社会学部 - 立教大学

シ ラ バ ス
社会学部
立 教 大 学
作成日:2016 年 09 月 01 日
■DA181
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/基礎演習
(Introductive Seminar for Sociological Research)
社会学部教員が担当
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DA181:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
高校までの勉強とは異なる「大学で研究すること」を経験するとともに,その基礎を学ぶ。
授業の内容(Course Contents)
大学での学びは,自ら問いを立てて,この問いに沿って研究をすすめ,成果をまとめるという過程である。この演習ではこうした一
連の過程を経験するために「PBL(Project Based Learning)」という方式を導入し,自分たちの問題意識に従ってテーマを設定し,
自分たちで仮説を立て,データを集め,なんらかの答えを出して最終レポートにまとめてい
く。このなかで,レジュメ作成や報告・討論のしかた,レポート執筆上のルールやマナーなど,研究(学び)のために必要な基礎的
能力を身につけていく。
演習形式の授業は,講義形式のもの以上に毎回の出席と授業への積極的な参加が要求されるので,この点をよく理解して履修
すること。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション−大学で学ぶということ
2. テーマ設定について
3. 仮説の設定について
4. データ収集について
5. レジュメ作成について
6. 報告・討論について
7. レポート執筆上のルール
8. レポート執筆上のマナー
9. テーマ設定とグルーピングについて
10. フィールド調査について
11. 発表について
12. 報告書の作成について(1)
13. 報告書の作成について(2)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習も含め,授業に関連する情報を掲示することがあるので,よく注意すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席,通常のゼミ時での貢献,最終レポート等によって評価を行う。(100%)
テキスト(Textbooks)
事前ないし授業時に提示。
参考文献(Readings)
事前ないし授業時に提示。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
上記授業計画は代表的な例である。
注意事項(Notice)
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■DA208
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会調査法2
(Social Research Methods 2)
間々田 孝夫(MAMADA TAKAO)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DA208:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会調査の設計と実施方法について、質的調査法と量的調査法に分け、調査の企画・設計、データの収集・整理・分析までを講
義する。
授業の内容(Course Contents)
質的調査法では、その種類と代表的な作品、テーマの設定、調査対象者との関係形成、分析法、データの整理と分析・解釈をあ
つかう。量的調査法では、調査票調査の企画・設計・実施方法、調査票の作成、サンプリングの意味と方法、実査、エディティン
グ、コーディング、データ・クリーニングについてあつかう。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業の進め方と社会調査法
2. 質的調査法の種類と作品
3. テーマ設定からフィールドへ
4. 質的データの収集: フィールドワーク
5. 質的データの分析・解釈・まとめ方
6. 調査票調査の企画と設計
7. 仮説の構成
8. 調査票の作成(1)
9. 調査票の作成(2)
10. サンプリングの理論
11. サンプリングの方法
12. 調査票調査の実施
13. 調査データの整理
14. 社会調査は何を明らかにしてきたか
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会調査法1を復習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(59%)/出席点(26%)/授業内小テスト(15%)
テキスト(Textbooks)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ―理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 桜井厚・小林多寿子編、2005、『ライフストーリー・インタビュー――質的研究入門』、せりか書房
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA211
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会学データ実習
(Sociological Data Analysis Seminar)
是永 論(KORENAGA RON)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DA211:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
標準的な社会調査法の授業として,数量データの分析法の基礎を扱う。2 変数間の関連の分析に習熟し,分析結果を的確に整
理できるようにする。
授業の内容(Course Contents)
度数分布表,比率の推定,クロス集計,χ
二乗検定,クラメールの V,クロス表のエラボレーション, 代表値(平均値,中央値,最
頻値),平均値の推定,分散,標準偏差,標準得点,相関係数,因果関係と相関関係,統計的資料の整理と提示法について,理
解し,実際にデータを分析してみる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:質的変数と量的変数
2. 調査データの点検,コーディング
3. 度数分布表,代表値(平均値・中央値・最頻値)
4. 複数の変数間の関係,相関と因果
5. クロス集計表の分析
6. χ
2 乗検定
χ
2 乗検定とクラメールの V
7. 三重クロス表,疑似相関とエラボレーション
8. 標本と母集団,統計的検定
9. 統計的分析の基礎,平均,分散,標準偏差
10. 平均の差の検定,相関係数
11. 共分散,相関係数,因果関係と相関関係
12. 統計資料の整理 度数分布表のグラフ表示
13. 統計資料の整理 クロス表のグラフ表示
14. 報告書の読み方・書き方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は,履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業出席(30%)/平常点(随時の宿題および課題レポート)(70%)
テキスト(Textbooks)
独自のテキストを配布。
参考文献(Readings)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ――理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 森岡清志編、2007、『ガイドブック社会調査』、日本評論社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
この授業は PC 実習を含め積み上げ型で進むので,欠席をすると遅れを取り戻すのが難しくなる。できる限り出席し,やむを得ず
欠席した場合には,配付テキストを必ず熟読し実習をして,次回授業に臨むこと。
注意事項(Notice)
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■DA281
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
労働社会学の基礎
藤本 真(FUJIMOTO MAKOTO)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA281
授業の目標(Course Objectives)
「働くこと」には、働く人自身のほかに、職場で一緒に働く同僚や、働く人に成果や役割を期待する企業、働く人々の家族など、
様々な人々や組織の思惑が絡んでいます。したがって「働くこと」の理解には、経済学や経営学の視点だけではなく、社会学の視
点も必要となります。本演習では、働くことにかかわる現状を捉える社会学の視点と、社会学の視点から働くことを捉えようとした
時に必要となる、企業による人事労務管理(=「働かせ方」の仕組み)の基本を学びます。
授業の内容(Course Contents)
本演習では2つのテキストを用います。参加者は毎回の演習にあたって、あらかじめ決められた部分を読んでくることが必要にな
ります。その上でテキストの内容についての検討を行い、内容に関連した課題について考察します。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス・演習の進め方について
2. 「働くこと」を社会学する
3. 人を「働かせる」仕組み-組織の運営と人事労務管理-
4. 若者が働くまで-学校から企業・職場へのトランジション(移行)-
5. 雇用管理-働く人と仕事を結びつける仕組み-
6. 「日本的雇用システム」-日本企業の雇用管理における特徴-
7. 仕事に役立つ能力を身につける-能力開発の仕組み-
8. 仕事上の「キャリア」を築く-キャリア形成の現状と課題-
9. 労働時間管理-どのように働いてもらうかを決める仕組み-
10. 働く時間と個人の時間-ワーク・ライフ・バランスを取り巻く社会関係-
11. 企業・職場における男女の扱いのちがい-性別職域分離-
12. 職場のダイナミズム
13. 多様化する雇用・就業形態と働き方
14. 組織から動く-失業・転職・退職・起業の仕組み-
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
①演習参加者は、テキストのあらかじめ指定された部分を読んでくる必要があります。
②またテキストの内容に関連した課題を毎回提示します。演習参加者は、その課題についても調査・考察をしてください。
③毎回の演習については、演習参加者のうちの2人を事前に指名し、テキストについての報告と、課題についての報告を行って
もらいます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/出席状況(40%)/演習への貢献度(報告回数、課題への取組み、議論への参加状況)(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 小川慎一・山田信行・今野美奈子・山下充、2015、『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』、有斐閣 (ISBN:ISBN978-4641-22043-0)
2. 佐藤博樹・藤村博之・八代充史、2015、『新しい人事労務管理(第5版)』、有斐閣 (ISBN:ISBN978-4-641-22062-1)
参考文献(Readings)
1. 上林千恵子編著、2012、『よくわかる産業社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:ISBN978-4623062928)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA282
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
逸脱者・マイノリティの生きる世界と後期近代を社会学的に考える
福重 清(FUKUSHIGE KIYOSHI)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA282
授業の目標(Course Objectives)
社会学的なものの見方,特に逸脱者、マイノリティが生きる世界を理解するための考え方の基本を,逸脱やアイデンティティ、後
期近代に関わる基礎文献の講読,報告,討論を通じて身につける。
授業の内容(Course Contents)
このゼミでは,社会に暮らす様々な人々,特にマイノリティ(少数派,弱者)の立場にある人々(障害者や高齢者, 病者,犯罪者
など)の生きる世界を理解するための社会学理論に関する文献を講読する。ゼミでは毎回担当者を決め,担当者は,課題の文献
を読み,その内容をレジュメにまとめ,さらに疑問点等のコメントを加えて報告する。その他の受講者は,予め文献を読んできた
上で,疑問点等があれば報告者に質問する。受講者同士のディスカッションを通じてより深い文献の理解を目指す。なお、受講者
全員が報告を担当するためには授業期間だけでは足りないため、夏休みの前半(おおむね 8 月 15 日頃まで)に関東近県で 1 泊
2 日の合宿を行う予定である(この費用は社会実験料から支出される予定)。
課題文献としては,まず石川良子『ひきこもりの〈ゴール〉』と E.ゴフマン『スティグマの社会学』の全部ないし一部を講読する。さら
に本年度は、後期近代との関わりを論じた論者―A.ギデンズ,J.ヤングなど―の著作の中から一点を取り上げ,講読する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 石川良子『ひきこもりの〈ゴール〉』を読む
3. E.ゴフマン『スティグマの社会学』を読む(1)
4. E.ゴフマン『スティグマの社会学』を読む(2)
5. E.ゴフマン『スティグマの社会学』を読む(3)
6. E.ゴフマン『スティグマの社会学』を読む(4)
7. E.ゴフマン『スティグマの社会学』を読む(5)
8. 後期近代について考える(1)
9. 後期近代について考える(2)
10. 後期近代について考える(3)
11. 後期近代について考える(4)
12. 後期近代について考える(5)
13. 後期近代について考える(6)
14. 後期近代について考える(7)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回,受講者全員が必ず文献の該当部分について事前に読み、その内容に関する疑問点などを考えてくること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
議論への参加と発言の積極性(40%)/報告レジュメの出来(30%)/プレゼンテーションとコメントの巧拙(30%)
授業への出席,議論への参加度,報告の質などを総合的に判断して評価する。
テキスト(Textbooks)
1. E. ゴフマン、2001、『スティグマの社会学』、せりか書房 (ISBN:9784796700436)
2. 石川良子、2007、『ひきこもりのゴール』、青弓社 (ISBN:9784787232762)
その他授業時に指示する。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
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注意事項(Notice)
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■DA283
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA283
授業の目標(Course Objectives)
共通の文献を読み,それに基づいて討論するという作業を経験することによって,(1)文献を批判的に読み,(2)レジュメの作り
方やプレゼンテーション方法を修得し,(3)社会学的思考や研究方法に関する基礎的知識を身につけることを目指す。
授業の内容(Course Contents)
2年次秋に実施される3年次からのゼミ選択に向けて,新書レベルの文献を数冊講読し,討論する体験を積み重ねる。グローバ
リゼーション,少子高齢化,雇用の流動化,格差・貧困の深化,社会的排除などの現状やそれらの社会的歴史的背景を理解する
とともに,他国の状況や政策を参考にしながら,今後の望ましい日本社会のあり方を考える。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション(授業の進め方の説明,分担の決定など)
2. 文献講読とディスカッション1
3. 文献講読とディスカッション2
4. 文献講読とディスカッション3
5. 文献講読とディスカッション4
6. 文献講読とディスカッション5
7. 文献講読とディスカッション6
8. 文献講読とディスカッション7
9. 文献講読とディスカッション8
10. 文献講読とディスカッション9
11. 文献講読とディスカッション 10
12. 文献講読とディスカッション 11
13. 文献講読とディスカッション 12
14. 文献講読とディスカッション 13
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
教科書を事前に必ず読んでくること。レポーターを担当する際にはレジュメを内容を的確にまとめた作成するとともに、円滑なプレ
ゼンテーションやゼミ運営のために十分な準備をすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(30%)/レポーターとしてのレジュメ作成とプレゼンテーション(20%)/討論における主体的参加度(20%)/レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 濱口桂一郎、2013、『若者と労働- 「入社」の仕組みから解きほぐす』、中公新書ラクレ (ISBN:978-4121504654)
2. 師岡康子、2013、『ヘイト・スピーチとは何か』、岩波新書 (ISBN:978-4004314608)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
主体的に学ぶ姿勢とともに,他の学生や教員,TA との円滑なコミュニケーションを心がける姿勢をもっていることを前提としてゼミ
を運営する。授業外での連絡は,大学のメールアドレスを登録したゼミのメーリングリストを用いておこなうため,メールチェックを
怠らないこと。
注意事項(Notice)
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■DA284
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
余田 翔平(YODA SHOHEI)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA284
授業の目標(Course Objectives)
社会現象を記述し、その現象が生起するメカニズムを明らかにするという社会学的研究の代表例について理解する。また、情報
を効果的に伝えるためのプレゼンテーションの技法を学ぶ。
授業の内容(Course Contents)
まず、仮説構築をはじめとする社会科学の方法論、およびプレゼンテーションの技法について講義する。その後、数グループに分
かれて文献を購読し、その内容について報告する。その他、2 回にわたってディベートを行う。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション・自己紹介
2. 社会科学におけるモデル構築
3. プレゼンテーションの技法
4. ディベートの方法
5. 文献講読
6. 文献講読
7. 文献講読
8. 文献講読
9. ディベート(1)
10. 文献講読
11. 文献講読
12. 文献講読
13. 文献講読
14. ディベート(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自身のグループの報告がない授業回でも必ずテキストを事前に読み、質問を考えてくること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業内の課題(60%)
テキスト(Textbooks)
1. 小林淳一他、1991、『考える社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623021260)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA285
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA285
授業の目標(Course Objectives)
文献の講読を通じて、社会学の基礎的な知識や考え方を学び、演習の作法を身につける。
授業の内容(Course Contents)
一人ではなく複数の受講者たちと共通のテキストを読むことで、文献の(小説など文学作品とは異なる)読み方や、レジュメの作
り方、報告(プレゼンテーション)の仕方、議論の進め方など、演習の作法を相互に学びあう。その中で受講者一人ひとりが自分の
研究テーマを模索しながら、3年次のゼミ選択へ向けて経験を積む。
授業は、報告・司会・コメントなど役割を分担し進めて行く。報告者はレジュメを作成、内容を報告し、自分の考えを述べ、議論の
ポイントを呈示する。コメント担当者は報告に対して、疑問点を明らかにし、コメントをする。また他の受講者は、疑問があれば質
問し、自分の意見を述べる。司会者は、時間配分、全体の議論の流れに気を配る。受講者一人ひとりが、自分の位置を見極め
て、そこから積極的に演習にコミットすることが重要である。
講読する予定の文献をテキスト欄に何冊か挙げておく。詳細は最初の授業時に説明する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
自己紹介
2. 文献の講読
3. 文献の講読
4. 文献の講読
5. 文献の講読
6. 文献の講読
7. 文献の講読
8. 文献の講読
9. 文献の講読
10. 文献の講読
11. 文献の講読
12. 文献の講読
13. 文献の講読
14. 文献の講読
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予定された文献は必ず精読し、それに対する疑問、意見をまとめておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/平常点(出席、報告・司会・コメント等のプレゼンテーション、討論への参加 度)(80%)
テキスト(Textbooks)
1. 見田宗介、『現代社会の理論』、岩波新書
2. 筒井淳也、『仕事と家族』、中公新書
3. マイケル・サンデル、『それをお金で買いますか』、ハヤカワ・ノンフィクション文庫
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA286
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
社会学を学ぶ
橋迫 瑞穂(HASHISAKO MIZUHO)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA286
授業の目標(Course Objectives)
社会学の入門書から、 文化、 メディア、 宗教などを取り上げた社会学の文献を精読し、 ディスカッションを通して理解を深めてい
く。そのなかで、文献の理解の仕方について学んでいく。
授業の内容(Course Contents)
社会学とはどのような学問なのか、 何を対象にしどのように論じているものなのかを、 文献を読むことで理解することを目的とす
る。 その過程で、ディスカッションを行ったり、不明な点、理解が困難な箇所を調べたりすることで、文章を読む基礎的な力を身に
付けていく。 文献としては主に社会学の入門書から、 「都市」 「メディア」「若者文化」 「消費」 「宗教」 「自己啓発本」 といったテ
ーマを取り上げたもののなかから選んでいきたい。 文献については、 候補に挙げたもののなかから話し合って決定する
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 社会学入門(1)
3. 社会学入門(2)
4. 社会学入門(3)
5. まとめ/ディスカッション
6. 文化社会学(1)
7. 文化社会学(2)
8. 文化社会学(3)
9. まとめ/ディスカッション
10. 文献の調べ方
11. 文化・宗教・メディア(1)
12. 文化・宗教・メディア(2)
13. 文化・宗教・メディア(3)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
担当する文献の箇所だけでなく文献を精読し、付箋などを利用して疑問点、興味深い点などを明確にしておくこと。また、 授業で
発言する内容をあらかじめ考えておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(20%)/課題達成度(40%)/授業参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 井上俊・船津守編、2005、『「自己と他者の社会学」』、有斐閣アルマ (ISBN:ISBN4-641-12275-X)
2. 長谷正人、1991、『「悪循環の現象学」』、ハーベスト社 (ISBN:ISBN4-938551-14-4)
3. 森真一、2000、『「自己コントロールの檻」』、講談社 (ISBN:ISBN4-06-258177-9)
4. ジョージ・リッツア、2009、『「消費社会の魔術的体系」』、明石書店 (ISBN:ISBN978-4-7503-2971-0)
5. 牧野智和、2012、『「自己啓発の時代」』、勁草書房 (ISBN:ISBN978-4-326₋65372-0)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA287
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
現代社会の労働と意識
田靡 裕祐(TANABIKI YUSUKE)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA287
授業の目標(Course Objectives)
この演習では,現代社会における労働のあり方と,関連する社会問題について学び,論理的に考え,説明する力を身につけ
る。主に文献の講読を行うが,レジュメの作成やプレゼンテーションといったような,他者と問題意識を共有し深めていくための技
法も修得する。
授業の内容(Course Contents)
賃金や労働時間といった制度的な問題とともに,コミットメントや価値志向といった心理的な側面についてもとりあげる。文献講
読をベースとして,世論調査や統計資料などを活用しながら議論を掘り下げていく。また,国際比較の視点を重視し,日本社会に
おける労働問題の特徴についても考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. 演習の進めかた
―受講生の問題関心の簡単な確認
2. キーワードの概説①
―賃金,労働時間,雇用形態,労使関係
3. キーワードの概説②
―性別職域分離,性別役割分業意識
4. キーワードの概説③
―仕事へのコミットメント,仕事の価値志向,労働倫理
5. 議論の準備のために
―世論調査や統計資料の探索と読み解き①
6. 議論の準備のために
―世論調査や統計資料の探索と読み解き②
7. 文献講読とディスカッション①
8. 文献講読とディスカッション②
9. 文献講読とディスカッション③
10. 文献講読とディスカッション④
11. 文献講読とディスカッション⑤
12. 文献講読とディスカッション⑥
13. 文献講読とディスカッション⑦
14. さらに深い考察のために
―社会学的な研究の進め方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
文献講読やディスカッションの準備のために,課題となる文献や資料を入念に読み込むことが必須となる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/演習での取り組み(レジュメ作成,ディスカッションへの参加)(70%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 小川慎一ほか、2015、『「働くこと」を社会学する―産業・労働社会学』、有斐閣アルマ (ISBN:978-4-641-22043-0)
2. 筒井淳也、2015、『仕事と家族―日本はなぜ働きづらく,産みにくいのか』、中公新書 (ISBN:978-4-12-102322-3)
3. 斎藤友里子・三隅一人(編)、2011、『現代の階層社会 3 流動化のなかの社会意識』、東京大学出版会 (ISBN:978-4-13055133-5)
その他,受講生の問題関心を見ながら,文献を追加する。
- 11 -
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 12 -
■DA288
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
教育社会学基礎ゼミナール
中西 啓喜(NAKANISHI HIROKI)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA288
授業の目標(Course Objectives)
教育社会学の基礎パラダイムの変遷を概観し、 日本の教育問題を考察する思考力を身につける。
授業の内容(Course Contents)
教育社会学の基礎パラダイムの変遷を概観し、 過去・現在の日本の教育問題を議論する。 とりわけ、 教育政策の観点から、 日
本の学力・学歴格差についての文献を読み進める。 履修者には積極的な議論への参加を期待する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション:社会科学から見た教育問題
2. 日本の教育格差の現状を学ぶ:実証研究の観点から
3. 教育の公的な効用を検討する:なぜ税金が学校教育へ投入されるのか?
4. 大学全入時代を考える:大学生は多すぎるか?
5. 18 歳(高卒時)進学率と生涯学習率を考える:大学入学のタイミングはいつが適切か?
6. 18 歳主義・卒業主義・親負担主義:日本の大学進学行動の慣例は当たり前か?Ⅰ
7. 習慣病になったニッポンの大学:日本の大学進学行動の慣例は当たり前か?Ⅱ
8. 変貌する「学歴社会日本」:日本の「総中流社会から格差社会へ」は本当か?Ⅰ
9. 格差社会と階級・階層:日本の「総中流社会から格差社会へ」は本当か?Ⅱ
10. 階級・階層の「不都合な真実」:日本の「総中流社会から格差社会へ」は本当か?Ⅲ
11. 逃れられない学歴格差社会:日本の「総中流社会から格差社会へ」は本当か?Ⅳ
12. 学歴分断社会の姿:日本の学歴社会の現状を考える
13. 日本の公教育費を検討するⅠ
14. 日本の公教育費を検討するⅡ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
事前学習の指示は、 履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席および授業 参加(30%)/中間レポート(30%)/最終レポート(Final Report)(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 矢野眞和、2011、『「習慣病」になったニッポンの大学:18 歳主義・卒業主義・親負担主義からの解放』、日本図書センター
2. 吉川徹、2009、『学歴分断社会』、筑摩書房
3. 中澤渉、2014、『なぜ日本の公教育費は少ないのか: 教育の公的役割を問いなおす』、勁草書房
参考文献(Readings)
1. 柴野昌山・竹内洋・菊池城司(編)、1992、『教育社会学』、有斐閣
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA289
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
社会の多文化化と「共生」を考える
金 兌恩(KIM TAEEUN)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA289
授業の目標(Course Objectives)
社会の多文化化、多文化主義、多文化教育に関する文献の講読やレジュメの作成・報告、討議を通じて、社会学的な視点と知識
を身につける。
授業の内容(Course Contents)
グローバル化が進んでいる現代の世界は、統合と分裂が繰り返される混沌とした社会でもある。そこで、改めて、「多文化主義」、
「共生」、「社会統合」、「異文化理解」といった社会学における重要概念について、関連文献を輪読しながら、討議を行う。授業で
は、差異や他者性、エスニシティ、マイノリティ、アイデンティティ、共同性などの概念を学び、多文化主義や多文化教育などに関
する理論的・実践的議論に触れる。それを踏まえて、日本国内外における多文化化の現状や多文化共生・多文化教育とかかわ
る政策や実践について、社会学的な視点から検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 多文化主義とは何か1
3. 多文化主義とは何か2
4. 多文化主義とは何か3
5. 多文化主義の可能性と課題1
6. 多文化主義の可能性と課題2
7. 多文化主義の可能性と課題3
8. 多文化主義の可能性と課題4
9. 多文化共生社会と教育1
10. 多文化共生社会と教育2
11. 多文化共生社会と教育3
12. テーマ討論1(自主リサーチの報告に基づく討論)
13. テーマ討論2(自主リサーチの報告に基づく討論)
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
事前に講読文献を読み、授業で取り上げたい論点を考えておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席(30%)/報告や討議を含む授業への参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 関根政美、2000、『多文化主義社会の到来』、朝日選書
2. アンドレア・センプリーニ、2003、『多文化主義とは何か』、白水社
3. ソニア・ニエト、2009、『アメリカ多文化教育の理論と実践』、明石書店
授業内で指示
参考文献(Readings)
1. アルジュン・アパドゥライ、2010、『グローバリゼーションと暴力:マイノリティーの恐怖』、世界思想社
2. 竹沢泰子、2009、『人種の表象と社会的リアリティ』、岩波書店
3. 松田素二、2009、『日常人類学宣言!生活世界の深層へ/から』、世界思想社
4. 佐久間孝正、2011、『外国人の子どもの教育問題』、勁草書房
授業内で指示
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 14 -
注意事項(Notice)
- 15 -
■DA290
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
脇田 彩(WAKITA AYA)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA290
授業の目標(Course Objectives)
社会学の文献を講読・報告・討論することを通じて、社会学的なものの見方を身につける。また、現代の社会問題について主体
的に学び、考えを述べる。
授業の内容(Course Contents)
文献を演習形式で講読することで、社会の様々な側面に関心を持ち、社会学的に考え、議論し、主張を述べることに慣れることを
目指す。
初回に各文献の報告担当者を決める。報告者はレジュメを作成し、文献の内容および自らの意見・論点を発表する。他の参加者
は文献を事前に読んだ上で、質問・コメントを行い、議論に参加する。ゼミ参加者には積極的な発言が求められる。
講読予定文献は、田中俊之『男性学の新展開』(青弓社、2009 年)、ミッシェル・メイソン他『日本人の「男らしさ」』(明石書店、2013
年)、石井クンツ昌子『「イクメン」現象の社会学』(ミネルヴァ書房、2013 年)。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 文献講読
3. 文献講読
4. 文献について議論
5. 文献講読
6. 文献講読
7. 文献講読
8. 文献について議論
9. 文献講読
10. 文献講読
11. 文献講読
12. 文献について議論
13. 演習のまとめ
14. 演習のまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業前に講読文献を精読することが必要である。発表者はレジュメを作成し、論点を提示する。発表者以外の参加者は、1 つの
文献につき最低 1 つの質問・コメントを準備する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート(40%)/平常点(レジュメ・報告、議論への貢献、出席)(60%)
3/4 以上の出席を必須とする。
テキスト(Textbooks)
1. 田中俊之、2009、『男性学の新展開』、青弓社 (ISBN:4787233068)
2. ミッシェル・メイソン他、2013、『日本人の「男らしさ」』、明石書店 (ISBN:4750337455)
3. 石井クンツ昌子、2013、『「イクメン」現象の社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623066088)
参考文献(Readings)
授業内で適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA291
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
須永 将史(SUNAGA MASAFUMI)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA291
授業の目標(Course Objectives)
1. 社会学に関する文献の講読を通じて、基本的な概念,考え方を学ぶ。
2. 1.を通じて,社会的課題解決のための議論の作法を身につける。
授業の内容(Course Contents)
この演習では専門的な文献を複数人で講読する.この中で,レジュメ作成や報告・討論の仕方など,学びのために必要な基礎的
能力を身につける.また文献の批判的読解を通じて,自分なりのテーマの見つけ方や主題を探してゆく.受講生には,積極的な
参加が求められる.講読予定の文献を「テキスト」欄に挙げておく.
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 文献講読
3. 文献講読
4. 文献講読
5. 文献講読
6. 文献講読
7. 文献講読
8. 文献講読
9. 文献講読
10. 文献講読
11. 文献講読
12. 文献講読
13. 文献講読
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
担当する文献の箇所に限らず,文献は精読し授業に臨むこと.
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(20%)/最終レポート(Final Report)(40%)/ディスカッションへの参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 左古輝人、2006、『畏怖する近代』、法政大学出版局 (ISBN:4-588-67513-3)
2. 友枝敏雄・山田真茂留(編)、2013、『Do!ソシオロジー』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-12496-7)
3. 江原由美子・山田昌弘、2008、『ジェンダーの社会学 入門』、岩波書店 (ISBN:978-4-00-028048-8)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA292
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar(2nd year))
Reading an American Sociology Text
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
春学期(Spring Semester)
SOC2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA292
授業の目標(Course Objectives)
アメリカの大学で使用されている社会学のテキストを、一定のスピードで読解する力をつける。
授業の内容(Course Contents)
社会学が扱う多様な内容を、履修学生の関心に基づいて取り上げ、日本語に訳すのではなく、英文の内容を理解していく。また、
内容についてある程度のディスカッション(日本語)を通して他の科目ですでに学習している社会学の知識との関係を確認してい
く。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:テキストの紹介、進行方法、予習・準備の方法などの説明
2. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(1)
3. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(2)
4. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(3)
5. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(4)
6. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(5)
7. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(6)
8. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(7)
9. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(8)
10. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(9)
11. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(10)
12. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(11)
13. 予定箇所の読み合わせとディスカッション(12)
14. 全体の振り返り
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予習が非常に重要となる。各回主たる発表者を決めるが、全員が予定されている箇所を指示された方法で読んでくること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
予習(60%)/発表(20%)/ディスカッションへの参加(20%)
テキスト(Textbooks)
1. Dalton Conley. 2015. You May Ask Yourself: An Introduction to Thinking Like a Sociologist, 4th edition. W.W.Norton & Co.
