2014年度 環境管理報告書 産直 協同 いのちと くらしを 守るために 民主 ごあいさつ 東日本大震災から4年が経過しますが、 今なお多くの方々が また、 組合員参画のもとに、 3R活 仮設住宅などで避難生活を余儀なくされ、 被災地復興も遅々と 動や環境測定活動の推進、 廃棄物の して進まない状況にあります。 また、 震災に伴う東京電力福島第 分別徹底による再資源化の促進な 一原発事故では依然として原因究明が進まず、 汚染水漏れなど ど、 資源循環型社会を目指した環境 事故収束の見通しすら立っていません。 放射性物質による汚染 保全活動にも継続して取り組んで は、 消費と生産の現場に深刻な影響を与え続けています。 います。 2015 年1月に公表された気候変動に関する政府間パネル これまで取り組んできた温室効 (IPCC) 第5次評価報告書では、 最近 30 年の各 10 年間の世界平 果ガスの排出削減や3R 活動は、事 均気温が 1850 年以降のどの 10 年間よりも高温であったこと、 業者の社会的責務としての意義に 気候システムへの人間活動の影響が明瞭であること、 気候変動 とどまりません。 「食の未来づくり を抑制するためには、 温室効果ガス排出量の大幅かつ持続的な 運動」 で提起しておりますとおり、 持続可能で豊かなくらしは、 削減が必要になることなどが指摘されています。 消費者・組合員が主体的に自らの食やくらしのあり方を見つめ 国内では、2014年6月に電力システム改革の第2段階として 直し、 実践する中に実現していくものと認識しております。 電気の小売全面自由化を実現する改正電気事業法が成立しまし 2014 年度は、電力使用量の削減に重点を置き、省エネ機器の た。 これは、 原子力発電に依存しない持続可能な社会に向けた前 導入と併せた運用改善を行うとともに、LED 照明の導入や、発 進といえます。 しかし一方で、 再生可能エネルギー発電事業者か 泡スチロールの再資源化などを積極的に進めました。 組合員に らの接続申し込みに対し、 全国の大手電力会社が買い取りを拒 は、「 1日エコライフ 」 など家庭でできる節電や CO2 を意識し 否している問題では、 再生可能エネルギー推進に混乱が生じ、 原 たくらしの見直しを呼び掛けました。 子力発電を重要なベースロード電源と位置づけるエネルギー基 ここに、 そうした2014年度東都生協の環境管理活動の取り組 本計画の下で、 原発再稼働など原発依存の姿勢が強まっていま みの詳細をご報告いたします。 皆さまには忌憚のないご意見を す。 賜りたく存じますとともに、 どうか今後ともお力添えのほど、 お 東都生協は設立以来、食と農を事業と活動の基軸に置き、新 願い申し上げます。 ブランド 「東都ナチュラル」 に代表される環境にやさしい商品の 2015年4月 充実と利用普及を進めてきました。 事業活動では、CO2 の排出削 環境管理推進本部 減に向け、 電力や車両燃料などのエネルギー管理を積極的に進 本部長 庭野 吉也 めてきました。 組織概要 ■名称:東都生活協同組合 ■本部所在地:東京都世田谷区船橋6-19-12 ■設立:1973年6月 ■主な事業内容 日本農業と食料自給率向上に貢献する産直・国産商品を はじめ、安全で質の良い生産物を安く安定して供給する 共同購入事業を柱として、生活に必要なさまざまな商品 とサービスを消費者・組合員に提供する。 ■組合員数:229,937人 ■出資金:67億4,783万円 ■供給高:314億1,099万円 ■施設数:配送センター 16 物流センター 1、 本部、管理部、その他 ■職員数:916人(正規職員400人、定時職員516人 アルバイト含む) 目次 CONTENTS 環境方針 東都生協は、 「産直」 「協同」 「民主」−いのちとくらしを守るために −という基本理念のもとに、安全で良質な食べ物を中心に、生活に必 要なさまざまな商品とサービスを、組合員に安定して届けます。また、 すぐれた商品を求める消費者の切実な願いを受けとめる農業生産者・ 漁業生産者・メーカーと、直接手をつなぎ、産直の事業と運動を進め ます。これらの事業活動による環境への影響に対して、適切な環境管 理目標を作成し、定期的に見直しを行いながら改善を図り、環境負荷 の軽減に努めます。 1.地球温暖化を防止するため、事業に使用するエネルギーの使用削 減を図り、CO2 の削減に取り組みます。 2.環境にやさしい商品の開発と普及をすすめます。 3.事業活動で発生する廃棄物の発生を抑制します。 4.資源の再使用(リユース) ・再利用(リサイクル)を組合員と共 に進め、持続可能な資源循環型社会を目指します。 5.他生協・他団体と連携し、組合員と共に環境保全活動をすすめます。 6.環境関連の法令、条例、その他受け入れを決めた要求事項を遵守 します。 ごあいさつ ………………………………………………… P.1 温暖化防止活動 …………………………………………… P.2 組合員とともにすすめた3R活動 ……………………… P.5 環境にやさしい商品の開発と普及 ……………………… P.6 組合員の環境活動と学習 ………………………………… P.7 2014年度環境会計………………………………………… P.8 2014年度環境監査報告…………………………………… P.9 1 以上の活動を推進するために、全役職員に対して教育・啓発を行い、 環境方針を周知します。 この環境方針は、東都生活協同組合内外に公開します。 