 6.8% 2.1% 3.6% 2.5% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 16 2.不安や悩みを抱える親への支援 従来の地域子育て支援センターをセンター型に移行して体制強化を図り、育児相談、親子 ふれあい事業、子育て講座などを実施しています。また、子育てボランティアの育成を図り、 町内各地区で自主的な子育て支援活動が展開されてきており、これへの活動支援も行ってい ます。 しかし、アンケート調査結果をみると、保護者の育児不安や負担は軽減されておらず、約 半数の人が何らかの不安や負担感を持っています。このため、母子保健事業と子育て支援セ ンター事業とが連携し、赤ちゃん訪問やこどもこころ家庭相談などを実施しています。 今後も、親子が孤立することがないよう、出産から一貫した相談・支援体制を整えていく ことが重要です。 図 子育てに関する不安や負担を感じるか なんともいえない 8.9% 無回答 2.5% 非常に不安や 負担を感じる 10.1% 全く感じない 4.7% なんとなく不安や 負担を感じる 37.6% あまり不安や負担 などは感じない 36.2% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 17 図 子育てに関する悩み 0% 10% 20% 30% 子どもの教育に関すること 40% 35.7% 子どもをしかりすぎているような気がすること 32.3% 子どもとの時間を十分にとれないこと 30.2% 子どものしつけ方やしかり方がわからないこと 30.0% 友達づきあい(いじめ等を含む)に関すること 30.0% 病気や発育、発達に関すること 29.2% 食事や栄養に関すること 28.8% 仕事や自分のやりたいことが十分できないこ と 21.1% 子どもとの接し方に自信が持てないこと 11.4% 子育てに関しての配偶者・パートナーの協力 が少ないこと 配偶者・パートナーと子育てに関して意見が 合わないこと 9.9% 7.0% 自分の子育てについて、親族・近隣の人・職 場などまわりの見る目が気になること 5.7% 配偶者・パートナー以外に子育てを手伝って くれる人がいないこと 5.5% 子育てのストレスがたまって、子どもに手をあ げたり、世話をしなかったりしてしまうこと 5.5% 行政の子育て支援サービスの内容や利用・ 申し込み方法がよくわからないこと 4.9% 登校・登園拒否などの問題について その他 3.8% 5.1% 特にない 無回答 8.9% 2.1% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 18 3.子どもがいきいきと活動できる環境づくり 子どもの居場所づくりについては、特に小学生の放課後対策として、従来の宮川小学校区 の放課後児童クラブ「どんぐりっ子」に加え、日進小学校区で「ペンギンクラブ」が開設さ れたほか、川添地区の住民による「オアシスかわぞえ」の活動が展開されています。また、 平成 22 年度から三瀬谷地区学童保育の立ち上げに向けて準備が進められているところです。 これまで「リフレッシュ大台学園」として、文化、スポーツ等による体験講座を開催してい ますが、年々、参加者が減少している状況です。 アンケート調査結果をみると、前期に引き続き、公園などの遊び場や雨の日に遊べる場所 を求める声が依然として多い状況です。公共施設などを活用しつつ、地域住民が主体となっ て取り組まれている活動を活かしながら、子どもの居場所づくりを進めていくことが重要で す。 図 家の近くの子どもが遊べる公園について日頃感じていること 0% 10% 20% 30% 近くに子どもが遊べる適当な公園がない 50% 60% 56.2% 雨の日でも遊べる場所がない 54.3% 遊具などの種類が充実していない 29.8% 思い切り遊ぶために十分な広さがない 22.0% いつも閑散としていて寂しい感じがする 15.4% 公園に行っても子どもと同じ歳くらいの遊び仲間がいない 11.8% 遊具などの設備が古くて危険である 7.8% 公園周辺の道路が危険である 公園やその周辺の環境が悪くて、安心して遊べない 40% 5.3% 3.4% 不衛生である 1.9% その他 1.7% 特に感じることはない 5.9% 無効回答 0.8% 無回答 0.8% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 19 4.子育ての経済的負担の軽減 経済的負担の軽減については、国や県の制度に沿って、医療費助成や児童手当の支給など を行ってきました。しかし、医療費の負担軽減については、アンケート調査結果からもニー ズが高く、対象者を拡大するなどの対応が求められています。 今後、子育て家庭に対する経済的支援については、国の制度が進展することも予想される ことから、本町としてもこれに対応し、子育て家庭の負担を軽減するとともに、少子化への 歯止めがかかることが期待されます。 図 子育て支援環境の充実のために望む支援策や体制 0% 20% 40% 60% 52.0% 子連れでも出かけやすく楽しめる場所を増やしてほしい 48.0% 子どもが医療機関にかかる費用負担を軽減してほしい 30.7% 親子が安心して集まれる身近な場、イベントの機会がほしい 24.9% 保育所にかかる費用負担を軽減してほしい 残業時間の短縮や休暇の取得促進など、企業に対して 職場環境の改善を働きかけてほしい 14.2% 子育てに関する情報提供を充実させてほしい 12.7% 行政と家庭や地域との連携を強めてほしい 12.1% 保育所の施設を充実させてほしい 11.6% 専業主婦など誰でも気軽に利用できる NPO等による保育サービスがほしい 11.4% 9.9% 子育てに困った時に相談できる場を増やしてほしい 6.8% 子育てについて学べる機会をつくってほしい 3.2% その他 6.1% 無回答 次世代育成支援に関するニーズ調査より 20 第2部 総 21 論 22 Ⅰ.基本理念 次代を担う子どもたちが、こころ豊かで健やかに育つために、社会全体で支えていくことが 求められています。大台町では、人と、緑に恵まれた自然と伝統を通して、子どもの笑顔がい きいきと輝き、地域みんなで子育てを支えていくまちづくりを進めます。 後期計画においても、前期計画の基本理念である、 『自然あふれる環境で 子どもと親の未来を支えあうまち おおだい』を継承します。 23 Ⅱ.基本指標の見通し 1.目標年度の総人口の推計 目標年度である平成 26 年までの総人口及び年齢3区分別人口を以下のように推計します。 表 総人口及び年齢3区分別人口の実績と推計 区 分 実績人口 各年4月1日現在 推計人口 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 年少人口 人 1,287 1,294 1,243 1,228 1,207 1,192 1,180 1,171 1,151 1,143 (0∼14 歳) 比率 11.5% 11.6% 11.3% 11.3% 11.3% 11.3% 11.3% 11.4% 11.3% 11.4% 生産年齢人口 人 6,225 6,133 6,039 5,875 5,763 5,687 5,617 5,484 5,332 5,148 (15∼64 歳) 比率 55.5% 55.1% 55.0% 54.2% 53.9% 53.8% 53.9% 53.3% 52.5% 51.5% 老年人口 人 3,704 3,709 3,693 3,729 3,728 3,687 3,631 3,634 3,666 3,712 (65 歳以上) 比率 33.0% 33.3% 33.6% 34.4% 34.8% 34.9% 34.8% 35.3% 36.1% 37.1% 人 11,216 11,136 10,975 10,832 10,698 10,566 10,428 10,289 10,149 10,003 総 計 比率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% *平成 17 年数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 ※実績人口は住民基本台帳人口。推計人口は実績人口をもとにコーホート変化率法を用いて算出。 24 2.目標年度の児童人口の推計 目標年度である平成 26 年までの児童人口を以下のように推計します。 各年4月1日現在、単位:人 表 児童人口の実績と推計 区 分 0∼5 歳合計 0 歳 1 歳 2 歳 3 歳 4 歳 5 歳 6∼11 歳合計 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 11 歳 12∼17 歳合計 12 歳 13 歳 14 歳 15 歳 16 歳 17 歳 実績人口 推計人口 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 449 61 72 77 85 79 75 535 80 92 84 89 95 95 597 88 129 86 89 89 116 458 69 65 74 80 89 81 522 79 80 95 84 88 96 579 97 88 129 88 88 89 456 64 78 71 73 80 90 507 81 78 81 95 84 88 586 95 97 88 128 90 88 445 72 69 79 70 72 83 505 89 81 77 81 94 83 583 88 93 97 87 128 90 439 65 78 72 79 71 74 505 84 89 81 77 80 94 575 83 87 93 97 87 128 442 65 71 81 72 80 73 487 75 84 90 81 77 80 540 94 82 87 93 97 87 444 63 71 74 81 73 82 481 74 75 84 90 81 77 532 80 93 82 87 93 97 435 61 69 74 74 82 75 487 83 74 76 84 89 81 511 77 79 93 82 87 93 431 60 66 72 74 75 84 483 76 83 75 76 84 89 499 81 77 79 93 82 87 417 59 65 69 72 75 77 479 85 76 84 75 75 84 501 89 81 77 79 93 82 *平成 17 年数値は、旧大台町・旧宮川村の合計値 ※実績人口は住民基本台帳人口。推計人口は実績人口をもとにコーホート変化率法を用いて算出。 25 Ⅲ.基本目標 この計画では、『自然あふれる環境で、子どもと親の未来を支えあうまち、おおだい』の基 本理念のもとに次の基本目標を定めて、子育てに夢が広がるまちづくりを進めて行きます。 (1)子どもの立場に立った育成支援対策を進めていきます 児童虐待の防止や要保護児童への対応など、子どもの人権と権利を尊重し、子どもにとっ て幸せな子育て施策を進めていきます。 (2)子育ての喜びが実感できる家庭環境づくりへの支援を進めていきます 家庭で子育ての喜びや負担を分かちあいながら、ゆとりを持って健やかでたくましい子ど もを育てられるように支援していきます。 (3)家庭や地域で子育て支援ができる環境の整備を進めていきます 核家族化が進み地域社会とのつながりが希薄化する中で、家族や地域社会を構成するすべ てのメンバーが協力・連携しながら子どもの成長を支えていく環境を構築していきます。 (4)安心して子どもを生み育てることができる生活環境の整備を進めて いきます 親の子育て不安や負担感を少なくするための子育てサービスの充実や子どもをねらった犯 罪を地域で防止することで、安心して子育てができる生活環境を構築していきます。 26 Ⅳ.施策の基本的方向 基本理念と基本目標の実現に向けて、住民、企業、行政の協働のもとで取り組む施策の基本 的方向、及び施策体系を次のように定めます。 ■施策の基本的方向 1.次世代育成支援を推進する体制づくり 地域ぐるみで次世代育成支援対策を推進できるよう、地域子育て支援センターを中心とし た子育て支援のネットワークを構築するとともに、子育て支援や子どもの健全育成に関わる 人材の育成と活動支援に努めます。 また、地域ぐるみで次世代育成支援に取り組む気運を醸成するため、子育てについて考え るシンポジウムや、子どもとの対話・交流を通じた住民の意識啓発、及び子育てを支援する 雇用・労働環境の実現に向けた事業主や労働者の意識啓発を推進します。 ◇ 子育て支援の推進拠点の充実 ◇ 次世代育成支援の気運の醸成 2.家庭での子育てに対する支援 子育ての第一義的責任は家庭にあり、家庭でのしつけや教育は子どもの人格を形成するう えで極めて重要であるため、地域全体の理解と協力のもと家庭の教育力の向上を図るととも に、親の子育て不安を解消できるよう、子育ての仲間づくりを支援します。 また、子どもを生み育てやすい社会を実現するため、子育てと仕事の両立を支援する保育 サービスの充実や、多様な子育て支援サービスの提供に努めます。 児童虐待等の防止と対応、一人親家庭や障がい児に対する支援など、家庭等の事情で保護 や支援が必要なケースに対しては、きめ細かな支援体制を構築します。 ◇ 家庭の教育力の向上 ◇ 保育・子育て支援サービスの充実 ◇ 要保護児童対策等の推進 27 3.親子の健康確保 子どもが健やかに育ち、子を持つ親もいきいきと子育てに取り組めるよう、妊娠から出産、 育児にかかる一貫した母子保健サービスの充実を図るとともに、食育の推進など、地域資源 を活用した健康づくりを推進します。 また、安心できる小児医療、及び緊急医療体制の充実に努めます。 ◇ 保健対策の充実 ◇ 医療体制の充実 4.地域で取り組む子どもの健全育成の推進 子どもたちが豊かな地域環境のもとで、健やかにいきいきと育つよう、スポーツや地域活 動、世代間・地域間交流などのさまざまな体験・活動の機会づくりや、子どもたちが放課後等 に遊んだり自主的に活動できる場づくりを推進します。 また、子どもの危険な行動や問題行動に対して、地域で見守り指導することができるよう、 青少年育成町民会議を中心に、住民の意識啓発や、非行防止活動等を推進します。 ◇ 体験・交流活動の推進 ◇ 子どもの居場所づくり ◇ 子どもの非行防止の推進 28 5.生きる力を育む教育の推進 生きる力を育む教育をめざし、子どもたちが自ら考え、学び取ろうとする意欲を育てると ともに、命の大切さや社会道徳などを学ぶ、心の教育を進めます。また、子どもたちの悩み に対応できるよう、学校における相談体制の充実を図ります。 一方、子どもの数が減少するなかで、学校施設の適正配置に努めるとともに、地域が学校 を見守り、学校教育の充実に向けた支援を行うことができるよう、学校と地域との連携強化 に努めます。 ◇ 学校教育の推進 ◇ 教育環境の充実 ◇ 学校と地域との連携強化 6.安心して子育てができる環境づくり 子どもと子育て家庭にとって、暮らしやすく活動しやすい環境をつくるため、豊かな自然 や文化を守り、子どもたちの育成環境に生かすとともに、ユニバーサルデザインの普及等、 外出環境の整備に努めます。 また、子どもを危険から守るため、交通安全や防犯面での安全対策を進めつつ、地域の目 による見守りを充実していきます。 ◇ 外出環境の整備 ◇ 子どもの安全確保 29 30 ■ 施策体系 施策の基本的方向 施策の方向 1.子育て支援の推進拠点の充実 Ⅰ 次世代育成支援を推進 する体制づくり 2.次世代育成支援の気運の醸成 1.家庭の教育力の向上 ページ 3.要保護児童対策等の推進 Ⅲ 親子の健康確保 1.