(ISBN:978-0-393-93773-2)
700 頁を超える大きさであるが、内容が細かく分けて説明されており、それぞれの中心概念がマーカーで示されている。写真、イ
ラストなどが上手に工夫されていて、本文の内容が理解しやすい構成となっている。平易な英文で読みやすい。
参考文献(Readings)
必要に応じて紹介する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/yasuhito/
注意事項(Notice)
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■DA301
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA301/少子・高齢社会論
(Low-fertility and Aged Society)
脇田 彩(WAKITA AYA)
秋学期(Fall Semester)
SOC3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
少子化・高齢化の現状・要因・課題について、基礎的知識を身につける。少子・高齢社会における様々な課題を、データに基づ
き、社会学的視点から考える。
授業の内容(Course Contents)
少子・高齢社会について、日本社会を中心に、その現状を確認する。その上で、少子化・高齢化の人口学的メカニズムと社会的
要因、社会に対する影響・課題を学ぶ。
授業計画(Course Schedule)
1. 少子・高齢化の基礎的知識:日本社会の現状と国際比較
2. 少子・高齢化の基礎的知識:「人口問題」の歴史
3. 少子・高齢化の基礎的知識:人口学の基礎
4. 少子・高齢化はなぜ起きるのか:人口転換・出生行動・家族・経済 (1)
5. 少子・高齢化はなぜ起きるのか:人口転換・出生行動・家族・経済 (2)
6. 少子・高齢化はなぜ起きるのか:人口転換・出生行動・家族・経済 (3)
7. 少子・高齢化はなぜ起きるのか:人口転換・出生行動・家族・経済 (4)
8. 少子・高齢化の影響:労働市場・社会保障・家族 (1)
9. 少子・高齢化の影響:労働市場・社会保障・家族 (2)
10. 少子・高齢化の影響:労働市場・社会保障・家族 (3)
11. 少子・高齢社会の課題:世代間格差・社会保障制度・ジェンダー政策を中心に (1)
12. 少子・高齢社会の課題:世代間格差・社会保障制度・ジェンダー政策を中心に (2)
13. 少子・高齢社会の課題:世代間格差・社会保障制度・ジェンダー政策を中心に (3)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
授業内で紹介する。
参考文献(Readings)
1. 河野稠果、2007、『人口学への招待』、中央公論新社 (ISBN:4121019105)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA303
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA303/共生社会論
(Study of Symbiotic society)
障害の世界との出会い
田中 恵美子(TANAKA EMIKO)
単位
2単位(2 Credits)
(Credit)
言語
日本語
SOC3310
(Language)
(Japanese)
2016 年 8 月 2 日付変更(変更事由:担当者変更のため)
担当者:「深田 耕一郎(FUKADA KOICHIRO)」→「田中 恵美子(TANAKA EMIKO)」
テーマ/サブタイトル等:「葛藤をとりもどす」→「障害の世界との出会い」
秋学期(Fall Semester)
授業の目標、授業の内容、授業計画、
授業時間外(予習・復習等)の学習、成績評価方法・基準、参考文献については、本文
参照
授業の目標(Course Objectives)
【変更後】
・障害の世界について、想像力を働かせて理解することができる。
・障害のある人の生活環境に通底する課題について考察することができる。
・障害のある人とともに生きる社会のあるべき姿について考察することができる。
【変更以前の記載内容】
障害者の自立生活を切り口にして,「他者とともにあること」の問題とその可能性を理論的・実践的に考察する。授業では,障害
を持つ当事者に多数来校してもらい,かれらとともにワークショップを行う。そのかかわりのなかから他者との共生にかんする個
人的かつ社会的な〈発見〉の獲得を目標にする。
授業の内容(Course Contents)
【変更後】
まず、自分たちが持っている「障害に対するイメージ」をワールドカフェ形式のワークショップを行うことによって理解する。そのう
えで、講義中の DVD の視聴やゲスト講師の講義から、障害のある人たちの姿、歴史や現在の活動、生活の様子を理解し、障害
の世界について根拠をもってなおかつ想像力を膨らませて理解することができるようになる。後半は、現代的な課題に引き寄せ
て障害のある人の生活環境にある今日的な課題について、講義とグループディスカッションを行う。このことを通して、障害のある
人の生活環境に通底する課題について考察することができるようになる。
最後に自らの障害に対するイメージが講座を通してどのように変わったか(変わらなかったか)明らかにするとともに、これから
障害のある人と一緒に生きる社会のあるべき姿についてグループディスカッションを行い、考察する。
【変更以前の記載内容】
障害者の自立生活運動は「他者とともにあること」の可能性を問うてきた社会実践である。ここでいう「他者とともにあること」と
は,特定の空間においてふたり以上の人間が存在し何らかのコミュニケーションをかわしあう事態を指している。「ともにある」とは
きわめて具体的な目の前の人間同士の「共在」の問題であるが(ミクロな社会空間)、他方でそれは「ともに生きる」という普遍的
な「共生」の問題へとひと続きにつながっている(マクロな社会空間)。自立生活はこの共在/共生をめぐる問題が最も先鋭的に
現れる場所であり,「他者とともにある社会」はいかにして可能かという問いを不断に追求してきた。本講義では障害者の自立生
活という切り口を出発点にして,現代社会における「他者とともにあること」の争点を明らかにし,共生のための理論的・実践的な
インプリケーションを得る。
なお,自身の身体を通した学びを深めるために,障害当事者のグループに来校してもらい,かれらとともにワークショップを開催
する。過去 2 年間の授業では,身体障害者・知的障害者と呼ばれる人々と美術・音楽・舞踊などの芸術表現を通じた創作活動を
試みたり,都市空間のバリアフリー状況を調査するワークを実施した。本年度も同様の内容を行う予定であり,そのプロセスを通
じて生じる葛藤を大切にしながら,他者とともに生きるための実践知を学ぶ。
授業計画(Course Schedule)
1. 【変更後】障害のイメージ-(ワールドカフェ形式)
【変更以前の記載内容】自立生活とは何か――他者とともに生きるために
2. 【変更後】障害の定義
【変更以前の記載内容】障害者/健常者――コンフリクトからの自由/コンフリクトへの自由
3. 【変更後】障害のとらえ方
【変更以前の記載内容】自立生活運動の闘争史――青い芝・在障会・CIL
4. 【変更後】障害福祉の理念
【変更以前の記載内容】他人であることの可能性――介護の社会化
5. 【変更後】自立生活運動とは何か
【変更以前の記載内容】ワークショップ(1)――葛藤をとりもどす
6. 【変更後】自立生活運動の歴史 1-脱施設化
- 20 -
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8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
【変更以前の記載内容】ワークショップ(2)――脱家族・脱施設の思想実践
【変更後】自立生活運動の歴史 2-脱家族
【変更以前の記載内容】ワークショップ(3)――かかわりのなかにある自立
【変更後】障害と共に生きる1(ゲスト講師)
【変更以前の記載内容】ワークショップ(4)――社会モデルの視点
【変更後】今日的課題―優生思想
【変更以前の記載内容】ワークショップ(5)――介護者の語り
【変更後】今日的課題―尊厳死
【変更以前の記載内容】ワークショップ(6)――フリーディスカッション
【変更後】障害とともに生きる2(ゲスト講師)
【変更以前の記載内容】介護――エロスの交易
【変更後】今日的課題―障害者の結婚・出産・子育て
【変更以前の記載内容】貨幣の効用――贈与と交換
【変更後】障害者権利条約と障害者差別解消法
【変更以前の記載内容】福祉国家の可能性――保険と扶助
【変更後】まとめ-ワールドカフェ&フリーディスカッション 改めて障害のイメージについて
【変更以前の記載内容】共生社会に向けて――ドラマとシステムのまじわるところ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
【変更後】
参加者の主体的な授業への参加、すなわちレジュメに記載されている次週のテーマに沿って新聞等の情報や関連図書の閲覧
等を行って授業に参加してほしい。講師からも次の授業に向けて、考えてきていただく題材をできるだけ毎回講義終了時に提示
する予定である。毎回の授業の開始は授業時間外学習の確認から始める。
【変更以前の記載内容】
ワークショップでは履修者同士のグループワークが中心になるので,そのことを念頭において受講すること。また,授業時間外
での積極的なグループワークの開催を期待しています。
成績評価方法・基準(Evaluation)
学期末レポート(40%)/授業内レポート(30%)/授業への参加度(30%)
【変更以前の記載内容】最終レポート(40%)、ワークショップへの参加(30%)、授業内レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 安積純子・岡原正幸・尾中文哉・立岩真也、2013、『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学【第 3 版】』、生活書
院 (ISBN:978-4865000023)
【変更後】
上記の参考文献に加え、随時授業中に紹介します。
【変更以前の記載内容】
安積純子・岡原正幸・尾中文哉・立岩真也、『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学【第 3 版】』、生活書院、201
3、978-4865000023
深田耕一郎、『福祉と贈与――全身性障害者・新田勲と介護者たち』、生活書院、2013、978-4865000160
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 21 -
■DA305
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA305/公共政策とガバナンス
(Public Policies and Governance)
福祉政策のリアリティへ
三重野 卓(MIENO TAKASHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
公共政策、とりわけ福祉政策について、その論理、実際の理解を深め、かつ「ガバメントからガバナンス(統治)へ」という動向を理
解することを目的とする。
授業の内容(Course Contents)
第一に、福祉政策の分析枠組み、計画化の考え方を定式化する。第二に、生活保護、社会福祉、介護保険を取り上げ、その実
際を明らかにするとともに、財政問題にもアプローチする。第三に、福祉多元主義、福祉国家レジーム論、社会計画論について明
らかにし、第四に、それらとガバナンス論の差異、さらに、地域福祉計画などの実際についても検討す
る。
授業計画(Course Schedule)
1. 公共政策と福祉政策
2. 福祉政策の分析枠組みⅠ、ニーズ
3. 福祉政策の分析枠組みⅡ、平等、公平、公正
4. 福祉政策の分析枠組みⅢ、効率、効果
5. 福祉政策と財政
6. 生活保護の実際
7. 社会福祉の実際
8. 介護保険の実際
9. 福祉多元主義
10. 福祉レジーム論
11. 社会計画論
12. ガバナンスの論理
13. ガバナンス論の実際Ⅰ、介護保険を手がかりに
14. ガバナンス論の実際Ⅱ、地域福祉計画
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会問題に関心を持ち、福祉改革の方向について、新聞などで注目して欲しい。
必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(80%)/出席点(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 椋野、田中、最新年、『はじめての社会保障』、有斐閣
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 22 -
■DA311
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA311/相互行為論
(Theories of Social Interaction)
相互行為の秩序を記述する方法
上谷 香陽(UETANI KAYO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
人々の相互行為の関係の総和としての「社会」という考え方を理解し、受講者自身が自分の身のまわりの相互行為秩序を社会学
的に考察できるようにする。
授業の内容(Course Contents)
社会は互いに見知らぬ人同士が交わす様々なやりとりや会話、すなわち相互行為をとおして成立していると考えることができま
す。ここで相互行為とは、発話のみならず、また意識している・していないにかかわらず、身体をもって存在している二人以上の人
の間に生起していることがら全てを指します。自分以外に少なくとももう一人居合わせている場面で、私たちは常に一定のやり方
で相互行為を行っています。しかしこのことは通常、あたりまえのこととして、問われることがありません。授業では、教室、通り、
駅、電車、飲食店、コンビニ、映画館などの公共の場(public place)において、実際に見知らぬ人同士が交わしている相互行為を
題材にします。「見られているが気づかれていない」日常の相互行為の秩序を記述する方法を習得しながら、私たちが日々生き
ている「社会」のあり方について考察します。この授業は,予習課題やグループディスカッションや授業コメントのやり取りを行い,
受講者参加型で進めます。受講者各自が自ら問題意識をもって,積極的に参加することを求めます。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業ガイダンス
2. 電車の中で起こっていること:予習課題1(観察)
3. 「社会」とは何か:予習課題2(文献)
4. 社会学のパースペクティブ:予習課題3(文献)
5. 社会的な「自我」という視点:予習課題4(文献)
6. 相互行為秩序とは何か:予習課題5(文献)
7. 相互行為秩序を考察する方法(1):予習課題6(観察)
8. 相互行為秩序を考察する方法(2):予習課題7(観察)
9. 会話分析という視点(1):予習課題8(文献)
10. 会話分析という視点(2):予習課題9(文献)
11. 会話分析という視点(3):予習課題 10(観察)
12. 相互行為としての教育:予習課題 11(文献)
13. 授業の相互行為を考える:予習課題 12(観察)
14. 相互行為論を学んで:予習課題 13(授業のまとめ)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予習課題:文献講読や初歩的な参与観察などの小レポート(全 13 回、800 字〜1000 字程度)を毎回の授業の前日 19:00 までに
CHORUS に提出してもらい,授業の素材にします。予習課題の内容と提出方法の詳細については、第 1 回目の授業ガイダンス
で説明します。受講希望者はガイダンスに出席すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(46%)/授業コメント(28%)/予習課題(26%)
単位修得のためには、予習課題全ての提出と、出席 10 回以上を必要とする。
テキスト(Textbooks)
特定のテキストは使用しない。必要な資料は授業内に配布する。
参考文献(Readings)
1. フランシス&ヘスター/中河他訳、2014、『エスノメソドロジーへの招待』、ナカニシヤ出版
2. 柳父章、1982、『翻訳語成立事情』、岩波新書
3. 那須壽(編著)、1997、『クロニクル社会学』、有斐閣アルマ
4. 船津衛、2010、『コミュニケーション・入門』、有斐閣アルマ
5. 伊藤・徳川(編著)、2002、『相互行為の社会心理学』、北樹出版
- 23 -
6. 前田・水川・岡田(編著)、2008、『エスノメソドロジー』、新曜社
7. 長谷・奥村(編著)、2009、『コミュニケーションの社会学』、有斐閣アルマ
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 24 -
■DA327
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA327/家族社会学
(Family Sociology)
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
この授業では、「家族」のもつ政治性にも目を向けながら,日本の「家族」のあゆみと現状を家族社会学の知見に基づいて理解し
たうえで,今後の「家族」と「家族」を取り囲む社会や制度のあり方についてみなさん一人ひとりが意見や展望をもてるようになるこ
とを目指す。
授業の内容(Course Contents)
教科書に基づきながら,「家族」が多様化している現状を出発点として,日本の「家族」の歩みと現状について,時代ごと,国・地域
ごとの比較などのさまざまな実証データと,ジェンダーや階層の視点も用いて家族社会学の観点から概説する。
授業計画(Course Schedule)
1. 「家族」を読み解くために(多様化する家族,日本の家族の変化,近代社会の編成原理とジェンダー)
2. 「近代家族「」の成立1(近代化とは何か,家族は歴史的に変化するか,家族の地域的多様性と歴史的変化)
3. 近代家族の成立2(家族をめぐる社会状況の近代化,近代家族と近代化)
4. 家族・貧困・福祉1(貧困とは何か,どのような家族が貧困状態にあるのか)
5. 家族・貧困・福祉2(福祉レジーム類型と家族,日本の生活保障システムの特長とその限界,社会的包摂に向けて)
6. 結婚1(マクロな視点とミクロな視点,近代化と結婚,結婚の機能)
7. 結婚2(未婚化,離婚,パートナーシップの多様化)
8. 就業と家族1(男女で大きく異なる働き方,男女格差の温存と女性労働者の二極化)
9. 就業と家族2(私的領域における性別役割分業の実態,新たな家族モデル・社会保障の構築に向けて)
10. 妊娠・出産・子育て1(性・生殖と家族,少子化,現代日本で子どもをもつということ)
11. 妊娠・出産・子育て2(生殖技術と親子関係,養子と里子)/親ー成人子関係のゆくえ1(変化する親ー成人子関係)
12. 親ー成人子関係のゆくえ2(親ー成人子関係の理論枠組み,社会環境の変化,同居・相続・援助関係の変化)
13. 個人・家族・親密性のゆくえ1(新たな家族像の模索,公共圏と親密圏)
14. 個人・家族・親密性のゆくえ2(グローバル化と多民族・多国籍化する日本の家族,LGBT,多様化する家族の承認・包摂に
向けて)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時に提示する次回の授業テーマに関する資料を読み,自分の考えをまとめてくること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
理解度の把握や授業運営の参考にするため,不定期に感想や考えたことなどをコメントペーパーに記入してもらう。
テキスト(Textbooks)
1. 岩間暁子・大和礼子・田間泰子、2015、『問いからはじめる家族社会学-多様化する家族の包摂に向けて』、有斐閣
(ISBN:978-4641150164)
参考文献(Readings)
1. 岩間暁子、2013、『女性の就業と家族のゆくえ-格差社会のなかの変容』、東京大学出版会 (ISBN:978-4130561037)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
私語,携帯電話・スマートフォンの操作,内職などは厳禁である。授業に臨むにあたって求められる態度とは何かを考えて登録・
受講すること。1回目の授業には必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 25 -
■DA332
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA332/労働社会学
(Sociology of Labor)
李 旼珍(LEE MINJIN)
春学期(Spring Semester)
SOC3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
我々の生活やアイデンティティ形成の柱であり、我々に生きる意味や存在価値を与える基礎的なものである仕事について、また
働くことをめぐって生じている諸問題について知り、理解する。
授業の内容(Course Contents)
働く人たちが自律的・主体的に働いているか、サービス部門で働く人たちは感情労働をしているか、ファストフード業で働く人たち
はルーティン化された労働をするか、非正規雇用は自由・柔軟な働き方なのかそれとも不安定な働き方なのか、なぜ人々は長時
間労働するのか、働く人に労働組合は必要なのか、などの論点別に職場の実態と産業・労働社会学で議論されていることを紹介
する。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction
2. 仕事の自律性
3. 仕事の自律性は仕事の満足度を上げるのか
4. 感情労働はどの職業に求められるのか
5. 感情労働は労働者のアイデンティティにどのような影響を与えるのか
6. ファストフード業のルーティン労働
7. 仕事とジェンダー
8. 雇用システムはどのように変化しているのか
9. 正社員の働き方
10. 非正規雇用
11. なぜ長時間労働をするのか
12. ワークライフバランス
13. 労働組合は労働者に必要であるか
14. 新しい労働運動の台頭
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の具体的な指示は、授業内で適宜行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
テキストは特に指定しない。
参考文献(Readings)
参考文献は、授業中に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 26 -
■DA335
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA335/福祉の社会学
(Sociology of Social Welfare)
野呂 芳明(NORO YOSHIAKI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
福祉に基本的な概念,分析視点・方法,日本の福祉制度やその問題点等について,社会学の観点から理解することを目ざす。
授業の内容(Course Contents)
私たちの日常の社会生活は,その至る所に様々な政策的関与を見いだすことができる。なかでも「福祉」は,最も重要な部分を成
すといってよいだろう。この授業では,福祉の諸制度やその運営にまつわるさまざまな現状と課題について,私たちの日常生活
や価値観,社会変容などと関わらせつつ,社会学的な分析を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 1.福祉国家と社会保障―社会保障の考え方と範囲(1)
3. 1.福祉国家と社会保障―社会保障の考え方と範囲(2)
4. 1.福祉国家と社会保障―社会保障の考え方と範囲(3)
5. 2.福祉国家について 2-1 福祉国家の成立
6. 2-2 福祉国家の危機
7. 2-3 福祉国家の変質と多様化―イギリスとアメリカ(1)
8. 2-3 福祉国家の変質と多様化―イギリスとアメリカ(2)
9. 2-4 福祉国家のレジーム(体制)(1)
10. 2-4 福祉国家のレジーム(体制)(2)
11. 3.海外の事例からみた福祉国家と社会保障(1)
12. 3.海外の事例からみた福祉国家と社会保障(2)
13. 4.自立、生きがい、福祉国家(1)
14. 4.自立、生きがい、福祉国家(2)→授業のまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業中に適宜プリント資料を配付するので,それを読み込んでおくこと。また授業やプリントで言及する文献資料について,適宜
図書館などで参照することが望ましい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/授業中に複数回実施するミニ・レポート(20%)
テキスト(Textbooks)
テキストは特に指定しない。
参考文献(Readings)
参考文献や資料等は、授業の中で適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 27 -
■DA338
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA338/逸脱の社会学
(Sociology of Deviance)
逸脱と統制のスパイラル
土井 隆義(DOI TAKAYOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
逸脱という社会現象を素材にして,社会学的なものの見方・考え方を解説する。「逸脱をなくす」という当為の問題としてではなく,
「逸脱をとおして社会を知る」という存在の問題として犯罪現象を扱う。
授業の内容(Course Contents)
逸脱現象のなかでも特に日本の犯罪動向を題材として取り上げ,その増減が示唆する社会的な含意について考察する。また,
犯罪を統制する側の社会がどんなロジックを有しているかについても考察を行なう。
授業計画(Course Schedule)
1. プロローグ~逸脱とはどんな社会現象なのか~
2. 犯罪に関わる統計データの読み方
3. 貧困問題と逸脱行動の理論
4. 社会的格差と相対的剥奪
5. 相対的剥奪と逸脱行動
6. 相対的剥奪と文化遅滞
7. 文化学習と逸脱行動の理論
8. リスク化する現代社会の諸相
9. 衰退する逸脱文化のゆくえ
10. 社会病理から個人病理へ
11. 規範管理から環境管理へ
12. 宿命論的な人間観の勃興
13. 分断化する日常世界のゆくえ
14. エピローグ~明るい社会を築くために出来ること~
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストだけでなく参考文献も読んでおくと授業を理解しやすいだろう。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
1. 土井隆義、2012、『少年犯罪〈減少〉のパラドクス』、岩波書店
2. 土井隆義、2010、『人間失格?』、日本図書センター
参考文献(Readings)
1. H.S.ベッカー、『アウトサイダーズ』、新泉社
2. R.K.マートン、『社会理論と社会構造』、みすず書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 28 -
■DA339
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA339/社会階層論
(Study of Social Stratification)
現代日本の階層構造と階層意識
中村 牧子(NAKAMURA MAKIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会階層や格差に関連する諸現象の考察を通じて、現代日本社会の特徴と、それが作り出された経緯とを理解し、その中の私
たち自身の位置をとらえ返すことを狙いとする。
授業の内容(Course Contents)
社会階層・格差は、客観的に測定される階層構造と、当事者の階層意識の二つの面からとらえられる。授業では、この階層構造
と階層意識の時代的変遷や両者のずれを手掛かりとして、現代社会の特徴を探る。経済状態、教育機会、生活様式等の格差の
現状と問題点、対策についても考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. 現代社会の切り口としての階層研究
2. 階層とは何か 階層の見え方と階層論の基本的諸概念
3. 階層構造の研究史1 開放性の測定から移動レジーム検出へ
4. 階層構造の研究史2 「学歴」をめぐるレジーム分析
5. 階層構造の研究史3 「女性」の階層的地位の発見
6. 階層構造の研究史4 学校教育とジェンダー間格差の関係
7. 階層構造の研究史5 労働の場における多様な格差
8. 階層構造の研究史6 「流動性」の増加と新たな階層・格差
9. 階層意識論1 階層構造と階層意識の関係
10. 階層意識論2 現代日本の階層意識の源流を探る
11. 階層意識論3 「問題化」される階層・格差
12. 階層意識論4 母親たちの自衛戦略と学歴の格差
13. 階層意識論5 子どもの格差・若者の意欲の格差
14. 階層から読み解く現代の日本社会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内に数回のレポートも課すので、それに備えて文献等を読み予習・復習をしてもらう。そのための参考文献は初回授業と各
回授業プリントで紹介する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
出席すれば単位がとれるという授業ではないが、積極的に出席し、紹介された文献等により各自学習を深めることで筆記試験も
書けると理解して、授業に臨んでほしい。
注意事項(Notice)
- 29 -
■DA343
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA343/ライフコース論
(Studies on Life Course)
杉浦 浩美(SUGIURA HIROMI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「ライフコース」とは、個々人がたどる「人生の軌道」である。私たちはいつ、どのような時代に生まれ、どのような社会的事象に遭
遇するかで、人生形成に大きな影響を受ける。と同時に、そこには能力や経験といった個人的要因も強く関係している。本授業で
は、そうした社会的環境と個人的要因との相互作用について考察するとともに、現代社会における多様なライフコースについての
理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
人は、生まれてから死ぬまでの間に、就職、結婚、出産、転職など、様々なライフイベントを経験する。そのどれもが個々人の選
択であると同時に、時代や社会状況に大きく規定されている。時代とともに、変化するライフコース・パターンについて、ジェンダ
ー、家族、キャリア選択、社会的資源といった、いくつかの視点から検討していきたい。ライフコースの各段階に、どのような課題
があるのかを理解することで、自らのライフコースについて考える機会にしてもらえるよう講義する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
ライフコースとは何か
2. ライフコース・アプローチの可能性
3. ライフコース研究の現在
4. ライフコースから考える家族 1
5. ライフコースから考える家族 2
6. ライフコースから考える家族 3
7. 中間のレポート
8. ライフコースとジェンダー 1
9. ライフコースとジェンダー 2
10. ライフコースと就業 1
11. ライフコースと就業 2
12. ライフコースと社会的資源 1
13. ライフコースと社会的資源 2
14. 最終テスト
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終テスト(Final Test)(40%)/中間のレポート(20%)/授業時に提出するコメントカード(20%)/出席状況(20%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しません。授業時に必要に応じてプリントを配布します。
参考文献(Readings)
1. 岩上真珠著、2013、『ライフコースとジェンダーで読む家族(第3版)』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-17396-5)
2. 藤村正之編、2011、『いのちとライフコースの社会学』、弘文堂 (ISBN:978-4-335-55149-9)
他は、必要に応じて、随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 30 -
■DA381
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar (3rd Year))
働くことの社会学
李 旼珍(LEE MINJIN)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA381
授業の目標(Course Objectives)
働く人たちのいろいろな働き方と職場における働き方の変革について考察し,調査を行い,報告書を作成する。
授業の内容(Course Contents)
近年、雇用形態が多様化している。正規(典型)雇用以外の非典型雇用形態(パートタイム、派遣、請負、独立請負)が増えている
だけではなく、正規雇用の中でも地域限定正社員、職種限定正社員、短時間正社員などが増えている。政府や経営側の正社員
改革の動きの下で多様な正社員はこれからも増えるだろう。これと並行して、働き方の変革の動きもみられる。若年正社員に長
時間労働をさせ、疲弊させ、使い捨てる、いわゆるブラック企業が社会問題となっており、政府もブラック企業の対策に乗り出して
いる。働く人々のワーク・ライフ・バランスへの関心も高まっている。柔軟な働き方を導入している企業も増えている。柔軟な働き
方の一つとして、在宅勤務(テレワーク)は最近中央官庁にも取り入れられており、企業の中には育児・介護の必要な社員に限ら
ず全社員に対して適用する企業も出てきている。そこで,本演習では,多様な働き方の実態と働き方の変革がどのように行われ
ているかについて、考察・研究する。春学期には,多様な働き方と働き方の変革を考察するのに必要な視点を得るために,文献
を講読し,議論する。秋学期は,春学期の議論を踏まえ,演習で調査するテーマを決め,調査を行い,調査内容を分析し,まと
め,ゼミ報告書を完成する。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction
2. 文献講読
3. 文献講読
4. 文献講読
5. 文献講読
6. 文献講読
7. 文献講読
8. 文献講読
9. 文献講読
10. ゲストスピーカー講義
11. ゲストスピーカー講義
12. 研究テーマ発表
13. 研究テーマ発表
14. 研究テーマ発表
15. 研究計画発表
16. 研究計画発表
17. 研究計画発表
18. 研究計画発表
19. 調査結果発表
20. 調査結果発表
21. 調査結果発表
22. 調査結果発表
23. ゼミ論文発表
24. ゼミ論文発表
25. ゼミ論文発表
26. ゼミ論文発表
27. ゼミ論文発表
28. ゼミ総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講読する文献を読み、内容を把握し、疑問点、ディスカッションする論点などについて考えること。
- 31 -
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席および講読文献についてのレジュメ作成(40%)/ディスカッションへの参加(20%)/報告書論文作成(40%)
テキスト(Textbooks)
未定
参考文献(Readings)
未定
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
労働社会学の履修が望ましい。
注意事項(Notice)
- 32 -
■DA382
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
「私」という地点から社会を切り取る――自己・他者・コミュニケーションの社会学
奥村 隆(OKUMURA TAKASHI)
単位
(Credit)
通年(Full year)
言語
(Language)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA382
授業の目標(Course Objectives)
現在,私たちは他者とどのような関係を結び,いかなる「私」を形成しているのだろうか。現代社会における自己・他者・コミュニ
ケーションの姿,それが抱える問題,その変容を,文献講読と質的調査を通して理解する。
授業の内容(Course Contents)
私たちはさまざまな他者と出会い,コミュニケーションを行っている。そのなかでそれぞれの「私」が形成され,変容する。この「自
己と他者が関係する」という地点から,現代社会はどうとらえられるだろうか。
この演習の春学期は,自己・他者・コミュニケーションをめぐる問題をとらえる社会学の考え方を理解し,各自の問題意識を深め
るために文献を講読する。奥村隆『反コミュニケーション』(弘文堂)ほかの理論的文献や現代の具体的な事例を扱った文献を読
み,各自がコメントを用意して討論すること(多くの場合その文献に賛成/反対の立場に分かれる)が春学期の課題となる。文献
の候補としては,見田宗介『まなざしの地獄―尽きなく生きることの社会学』(河出書房新社),作田啓一『個人主義の運命―近代
小説と社会学』(岩波新書),小倉敏彦『赤面と純情―〈逃げる男〉の恋愛史』(廣済堂出版),ロバート・マーフィー『ボディ・サイレ
ント』(平凡社ライブラリー)など。
夏期休暇中のゼミ合宿で各自の調査計画案を報告・検討したあと,秋学期には調査を実施する。調査は,自分が知らない現実
を生きる他者と出会うために,インタビュー調査を基本とするが,新聞・雑誌記事やネット上の言説の分析などを含めた質的調査