2007 年3月 26 日 東都生活協同組合 理事長 庭野 吉也 ■ 温暖化防止活動 1. CO2 排出量の削減 東都生協では、事業活動に伴う環境への負荷を低減するためにさまざまな取り組みを進めています。2014 年度は、 電気や車両燃料など事業活動に伴う CO2 排出を前年より1%削減することを目標に取り組みを進めました。結果、 CO2 排出量は 4,749 トン(対前年比 3.9%減)となり、目標を達成することができました。 事業活動に使用したエネルギーと資源 *エネルギー 電気:662 万 KWh、車両燃料:1,048 ㎘、ガス:2.4 千㎥、水道:10 千㎥ *資源 紙 :3,052 万枚、 プラスチック (袋) :121トン 事業活動の流れ 物流 セットセンター 組 合 員 生産者 リユース・リサイクル の回収品 メーカー 本 部 配送センター 青果残さの 再資源化 3R活動による ごみの減量 事業活動により排出したもの * CO2 排出量:4,749 トン (電気:2,801 トン、 車両燃料:1,927トン、 水道・ガス:21トン) *廃棄物:201トン、 青果残さ:135トン (堆肥化) ※ CO2 排出係数(電力:0.423、都市ガス :2,108、LP ガス:6,094) (ガソリン:2,322、軽油:2,624、LP ガス:1,681、天然ガス:1,976) 2. 電力使用量 電力使用量は、662 万 KWh(対前年比 5.1% 減)でした。省エ ネ機器の導入や事業所での節電努力などにより、2014 年度目標 としていた対前年比 1.6%減を達成することができました。 配送センター・事業所など 電力使用量の推移 (万 kWh) 800 物流センター 700 600 500 400 ▶散水機の導入 小平センター冷凍冷蔵庫の室外機に散水機を導入しました。 これにより、 夏期 (6月∼9月) の電力使用量を前年より8%削 減、 併せてピーク電力も 56kw から 54kw に下げることができ ました。 ▶低温用 LED 照明の導入 八王子センターの冷凍冷蔵庫に低温用 LED 電球を導入しまし た。この電球は、低温環境でも照度が得られる特性があり、消 費電力の低減と併せて庫内作業の環境改善にもつながります。 300 200 100 0 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 ※2011年8月より物流センターの電力使用量を含む。 小平センターの冷凍冷蔵庫室外機 ▶物流センターの取り組み 全体で使用する電力使用量の約 55% を占める新座要冷セットセンターでは、 昨年行った 「 省 エネ診断 」 で得た運用改善を積極的に実施するとともに、冷凍冷蔵庫の室外機にシルバープロ テクト施工 ( 室外機の化学洗浄 ) を施し、 冷却効率が向上しました。 これらの取り組みにより、 電 力使用量を対前年比4% 減、CO2 排出量を約 61 トン減らすことができました。 ▶節電対策 ( 夏期・冬期 ) を実施しました。 節電対策 ( 夏期 ・ 冬期 ) を全事業所で実施しました。事業所での節電努力により、 期間中(7 月∼9月)の電力使用量を 94.1 万 kWh( 対前年比 94.8%) に抑制することができました。 室外機の化学洗浄 2 3. ガス・水道の使用量 LPガス・都市ガスの使用量は2,472㎥ (対前年比98.4%) でした。 水道使用量は、10,843㎥ (対前年比95.3%) でした。 4. 車両燃料の使用量 車両燃料 (LPG・ ガソリン ・ 軽油) の使用量は 1,048 ㎘でした。 配送コースの見直しや、 業務の分業化、 エコドライブ運 動の積極的な実施などにより前年より 4.3%削減することができました。 また、CO2 排出量も前年より 41 トン (対前年 比 2.1%減) 低減できました。 燃料種別での結果は以下の通りです。 車両燃料使用量の推移 ① LPG 車:車両台数は 312 台 (前年より 51 台減) に なりました。燃料使用量は、 台数の減少に伴い前 年より10%減りました。 平均燃費は3.11km/ℓ でした。 (㎘) ガソリン LPG 1,200 900 ②ガソリン車:車両台数は 217 台 (前年より 32 台 増)になりました。燃料使用量は、台数の増加に より前年より 15% 増となりました。平均燃費は 3.78km/ ℓでした。 ③ディーゼル車:車両台数は 41 台 (22 台増加) にな りました。燃料使用量は台数が増加したことに より対前年比 211%となりました。平均燃費は 4.96km/ ℓでした。 軽油 1,500 600 300 0 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 車両燃料別のCO2排出量 燃料 車両台数(台) 2013 使用量(㎘) 2014 前年比 2013 CO2排出量(トン) 2014 前年比 2013 2014 前年比 LPG 363 312 86% 908 814 90% 1526 1368 90% ガソリン 185 217 117% 165 190 115% 385 441 115% 19 41 216% 21 44 211% 55 116 211% 567 570 101% 1094 1048 96% 1966 1925 98% 軽油(ディーゼル) 合 計 ∼ディーゼル車のトライアル導入を開始しました。