290 センタ−試験 世界文化史頻出人名一覧 *〈 アメンホテプ4世 ------------------------------- 孔子 〉には人名、( )には事項が入る。 ---------------------------------------------ろ エジプト第18王朝の王。(アモン = ラー)信仰 前5世紀、(春秋)時代の(魯 )の国に生まれ、 に反対、唯一神(アトン)を強制した。自らを 周公旦を敬慕。 (仁)と礼を基本的思想とし、(儒 「〈イクナートン〉」と称し、(テル = エル = アマ 家)の祖と呼ばれる。四書の一つ『(論語)』や五 しゅう こ う た ん じゅ か ルナ)に遷都、アマルナ美術を生み出した。 経の『(春秋)』(魯の年代記)・『詩経』など多 くの作品を残した。 ハンムラビ王 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 前18世紀、バビロン第1王朝第6代王。シュメ 老子 ール法を継承して(ハンムラビ法典)を集大成し 孔子と同時代で(道家)の祖。儒家や墨家の説を た。 (復讐法)の原則にもとづく、章句“(目には 否定し、宇宙原理としての(無為自然)を説いた。 目を、歯には歯を)”は有名。 ---------------------------------------------- 前3世紀頃『道徳説』を著したとされる。〈荘子〉 がその流れを継承し、老荘思想と呼ばれるように シャンポリオン --------------------------------- 19世紀(フランス)のエジプト学者。〈ナポレ オン〉のエジプト遠征時に発掘されたプトレマイ オス5世の(ロゼッタ)碑文から、(神聖文字 なった。 し ば せん 司馬遷 -------------------------------------------- 前漢〈武帝〉時代の史家。中国最初の(紀伝体) り りょう (ヒエログリフ))の解読に成功した。 による通史である『 (史記) 』を著す。将軍〈李陵〉 を弁護したことから、武帝により宮刑に処せられ ガウタマ = シッダールタ ---------------------- た。 (シャカ)族の出身。前5世紀に(仏教)を創始、 (カースト制度)を否定。ブッダガヤで悟りを開 き、ベナレスの(サールナート)で説法を行った。 (クシャトリア)に支持をされた。 班固 ---------------------------------------------さい いき と ご (後漢)時代の史家。西域都護である〈班超〉の 兄。父の意志を継ぎ、(紀伝体)という記述形態 で『 (漢書)』を著した。 ヴァルダマーナ --------------------------------さい りん 別名マハーヴィーラ。(クシャトリヤ)階層の出 蔡倫 身。苦行・禁欲にて(ジャイナ教)を開く。(カ 後漢時代の宦 官 。(製紙法)を改良し、105年、 ースト制度)を否定し、主に(ヴァイシャ)に信 当時の皇帝〈和帝〉に献上。この(製紙法)は 者を得た。 ---------------------------------------------かん がん (751)年の(タラス河畔)の戦いで(アッバー ス)朝時代のイスラム世界に伝播した。 ナーガールジュナ ------------------------------- 中国名は〈竜樹〉。2、3世紀、(クシャーナ)朝 とうえんめい 陶淵明 -------------------------------------------- 時代のバラモン階層出身の仏教学者。『中論』を (東晋)時代の詩人で、別名は陶潜。5世紀初め、 著して、(大乗)仏教学を樹立した。この仏教は 『(帰去来辞)』を著す。六朝時代第一の自然詩人 き きょらいのじ (ガンダーラ)地方に広がった。 り く ちょう と言われる。 こ がい し カーリダーサ ------------------------------------ 5世紀の(グプタ)朝時代最盛期の詩人・劇作家。 顧 之 -------------------------------------------- (東晋)時代の画家。人物画や神仙思想の山水画 (サンスクリット)文学の巨匠。著作に『(シャク に長じ、 “(画聖) ”と呼ばれる。 ンタラー)』『メーガドゥータ』がある。後世から 代表作に『(女史箴図)』がある。 じょ し しん ず は“インドの〈シェークスピア〉”とも称されて いる。 