による。調査結果に各自が考察を加え,400 字詰原稿用紙 40 枚ほどの論文を年度末までに作成して,報告書として刊行する。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業のねらい,進め方を共有する
2. 過去のゼミ報告書を読む(1)
3. 過去のゼミ報告書を読む(2)
4. 現在の問題関心を報告する(1)
5. 理論的な文献を読む(1)
6. 理論的な文献を読む(2)
7. 理論的な文献を読む(3)
8. 理論的な文献を読む(4)
9. 調査方法について検討する
10. 現代の事例を扱った文献を読む(1)
11. 現代の事例を扱った文献を読む(2)
12. 現代の事例を扱った文献を読む(3)
13. 現代の事例を扱った文献を読む(4)
14. 現在の問題関心を報告する(2)
15. テーマと調査計画を確認する
16. 先行研究と調査方法を報告する(1)
17. 先行研究と調査方法を報告する(2)
18. 先行研究と調査方法を報告する(3)
19. 調査の途中経過を報告する(1)
20. 調査の途中経過を報告する(2)
21. 調査の途中経過を報告する(3)
22. 調査の結果を報告する(1)
23. 調査の結果を報告する(2)
24. 調査の結果を報告する(3)
25. 分析・考察・結論を報告する(1)
26. 分析・考察・結論を報告する(2)
27. 分析・考察・結論を報告する(3)
28. 全体を振り返り,討論する
- 33 -
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
春学期は,対象文献を読み,コメント作成ほかの課題を果たすこと(全員が必ずその文献の評価できる点/批判すべき点につい
て意見を用意する)。秋学期は,担当回に自分の調査についての報告を用意すること。インタビューなどの調査の実施,サブゼミ
での報告内容の検討,報告書原稿の作成など授業時間外の学習が必要になる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席(30%)/報告など授業時の課題達成,討論への参加(30%)/年度末論文の達成水準(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 奥村隆、2013、『反コミュニケーション』、弘文堂 (ISBN:978-4-335-50135-7)
これ以外にも授業時に随時指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
各回の授業時間の延長,授業計画からの変更がありうる。
注意事項(Notice)
- 34 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DA383
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
行動科学の研究法と計量社会学 (Research Method of Behavioral Science and
Statistical Sociology)
林 雄亮(HAYASHI YUSUKE)
村瀬 洋一(MURASE YOICHI)
通年(Full year)
単位
4単位(4 Credits)
(Credit)
言語
日本語
SOC3620
(Language)
(Japanese)
DA383
授業の目標(Course Objectives)
社会構造について幅広く,科学的に分析する能力を身につけることを目的とする。とくに個人行動と社会構造の関連を重視。国
際的な視点を持って分析することも重視する。
授業の内容(Course Contents)
ミクロな個人行動は,マクロな社会現象にどのように結びつくでしょうか。個々人が便利さを追求して行動すると,環境問題など,
社会的には問題が起きることがあります。また豊かな社会において高級品が売れる一方,フリーター増加や格差が議論になるな
ど,日本社会にも変化が起きているようです。巨大な現代社会を把握するには科学的な社会調査や分析法が必要です。しかし,
不適切な調査や分析も現実には多いのです。
このゼミでは,各自が自由にテーマを設定し,社会変動や社会階層,価値観,各種の不平等を中心に,参加行動や余暇活動,人
間関係,教育,政治,環境問題などに取り組みます。本格的な社会調査データや,国際比較データを用いてデータ分析の練習を
します。分析が得意でなくても,やる気があればそれで良く,広い視野を持ち現実社会に興味を持つ人ならば誰でも歓迎します。
まずテキストや,各自の分析結果をもとに発表と討論をします。次に,最新の論文講読やディベートなどをします。最後に各自の
テーマによりゼミ論文を作成します。これらを通じて,知的生産の総合的能力の訓練をしたいと思います。
授業計画(Course Schedule)
1. 演習の概要,各自テーマについて検討
2. 学会誌掲載の論文について討論
3. テキスト2章,及びデータベース解説
4. テキスト4章,及び文献検索法について解説
5. テキスト5章,及びホームページ作成解説
6. テキスト発表と討論,及び分析法の解説 1
7. テキスト発表と討論,及び分析法の解説 2
8. 分析実習 分析ソフトの基本 1
9. 分析実習 分析ソフトの基本 2
10. 学術書を用いた発表と討論 1
11. 学術書を用いた発表と討論 2
12. 分析実習 多変量解析の基礎 1
13. 分析実習 多変量解析の基礎 2
14. 分析結果発表と討論 1
15. 分析結果発表と討論 2
16. 学術書を用いた発表と討論 3
17. 学術書を用いた発表と討論 4
18. 学術書を用いた発表と討論 5
19. 学術書を用いた発表と討論 6
20. 分析実習 多変量解析 1
21. 分析実習 多変量解析 2
22. 分析結果発表と討論 多変量解析 1
23. 分析実習 多変量解析 3
24. 分析結果発表と討論 多変量解析 2
25. 学術論文に関する発表と討論
26. 分析実習 各種の分析手法について 1
27. 分析実習 各種の分析手法について 2
28. ゼミ論発表 仮説と分析結果
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回,前回までの内容を確認し,各自でよく復習しておくこと。社会調査法や分析法についてをとくに復習すること。
- 35 -
成績評価方法・基準(Evaluation)
ゼミ中の討論と発表内容・期間中の提出課題・最終レポートにより評価(100%)
テキスト(Textbooks)
1. 白波瀬佐和子編、2006、『変化する社会の不平等』、東京大学出版会 (ISBN:ISBN978-4130511247)
参考文献(Readings)
1. 盛山和夫他編、2011、『日本の社会階層とそのメカニズム』、白桃書房 (ISBN:ISBN978-4561961246)
2. 村瀬洋一他編、2007、『SPSS による多変量解析』、オーム社 (ISBN:978-4274066269)
3. 原純輔・海野道郎、2004、『社会調査演習 第 2 版』、東京大学出版会 (ISBN:978-4130520195)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
村瀬ゼミホームページに最新情報を掲載する。
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/murase/
注意事項(Notice)
- 36 -
■DA384
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
ライフストーリーの社会学
小倉 康嗣(OGURA YASUTSUGU)
高山 真(TAKAYAMA MAKOTO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA384
授業の目標(Course Objectives)
他者の人生をインタビューし、その生きられた経験の意味と社会的背景を理解し、さらにはそこから自分自身の生を問いなお
し、その対話から現代社会における生のありようと生き方について洞察・考察する。
授業の内容(Course Contents)
人間の生(life)のあり方が、その根本から問われている歴史的変革期としての現代社会のなかで、人間がよりよく生きる・豊か
に生きるとはどういうことなのか、その人間の生にとって社会はどうあるべきなのか、さらには人間社会と自然との関係をどう考え
るべきなのか、といった原的な課題がするどく浮上しているといえるでしょう。
このような課題に切り込んでいくテーマに、他者の生と自己の生との出会いと対話から生成するライフストーリー(他者と出会
い、関係をつくっていきながら、その人の生き方・生きざまをききとっていく調査研究手法)を通してアプローチしていき、ひるがえっ
て自らの生き方・自らが生きる社会のあり方について深く洞察・考察をしていくことが、このゼミのミッションです。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 生き方としての学問、生きられる社会学
3. 対話的自己紹介①
4. 対話的自己紹介②
5. 対話的自己紹介③
6. ライフストーリーの社会学の問題意識と方法①
7. ライフストーリーの社会学の問題意識と方法②
8. ライフストーリーの社会学の問題意識と方法③
9. 各自の問題意識のプレゼンとグループづくり①
10. 各自の問題意識のプレゼンとグループづくり②
11. 問題意識の掘り下げとテーマ設定・調査企画①
12. 問題意識の掘り下げとテーマ設定・調査企画②
13. 問題意識の掘り下げとテーマ設定・調査企画③
14. 問題設定と調査計画をめぐる中間報告会
15. 調査実践をめぐる議論①
16. 調査実践をめぐる議論②
17. 調査実践をめぐる議論③
18. 調査実践をめぐる中間報告会
19. 解釈と調査表現をめぐる議論①
20. 解釈と調査表現をめぐる議論②
21. 解釈と調査表現をめぐる議論③
22. 解釈と調査表現をめぐる中間報告会
23. ライフストーリーの社会学とは何か・再考
24. 報告書論文作成①
25. 報告書論文作成②
26. 報告書論文作成③
27. 報告書論文発表会
28. 総括と卒業論文執筆に向けての展望
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
フィールド調査やグループワークなど、授業時間外の活動が多くありますが、その参加も必須です。
毎回、前回までの議論の内容と流れを確認し、一回一回積み重ねていくものを確かなものとしてください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業・調査・グループ活動への参加の積極性と貢献度(50%)/折々の発表内容とそこへの貢献度(25%)/報告書作成への貢献度
- 37 -
(25%)
出席は大前提です。
テキスト(Textbooks)
小倉康嗣「ライフストーリー――個人の生の全体性に接近する」「生/ライフ――『生き方』を主題化し表現する」藤田結子・北村
文編『ワードマップ 現代エスノグラフィー――新しいフィールドワークの理論と実践』96-103、172-181 頁(新曜社 2013 年
ISBN978-4-7885-1328-0)。
岡原正幸編『感情を生きる――パフォーマティブ社会学へ』(慶應義塾大学出版会 2014 年 ISBN978-4-7664-2123-1)。
その他、適宜指示します。
参考文献(Readings)
小倉康嗣『高齢化社会と日本人の生き方――岐路に立つ現代中年のライフストーリー』 (慶應義塾大学出版会 2006 年
ISBN4-7664-1320-2)。
その他、適宜紹介します。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 38 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DA385
その他/専門演習2
(Seminar 3rd Year))
地域社会の生活と交流の社会学(Sociology of Social Life and Interaction in Local
Community)
野呂 芳明(NORO YOSHIAKI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA385
授業の目標(Course Objectives)
主に現代都市の地域社会に目を向け,少子高齢化,異質な他者との共生,地域の経済や政策等による社会の変容と市民生活
の関連性について理論的,実践的に理解を深めることを目ざす。
授業の内容(Course Contents)
このゼミでは,地域の中でさまざまに展開している社会生活の実情,人びとの日常の暮らしをサポートしている自治体の諸政策
の現状と課題,町内会等の地域団体や各種ボランティア・NPO の活動などを,「一つの全体」として相互関連的に検討し,分析す
る視点を養っていく。「私たちの生活は何によって可能となり展開するか?」をシステマティックに知ることを目ざしたい。そのため
に,ゼミの前半は共通テキストの講読により視野を広げ,夏休みに実施するゼミ合宿での討議を経て各人の問題関心を深める。
年度の後半はゼミ生個々人の研究構想も踏まえつつグループ単位で研究・調査をおこない,成果をレポートにまとめてい く。比
較的長文の報告を執筆する経験を,4 年次の卒業論文作成につなげることを目ざす。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. ゼミの進め方,テキストの決定
3. テキストの講読:報告(1)
4. テキストの講読:報告(2)
5. テキストの講読:報告(3)
6. テキストの講読:報告(4)
7. テキストの講読:報告(5)
8. テキストの講読:報告(6)
9. テキストの講読:報告(7)
10. テキストの講読:報告(8)
11. テキストの講読:報告(9)
12. テキストの講読:報告(10)
13. 夏期休暇期間中の各自研究構想と講読文献の紹介(1)
14. 夏期休暇期間中の各自研究構想と講読文献の紹介(2)
15. 各ゼミ生の研究構想報告(1)
16. 各ゼミ生の研究構想報告(2)
17. 各ゼミ生の研究構想報告(3)
18. ゼミ共同の研究・調査(1)
19. ゼミ共同の研究・調査(2)
20. ゼミ共同の研究・調査(3)
21. ゼミ共同の研究・調査(4)
22. ゼミ共同の研究・調査(5)
23. ゼミ共同の研究・調査(6)
24. ゼミ共同の研究・調査(7)
25. ゼミ報告集のまとめ(1)
26. ゼミ報告集のまとめ(2)
27. ゼミ報告集のまとめ(3)
28. ゼミ報告集のまとめ(4)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストの講読においては,報告者,討議者,司会などの役割をゼミ生が順次担当する。活発な討議を通じ理解を深めるため
に,事前の予習を十分にしておくこと。秋学期のグループ研究では,図書や文献資料を自ら調べたり,大学外のフィールドに積極
的に出て調査したりすることを推奨する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
- 39 -
授業参加の積極性(40%)/授業期間内の複数レポート(30%)/最終レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
未定。授業の最初にゼミ生と相談して決める。
参考文献(Readings)
授業の中で適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 40 -
■DA386
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
都市再生の文化戦略(cultural strategy for urban regeneration)
松本 康(MATSUMOTO YASUSHI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA386
授業の目標(Course Objectives)
文献学習とフィールドワークをとおして,グローバル時代の都市再生戦略として注目される「創造都市」政策や文化とまちづくり
との関係について,横浜市を事例にして検討する。
授業の内容(Course Contents)
この授業では,2004 年に「創造都市」政策を採用した横浜市を事例として取りあげ,グローバル時代における都市政策と都市
文化との関連について多角的に検討する。具体的には,文献研究とフィールドワークによって,横浜市関内・関外地区で展開して
いる文化芸術創造都市事業および都市再生事業について,その背景,政策意図,実施過程と現状評価,課題などについて理解
するとともに,現代都市政策の特質を,主として文化とのかかわりにおいて考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction and Planning
2. テキスト文献講読
3. テキスト文献講読
4. テキスト文献講読
5. テキスト文献講読
6. テキスト文献講読
7. テキスト文献講読
8. 参考文献講読
9. 参考文献講読
10. 市職員のレクチャー
11. 参考文献講読
12. 調査計画の提案と班編成
13. 班ごとの調査計画
14. 調査計画の確定
15. 報告書執筆計画
16. 調査報告書要旨発表(班別)
17. 調査報告書要旨発表(班別)
18. 参考文献講読
19. 参考文献講読
20. 参考文献講読
21. 参考文献講読
22. 参考文献講読
23. 参考文献講読
24. 報告書内容報告・調整(班別)
25. 報告書内容報告・調整(班別)
26. 参考文献講読
27. 参考文献講読/報告書原稿確認Ⅰ
28. 参考文献講読/報告書原稿確認Ⅱ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業計画に従って,取りあげる文献の該当箇所について予習し,報告の準備をすること。また、文献講読の回は、終了後 1 週間
以内にゼミ ML にコメントを投稿すること。8 月中はインタビュー調査等のフィールドワークを実施する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業期間内の調査研究報告(30%)/ゼミ報告書原稿(70%)
テキスト(Textbooks)
- 41 -
1. 松本康編、2014、『都市社会学・入門』、有斐閣 (ISBN:ISBN978-4-641-22015-7)
このほか過去のゼミ報告書等を独自教材として使用する。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www.rikkyo.ne.jp/web/ymatsumoto/index.html
注意事項(Notice)
- 42 -
■DA387
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
エンパワーメントの社会学/生きる力と支える力の関係性
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA387
授業の目標(Course Objectives)
さまざまな困難経験を抱える当事者が自ら問題解決に取り組む際に、それを支える人たちの役割と両者の相互作用について理
解を深める。
授業の内容(Course Contents)
このゼミでは「life(生命・生活・人生)の社会学」を統一テーマに、複雑化した現代社会を生きる人びとの life の多様性を面接調
査や参与観察により研究している。生と死、遺伝カウンセリング、闘病体験、終末期ケアと悲嘆経験、依存症、虐待、男性介護、
引きこもり、戦争体験などを取り上げてきた。
今年度は立教セカンドステージ大学で私のゼミを終了した人たちに定期的にゲスト参加してもらい、シニア世代との異世代共学
の形で進める予定である。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 前年度ゼミ報告書の批判的検討
3. 問題関心の発表(1)
4. 問題関心の発表(2)
5. 問題関心の発表(3)
6. ライブラリー・リサーチと発表(1)
7. ライブラリー・リサーチと発表(2)
8. ライブラリー・リサーチと発表(3)
9. 研究テーマの検討と班構成(1)
10. 研究テーマの検討と班構成(2)
11. 班別調査計画の検討(1)
12. 班別調査計画の検討(2)
13. 班別調査計画の検討(3)
14. 春学期のまとめと合宿準備
15. 合宿成果の確認
16. 班別調査計画の確定(1)
17. 班別調査計画の確定(2)
18. 班別調査の実施・経過報告(1)
19. 班別調査の実施・経過報告(2)
20. 班別調査の実施・経過報告(3)
21. 班別調査の実施・経過報告(4)
22. 班別調査のデータ分析・経過報告(1)
23. 班別調査のデータ分析・経過報告(2)
24. 班別調査のデータ分析・経過報告(3)
25. 班別調査のデータ分析・報告書作成(1)
26. 班別調査のデータ分析・報告書作成(2)
27. 班別調査のデータ分析・報告書作成(3)
28. 報告書の構成と編集の確認
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自分の担当部分については責任をもって準備すること
成績評価方法・基準(Evaluation)
課題の遂行(60%)/議論への参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
- 43 -
指定しない
参考文献(Readings)
授業の中で提示する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/yasuhito/
注意事項(Notice)
- 44 -
■DA388
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
コミュニティを読み解く
西山 志保(NISHIYAMA SHIHO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA388
授業の目標(Course Objectives)
人間の生命と生活をはぐくむコミュニティという「場」において、社会問題が生み出されるメカニズム、コミュニティ形成の動きと公
共政策との関連等に重点をおきつつ演習を行う。グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション等への積極的参加が求
められる。
授業の内容(Course Contents)
急速なグローバル化に伴い、様々な社会問題が発生している「コミュニティ」に注目し、グローバルな動きとローカルな動きの中
で、コミュニティが直面している問題状況を整理し、それに対してどのような都市政策があるのか、市民、自治体の役割は何か検
討し、分析する手法を学ぶ。コミュニティ再生の諸理論を学び、問題について深く考える視点を身につけることを目指す。前半で
は、ゼミのメンバ-がテキストの講読、報告を行い、論点について議論する。後半では、各自の問題意識に基づき、報告書の作
成やヒアリングの方法を学ぶ。卒業論文作成に向けて問題意識の形成、課題の設定を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス、目標設定
2. コミュニティとは何か
3. コミュニティをめぐる諸理論
4. 文献講読①
5. 文献講読②
6. 文献講読③
7. 文献講読④
8. 文献講読⑤
9. グループディスカッション①
10. グループディスカッション②
11. グループディスカッション③
12. グループディスカッション④
13. 春学期全体討論
14. 春学期のまとめ
15. ガイダンス、目標設定
16. コミュニティの形成主体
17. 文献講読①
18. 文献講読②
19. 文献講読③
20. 文献講読④
21. 文献講読⑤
22. 各自報告①
23. 各自報告②
24. 各自報告③
25. 各自報告④
26. 各自報告⑤
27. 秋学期全体討論
28. 報告書に向けての総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
コミュニティをめぐる諸問題について文献リストを提供するので、事前に予習をしてください
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席(60%)/積極的参加(10%)
- 45 -
テキスト(Textbooks)
演習内で適宜指示する
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 46 -
■DA389
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
格差・不平等の社会学
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA389
授業の目標(Course Objectives)
格差や貧困といった不平等問題に関する文献講読と議論を通じて幅広い視野,分析力,論理的かつ柔軟な思考,社会学的想像
力の習得を目指す。
授業の内容(Course Contents)
グローバリゼーションや産業構造の転換,高齢化,新自由主義的政策の影響などにより,先進国では格差の拡大や貧困問題へ
の対応がこれまで以上に大きな課題となっている。特に日本では,少子高齢化の進展による労働力の不足やグローバル化に対
応するため,「移民」の受け入れや「多文化共生政策」の導入について考える必要性がより一層高まっているにもかかわらず,民
族的マジョリティである日本人を主体とした社会運営が依然として続いている。この授業ではこうした不平等の問題に対して「階層
(階級)」「ジェンダー」「民族」という3つの分析軸に基づき複眼的に分析していく。また, 日本の現状を相対化するため,欧米諸
国や韓国などとの国際比較や歴史的視点も重視する。春学期は共通文献を講読し, 基礎力を養う。秋学期は夏休みに実施す
るゼミ合宿(数冊の共通テキストを読んで討論)を出発点として, 各受講者の関心に基づいた個人報告を中心に授業を進め,最
終的にはゼミ論文(原稿用紙で 40~50 枚程度) としてまとめ,ゼミ論文集を作成する。論文の執筆にあたっての研究手法は問
わないが,資料やデータなどによる裏付けに基づく実証的アプローチの採用を奨励しており、ランダムサンプリングで収集された
データを用いた量的分析(2次データの分析),インタビュー調査,フィールドワークなど,研究テーマに適した研究手法を選択する
ことが求められる。なお,量的分析を用いたゼミ論文の執筆を予定している場合には,「社会統計学」「多変量解析」のほか、可能
な限り「社会調査演習」を履修することが望ましい。
授業計画(Course Schedule)
1. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論1
2. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論2
3. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論3
4. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論4
5. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論5
6. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論6
7. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論7
8. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論8
9. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論9
10. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論 10
11. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論 11
12. 格差・不平等に関するテキストの輪読と討論 12
13. 総括討論1
14. 総括討論2
15. ゼミ論文集に関する説明と今後の計画の相談
16. ゼミ論文の構想発表1
17. ゼミ論文の構想発表2
18. ゼミ論文の構想発表3
19. 研究テーマ別のグループ作業と討論1
20. 研究テーマ別のグループ作業と討論2
21. 研究テーマ別のグループ作業と討論3
22. ゼミ論文の中間発表1
23. ゼミ論文の中間発表2
24. グループ別に原稿のピアレビュー1
25. グループ別に原稿のピアレビュー2
26. 最終原稿の確認1
27. 最終原稿の確認2
28. ゼミ論文集のタイトルや目次の決定
- 47 -
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回,前回までの授業内容を確認し復習しておくこと。秋学期のゼミ論文の執筆に向けては,自らたてた研究計画に基づき,主
体的に取り組むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
プレゼンテーションおよびディスカッション(40%)/出席および複数レポート(20%)/ゼミ論文(40%)
テキスト(Textbooks)
未定 (1 回目の授業時に提示する)
参考文献(Readings)
1. 岩間暁子/ユ・ヒョヂョン、2007、『マイノリティとは何か-概念と政策の比較社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623048721)
2. 岩間暁子、2008、『女性の就業と家族のゆくえー格差社会のなかの変容』、東京大学出版会 (ISBN:4130561030)
3. 吉田健正、2004、『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方(第 2 版)』、ナカニシヤ出版 (ISBN:4888488681)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
連絡や課題の説明などはメーリングリストや CHORUS を用いる。
注意事項(Notice)
- 48 -
■DA390
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
現代社会論
吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOC3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DA390
授業の目標(Course Objectives)
「ジェンダー」と「現代思想」に関する文献の講読や報告,議論を通じて,各受講者が自分自身にとってもっとも切実な「問題」とは
何か,を発見すること,それが本演習の目標である
授業の内容(Course Contents)
「ジェンダー」の視点は,現代社会を主題化する社会学の営みにとって不可欠である。どのような社会も, 性差に無関連に構成さ
れて在ることはないからである。このゼミでは,現代社会に現象するさまざまな問題を,それがどのように「ジェンダー」化されてい
るかという視点から読み解いていく。またそのために現代社会を記述・分析する「理論」について幅広い知識を身につけることも必
要である。
春学期は,ジェンダー,現代思想,社会理論などの領域から広く文献を選び講読する。秋学期は,夏休みの課題レポートをもとに
した各受講者の個人報告を中心に進める。最終的には年度末に,400 字詰め原稿用紙で 30 枚程度のレポートを作成することを
課題とする。どのような「問題」を発見しそれに対してどのようにこたえようとするのかを文章にすることで,卒論へ向けてさらにテ
ーマを深めていくことができる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション 自己紹介
2. 文献講読
3. 文献講読
4. 文献講読
5. 文献講読
6. 文献講読
7. 文献講読
8. 文献講読
9. 文献講読
10. 文献講読
11. 文献講読
12. 文献講読
13. 文献講読
14. まとめ
15. イントロダクション
16. 個人報告
17. 個人報告
18. 個人報告
19. 個人報告
20. 個人報告
21. 個人報告
22. 個人報告
23. 個人報告
24. 文献講読
25. 文献講読
26. 文献講読
27. 文献講読
28. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
文献を精読し,レジュメ作成,プレゼンテーションやコメント案の準備,議論の進行のシミュレーションなど,授業に積極的に関わる
ために何が必要かを各自が自分で考え,周到に準備をしておくこと。
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成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(40%)/授業でのプレゼンテーション(30%)/最終レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
授業時に指示する。
参考文献(Readings)
授業時に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA413
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/データ対話型分析法
(Grounded Theory Approach)
山崎 浩司(YAMAZAKI HIROSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA413 人数制限科目(70 名)
授業の目標(Course Objectives)
インタビューや参与観察などのデータから,人間の相互行為に関する理論を生みだすデータ対話型分析法について,理論的か
つ実践的な理解をめざす。
授業の内容(Course Contents)
データ対話型分析法(グラウンデッド・セオリー・アプローチ:GTA)の社会学における位置づけと,社会学を超えて発展していった
経緯を理解した上で,その具体的活用法を実際にデータ分析を行いながら学ぶ。特に修正版グラウンデッド・セオリー・アプロー
チ(M-GTA)について学習を深める。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス/イントロダクション
2. データ対話型分析法(GTA)の登場
3. GTA の源流:『死のアウェアネス理論と看護』
4. インタビュー調査のポイント
5. 多様な質的分析法における GTA の位置づけ
6. M-GTA(修正版 GTA)の位置づけ
7. 分析テーマと分析焦点者の設定
8. M-GTA の分析手続き
9. データ対話型分析(主に M-GTA)の具体的展開1
10. データ対話型分析(主に M-GTA)の具体的展開2
11. 結果のまとめ方と論文執筆の概要
12. M-GTA 研究の具体例の検討1
13. M-GTA 研究の具体例の検討2
14. データ対話型分析法を含む質的研究の評価
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ガイダンス(第 1 回)の時など、授業時に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/授業内リアクションペーパー(20%)/レポート(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 木下康仁、2003、『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践―質的研究への誘い』、弘文堂
参考文献(Readings)
1. グレイザーB,ストラウス A、1996、『データ対話型理論の発見』、新曜社
2. 木下康仁、2007、『ライブ講義 M-GTA 実践的質的研究法』、弘文堂
3. 木下康仁、2014、『グラウンデッド・セオリー論』、弘文堂
4. Glaser, B & Strauss, A. 2005. Awareness of Dying. Aldine Transaction
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://m-gta.jp/
注意事項(Notice)
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■DA417
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA417/社会運動論
(Social Movements)
社会や文化の変革と社会運動
二階堂 晃祐(NIKAIDO KOSUKE)
秋学期(Fall Semester)
SOC3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会は何らかの形で変わっていく、という事自体に異論を挟む人は少ないだろう。しかし、具体的には誰がいつ、どのようにして
変えようとし、結果的には社会全体がどのように影響を受けるのか、等と訊かれれば、明確に意識した事がない人も多いのでは
ないだろうか。社会運動を調査、研究、分析の対象とする、という事は社会や文化の変化を意識する上で、一つ有効な手段であ
る。当授業では社会運動を学習、考察する方法を紹介する事で、社会の変化の可能性やその限界について明確、具体的に思考
する術を身につけてもらえるよう期待している。
授業の内容(Course Contents)
講義が中心。ただし履修人数にもよるが、1、2回の討論/ディスカッションも設けたい。なお社会運動論は社会学の中では比較
的まとまりが良く、範囲がしっかりと定義されている分野の一つである。当授業でも取り上げるテーマの多くはこの意味で、暗黙の
了解がある範囲内から取られている。一方では、文化の社会学、構造と実践の関係等、より広い意味で社会学全般に関係する
話題も多く含める予定。
授業計画(Course Schedule)
1. 社会運動の定義と概念、学習する理由:広い見方と狭い見方、国や時代により異なる認識を持たれてきた社会運動、社会
運動の重要性。
2. 社会学における「主流な」社会運動論概要
3. 社会や文化の構造と変化について:社会科学で言う文化とは何か、社会とは何か?文化や社会は安定しているのか、いな
いのか?変化するとすれば、誰がどのようにして変えるのか?社会学は社会の変化は難しいと考えるのか、容易と考える
のか?