∼ 東都生協は、環境負荷の少ない車両として LPG 車の 使用を積極的にすすめてきました。しかし、現在は使 用していた供給トラック (LPG車)が生産停止となり、 やむを得ずガソリン車を導入してきましたが、ガソリ ン車だけが増加して車両燃料バランスに影響が生じ ることへの対策も必要になりました。これらの状況を 踏まえ、2014 年5月より3台のディーゼル車を国立 センター、調布センター、小平センターに導入しまし た。現況では、燃費や CO2 排出量において良好な結果 が得られています。今後は都心エリア(交通渋滞が多 く、走行・停車が多い)でも検証を行う予定です。 また、車両の走向特性に関する意見・要望が寄せら れていることから、操作性についても検証を進めてい きます。 導入したディーゼル車 5. 全国の生協の温室効果ガスの総量削減計画 全国の生協の温室効果ガスの総量削減計画とは、 温暖化防止対策を推進するために日本生協連が全国の生協に呼び 掛けた取り組みです。 現在、 全国の 61 生協 ・ 5事業連合がこの取り組みに参画し、2020 年までの8年間で温室効果ガ スの排出量を 2005 年度比で 15% 削減することを目標とした計画を進めています。 東都生協は、 基準年 (2005 年) の CO2 排出量 7,445 トンを、2020 年までに 5,982 トン (19.6% 削減) にすることを目 ※ 標とした計画を進めています。2014 年度計画では、CO2 排出量を 6,267 トン にすることを目標に取り組みを進めま した。2014 年度の結果は、5,620 トンとなり、 目標を達成することができました。 ※上記の CO2 排出量は、 総量削減計画に基づく対象範囲 ( 事業所 ・ 使用したエネルギー) を合計した値です。 6. 再生可能エネルギーの推進 ▶ 太陽光発電 八潮センターに設置した太陽光発電設備の年間発電量は11,818KWh (対前年 比 98.1%) でした。 これにより、 約 5 トンの CO2 排出量の削減につながりました。 2015 年度は、国立センターに約 33kw の太陽光発電設備を設置する計画を進 めています。 八潮センターの太陽光発電パネル 3 パブリックコメントの提出 「 九州電力川内原子力発電所の再稼働に反対する意見書 」 再生可能エネルギーへの転換と原子力発電に依存しない持続可能 な社会づくりに取り組む立場から、川内原発の再稼働を進めることに 強く反対します。 「 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特 別措置法施行規制の一部を改正する省令案等に対する意見 」 再生可能エネルギーの接続可能量算定に関する情報公開や、原発を 「重要なベースロード電源」とするエネルギー基本計画の再考を求め る。 ▶ 太陽光発電設備の斡旋事業に取り組みました。 東都生協は 2009 年より、組合員を対象とした太陽光発電設備の普及事業を行っています。2014 年度は 11 件の 利用がありました。 設置した組合員宅で発電される予測電力量は、 約 47,602kWh。 これにより約 20 トンの CO2 排出 量が削減される見込みです。(CO 排出係数 0.423kg CO /kWh による算出 ) 2 2 ▶ グリーン電力証書の利用による再生可能エネルギーの支援 2014 年 6 月 12 日の通常総代会では、 太陽光発電によるグリーン電力を利用しました。 ( グリーン電力証書を購入 することにより、 再生可能エネルギーの支援・普及に貢献できます。) ■ 事業活動に伴う資材の使用 ▶印刷用紙 2014 年度に使用した印刷用紙の使用枚数は、3,052 万枚でした。 (対前年比 124%)2014 年度は、 印刷用紙の使用抑制に向け、 配送センターで使用した印刷用紙 の使途調査を実施しました。 ▶商品のお届けに使用しているポリ袋 2014 年度は、 冷凍品 ・ 冷蔵品 ・ 青果 ・ パンのお届けに使用している袋の仕様変更に よる発生抑制 ( リデュース ) をすすめました。 この変更などにより、 配布重量は 121 ト ン ( 対前年比 84.8% ) になりました。 ▶レジ袋 店舗ではレジ袋の有料化や、使用済み紙袋の無料配布による発生抑制を進めまし た。2014 年度に販売したレジ袋の枚数は 151 枚でした。( 対前年比 111.9%) ※ 2014 年12 月で店舗は閉店しました。 ■ 廃棄物の発生抑制 事業活動で発生する廃棄物の発生抑制や、 再資源化による発生量の低減に取り組んでいます。2014 年度に事業活 動により排出した廃棄物は 201 トン ( 対前年比 93.1%) でした。 ∼使用済みシッパー(保冷箱) の 再資源化を開始しました。∼ 新座要冷セットセンターに発泡スチロールの溶融機を導入し ました。これにより、廃棄していた使用済みシッパー ( 発泡スチ ロール製保冷箱 ) が、再資源化により、再生プラスチックの原料に 生まれ変わります。2014 年度は約 34 トン (シッパー箱数換算 約 17 万個) を再資源化することができました。 発泡スチロール溶融機 溶融した発泡スチロール ▶青果残さの堆肥化 新座要冷セットセンターから排出される青果残さは、埼玉県にある堆肥化工 場で堆肥化しています。2014 年度は、135 トン ( 対前年比 74.6%) を堆肥化し ました。 