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ま
こ
も
真菰
菰野中学校
学校通信
第3号
平成28年5月6日
私は毎朝,庄部橋南の信号のところで交通指導をしがてら,登校してくる生徒と挨拶を交わしているの
ですが,ほとんどの生徒が「おはようございます」と元気よく挨拶ができています。
先日,学校に見えたお客さんが,
「廊下で生徒とすれ違ったときに,生徒の方から挨拶
をしてくれた。」と喜んでみえました。自分から進んで挨拶をするということは大切なこ
とですね。みなさんも進んで挨拶ができるようになって欲しいと思い
ます。そして,みんなで学校中に挨拶の花を咲かせましょう!!
保護者の皆様には,大変お忙しい中,家庭訪問のために時間を取って頂きありがとうございました。お
子様の日頃の家庭での様子をお聞きするとともに,学校での様子をお伝えさせていただきました。せっか
くお時間を取っていただいたのに,十分な時間がとれなくて申し訳ありませんでしたが,今後も臨時に家
庭訪問をさせて頂くこともあろうかと思いますので,よろしくお願いします。
3年生は,5/25∼27の3日間,修学旅行で東京方面に行きます。政治・経済・文化の中
心である首都東京を訪れることで自分の社会的見識を高め,施設体験訪問や聞き取り学習,調べ
学習を行うことで今後の自分の進路決定の一助とし,また集団で行動し決まりやマナーを守るこ
とでこれからの社会でたくましく生きていくための力を身につけて欲しいと考えています。
旅行の初日は,東京駅に着いたら夕方まで班別分散学習,その後東京スカイツリーに集合し,
みんなでホテルに向かいます。2日目は各クラスでそれぞれの場所での研修を済ませてから3時頃に東京
ディズニーランドに集合して夢の国を満喫します。3日目は国会議事堂を訪れた後,クラス別に昼食をと
り,浅草散策をして帰路に着きます。
このように,盛りだくさんの内容が詰まった修学旅行ですが,しっかりと楽しみ,学習をしてきてくだ
さい。250人弱の大集団が一斉に行動するのですから,たった一人が身勝手な行動をしただけで,全体
に迷惑がかかってしまいます。そのようなことがないよう,仲間を大切にしながら,ひとり一人が時間や
規則を守り,集団行動をきちんとやることなどを心がけて,みんなにとって有意義な修学旅行にしていき
ましょう。そして,笑顔で出発して、とびきりの笑顔で帰って来られるようにしましょう。
18日(水)から中
間テストが始まります。1年生は初めての定期テストで緊張して
いるかもしれませんが,普段から復習をきちんとしていれば心配
することはありません。2・3年生は中間テスト2週間前という
ことでボチボチ準備をしている子もいるかもしれませんね。今日
は,テストを見据えて,「記憶力」について調べてみました。
「人間は忘れる動物である!」とよく
いわれるように,私たちはかなり覚えたことは忘れてしまってい
ます。左のグラフ「エビングハウスの忘却曲線」からわかるよう
に,人間の記憶は,20分後に42%,1時間後に56%,1日後に
74%,1週間後77%,1ケ月後79%が忘れてしまうという実験結果が出ています。1時間後には5
割強のことを忘れてしまっているのです。(人によっては異なりますが・・・)では,記憶を確実に定着
させるにはどうすればよいのでしょうか。それは,できるだけ早い時点で復習をすることです。記憶が鮮
明のうちに復習すれば短時間でよみがえってきます。それに比べ,1週間以上経過したあとで復習しても,
ところどころ完全に忘れてしまっていて,初めて記憶した時と同じ時間が必要となるわけです。1日後の
74%忘却と1ヵ月後の79%忘却では,あまり違わないように思いますが,再度定着させるための復習
に要する時間が全然違うのです。1ヵ月以上後では,はじめから覚えなおさないといけない状態になって
しまいます。そこで,効率的な復習のタイミングは,①覚えた直後に,復習する(数分間後でもOK)
②
1日後に,再度復習する
な
③1週間後に復習する。④2週間後に復習する
⑤1ヵ月後に復習する
のだそうです。これを実行すると,記憶が確実に定着していくようです。
続いて大脳についても調べてみました。大脳は「左脳」と「右脳」に分かれ
ています。「左脳」は論理的な思考や文字,言葉を担当しているのに対して,「右脳」はイメージ,想像,
直観といったものを担当しています。 「右脳」はイメージや感情をつかさどっているので,毎日の生活
に彩(いろど)りを添えたり,楽しいものにしてくれます。それに対して「左脳」は,論理的なことが得
意ですから,「左脳」ばかり使っているとストレスが溜まってしまい,毎日が味気ないものに感じてしま
うことがあります。
普通,勉強するというと,テキストや教科書,ノート,辞書などと向き合うことが多いの
ですが,どうしても「左脳」だけに偏ってしまい,気づいてみるとストレスがかなり溜まっ
てしまっているということになります。
そこで毎日,短時間でもいいので右脳を鍛えるトレーニングをすれば,「右脳」の領域が
発達し,
「左脳」との連携が活発になり,家庭での学習も捗(はかど)ること間違いなしで
す。では,みなさんがすぐにできる「右脳」を鍛える方法をいくつか紹介します!
<1.絵を描く>
「右脳」には視覚や聴覚といった情報を処理しているので,絵を描くということは当然な
がら「右脳」を鍛えることに大きな効果があります。単に「絵画」を描くというだけでなく,
様々なアイデアやメモなど,これまで文字として書いていたものをイラストに変換して描い
てみるとよいでしょう。
<2.左手を使う>
「絵を描く」
,或いは「字を書く」際に,
「左手」を使うと「右脳」は鍛えられるよう
になります。なぜなら人間は脳の右半分は体の左側に,脳の左半分は体の右半分の神経
に繋がっているからです。左手に限らず,体の左半分を積極的に動かすということは「右
脳」を鍛える効果をもたらします。
<3.小説を読む>
小説を読むということは,文字で記述された情景や感情を読み取り,自分のイメージに
変換するということになるため,「右脳」を鍛えるのに役立つと考えられています。朝の
読書でも小説や物語を読んで,自分のイメージを膨らます練習をしましょう。
<4.音楽を聴く>
音楽を聞くということは脳の活性化にたいへん大きな効果をもたら
します。しかし歌謡曲のように,歌入りの曲は「言語」として「左脳」で
処理をされてしまうので,「右脳」を鍛えるには,歌のないインストゥルメンタルや
クラシックやジャズ,電子音楽などの曲がより効果的です。
<5.パズルやブロック遊びをする>
「右脳」には「空間認識能力」も含まれています。パズルやブロック遊びをするということは,無秩序
な空間に,ある一定の秩序をつくる作業になるので,「右脳」のトレーニングに役立つと考えられます。
特に小さな子供においてはこの方法は非常に効果的であるとされています。
この他にもいろいろなトレーニング方法はありますが,とりあえず簡単にできる方法をあげておきまし
た。記憶力を高めるには,「右脳」を使って,イメージと関連しながら覚えるといいということも言われ
ています。テストまで2週間ありますので,みなさんも「右脳」をできるだけ使うトレーニングと,効果
的なタイミングで復習をすることを試してみてください。