4. 構造と実践:社会の変化についての理論〜社会は「自然」に変わるのか、力で変えられるのか?社会は常に変化している
のか、特定の時期に一気に変わるのか?
5. 現在の社会や社会運動の事情を考えてみよう:グローバル化時代の日本と世界の状況、近年の社会運動論の変化
6. 社会運動の登場と発生:どうして社会運動が発生するのか、誰が参加するのか?参加を規程する要因は何か?
7. 社会運動の影響力と結果:社会運動は文化や社会の変革に貢献したと言えるのだろうか?もしそうなら、どうして影響力が
測れるのだろうか?
8. 社会運動の共鳴力の源とは?フレーム理論やシンボリック相互作用論等、文化の社会学の観点から。
9. カリスマと社会変革:変化における個人の持つ可能性や役割とは?
10. 社会運動におけるリーダーの役割:指導する役割と従うものの役割、リーダーの影響力とその限界。
11. 合理的主体としての社会運動:資源動員論や政治機会構造論等を中心に。
12. 社会運動のレパートリー:運動の戦術と訴えかける方法、またその選択のされ方。手段としての運動はどのようにして変化
するのか?
13. 世論の変化と社会運動:運動の一つの明確な成果としての世論変化。
14. まとめと主要テーマ再考察
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
履修者の数やこれまでの授業の履修経験にもよるが、ある程度の読み物の指定を行う予定。平常点の一貫として、2 回程小さな
レポートの提出を予定している。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/コメントカード兼出席票(20%)/授業内に指示した提出物(20%)
欠席回数が 5 回以上で D 評価となる。
テキスト(Textbooks)
後日プリントもしくはコーラス上でのダウンロードとして用意。
参考文献(Readings)
1. ニック・クロスリー、2009、『社会運動とは何か〜理論の源流から反グローバリズム運動まで』、新泉社 (ISBN:9784787709103)
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2. 田中優子、2014、『そろそろ社会運動の話をしよう 他人事から自分事へ。社会を変えるための実戦論』、明石書店
(ISBN:9784750340838)
3. 大畑裕嗣、2004、『社会運動の社会学』、有斐閣選書 (ISBN:9784641280922)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA419
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA419/社会学理論
(Sociological Theory)
「現代社会の理論」入門
澤井 敦(SAWAI ATSUSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代社会の動向を総合的に理解する「現代社会の理論」の基礎を学ぶ
授業の内容(Course Contents)
20 世紀半ば以降、現在にいたる展開のなかで蓄積されてきた、代表的な「現代社会の理論」を、できるだけ身近な問題にひきつ
けて考えることができるよう、具体的な社会現象や日本社会の状況と関連づけながら解説していく
授業計画(Course Schedule)
1. 合理化論1:近代化と官僚制、機能的合理化
2. 合理化論2:近代とホロコースト、マクドナルド化
3. 大衆社会論1:甲羅のない蟹、自由からの逃走
4. 大衆社会論2:共同性と分離不安、戦後日本と分離不安
5. 消費社会論1:日本社会の消費社会化、消費社会以前の消費モデル
6. 消費社会論2:消費社会の構造と変容、消費社会における個性とリアリティ
7. リスク社会論:自然リスクとリスク認識、社会リスクと個人化
8. ポストモダニティ論1:スキゾキッズ、「大きな物語」の終焉
9. ポストモダニティ論2:ポストモダニズムとポストモダニティ、反転する相対主義
10. ポストモダニティ論3:動物化とデータベース、リキッド・モダニティ
11. 管理社会/監視社会論1:機械管理と規律訓練型管理、感情管理
12. 管理社会/監視社会論2:環境・情報管理と監視社会
13. 私化/個人化論1:公共性、私化と個人化
14. 私化/個人化論2:私化と関係不安、個人化と存在不安
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の具体的な指示は、授業内で適宜おこなう
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(90%)/出席(10%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
参考文献は、授業内で適宜紹介する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA432
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA432/計量社会学
(Metric Sociology)
村瀬 洋一(MURASE YOICHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
計量分析の手法を用いた社会学研究の考え方と具体例を学び,最新の研究法について,分析の手順や因果関係についての考
え方を身につけることを目的とする。計量を用いた研究は,国際的には社会学の主流であり極めて重要なものである。計量を用
いると,把握が難しい社会の姿を直接観察し社会の全体像を捉え,現実の社会を適切に分析できる。
授業の内容(Course Contents)
まず,社会科学における実証研究はどのような手順で行われるかを理解する。次に,社会の特徴をどう測定するか, 日本社会
をいくつの階層に分ければ良いか等について考える。とくに社会格差(所得や権力などの社会的資源の不平等分配の構造)を中
心的な問題関心とする。調査データを分析する計量分析の手法が,実際にどのように適用されているか解説する。また,それを
通じてら,社会学の考え方と方法論について理解を深める。統計学ではなく,計量手法を用いた研究の具体例を中心に解説す
る。日本社会についてのビデオ映像を用いて、社会の特徴やその測定についての討論も行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 計量社会学入門 ―理論と調査と分析をどうつなげるか
2. 社会学における実証研究のプロセス
3. 社会を測定することの難しさと問題点
4. 社会の測定とは何か ―格差・貧困
5. 社会の測定とは何か ―世代間継承
6. 社会構造と社会変動
7. 近代化とメリトクラシー
8. 日本社会の特徴 ―マクロデータの時系列分析
9. 社会現象の予測と因果関係の説明
10. 因果メカニズムと疑似相関について
11. 社会構造分析の問題点
12. 将来予測は可能なのか
13. 社会正義の測定
14. 社会科学の問題点と今後の課題
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の内容を各自で十分に復習すること。基礎的な社会調査法と統計学は各自で理解しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/授業内の課題(30%)
テキスト(Textbooks)
とくに指定しない。
参考文献(Readings)
1. 与謝野有紀他編、2006、『社会の見方,測り方―計量社会学への招待』、勁草書房 (ISBN:4326601868)
2. 盛山和夫他編、2011、『日本の社会階層とそのメカニズム―不平等を問い直す』、白桃書房 (ISBN:4561961240)
3. ロバート・パットナム、2013、『流動化する民主主義先進 8 カ国におけるソーシャル・キャピタル』、ミネルヴァ書房
(ISBN:4623053016)
4. 数土直紀、2013、『信頼にいたらない世界 ―権威主義から公正へ』、勁草書房 (ISBN:432665385X)
5. 筒井淳也他編、2015、『計量社会学入門 ―社会をデータでよむ』、世界思想社 (ISBN:4790716716)
6. 村瀬 洋一他編、2007、『SPSS による多変量解析』、オーム社 (ISBN:4274066266)
7. 原純輔・海野道郎、2004、『社会調査演習 第 2 版』、東京大学出版会 (ISBN:4130520199)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
村瀬研ホームページを参照。
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/murase/
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注意事項(Notice)
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■DA434
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA434/社会学史
(History of Sociology)
社会学の歴史とその特徴を理解する
出口 剛司(DEGUCHI TAKESHI)
春学期(Spring Semester)
SOC3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会学を学ぶ人に必要とされる社会学の「理論と歴史」を学修します。社会学の対象とする領域は広いので、社会学部で学んで
も、社会学の特徴や全体像を理解するのは難しいかもしれません。本授業では社会学の歴史的な歩みを分かりやすく解説し、他
の社会科学とは異なる社会学の特徴を明らかにします。
授業の内容(Course Contents)
「抽象的な理論が苦手」という人にも楽しく授業に参加できるように、それぞれの社会学者が生きた時代やその背景を振り返りな
がら、彼らの学説のエッセンスを解説していきます。後半は、社会学の理論が現代社会を理解する上でどのように役立つかという
観点を重視しながら、理論の応用をめざします。
授業計画(Course Schedule)
1. <社会学的思考の形成と発展>
〈社会的なるもの〉の生成と社会学の誕生
-学祖・A. コントの社会学構想に学ぶ
2. 私を超えた〈きずな〉を社会学する
-方法論的集合主義とデュルケム
3. 働く私のモチベーション
-方法論的個人主義とヴェーバー
4. 不透明な搾取を可視化する
-マルクスと社会批判の系譜
5. 社会というシステムを構築する
-パーソンズと機能主義の社会学
6. 揺らぐリアリティのその成り立ち
-ミクロ社会学と〈意味〉へのまなざし
7. <現代社会批判としての社会学>
グローバル化とリスク社会としての現代社会
-不透明化する現代世界の諸相をとらえる
8. 『蟹工船』と再発見されたマルクス
-疎外・搾取・物象化とは何か?
9. ヴェーバーを越えて、仕事と雇用を考える
-日本人の働き方と職業倫理
10. 連帯的協働と民主主義
-デュルケムの可能性と再評価
11. 豊かさな社会の生きづらさ
-消費社会論の系譜
12. 監視社会と新しい権力の出現
-フーコーと社会学
13. 民主主義とはどういう制度か?
-フランクフルト学派再考-
14. 愛国心と国のカタチを構想する
-ハーバーマスの社会構想を応用する
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
前半(社会学的思考の形成と発展)では授業の復習を重視し、社会学の基本的な考え方を身に着けてください。後半(現代社会
批判としての社会学)では、自分なりの疑問や問題意識をもって授業に臨むことで理解が深まります。教科書(『社会学の歴史
Ⅰ』『私をひらく社会学』)を予習、復習に積極的に活用してください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
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筆記試験(Written Exam)(60%)/レポート(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 豊泉他、2014、『〈私〉をひらく社会学』、大月書店 (ISBN:978-4-272-41233-4)
2. 奥村隆、2015、『社会学の歴史Ⅰ』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-22039-3)
参考文献(Readings)
1. 新睦人編、『新しい社会学のあゆみ』、有斐閣
2. 同、『社会学のあゆみ』、有斐閣
3. 同、『社会学のあゆみパート・2』、有斐閣
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA441
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA441/差別と偏見の社会学
(Sociology of Discrimination and Prejudice)
矢吹 康夫(YABUKI YASUO)
春学期(Spring Semester)
SOC3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「差別はよくない」は確かに反論できない正義としてあるかもしれないが、だからといって「差別意識をもつのはよくないから、差
別について考えるのもよくない」わけではないし、「差別について考えない/知らないわたしは差別問題とは関係ない」「差別問題
は特殊な人びとの特殊な問題だ」というわけでもない。この授業では、差別をどこにでもある身近な現象としてとらえ直し、「差別を
するかもしれないわたし」に目を向けることをめざす。なぜなら、差別問題とは言い換えれば他者理解の問題でもあり、日々得体
の知れない他者と出会う私たちが、当たり前に遭遇する問題だからである。
授業の内容(Course Contents)
前半の数回でまず、差別を「意識」としてではなく「行為」としてとらえる視点を学び、対岸の火事として差別から目をそらすので
はなく、自分と地続きの問題として考えられるようにする。そうして、「差別をするかもしれないわたし」という可能性を認めることに
よって差別に対する感覚が磨かれ、「差別をしないようにするわたし」に近づけるからである。そのうえで中盤以降は、著名人によ
る相次ぐ差別発言(と炎上)やヘイトスピーチ、同性パートナーシップ条例、障害者差別解消法など、近年注目されている/活発
な議論が交わされている具体的な事例を取り上げる。最後に、差別問題を調査・研究するときについてまわるジレンマを確認する
ので、受講生の今後のゼミ論・卒論などに活用してもらえたらと思う。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:なぜ差別について学ぶ必要があるのか
2. 「差別するつもりはなかった」という弁明
3. 萌えと差別とエヴァンゲリオン
4. 憲法と基本的人権
5. LGBT への許容と拒絶
6. 「在日特権」の虚構
7. ヘイトスピーチは表現の自由ではない
8. アイヌ民族否定論に抗する
9. ルッキズムと外見をめるぐ差別
10. ユニークフェイス/見た目問題とは何か
11. 優生思想と障害者
12. 障害の社会モデル
13. 障害者差別解消法と合理的配慮
14. 差別問題を調査・研究すること
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
配布したレジュメは毎回コーラスにアップするので、欠席した場合は各自で確認すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(40%)/中間レポート(30%)/期末レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
指定しない。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DA443
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA443/セクシュアリティの社会学
(Sociology of Sexuality)
志田 哲之(SHIDA TETSUYUKI)
秋学期(Fall Semester)
SOC3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
セクシュアリティに関する基本的な知識を獲得し、多様なセクシュアリティそれぞれについて各自が広い視野から柔軟に考える
力を身に付けることを第一の目標とする。
続いて今日の「LGBT」ブームについて、セクシュアリティの自由を念頭に置きつつ、批判的に考察し、これを通じてセクシュアリ
ティのあり方について、より深く考える力を身につけることを第二の目標とする。
授業の内容(Course Contents)
セクシュアリティは今日、わたしたちの生き方の問題と密接に結びついている。それにもかかわらず、わたしたちがこれについて
の知識を得たり、考える機会を持っていない。本科目においては、まず基本的な用語や視点を学ぶ。
続いてこれまで社会学分野で行われてきた研究を学んだ上で、社会学的視点からセクシュアリティと関連する諸問題を考察す
る。今年度において、とりわけ中心的に考察を行いたいのが、近年、ブームともいえる日本の「LGBT」現象である。「LGBT」は、セ
クシュアリティの側面において差別対象として捉えられ、これを解消しようとする動きが、活性化しているように見受けられる。その
一方で指摘されているのは、「LGBT」の言葉の中にある差異や、言葉の外にある多様なセクシュアリティのあり方の排除である。
またさらにセクシュアリティと格差についても俎上に上るようになってきた。本講義ではこれらの状況を鑑み、一枚岩ではないセク
シュアリティのあり方と利害を確認し、セクシュアリティから見る現代社会のあり方についての考察まで及びたいと考えている。学
生諸君においては、「差別はいけない」といったワンフレーズで思考停止してしまうのではなく、その先を見ようとする、考えようと
する力を身につけてほしい。
授業計画(Course Schedule)
1. ・ガイダンス
・セクシュアリティとはなにか −さまざまな定義の歩み
2. セクシュアリティの問題化(1)
−フーコーの『性の歴史』を手がかりに
3. セクシュアリティの問題化(2)
−日本における問題化の歴史
4. 日本の同性愛研究(1) −英語圏の動向と、日本における 1990 年代以前の病理としての同性愛
5. 日本の同性愛研究(2) −1990 年代以降の研究上の転換と社会の動き
6. 「異性愛」とはなにか −残余カテゴリーとしての「異性愛」と多様なセクシュアリティの実態
7. 日本の異性愛研究
8. 「LGBT」の現在(1) −可視化の中で
9. 「LGBT」の現在(2) −不可視化の中で
10. パートナーシップ制度と LGBT 市場(1) −各国における制度のあり方
11. パートナーシップ制度と LGBT 市場(2) −マーケットとしての LGBT
12. セクシュアリティをめぐる排除と包摂(1) −従来の排除と包摂
13. セクシュアリティをめぐる排除と包摂(2) −新たな排除と包摂
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
初回授業時までに、受講生各自がどのような関心をもって本科目に臨むか動機を明確にしておくこと。またセクシュアリティに関
する情報や議論について日常的に注意を払っておくこと。
各回の授業前にレジュメを CHORUS にて配付するので、それをもとに予習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
事前配布するレジュメをテキストの代替とする。
参考文献(Readings)
参考文献については、適宜授業にて提示する。
- 60 -
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 61 -
■DA444
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA444/アイデンティティ論
(Sociological Theory of Identity)
小倉 敏彦(OGURA TOSHIHIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
様々な文化現象をアイデンティティという概念から読み解き,現代社会における「自己」と「他者」の関係性について理解を深め
る。
授業の内容(Course Contents)
この講義では,自己アイデンティティの形成を,社会的・歴史的なコンテクストのなかで考察することをめざす。特に 1960 年代以
降の日本社会に生じた生活様式の変容が若者の自己形成に与えた影響を,当時の流行文化やメディア体験等に即して考えてい
きたい。そもそもアイデンティティという言葉が一般に流布したのは 1960 年代末であり,その背景には近代社会を支えてきた価値
観が大きく揺らぎ始めたことがある。ゆえに当時の若者の関心や文化傾向を探ることは,近代的な自己形成モデルの変化を考え
る手がかりになるし,また現在の私たちの自己や人間関係のあり方を相対化する視点をも提供してくれるはずである。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 自己の社会的構築 G.H.ミード
3. 近代社会と再帰的自己 A.ギデンズ
4. 立身出世主義の精神 日本社会の流動化
5. 立身出世主義の構造 教育制度の整備
6. 立身出世主義の変容 煩悶する青年たち
7. アイデンティティの季節 学生運動と教育の大衆化
8. アイデンティティの季節(続) 戦後日本とエリクソン
9. コミットしない若者たち モラトリアム人間論
10. 理想の時代の終わり 高度成長期以後の青年像
11. 虚構の時代の始まり 大衆消費社会における自己
12. 多元化する自己 自分探しと脱アイデンティティ論
13. 「アイデンティティの喪失」以後の自己たち
14. アイデンティティのゆくえ まとめと展望
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講義内容は連続しているので,授業で配布したレジュメを読み返し,またレジュメのなかで掲示した参考文献に眼を通しておくの
が望ましい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(80%)/授業内小テスト(20%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。
参考文献(Readings)
授業時に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 62 -
■DA451
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA451/保健・医療の社会学
(Sociology of Health and Medicine)
「健康」 と 「病」 の 「当たり前」 を見つめなおす
松繁 卓哉(MATSUSHIGE TAKUYA)
秋学期(Fall Semester)
SOC3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DA452)
授業の目標(Course Objectives)
これまで保健医療社会学が示してきた視点を学習し、 健康と病に関する 「当たり前」 について捉えなお
す考察力を身につける。
授業の内容(Course Contents)
保健医療社会学の代表的な理論・知見について講義する。 くわえて、 受講者の興味関心に沿って、 今日的なトピックも取り入れ
ていく。 自分自身にとって身近な問題として保健医療社会学の視点を用いることができるように、 一方向的な講義だけでなく、 デ
ィスカッションの場も設け、 自由な議論を展開し、理解を深めていく場とする。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 患者中心の医療①
3. 患者中心の医療②
4. 終末期ケア
5. セルフ・ケア①
6. セルフ・ケア②
7. 患者‐医療者間コミュニケーション
8. 薬害・医原病①
9. 薬害・医原病②
10. Evidence-based Medicine (EBM)
11. 在宅医療
12. 病みの軌跡 (Illness Trajectory)
13. 病の語り
14. 監視医療
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
健康・病・医療に関連して普段から関心のあるテーマ(たとえば「ダイエット」「生活習慣病」「メタボ」「薬の副作用」「薬害」「医療ミ
ス」ほか)について、書籍・インターネット・新聞・テレビ等を通じて情報収集し、 疑問点・自分の考え・感想などを整理しておくとよ
い。授業の中でディスカッションをおこなう。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
毎回の授業においてレジュメを配布する。 テキストは特に指定しない。
参考文献(Readings)
1. 松繁卓哉、2010、『「患者中心の医療」 という言説―患者の 「知」 の社会学』、立教大学出版会 (ISBN:9784901988162)
2. 中川輝彦、黒田浩一郎、2010、『よくわかる医療社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:9784623058211)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業に関する質問・相談等はメール([email protected])にて随時受け付ける。
科目担当者の HP: https://www.niph.go.jp/soshiki/08iryou/matsushige.html
注意事項(Notice)
- 63 -
■DA462
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA462/平等と公正
(Equality and Justice)
アメリカ民主主義を問う
本田 量久(HONDA KAZUHISA)
春学期(Spring Semester)
SOC3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
1950,60 年代のアメリカ人種問題を事例としながら,権力構造の再生産と社会変動の条件に関する社会学的考察を試みる。人
種的排除構造の硬直性を指摘するのみならず,被剥奪集団の異議申し立て,グローバル要因(冷戦イデオロギー対立,第三世
界における反人種主義・反植民地主義の広まり),アメリカ政府による介入政策といった民主化要因にも着目しながら,社会変革
の条件と可能性についても柔軟かつ広い視野から思考する力を養う。
授業の内容(Course Contents)
アメリカは,建国以来,アメリカ国民や世界に向かって,民主主義の普遍的価値を訴えてきた。しかし,すべてのアメリカ国民は,
等しく自由・平等・参加の権利を享受してきただろうか。本講義では,1950,60 年代を通じて,アメリカ国内のみならず,世界的に
も争点となったアメリカ人種問題に焦点をおきながら,アメリカ民主主義が抱える構造的な自己矛盾と社会変革の条件を社会学
的に明らかにする。
授業計画(Course Schedule)
1. 人種差別を問うことの社会学的意義
2. アメリカ民主主義のイデオロギー――その理想と矛盾
3. 人種差別の歴史――19 世紀末まで
4. 白人中心的な権力構造の社会学的考察
5. 制度的レイシズムと人種隔離政策
6. 人種主義的言説・実践
7. 黒人の自発的服従
8. 投票権剥奪と代議制民主主義の困難
9. 連邦議会の構造的保守性
10. 公民権政策をめぐる南部民主党議員のレトリック
11. 公民権法案をめぐる南部民主党議員の審議妨害
12. 公民権運動とその戦略
13. 連邦政府と連邦裁判所による人種平等の推進
14. 公民権政策が推進された国際情勢
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
本講義では資料を配布し,それを基にして授業を進める。準備学習として,予め配布資料を読むことを求める。ま
た,必要に応じて文献講読を指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/リアクションペーパー(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 本田量久、2005 年、『「アメリカ民主主義」を問う――人種問題と討議民主主義』、唯学書房 (ISBN:978-4902225204)
講義のなかで関連文献を紹介するので,積極的に読むことを求めたい。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 64 -
■DA463
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA463/社会問題の社会学
(Sociology of Social Problems)
高山 真(TAKAYAMA MAKOTO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会問題の社会学の基本的な考え方を理解する。
授業の内容(Course Contents)
日常生活のなかで、だれもが、それぞれの「問題」や「生きづらさ」を経験している。私たちのさまざまな「生きづらさ」は、あるとき
には、多くの人に共有され、「社会問題」として取り組まれる。あるときには、個人的な悩みとして、取るに足らないこととされる。こ
の違いは、どこからくるのだろうか。この問いを出発点として、社会問題とは何かを考える。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション(授業の概要)
2. ここに問題がある、ということ(1)
3. ここに問題がある、ということ(2)
4. 「クレイム申し立て」はいかにして可能か(1)
5. 「クレイム申し立て」はいかにして可能か(2)
6. 「問題経験」の語られ方(1)
7. 「問題経験」の語られ方(2)
8. 「生きづらさ」とアイデンティティ(1)
9. 「生きづらさ」とアイデンティティ(2)
10. 社会問題と感情の社会学(1)
11. 社会問題と感情の社会学(2)
12. 社会問題とは何か(1)
13. 社会問題とは何か(2)
14. 総論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の具体的な指示は、 授業内で適宜おこなう。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
適宜、資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. 赤川学、2012、『社会問題の社会学』、引文堂 (ISBN:978-4-335-50130-2)
2. 草柳千早、2004、『「曖昧な生きづらさ」と社会 クレイム申し立ての社会学』、世界思想社 (ISBN:4-7907-1063-7)
3. 中河伸俊、1999、『社会問題の社会学 構築主義アプローチの新展開』、世界思想社 (ISBN:4-7907-0750-4)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 65 -
■DA464
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA464/NPO/NGOの社会学
(Sociology of NPOs/NGOs)
萩原 なつ子(HAGIWARA NATSUKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD465:NPO/NGO の社会学と同一科目
授業の目標(Course Objectives)
この授業では非営利組織およびこれに関連する概念を学び,非営利組織の社会的役割と実際について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
社会的課題の解決に果たすNPOの役割と期待がさらに大きくなっている。ここでは非営利組織およびNPO法,公益法人制度改
革などの基礎知識を学ぶとともに,新しい公共の視点からNPOと行政,企業との協働について,具体的事例,映像資料,ゲスト
スピーカーの講義等を通して学ぶ.
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. NPO/NGO の基礎知識(1)
3. NPO/NGO の基礎知識(2)
4. 特定非営利活動促進法について
5. 公益法人制度改革について
6. 新しい公共の担い手としての NPO/NGO
7. 市民活動における中間支援組織の役割
8. NPO の運営
9. 市民活動の事業化
10. 他セクターとの協働について
11. NPOと行政との協働
12. NPOと企業との協働 CSR・社会貢献活動
13. NPO とのかかわり方
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
地域にある NPO を訪問したり,ホームページを検索したり,NPO の活動にボランティアとして参加するなどして,NPO とは何かに
ついて積極的に学んでほしい.
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/リアクションペーパー,出席(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 日本 NPO センター、2006、『増補版知っておきたい NPO のこと』、日本 NPO センター
2. 大阪ボランティア協会編、2013、『テキスト市民活動論』、大阪ボランティア協会 (ISBN:978-4-87308-064-2)
適宜,プリントを配布する.