青果セットセンターの移転や委託先の変更に伴い、 一部を一般廃棄物と して処理したことで前年より減少しました。 青果残さの堆肥化工場 4 ■ 組合員とともにすすめた3R活動 3R活動の優先順位は、 ①リデュース (発生抑制)⇒ ②リユース (再使用) ⇒③リサイクル (再生使用) です。 2014 年度も3R活動を積極的にすすめてきました。 * ( ) 前年実績 品目 リユース・リサイクル ルート 再生方法 リユースびん 再生商品 回収率 回収ルール 72.6% (70.6%) 水で洗い、フタは そのまま返却して ください。 回収目標は80%で す! 86.1% (81.8%) たたんで返却して ください。 80.9% (65.4%) たたんで返却して ください。 84.6% (88.2%) 開き、水洗いして 返却してください。 リユースびん [組合員] ⇒[配送センター ]⇒[物流センター ] 洗って繰り返し ⇒[リサイクル洗びんセンター ] 使用します。 ⇒[製造メーカー ]⇒[東都生協]⇒[組合員] トマト箱 トマト箱 [組合員]⇒[配送センター ]⇒[物流センター ] ⇒[東都生協]⇒[組合員] 繰り返し使います。 フルーツセット フルーツセット [組合員]⇒[配送センター ]⇒[物流センター ] ⇒[東都生協]⇒[組合員] 繰り返し使います。 紙パック 東都もーもーロールなど [組合員]⇒[配送センター ]⇒[古紙回収業者] ⇒[丸富製紙株式会社]⇒[東都生協] ⇒[組合員] 古紙を使用した製品 の原料になります。 回収目標は 袋類などの原料 40%です! 商品のお届け に使用して いるポリ袋 [組合員] ⇒[配送センター ]⇒[古紙回収業者] ⇒[再資源化業者] たまごパック(プラスチック製) 袋類の再生原料と して使用します。 たまごパック (プラスチック製) [組合員] ⇒[配送センター ]⇒[物流センター ] たまごパックの原料 ⇒[たまごパック製造メーカー ]⇒[産地] として使用します。 ⇒[東都生協]⇒[組合員] 21.8% (19.8%) ラベル部分を 切り取り 返却して ください。 53.2% (49.7%) そのまま返却して ください。 36.9% (37.3%) そのまま返却して ください。 57.9% (56.6%) そのまま返却して ください。 たまごパック(紙製) たまごパック(紙製) [組合員] ⇒[配送センター ]⇒[物流センター ] たまごパックの原料 ⇒[たまごパック製造メーカー ]⇒[産地] として使用します。 ⇒[東都生協]⇒[組合員] 商品案内 再生紙 [組合員]⇒[配送センター ]⇒[古紙回収業者] ⇒[製紙会社] リユースびんの回収率 再生紙の原料にな ります。 容器包装リサイクル法に基づく再商品化義務の履行 東都生協は、お届けした商品の包材や、商品のお届けに使用し ているポリ袋など(びん・紙・プラスチック製品)の使用量に応じ た再商品化費用を負担しています。2014年度は、約137トンの 再商品化委託を公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に申請 しました。再商品化に対して支払う委託料は下表のとおりです。 再商品化委託料 900ml 83.1% 720ml 61.6% 500ml 70.5% 360ml 67.5% リユースびんは、東都生協に返却し てください。 5 また、リユース・リサイク 用 途 委託料 (万円) ル活動による自主回収によ り、約99万円の費用負担が 減らせる見込みです。 ポリ袋 321 プラスチック製容器包装 219 びん 9 (2014年度単価を用いて算出した金額) 紙製容器包装 3 合 計 552 ■ 環境にやさしい商品の開発と普及 東都生協は、 「食の未来づくり運動」 を通じて、 環境にやさしい商品の開発と普及を進 めていきます。「 食」 への不安が多い時代だからこそ、 私たちにできること… それは自らのライフスタイルを見直し、 日本の農業を元気にするために 「農」 の現場を 知り、 積極的にかかわること。 そして、 広く社会に発信していくこと。 設立以来、 産直を理念に掲げ、 生産者とともに歩 んできた東都生協だからこそできる 「食の未来づくり運動」 をすすめています。 1. 農産物 東都生協の農産物は全て、いつ、どこで、だれが、どのように作っているかが明らかな産直品です。土づくりを大切に し、 農薬や化学肥料の削減に取り組み、 地域環境の保全に配慮した産地からお届けしています。 また、 毎週お届けする商品案内には、 全ての野菜・果物・米に 「栽培区分」 を表示。 化学合成農薬や化学肥料の削減のレベ ルと、 土づくり、 環境保全の取り組みの到達度を明記しています。 ひと目でわかる「栽培区分表示」 「東都みのり」 有機JASの認定を受けた農産物、または化学合成 農薬や化学肥料を使用せずに栽培した産直農産物 「東都わかば」 化学合成農薬、または化学肥料をおおむね50%以 上削減して栽培された産直農産物 「東都めばえ」 2014年度の結果 品目 供給点数(千点) 前年比 東都生協みのり(野菜) 1,520 100% 東都生協みのり(果物) 318 111% 28 86% 東都生協みのり(米) 化学合成農薬、または化学肥料をおおむね30%以 上削減して栽培された産直農産物 「産直」 東都生協が「農産物ガイド」をもとに「いつ」 「ど こで」 「だれが」 「どのように」栽培したかを確認 した産直農産物 ※化学合成農薬とは、有機JASで認められている資材を除きます。 