保健対策の充実 ① 地域子育て支援センターの機能の充実 ② 育児相談の充実 ① 子育てボランティアの育成 ③ 各種講座、講演会、交流の場の提供について ④ 子育て情報サービスの確立 ② 人材の活用 ③ 地域住民と子どもが気軽に交流できる場づくり 40 ① 地域の子育て支援意識を啓発するシンポジ ウム等の開催 ② 子どもの健全育成活動の推進 ① 子育てしながら働きやすい職場環境づくり 42 ① 家庭教育に関する講座等の充実 ② 家庭教育手帳の配布 ③ 父親への意識啓発 ① 子育て支援センターにおける相談・情報提供 の充実 ① 子育てサークルへの支援 ② 保育園の園庭開放の充実 ① 保育の質の向上と保育施設の整備 ② 延長保育と乳児保育の実施 ① ファミリーサポートセンターの設置推進 ② 緊急サポートネットワーク事業の実施 ① 医療費助成の充実 ② 児童手当の周知徹底 ① 児童虐待防止ネットワークの構築 ② 在宅支援の充実 ① 児童扶養手当の周知徹底 ② 就学援助の充実 ① 障がい児保育の充実 ② 障がい児の早期発見・早期療養の充実 ① 妊産婦保健事業の充実 ② 乳幼児保健事業の充実 ③ 歯科保健事業の充実 ① 乳幼児期からの食育の推進 ② 主任児童委員、民生児童委員の活動の充実 ① 思春期のふれあい体験学習の推進 ② 相談体制の充実 ① 安心できる小児医療体制の充実 ③ 薬物乱用防止対策の推進 ① ② ① ② ③ ① スポーツ少年団活動の充実 リフレッシュ大台学園の充実 安心して遊べる屋内の遊び場の充実 放課後児童クラブへの補助と設置の検討 中学生、高校生の居場所づくりの推進 青少年育成協議会の活動内容の充実 ③ ④ ④ ⑤ 学力の向上 心の教育の推進 総合的な学習の時間の充実 相談体制の充実 ④ ⑤ ⑥ ② (1)地域子育て支援センターの充実 35 (2)地域の人材育成と活用 38 (1)地域住民の意識啓発 39 (2)雇用・就労環境における意識啓発 (1)家庭教育の重要性に関する意識 啓発 (2)相談・情報提供の充実 44 (3)子育ての仲間づくり支援 46 (1)保育サービスの充実 48 Ⅱ 家庭での子育てに対する 2.保育・子育て支援サービスの (2)多様な子育て支援サービスの提供 充実 支援 50 (3)経済的支援の充実 51 (1)児童虐待防止対策等の推進 53 (2)ひとり親家庭の自立支援 55 (3)障がい児施策の推進 57 (1)母子保健サービスの充実 59 (2)食育の推進 64 (3)思春期からの保健対策の充実 66 2.医療体制の充実 68 1.体験・交流活動の推進 70 Ⅳ 地域で取り組む子どもの 2.子どもの居場所づくり 健全育成の推進 72 3.子どもの非行防止の推進 Ⅴ 生きる力を育む教育の 推進 74 ② 多様な働き方の実現 ③ つどいの広場の充実 ④ 読み聞かせの会の活動拡充 ③ 障がい児保育の実施 ③ 一時預かり事業の実施 ③ 保育料の適正化 ③ 子どもの権利の尊重 ③ 一人親家庭等医療費助成の充実 ③ 特別児童扶養手当の周知徹底 ④ 予防接種事業の充実 ⑤ 不妊治療費助成事業の充実 ② 学校給食の充実 ② 救急医療情報システムの活用促進 環境クリーン運動の実施 地域間交流の充実 学校のグランド・体育館の開放の推進 公園の整備と維持管理の充実 ② 非行防止町内パトロールの実施 (1)学力の向上と豊かな心の育成 75 (2)子どもの心のケアの充実 (3)教育環境の充実 77 ① ② ③ ① 78 ① 学校施設等の適切な配置の検討 ② 学校の安全対策の充実 ① ② ① ② ① ③ 保育園と小学校、中学校の連携・交流の推進 1.学校教育の推進 2.学校と地域との連携強化 79 1.外出環境の整備 81 Ⅵ 安心して子育てができる 環境づくり 2.子どもの安全確保 基本事業 (1)交通安全対策の充実 82 (2)防犯対策の充実 83 31 ∼ 32 学校評議員の充実 外部の人材の活用 乳幼児や妊産婦が利用しやすいトイレ等の整備 ユニバーサルデザインの推進 交通安全教育の推進 ① 地域ぐるみの防犯活動 ② 防犯意識の高揚 地域間交流の推進 国際理解教育の推進 情報化に対応した教育の推進 不登校の子どもの支援 ③ 安全な歩道の整備の推進 ② 道路環境の整備 ③ 防犯施設の充実 第3部 各 33 論 34 Ⅰ 次世代育成支援を推進する体制づくり 1.子育て支援の推進拠点の充実 (1)地域子育て支援センターの充実 現状と課題 ①子育て支援センターの機能の充実について 大台地区、宮川地区にそれぞれ1か所設置されていた子育て支援センターを、平成 20 年 4 月よりセンター型の子育て支援センターに移行し、名称を『大台町子育て支援センター』 と改め、2名の職員を配置し事務所を健康ふれあい会館内に設置しました。 宮川子育て支援センターはつどいの広場に移行し、名称を「あっぷっぷ広場」とし、宮川 地域の子育て親子の交流拠点として利用しています。 平成 21 年度に乳幼児が安心して利用することができる施設として、子育て支援センター の改修を実施し、乳幼児用のトイレや相談室等を整備しました。今後は、より多くの児童 や保護者の方々が気楽に利用できる施設にしていく必要があります。 ②育児相談の充実 育児相談については、子育て支援センターや地域に出向いた保育の際に担当者が相談に応 じたり、電話で相談を随時受け付けています。また、子育て支援センターにおいて年 3 回 の予約制で臨床心理士による子育て相談も受け付けています。 今後は、多様な相談に対応できるよう研修会に積極的に参加するとともに、各種相談機関 との連携を図る必要があります。特に、これまで育児相談として主に乳幼児が対象でした が、18 歳までの親子に対する相談も受け付けていることを広く周知していく必要がありま す。 表 相談件数 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 件数 106 件 88 件 87 件 35 ③各種講座、講演会、交流の場の提供について 母親の社会参加や母親自身の資質向上を図るため、親子または親を対象とした年数回の講 演会を開催しています。また、親子のスキンシップ、母子交流、情報交換などを目的とし た連続講座として、リトミック講座、園庭開放などを開催しています。 子育て親子の交流の場として、町内5か所の地区へ地域子育て支援センター職員と子育て ボランティアが出向き、親子の交流や自主サークルの立ち上げ支援を行っています。 表 子育て講座参加者数 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 人数 1,009 人 1,004 人 1,033 人 表 親子ふれあい講座参加人数 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 件数 1,378 件 1,223 件 1,189 件 ④子育て情報サービスの確立 アンケート調査によると、子育て支援センターを「知らない」と回答した人が約2割あり、 また、子育て支援センターを利用しない理由を「自分がサービスの対象者になるのかどう かわからないから」や「サービスの利用方法がわからないから」などと回答し、情報不足 により利用できていないと思われる人が合わせて約2割あります。 情報の提供としては、子育て支援団体からの情報誌の提供、月1回の子育て通信の発行、 広報誌への情報掲載、家庭訪問時に子育て支援センターのパンフレットの配布等を行って います。 36 図 子育て支援センターの利用状況 無効回答 0.2% 図 子育て支援センターを利用しない理由 無回答 1.2% 無回答 1.5% 知らない 17.5% 無効回答 4.9% サービスの内容が 不満だから 1.4% 利用したことがある 35.7% サービスの質に 不安があるから 1.2% 特に理由はない 33.8% 利用したことはない が知っている 45.0% センターまでが 遠いから 3.5% 日程や時間が 合わないから 12.7% 自分がサービスの 対象者になるのかどうか 分からないから 11.3% その他 16.2% 時間がないから 6.1% サービスの利用方法 (手続きなど)が 分からないから 7.8% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 基本事業 ①地域子育て支援センターの機能の充実 地域子育て支援センターにおいて、母子保健事業との連携、育児相談、ふれあい事業、交 流会や研修会などの事業の充実を図ります。 また、専門的な相談や情報提供ができるよう組織の編成と職員の配置を検討します。 ②育児相談の充実 多様な相談に対応できるよう研修会に積極的に参加するとともに、各種相談機関との連携 を図ります。 また、乳幼児だけでなく、18 歳までの親子に対する相談も受け付けていることを広く周知 します。 ③各種講座、講演会、交流の場の提供について 地域の関係機関や子育て活動を行う団体等と連携して、地域に出向きより一層地域のニー ズに対応した活動を行います。 ④子育て情報サービスの確立 子育て支援センターの活動内容について、より多くの方々に利用してもらえるよう情報発 信をするとともに、子育て情報をわかりやすく一元化したガイドブックを作成します。 37 (2)地域の人材育成と活用 現状と課題 子育てボランティアとして、子育て支援センターの託児ボランティアに個人及び団体とし て登録後、講演会や料理教室の際に協力してもらっています。また、ボランティアの人材 を育成するための研修会やボランティア団体の交流会、サポート講座の情報提供等を行っ ています。絵本の読み聞かせの協力ボランティアや緊急ファミリーサポート事業の援助会 員への登録など、子育てサークル活動に対して徐々に子育てボランティアが育ちつつあり ます。 表 ボランティア登録人数 種 別 子育て事業ボランティア 登録人数 21 人 表 協力ボランティア団体と人数 ボランティア団体名 人数 おはなしプーさん 3人 ほほえみサポーターズ 8人 基本事業 ①子育てボランティアの育成 地域に根ざした子育て支援活動を推進するため、子育てボランティア研修への参加をとお して、ボランティアの人材育成に努めます。 ②人材の活用 子育て支援センターが開催する講演会や子育てサークル活動の際に、子育てボランティア として人材の活用をします。 38 2.次世代育成支援の気運の醸成 (1)地域住民の意識啓発 現状と課題 子育て支援意識を啓発するための講演会等を、町PTAと協賛で実施しています。地域全 体で次世代育成支援に取り組むことの重要性を普及するため、今後も継続して実施してい く必要があります。 青少年健全育成推進協議会等を中心とした子どもの健全育成活動は、イベント等により活 動推進を図っています。今後も地域住民の意識啓発として、活動の強化を図る必要があり ます。 本町では、地域で開催されるイベントなどの情報提供を行っており、地区の祭りやイベン ト等への幅広い世代の参加がみられます。また、地域活動等において、地域住民との交流 が行われています。さらに、放課後児童クラブを通して、地域の子どもたちや住民との交 流の場づくり、学校の長期休暇時の交流も実施されています。今後も、地域住民と子ども が気軽に交流できる場づくりに努める必要があります。 基本事業 ①地域の子育て支援意識を啓発するシンポジウム等の開催 町PTAと協賛して、子育て支援意識を啓発するための講演会等を継続して実施します。 ②子どもの健全育成活動の推進 地域住民の意識啓発のため、青少年健全育成協議会等を中心とした子どもの健全育成活動 の強化を図ります。 ③地域住民と子どもが気軽に交流できる場づくり 夏まつり等のイベントや放課後児童クラブの活動において、地域住民と子どもが気軽に交 流できる場づくりに努めます。 39 (2)雇用・就労環境における意識啓発 現状と課題 子どもたちの健全な育成を支え、すべての子育て家庭を支えていくには、家庭、地域、行 政、企業の連携が不可欠であり、体系的な支援策を構築するうえでワーク・ライフ・バラ ンスの推進が求められます。 アンケート調査によると、子育て家庭の 63.6%が共働き家庭、30.4%が片方の親のみ就労家 庭となっています。 『就労希望がありながら、現在、働いていない主な理由』は、 「お母さ ん」では「自分の条件に合う仕事がないから」が 41.2%で最も多くなっており、次いで、 「子育てしながらできる仕事がないから」(29.4%)の順となっています。 『育児休業が十 分にとれなかった、またはとらなかった理由』は「お母さん」の第1位は「就業先に育児 休業制度がないから」 (25.5%) 、第2位は「育児休業をとりにくい雰囲気だから」 (17.3%) となっています。本町では、これまで、企業、会社に働きやすい職場環境となるように努 めてきましたが、今後も、就労関係がよりよい環境となるよう啓発していく必要がありま す。 図 就労希望がありながら、現在、働いていない主な理由 0% お母さん 20% 29.4% 40% 60% 80% 14.7% 41.2% 2.9% 100% 8.8% 2.9% 利用できる保育サービスがないから 子育てしながらできる仕事がないから 自分の条件に合う仕事がないから 家族などの理解が得られないから その他 無回答 次世代育成支援に関するニーズ調査より 40 図 育児休業が十分にとれなかった、またはとらなかった理由 0% お父さん 20% 31.6% 40% 60% 35.4% 80% 100% 0.6% 2.7% 5.3% 13.6% 8.0% 2.7% 0.3% お母さん 10.2% 17.3% 25.5% 12.2% 9.2% 15.3% 10.2% 配偶者が育児休業をとったから 家族が子どもの世話をしてくれたから 育児休業をとりにくい雰囲気だから 就業先に育児休業制度がないから 職場復帰しづらいから 収入を減らしたくないから その他 無効回答 無回答 次世代育成支援に関するニーズ調査より 基本事業 ①子育てしながら働きやすい職場環境づくり 引き続き、子育て家庭に対して、よりよい環境となるよう、職場や事業所に対して啓発し ていきます。 ②多様な働き方の実現 休日保育や延長保育などのニーズ調査を実施し、保護者が安心して仕事をすることができ るよう、労働時間に合わせた特別保育を実施します。 41 Ⅱ 家庭での子育てに対する支援 1.家庭の教育力の向上 (1)家庭教育の重要性に関する意識啓発 現状と課題 家庭教育の意識啓発と知識の普及のため、乳幼児を対象とした家庭教育手帳と、父親を対 象とした父子手帳を母子健康手帳交付時に同時配布しています。また、平成 20 年度から、 子どもこころ家庭相談を年6回開催し、子どもを養育していくことについての悩み等を相 談する機会を設けています。アンケート調査によると、『子育てに関して日常悩んでいる ことや気になること』については、「子どものしつけ方やしかり方がわからないこと」が 前回調査に引き続き上位にあがっており、家庭教育に関する知識の普及と個別支援が今後 も必要です。 父親が遅くまで帰宅できない状況が多い中、母親の負担は大きく、子育てに奮闘する母親 への支援を検討するとともに、父親の育児力をどう支援していくかが今後の課題となって います。 図 子育てに関して日常悩んでいることや気になること 0% 10% 20% 30% 40% 子どもの教育に関すること 35.7% 子どもをしかりすぎているような気がすること 32.3% 子どもとの時間を十分にとれないこと 30.2% 子どものしつけ方やしかり方がわからないこと 30.0% 友達づきあい(いじめ等を含む)に関すること 30.0% 病気や発育、発達に関すること 29.2% 食事や栄養に関すること 28.8% 仕事や自分のやりたいことが十分できないこと 21.1% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 42 基本事業 ①家庭教育に関する講座等の充実 親の子育てに対する責任感を向上するとともに、充実した子育ておよび家庭教育を行える よう、子どもの年齢や地域の状況、社会状況に応じてテーマを設定した、家庭教育に関する 講座の開催等の実施を検討します。 ②家庭教育手帳の配布 子育て家庭に対して、家庭教育の重要性について啓発するとともに、子どもの年齢に応じ た家庭教育に関する知識を普及できるよう、乳幼児を持つ家庭に対して家庭教育手帳を配布 します。 ③父親への意識啓発 父親が子育てや家庭に積極的に参加する意識を高められるよう、父子手帳の配布を行いま す。 また、母親の育児負担を軽減させるため、父親の育児に参加するための講習会や各種イベ ントの開催の検討を進めます。 43 (2)相談・情報提供の充実 現状と課題 大台町子育て支援センターにおいて、子育て相談や子育て支援に関する情報提供や子育て 講座等を実施しています。また、母子保健事業と連携し、赤ちゃん訪問や乳幼児相談、乳 幼児健診、離乳食・幼児食教室、妊婦訪問、妊婦教室等において相談・援助に努めていま す。 アンケート調査によると、『知りたい子育てに関する情報』については、第1位が「病気 や医療施設に関する情報」 (58.1%)、第2位が「子どもを遊ばせる施設の情報」(48.4%)、 第3位が「健康や食生活に関する情報」 (40.4%)となっています。 『子育てに関する情報 の入手先』については、「町の広報やパンフレットから」や「町関係機関から」、 「民生児 童委員から」等からの情報入手が少ないとの結果がでていることから、今後は子育て支援 に関する公的情報の提供方法も検討していく必要があります。 主任児童委員、民生児童委員活動については、母子事業や子育て支援事業への協力、託児 ボランティアを行うとともに、主任児童委員が学校を訪問し、不登校児童相談も行ってい ます。 図 子育てに関する情報の入手先 0% 隣近所の人、知人、友人から 親族(親、兄弟姉妹など)から 保育所、幼稚園、学校から テレビ、ラジオ、新聞から 子育て雑誌から ホームページやメールから 子育てサークルの仲間から 町の広報やパンフレットから 町関係機関から コミュニティー誌から 民生児童委員から その他 情報の入手先がない 情報の入手手段がわからない 無回答 20% 40% 60% 80% 100% 75.7% 66.4% 51.8% 41.6% 25.4% 15.0% 12.7% 11.6% 4.9% 2.7% 0.4% 0.4% 0.4% 0.8% 1.9% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 44 図 知りたい子育てに関する情報 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 病気や医療施設に関する情報 58.1% 48.4% 子どもを遊ばせる施設の情報 健康や食生活に関する情報 40.4% 子ども関連のイベント情報 36.8% 保育サービスに関する情報 17.1% 地域子育て支援センターなどの活動内容 13.1% 子育てサークルに関する情報 その他 無回答 70% 6.3% 1.9% 6.6% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 基本事業 ①子育て支援センターにおける相談・情報提供の充実 育児についての相談や援助の内容を充実させるため保健師等と連携して研修会を実施する とともに、子育て支援に関する公的情報の提供方法について検討します。 ②主任児童委員、民生児童委員の活動の充実 引き続き、育児に悩む保護者を地域で支援するため、主任児童委員、民生児童委員に協力 を依頼するとともに、研修を含めた交流会等を開催し、民生・児童・主任児童委員に理解を 深めていただくよう努めます。 45 (3)子育ての仲間づくり支援 現状と課題 子育て支援サークルの自主的な活動と児童の健全育成を支援するため、平成 21 年度より 子育てサークル支援補助金を交付しています。現在、三瀬谷地区、川添地区、日進地区、 宮川地区で子育てサークルが組織され子育てに関する活動や情報交換が行われています。 今後も、子育てサークルが自主的に事業をすることができるよう支援を継続していく必要 があります。 各保育園では、毎日園庭開放を行い、未就園児とその保護者の交流の場となってきました が、より利用しやすくするため、子育て支援センター主催の園庭解放日を各園において月 1日設置しています。今後も、園庭開放時には利用者が気楽に参加できるように保育園へ の働きかけを行うとともに、園庭開放を利用するためのマニュアルを作成する必要があり ます。 子育て支援センターでは、あっぷっぷ広場や集会所に出向き、親子の交流の場や乳幼児相 談と絵本の読み聞かせ等を開催しています。今後も、身近な地域で乳幼児を持つ親とその 子どもが気軽に集い、交流を図るとともに、子育て経験者等から助言や相談援助を受けら れるように努めていく必要があります。 子育て支援センターが図書館に依頼していた読み聞かせの会が、平成 20 年に放課後子ど もプランの地域アドバイザーとして、自主サークル活動の広場へ派遣されることになりま した。今後も、町内全地区で読み聞かせの会が実施されるよう、活動の拡充に努める必要 があります。 46 基本事業 ①子育てサークルへの支援 子どもの遊び場、母親同士の交流の場として、また、育児不安の軽減が図れるよう子育て サークルの自主的な活動を支援します ②保育園の園庭開放の充実 未就園児とその保護者の交流の場となるよう、保育園自らが園庭開放のPRに努め、利用 を促すとともに、利用マニュアルを作成します。 ③つどいの広場の充実 各地区へ出向き、身近な場所で乳幼児を持つ親とその子どもが気軽に集い、交流を図れる 施設としての「つどいの広場」を充実します。 ④読み聞かせの会の活動の拡充 町内全地区において、読み聞かせの会を実施します。また、子育て支援センターの利用者 に読み聞かせの会を周知するとともに、読み聞かせの会の会員発掘と確保のため、研修など を周知します。 47 2.保育・子育て支援サービスの充実 (1)保育サービスの充実 現状と課題 ①保育の質の向上と保育施設の整備 平成 21 年4月に三瀬谷北保育所と三瀬谷南保育所が統合して三瀬谷保育園が開園し、現 在公立保育園4か所で保育を実施しています。 入所児童数は減少していますが、保育サービスのニーズは多様化しています。施設の老朽 化と特別保育に対応するため、保育園の統廃合を含めた施設の整備を進める必要がありま す。 保育内容を充実させるため、毎年保育士の研修会を実施しています。今後も引き続き、保 育士の資質と専門性の向上を図るために研修の機会を設ける必要があります。 ②延長保育の実施 町内の全保育園では、午前 7 時 30 分から午後 6 時までの長時間保育等を実施し、保育サ ービスの向上に努めています。アンケート調査によると、 『夕方の延長保育の時間帯希望』 については、 「通常の終了時刻でよい」が 40.4%で最も多く、次いで「午後6時まで」が 24.3%、 「午後5時まで」が 18.6%で全体の 83.6%を占めています。 「午後 7 時まで」の延長 保育の希望が 11.8%となっており、延長保育の希望に対応するため実施を検討する必要が あります。 図 夕方の延長保育の時間帯希望 0% 通常の終了時刻でよい 午後5時まで 午後6時まで 午後7時まで 午後8時まで 午後9時まで 午後10時まで 午後10時より後まで その他 無回答 10% 20% 30% 40% 50% 40.7% 18.6% 24.3% 11.8% 1.9% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.7% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 48 ③乳児保育の実施 町内の三瀬谷保育園と宮川保育園で生後6か月から保育園に預かる乳児保育を実施して います。 低年齢児の受け入れは、保護者にとっても今後の就労等に影響があることから、全保育園 で乳児保育が実施できるよう施設整備も含めて検討していく必要があります。 ④障がい児保育の実施 児童の状態や医師の診断書等を確認し関係者と協議しながら、障がいのある児童を保育園 に受け入れており、障がいの具合により加配保育士を配置して障がい児保育を実施してい ます。 基本事業 ①保育の質の向上と保育施設の整備 引き続き、保育士の資質と専門性の向上を図るため、研修会を開催するとともに、講習会 に参加し、質の高い保育を提供します。 また、今後の児童数の推移を見ながら統廃合も含めた保育施設の整備を進めます。 ②延長保育と乳児保育の実施 多様化する保護者のニーズに対応できるよう、アンケート結果をもとに、延長保育や乳幼 児保育の実施に向けて検討します。 また、乳幼児保育については、すべての保育園で乳幼児からの保育が実施できるよう施設 の改修も含めて検討します。 ③障がい児保育の実施 発達障がい等の児童の利用が増えているため、今後も引き続き、障がい児童を受け入れら れるよう加配保育士を確保して保育サービスを充実します。 49 (2)多様な子育て支援サービスの提供 現状と課題 子育て家庭において、冠婚葬祭、保護者の通院、育児による心理的・身体的負担等のため、 一時的に家庭での子育てが困難となることも多く、一時的な預かりに対するニーズは、増 加することが考えられます。緊急の子育て支援ニーズに対応するため、平成 21 年度より、 緊急サポートネットワーク事業を実施し、仕事と育児を両立できる環境の整備に努めてい ます。 町内の全保育園において、保護者の疾病、家族の看護等の理由により一時的に保育が必要 な未就園児童を保育園で預かる一時預かり事業を実施しています。 毎日の生活において仕事や用事などにより、児童の世話ができないときに、保護者にかわ って世話をするファミリーサポートセンターの立ち上げを今後検討し、柔軟な子育て支援 サービスの提供に努める必要があります。 基本事業 ①ファミリーサポートセンターの設置検討 ニーズ調査等を実施し、職員の増員も踏まえて、ファミリーサポートセンターの設置につ いて検討します。 ②緊急サポートネットワーク事業の実施 病児・病後児や緊急時の子育て支援ニーズに対応するため、今後も引き続き、緊急サポー トネットワーク事業を実施します。 ③一時預かり事業の実施 引き続き、保護者の疾病、家族の看護等の理由により一時的に保育が必要な未就園児童を 保育園で預かる一時預かり事業を実施します。 50 (3)経済的支援の充実 現状と課題 アンケート調査によると、 『充実を図ってほしい子育て支援策』については、第2位に「子 どもが医療機関にかかる費用負担を軽減してほしい」があがっています。今後も、子育て 家庭の医療費負担の軽減を図るため、対象年齢の拡大を要望していくとともに、利用手続 きの簡素化を図るため、県に現在の領収証明方式(償還払い)から、現物給付への変更を 要望していく必要があります。 平成 20 年4月の法改正により、児童手当は、生まれた日の翌日から 12 歳になって最初の 3月まで支給されるようになりました。制度については、母子手帳交付と出生届時に「児 童福祉のご案内」を配布し、制度の周知徹底を図ってきました。また、制度改正があった 場合は、受給者に通知するとともに、町ケーブルTV、広報誌などにより周知しています。 今後、制度の変更などが見込まれることから、周知徹底を図っていく必要があります。 アンケート調査による回答で、 「保育所にかかる費用負担を軽減して欲しい」が 24.9%と なっていますが、町村合併時に保育料を決定して以降、保育料の見直しは行っておらず、 国の基準や近隣市町と比較しても保育料は安く、保育料の見直しも検討する必要がありま す。 図 充実を図ってほしい子育て支援策 0% 20% 40% 子連れでも出かけやすく楽しめる場所を増やしてほしい 60% 52.0% 子どもが医療機関にかかる費用負担を軽減してほしい 48.0% 親子が安心して集まれる身近な場、イベントの機会がほし い 30.7% 保育所にかかる費用負担を軽減してほしい 24.9% 残業時間の短縮や休暇の取得促進など、企業に対して 職場環境の改善を働きかけてほしい 14.2% 子育てに関する情報提供を充実させてほしい 12.7% 行政と家庭や地域との連携を強めてほしい 12.1% 保育所の施設を充実させてほしい 11.6% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 51 表 医療費助成の状況(年間) 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 対象者数 429 人 415 人 422 人 421 人 396 人 助成額(年間) 内、町単 13,328,636 円 5,286,306 円 12,535,712 円 5,547,647 円 12,493,931 円 5,904,881 円 10,115,802 円 2,257,761 円 実施中 基本事業 ①医療費助成の充実 少子化対策、子育て世代の家庭の負担軽減を図るため、医療費助成の対象年齢の拡大に努 めます。 ②子育て給付金制度の周知徹底 国による子育て給付金制度の改正があれば、広報活動により制度の周知徹底を図り制度に 沿った支給を行います。 ③保育料の適正化 他市町の保育料と比較し、保護者の負担能力を勘案しながら保育料の見直し及び適正化に ついて検討します。 52 3.要保護児童対策の推進 (1)児童虐待防止対策等の推進 現状と課題 平成 18 年 11 月1日に大台町要保護児童等対策地域協議会設置要綱を施行し、大台町要保 護児童等対策協議会を立ち上げました。児童虐待やDVに対して、防止や発生予防からア フターケアについてのネットワークが構築されたことにより、関係機関および関係団体と 連携をとり、要保護児童およびDVの早期発見や適切な保護を図っています。今後も、保 育園、学校、地域の方々と更なる連携を強化し、虐待防止に努める必要があります。 保健師と子育て支援センターの職員が連携し、児童虐待の発生予防と早期発見のため、家 庭訪問や相談等を実施しています。平成 19 年度からは、児童の養育について支援が必要 でありながら、積極的に自ら支援を求めていくことが困難な家庭を訪問することにより、 安定した児童の養育を可能にすることを目的に、育児支援家庭訪問事業を実施しています。 乳児訪問等で継続した支援が必要と思われる家庭に支援を行っていますが、今後は、妊婦 訪問等で把握した状況も合わせて、より早期に関わりを持てるよう子育て支援センター、 民生児童委員等と連携して実施していく必要があります。 表 支援家庭訪問事業の状況 区 実人数 延べ人数 分 平成 19 年度 平成 20 年度 5人 6人 13 人 19 人 合併後、平成 18 年 12 月 21 日に「人権尊重の町」を宣言し、平成 19 年3月 26 日より、 「大 台町人権尊重のまちづくり条例」の施行に伴い、平成 20 年6月に「大台町人権施策基本 方針」を発効しました。今後も、子どもの権利尊重のため、啓発に努める必要があります。 53 基本事業 ①児童虐待ネットワークの構築 児童虐待やDVを未然に防止するため、関係機関および関係団体との連携をさらに進めま す。また、子育て支援センターの職員として専門知識を有する職員を配置し、児童虐待やD Vについて対応できるよう組織の編成に努めます。 ②在宅支援の充実 児童虐待の発生を防止するために、母子保健サービスや子育てに関する教室、子育て相談 を通じた子どもの養育者へのサービス提供と心のケアを充実していきます。 児童虐待の早期発見のため、関係職員が連携して育児支援家庭訪問事業を実施します。 また、虐待が発生した場合の保護、関係機関や関係者と連携をとり、迅速に対応するよう 努めます。 ③子どもの権利の尊重 引き続き、子どもの権利の尊重のため、 「児童の権利条約」や「大台町人権施策基本方針」 等の啓発に努めます。 