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 66 -
■DA465
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA465/シミュレーションの社会学
(Sociology of Simulation)
メタ複製技術時代を考える
遠藤 薫(ENDO KAORU)
秋学期(Fall Semester)
SOC3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会の動きや人々の行為は,単純な因果関係では解き明かせない。こうした問題を解決するために有用なシミュレーションにつ
いて理解し,応用する。同時に「シミュレーション」という行為は,人間社会の核心に位置する。この視点から,現代社会を読み解
く。
授業の内容(Course Contents)
シミュレーションの意義について理解する。また, シミュレーションが,人間の成長や社会の展開とも深く関係していることを理解
する。そのうえで,今日のシミュレーションの様々な技法について考えるとともに,現代の社会や文化について新たなアプローチを
試みる。
授業計画(Course Schedule)
1. 現代社会とシミュレーション
2. シミュレーションと人間
3. シミュレーションと文明
4. シミュレーションの発展と近代
5. 人工生命と人工社会
6. 遺伝的アルゴリズムとマルチエージェント
7. 複製技術とシミュレーション
8. メタ複製技術とシミュレーション
9. 現代文化とシミュレーション1
10. 現代文化とシミュレーション2
11. 現代文化とシミュレーション3
12. シミュレーションで何が分かるか1
13. シミュレーションで何が分かるか2
14. 全体総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出席(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 遠藤薫、2013、『廃墟で歌う天使』、現代書館
授業時に指示する。
参考文献(Readings)
授業時に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 67 -
■DA472
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA472/歴史社会学
(Historical Sociology)
西欧近代社会における狂気を巡る言説の歴史
葛山 泰央(KATSURAYAMA YASUO)
秋学期(Fall Semester)
SOC3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
西欧近代社会における狂気を巡る言説の歴史を、関連する文献や史資料の分析を通して検討するなかで、人間学的想像力の
現在を探究する。
授業の内容(Course Contents)
ミシェル・フーコーの『古典主義時代における狂気の歴史』(初版は 1961 年にプロン社刊、改訂版は 1972 年にガリマール社刊)
を再検討しつつ、西欧近代社会における狂気と非理性との関係、精神異常の形象と精神療養施設の誕生、狂気と人間の真実と
が形作る人間学的円環、異常者/犯罪者を取り巻く諸言説の闘争、精神医学の知と権力などの主題について考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. ルネサンス時代における非理性の経験
3. 古典主義時代における狂気と理性の分離=分属
4. 大いなる閉じ込め:デカルト的懐疑と一般施療院
5. 監禁収容施設と非理性の世界:サドとゴヤ
6. 〈理性の不安〉と新たなる分離=分属
7. 近代性の時代における精神異常の形象
8. 精神療養施設の誕生:ピネルとテューク
9. 近代精神医学と「狂人の解放」の神話
10. 狂気の近代的経験:人間学的円環とその余白
11. 〈営みの不在〉としての狂気
12. ピエール・リヴィエール事件の記録
13. 『精神医学の権力』(1973~74 年度コレージュ講義録)
14. 『異常者たち』(1974~75 年度コレージュ講義録)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
必要に応じて授業時に別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
毎回の出席ならびにリアクションペーパーによる授業参加度(60%)/最終レポート(Final Report)(40%)
なお単位修得のためには 70%以上の出席を必要とする。 最終レポートについては授業期間中に別途指示する。
テキスト(Textbooks)
特に使用しない。毎回の授業時にプリントを配布する。
参考文献(Readings)
ミシェル・フーコー『古典主義時代における狂気の歴史』(日本語訳は新潮社刊、1975 年)
ミシェル・フーコーほか『私、ピエール・リヴィエールは…』(日本語訳は河出文庫刊、2010 年)
富永茂樹『理性の使用――ひとはいかにして市民となるのか』(みすず書房刊、2005 年)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 68 -
■DA474
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DA474/社会人口学
(Social Demography)
佐々井 司(SASAI TSUKASA)
秋学期(Fall Semester)
SOC3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
人口の静態と動態に関する様々なデータを考察することにより、現代社会の問題について考える。併せて、統計資料の捉え方、
およびデータ分析の手法を習得する。
授業の内容(Course Contents)
実地調査の結果や公表されている登録データに基づく最新の人口関連資料を用いながら、出生、死亡、移動、就業、結婚といっ
た私たちにとって身近な事象が、誰に、どの程度、どのような背景のもとで生じているのかを解説するとともに、それら人口現象に
起因する現代社会の変化、とりわけ私たち個人個人の生活への影響について考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. 人口学の基礎的概念
2. 人口構造と人口変動のメカニズム
3. 出生統計について
4. 少子化とは
5. 出生変動の社会経済要因
6. 出生に関するレポート
7. 死亡統計について
8. 生命表と寿命
9. 生命表の活用
10. 死亡に関するレポート
11. 人口移動と人口分布
12. 少子高齢化と社会問題
13. 人口関連統計の捉え方
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
必要に応じて授業内で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業中に課す2回のレポート(60%)/コメントカード等(40%)
テキスト(Textbooks)
適宜、資料を配布
参考文献(Readings)
1. 社会福祉士養成講座編集委員会、2014、『社会理論と社会システム』、中央法規出版 (ISBN:9784805839300)
講義中にテーマに応じた文献資料等を紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
国立社会保障・人口問題研究所(http://www.ipss.go.jp/)
厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/)
総務省統計局(http://www.stat.go.jp/)
内閣府(http://www.cao.go.jp/)
国連人口部(http://www.un.org/en/development/desa/population/)
注意事項(Notice)
- 69 -
■DA561
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
李 旼珍(LEE MINJIN)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA561
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成の前半作業として,卒業論文のテーマを決めるまでの作業を行う。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文のテーマとして,仕事や職業,仕事と生活のバランス問題,ジェンダーと労働,あるいは他のテーマを考えている学生を
対象に卒業論文作成の指導を行う。卒業論文のテーマを決定するまで、関心のあるテーマに関連する文献調べ、テーマと関連す
る先行研究のレビュー、テーマと関連するデータ調べ、テーマの確定などの一連の作業を行い,数回にわたる報告やディスカッシ
ョンを通じて,卒業論文のテーマのオリジナリティを高める。
テーマを決め仮説を設定するに至るまでは,先行研究のレビューが非常に重要な作業なので,授業では卒論題目届の時期(6月
末)までゼミ生に先行研究の検討作業を中心的に行ってもらい,順次報告してもらうつもりである。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction
2. 全受講生の卒論テーマ発表
3. テーマと関連する先行研究一覧発表
4. テーマと関連する先行研究のレビュー報告 1
5. テーマと関連する先行研究のレビュー報告 2
6. テーマと関連する先行研究のレビュー報告 3
7. テーマと関連する先行研究のレビュー報告 4
8. テーマと関連する先行研究のレビュー報告 5
9. テーマと関連する先行研究のレビュー報告 6
10. 卒論構想発表 1
11. 卒論構想発表 2
12. 卒論構想発表 3
13. 卒論構想発表 4
14. 全受講生の夏休み中の卒論作成計画発表
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
必要に応じて授業内で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(40%)/授業時発表(60%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。
参考文献(Readings)
授業時に随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 70 -
■DA562
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
奥村 隆(OKUMURA TAKASHI)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA562
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の作成指導を行う。指導は演習における報告・討論,および個別指導による。春学期は各自の問いの設定と先行研究
の検討が目標となる。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文は,その人固有の「問い」(私はこれがわからない!=私はこれが知りたい!)を発見することなしには作成できない。は
じめは漠然とした大きな問いから出発することになるが,その問いについて調べ,考え,議論するうちに,自分にとって最も重要な
問いはなにか,限られた時間のなかで自分が答えを見出しうる問いはなにかが明確になるだろう。そのためには先行研究を検討
し,すでになにがわかっているか,まだなにがわかっていないかを明らかにする必要がある。各自が最後につかみとるオリジナル
な問いはきわめて限定的なものになるだろうが,だからこそ現在の社会とそこにいる自分自身を鋭く認識する力を持つものとなる
だろう。
春学期は,こうした問いの設定と先行研究を検討する作業が中心となる。演習と個別指導は,論点を整理し,進むべき方向を考
えていく場である。自らの作業を個別に進めるとともに,演習に積極的に参加して他のゼミ生の報告にコメントしてもらいたい。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 3 年演習を振り返る(1)
3. 3 年演習を振り返る(2)
4. 問いの設定を報告する(1)
5. 問いの設定を報告する(2)
6. 問いの設定を報告する(3)
7. 問いの設定を報告する(4)
8. 先行研究を報告する(1)
9. 先行研究を報告する(2)
10. 先行研究を報告する(3)
11. 先行研究を報告する(4)
12. 先行研究を報告する(5)
13. 先行研究を報告する(6)
14. 春学期のまとめと夏季合宿に向けての確認
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
報告担当回までに,課せられたステップに従って十分な準備をすること。個別指導については,教員に積極的に連絡をとること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
演習への出席(30%)/討論への参加(30%)/報告の達成水準(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 71 -
■DA563
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
西村 幸満(NISHIMURA YUKIMITSU)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA563
授業の目標(Course Objectives)
明確に研究目的を設定し,目的と結論が一貫した論文の構成をまず作る。適切な仮説構築を行う。目的や仮説なしの卒論となら
ないよう注意。論文完成までの時間の計画をまず自分で作ること。
授業の内容(Course Contents)
まず文献検索を行い,学術書や,学術雑誌掲載の論文を読むこと。研究の最前線を把握した上で,卒業論文のテーマを設定す
る。1年間で生産的な結果が期待できるテーマを設定する。学問のための時間を確保し自主的に努力すること。「時間の使い方」
の訓練は,とても重要。
次に,目的と仮説,データの取り方,分析法,予想される結果を明確にして,研究計画を立てる。研究目的(研究の結果,新しい
知見として何が在れば良いのか)を具体的に決めて,目的に適したデータ収集法,分析法を設定する。
卒業論文の作成過程を通じて,調査法,分析法や,資料作成法,発表法など,卒業後も役立つような「仕事の進め
方」を身につける。以下の手順で進め,提出までの仕事の計画を自分で作成する。
これらをふまえて本格的な調査や分析作業に入る。ゼミでの討論も重視する。各自が積極的に途中経過を発表し討論に参加す
ること。
授業計画(Course Schedule)
1. テーマ設定のために文献検索を行い集めた先行研究を発表
2. 学術書について発表1
3. 学術書について発表2
4. 学術論文について発表1
5. 学術論文について発表2
6. 具体的なテーマを設定
7. テーマに関する先行研究を発表
8. 研究計画の作成(目的,方法,仮説を明確に計画を完成させる)
9. 卒論経過の中間報告1
10. 卒論経過の中間報告2
11. 卒論構想発表会
12. 卒論の計画を再度確認
13. 学生対象などの予備的調査
14. 今後の調査と分析の計画を確定
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の発表準備を計画的に行うこと
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業内の課題(100%)
テキスト(Textbooks)
とくになし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
卒論の構成や書式についてはゼミホームページ参照。
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/murase/
注意事項(Notice)
- 72 -
■DA564
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
野呂 芳明(NORO YOSHIAKI)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA564
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成の前半作業として,構想を明確にするともにテーマの決定をおこなう。
授業の内容(Course Contents)
「論文」を作成するためには,自身の問題関心がどこにあるかを自ら明らかにしていかなければならない。「問い」を導き出す作業
は決して易しいことではなく,繰り返し自らに問い質していく必要がある。この作業を共同の場で進めることができるのが演習形式
授業のメリットだといえる。
春学期の「演習1」では,卒業論文テーマの決定を目標とし,そのための問題関心の明確化,先行研究の収集と検討,論点の提
出と整理などの基礎的なプロセスをおこなう。それをふまえ,夏期休暇中に, 合宿形式による中間報告会を催す予定である。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 各自の卒業論文構想報告(1)
3. 各自の卒業論文構想報告(2)
4. 各自の卒業論文構想報告(3)
5. 各自の卒業論文構想報告(4)
6. 論文作成中間報告(1)
7. 論文作成中間報告(2)
8. 論文作成中間報告(3)
9. 論文作成中間報告(4)
10. 論文作成中間報告(5)
11. 論文作成中間報告(6)
12. 論文作成中間報告(7)
13. 論文作成中間報告(8)
14. 論文作成中間報告(9)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
このゼミでは,全員が順次,卒業論文の構想発表および中間報告をおこなうので,事前の準備を必ずしておくこと。また,自分の
報告の番でない時には, 他のメンバーの報告について積極的にコメントをすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業参加の積極性(40%)/授業期間内における複数回の報告(60%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。
参考文献(Readings)
参考文献や資料は,授業の中で適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 73 -
■DA565
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
松本 康(MATSUMOTO YASUSHI)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA565
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文のテーマを確定する。
授業の内容(Course Contents)
1 回目に卒業論文作成のための重要事項を説明する。その後、各自の卒業論文について構想発表し、研究テーマ、研究計画、
研究方法を確定し、既往研究のレビュー、資料の収集、フィールドワークなどを進める。
授業計画(Course Schedule)
1. インストラクション
2. 構想発表 1 巡目
3. 構想発表 1 巡目
4. 構想発表 1 巡目
5. グループディスカッション
6. 構想発表 2 巡目
7. 構想発表 2 巡目
8. 構想発表 2 巡目
9. 構想発表 3 巡目
10. 構想発表 3 巡目
11. 構想発表 3 巡目
12. 構想発表 3 巡目
13. 構想発表 3 巡目
14. 構想発表 3 巡目
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
1 巡目と 2 巡目は、研究題目、研究の背景と目的、研究方法、研究計画、既往研究、期待される成果についての発表を準備す
る。3 巡目は、研究仮説と研究の進捗状況についての発表を準備する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
研究の進捗状況(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
1 回目に「卒業論文作成マニュアル」(独自教材)を配布する。
注意事項(Notice)
- 74 -
■DA566
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA566
授業の目標(Course Objectives)
研究論文の形式の確認、構想の訓練、そして、調査計画から論文作成までのスケジュールの策定と論文題目の決定を目標とす
る。
授業の内容(Course Contents)
問題意識の明確化、必要な文献や資料の収集方法、批判的文献検討を行い、その結果を定期的にゼミで発表していく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 卒論テーマ案の発表(1)
3. 卒論テーマ案の発表(2)
4. 卒論テーマ案の発表(3)
5. テーマ設定の考え方と方法(1)
6. テーマ設定の考え方と方法(2)
7. 先行研究の文献収集と批判的検討についての発表(1)
8. 先行研究の文献収集と批判的検討についての発表(2)
9. 先行研究の文献収集と批判的検討についての発表(3)
10. 先行研究の文献収集と批判的検討についての発表(4)
11. 卒論調査計画の策定と発表(1)
12. 卒論調査計画の策定と発表(2)
13. 卒論調査計画の策定と発表(3)
14. 卒論題目の発表
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
図書館の活用を徹底して行うこと。とくに関連する研究論文の収集と批判的検討を重視する。また、概念や用語を正確に理解す
るため専門辞書・事典類を活用すること。発表の際には事前にレジュメを作成すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
課題達成度(60%)/ゼミ内での議論への参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
使用せず
参考文献(Readings)
適時紹介していく
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www2.rikkyo.ac.jp/~yasuhito/index.html
注意事項(Notice)
- 75 -
■DA567
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA567
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の完成に向けて春学期は問題設定の明確化,先行研究のレビュー,仮説の構築,研究方法の決定,用いる資料やデ
ータの収集に向けての準備を進める。
授業の内容(Course Contents)
各自の卒業論文のテーマに基づいて問題設定の明確化,先行研究のレビュー,仮説の構築,研究方法の決定,用いる資料やデ
ータの収集に向けて具体的に準備を進めるよう指導する。この他に,参考文献を用いて論文の構成や文章の書き方,参考文献
の引用の仕方などの論文執筆法についての説明もおこなう。演習では受講生の主体性に基づく個人報告と討論をベースとする
が,必要に応じて個人指導もおこなう。以上の成果を9月に実施予定の合宿形式の中間報告会で報告しあう。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション(年間スケジュールの確認,個人報告の順番の決定など)
2. 文献検索とデータ収集法の説明
3. 個人報告1
4. 個人報告2
5. 個人報告3
6. 全体討論1
7. 全体討論2
8. 個人報告4
9. 個人報告5
10. 個人報告6
11. 論文執筆法の説明
12. 全体討論3
13. 全体討論4
14. 全体討論5
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒業論文の執筆に関わって 1 週間で進めた内容をレジュメにまとめて提出。9月の合宿時には暫定目次案を提示すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席,授業内の報告の水準,ディスカッションへの参加度,論文の進行状況により総合的に判断する(100%)
卒業論文の執筆はあくまでも受講生の主体性に基づくものであることを理解して進めること。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 吉田健正、2004、『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方(第 2 版)』、ナカニシヤ出版 (ISBN:978-4888488686)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業外での連絡は,大学のメールアドレスを登録したゼミのメーリングリストを用いておこなうため,メールチェックを怠らないこ
と。
注意事項(Notice)
- 76 -
■DA568
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
小倉 康嗣(OGURA YASUTSUGU)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA568
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の作成に向けて、探究の労苦に値するだけのやりがいある研究テーマを見出し、自らの問いを練りあげていく。と同時
に、先行研究の検討、視点と方法の明確化、資料・データの収集をおこなう。
授業の内容(Course Contents)
自分はいったい何を問い、何を明らかにしたいのか。「原問題」(調査研究のために戦略的に設定する問いやテーマの根っこに
あって、おのれを突き動かし、生きるための課題として自覚されてくるもの)は何なのか。自身の問題意識を掘り下げ、価値ある問
いを発見し、それを練りあげていく作業、そして先行研究を検討し、自身の視点と方法を見定めていく作業を、各自の発表をめぐ
るゼミ生全員での議論と個別指導による対話によっておこなっていく。
ゼミは、自らの純粋な問題意識を共同の議論の場に解き放ち、お互いに皆の胸(他者の身体=経験や感情)を借りながら対話
できるという貴重な機会である(自分の発表の経験だけではなく、他のゼミ生の発表をきいて何かを感じとり、自分と照らしあわせ
て考えコメントする経験も、当然そこに含まれる)。それは、卒論作成のために自らのテーマを掘り下げ、他者に伝達可能な知にし
ていくことに資するという意味でも、もっと広く生涯においてこういう機会はなかなかないという意味でも、である。
そんな贅沢な時間をどうか無駄にしないように、積極的に参加し、自由闊達に発言してほしい。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 自らの問題意識を掘り下げる①
3. 自らの問題意識を掘り下げる②
4. 自らの問題意識を掘り下げる③
5. 自らの問題意識を掘り下げる④
6. 自らの問題意識を掘り下げる⑤
7. 先行研究および視点と方法の検討①
8. 先行研究および視点と方法の検討②
9. 先行研究および視点と方法の検討③
10. 先行研究および視点と方法の検討④
11. 調査の企画・計画・着手①
12. 調査の企画・計画・着手②
13. 調査の企画・計画・着手③
14. 調査の企画・計画・着手④
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒業論文は、まずもって自分自身のために書くもの。自分を豊かにしていくために、自分がよりよく生きていくために、意味と価
値を生み出す作業であり、自己表現である。学ぶことは生きること。「これをやらなければ生きていけない」というような、自分にと
って切実で価値あるテーマを掘り下げていってほしい。そうすれば、おのずとそれは「みんな」=他者や社会に響きうるものになる
はずである。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席および議論・作業への参加の積極性(50%)/発表内容(50%)
テキスト(Textbooks)
適宜指示する。
参考文献(Readings)
適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 77 -
■DA569
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA569
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の完成に向けて、テーマを確定し、論文の構成を考える。受講者一人ひとりが、各自のテーマに沿って、主要な文献に
ついての検討を行ないながら、そのテーマがどのような意味で切実な「問題」なのかを明らかにする。
授業の内容(Course Contents)
ゼミ論の研究報告と文献講読。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 研究報告
3. 研究報告
4. 研究報告
5. 研究報告
6. 研究報告
7. 研究報告
8. 研究報告
9. 研究報告
10. 研究報告
11. 文献講読
12. 文献講読
13. 文献講読
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予定された文献を精読し、受講者一人ひとりが、自分の研究テーマとの関連で、コメントを準備する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席と研究報告(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 78 -
■DA571
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
西山 志保(NISHIYAMA SHIHO)
春学期(Spring Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA571
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文のテーマを決定するために,問題意識の形成,先行研究のレビュー,仮説の構築,研究方法の決定などの指導を通し
て作業を進める。
授業の内容(Course Contents)
各自の卒業論文のテーマについて,構想発表を行
い,先行研究のレビュー,資料やデーターの収集方法,研究方法の決定などを行う。演習での報告・討論と個別指導などを通し
て,自らの問題意識の形成を目指す。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 卒論の書き方・テーマの組み立て方
3. 参加者による報告(1)
4. 参加者による報告(2)
5. 参加者による報告(3)
6. 参加者による報告(4)
7. 参加者による報告(5)
8. 中間総括
9. 参加者による報告(6)
10. 参加者による報告(7)
11. 参加者による報告(8)
12. 参加者による報告(9)
13. 参加者による報告(10)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内で指示する
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/平常点(60%)
テキスト(Textbooks)
演習内で適宜指示する
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 79 -
■DA581
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
李 旼珍(LEE MINJIN)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA581
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成の後半作業として,卒業論文の執筆のための作業を行い,卒業論文を完成する。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文を執筆,完成するまで、テーマから仮説を設定、仮説を裏付けるデータの収集、データが仮説を支持するものかどうか
について検証、関連する社会学理論や先行研究の知見との関連づけ,目次の確定、執筆などの一連の作業を行い,数回のプレ
ゼンテーションとディスカッションを通じて,卒業論文の完成度を高める。
卒業論文の独創性はテーマのオリジナリティにあるのはもちろん,データのオリジナリティにもある。オリジナル・データを集める
努力を惜しまず,必要なデータの収集に適した調査に積極的に取り組むことを卒論作成者に勧めたい。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction
2. 調査結果分析報告 1
3. 調査結果分析報告 2
4. 調査結果分析報告 3
5. 調査結果分析報告 4
6. 調査結果分析報告 5
7. 卒論執筆に関する技術的注意に関する説明
8. 全受講生の卒論構成(目次)発表
9. 卒論最終報告 1
10. 卒論最終報告 2
11. 卒論最終報告 3
12. 卒論最終報告 4
13. 口頭試問に向けた卒論報告 1
14. 口頭試問に向けた卒論報告 2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
必要に応じて授業内で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(40%)/授業内報告(60%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。
参考文献(Readings)
授業時に随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 80 -
■DA582
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
奥村 隆(OKUMURA TAKASHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA582
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の作成指導を行う。秋学期は,調査によるオリジナルなデータの収集,その分析・考察,論文の作成が目標となる。
授業の内容(Course Contents)
秋学期の作業は,各自の調査によるデータの収集とその分析・考察が中心になる。そのなかで,調べ始めるまえは予想しなかっ
た事実に出会って驚くという「発見」(新しく知ったこと,わかったこと)があるだろう。こうした「発見」を論文という形にするために
は,読み手を意識し,自分のなかで理解が行き届いていない部分を確認する必要がある。演習での報告と討論,教員による個別
指導はそのための練習台であり,ここで論文の核となるアイデアを明確にしていく。秋学期後半は,こうした「発見」をいかに読み
手に伝えられる説得的な文章にするかを考えながら,論文を完成に近づける作業を各自が行っていく。ゼミ最終回には,全員に
よる卒業論文発表会を行い,各自の成果を共有し検討しあう機会を設ける。
授業計画(Course Schedule)
1. 夏季合宿を振り返る
2. 調査データを報告する(1)
3. 調査データを報告する(2)
4. 調査データを報告する(3)
5. 調査データを報告する(4)
6. 調査データを報告する(5)
7. 調査データを報告する(6)
8. 分析・考察を報告する(1)
9. 分析・考察を報告する(2)
10. 分析・考察を報告する(3)
11. 分析・考察を報告する(4)
12. 分析・考察を報告する(5)
13. 分析・考察を報告する(6)
14. 卒業論文発表会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
報告担当回までに,課せられたステップに従って十分な準備をすること。個別指導については,教員に積極的に連絡をとること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
演習への出席(30%)/討論への参加(30%)/報告の達成水準(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 81 -
■DA583
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
村瀬 洋一(MURASE YOICHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA583
授業の目標(Course Objectives)
論文を完成させるために計画を立て,仕事を進める総合的能力を身につける。目的,方法,分析結果,結論の4構成が明確な卒
業論文を作成する。何を解明したのか明確な論文を作ること。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文という1つの仕事を,自分の力で完成させるという経験は,仕事を進める総合的能力を鍛える上で,とても有益である。
やりとげれば自信もつき,卒業後も,経験はとても役に立つ。自分自身で楽しく計画を立て,卒業論文に取り組むこと。
研究とはあたらしい知見の発見が重要である。結論として何を言えるかをよく考えるとよい。春学期の作業をふま
え,以下の手順で卒論作成を進めるとよい。既存の研究をもとに,自分なりの仮説を考えて,予想される結果をあらかじめ考えて
おくことも重要。論文を書くときは,まず, 結論部分から書いてみるのが,1つのこつである。
学生同士で討論し,他者の意見を吸収することも重要。秋学期に入ると,卒論提出までに時間的余裕は少ない。提出までは,学
問以外の予定は極力入れずに卒論作成に集中することが重要。
社会調査を行う場合,9 月末までには準備を終了させる。11 月中旬までに分析終了し,仮提出して,教員のコメントをもらうこと。
授業計画(Course Schedule)
1. 完成までの仕事の計画を作成し調査準備
2. 調査準備を終了
3. 完成までの仕事の計画を作成
4. 目次案を作成
5. 調査,観察,実験,データ分析等の実施
6. 分析と文章作成1
7. 分析と文章作成2
8. 分析と文章作成3
9. 分析結果を整理し論文本文を作成1
10. 分析結果を整理し論文本文を作成2
11. 卒論提出
12. 内容を再検討し再度の分析1
13. 内容を再検討し再度の分析2
14. 卒論発表会に向けて準備
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
秋学期中に何回か経過報告をできるよう,各自で準備すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業内の課題(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
卒論の日程や分析上の注意点などはゼミホームページをよく読むこと。卒論全体の構成をよく理解すること。また,
書式例ファイルをよく見ること。
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/murase/
注意事項(Notice)
- 82 -
■DA584
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
野呂 芳明(NORO YOSHIAKI)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA584
授業の目標(Course Objectives)
大学で学んだことの集大成として, 卒業論文を執筆し完成させる。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習1での成果を踏まえた上で, 卒業論文を仕上げていく。 「なんとなく思っている」 「ぼんやりといい考えがある」 こと
と, それを実際に文章化することの間には大きな落差がある。 また卒業論文では, 自分の考えをまとめて文章化するのはもとよ
り, それを他者に正確に伝える記述力と、 自らの調査研究を先行研究の学問的系譜にきちんと位置づけることが不可欠である。
そのためには, 独自性のある内容とともに, 論文執筆の形式やルールを守ることも重要になってくる。
以上を踏まえて, 演習での発表とディスカッション, 教員による指導等を通じて, 卒業論文を完成させていく。
授業計画(Course Schedule)
1. 論文作成中間報告(1)
2. 論文作成中間報告(2)
3. 論文作成中間報告(3)
4. 論文作成中間報告(4)
5. 論文作成中間報告(5)
6. 論文作成中間報告(6)
7. 論文作成中間報告(7)
8. 論文作成中間報告(8)
9. 論文作成中間報告(9)
10. 論文作成中間報告(10)
11. 論文作成中間報告(11)
12. 口頭試問準備(1)
13. 口頭試問準備(2)
14. 口頭試問準備(3)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
このゼミでは, 全員が順次, 卒業論文の進捗状況について中間報告をおこなうので, 事前の準備を必ずしておくこと。 また, 自分
の報告の番でない時には, 他のメンバーの報告について積極的にコメントをすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業期間内の複数回の報告(60%)/授業参加の積極性(40%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。
参考文献(Readings)
参考文献や資料は授業の中で適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 83 -
■DA585
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
松本 康(MATSUMOTO YASUSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA585
授業の目標(Course Objectives)
質の高い卒業論文を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
各自の卒業論文のテーマに応じて、論文の構成を決定し、執筆する。資料の使い方、調査の方法、文章の書き方、文献引用の
仕方、推敲の仕方などについて指導する。
授業計画(Course Schedule)
1. 論文内容の発表(1)
2. 論文内容の発表(2)
3. 論文内容の発表(3)
4. 論文内容の発表(4)
5. 卒論原稿第 1 次締め切り(1)
6. 卒論原稿第 1 次締め切り(2)
7. 卒論原稿第 1 次締め切り(3)
8. 卒論原稿の第 1 次締め切り(4)
9. 個別指導(フィードバック)
10. 個別指導(フィードバック)
11. 個別指導(フィードバック)
12. 個別指導(フィードバック)
13. 個別指導(フィードバック)
14. 個別指導(フィードバック)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
論文執筆に必要な資料の収集、調査データの整理、既往研究のレビューなどを行い、論文の草稿を作成し、推敲する。草稿のフ
ィードバックではオフィスアワーも活用すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
研究の進捗状況・完成度(100%)
テキスト(Textbooks)
「卒業論文作成マニュアル」(独自教材)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 84 -
■DA586
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA586
授業の目標(Course Objectives)
研究論文としての卒業論文を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
調査計画を確定して実行し、収集したデータの分析を行う。章構成を確定し草稿の執筆、ゼミでの発表を経て卒業論文を完成さ
せていく。調査にあたっては調査倫理の実践を重視する。また、自分の発表だけでなく他のゼミ員の発表へのコメントは多くのヒ
ントにつながるので積極的に参加すること。
授業計画(Course Schedule)
1. 毎回、発表と討議が中心となる。初回は論文作成に向けた作業の確認と発表のスケジュールを決定する。
2. 発表(進捗状況)と討議