世界文化史頻出人名一覧 おう ぎ し 王羲之 291 げ ん じょう -------------------------------------------- 玄奘 ---------------------------------------------- (東晋)時代の書家で、王献之の父。『(蘭亭序)』 (唐)の〈太宗〉時代の渡印僧。 〈ハルシャ=ヴァ を記し、“(書聖)”と呼ばれる。彼の書法は盛唐 ルダナ〉に会見、彼を自著に“〈戒日王〉 ”と記し がんしんけい 時代に〈顔真D〉が出て来るまで主流となってい た。(ナーランダー)僧院で学ぶ。帰国後は仏典 た。 の漢訳に力を注ぎ、法相宗を開いた。著作に 『(大唐西域記) 』がある。 ほっけん 法顕 ほ っ そ う しゅう ---------------------------------------------ぎ じょう (東晋)の渡印僧。(陸)路でインドへ向かった。 義浄 ---------------------------------------------- (グプタ)朝全盛期〈チャンドラグプタ2世〉に (海)路でインドに向かった(唐)の渡印僧。 (ス 会見し、自著に彼を“〈超日王〉”と記した。海路 マトラ)島の(大乗)仏教国(シュリーヴィジャ で帰国。帰国後、『(仏国記)』を著し、また訳経 ヤ)王国に寄り、『南 海 寄 帰 内 法 伝 』を著した。 に努めた。 分裂期のインドを訪れ、 ナーランダー僧院で学ぶ。 なん かい き 律宗の開祖となる。 こうけん し 寇謙之 き ない ほう でん -------------------------------------------く ようだら (北魏)時代、 (老荘)思想と(神仙)思想と民間 ご 孔穎達 -------------------------------------------- と べいどう 信仰を融合させ、道教を大成した。五斗米道を改 革し、(新天師道)を開いた。北魏第3代の〈太 唐の儒学者。2代(太宗)に仕え、 『隋書』を編纂。 (科挙)の教科書とされる『(五経正義)』を642 武帝〉は道教を国教とし、また廃仏も行った。 年より、顔師古とともに編集した。 王維 朱熹 しゅ き ---------------------------------------------- ---------------------------------------------- 盛唐に活躍した自然詩人であり、また(文人画 (南宋)時代の儒学者で別名は朱子。 (四書)を儒 〔南宗画〕)の祖とされ、画家としても有名。〈玄 学の根本とし、宋学を大成した。(大義名分)論 宗〉に仕え、安史の乱で捕虜となった。彼の親友 を主張し、心即理を唱える陸九淵と対立した。著 には詩仙とされた〈李白〉、日本人である〈阿倍 作には『 (四書集注)』・『資治通鑑綱目』がある。 し じ つ がんこうもく 仲麻呂〉がいる。 司馬光 白居易 -------------------------------------------し -------------------------------------------- 別名白楽天。中唐の詩人・官僚。玄宗皇帝と〈楊 じ つ がん 北宋の政治家で儒学者。『(資治通鑑)』を(編年 体)という形態で記述した。(旧法党)に属し、 ちょう ご ん か 貴妃〉の恋愛を描いた『 (長恨歌)』や『白氏文集』 を著した。 〈王安石〉と対立。哲宗時代に宰相となる。 そ しょく 蘇軾 呉道玄 ---------------------------------------------そ とう ば -------------------------------------------- 別名蘇東坡。蘇洵の子であり(唐宋八大)家の一 せき へき 盛唐の画家で玄宗に仕えた。人物・山水・神仏を 描く。“画聖”と呼ばれ、(道観)(道教の寺院) の壁画に秀でていて、新風を巻き起こした。 がんしんけい 顔真D ふ 人。書家としても有名。代表作は『赤 壁 の賦 』。 〈司馬光〉率いる(旧法党)に属する北宋の政治 家で〈王安石〉と対立した。 き そう -------------------------------------------- 盛唐の書家。(安史の乱)で抗戦したが敗れた。 徽宗 ---------------------------------------------- (北宋)の第8代皇帝。花鳥や山水を描き、新画 〈王羲之〉流の書風を一変、 『争座位帖』を著した。 風の(院体画(北宗画))を創始。“(風流天子)” この王風と顔風の書法を合わせたのが、明末に登 と称された。