2. 畜産物 東都生協には国産の飼料用米を使った 「 千葉のこめ豚 」 や、たまご (ひたち野 穂の香たまご) 、自給飼料 100% で育 てた 「 北里八雲牛 」 などがあります。 これらの商品を利用することは、 飼料用穀物の自給率向上だけでなく、 休耕田など の活用、 稲作農家と畜産農家が連携した循環型農業への応援にもなります。 ▶北里八雲牛 日本の畜産は飼料のほとんどを輸入に依存しています。北里大学獣医畜 産学部附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場では、自給飼料で牛を 飼育し、 その排せつ物は堆肥にして牧場に還元するという、 自然の循環を大 切にした 「 環境保全型畜産 」 に取り組んでいます。2014 年度の供給点数 は 20,360 点 ( 対前年比 96%) でした。 ▶かこうれんポーク かこうれんポークを生産している日向養豚は、家畜の糞で堆肥を生産して近隣の農家に供給してきました。そう いった地域での取り組みのなか JA みどりの田尻地区の生産者が、 補助金を活用して生産した飼料用米を餌として使 用しています。2014 年度の供給点数は 30,119 点 ( 対前年比 46%) でした。 * 2014 年9月で企画終了となりました。 3. リユースびん商品 東都生協は、使用済みのびんを洗ってくり返し使い環境負荷を軽減する取り組みと、 障害のある人たちの働く場を作るという大きな理念をもってリユースびん商品の普及 活動をすすめています。2014 年度の供給本数は 428,375 本 ( 対前年比 90%) でした。 6 4. 洗濯用石けん・洗剤 東都生協は家庭排水による環境への影響を考え、 環境への影響が少ない洗濯用せっけん・洗剤の普及と利用率の向上 を目指しています。 ▶ねり状米ぬかせっけん 「セモラ」 小平市にある精神障害のある方たちの施設である共同作業所 「サングリーン」 の 手作り製品です。 2014 年度の供給点数は、13,507 点 (対前年比 91%) でした。 ▶洗濯用石けん・洗剤 2014 年度の供給点数は、53,577 点 (対前年比 73.7%) でした。 5. 古紙を使用した製品(トイレットペーパー・ティッシュペーパー) 回収した紙パックを原料に使用した 「東都もーもーティシュ」と 「東都もーもー ロール」 。 商品代金の一部を千葉北部酪農農業協同組合の生産者支援として寄付しま す。 2014 年度の東都もーもーティシュ・東都もーもーロールの供給点数は、324,518 点、 募金額は 649,036 円でした。 ▶古紙を使用した製品の供給点数 トイレットペーパー:492,229 点 (対前年比 93.0%) 、ティッシュ:212,348 点 (対前年比 89.8%) でした。 ■ 組合員の環境活動と学習 ▶田んぼの生きもの調査 2014年度は、JAやさと、JAみやぎ仙南で実施しました。99人が参加しました。 ▶1日エコライフ 家庭で取り組める 「1日エコライフチャレンジ」に 62 家族 166 人が取り組み約 108kgのCO2 削減、 につながりました。 普段のくらしを見直すきっかけとなりました。 ▶ 100 万人のキャンドルナイト 「夏至」 「冬至」に合わせて、 「100万人のキャンドルナイト」を企画し、平和や自然、家 族や友だちの大切さや、 地球温暖化やエネルギーについて話す機会を提案しました。 ▶ NO2 測定 東都生協は 1988 年から NO2(二酸化窒素)の測定に取り組み、測定結果を 「 大 気汚染測定運動東京連絡会 」 に提供しています。 この連絡会では生協のほか、 さま ざまな団体から集めた測定結果をもとに、 大気汚染の改善を求めて運動を展開して います。 2014年度測定は、241人の測定者による定点測定を6月と12月に行いました。 また、2014 年4月に大気汚染測定運動東京連絡会事務局長の沼田氏を講師に 招き、NO 2、 PM 2.5 など大気汚染の現状と今後取り組むべき問題について考える ための学習会を開催しました。20 人の参加がありました。 田んぼの生きもの調査 大気汚染学習会 ▶ 「 リサイクル洗びんセンター支援募金 」・「 リサイクル洗びんセンターを支える 会 」 の入会を呼びかけました。 支援募金は 214 万円が集まり、「 リサイクル洗びんセンターを支える会 」 は 12 人が加入しました。 募金は、 リサイクル洗びんセンターの機械や施設の修繕費用と して活用されます。 リサイクル洗びんセンター支援募金の贈呈式 7 ■ 他団体・他生協との連携 東都生協は、私たちのくらしや国内農畜水産業基盤に大きな打撃を与える TPP(環太平洋経済連携協定)参加に対 して、取引先とも連携して反対運動に取り組んでいきます。 ・2014 年3月 30 日 日比谷野外音楽堂で開催された「もうやめよう! TPP 交渉 3.30 大行進」( 主催 : 同名実行委員会 ) に参加しました。 ・ 「TPP 交渉 ・ 違憲訴訟の会」 の賛同団体と設立呼びかけ人に加わり、 東都生協産直団 体への案内を送付しました。 ・2014 年9月 27 日 「TPP をめぐる運動のこれからを考える全国交流集会 」(主催 : 同名実行委員会) には、 組合員活動情報紙や、 ホームページでも参加を呼び掛け、 東 都生協から 10 人が参加しました。 ・「TPP 交渉差止・違憲訴訟の会 」 へ東都生協として参加しました。 ▶東京都生協連環境対策連絡会 東京都生協連環境対策連絡会は、都内の生協が取り組む環境に関する活動について情報を 交流し、さまざまな視点から持続可能な社会環境づくりを目指すことを目的につくられまし た。2014 年度は、 東京都の植林・森林保護事業の視察や、 バイオマス発電所の見学会などを実 施しました。 ▶びん再使用ネットワーク 「びん再使用ネットワーク」は、 環境保全・資源循環型社会の構築を目指した生協団体のネット ワークとして、1994年4月に設立されました。 加盟生協は、 東都生協を含む全国の6生協です。 2014 年度は、20 周年企画として 「 リユースびんのある暮らしフォトコンテスト 」 を実施し ました。 東都生協から2つの作品を選定し、「 ユーモア賞 」 と 「 優秀賞 」 を受賞しました。 ユーモア賞を受賞した作品 ■ 環境関連の法令・条例、 その他受け入れを決めた要求事項の遵守 環境関連法規に基づき、 廃棄物処理法、 容器包装リサイクル法、 食品リサイクル法、 省エネルギー法など、 法で定めら れた要求事項および、 その他受け入れを決めた事項を遵守しました。 2015 年度も引き続き、 環境関連法令で定められた要求事項を遵守します。 2014年度環境会計(環境保全コストと効果の集計) 集計範囲: (東都生協の環境管理項目内) 対象期間:2014 年 3 月 21 日∼ 2015 年 3 月 20 日 環 境 保 全 コ ス ト 分 類 事業 エリア内 コスト 主な取り組み内容 投資額(千円) 地球環境保全コスト 発砲スチロール溶融機の導入、空調機の更新、散水機の設置、LED照明の導入など 資源循環コスト 廃棄物(一般廃棄物と産業廃棄物)・残さの処理費用 4,100 費用額(千円) 8,881 12,605 上・下流コスト 容器包装リサイクル法再商品化委託料・リユースびんの回収保管費用・カレットの処理費用 管理活動コスト 環境監査委員会の開催費用 7,338 388 社会活動コスト 団体会費、他団体支援、環境管理報告書の作成費用、環境測定活動、環境保全活動 726 ※日本生協連の「生協版環境会計ガイドライン」をもとに、東都生協の環境活動を洗い出し、把握しました。 環 境 保 全 効 果 -359 3 0.095 -0.005 2.3 -0.1 LPG(千m ) 3 水 (千m ) ガソリン (㎘) 軽油 (㎘) LPG (㎘) 44 23 813 -94 -204 廃棄物の総排出量(t) 201 -14 廃棄物のリサイクル量(t) 169 -12 レジ袋想定削減枚数(千枚)※ 上・下流コストに 対応する効果 リユースびん (千本) 事業活動から 算出する財・ サービスに 関する効果 -1 24 4,749 エネルギー消費によるCO2排出量 (t) 事業活動から排 出する環境負荷 及び廃棄物に関 する効果 10 190 商品案内(t) 回収リサイクル量 28 -63 311 -22 2,980 -62 ポリ袋(t) 26 -2 紙パック(t) 85 -4 A-PETたまごパック(t) 30 6 紙製たまごパック(t) 2.8 0.3 トマト箱(t) 46 -3 経費削減 事業エリア内コストに対する効果 6,624 3 エネルギーの投入 前年との差 電気 (千kWh) 都市ガス (千m ) 事業活動に 投入する 資源に 関する効果 環境保全対策に伴う経済効果 2014年実績 収益 環境保全効果を表す指標 効果の内容 回収物のリサイクルによる売却収入 マイバッグ運動によるレジ袋代金 太陽光発電による電気使用量の節減 自主回収による容器包装リサイクル法 再商品化委託料の節減 金 額(千円) 47,676 0.75 354 998 環境配慮商品の供給高 1,037,861 環境配慮商品の供給点数(千点) 3,076千点 供給高全体に占める 環境配慮商品の割合(%) 3.3% ※レジ袋想定削減枚数=(来客点数×想定使用枚数)−実使用枚数 8 2014年度環境監査報告 2015年4月22日 環境監査委員長 東京農工大学名誉教授 瀬戸 昌之 立正大学名誉教授 田口 正己 組合員理事 安保 美香 組合員理事 落合 容子 組合員理事 花沢 博美 東都生協の環境に配慮した活動を監査しました。 全体の印象は、東都生協は実行可能な環境取りくみはすでに実績を積み重ねていること。 いっぽう、TPP(環太平洋経済連携)や原発・電力の自由化などの問題には、さまざまな面から検討し、 対応を模索していると思われました。 実績を積み重ねつつある取りくみは以下のとおりです。 温暖化防止活動では、温暖化の原因物質であるCO2排出削減をめざして、運搬車種の選択、冷却室外 機の電力使用量を散水で低減、などがあります。組合員と進めた3R活動では、マイバッグによるレジ 袋の有料化、青果残さの堆肥化などがあります。なお、環境にやさしい商品の開発と普及では、農産物・ 畜産物は、いつ、どこで、だれが、どのようにして作っているかが明らかにされています。また、環境 にやさしい石けん・洗剤、古紙を使用したトイレットペーパーなどの普及にも努めています。さらに、 組合員との交流、他団体との連携、そして、環境関連法規の遵守をつうじてさまざまな社会活動への取 りくみも進んでいます。 以上のように、東都生協は環境に配慮した努力を積み重ねてきています。