54 (2)ひとり親家庭の自立支援 現状と課題 母子家庭に対する児童扶養手当については、離婚届の届け出があった際に制度について説 明し、周知を図ってきました。また、制度改正等があった場合は、受給者に通知するとと もに、町ケーブルTV、広報紙などにより周知しています。今後も、児童扶養手当制度の 周知徹底を図っていく必要があります。 ひとり親家庭等(母子、父子、養育者)に対して、就学および就職の援助費として、支度 金を支給しています。今後も、ひとり親家庭への支援として就学援助を継続する必要があ ります。 本町では、一人親家庭等医療費助成を実施していますが、年々対象人数が増加しています。 今後も、ひとり親家庭の医療費負担の軽減を図るため制度を継続するとともに、利用者の 手続きを簡素化させるため、県に対し現在の領収証明方式(償還払い)から現物給付への 変更を要望していく必要があります。 表 一人親家庭医療費助成対象者の推移 年度 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 親 72 人 74 人 72 人 80 人 子 114 人 124 人 118 人 122 人 計 186 人 198 人 190 人 202 人 表 一人親家庭医療費助成の状況(年間) 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 助成額(年間) 4,006,720 円 4,478,004 円 4,558,465 円 4,810,026 円 内、町単 190,329 円 192,224 円 ※町単による助成は平成 18 年度で終了 55 基本事業 ①児童扶養手当の周知徹底 ひとり親家庭の生活の安定と自立支援を図るため、児童扶養手当の支給を継続します。 また、国で制度改正があればその内容で対応するとともに、広報活動による制度の周知徹 底を図ります。 ②就学援助の充実 ひとり親家庭入学・卒業祝い金支給制度を継続実施するとともに、要保護・準要保護家庭 に対し就学援助費を支給します。 ③一人親家庭等医療費助成の充実 ひとり親家庭の健康と福祉を増進するため、現在実施している事業の手続きの簡素化に努 めます。 56 (3)障がい児施策の推進 現状と課題 平成 21 年度から加配保育士が集まって個別の支援計画の勉強会や情報交換会を設けてい ます。困難事例については、専門家の助言を得ながら支援方法を検討しています。定期的 な勉強会の開催や専門家の助言は適切な支援を行っていくうえで重要であることから、今 後も引き続いて行っていく必要があります。 平成 20 年度より、教育委員会、保育園、保健の代表が「子育て支援チーム」として必要 時に集まり、連携ができるように協議を行っています。事業内容等を検討していく中で、 教育委員会担当者、保育士、保健師が一緒に集まることも増え、連携が密になりました。 今後も継続して事業を行い、途切れのない支援システムの構築を行っていくとともに、チ ームの中で協議され、実施される事業を整理していく中で、庁内での位置づけをしていく 必要があります。 相談体制としては、定期相談のほかに、子どもこころ家庭相談、1歳6か月児・3歳6か 月児健診の幼児相談があります。今後も、さまざまな相談内容に応じ、専門的な支援が受 けられるよう、機会を提供していく必要があります。 20 歳未満の障がい児を養育している家庭への経済的援助として、特別児童扶養手当を支給 しています。今後も制度の周知と利用の促進に努める必要があります。 表 巡回指導の状況(平成 20 年度) 保育園名 日進保育所 川添保育所 三瀬谷北保育所 三瀬谷南保育所 宮川保育園 実人数 延べ人数 2人 4人 3人 4人 2人 4人 2人 4人 2人 4人 表 定期相談の状況 区 分 療育手帳申請 発達相談 57 新規 更新 新規 継続 18 年度 0件 3件 2件 6件 19 年度 2件 1件 9件 2件 20 年度 3件 3件 2件 3件 基本事業 ①障がい児保育の充実 引き続き、加配保育士や関係者が定期的な勉強会の開催や情報交換の場を設定し、障がい 児保育の充実に努めます。 ②障がい児の早期発見・早期療養の充実 障がい児の早期発見と早期療育のため、保健、福祉、教育が連携を図り、途切れのない支 援システムの構築を行うとともに、さまざまな相談内容に応じ、専門的な支援が受けられる よう支援体制を充実します。 ③特別児童扶養手当の周知徹底 特別児童扶養手当の制度の周知と利用の促進に努めます。 58 Ⅲ 親子の健康確保 1.保健対策の充実 (1)母子保健サービスの充実 現状と課題 ①妊婦保健事業 本町では、妊娠期、出産期の母子の健康が確保されるよう、母子健康手帳の交付や、妊婦 教室、妊婦健康診査、妊婦等歯科健康診査、妊婦訪問等の事業を実施しています。平成 20 年度から実施している妊婦訪問については、産前から母親の状態や家族背景等を把握でき、 保健師や子育て支援センター保育士との交流が行えました。今後も、いつでも相談できる という安心を与え、産後の母子へのかかわりをスムーズに行えるよう、事業を継続して実 施していく必要があります。 表 母子健康手帳の交付状況 区 分 平成 18 年度 交付数 71 件 満11週以内の届出率 81.7% 平成 19 年度 85 件 83.5% 平成 20 年度 52 件 84.6% 表 妊婦教室・妊婦訪問の状況(平成 20 年度) 区 分 妊婦教室 妊婦訪問 対象者 33 人 38 人 参加者 17 人 27 人 表 妊婦健康診査の状況 区分 前 期 2回目 3回目 4回目 後 期 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 受診数 受診率 受診数 受診率 受診数 受診率 72 人 98.6% 78 人 96.3% 53 人 100.0% 76 人 93.8% 65 人 95.6% 57 人 93.4% 72 人 96.0% 71 人 92.2% 51 人 100.0% 20 年度は 3 月受診分までの数 表 妊婦等歯科健康診査の状況(平成 20 年度) 区分 妊婦 配偶者 対象者数 34 人 34 人 受診数 8人 2人 受診率 23.0% 5.9% 59 ②乳幼児保健事業 乳児の発育状況や育児環境等を把握し、育児が円滑に行えるようにすることを目的に、生 後2か月前後の乳児と産婦を訪問しています。 母子保健事業や子育て支援センター事業に未来所の親子を訪問することで、子どもの発育 状態や家庭環境が把握することができ、母親との面識もできることから、子育て支援セン ターと連携して幼児訪問を実施しています。 乳児健康診査や1歳6か月児健康診査、3歳6か月児健康診査を実施し、支援の必要があ ると関係者検討で認められた子どもとその保護者を対象に、健診事後教室(おやこくらぶ) を実施しています。町内 4 地区で乳幼児相談を毎月開催し、身体発育や栄養、子育てにつ いてさまざまな支援を行なっています。 表 妊婦・乳児訪問の状況 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 実人数 延べ人数 実人数 延べ人数 実人数 延べ人数 産婦 76 人 78 人 79 人 90 人 54 人 54 人 2か月児 73 人 73 人 72 人 74 人 55 人 55 人 乳児 継続 3人 5人 8人 18 人 3人 4人 区 分 表 乳幼児相談の状況 区 分 日進公民館 健康ふれあい会館 就業改善センター 宮川子育て支援センター 乳児 幼児 乳児 幼児 乳児 幼児 乳児 幼児 平成 18 年度 39 件 71 件 13 件 23 件 51 件 47 件 平成 19 年度 21 件 71 件 87 件 33 件 34 件 63 件 60 件 50 件 平成 20 年度 47 件 60 件 98 件 58 件 29 件 72 件 43 件 102 件 表 乳児健康診査の状況 区 分 4か月 10 か月 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 受診数 受診率 受診数 受診率 受診数 受診率 73 人 100.0% 71 人 95.9% 61 人 95.3% 61 人 91.0% 71 人 94.7% 65 人 92.9% 表 幼児訪問の状況 区 分 保健指導 未来所児 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 実人数 延べ人数 実人数 延べ人数 実人数 延べ人数 1人 6人 13 人 16 人 4人 16 人 39 人 40 人 30 人 30 人 48 人 48 人 60 表 乳幼児健康診査の状況 区 分 受診数 受診率 異常なし 総 要指導 合 要観察 結 要精査 果 要治療 治療観察中 1歳6か月児健康診査 18 年度 19 年度 20 年度 66 人 70 人 65 人 95.7% 98.6% 95.5% 60 人 63 人 69 人 0人 2人 3人 2人 2人 3人 0人 1人 1人 4人 2人 4人 0人 0人 1人 3歳6か月児健康診査 18 年度 19 年度 20 年度 81 人 74 人 73 人 100.0% 94.9% 101.4% 69 人 56 人 53 人 3人 3人 4人 3人 3人 5人 1人 5人 7人 4人 3人 3人 1人 4人 1人 表 健診事後教室(おやこくらぶ)の状況(平成 20 年度) 区 分 参加者数 対象者 5人 参加者 31 人 ③歯科保健事業 歯科保健対策の充実を図るため、2歳6か月児歯科健康診査を変更し、平成 21 年度より 2歳0か月児と2歳6か月の2回の歯科健康診査とフッ素塗布助成を実施しています。ま た、保育園の4・5歳児でフッ化物洗口事業を実施しています。今後も事業を継続し、歯 科保健対策を充実していく必要があります。 表 2歳6か月児歯科健診の状況 区 分 受診数 受診率 むし歯罹患率 1人当たりのむし歯数 平成 平成 平成 18 年度 19 年度 20 年度 58 人 50 人 69 人 68.2% 67.6% 87.2% 34.5% 8.0% 7.4% 1.43 本 0.32 本 0.31 本 平成 20 年度 1歳6か月児健診 3歳6か月児健診 77 人 74 人 97.5% 98.6% 1.3% 45.2% 0.02 本 1.55 本 表 フッ素物洗口事業の実施状況 保育所名 日進保育所 川添保育所 三瀬谷北保育所 三瀬谷南保育所 宮川保育園 平成 19 年度 平成 20 年度 30 18 38 33 35 41 ④予防接種事業 予防接種率の向上を図るため乳児訪問時に説明を行い、追加接種を忘れがちなポリオやD PTは、未接種者へ通知を実施するとともに、MR1 期の対象者には1歳の誕生日前にパ ンフレットを送付し、啓発に努めています。また、平成 20 年から、満1歳に達した日以 61 降から小学校就学前に達する日までの間に、インフルエンザ予防接種を受けた幼児を対象 に、1回 1000 円の助成を2回行っています。日本脳炎は、積極的勧奨を差し控え中のた め、接種率が低くなっています。DPT追加は、Ⅰ期追加接種から1年∼1年6か月後の 間隔で接種することから、忘れている保護者が多く、今後も未接種通知をしていく必要が あります。 表 予防接種事業の状況 区 分 BCG ポリオ DPT MR 日本脳炎 1回 2回 1期1回 1期2回 1期3回 1期追加 1期 2期 初回1回 初回2回 追加 DT2期 3期 4期 日本脳炎 2期 インフルエンザ MR 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 接種者数 接種率 接種者数 接種率 接種者数 接種率 70 人 98.6% 73 人 98.6% 66 人 81.5% 67 人 97.1% 70 人 94.6% 66 人 75.9% 60 人 85.7% 75 人 93.8% 66 人 82.5% 69 人 92.0% 79 人 97.5% 63 人 71.6% 69 人 95.8% 79 人 96.3% 63 人 75.9% 71 人 94.7% 74 人 94.9% 69 人 82.1% 68 人 66.0% 81 人 73.0% 102 人 92.7% 69 人 84.1% 73 人 96.1% 74 人 82.2% 75 人 87.2% 79 人 97.5% 88 人 95.7% 8人 5.5% 84 人 47.2% 51 人 51.0% 3人 12.5% 86 人 92.5% 54 人 45.8% 4人 5.7% 32 人 78.0% 57 人 78.1% 73 人 77.7% 80 人 90.9% 89 人 92.7% 77 人 88.5% 70 人 85.5% 0人 0% 5人 3.0% 5人 2.9% 2,064 人 56.3% 2,095 人 56.8% 2,175 人 58.5% 表 幼児インフルエンザ助成事業の状況(平成 20 年度) 区 分 対象者数 助成者実数 助成延べ数 助成率 人数・件数 447 人 227 人 398 件 50.8% ⑤不妊治療費助成事業 特定不妊治療を受けている方に治療費の一部助成を行っています。所得制限の範囲内で、 三重県では1回の治療につき 15 万円を限度に、大台町では 10 万円を限度に助成を行い、 それぞれ 5 年間実施しています。 表 特定不妊治療費助成事業の状況 年 度 助成件数 平成 18 年度 1件 平成 19 年度 2件 62 平成 20 年度 2件 基本事業 ①妊婦保健事業の充実 妊婦教室は、開催回数や開催日程などを工夫し、どの妊婦も参加しやすくなるよう配慮す るとともに、妊娠中に子どもの発達や生活リズムについて、正しい知識を得て安心して出産・ 子育てができるよう、教室内容の充実を図ります。子育て中の夫婦との交流を通して赤ちゃ んに対するイメージ作りもしていきます。 また、早産や低出生児出産を起こしやすい要因となる歯周疾患を早期発見、早期治療する ため、妊婦等歯科健康診査について、妊婦教室の通知や、2か月児の訪問時に周知し、受診 率の向上を図ります。 妊婦訪問については、いつでも相談できるという安心を与え、産後の母子への関わりをス ムーズに行えるよう継続して実施します。 ②乳幼児保健事業の充実 子育て支援センターと連携し、相談しやすい体制づくりを考えながら、乳幼児健康診査、 産婦・乳児訪問、幼児訪問、乳幼児相談等の各種乳幼児保健事業を継続して実施し、乳幼児 期の疾病の予防・早期発見に努めます。 また、健診事後教室については、保育園と連携をとり、加配保育士にも教室参加をしても らい、子どもの発達や支援方法について確認、検討をします。 ③歯科保健事業の充実 2歳6か月児歯科健診については、より受診しやすいよう実施方法を医療機関委託に変更 し、フッ素塗布も取り入れることで、予防的に歯科医院を受診してもらうとともに、3歳児 にも拡大して実施します。 また、フッ素物洗口事業については、むし歯予防の効果を理解してもらい、学校での実施 に努めるとともに、6歳臼歯むし歯罹患率を追跡調査し、事業の効果を評価し、内容の検討 を進めます。 ④予防接種事業の充実 予防接種率の向上を図るため、乳幼児健診時に予防接種を勧奨するとともに、就学前の未 接種者に対し、個人通知を行い、摂取率の向上に努めます。 ⑤不妊治療費助成事業の充実 広報やケーブルテレビ等で情報提供やリーフレットの配布等を行い、特定不妊治療費助成 事業の周知を図ります。 63 (2)食育の推進 現状と課題 噛まずにいつまでも口に入れている子ども、噛まずに飲み込んでしまう子どもなど、離乳 食から大人の食事に移行するときに、適切な固さや大きさを与えられずに過ごしてしまっ たと考えられる子どもが多くなっています。また、発音が不明瞭な子どもも多く、成長に あった食事を提供できるように支援し、助言していくことがますます重要となっています。 