(善通 善通寺病 寺病院) )

平
平成25年
年度
独立行政
独
政法人国立
国立病院機
機構
(善通
善通寺病
寺病院)
)
〒765-8507
香川 県 善 通 寺市 仙 遊 町 2 丁 目 1 番1 号
TEL: 0877-62-2211
FAX
X: 0877-63-1601
URL: http://www.hospp.go.jp/~z
zentuujh/
病院紹介
(1) 急性期型
型の総合病院
院で,香川県
県西部地区の
の中核医療機
機関としての
の役割を果た
たしていま
す。
ける循環器病
病の基幹医療
療施設(地方
方循環器病センター),消化器病,がん,骨・
(2) 四国におけ
運動器疾患
患等について
ての専門医療
療施設として,国から指定を受け
けています。
広域救護病院
院として,救
救急医療を 24 時間体制
制で受け入れ
れています。
。
(3) 香川県の広
拠点病院とし
しての機能を
を備えています。
(4) 国の災害拠
立病院機構 140 病院の うちの1つで,各機構病
病院および 5つのナショナルセン
ン
(5) 全国の国立
ター(がん
んセンター,循環器病セ
センター,国
国際医療センター,精神
神神経セン
ンター,成育
育
医療センタ
ター)と密接
接な連携を持
持っています。
部を有し,循
循環器病を中
中心とする臨床研究に精力的に取
取り組んでい
います。
(6) 臨床研究部
*
香
香川小児病
病院との統合
合新病院が平
平成 26 年 4 月に完成す
する予定です
す(当院敷地
地内)
1
病院概要
(数値は
は23年度実績)
病床
床数
251床 (一般 245床、
、ICU 6床) 標榜
榜診療科
内科、精神
神科、神経科、消
消化器科、循環器
器科内科、小児
児科、外科、整形
形外科、脳神経外
外科、
呼吸器外科、心臓血管外
外科、皮膚科、泌
泌尿器科、婦人科
科、眼科、耳鼻咽
咽喉科、
テーション科、放射
射線科、麻酔科
科
リハビリテ
1日
日平均患者数
救急
急医療
年間
間手術件数
【入院】
195.3 人
【外来】
445.4 人
受入件数】
【救急車受
1,418 件
【救急患者
者件数】
7,226 件
【整形外科
科】
844 件
【外科】
279 件
【心臓血管
管外科】
252 件
【眼科】
382 件
【その他】
年間
間検査件数
732 件
【CT】
6,640 件
【MRI】
3,369 件
検査】
【核医学検
1,022 件
【超音波検
検査】
5,633 件
【心臓カテ
テーテル検査】
360 件
【内視鏡検
検査】
204 件
【消化器造
造影】
700 件
高度
度医療
冠動脈カテ
テーテル治療、大
大動脈瘤ステン
ント治療
主な
な診断・治療機器
器
MRI措置(1.5テスラ)、 CT装置(64列マ
マルチスライス) 、血管連続撮影
影装置
メラ、リニアック治
治療装置、超音波
波診断装置、多機
機能乳房X線撮影
影装置
ガンマカメ
骨密度測定装置、血液透
透析装置、尿管結
結石破壊装置 等
学会
会等の施設認定
定
療科別
【診療
【専門医施
施設認定】
日本消化器
器外科学会、日本眼科学会、日
日本整形外科学会
会
日本泌尿器
器科学会、日本循環器学会、日
日本超音波学会
日本呼吸器
器科学会、日本耳鼻咽喉科学会
会、日本医学放射
射線学会
【認定医研
研修施設】
日本外科学
学会、日本整形
形外科学会、日本
本小児科学会
日本プライ
イマリケア学会、 日本核医学学会
会
【認定医制
制度認定施設】
日本胸部外
外科学会、日本消化器病学会、日本透析医学学
学会
日本内科学
学会、日本気管支学会、日本呼
呼吸器学会、日本
本病理学会
【卒後研修
修指導施設】
婦人科学会
日本産科婦
医師
師数】
2
研修概要
1.臨床研修プログラムの特徴
・当院の研修プログラムは,医師が患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を習
得し,かつ医師としての資質の育成と向上を図ることを目標としています。
・当院が基幹型研修病院として内科,外科、救急、麻酔科および選択科の研修を担当し、選
択必修の小児科、産婦人科、精神科および必修の地域医療の研修施設として国立病院機構香
川小児病院、香川県立丸亀病院、大杉脳神経外科病院に協力を依頼し,中身の濃い研修を実
施できるよう配慮しています。
・経験豊かな責任指導医が、豊富な症例を背景に,国立病院機構における横の連携を生かし
て,指導を行います。
・中規模病院の利点として診療科間の垣根が低く,医師間およびコメディカルとの連携がス
ムーズであり,家族的で働きやすい雰囲気を有しています。
2.研修指導体制
【研修指導責任者】
・ 藤内
武春
院長(S57 卒、研修管理委員会委員長)
【プログラム責任者】
・ 福田
信夫
臨床研究部長(S50 卒、日本循環器学会専門医、日本超音波医学会指導
医、日本内科学会認定医・指導医)
【内科系指導医】
・ 林
亨
消化器内科医長(S62 卒、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視学
会専門医、日本消化器がん検診学会認定医)