しかしながら、政界や産業 界(以下、政財界)が「環境保全」を推奨するのは、 「利益優先」を謀るためではないのかと思わざるを得 ないことがあります。 たとえば、LPG車は環境にやさしいとして、政財界は多くの事業所、運送会社に導入を推奨してきま した。東都生協もガソリン車からLPG 車への転換に努力してきました。LPG車の転換がほぼ完了したこ ろで、何が謀られたか。ご承知のように、LPG車の生産中止です。LPG車に転換した事業所、運送会社は、 再び大金を投入して、ガソリン車などを購入することを強いられました。 このような利益優先のような環境保全策には枚挙にいとまがありません。ほんの10年くらい前まで政 財界はディーゼル車の排気ガスによる大気汚染の深刻さをくり返し強調していました。ところが、事業 所、運送会社がディーゼル車をガソリン車に切り替えると、何を主張し、何が謀られたか。 「クリーン ディーゼル車」という大合唱でした。 環境保全を口実にした利益優先の策略にはめられないよう、環境政策の妥当性について適切に評価す ることも環境監査委員会の役割の一つであると思います。 いっぽう、TPPや原発についての取りくみは、いまは対応を模索している段階にあると思われます。 TPPについては、参加することで外貨が稼げ、安価な食料などの購入に結びつけるなど期待する人も います。また、原発については安価な発電に不可欠であると主張する人もいます。TPPや原発の賛成派 と反対派の議論は平行線のままです。目先の利益で賛否を主張するから、 「平行線」になるのは当然です。 議論を意義あるものにするためには、主義主張が異なっても共通の視点に立つことです。そして、共通 の視点とは持続可能で公正な未来社会を実現するという視点でしょう。 この未来社会の共有に何が問われているでしょうか。 一つは、地球は有限であること、したがって、地球に支えられている社会も有限であるということで す。この当たり前のことが重要ですが共有されていません。政財界が相変わらず「右肩上がり」の経済 を前提にしていることからも明らかです。二つは「公正」であることです。人類の目標は公正な民主国 家の構築です。この当たり前のことも共有されていません。OECDのPPP(汚染者負担の原則)やEPR(拡 大生産者責任)が踏みにじられています。たとえば、儲けを原子力ムラが独占し、放射能汚染の後始末 を国民が払う、無法がまかり通っているのです。 さらに、たとえば農林業はコメや木材を生産しているだけではありません。国土保全や物質循環など の公益的価値も農林業は生んでいます。しかも、この価値の恩恵を万人が享受しています。しかしなが ら、政財界や多くの国民はこの価値に対する公正な支払いを考えていません。環境の劣化などの「悪い こと」を免罪し、公益的価値などの「良いこと」を無視するなら公正な未来社会が展望できるわけがあ りません。 環境監査の目標が環境を保全し、持続可能で公正な未来社会を実現することにあるのなら、今後の監 査の重点課題は明らかでしょう。環境に「悪いこと」には責任をとらせ、 「良いこと」には経済的インセ ンティヴで応援するというごく当然の社会ルールが問われているのです。このようなルールの意義・可 能性を検討するのも「環境監査」の重要な役割でしょう。 9 2014年度の環境監査報告を受けて 東都生協の環境監査を実施いただき、監査報告書として取りまとめていただきましたことに厚く感謝 とお礼を申し上げます。2015年度の環境管理活動の中で、今回ご指摘いただいた内容につき、以下のと おり対応してまいりますことをご報告申し上げます。 1)「温暖化防止活動について」 2015年度は、温室効果ガスの総量削減計画や2015年4月から施行されたフロン排出抑制法に基づき、事 業活動で使用するエネルギーの中で構成比の高い電力および車両燃料の使用量低減を中心とした取り組み を進めます。低燃費かつ低排出ガスである低公害車のトライアル導入、また、配送センター屋根への太陽 光発電設備の設置による再生可能エネルギーの推進など、持続可能な社会に向けた具体的な取り組みを進 めていきます。 2)「3R活動について」 東都生協は長年にわたり、循環型社会の実現に向け3R(発生抑制・再使用・再生利用)活動を組合員と ともに進めてきました。しかし、地球環境保全の重要性が声高に叫ばれながらも、依然として大量生産・ 大量消費・大量廃棄を基調とした社会経済構造は依然として維持されています。貴重な資源を大切に使 うことは、廃棄物の発生抑制のみならず、エネルギー使用の低減にもつながります。2015年度も3R活 動の実践をさらに積み重ねていきます。 3)「環境配慮商品について」 2015年度は、食の安全・安心とともに環境にも真剣に向き合う新プライベートブランド「東都ナチュラ ル」を通じ、多くの消費者・組合員に環境にやさしいライフスタイルを提案します。また、引き続き食の 未来づくり運動を通じ、生産と消費の現場を近づけ相互の理解と信頼を深める交流・訪問2万人運動や、 次世代の産直を創造する新世代チャレンジプロジェクトなど、食と農を事業と運動の基軸に置く東都生 協だからこそできる取り組みを、生産者と消費者が手を携えて推進していきます。 4)「他生協・他団体との連携について」 世界的に食料・環境問題が深刻化する中、日本の食料自給率は主要先進国では最低水準にあり、国内農業 とその多面的機能を維持・発揮していくことが求められています。東都生協は取引先と連携し、水田維持 や飼料自給率向上、海づくりの活動など食の未来につながる運動と事業に積極的に取り組んできました。 