旅の出会い 歳時記 風鈴電車 酷暑 トロッコは現役、 しかし・・・ アフリカ

旅の出会い
トロッコは現役、
しかし・・・
ご存じのとおり、縄文
杉トレッキングのメインル
ートはトロッコ道だ。しか
し、世界遺産登録されて
から、屋久杉の伐採は禁
止されている。トロッコは
廃線になっているのかな
と勝手に想像していた
が、現役で働いていた。
歩いているとガイドさんが、もうすぐ上りのトロッコが来るので退避
するようにと促した。しばらくしてトロッコが私たちを追い越して行
った。
運転資格を持っている人の都合がつかないと運行しないという
ので出会わないこともある。
終点に着くと止まっているのでゆっくりと写真を撮ればいいで
すよと教えられたのだが、今度は下ってくるのでまた退避。まさか
材木を満載しているのではと疑ったが、そうではなかった。
トロッコの終点にはそこにしかないトイレがある。登山客の自由
に用を足すことができる最後のポイント。このトロッコは、その後始
末をしてくれているようだ。
すれ違った時、懐かしい匂いを周りに配りな
がら勢いよく通過していった。私たちはそれを喜
んで撮影していた。(写真) (世界遺産好き?)
酷暑
アフリカより暑い?!
まだ電気の照明が普及していない時代のことです。もちろ
んジャンボジェットも飛んでいない時代です。照明は蝋燭の
明かりを使い、その主な消費地はヨーロッパです。東南アジ
ア諸国は、ヨーロッパに向けて蝋燭を競って輸出していまし
た。もちろん大量の物資の運搬の手段は船です。その航路は
スエズ運河を必ず通ります。
そのスエズ運河が曲者で、紛争があれば長い間足止めを食
らうことになります。暑い地域のことですし、積み荷は蝋燭
です。他の国の品物は溶けて使えなくなってしまう中、日本
の物だけは溶けずに商品としてヨーロッパまで届いたそうで
す。そのことで日本の蠟燭は定評を得て、それ以来蝋燭のシ
ェアは世界一を獲得することになりました(その昔、中学の
社会の先生が話してくれました)
。
そんな日本の蝋燭が、今年の夏はあちらこちらでダレてい
ました。お盆にお墓参りに出かけ
た折り、立ててあった蝋燭が寝て
しまっているのを見て、今年の日
本の夏の暑さと彼の地の暑さとを
思い、今年の夏はアフリカより暑
かったのでしょうか。
(ごくらくとんぼ)
分かっちゃいるけど
止められない
健康
タバコの害は耳にタコが出来るほど聞かされます。がん、
虚血性心疾患(心筋症・心筋梗塞)
、慢性閉鎖性肺疾患(肺
気腫・慢性気管支炎)は喫煙関連三大疾患と呼ばれていま
す。禁煙コーナーが増え、喫煙者には肩身の狭い世の中に
なりました。それでもタバコを吸ってしまうのは、体がニ
コチン中毒になっているとのこと。それを止めることは至
難の業、難行苦行なのだろう、非喫煙者はお察しいたしま
す。
が、先日受けた講座で、日本で初めて「禁煙外来」を始
められた高橋裕子先生のお話しを聞く機会がありました。
講座は禁煙の話とは無関係の内容でしたが、最後に先生の
本職の「禁煙外来」の紹介がありました。
「禁煙は知らぬ間に始まる」のだそうです。覚悟も決意も
忍耐もいらないそうです。ただ、禁煙外来を訪れればいい
とのこと。処方された薬を飲むだけで、不思議とタバコが
まずくなり「蚊取り線香を吸っているみたい」になり、タ
バコをやめてしまうのだそうです。
その先生、お顔から微笑みが絶えない和服美人でいらっし
ゃいます。職場でも着物を着ていらっしゃるそうです。分
かっちゃいるけど止められない皆様、是非一度京大病院禁
煙外来高橋裕子先生に会いに行かれて見て
下さい。
(犬棒)
風鈴電車
歳時記
全国新聞関西版の 1
面にも載りましたからご
記憶のかたも多いでしょ
う。今年 100 周年(すご
い!!)を迎えた能勢
電鉄が記念事業の一環
で、沿線各地の小学校・
幼稚園・保育園とのコラ
ボによる「風鈴電車」を走らせています。一日に走る車両の何
割か(かなり高率)の、4 両編成の 2・3 両目の天井に枠を組ん
で、季節の花(造花)とともに幾つもの手作り風鈴を吊り下げま
す。作者はもちろん子供たち。思いおもいのメッセージには
「おとうさんいつもお仕事おそくまでごくろうさま」「家族みんな
が元気で幸せになれますように」などという「良い子バージョ
ン」が多いが、中には「サッカーことしも補欠はイヤだ、がんば
るぞ」などの根性路線も。電車が大きくカーブすると風鈴が一
斉に鳴り、それで初めて気がつく人も居て「わぁすてきね!!」
列車の雰囲気が一気になごみます。100 周年の今年だけとい
わず毎年やればいいのに、との乗客からの声も。皆さん、能勢
電車に乗ったらスマホや携帯にまっしぐらに向かわず、天井を
見あげてみませんか?!
(ローカル線シニア)
このコーナーの、皆様の投稿をお待ちしています。(広報部)