・ 手束 一博 内科医長(S63 卒、日本消化器内視鏡学会専門医)
・ 吉田 和矢 内科医長(H9 卒,日本内科学会認定医・専門医・指導医,日本糖尿病
学会専門医・指導医)
・ 大野 孔文 循環器内科医長(H15 卒,日本内科学会認定医,日本循環器学会専門医)
【外科系指導医】
・ 梶川 愛一郎 診療部長(S58 卒、日本外科学会指導医・専門医)
・ 藤内 武春 副院長(S57 卒、日本整形外科学会専門医、日本リハビリテーション学会認定医)
・ 下江 安司 診療部長(S63 卒,日本胸部外科学会認定医,日本心臓血管外科学会専
門医,腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医)
【救急部門指導医】
・ 安田 理
心臓血管外科医長(H5 卒、日本救急医学会認定医・専門医)
診療に精通した経験豊かな指導医(上記)および上級医が密接に連携,協力しながら,屋
根瓦形式あるいはマンツーマン形式で指導します。
3
3.研
研修内容
各診
診療科の研
研修では,幅
幅広い分野の
の入院患者 5~7 名の担当医として ,主治医である上級医
医
とともに診療に
に当たり,ま
また各種検査
査(心エコー
ー,腹部エコ
コー,消化管
管内視鏡,胃
胃腸透視な
ど)を体験することにより,基本的な
な治療法や手
手技等を習得
得します。外
外科研修では
は,毎日,
担当患者の手術
術に助手とし
して直接加わ
わります。救
救急部門につ
ついては,手
手術室におい
いて挿管や
麻酔管理を経験
験するととも
もに,研修期
期間を通じて
て日中の救急
急対応および
び夜間の当直
直研修など
を行います。
その他に,2 年間の研修期
年
期間中に, 定期的に開
開催される CPC 等の各種
種院内カンフ
ファレンス
や地元医師会との症例検討
討会などに参
参加するとと
ともに,各種
種の学会・研
研究会におい
いて最低 1
度は発
発表する機
機会を与えま
ます。さらに
に,可能なら
らば症例報告
告を論文とし
して雑誌に投
投稿しても
らいます。
また研修 2 年目に,希望
年
望に応じて 2~
~3 ヶ月間,
,病理部門や
や放射線診断
断など特殊な分野を選
選
択し,集中的に
に学んでもら
らえるように
に配慮します
す。
4.研
研修スケジ
ジュール
(一例、内
内科系志望の
の場合)
5.週間研修スケジュール
ル
(一例
例、内科系志
志望の場合)
6.研
研修協力病
病院(施設)
(1) 協力病院
・国立病院
院機構香川小
小児病院(善
善通寺市,小
小児医療専門
門施設):小
小児科,産婦
婦人科
・香川県立
立丸亀病院(
(丸亀市): 精神科
(2) 協力施設
・大杉脳神
神経外科病院
院(善通寺市
市):地域医
医療
7.後期研修
2年
年間の初期研
研修プログラム終了後
後の希望者あ
あるいは 3 年目の新規レ
年
レジデント希
希望者につ
いては、レジデ
デント医(専
専修医)とし
して 3~5 年間の後期研修プログラ
ラムに参加で
できます。
4
後期
期研修プログラムでは
は、国立病院
院機構による
る認定プログ
グラムのもと
と,専門領域
域のより質
の高い研修を行
行います。ま
また、優秀な
な人材は常勤
勤スタッフと
として活躍す
することも期
期待できま
す。
病院やナショナルセンタ
ターとネット
トワークで密
密接に連携し
しているため
め、志望分
全国の機構病
最先端医療
療施設に 1~2
2 年間の単位
位で国内あるいは国外留学するこ
ことも可能で
です。
野の最
また,当院は
は「臨床研究
究部」を擁し
し臨床的研究
究を精力的に
に行っており
り、大学と連
連携して学
位研究を行うことも可能で
です。
8.初
初期研修医
医獲得実績
研修医
処遇
給与
【1
1年次】
363,0000 円/月
【2
2年次】
410,0000 円/月
※ 別途 時間外
外手当、休日手
手当等あり
間
勤務時間
月
月~金 8:30
0 ~ 17:15
※ 時間外勤務
務あり
休暇
険等
社会保険
宿舎
【有
有給休暇】
1年次 : 6日 、 2年次
次 : 11日
【休
休日】
土日祝祭日
日、年末年始
【当
当直】
3回程度/
/月
【医
医療保険】
政府管掌健
健康保険
【年
年金保険】
厚生年金保
保険
【労
労災保険】
国家公務員
員災害補償法適
適用
【間
間取り】
1DK (ユニ
ニットバス完備
備)
【宿
宿舎費】
6,350円/
/月
【駐
駐車場】
あり (月 500円)
5
5
平成25年度
初期研修プロ グラム概要
四国
国こどもとお
おとなの医
医療センター
ー臨床研修
修プログラム
ム(おとな
な)
1. 研修期間:2年間(2
24ヶ月)
2名(超過
過は可能)
2.定員
研修分野
3.研
(1)必修科目
① 内科(一
一般内科,循
循環器内科, 消化器内科
科,代謝・内分泌科) ,
② 救急(I
ICU、救急
急外来),③
③ 地域医療
療
(2)選択必修
修科目
① 外科,②
② 麻酔科,③ 小児科, ④ 産婦人
人科,⑤ 精神
神科
(3)選択科
① 放射線科
科,② 検査
査科病理,③
③ 整形外科,
,④ 心臓血