引き続き、国内農業のみならず私たちのくらしに大きな影響を及ぼすTPPへの反対行動や、脱原発を目指 した再生可能エネルギーの調査・研究に、取引先とも連携して取り組んでいきます。 東都生協は1999年より環境管理活動を開始し、温暖化対策、3R活動などで一定の成果を得てきました。 しかし事業者として積極的に環境管理活動を進める一方で、青果残さの再資源化などに見られるように 経済合理性の確立が困難な課題に直面していることはご指摘の通りです。こうした状況も広く勘案した 上で、他生協他団体とも連携しつつ環境管理活動を進めてまいります。2015年度も引き続き、組合員、 役職員が一体となって、食の未来づくり運動を通じて持続可能な社会づくりに向けた取り組みを進めて まいります。 2015年4月23日 東都生活協同組合 理事長 庭野 吉也 10 東都生協の 環境活動の あゆみ 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2005 2004 2000 1999 1998 1994 1987 1986 1985 1973 1967 使用済みシッパー (保冷箱)の再資源化を開始しました。 配送センターの冷凍冷蔵庫室外機に散水機を設置しました。 ・さんぼんすぎセンターの電力購入先を新電力(PPS)に変更しました。 ・物流センター2カ所で「省エネ診断」を実施しました。 ・新座要冷セットセンターの冷凍冷蔵庫室外機に散水機を設置しました。 さんぼんすぎセンター、入間センターにLED照明を導入しました。 「リユースびん回収キャンペ−ン」を実施。当選者に「三陸産カットわかめ」をプレゼントしました。 リサイクル洗びんセンター支援活動に取り組み、約230万円の募金が集まりました。 太陽光発電システムを八潮ドライセットセンターに導入しました。 東都生協、丸富製紙(株) 、千葉北部酪農農協と共同開発した「東都もーもーロール」が誕生。利 用代金の一部が酪農家支援のために寄付されました。 リサイクル洗びんセンター支援活動に取り組み、約240万円の募金が集まりました。 1灯型の天井照明を船橋ビル(電算処理業務などを行っている施設)に導入しました。 東都生協、丸富製紙(株) 、千葉北部酪農農協と共同開発した「東都もーもーティシュ」 が誕生。利用代金の一部が酪農家支援のために寄付されました。 リサイクル洗びんセンター支援活動に取り組み、約300万円の募金が集まりました。 商品のお届けに使用しているポリ袋の回収を全センターで開始しました。 リサイクル洗びんセンター支援募金を実施。約315万円が集まりました。 「三陸牡鹿表浜魚つきの森植樹協議会」を立ち上げました。 アイドリングストップ装置を導入しました。アルミ付き紙パックのリサイクルを開始しました。 商品のお届け時に使用しているポリ袋の回収トライアルを開始しました。 パンをお届けしているポリ袋のサイズ縮小・薄肉化をしました。 2007年6月東都生協・枝幸漁協・北海道漁連の三者で「枝幸魚つきの森植樹協議会」が発足しました。 商品案内回収が実現。第10回リユースキャンペーン。牛乳パック回収開始から20周年。 累計回収量は約3,700トンに。 容器包装リサイクル法改正を求める署名運動。第9回リユースキャンペーン。 400mlびん自主回収びんに認定、第5回リユース・リサイクルキャンペーン(7/24∼9/29) 、 シンポジウム「東都発21世紀へのリサイクル社会partⅡ」 (9/12)開催。 第4回リユース・リサイクルキャンペーン(7/19∼9/17) 、 シンポジウム「東都発21世紀へのリサイクル社会」 (9/10)開催。 環境管理推進本部を設置。環境監査委員会による第三者認証制度を開始しました。 500mlびんが自主回収びんに認定。900mlと合わせて2種類に。 A-PET卵パック供給と回収。10月「脱ダイオキシン宣言」発信。 リユース推進委員会発足。☆びん再使用ネットワーク設立。 リサイクル洗びんセンター設立(共同作業所全国連絡会、メーカー・業者との協同により) 。 リサイクル運動の前進により、しょうゆとケチャップの値下げ。 東都生協業者会と9月合同学習会「ダイオキシン環境問題」実施、塩化ビニール系包材・容器の排除を申し合わせる。 4月、牛乳パックの試験回収。7月、牛乳パックのリサイクル推進運動決定、本格回収開始 当初5円/ kgで販売。 鶏卵の10個モウルドパック供給開始(リユース) 。 3月、牛乳パックのリサイクルおよびリユースびんの拡大を検討。 5月、OCR導入。 東都生協設立「天然牛乳を安く飲む会」で実施していたリユースを継承。 天然牛乳を安く飲む会が世田谷・杉並中心に共同購入開始。180mlびんのリユース実施。 2014年度環境管理報告書 本書への ご意見・ご感想を お寄せください。 皆さんの声を 今後の取り組みに 役立ててまいります。 【 発行 】 2015年5月 【 お問い合わせ先 】 東都生活協同組合 環境管理推進本部 〒156-0055 東京都世田谷区船橋5-28-6 吉崎ビル4階 電 話:03-5374-4556 FAX:03-5374-4759 *本書の内容は、東都生協のホームページでもご覧いただけます。 東都生協ホームページ「環境への取り組み」http://www.tohto-coop.or.jp/ecology/
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