本町では、成長過程にあった食習慣の形成を図るため、離乳食教室及び幼児食教室を実施 するとともに、保育園入園児の食事アンケートによる実態把握や栄養士の保育園訪問、年 長児を対象とした食育講座の開催等、さまざまな事業を展開しています。 食物アレルギーのある子どもの継続したフォローも必要であることから、小中学校の栄養 士と連携をとり、個人カルテを作成し情報の共有に努めています。中学校においては、栄 養教諭による食育学習を実施するとともに、食物アレルギー調査を実施しています。また、 平成 21 年度から、大台町の子どもの食育推進のために、母子∼中学校までの各担当する 栄養士が年2∼3回集まり、会議を開催しています。今後も、さらに食育を推進していく とともに、食物アレルギー児童生徒への対応に努める必要があります。 学校給食については、地産地消を推進しながら米飯給食を宮川小学校で実施してきました。 平成 21 年 4 月からは、大台地区の小学校においても米飯給食を実施しています。また、 現在、中学校は1か所のみで学校給食を実施していますが、今後はすべての中学校での学 校給食の実施が課題となっています。 表 離乳食教室の実施状況 区 分 健康ふれあい会館 生活改善センター 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 実人数 延べ 実人数 延べ 実人数 延べ 34 人 60 人 32 人 69 人 60 人 169 人 16 人 29 人 16 人 24 人 - ※19 年度は宮川福祉センターで実施 表 幼児食教室の実施状況 区 分 実人数 参加者 延べ人数 参加率 平成 18 年度 23 人 36 人 23.5% 平成 19 年度 20 人 26 人 17.9% 64 平成 20 年度 31 人 56 人 27.4% 基本事業 ①乳幼児期からの食育の推進 成長にあった食事を提供できるよう支援し、助言するため、離乳食教室、幼児食教室の開 催など、食育に関するさまざまな事業を今後も継続して実施します。 また、食物アレルギー児童生徒に対応するため、学校栄養教諭等と連携し、情報の共有を 図り、幼児期から小・中学生まで途切れのない支援に努めます。 ②学校給食の充実 すべての中学校で学校給食を実施するとともに、地場産物や郷土に伝わる料理を積極的に 取り入れ、地域の食文化の継承につながるように配慮します。 65 (3)思春期からの保健対策の推進 現状と課題 相手を思いやる意識を高め命の大切さを知るための講演を実施するとともに、地域に住む 赤ちゃんとその母親とのふれあいや、子育ての話を聞くなどの交流を行っています。また、 中学3年生の授業の一環で、生徒が父性、母性意識を高める目的で保育園へ実習に行って います。今後も、さらに学校と協議して内容の充実に努める必要があります。 平成 19 年度から、小学校6年生と中学生を対象に助産師による性教育講演会を実施し、 第2次性徴の変化、男と女の性別の違いを認識させるための講演会を実施しています。 小学校6年生、中学生を対象に、呼吸器科医師により、たばこの害が体にどのような影響 を与えているか等の知識を伝えるとともに、自ら判断して行動できるようにたばこ学習会 を実施しています。毎年1回ずつ学習会を実施しており、子どもたちは喫煙の健康被害を 実感し、喫煙している大人をやめさせたいと強く思うなどの感想が多くなっています。学 習会の追跡調査として、成人式でアンケートを実施したところ、学習会の経験のある成人 はたばこの喫煙率が低下している状況であることから、今後も継続して学習会を行ってい くことが必要です。 各学校では、覚せい剤やシンナーなどの薬物乱用に関する講演会を行っています。薬物乱 用は低年齢化が指摘されていることから、今後も、 「ダメ、ゼッタイ」を合言葉に、啓発 活動を進めることが必要です。 表 性教育講演会の実施状況 学校名 日進小学校 川添小学校 三瀬谷小学校 宮川小学校 大台中学校 宮川中学校 協和中学校 平成 18 年度 1回 1回 − 2回 − 1回 − 平成 19 年度 2回 − 1回 2回 2回 2回 1回 平成 20 年度 2回 1回 2回 2回 1回 2回 1回 平成 19 年度 1回 1回 1回 1回 3回 3回 2回 平成 20 年度 1回 1回 1回 1回 3回 3回 1回 表 たばこ学習会の実施状況 学校名 日進小学校 川添小学校 三瀬谷小学校 宮川小学校 大台中学校 宮川中学校 協和中学校 平成 18 年度 1回 1回 1回 1回 3回 3回 66 基本事業 ①思春期のふれあい体験学習の推進 生命の尊さを理解し、人を思いやる心を学び、将来の父性、母性を育むよう、今後もさら に学校と協議し、保育園での体験学習や、性教育講演会の内容の充実に努めます。 ②相談体制の充実 思春期の児童や保護者の悩みや問題について、気軽に相談できる体制を学校保健と連携し て充実します。 ③薬物乱用防止対策の推進 たばこの害が体にどのような影響を与えているか等の知識を伝えるとともに、自ら判断し て行動できるよう、今後も継続してたばこ学習会を実施します。 覚せい剤やシンナーなどの薬物乱用についての講演会を引き続き開催し、子どもたちが薬 物に手を出さないよう、意識啓発活動を推進します。 67 2.医療体制の充実 現状と課題 本町には、入院施設のある国保報徳病院や、大台厚生病院とともに、内科および小児科、 整形外科の4つの診療所、6つの歯科医療機関があります。アンケート調査によると、 『大 台町が子育てしづらいと考える理由』の第2位に「医療機関が不足している」が挙がって います。町内の医療機関すべてで小児の予防接種に応じてもらっていますが、病気の通院 は町外の小児科が多く、時間をかけて通院しなければならない現状があります。 救急医療情報センターや、休日夜間応急診療所については、母子手帳の交付時に啓発パン フレットを配布するとともに、生後2か月の赤ちゃん訪問でも周知しています。アンケー ト調査によると、『知りたい子育てに関する情報』の第1位が「病気や医療施設に関する 情報」となっており、今後も、医療情報の提供に努める必要があります。 図 大台町が子育てしづらいと考える理由 0% 10% 20% 30% 40% 就労の場が少ない 44.5% 医療機関が不足している 医療機関が不足してい 42.7% 34.5% 遊び場・レジャーが不足している 33.6% 子どもが少ない 日常的な生活サービスが不足している 20.0% 保育サービスが不足している 18.2% 教育機会が不足している 交通の危険が多い 50% 10.9% 6.4% 68 図 知りたい子育てに関する情報 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 病気や医療施設に関する情報 58.1% 48.4% 子どもを遊ばせる施設の情報 健康や食生活に関する情報 40.4% 子ども関連のイベント情報 36.8% 保育サービスに関する情報 17.1% 地域子育て支援センターなどの活動内容 13.1% 子育てサークルに関する情報 その他 70% 6.3% 1.9% 6.6% 無回答 次世代育成支援に関するニーズ調査より 基本事業 ①安心できる小児医療体制の充実 子どもの病気は緊急を要することが多く、いざという時に安心できるよう、 「かかりつけ医」 との連携を促進するとともに、周辺市町や医師会との連携を強化し、休日当番医の周知や小 児救急医療体制の充実・周知に努めます。 ②救急医療情報システムの活用促進 救急医療情報システムの周知を徹底するとともに、利用を促進します。 69 Ⅳ 地域で取り組む子どもの健全育成の推進 1.体験・交流活動の推進 現状と課題 各地区において小中学生を対象に、スポーツ少年団の活動が行われており、指導者の育成 や、スポーツ少年団の経営への助言、活動場所の提供等の支援に努めてきました。今後は、 スポーツ少年団で行う新しいスポーツを開発し、体験させるとともに、地域の指導者の育 成や研修の充実をさらに図り、スポーツ少年団活動の充実に努める必要があります。 「リフレッシュ大台親子学園」については、当初に比べ参加者は年々減少してきています。 講座内容のマンネリ化や、親子の引率が参加条件であることが原因であると思われるため、 新規の各種体験講座の開講や親子以外の参加ができるようにするとともに、「リフレッシ ュ大台学園」に名称を変更して、地域の課題や要望に応じた内容の充実、住民を中心とし た運営委員会を設置しました。 地域の子どもとの交流事業として、各地区において住民が中心となり、野外活動等が行わ れています。今後も、引き続き参加者が主体的に取り組むための行事となるよう、工夫す る必要があります。 毎年、町内全域で一斉にゴミ拾い等の環境美化活動を行う環境クリーン運動を実施してお り、年々参加者が増えてきています。地域全体の環境美化意識を高揚するとともに、子ど もの郷土を愛するこころを育てるため、今後も事業を継続して実施する必要があります。 本町では、町内、町外の子どもたちの文化活動、スポーツ活動による交流が行われていま す。今後も地域間交流の充実に努める必要があります。 70 基本事業 ①スポーツ少年団活動の充実 宮川地域のスポーツクラブと大台地域の地区体育協会の予算面での一本化を図り、両者の 理念的な一体化を進め、スポーツの普及に取り組みます。 ②リフレッシュ大台学園の充実 ニーズにあった幅広く新しい分野の講座を開催し、参加の拡大を図るとともに、家族や地 域のグループ、高齢者との世代間交流を推進します。 ③環境クリーン運動の充実 今後も、町内全域で一斉にゴミ拾い等の環境美化活動を行う環境クリーン運動を継続して 実施し、子どもを含めた地域全体の環境美化意識を高揚するとともに、子どもの郷土を愛す る心を育めるよう努めます。 ④地域間交流の充実 子どもたちの文化活動やスポーツ活動等を通じた他地域の子どもたちとの交流や、他市町 との交流など、地域間交流を継続して推進します。 71 2.子どもの居場所づくり 現状と課題 公共施設を利用した遊び場の提供やスポーツ・文化の教室において、放課後や土日の居場 所づくりを推進しています。児童館等の常設の屋内の遊び場はありませんが、川添地区の 「オアシスかわぞえ」において、小学生が集まり活動する場を提供しています。他の地区 で新規開設を進めましたが、組織としては成り立っておらず、今後は、新規開設を住民主 体とした組織づくりにより推進していく必要があります。 大台町内に小学校が4校あり、そのうち日進小学校区と宮川小学校区において、放課後児 童クラブを公設民営で実施してきました。アンケート調査によると、 『放課後児童クラブ を設置してほしいかどうか』については、 「設置してほしい」が 64.5%を占めています。平 成 21 年度においては、三瀬谷小学校区への放課後児童クラブの開設に向け取り組みを進 めており、保護者との協議により平成 22 年度からの開設が予定されています。 学校のグランドや体育館の開放については、地域住民のスポーツ団体等に、休日、夜間開 放しています。また、学校のグランドについては、放課後の開放を継続して実施していま す。今後も、学校のグランドや体育館の開放を継続し、子どもの遊びやスポーツ、地域住 民のスポーツ活動を支援する必要があります。 アンケート調査によると、 『子どもが遊べる公園等について、日頃感じていること』は、 「近 くに子どもが遊べる適当な公園がない」が挙がっています。屋外の遊び場としては、現在、 「子ども王国」 「健康ふれあいの里」 「大台町B&G海洋センター」等の多目的広場を開放 していますが、今後も、児童が安心して遊ぶことができる公園を整備していく必要があり ます。 図 放課後児童クラブを設置してほしいかどうか 無回答 3.5% わからない 22.0% 設置しなくてもよい 9.9% 設置してほしい 64.5% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 72 図 子どもが遊べる公園等について、日頃感じていること 0% 20% 40% 60% 近くに子どもが遊べる適当な公園がない 56.2% 54.3% 雨の日でも遊べる場所がない 遊具などの種類が充実していない 29.8% 思い切り遊ぶために十分な広さがない 22.0% いつも閑散としていて寂しい感じがする 15.4% 公園に行っても子どもと同じ歳くらいの遊び仲間がいない 公園に行っても子どもと同じ歳くらいの遊び仲 … 11.8% 遊具などの設備が古くて危険である 7.8% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 基本事業 ①安心して遊べる屋内の遊び場の充実 子どもが放課後に集まり活動できる場として、 「オアシス川添」の活動の充実と、新規の支 援グループの育成を図れるよう、公共施設等の空き部屋等を利用した活動の場の提供や相 談・情報提供など支援を充実していきます。 ②放課後児童クラブへの補助と設置の検討 放課後の児童の安全な居場所づくりとともに、保護者が安心して働くことができるよう、 引き続き、学童保育事業に対する補助を行っていきます。 保護者の意向を確認しながら、学童保育未設置の川添小学校区への設置について、協議し ていきます。 ③中学生、高校生の居場所づくりの推進 中学生、高校生の居場所づくりとして、地区の行事などにおいて、中学生や高校生を巻き 込んだ取り組みを推進していきます。 ④学校のグラウンド・体育館の開放の推進 各地区の学校のグラウンドや体育館等を、平日の放課後や休日、夜間等に地域に継続して 開放し、子どもの遊びやスポーツ、地域住民のスポーツ等に積極的に活用していきます。 ⑤公園の整備と維持管理の充実 子どもや親子が安心してのびのびと遊べるよう、 「子ども王国」 「健康ふれあいの里」 「大台 町B&G海洋センター」の多目的広場の開放を継続して実施します。 また、子どもたちが身近な場所で安心して遊べるよう地域住民と協議して新たな公園の整 備を検討します。 73 3.子どもの非行防止の推進 現状と課題 三重県青少年育成市町民会議連絡会(松阪支部連絡会)として県内各市町と情報交換しな がら、町内の地区育成会と連携して子どもの健全育成に努めています。 本町では、警察とタイアップし、非行防止のためのパトロール活動を実施しています。ア ンケート調査によると、 『子どもについて地域の人に望むこと』は、 「危ない目に遭いそう なとき、子どもを助けてほしい」が最も多く、次いで、「いたずらや危険なことをしてい たら、注意してほしい」、 「通園や通学時に安全の確認をしてほしい」の順に挙がっていま す。今後も、非行防止のため町内パトロール活動を継続していく必要があります。 図 子どもについて地域の人に望むこと 0% 20% 40% 60% 危ない目に遭いそうなとき、子どもを助けてほしい 76.5% 通園や通学時に安全の確保をしてほしい 51.4% 特にないがあたたかく見守ってほしい 子育てについて気軽に相談にのってほしい 100% 78.6% いたずらや危険なことをしていたら、注意してほしい 緊急の用事などのときに、子どもを一時的に預かってほ … 緊急の用事などのときに、子どもを一時的に預かってほしい 80% 29.4% 11.0% 4.2% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 基本事業 ①青少年健全育成推進協議会の活動内容の充実 近隣の市町と情報交換して町内の地区育成会を強化します。 ②非行防止町内パトロールの実施 青少年の非行を防止し、適切な指導を行えるよう、青少年健全育成推進協議会を中心に、 非行防止町内パトロールを継続して実施します。 74 Ⅴ 生きる力を育む学校教育の推進 1.学校教育の推進 (1)学力の向上と豊かな心の育成 現状と課題 子どもの学力の向上をめざして、学力調査活用事業(CRT)により児童生徒の学力を把 握し、指導上の課題に取り組んできました。