血管外科,⑤
⑤ 泌尿器科
科,
⑥ 皮膚科,
⑦ 眼科,⑧
⑧耳鼻咽喉科
科,⑨形成外
外科
4.研
研修協力施
施設
(1)小
児 科:国立病
病院機構香川
川小児病院(新病院では成育部門
門において研
研修)
脳神経外科医
医院
(2)地 域 医 療:大杉脳
(3)精
神
科:香川県
県立丸亀病院
院
研修スケジ
ジュール
5.研
(1)
)オリエンテ
テーションは4月の第1週
週に開催し,病院内の仕組
組み,病院理
理念,接遇,カルテの記
載方法,リ
リスクマネージメント,イ
インフォーム
ムドコンセント等の基本を
を習得する。
(2)
)選択必修で
では,外科と小児科は必修
修とし,精神
神科は原則2週
週間とする。
(3)
)選択科は,必修科目,選択必修科目
目,選択科の
の中から選択で
できるが,放
放射線科,検
検査科病理を
ことが望ましい。
選択するこ
(4)
)2年次の内
内科系では内科以外に小児
児内科,外科
科系では外科以
以外に整形外
外科,心臓血
血管外科,小
児外科の研
研修も可とする。
6.課
課外カリキュラム
<循
循環器内科> 心臓・血管系の聴
聴診(心音図
図,ヘッドホ
ホン)
<放
放射線科>
RI,RI など の読影
CT,MR
<泌
泌尿器科>
泌尿器
器系疾患のみ
みかた
<眼
眼科>
眼底のみかた
<皮
皮膚科>
皮疹の
のみかた
<検
理>
検査科病理
血液・骨髄像,病
病理組織像の
のみかた,剖
剖検時の研修
修
6
診療科紹介
循環器内科
消化器内科
糖尿病・内分泌内科
外科
心臓血管外科
整形外科
リハビリテーション科
泌尿器科
皮膚科
眼科
麻酔科
放射線科
臨床検査科
循環器内科
当院の循環器科(循環器内科と心臓血管外科)は四国の循環器病の基幹医療施設として国
から指定されています。循環器内科は現在、常勤 3 名で入院・外来をこなしています。うち
1 名は今年度に初期研修医から常勤となった医師が所属しています。現在、人手がやや不足
していることから緊急対応は少し制限していますが、それでも心臓血管外科医が 3 名常勤し
ていることもあって、循環器系の研修としては common disease を中心に外科系疾患も豊富
で、多彩な症例を数多く経験できます。
心音・心エコーの部門では、臨床研究部長の福田信夫先生(日本心臓病学会フェロー、日
本超音波医学会指導医、日本循環器学会専門医)の直接指導を受けることができ、臨床所見
における豊富な知識を伝授してもらえ、2 ヶ月もたてば心エコー検査が十分こなせるように
なります(写真 1)。心臓聴診の研修では、デジタル心音図と付属のヘッドホンを用いて心
音・心雑音の波形を見ながら指導医と一緒に聴くことができ、聴診能力が飛躍的に向上しま
す(写真 2)。また心臓カテーテル検査では 1 年目からカテ室に入ってもらい、各種手技や
機器操作を見学し習得するとともに、日本循環器学会専門医の大野孔文医長より直接指導を
受けることができます(写真 3)。2 年目には助手として直接介入してもらうことも可能です。
臨床面では、2011 年度の 1 年間の心エコー検査件数は約 1200 件、心音図検査件数は約 100
件、運動負荷心電図約 150 件、ホルター心電図約 150 件、大血管 CT 検査約 200 件で、また
心臓カテーテル検査件数は約 200 件、冠動脈カテーテル治療件数は約 80 件です。1 年間の入
院症例数は、慢性心不全増悪 約 100 例、急性心不全 約 20 例、急性心筋梗塞 約 25 例、不
整脈 約 25 例、高血圧症 約 15 例、先天性心疾患 約 10 例などとなっています。いずれの疾
患も大野孔文医長より直接的に、福田信夫部長より間接的に指導を受けながら、一緒に治療
します。
学術面では、毎週火曜日の早朝に英文抄読会を行っており、研修医は各自 1~2 ヶ月に一回
英語論文を読み、要約をまとめ、発表してもらいます。また毎週火曜日の夕方には循環器症
例検討会を行っており、1 週間分の入院と外来症例について、心臓カテーテル検査所見や心
エコー図・心音図の読み方・考え方を中心とした診断・治療方針について、臨床検査技師も
含めたスタッフ全員で討議する会を設定しています。学会発表や論文発表も積極的に行って
おり、全国学会では日本循環器学会総会、日本心臓病学会、日本超音波医学会総会、日本心
エコー図学会、地方会では日本循環器学会、日本超音波医学会、日本内科学会、香川県医学
会などのほとんどすべてに毎回演題を応募し、また年間 2~4 編の学術論文を英文あるいは和
文で投稿しています。2011 年の年間学会発表数は 20 件、学術論文数は 2 編です。研修医の
期間中、最低年間 1~2 題は学会で発表し、可能なら 1 編の症例報告を論文として書いてもら
います。
来年 4 月からは香川小児病院との統合新病院において、最新の医療機器が揃い、循環器
内科の医師数も増加する予定であり、診療内容も大幅に充実することが予想されます。また、
心臓血管外科や脳神経外科とともに、四国の循環器病診療の基幹医療施設としての役割を果
たすべく努力したいと考えています。循環器系志望の研修医の皆さん、是非とも当院で初期
研修を受けてみませんか。
7