3. 発表(進捗状況)と討議
4. 発表(進捗状況)と討議
5. 発表(進捗状況)と討議
6. 発表(進捗状況)と討議
7. 発表(進捗状況)と討議
8. 発表(進捗状況)と討議
9. 発表(進捗状況)と討議
10. 発表(進捗状況)と討議
11. 発表(進捗状況)と討議
12. 発表(進捗状況)と討議
13. 発表(進捗状況)と討議
14. 卒業論文発表会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外での作業がほとんどとなるので、計画的に進めること。とくに調査、執筆等で作業量が集中する時期があるので、スケ
ジュール管理を責任もって行うこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
ゼミでの報告(70%)/討議への参加(30%)
テキスト(Textbooks)
とくに指定しない。
参考文献(Readings)
必要に応じて、全体および個人に紹介していく。とくに個人別にはテーマに関連した文献を紹介していく。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 85 -
■DA587
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA587
授業の目標(Course Objectives)
春学期および夏休み中に進めた成果を踏まえて,秋学期は自分でたてた問題の分析に主体的に取り組み,卒業論文を完成させ
る。
授業の内容(Course Contents)
春学期および夏休み中に進めた成果を踏まえて,仮説の検証に必要な資料やデータを遅くとも10月末までには収集し,得られ
たデータの分析・考察によって仮説が支持されたかどうかを中心に分析結果についてある程度の見通しが得られた段階で論文
の構成や目次を確定させるよう指導する。執筆にあたっては春学期で説明した論文の執筆方法を遵守するように気をつけるよう
再度指導する(必要に応じて参考文献を参照すること)。演習での個人報告と討論に加えて,必要に応じて個別指導をおこなう。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション(秋学期のスケジュールの確認,個人報告の順番の決定など)
2. 個人報告1
3. 個人報告2
4. 個人報告3
5. 個人報告4
6. 全体討論1
7. 全体討論2
8. 個人報告5
9. 個人報告6
10. 個人報告7
11. 個人報告8
12. 卒論発表会1
13. 卒論発表会2
14. 卒論発表会3
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒業論文の執筆に関わって 1 週間で進めた内容をレジュメにまとめて提出。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席,授業内の報告の水準,ディスカッションへの参加度,論文の進行状況により総合的に評価する(100%)
卒業論文の執筆はあくまでも受講生の主体性に基づくものであることを理解して進めること。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 吉田健正、2004、『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方(第 2 版)』、ナカニシヤ出版 (ISBN:978-4888488686)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業外での連絡は,大学のメールアドレスを登録したゼミのメーリングリストを用いておこなうため,メールチェックを怠らないこ
と。
注意事項(Notice)
- 86 -
■DA588
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
高山 真(TAKAYAMA MAKOTO)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA588
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文演習1の成果と調査をふまえて解釈・分析・考察をおこない、作品化し、卒業論文を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習1を引き継いで、卒業論文を完成するまでの作業をおこなう。
卒業論文およびその演習に対する考え方や構え方は卒業論文演習1と同様だが、卒業論文演習2でとくに重要になってくる作
業が、調査をふまえて解釈・分析・考察をおこない、自分自身が納得できかつ他者に説得力をもって伝わる表現=作品にしていく
ことである。
それを、各自の発表をめぐるゼミ生全員での議論と個別指導による対話によっておこなっていく。
授業計画(Course Schedule)
1. 調査の解釈・分析①
2. 調査の解釈・分析②
3. 調査の解釈・分析③
4. 調査の解釈・分析④
5. 結論に向けての考察①
6. 結論に向けての考察②
7. 結論に向けての考察③
8. 結論に向けての考察④
9. 作品化(表現)をめぐる検討①
10. 作品化(表現)をめぐる検討②
11. 作品化(表現)をめぐる検討③
12. 作品化(表現)をめぐる検討④
13. 最終提出
14. 全体発表会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒業論文は、まずもって自分自身のために書くものである。自分を問い直す作業は、自分が生きている社会を問うことにもつな
がる。自分を豊かにしていくために、自分がよりよく生きていくために意味と価値を生み出す自己表現としての卒業論文は、おの
ずと「みんな」=他者や社会に響きうるものになるはずである。したがって、「これをやらなければ生きていけない」というような、自
分にとって切実で価値あるテーマを掘り下げていってほしい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席および議論・作業への参加の積極性(50%)/発表内容(50%)
テキスト(Textbooks)
適宜指示する。
参考文献(Readings)
各自の関心に沿って、適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 87 -
■DA589
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA589
授業の目標(Course Objectives)
受講者一人ひとりが、演習での文献の検討および個人面談を通じて、自ら設定した「問題」をどのように呈示し展開していけば他
者を説得できるのかを考え、卒業論文を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
文献の講読と受講者の研究報告。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 卒論の構成の発表
3. 卒論の構成の発表
4. 卒論の構成の発表
5. 卒論の構成の発表
6. 卒論の構成の発表
7. 卒論の構成の発表
8. 卒論の構成の発表
9. 卒論の構成の発表
10. 卒論の構成の発表
11. 卒論の内容の検討(個人面談)
12. 卒論の内容の検討(個人面談)
13. 卒論の内容の検討「個人面談)
14. 卒論報告会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予定された文献を精読し、受講者一人ひとりが、自分の研究テーマとの関連で、コメントを準備する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席と研究報告(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 88 -
■DA591
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
西山 志保(NISHIYAMA SHIHO)
秋学期(Fall Semester)
SOC4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA591
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成の後半作業として,自らのテーマに基づき調査を行い分析・考察を行い,論文を作成す
る。
授業の内容(Course Contents)
夏休み中に行ったフィールド調査に基づき,分析・考察を行い,論文構成を決定する。演習での中間報告と討論,個別指導などを
組み合わせながら進め
る。詳細については開講時にアナウンスする。
授業計画(Course Schedule)
1. 調査について
2. 参加者の報告(1)
3. 参加者の報告(2)
4. 参加者の報告(3)
5. 参加者の報告(4)
6. 参加者の報告(5)
7. 参加者の報告(6)
8. 参加者の報告(7)
9. 参加者の報告(8)
10. 参加者の報告(9)
11. 参加者の報告(10)
12. 参加者の報告(11)
13. 参加者の報告(12)
14. 参加者の報告(13)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内で指示します
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/平常点(30%)/口頭試問(30%)
テキスト(Textbooks)
各自のテーマに応じて指示する。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 89 -
■DA712
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究1
(Senior Research 1)
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
西山 志保(NISHIYAMA SHIHO)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA712~DA745:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
演習に所属しない者が,社会学の諸領域を幅広く習得することにより,社会学士として実社会に出るにふさわしい見識を獲得す
ることを目指す。
授業の内容(Course Contents)
5 領域から選択した 2 領域について,それぞれ指定された課題レポートを作成し,口頭試問に合格することで,単位が認定され
る。コーディネータ教員と指導担当教員に相談しながら,課題レポートの作成を進める。スケジュール等については履修要項で適
宜確認し,締切日は厳守すること。
授業計画(Course Schedule)
1. テーマの設定,今後の進め方について説明
2. テーマ設定のために文献検索を行い文献リスト作成
3. テーマ設定のために学術書を読む 1
4. テーマ設定のために学術書を読む 2
5. 学術雑誌掲載の論文を読む 1
6. 学術雑誌掲載の論文を読む 2
7. 仮説の設定,基礎的な調査や分析実施 1
8. 仮説の設定,基礎的な調査や分析実施 2
9. 中間提出後に今後の方針を教員と相談
10. 研究計画の作成(目的,方法,仮説を明確に計画を完成させる)
11. 分析や調査実施 1
12. 分析や調査実施 2
13. 分析結果をもとに考察し,結論を文章化する
14. 結論として自分が主張したいことを中心に文章をまとめ研究を完成
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
別途提示される課題表を見た上で,2 つの領域において自由にテーマを設定し,最終的に文章として提出すること。担当教員と
相談して計画を立て,計画的に時間を使い,必要な準備を行うことが重要である。
成績評価方法・基準(Evaluation)
1番目の領域の成績(50%)/2番目の領域の成績(50%)
選択した 2 領域について,それぞれ 4000 字以上の課題レポートを作成し,口頭試問を受けること(1 領域 50 点満点,2 領域で
100 点満点)。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 90 -
■DA755
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究1
(Senior Research 1)
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
西山 志保(NISHIYAMA SHIHO)
春学期(Spring Semester)
SOC4900
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA755:2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学部の設定する諸領域を幅広く学習することにより、実社会に出るのにふさわしい見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
各学科から 4 つずつ提示された課題(計 12 課題)のうち、2 つの課題について研究を進め、レポートを作成などの課題を達成し
て合格することで単位を修得する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を参照すること。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別指導
3. 個別指導
4. 個別指導
5. 個別指導
6. 個別指導
7. 個別指導
8. 個別指導
9. 個別指導
10. 個別指導
11. 個別指導
12. 個別指導
13. 個別指導
14. 個別指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポート2本を作成するための計画立案、レポート作成のための資料や文献の収集・整理。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2つの課題レポートの内容および口頭試問の結果を総合的に評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進め方については第1回の授業で説明するので、必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 91 -
■DA812
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究2
(Senior Research 2)
村瀬 洋一(MURASE YOICHI)
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DA812~DA845:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
演習に所属しない者が,社会学の諸領域を幅広く習得することにより,社会学士として実社会に出るにふさわしい見識を獲得す
ることを目指す。
授業の内容(Course Contents)
5 領域から選択した 2 領域について,それぞれ指定された課題レポートを作成し,口頭試問に合格することで,単位が認定される
(ただし,「卒業研究 1」で選択した領域は 「卒業研究 2」では選択できない)。コーディネータ教員と指導担当教員に相談しなが
ら,課題レポートの作成を進める。スケジュール等は履修要項で適宜確認し,締切日は厳守すること。
授業計画(Course Schedule)
1. テーマの設定,今後の進め方について説明
2. テーマ設定のために文献検索を行い文献リスト作成
3. テーマ設定のために学術書を読む 1
4. テーマ設定のために学術書を読む 2
5. 学術雑誌掲載の論文を読む 1
6. 学術雑誌掲載の論文を読む 2
7. 仮説の設定,基礎的な調査や分析実施 1
8. 仮説の設定,基礎的な調査や分析実施 2
9. 中間提出後に今後の方針を教員と相談
10. 研究計画の作成(目的,方法,仮説を明確に計画を完成させる)
11. 分析や調査実施 1
12. 分析や調査実施 2
13. 分析結果をもとに考察し,結論を文章化する
14. 結論として自分が主張したいことを中心に文章をまとめ研究を完成
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
別途提示される課題表を見た上で,2 つの領域において自由にテーマを設定し,最終的に文章として提出すること。担当教員と
相談して計画を立て,計画的に時間を使い,必要な準備を行うことが重要である。
成績評価方法・基準(Evaluation)
1番目の領域の成績(50%)/2番目の領域の成績(50%)
選択した 2 領域について,それぞれ 4000 字以上の課題レポートを作成し,口頭試問を受けること(1 領域 50 点満点,2 領域で
100 点満点)。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 92 -
■DA855
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究2
(Senior Research 2)
村瀬 洋一(MURASE YOICHI)
岩間 暁子(IWAMA AKIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOC4900
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA855:2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学部の設定する諸領域を幅広く学習することにより、実社会に出るのにふさわしい見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
各学科から 4 つずつ提示された課題(計 12 課題)のうち、2 つの課題について研究を進め、レポートを作成などの課題を達成し
て合格することで単位を修得する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を参照すること。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別指導
3. 個別指導
4. 個別指導
5. 個別指導
6. 個別指導
7. 個別指導
8. 個別指導
9. 個別指導
10. 個別指導
11. 個別指導
12. 個別指導
13. 個別指導
14. 個別指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポート2本を作成するための計画立案、レポート作成のための資料や文献の収集・整理。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2つの課題レポートの内容および口頭試問の結果を総合的に評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進め方については第1回の授業で説明するので、必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 93 -
■DD101
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/文化の社会理論
(Social Theory and Culture)
阿部 珠理(ABE JURI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
4単位(4 Credits)
DD101:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
春学期:私たちの日常生活における文化の働きを考える。
秋学期:アメリカ・インディアンの民族史,民族誌,文化誌に関する知識の獲得と理解を目指すと同時に,民族の衰退と再生の要
因と動態を学ぶ。
授業の内容(Course Contents)
春学期:「文化」が日常の私たちの社会生活のなかに,どのような形で現れ,私たちの意識や価値観,行動パターンをどのように
規定しているのか,また新たな文化はどのように生まれてくるのかを,身近なテーマから考えてゆく。多様な視点や理論を参照し
ながら,文化概念の幅広い理解を目指す。
秋学期:アメリカ・インディアンの歴史,彼らが現在おかれている環境,直面している諸問題,固有の文化の様態,ことに自然観や
人間観,霊魂観に表れる彼らのスピリチュアリティの実践などを紹介し,アメリカ・インディアン民族誌・文化誌の総合的理解を目
指す。個別の事例はラコタ・スー族にとり,ことに文化変容と文化創造の局面を,担当者のフィールドワークの視覚資料なども紹
介しながら動態的に把握する。授業を通じて,19世紀末には「消えゆく民」と言われたアメリカ・インディアンの目覚ましい民族再
生の実態を明らかにしたい。
授業計画(Course Schedule)
1. 春学期:導入
2. 食べる 1
3. 食べる 2
4. 飲む 1
5. 飲む 2
6. 話す 1
7. 話す 2
8. 装う 1
9. 装う 2
10. 愛する 1
11. 愛する 2
12. 祈る 1
13. 祈る 2
14. 総括
15. 秋学期:導入
16. アメリカ先住民の歴史
17. アメリカ先住民の現在 1
18. アメリカ先住民の現在 2
19. アメリカ先住民の現在 3
20. 部族社会をめぐる問題 1
21. 部族社会をめぐる問題 2
22. 部族社会をめぐる問題 3
23. アメリカ先住民のイメージと実像 1
24. アメリカ先住民のイメージと実像 2
25. アメリカ先住民のイメージと実像 3
26. アメリカ先住民文化 1
27. アメリカ先住民文化 2
28. アメリカ先住民文化 3
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
映画「ダンスウィズウルブス」を見ておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
各学期末に実施するテスト(70%)/出席・コメントペーパー(30%)
- 94 -
テキスト(Textbooks)
春学期は特に指定しない(プリントを配布する)。
秋学期は,以下を使用する。
阿部珠理『アメリカ先住民―民族再生に向けて(2版)』(角川学芸出版 2013)
参考文献(Readings)
講義時に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 95 -
■DD124
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会調査法2
(Social Research Methods 2)
李 旼珍(LEE MINJIN)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DD124:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会調査の設計と実施方法について、質的調査法と量的調査法に分け、調査の企画・設計、データの収集・整理・分析までを講
義する。
授業の内容(Course Contents)
質的調査法では、その種類と代表的な作品、テーマの設定、調査対象者との関係形成、分析法、データの整理と分析・解釈をあ
つかう。量的調査法では、調査票調査の企画・設計・実施方法、調査票の作成、サンプリングの意味と方法、実査、エディティン
グ、コーディング、データ・クリーニングについてあつかう。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業の進め方と社会調査法
2. 質的調査法の種類と作品
3. テーマ設定からフィールドへ
4. 質的データの収集: フィールドワーク
5. 質的データの分析・解釈・まとめ方
6. 調査票調査の企画と設計
7. 仮説の構成
8. 調査票の作成(1)
9. 調査票の作成(2)
10. サンプリングの理論
11. サンプリングの方法
12. 調査票調査の実施
13. 調査データの整理
14. 社会調査は何を明らかにしてきたか
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会調査法1を復習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(59%)/出席点(26%)/授業内小テスト(15%)
テキスト(Textbooks)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ―理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 桜井厚・小林多寿子編、2005、『ライフストーリー・インタビュー――質的研究入門』、せりか書房
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 96 -
■DD227
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/社会調査法3
(Social Research Methods 3)
脇田 彩(WAKITA AYA)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DD227 人数制限科目(DK026 社会調査法3と合わせて 70 名)
授業の目標(Course Objectives)
標準的な社会調査法の授業として,数量データの分析法の基礎を扱う。2 変数間の関連の分析に習熟し,分析結果を的確に整
理できるようにする。
授業の内容(Course Contents)
度数分布表,比率の推定,クロス集計,χ
二乗検定,クラメールの V,クロス表のエラボレーション, 代表値(平均値,中央値,最
頻値),平均値の推定,分散,標準偏差,標準得点,相関係数,因果関係と相関関係,統計的資料の整理と提示法について,理
解し,実際にデータを分析してみる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:質的変数と量的変数
2. 調査データの点検,コーディング
3. 度数分布表,代表値(平均値・中央値・最頻値)
4. 複数の変数間の関係,相関と因果
5. クロス集計表の分析
6. χ
2 乗検定
χ
2 乗検定とクラメールの V
7. 三重クロス表,疑似相関とエラボレーション
8. 標本と母集団,統計的検定
9. 統計的分析の基礎,平均,分散,標準偏差
10. 平均の差の検定,相関係数
11. 共分散,相関係数,因果関係と相関関係
12. 統計資料の整理 度数分布表のグラフ表示
13. 統計資料の整理 クロス表のグラフ表示
14. 報告書の読み方・書き方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は,履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業出席(30%)/平常点(随時の宿題および課題レポート)(70%)
テキスト(Textbooks)
独自のテキストを配布。
参考文献(Readings)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ――理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 森岡清志編、2007、『ガイドブック社会調査』、日本評論社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
この授業は PC 実習を含め積み上げ型で進むので,欠席をすると遅れを取り戻すのが難しくなる。できる限り出席し,やむを得ず
欠席した場合には,配付テキストを必ず熟読し実習をして,次回授業に臨むこと。
注意事項(Notice)
- 97 -
■DD234
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD234/都市社会構造論
(Social Structure of Urban Society)
下村 恭広(SHIMOMURA HIROSHI)
春学期(Spring Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
東京の社会-空間構造の特徴について、社会学的概念を用いて説明できるようになる。
現代都市の社会-空間構造の変容過程について、社会学的概念を用いて説明できるようになる。
授業の内容(Course Contents)
都市空間は一見すると建物や人々が雑然と集まっている場所でしかない。しかし無秩序に見える建造物群や、それらを生み出す
人々の分布には、実はある種のパターンが存在している。このパターンを都市の空間構造と呼ぼう。このような空間構造の成り立
ちには、どのような社会的要因が働いているのだろうか? 様々な都市を比較したり、ひとつの都市の過去と現在とを比較する
と、都市の空間構造が社会構造と密接な関係にあり、社会構造の変化に伴って空間構造も変化していくことが分かる。この授業
では、東京を中心的な考察の対象とし、以上のような都市の空間構造と社会構造の関係を理解するための手だてについて、都
市社会学および隣接する諸分野(地理学や都市史など)の知見を紹介しながら解説する。
授業計画(Course Schedule)
1. コースガイダンス
2. 社会的分業と都市的生活様式
3. 伝統都市の社会-空間構造(1)
4. 伝統都市の社会-空間構造(2)
5. 近代都市の社会-空間構造(1)
6. 近代都市の社会-空間構造(2)
7. 近代東京の社会-空間構造(1)
8. 近代東京の社会-空間構造(2)
9. グローバル化する都市の社会-空間構造(1)
10. グローバル化する都市の社会-空間構造(2)
11. 個別地域の形成/変容過程から考える東京の社会-空間構造(1)
12. 個別地域の形成/変容過程から考える東京の社会-空間構造(2)
13. 個別地域の形成/変容過程から考える東京の社会-空間構造(3)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業で扱う事柄の予習になるような内容の課題を複数回課す予定です。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/課題(30%)
テキスト(Textbooks)
テキストは使用しない。
参考文献(Readings)
1. 陣内秀信、1992、『東京の空間人類学』(ちくま学芸文庫)、筑摩書房
2. 鈴木博之、1999、『都市へ』(日本の近代 10)、中央公論新社
3. 中筋直哉・五十嵐泰正、2013、『よくわかる都市社会学』、ミネルヴァ書房
4. 橋本健二、2011、『階級都市:格差が街を侵食する』 (ちくま新書)、筑摩書房
5. 平山洋介、2006、『東京の果てに』 (日本の現代 15)、NTT出版
6. 松本康、2011、『近代アーバニズム』(都市社会学セレクション 1)、日本評論社
7. 水内俊雄・加藤政洋・大城直樹、2008、『モダン都市の系譜:地図から読み解く社会と空間』、ナカニシヤ出版
その他は適宜授業時に紹介します。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 98 -
注意事項(Notice)
- 99 -
■DD236
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD236/国際社会学
(Global Sociology)
日本から世界の難民・移民を考える
吉成 勝男(YOSHINARI KATSUO)
秋学期(Fall Semester)
CCS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
いま、世界各地で人の移動が大きな川の流れのように続いている。欧州では100万人もの人々が祖国を離れて、難民としてある
いは移民として安住の地を求め歩いている。これまで日本は移民を受け入れないという政策をとってきた。また難民の受け入れ
についてもあまり積極的とは言えない。本授業では、人の移動が日本社会にとって無縁でないこと、実際に様々な影響を受けて
いることなどを学生に理解してほしい。
授業の内容(Course Contents)
昨年来、アフリカ諸国やシリアなどの紛争国から多くの移民・難民が定住の地を求めて祖国を脱出している。人の移動は古くから
あったが、近代において、これほど大量かつ人道的にも問題の多い人の移動はなかったことである。こうした動きに対して日本も
無関係ではありえない。東京オリンピック・パラリンピックを前にして、観光客が増加し、また不足する建設労働者などの受け入れ
が考えられている。日本政府は移民政策をとらないとしているが、今後、日本で暮らす外国人は飛躍的に増加するものと思われ
る。多民族・多文化国家日本の到来である。この事態に一人一人がどのように対処していくのか。有効な日本型移民政策とは何
か。誰もが考えなければならない。本授業を通して世界の移民・難民状況、日本の外国人住民の実際について学んでいく。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション。講師紹介。
2. 日本で暮らし、働く外国人の姿
―在留資格制度と外国人住民が抱える問題とは―
3. 移民送り出し国・バングラデシュの現状
―バングラデシュの帰還移民調査から見えてきたもの―
4. 移民送り出したい国・フィリピンの実情
―在日フィリピン人女性を通した出稼ぎと送金―
5. これまでの日本の入国管理制度と外国人
―強まる外国人管理の実態―
6. 日本の留学生政策を考える
―外国人留学生が抱える問題とは―
7. 在日韓国・朝鮮人の現在と未来
―多文化社会に暮らす在日たち―
8. 世界の難民、日本の難民
―これでよいのか日本の難民政策―
9. 民族と国籍を考える
―増加する永住者と帰化ー
10. 「不法滞在外国人」=非正規滞在外国人の過去と現在
―非正規滞在外国人は何故生み出されるのか―
11. 外国人住民を支援する市民団体の可能性
―外国人住民支援団体の軌跡―
12. 市民が構想する多文化共生社会とは
―外国人住民が本当に必要としている社会とは―
13. 移民を受け入れない国―日本の問題
―なぜ日本では移民政策を議論しないのか―
14. 市民が提案する移民政策
―移民がつくる新たな社会と文化―
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
東京オリンピック・パラリンピックを前にして大きく分けて二つの外国人の流れがつくられる。観光客の招致と不足する建設労働者
などの受け入れである。好きか嫌いかではなく多数の外国人が日本社会の中で暮らすことになる。これらの人々と隣人として同
僚として、また同じ権利を有する人として接していかなければならない。偏見を捨ててできる限り、様々な外国人住民と交流を深
めてほしい。
- 100 -
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/授業内の小テスト(論述)(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 吉成勝男、水上徹男、野呂芳明、2015、『市民が提案するこれからの移民政策』、現代人文社
参考文献(Readings)
1. A.P.F.S.、2002、『子どもたちにアムネスティを』、明石書店
2. 依光正哲、2008、『日本の移民政策』、明石書店
3. スティーブン・バートベック、2015、『トランスナショナリズム』、日本評論社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 101 -
■DD238
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD238/環境と文化
(Environment and Culture)
環境民俗学・環境社会学の視点から
金子 祥之(KANEKO HIROYUKI)
秋学期(Fall Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
さまざまな環境問題・環境利用の事例研究(ケーススタディ)を通じて、環境民俗学・環境社会学の基礎的な知識、基本的な考え
方を理解すること。そのうえで環境問題について、自分なりの見解をまとめ、述べることができるようになること。
授業の内容(Course Contents)
「環境問題」が身近な言葉になるほど、私たちの身の回りにはさまざまな環境問題があふれています。こうした問題は解決する
ことが望ましい存在であることには、誰しも納得することでしょう。ところが同時に、私たちは環境問題が容易に解決できない存在
でもあることも知っていま
す。では環境問題を解決するためには、どのような視点が必要になってくるのでしょうか。
この講義では、環境問題を考える際に、地域社会の生活の現場で行なわれている/行なわれてきた環境利用のあり方を参照
することで解決策のヒントを考えます。すなわち、文化論的なアプローチをとり、環境問題に取り組むことになります。
授業計画(Course Schedule)
1. 環境民俗学・環境社会学とは―民俗学・社会学からとらえる環境問題
2. 地域社会を理解する視点①―地域社会と領域・空間
3. 地域社会を理解する視点②―地域のなかの社会関係
4. 農村の環境と文化①民俗宗教の世界
5. 農村の環境と文化②有機農業運動
6. 水辺の環境と文化①川の資源を利用しつづけるローカルな知恵
7. 水辺の環境と文化②水辺の歴史的環境
8. 山村の環境と文化①山を利用すること―所有と利用
9. 山村の環境と文化②山地をめぐる自然保護運動
10. 山村の環境と文化③中山間地域にとっての過疎問題
11. 漁村の環境と文化①津波と海の資源利用
12. 漁村の環境と文化②海の汚染と公害問題
13. 漁村の環境と文化③エネルギー政策と海辺の地域
14. まとめ:認識と方法
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
復習を中心としてください。講義では現代の農山漁村の現状や課題を紹介し、みなさんに問題提起しますので、それらのうち関心
を持った事柄についてに各自で深めてください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出席(20%)/リアクションペーパー(10%)
テキスト(Textbooks)
とくに教科書は指定しません。講義を通じて参考文献を紹介していきます。
参考文献(Readings)
1. 鳥越皓之編、1989、『民俗学を学ぶ人のために』、世界思想社 (ISBN:4790703614)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業計画に示したように、農村・山村・漁村、それぞれの環境と文化について考えていくことになります。順序や具体的な内容に
ついては、受講者の関心やその時の社会状況や社会的課題によって、若干変更する可能性があります。
注意事項(Notice)
- 102 -
■DD239
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD239/セラピー文化論
(Therapeutic Culture)
心理主義の社会学
小池 靖(KOIKE YASUSHI)
春学期(Spring Semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「心理学的・カウンセリング的な発想・実践の広がり」を社会学的に考察する。
授業の内容(Course Contents)
心理学、心理療法、セラピー、ヒーリング、癒し、自己啓発などの拡大を、具体的な事例をもってとらえ直し、現代の精神状況を
理解する一助とする。トピックは、個人の成長に関するものだけでなく、現代の政治、司法、グローバル化などにも及ぶ。
授業計画(Course Schedule)
1. 全体案内
2. 心理主義の社会学
3. 心理療法におけるグループ体験
4. アイスブレイクとワークショップ
5. 自助グループとトラウマ説
6. 「うつ」ブーム
7. 自閉症スペクトラム
8. 司法と心理主義
9. 震災とトラウマ
10. ポジティブ・シンキング
11. 催眠
12. 自己啓発セミナー
13. スピリチュアル・カウンセリング
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/その他の要素(出席、リアクションペーパー、授業への貢献度など)(30%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 小池靖、2007、『セラピー文化の社会学』、勁草書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
諸注意
http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421
注意事項(Notice)
- 103 -
■DD240
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD240/消費文化論
(Consumer Culture)
間々田 孝夫(MAMADA TAKAO)
春学期(Spring Semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代の消費文化はどのような要素を含み,どのように変化しており,今後どのような方向に進むかを, 現実の具体的な消費現象
を参照しながら明らかにする。
授業の内容(Course Contents)
現代消費文化についてのおもな見方を一通り解説する。現代の消費を特徴づけるとされた「ポストモダン」の消費文化に始まり,
「モダン」を論じたマクドナルド化論,消費のグローバル化についての理
論,消費記号論,脱物質主義化論を順次解説しながら,最後は「第三の消費文化」について論じる。
授業計画(Course Schedule)
1. ポストモダン文化と消費社会
2. ポストモダン消費文化の展開
3. ポストモダン消費論の限界
4. モダン消費論としてのマクドナルド化論
5. 消費マクドナルド化論の解剖
6. グローバル消費文化の画一化モデルと多様化モデル
7. 多様化モデルの諸相
8. 消費の記号過程と需要の創造
9. 消費の文化的価値
10. ポストモダン消費論から脱物質主義化論へ
11. 物質主義から脱物質主義へ
12. 第三の消費文化とは何か
13. 第三の消費文化の展開
14. これからの消費文化
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の授業に先立って,テキストの該当部分を予習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/中間レポート(20%)
テキスト(Textbooks)
間々田孝夫『第三の消費文化論――モダンでもポストモダンでもなく』(ミネルヴァ書房 2007 年)
参考文献(Readings)
間々田孝夫『消費社会のゆくえ――記号消費と脱物質主義』(有斐閣 2005 年)
間々田孝夫『21 世紀の消費』(ミネルヴァ書房 2016 年)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 104 -
■DD244
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD244/都市文化論
(Urban Culture)
歌舞伎町の社会学
武岡 暢(TAKEOKA TORU)
春学期(Spring Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DD245)
授業の目標(Course Objectives)
本授業は、日本を代表する歓楽街である新宿・歌舞伎町について多角的に紹介し、都市社会学を中心とした社会学的な視点か
ら考察することを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
グローバル都市、東京の都心部に、歌舞伎町のような歓楽街が今日においても存在し、活発な営業を継続しているのは、実は自
明な状態ではない。たとえばニューヨークのタイムズ・スクエアは、現在の姿からは想像しづらいがつい四半世紀ほど前までポル
ノショップが多数営業し、路上売春の集中するエリアだった。本授業ではまず歌舞伎町の存続をこうした意味での「謎」として提示
し、これをどのように理解すべきかについて社会学的な視点から講義する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス――本講義の概要と到達目標
2. グローバル都市、東京の都心部における風俗産業の集積――新宿歌舞伎町を事例として
3. 「地域コミュニティ」研究の困難――歌舞伎町研究はなぜ社会学にとって重要なのか
4. コミュニティを離れて――「地域社会」として都市を読む
5. 歌舞伎町概論――統計資料から分かることと歴史
6. 歌舞伎町雑居ビル火災――火災として戦後 5 番目の死者数になった 2001 年の惨事
7. 警察と自治体——行政機関は歌舞伎町で何をしているのか
8. 商店街振興組合——歌舞伎町は「商店街」?