また、TT(チームティーチング)や少人数 授業、補充学習により、個別指導を中心とした取り組みの充実を図るとともに、県教育委 員会主催の各研修会への参加や、各学校での校内研修の実施により、指導方法の研究、改 善を図ってきました。一方、基本的生活習慣が定着していない児童生徒の学力が低い傾向 が見られることから、学校では、基本的生活習慣の定着を目指し、さまざまな取り組みを 実践しています。しかし、十分な成果が得られておらず、今後は、授業改善に取り組んで いくとともに、学校と家庭との連携をより密にしていく必要があります。 宮川小学校での「宮っ子体験活動」をはじめ、各学校において、地域の方を特別講師とし て招き、それぞれ特色のある総合的な学習を実施してきました。今後も、多種多様な知識 を有する外部の人材を活用し、総合的な学習の時間の充実に努める必要があります。 多気郡内の特別支援学級の児童生徒との地域間交流を実施するとともに、クラブ活動を通 じて、交流を行っています。今後も、子どもたちが他地域の方との交流を通じて豊かな心 を養えるよう、地域間交流を推進するとともに、周辺市町との連携、交流を推進する必要 があります。 大台町内の各小学校を国際交流員(CIR)が訪問し、英語や外国の生活・文化などの教 育を実施しています。今後も、子どもの国際理解を深めるため、国際交流員(CIR)に よる活動の充実に努める必要があります。 情報化に対応した教育を推進するため、ICT(学校情報通信技術)研修会等へ積極的に 参加しています。また、小学校においては、2人で1台、中学校については、1人1台の PC配置を実現するとともに、めまぐるしく変化するコンピュータOSに対応しています。 75 基本事業 ①学力の向上 教材開発や授業展開などの授業改善に取り組むとともに、学校と家庭との連携をより密に し、基本的生活習慣の定着を図ることが、学力向上にもつながると考えられるため、家庭学 習や生活習慣のあり方などについて、保護者との協働を図ります。 ②心の教育の推進 子どもの豊かな心を育めるよう、総合的な学習の時間等を利用して、人権教育や道徳教育、 地域教育、世代間交流、福祉や環境美化等の奉仕活動等、地域に根ざした心の教育を推進し ます。 また、人権教育については、町に人権教育相談員を配置し、各学校の巡回指導の充実に努 めます。 ③総合的な学習の時間の充実 今後、総合的な学習の時間をさらに充実させていくために、多種多様な知識を有する外部 の人材を活用し、幅広く展開します。 ④地域間交流の推進 子どもたちが他地域の方との交流を通じて豊かな心を養えるよう、地域間交流を推進する とともに、松阪市、多気町等の周辺市町との連携、交流を推進します。 ⑤国際理解教育の推進 子どもの国際理解を深め国際感覚を養えるよう、国際交流員(CIR)による各小学校を 訪問した活動の充実を図ります。 ⑥情報化に対応した教育の推進 子どもたちの情報活用能力を育成し、効果的に情報機器が活用できるよう、情報教育を推 進します。 76 (2)子どもの心のケアの充実 現状と課題 子どもの心のケアを充実するため、県が任命したスクールカウンセラーを各中学校に配置 しています。平成 21 年からはスクールカウンセラーが日進小学校へも週1回1時間、配 置されました。しかし、枠が少なく十分な対応がとれていない状況です。 不登校、いじめ、暴力行為などの問題行動はなくなりませんが、増加はしておらず、不登 校については、減少しています。奥伊勢適応指導教室は、奥伊勢教育支援センターに名称 を変更、教員を2名配置し、学校訪問、家庭訪問等精力的に活動し、保護者や子どもの指 導・支援を行っています。今後も、学校と奥伊勢教育支援センターとの連携のもと、一人 ひとりに応じた適切な支援に努める必要があります。 基本事業 ①相談体制の充実 子どもの心のケアを充実できるよう、保健室の充実やカウンセラー等の専門家の配置を進 めるとともに、日常的な相談については、個々の教師も可能な限り対応できるよう、教師の 指導能力の研鑽に努めます。 ②不登校の子どもの支援 不登校の子どもを専門的に支援できるよう、学校と奥伊勢教育支援センターとの連携のも と、一人ひとりに応じた適切な対応を推進します。 また、家庭と連携した対応が図れるよう、不登校の子どもを持つ家庭に対する指導・支援 を推進します。 77 (3)教育環境の充実 現状と課題 中学校1校の組合立の解消により、平成 21 年度より小学校4校、中学校3校が町立とし て運営されることになりました。保育園については、統合により平成 21 年度から4園と なっています。耐震対策は、全施設完了したものの、老朽化が進んでいる施設も存在し、 順次改修を進める必要があります。また、少子化により児童数の減少に歯止めがかからな いこともあり、根本的な学校運営の検討も必要になっています。 学校の安全対策として、防犯訓練、火災訓練、防災訓練等を実施するとともに、警備保障 会社に夜間、休日の機械警備を委託しています。また、スクールガードリーダーによる学 校周りの危険箇所の点検、巡視の実施や、青色回転灯装着車等によるパトロールを週4回 実施しています。その他、保育園においては、防災訓練の実施や防犯カメラの設置、警備 システムと緊急通報装置を設置しています。今後は、各小・中学校への防犯カメラの常設 と、女性保育士の多い保育園での不審者対策が必要です。 基本事業 ①学校施設等の適切な配置の検討 少子化により児童、生徒数が減少する中で、組合立の解消により、生徒の半減した施設も あり、加えて施設の老朽化が教育環境の悪化を招く恐れがあることから、子どもたちが充実 した学校教育を受けることができるよう、統廃合も視野に入れた検討を進めます。また、施 設についても、順次必要な部分から改修を進めます。 ②学校の安全対策の充実 子どもたちが安心して学べるよう、各小・中学校への防犯カメラの設置、不審者の侵入を 防ぐための校内の施錠や、部外者への声かけ、校内のインターフォン等による連絡体制の整 備等を推進します。 日頃から防犯マニュアル、防災マニュアルの徹底や防犯・防災訓練、不審者対応の講習等 を通じて、防犯・防災に対する意識を啓発します。 78 2.学校と地域との連携強化 現状と課題 学校と地域との連携を図るため、町内の各学校にそれぞれ3名ずつ学校評議員を設置し、 年3回の会議を開き、地域における学校のあり方など、改善に取り組んできました。今後 も、学校運営に対して地域の意向を反映するとともに、学校と地域の連携を強められるよ う、学校評議委員会の内容の充実を図る必要があります。 本町では、運動会、文化祭をはじめとする、学校行事を通じて、地域の方々との交流に取 り組んでいます。また、地域と連携し生きた教育を推進できるよう、さまざまな知識や経 験を持つ地域の方々を特別講師として招き、各学校で特色のある活動を実施するとともに、 地域に根ざした教育の推進に取り組んでいます。しかし、学校行事等に参加していただけ る地域の方は限られているため、今後は、もっと幅広い方面の方々に参加していただける ように工夫する必要があります。 大台町要保護児童対策地域協議会において、児童虐待等家庭に問題のある子どもの適切な 保護を図っています。また、児童相談所とも連携し対応に努めています。今後も児童虐待 等に迅速かつ的確に対応できるよう、組織の充実と連携を図る必要があります。 保育園から小学校、小学校から中学校へと児童の情報を円滑に伝達するとともに、人権教 育や道徳教育、特別支援教育、地域教育等において一貫した教育が行えるよう、保育園と 小学校、小学校と中学校の連携強化が図られてきました。特に、特別支援教育については、 大台町特別支援教育地域連携協議会が平成 19 年に発足し、途切れのない支援が行えるよ う、保育園、小中学校が連携を図っています。また、保育園、小中学校の子どもたちが、 互いに訪問したり、合同の行事を開催したりする異年齢間交流について、宮川地区で実施 しています。しかし、大台地区での交流が少ないため、今後は、大台地区でもより多くの 交流が持てるよう推進していく必要があります。 79 基本事業 ①学校評議員の充実 学校運営に対して、地域の意向を反映するとともに、学校と地域の連携を強められるよう、 学校評議委員会の内容の充実を図り、地域に根ざした学校運営を行います。 ②外部の人材の活用 地域の多種多様な知識を有する特別講師の充実を図り、地域に応じた教育と交流を推進し ます。 ③保育園と小学校、中学校の連携・交流の推進 保育園から小学校、小学校から中学校への円滑な移行を図るとともに、人権教育や道徳教 育、地域教育等において一貫した教育が行えるよう、保育園、小学校、中学校の連携強化に 努めます。 また、保育園、小学校、中学校の子どもたちが、互いに訪問したり、合同の行事を開催し たりする異年齢間交流をすべての地区で実施できるよう推進します。 80 Ⅵ 安心して子育てができる環境づくり 1.外出環境の整備 現状と課題 公共施設において、乳幼児とその親、妊産婦等の子育て世帯に配慮したトイレや授乳室の 設置を推進しています。今後も引き続き、高齢者や乳幼児が安心して使用できる施設の整 備と環境を整える必要があります。 新設された「宮川福祉センター」 「三瀬谷保育園」ともに、ユニバーサルデザインに配慮 した建物として設計建築されています。今後も新たに整備される公共施設についても、ユ ニバーサルデザインに配慮していく必要があります。 道路環境については、子どもが安心して通行できる歩道の整備を進めていくことが、交通 安全の観点からも重要であるため、今後も順次、歩道の設置や歩道の段差解消を進め、安 全な歩道の整備を推進していく必要があります。 基本事業 ①乳幼児や妊産婦が利用しやすいトイレ等の整備 公共施設において、乳幼児とその親、妊産婦等の子育て世帯に配慮したトイレや授乳室の 設置を推進します。 また、民間施設に対しても、子育て世帯へ配慮したトイレや授乳施設の設置を啓発パンフ レット等により促進するとともに、子育て世帯に対して、それらの施設に関する情報提供を 進められるよう、「子育てバリアフリーマップ」の作成を検討します。 ②ユニバーサルデザインの推進 今後、整備される公共施設について、ユニバーサルデザインに配慮していきます。 ③安全な歩道の整備の推進 徒歩や自転車で町内を移動することども含めた交通弱者の安全を確保するため、必要度に 応じて、順次、歩道の設置や歩道の段差の解消を進めます。 81 2.子どもの安全確保 (1)交通安全対策の充実 現状と課題 道路環境は年々良くなってきていますが、それに伴い、交通量も増えてきています。その ため、交通事故防止のための登下校の指導や、自転車の乗り方に注意を払うよう各学校で 交通安全教室等を実施し、指導するとともに、小学新1年生に黄色帽を配布し、交通安全 教育を行っています。また、地元住民による交通安全ボランティアが組織され、朝の通学 時に子どもたちの交通指導を行うとともに、あんなび探検隊による通学路の安全点検を実 施しています。 乳幼児を養育している親に対しては、チャイルドシートの購入費の一部補助を実施してい ます。今後も、子どもの安全を確保するためには、交通安全意識を高揚するとともに、警 察、PTA、家庭、地域住民等の連携、協力による交通安全対策を推進する必要がありま す。 交通安全施設としては、必要に応じガードレールやカーブミラーの設置をする一方、通学 路の安全を図るため、交通量の多い所の歩道の整備を要望しています。今後も継続して要 望していく必要があります。 基本事業 ①交通安全教育の推進 通学路の点検や校区の危険箇所を把握した街頭指導、登下校指導や交通安全週間中の交通 安全運動等を推進するとともに、警察、交通安全協会、自動車学校等と協力しながら、学校 の総合学習等を利用した交通安全教室、交通安全講習会、親子交通安全教室等を開催します。 また、交通安全意識の啓発を図るため、看板の設置、キャンペーン等の開催、パンフレッ ト、チラシの配布等を実施します。特に家庭への交通安全意識の啓発のため、学校や町の行 事を通してチラシの配布等を進めます。 一方、子育て援助として継続してチャイルドシート購入費の一部を補助していきます。 ②道路環境の整備 子どもが安心して通行できる道路環境にするため、歩道の早期整備を関係機関に引き続き 働きかけるとともに、ガードレール、カーブミラー等の設置を推進します。 82 (2)防犯対策の充実 現状と課題 アンケート調査によると、『子どもについて地域の人に望むこと』は、 「危ない目に遭いそ うなとき、子どもを助けて欲しい」が最も多くなっています。地域住民が一体となって子 どもを犯罪から守るため、子どもたちの安全、安心を確保する連絡会議を発足、必要に応 じて開催し、すぐに対応できる組織体制を構築しました。また、青色回転灯装着車による 巡視や「子ども 110 番の家」の普及、安全マップを作成するなど、地域ぐるみで防犯活動 を推進しています。今後は、緊急対策メールの実施を検討し、情報の共有化を図る必要が あります。 最終的には、自分の身は自分で守ることが必要であることを、子どもたちに認識してもら うため、各学校において、防犯教室等を開催しています。今後も、防犯意識の高揚に努め るとともに、ネットワーク社会が広がるなか、携帯電話、インターネットのフィルタリン グや、家庭での使用約束を勧めるなど、情報セキュリティの大切さを啓発し、ネット犯罪 被害の防止に努める必要があります。 夜間の犯罪や事故を未然に防止するため、町内の随所に、防犯灯が設置されています。ま た、防犯ベルを小学校入学時に全児童に配布するとともに、学校での校内安全点検を実施 しています。今後は、各学校の防犯カメラを設置するなど、さらに防犯施設の充実に努め る必要があります。 図 子どもについて地域の人に望むこと 0% 20% 40% 60% 危ない目に遭いそうなとき、子どもを助けてほしい 76.5% 通園や通学時に安全の確保をしてほしい 51.4% 特にないがあたたかく見守ってほしい 子育てについて気軽に相談にのってほしい 100% 78.6% いたずらや危険なことをしていたら、注意してほしい 緊急の用事などのときに、子どもを一時的に預かってほ … 緊急の用事などのときに、子どもを一時的に預かってほしい 80% 29.4% 11.0% 4.2% 次世代育成支援に関するニーズ調査より 83 基本事業 ①地域ぐるみの防犯活動 情報の共有化を図り、各小中学校において、緊急対策メールを実施するとともに、学校安 全について、保護者や地域の人々との連携を強化します。 また、引き続き、 「子ども 110 番の家」の普及など、子どもの緊急避難場所の確保及び育成 に努める一方、地域住民が一体となって子どもを犯罪から守るため、パトロール等、地域住 民の自主的な防犯活動を支援します。 ②防犯意識の高揚 引き続き、パンフレットやチラシによる広報活動やケーブルテレビの活用などによる防犯 意識の高揚に努めるとともに、ネットワーク社会が広がるなか、携帯電話、インターネット のフィルタリングや、家庭での使用約束を勧めるなど、情報セキュリティの大切さを啓発し、 ネット犯罪被害の防止に努めます。 ③防犯施設の充実 引き続き、夜間における犯罪の発生を抑制し、安心して社会生活が送れるよう、防犯灯の 適正配置と管理を促進する一方、防犯ベルの配布、携帯等、犯罪防止対策を充実します。 84 ■ 保育サービス、子育て支援サービスの目標事業量 実 事業名・事業内容 通常保育事業 項目 定員数 箇所数 特定保育事業 定員数 箇所数 延長保育事業 定員数 箇所数 休日保育事業 定員数 箇所数 病後児保育 定員数 (施設型) 箇所数 子育て短期支援事業 定員数 (ショートステイ) 一時預かり事業 箇所数 定員数 箇所数 放課後児童クラブ 績 目標事業量 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 26 年度 390 人 285 人 290 人 4か所 4か所 4か所 未実施 未実施 未実施 未実施 (入所 283 人) 長時間保育として 長時間保育として 10 時間 30 分実施 10 時間 30 分実施 未実施 未実施 未実施 1人2日 未実施 10 人 1か所 10 人 4か所 10 人 1か所 − − − − − − − − − − 定員数 33 人 30 人 40 人 箇所数 2か所 3か所 3か所 目標事業量の 考え方 児童数は減少 傾向にある が、3歳未満児の保育ニー ズの増加に対し、全保育園 で受け入れを行います。 