写真 1
心エコー
ー検査の研修
写真
真2
写真
真3
心臓聴
聴診の研修
心臓カ
カテーテル検査の研修
修
8
消化器内科
消化器の疾患
内視鏡検査は木曜日以外に行っています。上部、下部内視鏡検査や EMR、ESD などの治
療内視鏡検査も熟練した医師を中心に行っています。
肝臓の疾患
慢性 B 型肝炎や C 型肝炎に対するインターフェロン治療や抗ウイルス薬投与などを行って
います。肝硬変や食道静脈瘤に対する EIS や EVL を行っています。肝がんに対する TAE、
RFA および PEIT なども積極的に行っています。
胆膵の疾患
総胆管結石に対する内視鏡的採石術や閉塞性黄疸に対する内視鏡的ドレナージ術や PTCD
を行っています。
研修目標
1.腹痛などの症状から疾患を識別し治療方法を選ぶ
2.各種検査を理解し、結果を診断できる
3.各種処置を適切に行う
4.内視鏡検査の理解と施行
5.抗がん剤の理解と処方
6.緩和治療の実績
など
9
糖 尿病・内分泌内科
糖尿
尿病・内分
分泌症例につ
ついては、糖
糖尿病(入院
院年間 100 名以上、外来
名
来通院 1000
0 名以上)
や内分
分泌疾患の症例(入院
院年間約 30 名
名、外来通院 約 200 名)も豊富で
名
であり、指導医とのマ
ンツーマンの研
研修が可能で
です。糖尿病
病診療では、看護師、薬
薬剤師、栄養
養士、理学療
療法士、臨
床検査
査技師など
どチームを結
結成し定期的
的カンファレ
レンス、糖尿
尿病教室など
どを行ってお
おります。
また、看護師とフットケア
ア外来を定期
期的に行って
ており、糖尿
尿病壊疽症例
例に対しては
は、心臓血
管外科
科や整形外
外科などと協
協力し血行再
再建術やマゴ
ゴットデブリ
リードマン治
治療などを駆
駆使して救
肢に取り組んで
でいます。診
診療に関して
ては、1 型糖
糖尿病に対す
するインスリ
リンポンプ療
療法(CS
II)や血糖持
持続測定シス
ステム(CG
GMS)など
どを積極的に
に行い最適な
な治療を目指
指していま
す。さらに、糖
糖尿病センターを開設し
し外来や入院
院患者の診療
療を一括して
て行う充実した診療体
制を築いています。
内分
分泌疾患に
については、甲状腺疾患
患(バセドウ
ウ病、橋本病
病、甲状腺腫
腫瘍など)、
、下垂体疾
患(末
末端巨大症
症、クッシン
ング病、プロ
ロラクチノー
ーマ、汎下垂
垂体機能低下
下症など)、
、副腎疾患
(原発
発性アルド
ドステロン症
症、クッシン
ング症候群、褐色細胞腫
腫、アジソン
ン病など)、
、副甲状腺
疾患(副甲状腺
腺腫、副甲状
状腺機能低下
下症など)性
性腺疾患(性
性腺機能低下
下症など)な
など幅広く
診療しており、甲状腺超音
音波検査(吸
吸引細胞診、PEIT なども含む)、各
各種負荷試
試験、副腎静
静
脈サンプリング
グなどを行うことにより
り的確に診断
断し他科と連
連携して治療
療を行ってい
います。
チーム医療から基本的技術
術の習得まで
で幅広い経験
験を積むこと
とが可能です
す。
糖尿病カ
カンファレン
ンス
糖尿病教室
糖
10
外
科
私た
たちは常にト
トップレベル
ルの知識と技
技術を導入し、最善の医療
療を皆様に提
提供できるよ
よう心がけて
て
います
す。また、外
外傷や炎症性
性疾患など救
救急疾患にも
も、迅速な対
対応に努めて
ています。
対象
象疾患は内分
分泌(甲状腺
腺、乳腺)、 呼吸器(肺
肺、縦隔)、消化器(食
食道、胃、大腸、小腸、
直腸、
、肛門、肝臓
臓、胆嚢、膵
膵臓、脾臓) 、その他(外傷、鼠径
径ヘルニアな
など)と多岐
岐にわたって
います
す。特に、心
心臓血管外科
科や泌尿器科
科とタイアッ
ップした手術
術や共同診療
療は本院ならではの特色
だと思
思われます。
。また、平成
成 25 年 4 月に
には香川小児
児病院との統
統合が予定さ
されておりま
ますので、小
小
児外科
科が加わり外
外科専門医の
の修練に必要
要な症例を全
全領域で経験
験可能になり ます。
医師
師の出身母体
体は徳島大学
学胸部・内分
分泌・腫瘍外
外科(旧第2外科)で、 伝統的に呼
呼吸器、乳腺
の研究
究が盛んな医
医局ですが、臨床的には
は消化器外科
科手術に力を
を入れていま
ます。最近は呼吸器や消
化器の
の手術を内視
視鏡下に行う
うことが多く
くなっており
り、低侵襲で
で早期離床、 早期退院につながって
います
す。根治の難
難しいガンに
に対しては、 抗ガン剤、放射線治療
療を積極的に
に組み入れ、他科とも連
携しな
ながら、病状
状に応じて、患者さんの
の生活の質を
を大切にする
る治療を心が
がけています
す。
腹腔鏡手術
腹
手術
術は原則的に
に主治医執刀
刀制で
行って
ており、外科
科専門医研修
修におけ
る必修
修手技の研修
修が可能です
す。手術
日は他
他科との調整
整が必要なこ
ことも
ありま
ますが、外来
来担当日以外
外であれ
ば各医
医師が朝から
ら手術できる
る体制
をとっ
っています。
。
毎木
木曜日、朝の
の始業前に消
消化器内
科、放
放射線科、臨床検査科と合
合同で、
術前症