1126年の(靖 康 の変)で連れ去 せい こう ど う き しょう 場する画家としても有名な〈董其昌〉である。 きんそう られ、北宋滅亡時の皇帝〈欽宗〉は彼の子。 292 マルコ = ポーロ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - トゥキディデス --------------------------------せんしゅ (ヴェネツィア)出身で1271年に出発し中国に 前5世紀、(アテネ)の僭主であり、歴史家。 (ペ 来朝、〈フビライ〉に仕えた。96年にはジェノ ロポネソス)戦争を(科学)的に記述した『歴史』 ヴァとの戦争で捕虜となり、獄中で『(世界の記 を残す。未完成のまま終わる。 録(東方見聞録))』を口述した。(泉州)を“ザ イトン”と呼んだ。 タレース ----------------------------------------- 前7世紀、(ミレトス)学派でギリシア最初の自 パスパ -------------------------------------------- 然哲学者であり、“哲学の父”と呼ばれる。万物 1260年に〈フビライ=ハン〉の命で(チベッ の根源を(水)と主張。ピタゴラスは(数)、ヘ ト)から招かれた国師。公用文字として(パスパ ラクレイトスは(火)、デモクリトスは(原子) 文字)を制定した。さらに彼が中国に持ち込んだ をそれぞれ万物の根源とした。 (ラマ教〔チベット仏教〕)に後の元の皇室は陶酔 し、滅亡の原因となった。 プロタゴラス ------------------------------------ 前5世紀、アテネ(民主政)期に輩出された(ソ ホメロス ----------------------------------------- フィスト)と呼ばれる職業教師の代表。普遍的真 前8世紀の世界最古のギリシア詩人。著作には 理の存在を否定し、“(人間は万物の尺度)”とい (トロヤ )戦争中・後を題材とした『(イリア う言葉を残し、心理の(主体)性を説いた。 ス)』・『(オデュッセイア)』がある。彼の詩に 夢を馳せた(ドイツ)の〈シュリーマン〉は(ト ロヤ)の発掘に力を注いだ。 プラトン ----------------------------------------- (ソフィフト)に反対し、普遍的・客観的真理の 存在を主張した〈ソクラテス〉の弟子。アテネ アイスキュロス --------------------------------- (衆愚政)期の哲学者。イデア論に立脚、『(国家 代表作は『(アガメムノン)』・『縛られたプロメ 論)』・『ソクラテスの弁明』を記す。アテネ郊 ティウス』。ギリシア3大悲劇詩人といわれ、前 外に(アカメデイア)を創設。 5世紀に活躍。彼のほかには〈ソフォクレス〉、 〈エウリピデス〉がいる。32アリストファネス前 アリストテレス --------------------------------- 5世紀に活躍したアテネの(喜劇)作家。(ペロ 前4世紀の大哲学者で〈アレクサンドリア大王〉の ポネソス)戦争の反戦劇である『(女の平和)』や 家庭教師。イデア論を克服。 『(政治学)』 ・ 『アテナ 『女の議会』を書いた。 イ人の国制』など多くの著作を残し、後世の西洋 観念論に影響を与えた。中世の(スコラ)哲学は フィディアス ------------------------------------ 彼の哲学の影響にある。 前5世紀アテネの彫刻家。代表作は『(アテネ女 神像)』・『ゼウス像』。政治家〈ペリクレス〉と ゼノン 交友があり、(パルテノン神殿)の建築工事を監 前3世紀、キプロス島出身の哲学者。幸福は心の 督した。 平静にあるとし、(禁欲)を強調する(ストア) -------------------------------------------- 派を創始。(快楽)主義である〈エピクロス〉派 ヘロドトス --------------------------------------- と対立した。 前5世紀、小アジア出身の歴史家。“(歴史の父)” と呼ばれ、「(エジプトはナイルの賜物)」という エラトステネス 名言を残した。著作には(ペルシア)戦争を物語 前3世紀に活躍したキレネ出身の天文学者。(地 的に叙述した『歴史』がある。 球球形)説を唱え、地球の(子午線)の長さを測 --------------------------------- し ご せん 定した。(アレクサンドリア)にある研究所(ム セイオン)の館長としても有名である。 