9. 不動産業者――歓楽街における空間の供給と管理
10. キャバクラとホストクラブ――「接待」が構成する空間
11. ヘルス、ソープ、デリヘル――性風俗の経営と労働
12. 民間パトロール——商店街振興組合の理想と現実
13. 客引きとスカウト——歓楽街のストリートにおける 2 つの職業
14. 講義の総括――本講義の学術的意義と限界
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
授業内容に関する筆記試験のみで成績を評価する。
テキスト(Textbooks)
文献については、随時、授業内で紹介する。
参考文献(Readings)
1. 武岡暢、2016、『歌舞伎町からは何故ぼったくりがなくならないのか』(仮)、イーストプレス
シラバス作成時点で書名が確定していないため、実際の書名とは異なる場合がある。
その他の文献についても、授業内で紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
講義の性質上、性的な内容への言及が頻繁になされる。こうした点に関連して受講が難しく、しかし履修の関係で単位がどうして
も必要な場合は、初回のガイダンス終了時に科目担当者に相談すること。それ以外のタイミングでの相談には応じない。
注意事項(Notice)
■DD246
- 105 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD246/民族文化誌
(Cultural Ethnography)
阿部 珠理(ABE JURI)
単位
2単位(2 Credits)
(Credit)
言語
日本語
CCS3210
(Language)
(Japanese)
2016 年 7 月 19 日付 以下の通り変更(変更理由:誤記訂正)科目ナンバリング:
CCS2210→CCS3210
秋学期(Fall Semester)
授業の目標(Course Objectives)
アメリカ・インディアンの民族史,民族誌,文化誌に関する知識の獲得と理解を目指すと同時に,民族の衰退と再生の要因と動態
を学ぶ。
授業の内容(Course Contents)
本授業では,アメリカ・インディアンの歴史,彼らが現在おかれている環境,直面している諸問題,固有の文化の様態,ことに自然
観や人間観,霊魂観に表れる彼らのスピリチュアリティの実践などを紹介し,アメリカ・インディアン民族誌・文化誌の総合的理解
を目指す。個別の事例はラコタ・スー族にとり,ことに文化変容と文化創造の局面を,担当者のフィールドワークの視覚資料なども
紹介しながら動態的に把握する。授業を通じて,19世紀末には
「消えゆく民」と言われたアメリカ・インディアンの目覚ましい民族再生の実態を明らかにしたい。
授業計画(Course Schedule)
1. 導入
2. アメリカ先住民の歴史
3. アメリカ先住民の現在 1
4. アメリカ先住民の現在 2
5. アメリカ先住民の現在 3
6. 部族社会をめぐる問題 1
7. 部族社会をめぐる問題 2
8. 部族社会をめぐる問題 3
9. アメリカ先住民のイメージと実像 1
10. アメリカ先住民のイメージと実像 2
11. アメリカ先住民のイメージと実像 3
12. アメリカ先住民文化 1
13. アメリカ先住民文化 2
14. アメリカ先住民文化 3
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
映画「ダンスウィズウルヴス」を見ておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出席・コメントペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 阿部珠理、2013、『アメリカ先住民ー民族再生にむけて(2版)』、角川学芸出版
参考文献(Readings)
授業時にリストを配布
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 106 -
■DD271
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習
(Seminar (2nd Year))
現代文化学科教員が担当
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
4単位(4 Credits)
DD271,DD273:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
2011 年度以前の現代文化学科入学者のための専門演習である(再履修用)。
授業の内容(Course Contents)
2011 年度以前の現代文化学科入学者で,専門演習を再履修する者は,この科目コードによる登録となる。
2016 年 4 月に実施する上級生ガイダンスにて説明をおこなうので必ず出席すること。
所属クラスが初回授業までに決定され,春学期はそのクラス(「専門演習1」)を新2年生とともに受講し,秋学期は同じ教員によ
る「フィールド実習」を受講するが,制度上は通年の「専門演習」を再履修したという扱いとなる。
演習の詳細は初回の授業で確認すること。
授業計画(Course Schedule)
1. 全体案内
2. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
3. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
4. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
5. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
6. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
7. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
8. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
9. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
10. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
11. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
12. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
13. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
14. 現代文化に関する社会学的文献の講読・発表ほか
15. 秋学期全体案内
16. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
17. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
18. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
19. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
20. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
21. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
22. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
23. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
24. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
25. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
26. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
27. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
28. 現代文化に関するフィールド調査の企画立案・実施・報告など
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
教員より指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出欠,レポート,授業への貢献度など(100%)
テキスト(Textbooks)
授業にて指示する。
参考文献(Readings)
- 107 -
授業にて指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 108 -
■DD281
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
石井 香世子(ISHII KAYOKO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD281
授業の目標(Course Objectives)
多文化共生社会について大学で学ぶことの意味と楽しさを知り、それを実現する手段として、文献講読・ディスカッション・発表・
レポート作成の基本を身につける。
授業の内容(Course Contents)
毎回の授業の前半では、社会学に関する基本的な教科書から各自が興味をもった章について発表してもらい、その主題につい
て履修者全員によるディスカッションをします。授業の後半では、文献講読・ディスカッション・発表・レポート作成の基礎について
学びます。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 発表およびディスカッション、レジュメの書き方
3. 発表およびディスカッション、パワーポイントを使った発表の仕方・聞き方
4. 発表およびディスカッション、ディスカッションの仕方
5. 発表およびディスカッション、レポート作成スケジュールの立て方
6. 発表およびディスカッション、基本資料の入手方法
7. 発表およびディスカッション、情報整理法
8. 発表およびディスカッション、論証方法・文章構成の考え方
9. 発表およびディスカッション、データの集め方と見せ方
10. 発表およびディスカッション、フィールド調査とは
11. 発表およびディスカッション、アンケートとインタビューについて
12. 発表およびディスカッション、先行研究と資料の引用の基本
13. 発表およびディスカッション、脚注・参考文献と論文にふさわしい表記
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自分が発表に当たっている週には、必ず発表準備を万全にしてくること。
また自分以外の人が発表する週にも、必ず教科書の該当する章を読み、ミニ・レポート(800 字程度)にまとめて提出すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
プレゼンテーション(30%)/平常点(出席・討論への参加度)(30%)/最終レポート(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 西原和久・保坂稔編、2013、『グローバル化時代の新しい社会学 (増補改訂版)』、新泉社 (ISBN:9784787713087)
2. 石井一成、2011、『大学生のためのレポート・論文の書き方』、ナツメ社 (ISBN:9784816350573)
参考文献(Readings)
授業中に適宜提示していきます。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 109 -
■DD282
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
グローバル化入門
倉本 由紀子(KURAMOTO YUKIKO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD282
授業の目標(Course Objectives)
私の身近な生活に影響を及ぼしている「グローバル化」を多角的に取り組み、グローバル問題について検討し解決策を模索しま
す。
授業の内容(Course Contents)
「グローバル化」とは何か、「グローバル化」はどのように私たちの生活に影響を及ぼしているのか、また「グローバル化」の影響
による日本社会の将来はどうなるのか、文献講読しながら理解を深め、討論します。身近な出来事にも「グローバル」な視野でク
リティカル・シンキングを働かせ、国際社会の課題にも取り組んでみましょう。授業では、経済、政治、文化、環境、人口移動など
のグローバル化について多角的に学び、グローバル問題の解決策をゼミの仲間と考えます。毎回の授業で扱う文献は、当番グ
ループが選択します。また授業内の役割を決め、全員が参加し発言することを期待します。具体的には、文献内容の報告者はレ
ジメを作成し、発表します。その報告内容についてのコメント担当者は、疑問点や自分の意見を発表し討論のおぜん立てをしま
す。討論のファシリテーターは、発言内容を整理し、討議が偏らないようにする世話役になります。その他のゼミ生も積極的に討
論に参加するよう、クリティカル・シンキングを働かせて文献講読することが大切です。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス・自己紹介
2. グローバル化の定義について
3. 文献講読・報告・討論
4. 文献講読・報告・討論
5. 文献講読・報告・討論
6. 文献講読・報告・討論
7. 文献講読・報告・討論
8. 文献講読・報告・討論
9. 文献講読・報告・討論
10. 文献講読・報告・討論
11. 文献講読・報告・討論
12. 文献講読・報告・討論
13. 文献講読・報告・討論
14. 総括・まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
文献は必ず読み、積極的に授業に参加するための準備をしてください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/平常点(出席、レジュメ、討論の参加度など)(70%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. マンフレッド・スティーガー、2011、『グローバリゼーション』、岩波書店
2. デヴィッド・ヘルド、2002、『グローバル化とは何かー文化・経済・政治―』、法律文化社
3. サスキア・サッセン、1999、『グローバリゼーションの時代』、平凡社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 110 -
■DD283
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
現代の社会と文化を“宗教社会学”的に考える
江島 尚俊(EJIMA NAOTOSHI)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD283
授業の目標(Course Objectives)
「宗教」をキーワードに現代の社会や文化を社会学的に読み解くことを目的とする。
授業の内容(Course Contents)
21 世紀を迎えた現代においても宗教は社会の大きな位置を占めている。テレビ、映画、漫画、ゲーム、観光などの身近なものか
ら、政治、経済、教育、企業といった分野にも宗教は深く関係している。ただし、日本ではそういったことに気づくことが少ない。
この演習では、宗教やスピリチュアリティに着目しながら上に挙げたもの以外にも対象を広げて、多角的な視点から現代社会に
ついて考えてみたい。また、各自が「テーマを設定して、レポートを作成し、分かりやすく発表する」というプレゼンテーションスキル
向上の場ともしたい。
なお、受講者の希望を募った上で、都内近辺の宗教施設へ見学実習も行いたい。
最近では、イスラームのモスク、明治神宮、増上寺、東京カテドラル聖マリア大聖堂などへの校外見学実習をおこなっている。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. オリエンテーション―本講義の概要説明
3. 宗教を再考する-ブレインストーミング
4. テキスト輪読①―文化と宗教
5. テキスト輪読②―若者と宗教
6. テキスト輪読③―社会と宗教
7. テキスト輪読④―個人化と宗教
8. 発表に関する指導
9. 学生による発表(1)
10. 学生による発表(2)
11. 学生による発表(3)
12. 学生による発表(4)
13. 学生による発表(5)
14. 総括-現代社会を宗教から再考する
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自分が関心をもつ対象や出来事について事前に考えておいてください(漠然としていてもOK)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/学生による発表(30%)/出席点・参加姿勢(30%)
テキスト(Textbooks)
特に指定なし、授業中に配布。
参考文献(Readings)
1. 櫻井義秀・三木英編、2007、『よくわかる宗教社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623049965)
2. 井上順孝編、1994、『現代日本の宗教社会学』、世界思想社 (ISBN:4790705145)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 111 -
■DD284
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
環境とエコロジー
佐久間 淳子(SAKUMA JUNKO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD284
授業の目標(Course Objectives)
開発や公害、自然保護などの事例を、人と自然の関り合いに着目して捉え、理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
事前に文献を講読し、オンラインデータベースを活用して最新の情報を補足した上で発表し、ディスカッションを行う。また、ゲスト
スピーカーの講演およびディスカッションを1回行い、他に 1-2 回学外の現場に出て、生の情報の重要性を確認する(授業日を土
日に振り替える。一か所は築地市場を予定)。学外へ出た場合は、火曜 2 限を 1 回休講とする。
日程は、初回授業で調整する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンスおよび日程調整
2. オンラインデータベースの実践的講習(図書館講習室)
3. 文献講読1
4. 文献講読2
5. 文献講読3
6. 文献講読4
7. 文献講読5
8. 文献講読6
9. 文献講読7
10. 文献講読8
11. 東京都中央卸売市場(築地市場)をフィールド調査
12. 東京都中央卸売市場(築地市場)をフィールド調査
13. ゲストスピーカーによる講演と議論(招聘日は開講後に確定)
14. 文献講読9 まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
1.新聞(紙版)に継続して目を通し、「人と自然の関わり合い」を示す記事を見つける。
成績評価方法・基準(Evaluation)
文献講読(輪読)分担か所の報告(40%)/フィールド調査レポート(20%)/ディスカッションへの積極的参加(40%)
単位修得には 75%以上の出席を要する。現地調査を欠席の場合は、別途レポートを指示する。
テキスト(Textbooks)
1. 関 礼子、中澤 秀雄、丸山 康司、田中 求、2009、『環境の社会学』、有斐閣 (ISBN:978-4641123854)
参考文献(Readings)
1. 宮内泰介、2013、『なぜ環境保全はうまくいかないのか 現場から考える「順応的ガバナンス」の可能性』、新泉社 (ISBN:9784-7877-1301-8)
2. 宮内泰介、2004、『自分で調べる技術―市民のための調査入 門』、岩波書店 (ISBN:978-4007001178)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 112 -
■DD285
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
大都市に居住するということ
~生活スポットと都市構造~
柳 信寛(YANAGI NOBUHIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD285
授業の目標(Course Objectives)
大都市での生活・居住をテーマとして,都市生活を支える施設・文化や現代的な都市構造を考察することによって,都市で生活す
るということについて,様々な視点を養う。
授業の内容(Course Contents)
都市とは現代社会がもつ特徴・変化・問題点が集中的に, そして鮮明に現れる空間である。それはまた行政・資本・労働者・住
民等のそれぞれの思惑が交錯し,まさに「意図した結果」「意図せざる結果」として表出される空間でもある。しかし,多くの人々の
生活が都市化した現在,そのような歴史的なダイナミズムに気づくことは難しく,疑問なく「当然の」生活だと思われている。
そのような都市生活のダイナミズムや問題点を検証するには,実際に観察するだけでなく,様々なデータを検討することや,これ
までの都市研究がどのような視点で都市生活を研究してきたかを学ぶ必要性がある。
まず、近年の都市生活を多角的に捉えるために,我々が何気なく触れている様々な「都市的スポット」を検討する。テキストをベー
スとしながら,自分達が感じている都市的装置や文化に対して,各自の意見の討論の練習も兼ねて展開することとする。
続いて,生活のIT化や未婚化・少子高齢化といった社会変動や,蓄積されてきた都市構造の諸問題や限界について,都市構造
を概観することにより検討する。きわめて現在的な課題であるので、社会学だけでなく,経済学・行政学や生活空間学における都
市空間設計の考え方も習得する必要がある。できるだけ幅広い分野からの都市へのアプローチに触れることによって,都市生活
への理解を深めていきたい。
授業計画(Course Schedule)
1. 演習の説明 自己紹介・分担決め
2. 都市スポット1 イントロダクション
3. 都市スポット2 コンビニ・家電量販店
4. 都市スポット3 フランフラン・ショッピングモール・パーキングエリア
5. 都市スポット4 漫画喫茶・パチンコ店・ラーメン屋・TSUTAYA
6. 都市スポット5 フリマ・音楽フェス・アートフェス
7. 都市スポット6 自転車・フィットネスクラブ・ビーチ
8. 都市スポット7 寺社巡礼・パワースポット・寄席
9. 都市構造1
都市とは何か
10. 都市構造2
都市の高度利用
11. 都市構造3
賃貸住宅とマンション
12. 都市構造4
中古住宅
13. 都市構造5
相続と介護と都市
14. 都市構造6
3.11 後の都市問題・小括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
実りある議論・討論のためには,発表者が丁寧なレジュメを作成すること・熱意ある発表をすることだけでなく,受講生の能動的な
議論への参画が必要である。そのために徹底した文献の精読や下調べを求める。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・平常点(70%)/最終レポート(Final Report)(30%)
熱心に議論に参加することを出席とみなす。
テキスト(Textbooks)
1. 山崎福寿、2014、『日本の都市の何が問題か』、NTT 出版 (ISBN:978-4-7571-2321-2)
2. 近森高明・工藤保則編、2013、『無印都市の社会学 どこにでもある日常空間をフィールドワークする』、法律文化社
(ISBN:978-4-589-03531-8)
その他,必要な文献は適宜指示する。
参考文献(Readings)
- 113 -
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
担当箇所の発表だけでなく、司会や討論者もあらかじめ指定するために、半期で相当の担当量を担うことになる。
注意事項(Notice)
- 114 -
■DD286
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
消費社会研究入門
田中 理恵子(TANAKA RIEKO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD286
授業の目標(Course Objectives)
「ファスト」消費と「スロームーブメント」の比較検証、エシカル消費・ソーシャル消費の意義、メディアの進展がもたらした消費の場
の変容等についての社会学的検討を通じて、人々の価値観や経済・社会・文化の諸相を読み解く。
授業の内容(Course Contents)
消費社会のあり方は、人々の関心や文化的背景、さらには産業構造等を映し出す鏡である。本演習では、消費社会の先端事例
を切り口として、現代社会の諸相を検証して行く。具体的には、今日世界を席巻している「ファスト」な消費のあり方に対置される
「スロー」、グローバル化が進展する中での地産地消など「ローカル」の見直し、エシカル消費、ソーシャル消費など消費の社会的
意識の高まり、メディアの進展により変容する「身体」消費へのまなざし、家族観の保守化と同時進行する LGBT 市場への期待な
ど、ときに一見矛盾する事態までもが並置される現状を検証、その負の側面も含め、高速で変化して行く現代の経済社会の様態
を読み解いていく。これらを通じ、各自が多様な学問的興味・関心を見出し、今日の文化と社会の特性を学び、そこから新たな文
化的価値を構想する力を身に付けるよう指導する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 消費社会の考え方
3. グローバル化とファスト消費
4. スロームーヴメントとは何か
5. エシカル消費・ソーシャル消費の意義
6. 流通する「身体」
7. マイノリティーと消費
8. 「ローカル」消費の現在
9. 縮小消費を考える
10. 言語文化と消費
11. メディアと情動消費
12. ライフスタイル・マーケティングと消費の現在
13. アート消費を考える
14. まとめ:消費社会の行方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回指定したテキストを読み、各テーマに沿って順番に発表すること
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/ゼミ報告(30%)/授業への出席(30%)/討論への参加意欲や積極性など(10%)
テキスト(Textbooks)
1. 間々田孝夫、2007、『第三の消費文化―モダンでもポストモダンでもなく』、ミネルヴァ書房
参考文献(Readings)
1. ジュリエット・B.ショア、2011、『プレニテュード――新しい〈豊かさ〉の経済学』、岩波書店
2. マイケル・シューマン、2013、『スモールマート革命 持続可能な地域経済活性化への挑戦』、明石書店
3. エリザベス・L・クライン、2014、『ファストファッション クローゼットの中の憂鬱』、春秋社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
第 1 回ガイダンスには必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 115 -
■DD287
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
環境社会学 Sociology of Environment
開田 奈穂美(KAIDA NAOMI)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD287
授業の目標(Course Objectives)
公害、開発、廃棄物問題等、環境社会学において取り扱われている事例についての包括的な理解を得るとともに、社会と環境と
のかかわりについて考える。
授業の内容(Course Contents)
事前に文献を講読し、その内容に基づいた発表および議論を行う。授業中に適宜グループワークを実施する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンスおよび日程調整
2. 文献講読1
3. 文献講読2
4. 文献講読3
5. 文献講読4
6. 文献講読5
7. グループワーク
8. 文献講読6
9. 文献講読7
10. 文献講読8
11. 文献講読9
12. 文献講読10
13. 文献講読11
14. 文献講読12 まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
指定された文献の講読およびレジュメ、コメントの準備
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/毎回の授業への参加状況(30%)/発表およびコメント(40%)
授業への出席が極端に少ない、あるいは最終レポートの提出がない者は、評価の対象とならない。
テキスト(Textbooks)
1. 関礼子、2009、『環境の社会学』、有斐閣 (ISBN:978-4641123854)
後半の文献については授業中に指示・配布する
参考文献(Readings)
適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 116 -
■DD288
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
山本 理奈(YAMAMOTO RINA)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD288
授業の目標(Course Objectives)
この授業では、都市の消費文化のあり方について理解することを目標とします。
授業の内容(Course Contents)
授業の前半では、①消費、②都市、③文化という 3 つの視角から文献を読み込み、これらの分野に関する基礎知識や考え方を
習得します。授業の後半では、都市の消費文化に関する具体的な事例を各自の関心に基づいて調べ報告を行います。最後にま
とめと振り返りを行い、都市の消費文化について全体で討論を行います。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス(文献・レジュメ作成に関する説明)
2. 消費に関する文献の報告及び討論(1)
3. 消費に関する文献の報告及び討論(2)
4. 都市に関する文献の報告及び討論(1)
5. 都市に関する文献の報告及び討論(2)
6. 文化に関する文献の報告及び討論(1)
7. 文化に関する文献の報告及び討論(2)
8. プレゼンテーション及びレポートに関する説明
9. 事例研究報告(1)
10. 事例研究報告(2)
11. 事例研究報告(3)
12. 事例研究報告(4)
13. 事例研究報告(5)
14. まとめと全体討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
【予習】事前に指示された文献に必ず目を通し,内容を把握しておくようにして下さい。
【復習】指定文献,配布資料(レジュメなど)を読み返し,授業内容をまとめておくようにして下さい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
報告及びレジュメ(40%)/討論への参加(20%)/最終レポート(Final Report)(40%)
テキスト(Textbooks)
文献については、適宜授業中に指示します。
参考文献(Readings)
1. J・ボードリヤール、1995 年、『消費社会の神話と構造』、紀伊国屋書店 (ISBN:4314007001)
2. M・フェザーストーン、1999 年、『消費文化とポストモダニズム』、恒星社厚生閣 (ISBN:4769909063)
3. G・リッツァー、1999 年、『マクドナルド化する社会』、早稲田大学出版部 (ISBN:4657994131)
4. J・アーリ、2014 年、『観光のまなざし』、法政大学出版局 (ISBN:458801014X)
5. D・ハーヴェイ、2013 年、『反乱する都市』、作品社 (ISBN:4861824206)
6. N・スミス、2014 年、『ジェントリフィケーションと報復都市』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623070018)
7. R・コールハース、1999 年、『錯乱のニューヨーク』、筑摩書房 (ISBN:4480085262)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業では、積極的な参加と双方向的なコミュニケーションを重視します。
注意事項(Notice)
- 117 -
■DD289
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
雇用の不安定化と若者や女性たちの生きにくさについて考える
仁井田 典子(NIITA NORIKO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD289
授業の目標(Course Objectives)
この授業では、社会学的な論文や書籍などに触れることを通じて、現在実際に日本社会で生じている具体的な問題や現象を読
み解き、社会学的に説明することのできる力を身につけていくことを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
雇用が不安定化するなかで、非正規雇用者が雇用労働者の4割を占めている。こうした雇用のあり方の変化は、若者及び女性
の労働者たちの労働や生活にどのような影響をもたらしているのか。また、そうした変化のなかで彼ら・彼女らはどのような生きに
くさに直面しているのだろうか。この授業では、このように雇用の不安定化した現在の日本社会における若者や女性の労働者の
労働や生活の状況について、社会学的な論文や文献の講読やディスカッション、グループワーク等を行うことにより理解を深めて
いく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:若者及び女性労働者たちの労働と生活
2. 若者の就業問題
3. 若者の就業支援策
4. 若者の就業支援策の問題点
5. 日本型雇用システムとその問題点
6. 就業支援とワークフェア
7. ブラック企業問題
8. 若者たちの生きにくさ
9. 女性労働者たちの労働と生活の現状
10. 女性労働者をとりまく就業環境
11. 女性労働者たちの生き方の多様化
12. 女性労働者たちの生きにくさ
13. 労働問題とハラスメント
14. 現代社会における生きにくさとメンタルヘルス
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回必ず、前回の授業で配布した文献等に目を通してから参加すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業への参加度(30%)/授業内レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
授業中に適宜配布する。
参考文献(Readings)
1. 浜口桂一郎、2013、『若者と労働——「入社」の仕組みから解きほぐす』、中央公論新社
2. 児美川孝一郎、2011、『若者はなぜ「就職」できなくなったのか?——生き抜くために知っておくべきこと』、日本図書センター
3. 今野晴貴、2012、『ブラック企業——日本を食いつぶす妖怪』、文藝春秋
4. 牟田和恵、2013、『部長、その恋愛はセクハラです!』、集英社新書
5. 大内裕和・竹信三恵子、2014、『「全身○活」時代——就活・婚活・保活からみる社会論』、青土社
6. 橘木俊詔、2008、『女女格差』、東洋経済新報社
7. 筒井淳也、2015、『仕事と家族——日本はなぜ働きづらく、産みづらいのか』、中公新書
その他授業中に紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 118 -
注意事項(Notice)
- 119 -
■DD290
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
現代社会の社会意識