症例ならびに
に診断治療に
に難渋
してい
いる症例のカ
カンファレン
ンスを
行い、
、翌週の手術
術予定を提出
出します。
以前は
は外科で麻酔
酔をかけて手
手術をしてい
いたため他科
科との調整も
もありません
んでしたが、現在は麻酔
科がほ
ほぼ全例の麻
麻酔を担当し
しており、時
時間調整等を
を経て金曜日
日に翌週の手
手術予定が決
決定します。
また、
、毎金曜日の
の朝には同様
様のメンバー
ーで合同の術
術後症例検討
討会と抄読会
会を開いており、密に情
報交換
換して境界領
領域の治療が
が円滑に行え
えるようにし
しています。このような
な小回りのきいた診療が
できるのが、本院
院のような中
中規模病院の
の利点と思わ
われます。
11
心臓血管外科
高齢
齢化社会を向え、動脈硬
硬化の進行 による大動脈瘤や高齢
齢の弁膜症(特
特に大動脈弁狭窄症)
肢閉塞性動
や下肢
動脈硬化症の
の患者様が増
増えています
す。こうした
た高齢の患者
者様は腎機能
能障害、肺
機能障害、脳梗
梗塞、糖尿病
病などの合併
併症を持って
ていることが
が多く、でき
きるだけ体に
に優しい治
療法(低侵襲治
治療)を選択
択することが
が大切です。
大動
動脈瘤に対
対する治療法
法のうち、胸
胸部のステン
ントグラフト
トを用いた手
手術を2005年4月
より開始しまし
した。腹部大
大動脈瘤に対
対しては20
007年5月
月厚労省認可
可後四国で初
初めてステ
ントグラフト内
内挿術に成功
功しました。 閉塞性動脈
脈硬化症に対
対しては人工
工血管や自家
家静脈を用
いたバ
バイパス手
手術も行いま
ますが、経皮
皮的バルーン
ン拡張術(PTA)+ステン
ント留置が第
第一選択と
なってきております。冠動
動脈バイパス
ス術について
ては、人工心
心肺を用いな
ない心拍動下
下冠動脈バ
イパス術が第一
一選択となっ
ってきており
ります。下肢
肢静脈瘤には
はレーザー治
治療も開始しました。
糖尿病
病内科と連
連携し、マゴ
ゴットテラピ
ピー(医療用
用ウジによる
る潰瘍壊疽治
治療)やフットケアー
外来により、Limb Salvage
e(救肢)に
につとめてい
います。
現在、2名の心
心臓血管外科
科専門医とス
ステントグラ
ラフト指導医
医、日本血管
管外科学会認
認定血管内
治療医、日本脈
脈管学会認定
定脈管専門医
医、血管内レ
レーザー焼灼
灼術実施医な
など、 最新
新の医療技
術に裏
裏打ちされ
れた、専門医
医が最善の治
治療を選択す
することによ
よって、総勢
勢3名のスッタフで患
者様に笑顔で退
退院していた
ただくようつ
つとめており
ります。
診療内容 】
【 診
● 虚
虚血性心疾患
患
a) 人
人工心肺を使
使用しない心
心拍動下冠動
動脈バイパス
ス術
b) 人
人工心肺を使
使用する心拍
拍動下冠動脈
脈バイパス術
術
c) 人
人工心肺を使
使用する心停
停止下冠動脈
脈バイパス術
術
d) 小
小切開心拍動
動下冠動脈バ
バイパス術
● 弁
弁膜症手術
a) 僧
僧帽弁形成術
術(人工腱索
索、人工弁輪
輪)
b) 大
大動脈弁置換
換術(生体弁
弁、機械弁)
c) 僧
僧帽弁置換術
術(生体弁、機械弁)
d) 三
三尖弁輪縫縮
縮術(人工弁
弁輪)
e) 三
三尖弁置換術
術(生体弁、機械弁)
f) 肺
肺動脈弁置換
換術(生体弁
弁、機械弁)
手術
● 不整脈手
a) メイズ手
手術
b) 永久ペー
ースメーカー
ー植え込み手
手術
● 大
大動脈瘤手術
術
a) 上
上行大動脈置
置換術
b) 大
大動脈基部置
置換術
c) 弓
弓部大動脈全
全置換術
d) 胸腹部大動
動脈置換術
e) 腹
腹部大動脈置
置換術
f) ス
ステントグラ
ラフト内挿術
術(TEVAR,E VAR)
● 心筋梗塞
塞合併症手術
術
a) 心室瘤切
切除術
b) 心室中隔
隔穿孔閉鎖術
術
c) 心臓破裂
裂修復手術
● 心臓腫瘍
瘍手術
左房粘液腫
腫摘出術
● 静
静脈瘤手術
a) 血
血管内レーザ
ザー焼灼術(EVLA)
b) ス
ストリッピン
ング手術
c) 高
高位結紮術
● 動脈閉塞
塞症手術
a) バルーンによる血栓
栓除去手術
血管拡張術 (PTA),ステ
テント留置)
b) 経皮的血
c) 人工血管
管、自家静脈
脈によるバイ
イパス手術
d) 血栓内膜
膜切除術(TTEA)
e) 腎動脈狭
狭窄バルーン
ン拡張術(P
PTRA)
● 先
先天性心疾患
患
a) 心
心房中隔欠損
損閉鎖手術
b) 心
心室中隔欠損
損閉鎖手術
●肺動脈血栓
栓塞栓症治療
療
下大静脈フィルター挿
挿入術
12
整形外科
診療科紹介
整形
形外科は運
運動器(骨、関節、脊椎
椎、神経、靱
靱帯、筋肉な
など)の疾患
患や外傷の治
治療を行う
専門科
科です。整
整形外科医は
は 5 名で、そ
そのうち 4 名が日本整形
名
形外科学会専
専門医の資格をもち研
研
修医を指導しています。ま
また手術後感
感染症や、深
深部静脈血栓
栓症などの基
基礎研究も行
行っていま
す。
症例について
毎日 100 人以
以上の患者さ
さんが外来を
を受診されま
ます。手術件