世界文化史頻出人名一覧 アルキメデス ------------------------------------ 293 マルクス = アウレリウス = アントニヌス --- 前3世紀に活躍したシチリア島(シラクサ)の数 五賢帝時代最後の皇帝。(ストア)派を学び、 (哲 学・物理学者。ムセイオンで学び、(浮体の原理) 人皇帝)と呼ばれた。著作は『(自省録)』。後漢 を発見した。第二次(ポエニ)戦争の時に誤って 時代に使者を送ったことから、『後漢書』には ローマ軍に殺害された。 〈大秦国王安敦〉の名前で登場する。 ポリビオス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - アウグスティヌス 前2世紀のギリシア人歴史家。第3次(ポエニ) 5世紀、北アフリカのヒッポの司教。代表作 戦争で活躍した小スキピオの家庭教師となる。 『(告白論)』には(マニ)教より回心したことが 『(ローマ史)』を著し、その中で(政体循環)論 を示した。 ------------------------------- 書かれ、『(神の国)』では教会権威の確立を示し た。彼は新プラトン派の影響から(教父哲学)を 大成した。 ヴェルギリウス --------------------------------- 古代ローマ最大の詩人。詩人〈ホメロス〉の代表 アルクィン - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 作の一つ『(オデュッセイア)』のローマ版である 8世紀のイギリスの(カンタベリ)からフランク 大叙事詩『(アエネイス)』を書いた。トロヤ貴族 王国〈カール大帝〉に招かれた神学者。(アーヘ が冒険の末、イタリア半島に辿り着き(ローマ) ン)など各地に神学校を創設、〈アタナシウス〉 を建国する話。 派をフランク族に説いた。(カロリング)= ルネ サンスのために一役を買った。 カエサル ----------------------------------------- 第1回三頭政治に参加した(平民)派の政治家。 アンセルムス 自身の遠征をもとに『 (ガリア戦記)』を著す。こ 中世の哲学者でイギリスのカンタベリ大司教。 れは当時の(ゲルマン民族)の生活の様子を知る ------------------------------------ (普遍)論争において(実在)論の代表的立場を 重要な文献となった。共和主義者によって暗殺さ とり、神は事物に先行して存在すると主張。(ス れる。 コラ哲学)の父とされる。 タキトゥス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - アベラール - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 五賢帝時代の初期統領であり、歴史家。古ゲルマ 中世の(フランス)人哲学者。神や普遍は抽象に ンの重要資料である『(ゲルマニア)』や『(年代 すぎず名称のみであるという(唯名)論を主張し、 記)』を著した。 実在論と対立。教え子エロイーズとの恋愛は有名 ゆいめい である。 プルタルコス ------------------------------------ 帝政初期の(ギリシア)人伝記作家。著作には トマス = アクィナス --------------------------- 『(対比列伝(英雄記))』がある。この著書にはカ 13世紀、(イタリア)の哲学者。〈アリストテレ エサルや彼が破った〈ポンペイウス〉をはじめと ス〉哲学とキリスト教思想の結合を目指し、(ス する有名な武将の歴史が刻まれている。 コラ哲学)を大成した。著作に『(神学大全) 』が ある。彼は(ドミニコ)派のクリスチャンである。 セネカ -------------------------------------------- (ストア)派哲学者。 〈ネロ〉帝の家庭教師であっ ウィリアム = オッカム --------------------------- たが、のちに自殺を強要された。『幸福論』を著 14世紀の(イギリス)人スコラ哲学者。(唯名) した。 論の立場をとり、神学と哲学・信仰と理性を分離 した。 294 ロジャー = ベーコン --------------------------- チョーサー - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 13世紀の(イギリス)のスコラ哲学者。イスラ イギリス = ルネサンスの先駆者。