ニーズに対応できるよう、 サービス実施に向けた検討 を行います。 ニーズに対応できるよう、 サービス実施に向けた検討 を行います。 ニーズに対応できるよう、 サービス実施に向けた検討 を行います。 広域的な行政単位で対応す るか、小児科病院等で実施 していれば委託も検討しま す。 緊急サポートネットワーク 事業で対応することとしま す。 従来からの方式により、保 育園の受け入れ可能な範囲 内で一時預かりを実施しま す。 三瀬谷小学校区での設置を 進めるとともに、川添小学 校区でも検討を行います。 ファミリーサポート 定員数 センター事業 未実施 未実施 1か所 ファミリーサポートセンタ ーの実施に向けて、検討を 行います。 地域子育て支援セン 定員数 ター事業 1か所 1か所 1か所 引き続き、センター型1か 所による子育て支援センタ ーの運営を行います。 1か所 2か所 地域バランスに配慮し、集 いの広場事業 を拡充しま す。 箇所数 箇所数 つどいの広場事業 定員数 箇所数 センター型 1か所 ※各サービスのニーズ量については、ニーズ調査による各サービスの利用希望年齢別発生率に年齢別推 計人口を乗じて算出した。 ※ファミリーサポートセンター事業、地域子育て支援センター事業、つどいの広場事業の推計ニーズ量 は、利用を希望する世帯数(対象年齢の子どもを持つ世帯のみ)を基に推計している。 85 86 参 考 資 料 87 88 1.アンケート調査結果(抜粋) 調査の概要 ■調査目的 本調査は、 「次世代育成支援地域行動計画」後期計画を策定するにあたって、町民の子育 て支援に関する生活実態やニーズ、要望・意見などを把握し、計画策定及び事業量の設定に 反映するための基礎資料とすることを目的に実施したものです。 ■調査の方法 ①調査対象地域 町内全域 ②調査対象者 平成 21 年 4 月1日現在、0∼5歳までの就学前児童(乳幼児)及 び、小学校1∼6年生児童を持つ保護者。 ③調査期間 平成 21 年 5 月∼平成 21 年 6 月 10 日 ④サンプル数 556 人 ⑤有効回収サンプル数 473 人(85.1%) ⑥調査方法 調査票による本人記入方式、就学前児童(乳幼児)を持つ保護者に ついては郵送配付・郵送回収、小学生を持つ保護者については小学 校を通じて配布・郵送回収。 ■注意事項 ① 比率はすべてパーセントで示しましたが、小数点第2位で四捨五入しているため、パー セントの合計が 100.0%にならない場合もあります。 ② 複数回答(複数の選択肢から2つ以上の選択肢を選ぶ方式)の設問の場合、回答は選択 肢ごとの有効回答数に対して、それぞれの割合を示しています。 そのため、合計が 100.0% をこえる場合があります。 ③ 「無回答」は回答していないもの、 「無効回答」は選ぶべき選択肢の数や答え方を間違っ ているなど、集計上有効でない回答を示しています。 ④ 設問中の《N》 (Number of Case)は、有効標本数(集計対象者総数)を示しています。 〔SA〕 (Single Answer)は単数回答、〔MA〕 (Multi Answer)は複数回答をそれぞれ示していま す。 89 1.お子さんとご家族の状況について (1)家族形態《N=473》 (2)就労状況《N=473》 無回答 2.3% その他 1.9% その他 1.1% 三世代家族 32.1% 無回答 4.9% 片方の親のみ就 核家族 63.6% 労 30.4% 両親ともに就労 63.6% (3)年齢 【問1】《N=473》 0% 5% 0歳 10% 15% 8.0% 1歳 11.4% 2歳 16.5% 11.0% 3歳 4歳 15.4% 5歳 13.5% 6歳 17.5% 13.1% 7歳 8歳 17.5% 9歳 12.1% 10歳 17.3% 13.1% 11歳 12歳 無回答 20% 1.5% 0.2% (4)世話を頼める人の存在 【問7】《N=473》 ◇「近くに気軽に頼める人がいる」は約6割 (59.6%)となっており、「気軽ではないが、 特に頼める人は いない 9.5% いざという時に頼める人が近くにいる」 無効回答 0.2% 無回答 0.4% 近くにはいない が、頼める人が いる 7.6% (22.6%)と「近くにはいないが、頼める人 がいる」 (7.6%)を合わせると、緊急時に子 どもを預かってもらえる人は合わせて約9 割を占めています。一方、 「特に頼める人は いない」は約1割(9.5%)となっています。 気軽ではないが、 いざという時に 頼める人が 近くにいる 22.6% 90 近くに気軽に 頼める人がいる 59.6% 2.子育てと仕事の両立について (1)現在、就労していない理由 【問 10―①】《N=お父さん 4、お母さん 109》 0% 20% 40% 60% 80% 100% ◇「お母さん」では「子育てのた めに仕事をやめたから」が お父さん 50.0% 50.0% 45.9%、「結婚にともなう転居な どのために仕事をやめたから」 お母さん 45.9% 28.4% 16.5% 9.2% が 28.4%となっています。 子育てのために仕事をやめたから 結婚にともなう転居などのために仕事をやめたから 上記1、2以外の理由で仕事をやめたから これまでに就労したことがない 無回答 (2)仕事と子育てが両立できる環境が整っていたら、就労を継続していたかどうか 【問 10―②】 《N=お父さん 0、お母さん 50》 0% ◇「お父さん」は該当する方があ 20% りませんでしたが、 「お母さん」 お父さん は、「いずれにしてもやめてい 40% 60% 80% 100% (※「お父さん」は対象者なし) 2.0% た」が 58.0%で最も多く、次い で、 「育児休業制度など、働き続 けられる環境があれば継続して 就労した」が 14.0%、 「保育サー ビスと働き続けられる環境双方 があれば継続して就労した」が 12.0%となっています。 お母さん 4.0% 14.0% 12.0% 8.0% 58.0% 2.0% 保育サービスが充実していれば継続して就労した 育児休業制度など、働き続けられる環境があれば継続して就労した 保育サービスと働き続けられる環境双方があれば継続して就労した 家族の理解など、就労する環境が整っていない いずれにしてもやめていた その他 無効回答 無回答 (3)仕事と子育てが両立させる上で大変だと感じること 【問 14】《N=473》 ◇第1位は「子どもと接する時間が少ない」(56.7%) 、第2位は「子どもの急な病気の時に、代わり に面倒をみる人がいない」 (50.7%)、第3位は「自分の時間が持てない」 (34.7%)となっています。 0% 20% 40% 60% 56.7% 子どもと接する時間が少ない 50.7% 子どもの急な病気の時に、代わりに面倒をみる人がいない 34.7% 自分の時間が持てない 29.6% 子どもの面倒をみなければならない時に、急な残業が入ってしまう 23.5% 職場の理解・協力が得られない 17.1% 睡眠時間が削られる 8.9% 家族の理解・協力が得られない 4.4% その他 5.7% 特にない 無回答 2.1% 91 3.家庭・地域における子育てについて (1)虐待について 【問 18】《N=473》 ◇「そのようなことはない」が 53.9%で最も多 くなっています。一方、 「自分では気づかな 無効回答 0.4% いけどあるかもしれない」は 33.0%と全体の 無回答 2.5% 自分では 気づかないけど あるかもしれない 33.0% 3割を占めており、 「虐待しているのではな いかと不安になることがある」も 7.0%あり ます。 虐待がどんなものか わからない 3.0% そのようなことはない 53.9% 虐待しているのでは ないかと不安になる ことがある (自分はしていない 7.0% が)配偶者(パート ナー)が虐待して いると思う 0.2% (2)悩みの解決方法 【問 20】《N=473》 0% 20% 40% 60% 80% 配偶者に相談する 74.6% 71.5% 友人、職場の人に相談する 67.4% 家族(親、兄弟姉妹など)や親戚に相談する 43.3% 保育士または先生に相談する 19.7% 16.5% 育児書などを見る 保健師、かかりつけの医師など専門家に相談する 地域子育て支援センターに相談する ホームページやメールで相談する 子育てサークルで相談する 役場などの公的機関に相談する 民生児童委員に相談する 自分一人で解決する 相談する人がいないので解決できなくて困っている その他 特に何もしない 無回答 100% 8.0% 7.2% 6.8% 0.8% 0.6% 7.2% 0.6% 0.0% 0.8% 1.7% ◇第1位が「配偶者に相談する」 (74.6%)、第2位が「友人、職場の人に相談する」 (71.5%) 、第3位 が「家族(親、兄弟姉妹など)や親戚に相談する」 (67.4%)となっており、保育士や先生、専門機 関等に相談して悩みを解決するより、身近なところで悩みを解決する方が多くなっています。一方、 「相談する人がいないので解決できずに困っている」方は 0.6%にとどまっています。 92 (3)ファミリーサポートセンターの利用意向 【問 23】《N=473》 0% 20% 40% 27.9% 保護者の病気などの際の預かり 用事などで一時的に外出する場合の預かり 20.5% 急な残業の時の預かり 16.7% 保育所などの開始前・終了後の預かり (送迎含む) 16.5% その他 60% 4.0% 49.9% 特にサービスを利用する希望はない 無回答 5.3% ◇「特にサービスを利用する希望はない」と回答した方が 49.9%と約半数を占めています。希望のあ るものでは、「保護者の病気などの際の預かり」 (27.9%)が最も多く、次いで「用事などで一時的 に外出する場合の預かり」 (20.5%)、 「急な残業の時の預かり」 (16.7%) 、 「保育所などの開始前・終 了後の預かり(送迎含む) 」(16.5%)の順となっています。 (4)大台町の子育てのしやすさ 【問 30】《N=473》 ◇「とても子育てしやすい」 (10.1%)と「どち らかといえば子育てしやすい」(41.2%)を とても子育て しづらい 3.0% 合わせた「子育てしやすい」と感じている 方はほぼ半数(51.3%)を占めています。一 方、「どちらかといえば子育てしづらい」 無回答 1.5% とても子育て しやすい 10.1% どちらかといえば 子育てしづらい 20.3% (20.3%)と「とても子育てしづらい」 (3.0%) を合わせた「子育てしにくい」と感じてい る方は約2割(23.3%)あります。 どちらとも言えない 23.9% 93 どちらかといえば 子育てしやすい 41.2% 4.保育状況と保育希望について (1)平日の保育状況 【問 36―①】《N=358》 その他 0.6% 町外の幼稚園に 通っている 0.0% ◇「保育所に通っている」が 64.5%と6割以上 を占めています。また、 「家庭で保護者がみ 無効回答 0.6% 無回答 3.1% 家庭で保護者が みている 27.1% ている」は 27.1%となっています。 同居家族がみている 3.1% 同居していない 親戚などがみている 1.1% 保育所に通っている 64.5% 友人・知人などが みている 0.0% 無効回答 無回答 5.3% 0.8% (2)利用したいサービス 【問 36―②】《N=358》 ◇第1位が「保育所」でほぼ半数(50.3%)を 占めています。第2位が「幼稚園」(7.3%)、 どれも必要ない 20.4% 第3位が「その他保育施設」(4.2%)となって 保育所 (認可外保育所 は除く) 50.3% その他 2.5% います。一方、 「どれも必要ない」は全体の ファミリーサポート センター 5.0% ベビーシッター /家政婦 1.7% 約2割(20.4%)を占めています 保育ママ 2.5% 幼稚園 7.3% その他保育施設 (認可外保育所、 事業所内保育所 など) 4.2% (3)子どもを預けたい理由 【問 40】《N=259》 ◇「現在就労している」が 51.0%で最も 多く、次いで、 「子どもに、集団生活 現在預けておらず、 今後も預けたいとは 思わない 2.3% のなかで社会性を身につけさせたい」 (14.7%)、「そのうち就労したいと考 えている」(13.1%)、 「就労予定がある、 または休職中である」(5.0%)の順とな っています。 その他 0.8% 無効回答 3.5% 無回答 7.3% 子どもに、集団生活の なかで社会性を身に つけさせたい 14.7% 学生である、または 就学したい 0.0% 現在就労している 51.0% 保護者が病気や障害を 持っている 0.4% 家族・親戚などを介護 しなければならない 0.4% 就労していないが、 利用したい 1.5% そのうち就労したいと 考えている 13.1% 94 就労予定がある、 または求職中である 5.0% 5.一時預かり等について (1)病気で保育所、幼稚園、その他保育施設等を休まなければならなかった場合 【問 41】 ◇「あった」が 87.2%で、対処方法は、 「父親または母親が仕事を休んだ」が 66.3%で最も多く、次い で「就労していない同居者(父母や祖父母など)が自宅でみた」が 43.6%で続いています。 ■休まなければならなかったことの有無《N=187》 なかった 11.8% ■対処方法《N=163》 無回答 1.1% 0% 20% 40% 60% 66.3% 父親または母親が仕事を休んだ 43.6% 就労していない同居者(父母や祖父母など)が自宅でみた 11.7% 親戚や知人にみてもらった 0.0% 保育サービス(施設での預かりやベビーシッターなど)を利用した 6.1% 子ども連れで出社、仕事をした(在宅勤務を含む) 子どもだけで留守番をさせた 1.2% その他 1.8% 無回答 1.2% あった 87.2% 80% (2)子どもを誰かに預けてリフレッシュしたいと思うことがあるかどうか【問 53、問 54―②】 ◇「ある」は 60.2%、 「ない」は 34.7%となっています。 ◇『預けたい理由』については、 「自分の趣味や習い事の時間が取れないから」が 25.0%で最も多く、 次いで、 「子育ての精神的負担が大きいから」(20.5%)、 「家事などに必要な時間が取れないから」 (14.1%)、 「子育ての肉体的負担が大きいから」 (9.6%)の順となっています。 ■子どもを誰かに預けてリフレッシュしたい と思うことの有無《N=259》 ■預けたい理由《N=156》 無効回答 2.6% 無回答 5.0% 無回答 3.8% 特に理由はない 12.2% ない 34.7% その他 12.2% 子育ての肉体的 負担が大きいから 9.6% 子育ての精神的 負担が大きいから 20.5% ある 60.2% 自分の趣味や 習い事の時間が 取れないから 25.0% 95 家事などに必要な 時間が取れないから 14.1% 2.計画の策定体制と策定経過 (1)大台町次世代育成支援対策地域行動計画策定委員会設置要綱 (設置) 第1条 次世代育成支援対策推進法(平成 15 年法律第 120 号。以下「法」という。 )第 8 条の規 定に基づく大台町次世代育成支援対策地域行動計画(以下「行動計画」という。)を策 定するため、大台町次世代育成支援対策地域行動計画策定委員会(以下「策定委員会」 という。)