件数は、年間
間 800 件以上あり毎年
年
増加しつつあります。その
のうち関節疾
疾患が 300 例以上あり、
例
半数が関節
節鏡視下手術
術ですが、
人工関節置換術
術や骨切り手
手術などの手
手術も積極的
的に行ってい
います。また
た脊椎疾患は
は、椎間板
ヘルニアから腫
腫瘍、脊椎す
すべり症や変
変性側弯症ま
まで幅広く治
治療していま
ます。さらに
に外傷性疾
患も多く、骨折に
に対しては最小侵襲プ
プレート骨接
接合法 ( MIP
PO )による低
低侵襲の治療を心がけ
け
ています。
2011
1 年度の手術
術件数
手術症
症例 846 例
脊椎
椎疾患 147
7例
頚椎
椎 47 例、胸椎
椎 16 例、腰椎
椎 84 例
関節
節疾患 313
3例
股関
関節 28 例、膝
膝関節 252 例
例、
肘関
関節 12 例、肩
肩関節 21 例、
、
人工
工関節 41 例、関節鏡 159
9例
外傷
傷
285
5例
手の
の外科 78 例
腫瘍
瘍
23 例
研修内容
整形
形外科医としての基本
本知識と手技
技の習得を目
目指します。
整
整形外科診
診断学(診察
察、理学所見
見、画像診断
断、病理)
外
外傷に対す
する初期対応
応及び治療(
(縫合、ギプ
プス固定など
ど)
手術前後の管理
手術(助手
手および執刀
刀医として) への参加
整形外
外科を志望
望される方へ
へ
当院では、外傷
傷から慢性疾
疾患まで幅広
広く数多くの
の症例を経験
験することが
が可能で、5人の整形
外科医が丁寧に
に、分かり易
易く指導しま
ます。手術で
では助手とし
して実際に手
手術に参加し基本手技
を習得
得し、最終
終的には術者
者として執刀
刀できるレベ
ベルを目指し
します。主治
治医となり我
我々ともに
治療を行い、患
患者さんが元
元気に歩いて
て退院する喜
喜びを分かち
ち合いましょ
ょう。
13
リ ハビリテーション科
診療科紹介
リハ
ハビリテー
ーション科は
は、現在医師
師2名(専門
門医1名)、理学療法士
士7名、作業
業療法士 3
名、言語聴覚士
士 1 名で構成
成されており
り、5 か所の
の理学・作業
業療法士養成
成施設の研修
修施設でも
あります。対象となる疾患は心大血管
管疾患、脳血
血管疾患、運動器、呼吸器
器など多岐にわたり、
さらに他施設で
では経験困難
難な症例とそ
それに対する
る治療が経験
験できます。 中西讃地区
区の医療施
設と緊密な連携
携関係をもっ
って地域の中
中核となるべ
べくリハビリ
リテーション
ンを展開して
ています。
また平成 25 年度
度からは国立病院機構
構香川小児病
病院との合併
併により、NIICU や脳性麻痺を中心
心
とした小児疾患
患のリハビリテーション
ンの経験が可
可能です。
症
例
1ヶ月あたり患者数 入院:のべ
入
2
2,800 人 外来:のべ
外
350
3 人
年間総実施件
件数:約 400
0,000 件
研修内容
リハ
ハビリテー
ーション科医
医としての基
基本知識と手
手技の習得を
を目指します
す。
診
診断学(診
診察、機能検
検査など)
リハ実施計
計画書の作成
成(目標やゴ
ゴールの設定
定と効果判定
定、リスク評
評価など)
義
義肢装具、車いす等の
の処方および
び装着判定
身体障害者
者診断書、年
年金診断諸、 労災保険、自賠責保険
険の後遺症診
診断書などの
の作成
リハビリテーシ
ション科を志
志望される方
方へ
当院では幅広く数多くの症
症例を経験す
することが可
可能です。ス
スタッフが丁
丁寧に分かり易く指導
します。リハビリテーション科は疾患
患の診断や治
治療だけでな
なく、障害の
の改善と QO
OL や社会生
生
活に資する支援
援を行うことができます
す。そのため
めに必要な幅
幅広い臨床分
分野をカバー
ーする専門
的知識
識と技術を獲得してい
いただき、患
患者さんが障
障害から回復
復する過程に
に携わる醍醐
醐味を是非
共に感
感じていた
ただきたいと思います。
診 察 室
リハビリ
リ室
14
泌尿器科
診療科の紹介
泌尿器
器科は現在
在 3 名で、そ
そのうち日本
本泌尿器科学
学会指導医 2 名、専門医
医 1 名。また、日本透
透
析医学会指導医
医 2 名で構成
成されていま
ます。日本泌
泌尿器科学会
会専門医教育
育施設および
び日本透析
医学会
会専門医教
教育施設の指
指定を受けて
ています。
研修内容
泌尿器
器科医、透
透析医として
ての基本的な
な知識・技術
術を習得する
ることを目標
標とします。
。
症例について
泌尿
尿器科疾患
患一般を扱っ
っており、
特に悪性腫瘍、結石を多く扱ってい
ます。
。結石につ
ついては最新
新の軟性尿
管鏡によるレー
ーザー砕石を
を行ってお
り、今
今後、前立
立腺肥大症に
にもレーザ
ー手術
術を応用し
していく予定
定です。ま
た、腎・副腎の手術には腹
腹腔鏡によ
る切除術を行っています。
透析
析は慢性血
血液透析患者
者が 60 名超、
、腹膜透析
析患者が 15 名程度で、シ
名
シャント狭窄等の合併
併
症に対
対して PTA
A 等のインタ