代表作『 (カン ム諸学の影響を受け、 近代自然科学方法論を開く。 タベリ物語)』では腐敗した聖職者を著した。ボ 『(大著作)』を記した。(実験・観察)を重視し、 ッカチオの書いた『 (デカメロン)』のイギリス版 (経験)論の先駆者ともなった。 とされる。 ダンテ -------------------------------------------- ラブレー ----------------------------------------- 13、14世紀に(フィレンツェ)で活躍し、イ タリア = ルネサンスの先駆となる。現在の(イ 16世紀の(フランス) = ルネサンスの代表的作 タリア)語のもととなる(トスカナ)語で大叙事 とパンダグリュエル物語)』を描いた。この中に 詩『 (神曲)』を著した。この詩の案内人はローマ 出てくる“欲することを為せ”はルネサンスの基 詩人〈ヴェルギリウス〉である。 本精神となった。 ボッカチオ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - エラスムス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 家。 (イタリア)戦争を題材に『 (ガルガンテュア 14世紀(フィレンツェ)の人文主義者。近代小 16世紀最大の人文主義者。(ネーデルラント) 説原型とされる『 (デカメロン)』を著す。この作 出身。著作『 (愚神礼賛) 』でカトリックの腐敗を 品は〈ダンテ〉の『神曲』に対し、『(人曲)』と 批判し、ルターの(宗教改革)に影響を与えた。 呼ばれた。 ホメロスの作品をラテン語に翻訳した。 しかし、 彼自身はカトリックのままであったため、 後に(ルター)と対立した。 レオナルド = ダ = ヴィンチ - - - - - - - - - - - - - - - - - - 15、16世紀に活躍した画家であり、また理工 トスカネリ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 系技術など、多方面に才能をみせる。イエスと 15世紀(フィレンツェ)の天文学者・医者。 ばん さん 12人の使徒を描いた『(最後の晩 餐 )』や『(モ (地球球形)説を主張、 (ジェノヴァ)出身の〈コ ナ=リザ)』が有名。後者は現在(ルーブル美術 ロンブス〉の西回り航路に直接影響を与えた。 館)に置かれている。 コペルニクス ミケランジェロ --------------------------------- 16世紀にフィレンツェ・ローマで活躍した画 ------------------------------------ 16世紀(ポーランド)のクラクフ大学聖職者。 『(天球の回転について) 』で地動説を主張した。 家・建築家。(システィナ礼拝堂)に『天地創 造』・『 (最後の審判)』を描いた。他にも『ピエ タ』・『 (ダヴィデ)像』がある。 グーテンベルク --------------------------------- (ドイツ)人。1450年頃に(活版印刷術)を発 明。これにより(聖書)の印刷が普及、(宗教改 ブラマンテ --------------------------------------- 革)の促進に寄与した。 16世紀ルネサンス最大の建築家。(サン=ピエ トロ大聖堂)改築の最初の設計者となる。彼の死 セルバンテス 後は、〈ラファエロ〉→〈ミケランジェロ〉が後 17世紀(スペイン) = ルネサンスの代表的作家。 を継ぐ。この改築費を捻出する為にレオ10世は めんざい ふ ------------------------------------ (1571)年(レパント)海戦に従軍、左手を負 しょく ゆ う じょう (免罪符(贖宥状))を売った。 傷した。代表作『 (ドン=キホーテ) 』では旧騎士 道の時代錯誤を風刺している。 マキァヴェリ ------------------------------------ 16世紀(フィレンツェ)の政治学者・歴史家。 (メディチ家)支配の復活により追放された。著 トマス = モア ----------------------------------- イギリスの大法官であったが〈ヘンリー8世〉の 作『(君主論)』ではイタリア戦争に対抗できる 離婚に反対したため処刑される。〈エラスムス〉 “(獅子の強さと狐の狡知)”を持った王の必要性 と交友があり、『(ユートピア)』では当時イギリ を説く。 スで行われていた(第1次エンクロージャー(土 地囲い込み運動))を風刺した。 