を設置する。 (庶掌事務) 第2条 策定委員会は、行動計画の推進に関する事項について審議し、意見を述べ助言を行なう。 (組織) 第3条 策定委員会は、委員 20 人以内の委員をもって組織する。 2 委員は、次の各号に掲げる者のうちから町長が委嘱する。 (1) 子育て支援に関する者 (2) 福祉、保健、医療又は教育等次世代支援に関する者 (3) その他町長が必要と認める者 (任期) 第4条 委員の任期は、委嘱の日から町長に答申する日までとする。 2 任期途中における後任者は、前任者の残任期間とする。 (役員) 第5条 策定委員会に委員長及び副委員長を各 1 名おく。 2 委員長及び副委員長は、委員の内から互選によりこれを定める。 3 4 委員長は、策定委員会を代表し、会務を総理する。 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき又は委員長が欠けたときは、そ の職務を代理する。 (会議) 第6条 策定委員会の会議は、必要の都度委員長が招集し、委員長が議長となる。 2 策定委員会の会議は、委員の過半数以上が出席しなければ開くことができない。 3 策定委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは委員長の決するとこ ろによる。 4 策定委員会の会議は、必要に応じ委員以外の者から意見を求めることができる。 (庶務) 第7条 策定委員会の庶務は、町民福祉課において処理をする。 (雑則) 第8条 この要綱に定めるほか、策定委員会に関し必要な事項は、町長が定める。 (附則) この要綱は、交付の日から施行する。 (附則) この要綱は、平成 21 年7月1日から施行する。 96 (2)大台町次世代育成支援対策地域行動計画策定委員会名簿 所属団体等 氏 名 民生・児童委員(会長) 滝谷君代 主任児童委員 林 校長会代表 吉田國重 小学校 PTA 代表 小林正明 保育園保護者会代表 西村民幸 放課後子どもプラン・ コーディネーター 幸子 山口恵照 学童保育指導員 中西由江 学童保育指導員 稲垣元美 子育てサークル代表 小嶋純子 保育所代表 玉丸智子 保健師 西山雅予 保健師 上瀬千穂 子育て支援センター 中井文子 子育て支援センター 西田貴子 教育委員会 岡村隆弘 町民福祉課 中井辰徳 事務局 町民福祉課長 尾田秀樹 町民福祉課 湯谷静也 97 備 考 (3)策定委員会の開催状況 第1回委員会 日 時 平成 21 年 7 月 31 日 会 場 大台町役場 検討内容 19:00∼ 2 階会議室 行動計画策定委員の委嘱状の交付 後期計画の策定について(説明) 第2回委員会 日 時 平成 21 年 11 月 19 日 会 場 大台町役場 検討内容 19:00∼ 2 階会議室 アンケート集計結果の説明 各事業の現状と課題について(報告) 第3回委員会 日 時 平成 22 年 2 月 9 日 会 場 大台町役場 検討内容 19:00∼ 2 階会議室 行動計画の素案について 基本事業についての協議 98 3.用語解説 ア行 ICT 情報通信技術(Information and Communications Technology)のこと。文部科学省による学 校施設改善事業の一つで、学校ICT環境整備事業補助金等を指す。全国の小学校、中学校、高 等学校等における教育用及び校務用のパソコン、校内LANの設備など、学校のICT環境の整 備を行うこと。また、そうした環境の活用等により、わかりやすい授業の実現と、子どもたちの 情報活用能力の育成を図る。 育児休業制度 仕事と育児の両立を支援するため、平成4年施行の育児休業法で定められた制度。1歳未満の 子どもを養育する勤労者は、男女を問わず休業できる。男性の場合、配偶者が専業主婦の場合や 産後休業中である場合も、少なくとも産後8週間までは育児休業を取得でき、育児休業取得を理 由とした解雇や不利な取り扱いなどは禁止されている。平成7年の法改正で介護休業も追加され、 育児・介護休業法となった。平成 14 年には、小学校就学前の子どもの病気のための看護休暇制 度等も盛り込まれた。次世代育成支援を進めていく上でも大きな課題となっている育児や介護を 行う労働者の仕事と家庭との両立をより一層推進するために、育児・介護休業法が改正され、平 成 17 年4月1日から施行された。 一時預かり事業 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児または幼児について、主として昼 間、保育所その他の場所において、一時的に預かり、必要な保護を行う事業(特定の乳幼児のみ を対象とするものを除く) 。 MR 従来の麻疹(Measles)・風疹(Rubella)ワクチンを混合したワクチン。 延長保育 保護者の就労形態の多様化に対応するため、保育所の通常開所時間の 11 時間を超えてさらに 概ね 30 分以上を延長して行う保育。 園庭開放 子どもへの遊び場の提供や、未就園児の子育て支援、保護者同士の交流の促進のため、時間を 定めて保育所の園庭を開放するもの。 99 カ行 学力調査活用事業(CRT) 国が全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から各地域における児童生徒 の学力や学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検 証し、その改善を図るために実施する学力調査。 学校評議委員会 平成 12 年度から導入された学校評議員制度にもとづき設置される会議。 学校評議員制度 地域や社会に開かれた学校づくりを推進する観点から、学校運営に関して保護者や地域の意向 を把握・反映するため、学校外の意見を校長が聞けるよう平成 12 年度から導入された制度。 家庭教育手帳 子育てやしつけのヒントについて漫画やイラストを使ってわかりやすく解説したもので、子ど もの発達段階に応じて、3種類に分かれている。 加配保育士 障がい児3人につき保育士1名、障がい児1人につき保育士1人など、自治体によって基準が 異なり、また、障がい児保育を行っている保育所とそうでない所とでは、保育士の人数が異なる。 これを「加配保育士」と言う。 休日保育 日曜、祝祭日に働いている保護者に対応するため、休日に子どもを預かる保育。 緊急サポートネットワーク事業 病児・病後児(回復期)の預かりなどの援助を受けたい勤労者と、援助を行いたい看護師・保育 士などの有資格者が会員となり、育児について助け合う事業。 現物給付 公的医療保険では、被保険者が病気になったときに医療機関で、お金ではなく医療サービス(現 物)が給付される。これを現物給付という。これは窓口負担(健保、国保ともに3割負担)を払 えば、いつでもどこでも医療が受けられることを保障するもの。 合計特殊出生率 15∼49 歳までの女子の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性がその年次の年齢別出生率 で一生の間に子どもを生むとした場合の子どもの数を指す。人口を維持するためには、2.08 が必 要とされている。 100 コーホート変化率法 同年(または同期間)に出生した集団ごとの 5 年間の人口増減を変化率としてとらえ、その率 が将来も大きく変化しないものと推計し、0∼4 歳の子ども人口は、15∼49 歳女子人口との比率 により推計する方法。 国際交流員(CIR) CIR(Coordinator for International Relations)は、地方公共団体の国際交流担当部局 で国際交流活動に従事する。CIRの他に、SEA(Sports Exchange Advisor)という、スポ ーツを通じた国際交流を行うスポーツ国際交流員もある。 子育てサークル 子育て中の保護者たちが地域子育て支援センターや公民館、児童館などに集まって、親子で自 由に遊んだり、情報交換をしたり、子育てについての悩みなどを相談しあったりして活動してい るグループのこと。 子育て短期支援事業(ショートステイ事業) 保護者が病気や出産、冠婚葬祭、出張等の用事があるときに、児童養護施設等で子どもを泊ま りがけで預かる事業。 子育てバリアフリーマップ 遊び場や施設における授乳コーナーやトイレ等の整備、一時預かりサービスの有無などを地域 単位で調査し、地図上に記したもの。 「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議 「 『子どもと家族を応援する日本』重点戦略の策定方針について」(平成 19 年 2 月 6 日少子化 社会対策会議決定)に基づき、基本戦略、働き方の改革、地域・家族の再生、少子化社会対策大 綱等の点検・評価といった事項を検討させるため、開催された会議。 こども 110 番の家 子どもたちが登下校時や塾の行き帰り、また公園等で遊んでいる時などに危険な目に遭った場 合に避難できる場所。住宅や商店、事務所等が指定を受ける。 サ行 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章及び「仕事と生活の調和推進のための行動指針」 憲章は、国民的な取り組みの大きな方向性を示すもので、今なぜ仕事と生活の調和が必要か、 それが実現した社会の姿、関係者が果たすべき役割をわかりやすく示している。行動指針は、企 業や働く者の効果的な取組、国や地方公共団体の施策の方針を示すもので、社会全体の目標とし て年齢階層別就業率、年次有給休暇取得率、第1子出産前後の女性の就業継続率など、14 の数値 目標を設定している。 101 次世代育成支援対策推進法 我が国における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化にともない、次 代の社会を担う子どもが健やかに生まれ育成される環境の整備を図ることを目的として、 平成 15 年7月9日に成立し、同年7月 16 日に公布された法律(平成 15 年法律第 120 号)。 児童館 児童福祉法第 40 条に定められた「児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、または情 操をゆたかにすることを目的とする」児童福祉施設。 児童虐待 親や親に代わる保護者によって 18 歳未満の子どもに加えられた行為で、子どもの心身を傷つ け、健やかな成長・発達を損なう行為をいう。身体的暴力をともなわない心理的虐待(子どもの 人格をはずかしめるような暴言や差別など)や、養育や保護の怠慢・拒否(ネグレクト)といっ た行為も含まれる。 児童相談所 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 15 条の規定に基づいて都道府県に設置される児童福 祉のための専門機関。18 歳に満たないすべての児童を対象に、あらゆる指導や援助、相談等を行 う。 児童手当 児童の養育にともなう家計負担の軽減を目的に国が支給する手当。児童の数・年齢および養育 者の所得が給付要件となる。 児童扶養手当 児童扶養手当法に基づき、父親と生計を異にする児童の母または養育者に対して国が支給する 手当。 社会動態 一定期間における転入・転出にともなう人口の動き。 償還払い 利用者が費用の全額をサービス提供事業者にいったん支払い、その後、申請を行い保険者であ る市区町村から、その費用の9割分の現金の償還(払い戻し)を受けること。 食育 自分の健康を保つための栄養バランスがとれた食事なのかを判断できる知識や、正しい味覚を 育て、食材が本来もっている味をおいしいと評価できる能力を身に付ける教育。 スクールガードリーダー 学校や子どもの安全を確保するために組織された防犯ボランティア(本校下校時パトロール) に対し、よりよい防犯活動を行うための指導、援助、評価をする人。 102 タ行 地域子育て支援センター 地域全体で子育てを支援する基盤の形成を図るため、子育て家庭の支援活動の企画、調整、実 施を担当する職員を配置し、子育て家庭等に対する育児不安等についての指導、子育てサークル 等への支援などを通して、地域の子育て家庭に対する育児支援を行う地域の子育て拠点施設(主 に就学前児童を持つ親とその子どもが対象) 。 地産地消 「地域生産・地域消費」を略した言葉で、地域で生産された食材をその地域で消費するという 意味。 TT(チームティーチング) 複数の教師が生徒を教える授業形態のことをいう。1人の教師が全体を教えている間、もう1 人の教師が机間巡視をして個別指導を行ったり、対談形式の授業を展開したりできるところが長 所といわれている。 つどいの広場 公共施設の空きスペース、空き店舗、公民館等を利用して、主に乳幼児を持つ親が気軽に集い、 語り合える機会を提供する。 (主に0∼3歳の児童を持つ親とその子どもが対象) DPT DPTとは、3種混合ワクチンのことで、D:diphtheria ジフテリア、P:pertussis 百日ぜ き、T:tetanus 破傷風の3つの英語の頭文字をとってDPTとしている。 DV(ドメスティック・バイオレンス) 夫婦間・パートナー間の暴力。 特別児童扶養手当 精神または身体が障がいの状態(政令で定める程度以上)にある 20 歳未満の児童について、 児童の福祉の増進を図ることを目的として手当を支給する制度。 ハ行 発達障がい 発達障害者支援法では自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、 注意欠陥多動性障がいなどの脳機能の障がいで通常低年齢において発現するものとして政令で 定めるものとされている(発達障害者支援法第2条) 。 ファミリーサポートセンター 地域において、育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、育児や介護につい て助け合う会員組織。 103 フィルタリング インターネットにおける有害サイトへのアクセスを制限するサービスのこと。 フレックスタイム 労働基準法第 32 条の3の規定に基づき、出・退勤の時間を、個々の労働者が自主的に決定で きる制度。 放課後児童クラブ 近年、核家族化、都市化の進展や女性の就労の一般化などを踏まえ、昼間保護者のいない家庭 の小学校低学年児童に対し、児童館を活用するほか保育所や学校の余裕教室、団地の集会室など 身近な社会資源を利用し、放課後において、遊びを通じて、その発達を促すことにより、児童の 健全育成の向上を図るとともに、子育てと就労の両立を支援するもの。 マ行 民生児童委員・主任児童委員 民生委員法により、厚生労働大臣と県知事から委嘱を受けた民間奉仕家。各地区の住民福祉向 上のため、様々な福祉活動を行い、行政とのパイプ役を果たしている。児童委員は、児童や妊産 婦の福祉に関して援助や指導を行うもの。民生委員が児童委員を兼ねることになっている。さら に、民生児童委員の中から、児童福祉に関する事項を専門的に担当する主任児童委員がある。 ヤ行 ユニバーサルデザイン ユニバーサル=普遍的な、全体の、という言葉が示しているように、「すべての人のためのデ ザイン」を意味し、年齢や障がいの有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用 可能であるようにデザインすること。 要保護児童対策 保護者のない児童または保護者に監護させることが不適当であると認められる児童。 104 大台町 次世代育成支援地域行動計画 後期計画 発行年月/平成 22 年 3 月 発 行/大台町 編 集/大台町 町民福祉課 〒519-2404 三重県多気郡大台町佐原 750 番地 電話 0598-82-3783 ファクス 0598-82-2202 E-mail [email protected]
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