ターベンシ ョン治療を積極的に行
行っています
す。
泌尿器
器科で研修
修を志望され
れる方へ
泌尿器
器疾患や腎
腎不全など多
多様な症例が
があり、手術
術を含め腎不
不全における
る全身管理な
など、多く
の経験を積むことができる
ると思われ、 泌尿器科医
医・透析医と
として基本的
的なことが理
理解・実践
できるよう指導
導します。
15
皮膚科
診療科の紹介
皮膚
膚科医は現
現在 1 名(日
日本皮膚科学
学会認定 皮膚科専門医1名)が常
常勤していま
ます。平成
25 年 4 月から日
日本皮膚科学
学会認定 皮
皮膚科専門医
医 一般研修施
施設の認定
定を受ける予
予定です。
研修内容
皮膚
膚科医としての基本的
的な診察・知
知識・技量の
の習得を目指
指します。
症例について
湿疹
疹・皮膚炎群,真菌症,細菌感染
染症,褥瘡・創傷治癒,薬疹,水疱
疱症,皮膚腫
腫瘍(良性・
悪性)など皮膚
膚科全般を診
診療していま
ます。基本的
的に日本皮膚
膚科学会の治
治療指針・ガ
ガイドライ
ンに沿って診察
察を進めてい
います。また
た最近の新し
しい治療、乾
乾癬に対する
る生物製剤の
の導入や、
皮膚悪性腫瘍に
に対するセン
ンチネルリン
ンパ節生検、化学療法な
なども行って
ています。手
手術症例に
ついては,重症
症例も行って
ており、特に
に皮膚悪性腫
腫瘍,広範囲
囲熱傷・デブ
ブリードマン
ンなどの手
術は形
形成外科医
医(日本形成
成外科学会認
認定 形成外科
科専門医)とともに行
行っています
す。
20
011 年度 皮膚科/形成
成外科 手術件
件数
手 術 名
皮膚悪性腫瘍切除
メラノーマ
基
基底細胞癌
有
有棘細胞癌
ボ
ボーエン病
乳
乳房外Pagett病
転
転移性皮膚腫
腫瘍
リンパ節廓清
セ
センチネルリン
ンパ節生検
皮膚腫
腫瘍切除(良
良性)
全層・分層植皮術
術
(広範囲熱傷
傷2例含む)
デブリ
リードマン
計
足底メラノーマのセンチ
チネルリンパ節生
生検(右鼠径部)
20111 年度
27
5
8
5
7
1
1
3
1
89
17
壊死性筋
筋膜炎の術中写真
真
8
140
皮膚科で研修を
を志望される
る医師へ
多様
様な皮膚科疾
疾患を診療す
することがで
でき、外来・
入院治
治療、手術を
を含めて多く
くの知識や経
経験を得るこ
して基本的な
とができると思
思われます。皮膚科医と
皮
技量が身につくように丁寧
寧に指導しま
ます。
16
眼
科
善通寺病院眼
眼科の診療体
体制は、常勤
勤医師が小木
木曽正博・岩
岩田明子・大
大串陽子の3名です。
同じ善通寺市
市内にある香
香川小児病院
院眼科にも、毎日誰かが
が出向いて診
診療をしてい
います。小
児病院に眼科の常勤医師が
がいないため
めです。実質
質的に3人で
で2つの眼科
科を運営して
ています。
平成 25 年の合併
併まではこの
の状態です。
。
善通寺病院眼
眼科の年間手
手術件数は、 昨年は 385
5 件でした。白内障・硝
硝子体・網膜
膜剥離・緑
緑
内障など、多種
種多様な手術
術を行ってい
います。
小児
児病院でも年間 120 例程度の手術
例
術を行ってい
います。こち
ちらは斜視 ・眼瞼内反・未熟児網
網
膜症の光凝固がメインです
す。
医師: 小木曽
曽正博(昭 60卒)
常勤医
岩田明
明子(平1 2卒)
大串陽
陽子(平1 9卒)
17
麻酔科
さまざまな原
原因で手術、検査あるい
いは治療を患
患者様に受け
けていただく
くにあたり、
、その侵襲
ストレスから体
体を守るため
めに各種麻酔
酔を行います
す。
局所
所麻酔、伝
伝達麻酔、脊
脊椎くも膜下
下麻酔、硬膜
膜外麻酔、全
全身麻酔の中
中から術式、
、合併症な
どに合
合わせて最
最適な麻酔法
法を選択する
る必要があり
ります。
麻酔の管理はもちろんのこ
こと、術後の
の疼痛コント
トロールを目
目的とした硬
硬膜外麻酔、
、超音波ガ
イド下に行う末
末梢神経ブロック、ivPC
CA(intrave
enous patient control aanalgesia)な
なども併用
しています。
当院の麻酔科
科の特徴は、成人を中心
心とした善通
通寺病院と、小児病院の
の両方を一つ
つの麻酔科
医局で管理して
ていることで
です。500g に
に満たない低出生体重
重児から、1000 歳を超え
える方まで、
幅広い経験が可
可能です。
若いドクター
ーも積極的に
に麻酔計画の
の立案、気管
管内挿管や各
各種ルート確
確保の体得、
、気道と呼
吸、循
循環動態のマネージメントに参加
加していただ
だきます。頭
頭と手を目一
一杯動かして
てさまざま
な場面を経験し
していただき
き、時に訪れ
れる難局も一
一緒に乗り越
越えて行きた
たいと思って
ています。
困った時、誰か
かに相談しや
やすい科内の
の雰囲気は自
自慢できるも
ものだと思っ
っています。
。他科との
垣根も決して高
高くありませ
せんので、麻
麻酔科として
ては多科にわ
わたる患者様
様のマネージ
ジメントに
有利な点だと言
言えるでしょう。
この土地の良
良さも、麻酔
酔の仕事も、 やってみな
なければその