世界文化史頻出人名一覧 シェークスピア --------------------------------- ヴォルテール 295 ------------------------------------ イギリスの〈エリザベス〉女王期最大の詩人・劇 フランスの啓蒙主義者。啓蒙専制君主〈フリード 作家。 『(ハムレット)』『マクベス』 『リア王』 『オ リヒ二世〉やロシアの〈エカチェリーナ二世〉と セロ』の四大悲劇やユダヤ人の悪徳。 交友があり、 『 (哲学書簡(イギリス通信)) 』では イギリスの議会主義を賛美し、フランスの特権階 モリエール - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 級に対抗した。 フランスのルイ13、14世時代の古典劇作家。 代表作は『タルチュフ』『守銭奴』『(人間嫌い)』 フィルドゥシー な ど 。 同 時 代 の 悲 劇 作 家 と し て は 、〈 ラ シ ー 11世紀(ガズナ)朝の民族詩人。大長編叙事詩 ヌ〉・〈コルネイユ〉が有名である。 である『 (シャーナーメ(王の書))』を著した。 フランシス = ベーコン - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - オマル = ハイヤーム イギリスの〈エリザベス女王〉時代の科学者・哲 11、12世紀に(セルジューク)朝で活躍した 学者。実験と観察を重視して(経験)論の基礎を 詩人・科学者。(ニザーミーア)学院で学び、 確立した。著作に『(新オルガヌム)』がある。帰 --------------------------------- --------------------------- 『(ルバイヤート(四行詩集))』を著す。(ジャラ 納法を説いた。名言“知は力なり”。 リー)暦の制定にも加わった。 デカルト ガザーリー - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ----------------------------------------- 17世紀(フランス)の哲学者。近代(合理)論 (セルジューク)朝の神学者で(ニザーミーア) 哲学の祖とされ、 “(われ思う、ゆえにわれあり)” 学院に学ぶ。イスラム神秘主義理念である(スー ほう ほう じょ せつ という言葉を残した。代表作は『(方 法 叙 説 )』。 フィズム)を理論化した。 えんえき 演繹法を説く。 イブン = ハルドゥーン - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - カント -------------------------------------------- 18世紀(ドイツ)の哲学者。 (合理)論、 (経験) 論の批判・融合から、ドイツ(観念)論哲学を創 (マムルーク)朝時代のチュニス出身の大歴史家。 (遊牧民)の史的役割を説き、 『(世界史序説) 』を 著した。 始した。 『(純粋理性批判)』『実践理性批判』など 多くの著作を残し、批判哲学の祖といわれる。観 イブン = ルシュド 念論は〈ヘーゲル〉が大成した。 ムワッヒド朝(コルドバ)出身の哲学者。〈アリ ------------------------------ ストテレス〉著作の注釈は中世の西欧に多大な影 レンブラント ------------------------------------ バロック時代の(オランダ)画派で市民生活や風 響を与えた。『医学大全』を著し、ラテン語では 〈アヴェロエス〉と呼ばれた。 物を描いた。近代油絵技法を完成させる。代表作 イブン = シーナー は『 (夜警)』 。 ------------------------------ サーマン朝の(医)学・哲学者。著作『(医学典 グロティウス ------------------------------------ “(国際法)の父”・“(自然法)の父”と呼ばれた 範)』は西洋医学で重用された。ラテン語名は 〈アヴィケンナ〉。 17世紀オランダの外交官。(ドイツ三十年)戦 争の惨禍を見て、国際法の必要性を主張、『(戦争 イブン = バットゥータ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - と平和の法)』を著した。その他に『海洋自由論』 14世紀(モロッコ)出身のイスラム教徒で大旅 がある。 行家。(元)王朝末期の中国を訪れる。世界各地 を旅し、 『(三大陸周遊記) 』を著した。
© Copyright 2024 Paperzz