の魅力は分か
かりません。
。
是非一緒に爪
爪をとぎまし
しょう。
18
放射線科
当院の放射線科は現在 3 名(放射線科専門医は 2 名、放射線科医師 1 名)の医師で診療を行
っています。また日本医学放射線学会専門医修練協力機関の指定を受けています。設置装置
には単純 X 線撮影装置、マンモグラフィ撮影装置、X 線 TV 装置、64 列 CT 装置、1.5TMRI
装置、血管撮影装置、デジタルガンマカメラ、放射線治療装置があり、これらを利用し、診
療を行っています。
研修内容
放射線診断学に必要な画像診断(CT,MRI,RI)、IVR(interventional radiology)、超音波検査
や消化管造影検査などの業務に携わり、放射線診断医としての基本的知識や能力を身につけ
ることを目的としています。
画像診断では実際に CT、MRI、RI の画像を診て、読影業務を行い、レポート作成します。
読影後にそのレポートを専門医が check した後、アドバイスし、放射線診断の知識を学びま
す。IVR に関しては非血管系の胆道ドレナージや胆管ステント、経皮的砕石術、膿瘍ドレナ
ージ、RFA(ラジオは焼灼療法)、血管系では肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術や IVC filter 留置、
外傷に対する動脈塞栓術など多岐にわたって行っており、IVR 手技や適応などについて広く
学ぶことが可能です。消化管造影検査や超音波検査についても症例を経験することが可能で
す。
当院では医師全員が PHS を持っているため他科の doctor とのコミュニケーションが取り
やすくなっています。また合同カンファレンスも多く、月曜日には内科、循環器科、消化器
科と病棟カンファレンスを行い、木曜日には外科、病理、消化器科と術前カンファレンスを、
金曜日には外科、病理、消化器科と術後・病理カンファレンスおよび抄読会を行っています。
また火曜日には香川小児病院のカンファレンスに参加しています。このように複数科との多
数のカンファレンスに参加することで自分の診断したレポートの feed back がしやすく、多
方面の知識を多数吸収することが可能となります。
当院では平成 25 年 4 月に香川小児病院と合併する予定であり、他の施設ではまれな小児の
画像診断についても経験することが可能となります。
放射線科医は doctor’s doctor とも言われており、臨床の場では他科から画像診断や IVR, 治
療などに対し、意見やアドバイスを求められる場合が数多くあります。非常にやりがいのあ
る仕事です。Fresh な力を待っています。
19
レポート作
作成後に discussion 中
肝動脈塞栓
肝
栓術を施行中
中
放
放射線科・
・外科・消化器科・病
病理と術前
前カンファレ
レンス中
20
臨床検査科
病理の紹介
病理
理医は 1 名で病理学会
会認定専門医
医,・臨床細胞
胞学会認定専
専門医・厚生
生労働省認定解剖資格
格
者です.全身か
から採取され
れた組織細胞
胞の検査と解
解剖を行って
ています.専
専任の病理細
細胞診技師
(CT)は 1 名で,また 3 名程
程度の技師が
が併任で病理
理や細胞診の
の業務を行っ
っています.
症例について
病理
理に提出される検体は
は,病理組織
織診が 2010 年度 1464 例(うち迅速
速 51 例), 2011 年度
度
1422
2 例(うち迅速
速 41 例).細胞診は
細
20
010 年度 2244 例 2011 年度 2249 例です.近年漸減傾向
向
でした.しかし
し香川小児病
病院との統合
合に先立ち小
小児病院症例
例の検索も行
行うようにな
なり,小児
の症例
例が増えています.ま
また香川小児
児病院の病理
理解剖も行な
なっており, 心奇形その
の他非常に
珍しい症例が多
多いのが特徴
徴です.
研修内容
月 3 回の臨床
床科とのカンファ
ァレンスでは,切
切除例につき
き詳細に検索
索し臨床画像
像所見と比較を重ねて
て
おり,臨床各科
科に進まれる
る方も病理関
関係の知識経
経験を得るこ
ことができま
ます.専門の
の病理医を
目指す方は,日本病理学会
会認定登録施
施設として徳
徳島大学医学
学部環境病理
理と協力して
て,病理の
研修をすることができます
す.当院単独
独では厚生労
労働省死体解
解剖資格をと
とることがで
できます。
21
研修生に望むこと
研
研修医に望む
むことは、2
2年間初心を
を忘れること
となく、何事
事にも積極的
的に取り組み、日々研
研
鑽を積
積んでいた
ただきたいと
ということで
です。当院で
では臨床症例
例は豊富です
すが、自分で一つ一つ
つ
勉強し解決する態度が大切
切で、また 「患者が自分
分の家族であ
あればどうす
するか」という態度で
で
責任をもって診
診療に当たる
ることが重要
要であると思
思います。研
研修開始時の
の初心と意欲を持ち続
続
け、当院での 2 年間の研修
えるものと確信してい
修を完了すれ
れば、必ずや
や中身の濃い
い実力を養え
い
ます。
。
<プロ
ログラム責任
任者
福田信
信夫>