田靡 裕祐(TANABIKI YUSUKE)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD290
授業の目標(Course Objectives)
この演習では,社会的態度や価値意識といった人々の心理的な側面をとおして,現代社会の問題について学び,論理的に考
え,説明する力を身につける。主に文献の講読を行うが,レジュメの作成やプレゼンテーションといったような,他者と問題意識を
共有し深めていくための技法も修得する。
授業の内容(Course Contents)
階層帰属意識,生活満足度,性別役割分業意識,仕事の価値志向などをとりあげ,それらの意識が社会の「仕組み」とどのよう
に結びついているのかを考える。文献講読をベースとして,世論調査や統計資料などを活用しながら議論を掘り下げていく。
授業計画(Course Schedule)
1. 演習の進めかた
―受講生の問題関心の簡単な確認
2. キーワードの概説①
―社会階層・階層帰属意識・生活満足度
3. キーワードの概説②
―性別役割分業意識
4. キーワードの概説③
―仕事の価値志向,労働倫理
5. 議論の準備のために
―世論調査や統計資料の探索と読み解き①
6. 議論の準備のために
―世論調査や統計資料の探索と読み解き②
7. 文献講読とディスカッション①
8. 文献講読とディスカッション②
9. 文献講読とディスカッション③
10. 文献講読とディスカッション④
11. 文献講読とディスカッション⑤
12. 文献講読とディスカッション⑥
13. 文献講読とディスカッション⑦
14. さらに深い考察のために
―社会学的な研究の進め方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
文献講読やディスカッションの準備のために,課題となる文献や資料を入念に読み込むことが必須となる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/演習での取り組み(レジュメ作成,ディスカッションへの参加)(70%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 斎藤友里子・三隅一人(編)、2011、『現代の階層社会 3 流動化のなかの社会意識』、東京大学出版会 (ISBN:978-4-13055133-5)
2. 吉川徹、2014、『現代日本の「社会の心」―計量社会意識論』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-17398-9)
3. 数土直紀(編)、2015、『社会意識からみた日本―階層意識の新次元』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-17411-5)
その他,受講生の問題関心を見ながら,文献を追加する。
- 120 -
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 121 -
■DD291
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
アジア、世界、そして日本の多文化共生
新田目 夏実(ARATAME NATSUMI)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD291
授業の目標(Course Objectives)
本演習では,世界の多文化共生の実態を理解し,日本社会における多文化共生のあり方について考えることを目的とする。
授業の内容(Course Contents)
日本の多民族社会化が進んでいる。単に在日外国人が増えただけではなく,出身国が多様化しつつある。この傾向は今後とも続
くと考えられる。しかし増大した外国人人口とどのように「共生」を進めるか,そこにはなかなか難しい問題が存在している。そこで
本演習では,まず世界の移民問題の実態について学び、その上で、日本の多文化共生のあるべき姿について考える。
授業計画(Course Schedule)
1. 身の回りのグローバル化社会 1
2. 身の回りのグローバル化社会 2
3. 国民国家とシティズンシップ
4. トランスナショナルな移民ネットワーク
5. 労働市場と外国人労働者の受け入れ
6. 階層構造の中の移民、マイノリティ
7. グローバル化と家族の変容
8. グローバル化の中の福祉社会
9. 移民/外国人の子どもたちと多文化の教育
10. 人の国際移動とジェンダー
11. 途上社会の貧困、開発、公正
12. 在日朝鮮人一世のジェンダーとアイデンティティ
13. 「ヒスパニック」を通してみるアメリカ社会
14. フランス移民第二世代のアイデンティティ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回交代で発表してもらいます。またテーマに即したニュースを新聞等で収集し,その内容を紹介できるように準備しておいてくだ
さい。交代で発表してもらいます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/発表(30%)/出席および授業参加度(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 宮島喬・佐藤成基・小ヶ谷千穂、2015、『国際社会学』、有斐閣 (ISBN:9784641174061)
プリントを適宜配布する。
参考文献(Readings)
1. 吉成勝男・水上徹男・野呂芳明、2015、『市民が提案するこれからの移民政策』、現代人文社 (ISBN:9784877986087)
2. 藤巻正己・瀬川真平編、2009、『現代東南アジア入門』、古今書院 (ISBN:4772231234)
3. 吉田良生・河野稠果、2006、『国際人口移動の新時代』、原書房 (ISBN:4562091118)
4. Robin Cohen, Paul Kennedy. 2013. Global Sociology. New York University Press (ISBN:1479800767)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 122 -
■DD292
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
藤岡 伸明(FUJIOKA NOBUAKI)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD292
授業の目標(Course Objectives)
文献の講読と発表・討論を通して,社会学の基本的な知識,社会学的なものの見方,問いの立て方,演習の作法を身につける。
海外での留学・調査や英語で社会学を学ぶことに関心がある学生に対して,英語で書かれた社会学の文献(教科書)に触れる機
会を提供する。
授業の内容(Course Contents)
英語で書かれた社会学の文献を共同で読み進めながら,(英語)文献の読み方,レジュメの作り方,発表・討論の仕方,問いの
立て方といった研究・演習の作法を習得する。その過程で,各自の問題意識を深め,研究テーマを模索すると同時に,海外での
留学・調査の具体的方向性を検討する。
初回の授業で講読する文献を紹介する(参考文献欄を参照)。第 2 回授業でそのなかから 1 章(または複数の章)を選び,第 3
回以降の授業でその章を読み進めていく。1 つの章を深く読み込むか,複数の章を読むか,毎回の分量はどの程度にするか,ペ
ア/グループごとに発表するかといった点については,受講者の人数,関心,希望,英語レベル等に応じて柔軟に調整する。
最終課題として,各自が 1 つのテーマ(概念,理論,事象,人物等)を選び,それについて日英両言語で解説したレポートを作成
する。そのレポートを 1 つの冊子にまとめ,手作りの「社会学キーワード集・日英二言語版」を共同制作することがこのゼミの最終
目標である。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業の説明,自己紹介,講読文献の紹介
2. 講読する章と分担の決定
3. 文献講読と発表・討論
4. 文献講読と発表・討論
5. 文献講読と発表・討論
6. 文献講読と発表・討論
7. 文献講読と発表・討論
8. 最終課題のテーマ発表と討論
9. 個人発表と討論
10. 個人発表と討論
11. 個人発表と討論
12. 個人発表と討論
13. 個人発表と討論
14. 最終課題の草稿提出と発表・討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
発表者以外の者も必ず文献を読み,分からない箇所,感想,疑問,意見等を授業前にまとめておく。学習効果を高めるために,
授業時間外にペア/グループで英文・和文の相互チェック等を行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・発表内容・事前の準備・討論への参加度(70%)/最終レポート(Final Report)(30%)
テキスト(Textbooks)
授業中に指示する。
参考文献(Readings)
1. Fulcher, J. and Scott, J.. 2011. Sociology (4th edition). Oxford University Press
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業は日本語で行う。海外での留学・調査や英語で社会学を学ぶことに関心がある者は,L&D Social Issues などの社会学部英
語科目を並行して/本演習後に受講するとよい。
注意事項(Notice)
- 123 -
■DD293
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
小泉 元宏(KOIZUMI MOTOHIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD293
授業の目標(Course Objectives)
文献講読を通じて、現代文化や表現活動と、社会との関係性を考察するために必要とされる視座や基本的用語を理解し、基礎
的読解力を養うこと。
授業の内容(Course Contents)
課題文献の内容を踏まえた担当者によるプレゼンテーションと、それを踏まえたディスカッションが授業の柱となる。まず各文献に
ついて、概ね1章ずつ担当者を割り振る。担当した部分を取り扱う授業日には、各自、担当部分の内容をまとめたレジュメを事前
作成したうえ、授業冒頭で配布し、内容に関する考察や分析を含めたプレゼンテーションを行う。そのうえで、内容を踏まえたディ
スカッションを実施する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 文献講読1−①
3. 文献講読1−②
4. 文献講読1−③
5. 文献講読1−④
6. 文献講読1−⑤
7. 文献講読1−⑥
8. 文献講読2−①
9. 文献講読2−②
10. 文献講読2−③
11. 文献講読2−④
12. 文献講読2−⑤
13. 文献講読2−⑥
14. 全体まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
文献の講読にあたっては、自分が担当する部分以外の章も必ず読んでくること。読んできたことを前提に授業を進める。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レジュメ作成、プレゼンテーション、ディスカッションへの参加(100%)
テキスト(Textbooks)
1. レス・バック、2014、『耳を傾ける技術』、せりか書房 (ISBN:9784796703345)
2. 毛利嘉孝、2008、『はじめての DIY 何でもお金で買えると思うなよ!』、スペースシャワーネットワーク (ISBN:9784860202705)
参考文献(Readings)
都度、紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 124 -
■DD303
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD303/文化変容論
(Theory of Culture Change)
「文化」の本質とは何か? 「文化」とは接触し、変容していくプロセスにある。
渥美 一弥(ATSUMI KAZUYA)
秋学期(Fall Semester)
CCS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
様々な社会における「文化変容」を見ていきながら、「伝統文化」というものは現代社会においてどのような働きを持つのか、文化
の本質とは何か、文化とアイデンティティの関係とは何かを理解する。
授業の内容(Course Contents)
「文化」「言語」「文化変容とグローバル化」という語の再考から始める。グローバル化とは何か。欧米化と異なるのか異ならないの
か。「文化変容」とは周縁社会の欧米化ではないのか。また、我々は現地の人々の視点に立てることは可能なのか不可能なの
か。この問題を基軸に文化変容とアイデンティティの問題についてメラネシア、アメリカ合衆国、フィリピン、カナダの事例をもとに
検討していく。
授業計画(Course Schedule)
1. 「文化」の定義ー文化人類学における定義を中心に
2. 「文化」と「言語」
3. 「文化」と「儀礼」
4. 「文化」と「婚姻」
5. 「文化」と「環境」
6. 「文化」と「宗教」
7. 再び、「文化」とは、そして、「変容」とは
8. 文化変容の事例ー1 メラネシアの事例を中心として
9. 文化変容の事例ー2 北米の事例を中心として
10. 文化変容の事例ー3 アフリカの事例を中心として
11. 文化変容の事例ー4 日本の事例を中心として
12. 「文化変容」と「伝統文化」
13. 「文化変容」と「権力」、「暴力」
14. 「文化変容」と「イデオロギー」
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
文化人類学関係の基礎文献をあらかじめ読んでおくこと。(「文化人類学入門」等)
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/出席状況 (出席率 70%以下 不可)(20%)/授業内の発言内容、態度 (出席率 70%以上を条
件に)(60%)
テキスト(Textbooks)
適宜にプリント配布。
参考文献(Readings)
1. ジェイムズ・ムーニー著 荒井芳廣訳、1989 年、『ゴースト・ダンス―アメリカ・インディアンの宗教運動と叛乱』、紀伊国屋書店
2. ピーター・ワースレイ著 吉田正紀訳、1981 年、『千年王国と未開社会―メラネシアのカーゴ・カルト運動』、紀伊國屋書店
3. レナート・ロサルド著 椎名美智訳、1998 年、『文化と真実』、日本エディタースクール出版部
4. 渥美一弥、2011 年、『「文化とアイデンティティ」『文化人類学のレッスン』増補版 第 9 章』、学陽書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
適宜に DVD を用いて、その内容について議論する。
注意事項(Notice)
- 125 -
■DD304
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD304/エスニシティ論
(Ethnicity Theory)
石井 香世子(ISHII KAYOKO)
春学期(Spring Semester)
CCS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
教科書と具体的な事例分析を通じて、エスニシティの基本的な論点にはどのようなものがあるかを理解する。
授業の内容(Course Contents)
日常生活ではあまり馴染みない言葉「エスニシティ」について、その概念が意味するものと、エスニシティという概念を用いること
で分析可能となる事柄について学んでいく。毎回教科書を1章ずつ参照しながら、より具体的・時事的な問題も用いつつ、エスニ
シティ論の基本的な視座について学んでいく。
授業計画(Course Schedule)
1. [教科書 第 1 章] 都市国際化と「民族関係」
2. [教科書 第 2 章] 外国人労働者と都市下層
3. [教科書 第 3 章] 留学生とホスト社会
4. [教科書 第 4 章] インドシナ難民と日本
5. [教科書 第 5 章] 近代日本のエスニシティ観
6. [教科書 第 6 章] 日本における外国人労働者
7. <副教材> アメリカ社会とエスニシティ
8. [教科書 第 7 章] 在日韓国・朝鮮人
9. [教科書 第 8 章] 多言語性と多文化性
10. [教科書 第 9 章] ネイションとアイデンティティ
11. [教科書 第 10 章] 人権と市民権の新しい領域
12. [教科書 第 11 章] ヨーロッパにおける定住マイノリティ
13. [教科書 第 12 章] 東南アジアにおけるエスニシティ
14. [教科書 第 13 章] エスニシティの社会学に向けて
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の授業の前に、その回で扱う部分の教科書の内容について、あらかじめ目を通しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/出席・リアクションペーパー等(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 中野秀一郎・今津孝次郎編、1993、『エスニシティの社会学』、世界思想社 (ISBN:4790704505)
参考文献(Readings)
1. マルコ・マルティニエッロ(宮島喬訳)、2002、『エスニシティの社会学』、白水社 (ISBN:4560058474)
2. マイグレーション研究会、2012、『エスニシティを問いなおす―理論と変容』、関西学院大学出版会 (ISBN:9784862831095)
3. 青柳まち子、1996、『エスニックとは何か-エスニシティ基本論文選』、新泉社 (ISBN:9784787796042)
4. アンソニー・スミス、1999、『ネイションとエスニシティ』、名古屋大学出版会 (ISBN:4815803552)
適宜、授業のなかで提示していく。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 126 -
■DD312
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD312/パフォーマンス文化論
(Cultural Theory on Performing Arts)
飯岡 詩朗(IIOKA SHIRO)
秋学期(Fall semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
私たちの認識を更新するだけでなく現実を(再)構成する力を持つ文化的・社会的実践としての演技/パフォーマンスの可能性を
理解することを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
社会学をはじめ、多様な学問領域における演技/パフォーマンスをめぐる議論から発展した英語圏におけるパフォーマンス研究
の視座から、様々なテクストを分析し、日常生活とパフォーマンスの関係性、現実世界の演劇性等を明らかにしていく。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 「パフォーマンス」とは何か
3. 何が「パフォーマンス」を成立させるか
4. 抗議運動とパフォーマンス
5. 公民権運動とパフォーマンス
6. 国旗掲揚とパフォーマンス
7. 家族とパフォーマンス
8. 「母性」とパフォーマンス
9. 恋愛とパフォーマンス
10. ドキュメンタリー映画とパフォーマンス
11. ドキュメンタリー映画制作とパフォーマンス
12. 教育とパフォーマンス
13. 予備日(受講生からの質問への応答など)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
CHORUS 等で随時指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/中間レポート(30%)/出席・リアクションペーパー(30%)
3 回を超える欠席がある場合、すべてのレポートの提出がない場合は、成績評価を行なわない(単位を認めない)。リアクションペ
ーパーでの代返やレポートでの剽窃やいわゆるコピペを行った場合、回数にかかわらず成績評価を行なわない(単位を認めな
い)。
テキスト(Textbooks)
1. 高橋雄一郎・鈴木健編、2011、『パフォーマンス研究のキーワード』、世界思想社 (ISBN:9784790715085)
2. Richard Schechner. 2013. Performance Studies: An Introduction, 3rd ed.. Routledge (ISBN:9780415502313)
その他、必要に応じてプリントを配布する。
参考文献(Readings)
1. リチャード・シェクナー、1998、『パフォーマンス研究 演劇と文化人類学の出会うところ』、人文書院 (ISBN:9784409100097)
2. 高橋雄一郎、2005、『身体化される知 パフォーマンス研究』、せりか書房 (ISBN:9784796702621)
3. エリカ・フィッシャー=リヒテ、2009、『パフォーマンスの美学』、論創社 (ISBN:9784846003289)
4. E・ゴッフマン、1974、『行為と演技 日常生活における自己呈示』、誠信書房 (ISBN:9784414518016)
その他、授業内で随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
・英語文献を使用することがある。
・追試や特別課題などの救済措置は、教育実習や介護実習、忌引きや病気など大学が認める特別の理由がないかぎり一切認
めない(部活動や就職活動などによる欠席は特別措置の対象とはならない)。
- 127 -
注意事項(Notice)
- 128 -
■DD314
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD314/写真文化論
(Cultural Study of Photography)
表象メディア/文化現象としての写真
増田 玲(MASUDA REI)
秋学期(Fall Semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
表象メディア/文化現象としての写真を考えるための基本的な視点を理解する。
授業の内容(Course Contents)
写真とは、どのような歴史を持ち、どのように世界を表象し、同時代の文化や社会においてどのような役割を果たしてきたメディア
なのか。写真にとって主要なモティーフとなってきた「人間像」や「風景」などをてがかりに、具体的な写真イメージを通して考えた
い。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 人間像と写真―概論
3. 人間像と写真―各論 (1) 肖像
4. 人間像と写真―各論 (2) 群衆
5. 人間像と写真―各論 (3) 身体とヌード
6. 風景と写真―概論
7. 風景と写真―各論 (1) 自然
8. 風景と写真―各論 (2) 都市
9. 風景と写真―各論 (3) 社会的風景
10. 出来事と写真―概論
11. 出来事と写真―各論 (1) 危機
12. 出来事と写真―各論 (2) 日常
13. 出来事と写真―各論 (3) 記憶
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習については授業内および CHORUS で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(70%)/出席およびコメントペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
特定の教科書は使用しない。
参考文献(Readings)
参考図書や写真集などは授業内で適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 129 -
■DD322
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD322/都市生活誌
(Ethnography of Urban Life)
大河原 麻衣(OKAWARA MAI)
春学期(Spring Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
都市社会学の基本的な概念を踏まえて、 現在の政策や都市生活の課題を分析する視座を身につけることを目的とする。
授業の内容(Course Contents)
授業目標の達成に向けて、 本講義では戦後日本の地域開発政策、 特に観光開発政策の具体的な展開を追いながら、 都市化
の進展やそれによる都市生活の変容、 中央と地方の関係及び国家と社会の関係の変容について考察する。
ゲストスピーカーとして、旅行業界で観光開発に携わってきた方を招き、その方の経験してきた時代背景や観光政策・地方政策
について具体的な事例と共に伺うことを予定している(変更の可能性あり)。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 国土計画概論①
3. 国土計画概論②
4. 高度成長期①
5. 高度成長期②
6. 高度成長期③
7. 低成長期~バブル経済期①
8. ゲストスピーカー
9. 低成長期~バブル経済期②
10. 低成長期~バブル経済期③
11. バブル経済崩壊期~構造改革期①
12. バブル経済崩壊期~構造改革期②
13. バブル経済崩壊期~構造改革期③
14. 現状と課題
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会学部以外の学生 (または社会学の基礎的な概念に不安のある学生) は、 参考文献に目を通しておくこと。
講義を受けるにあたってのマナーを踏まえること。
具体的には、 私語や講義中の出入り等により、 他の学生に迷惑をかけないこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/小レポート(40%)
レポート試験に加え、 授業中に随時行う小レポート によって評価を行う。
テキスト(Textbooks)
CHROUS 上に講義スライドをアップロードする。
参考文献(Readings)
1. 現代位相研究所編、2010、『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる社会学』、日本実業出版社 (ISBN:978-4534047052)
その他、 必要に応じて講義スライドに参考文献を記載する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
なし
注意事項(Notice)
- 130 -
■DD323
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD323/生活文化論
(Life and Culture)
衣食住をはじめとした現代社会の文化社会学的検討
田中 理恵子(TANAKA RIEKO)
春学期(Spring Semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DD324)
授業の目標(Course Objectives)
私たちが日常的に接している生活文化について,その意味や価値をとらえなおすための思考力を養う。
授業の内容(Course Contents)
本講義では,私たちの日常生活をかたちづくる多様な題材を取り上げ,現代社会の文化的諸相を明らかにする。
「衣食住」をはじめとする消費文化,家族やジェンダー,メディアや言語文化,娯楽やポップカチャーなど身近な話題と,グローバ
ル化やポストモダン文化との関連性を検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 都市文化・テクノロジーの進展と服飾革命
3. ベル・エポック以降の服飾文化
4. 戦後の消費文化とモード
5. 若者文化の隆盛とモード
6. 日本の食生活文化の変遷
7. 「豊かな社会」の食―食のメディア化・マクドナルド化―
8. 食文化の現在―肥満と飢餓,ファストとスロー―
9. ポップカルチャーを考える
10. メディアと日本語表現の現在
11. 「家庭生活」と家族
12. 恋愛・結婚消費市場の現在
13. 設計思想と「住まう」技法の変遷
14. コミュニティと生活文化
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は,オリエンテーションや講義で適宜指示するほか,特に必要がある場合は履修登録後に CHORUS 上で履修
者に対し行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/リアクションペーパー(30%)
必要に応じて,適宜リアクションペーパーに準ずるレポートを課す場合がある。
テキスト(Textbooks)
1. 水無田気流、2015、『「居場所」のない男、「時間」がない女』、日本経済新聞社 (ISBN:978-4-532-16955-8)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 131 -
■DD341
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD341/くらしの環境史
(Daily-Life Environment Record)
井元 りえ(IMOTO RIE)
春学期(Spring Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ライフスタイルと環境との関連について,生活科学および環境教育学の立場から歴史的に振り返り,現在の状況を日常的及び地
球的視点で捉え,多面的に考察する能力を身につける。
授業の内容(Course Contents)
私たちのライフスタイルは,環境から様々な影響を受けると同時に,環境に対して影響を与えている。ライフスタイルと環境との関
連について歴史的に振り返ると共に,現在の生活環境を日常的及び地球的視点で分析し,消費者としての人間が持続可能な社
会のために意思決定をしていく方策を探る。
授業計画(Course Schedule)
1. 地球温暖化問題とエネルギー消費
2. 環境家計簿
3. ゴミ問題と循環型社会づくり(1)
4. ゴミ問題と循環型社会づくり(2)
5. 生活と水
6. 食生活と環境(1)
7. 食生活と環境(2)
8. 衣生活のマネジメント
9. 都市化と環境変化
10. 環境と調和した住まい
11. 環境に配慮したまちづくり
12. 環境と情報
13. 環境 NPO の活動
14. 企業の環境経営,CSR と消費者
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
各回の配付資料を復習しておくこと。e-learning (Chorus)にも資料のデータをアップするので、活用して学習すること。日頃から新
聞等のメディアに目を通して,環境問題に関して情報収集しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/各回のコメントカードの内容(30%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。授業時に適宜資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. 原ひろ子・小澤紀美子編著、2003、『持続可能な消費と生活者』、(財)放送大学教育振興会
2. 東京商工会議所、2012、『eco 検定公式テキスト改訂 3 版』、日本能率協会マネジメントセンター
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 132 -
■DD343
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD343/環境教育論
(Environmental Education)
持続可能な社会を創造する総合的環境教育
阿部 治(ABE OSAMU)
春学期(Spring Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「環境教育」とは何か説明できる。そのために、環境教育の背景と歴史的な経緯および基本的な概念について理解し、多様な実
践事例について知る。
授業の内容(Course Contents)
テキスト『環境教育』の内容に沿って講義を進める。環境教育に期待されている役割のひとつに、環境問題の解決がある。そのた
め前半は、環境問題に関するテーマを取り上げ環境教育の役割や背景について理解を深める。後半は、環境教育の主な学習方
法について学ぶ。環境教育の歴史や実践事例について随時資料を紹介し、環境教育について多面的に理解することを目指す。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス(講義の進め方、成績評価の付け方、約束事など),テキスト序章「なぜ環境教育を学ぶのか」
2. テキスト 1 章「人類の発展と環境問題」と環境問題への対処療法と根本療法について考える
3. テキスト 2 章「世界が抱える環境問題①地球温暖化問題」と災害教育
4. テキスト 3 章「世界が抱える環境問題②生態系と生物多様性」と里山における環境教育の実践
5. テキスト 4 章「世界が抱える環境問題③資源制約とごみ問題から循環型社会形成へ」と公害教育
6. テキスト 5 章「世界が抱える環境問題④―食糧・水・人口」,「環境的公正」という概念を理解する
7. テキスト 6 章「持続可能性を脅かす諸問題―ミレニアム開発目標をめぐって」と国連持続可能な開発目標(SDGs)、「エンパ
ワーメント」
8. テキスト 7 章「環境教育の進め方とその理論的背景」、テキスト 8 章「環境教育における環境倫理の使命と役割」、持続可
能な生産と消費
9. テキスト 9 章「環境教育の目的と方法①―環境保全意識向上につながる自然観察・自然体験」、自然学校の実践事例とそ
の意義について
10. テキスト 10 章「環境教育の目的と方法②-参加型学習と市民教育」
11. テキスト 11 章「環境教育の目的と方法③科学的アプローチ」
12. テキスト12章「環境教育の目的と方法④ 学校と地域の連携」
13. テキスト 13 章「環境教育の目的と方法⑤ 多様なステークホルダーとの連携」
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストおよび講義中に指示した資料を事前に読み、理解するなど事前学習を行ってください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/毎回のリアクションペーパー(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 日本環境教育学会編、2012、『環境教育』、教育出版 (ISBN:978-4-316-80315-9)
テキストは必ず準備しておくこと。そのほかに資料を配布・指示する。
参考文献(Readings)
講義中に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 133 -
■DD347
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD347/環境と人類
(Environment and Human Race)
人びとの生活実践からみた環境
葉山 茂(HAYAMA SHIGERU)
秋学期(Fall Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
人びとの内的な理論・生活実践に焦点を当てることを通じて、現代社会における環境問題の背景にある人びとの多様な感情や観
点を理解し、複雑化する問題に対処する視点を獲得する。
授業の内容(Course Contents)
現代の環境問題は深刻化、かつ複雑化している。その原因の一端は現代人のライフスタイルに求められるが、同時に自分以外
の他者による環境への関与の多様性を想像しにくいという現実にも求められる。そこで、本講義では現場の視点から、人類の自
然環境への多様な関わりと、自然への働きかけから生じる価値多様性、そしてグローバリズムが環境と人類の間にもたらした影
響・課題を検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクションー環境と自然はどう違うのか
2. 環境をめぐるイーミックな視点とエティックな視点
3. 人はどう環境を理解するのかーエスノ・サイエンスという視点
4. エスノ・サイエンスの実践—栽培と家畜
5. 環境決定論と環境可能論—適応か順化か
6. 資源をめぐる葛藤—コモンズという視点
7. 自然資源をめぐる発見と忘却のダイナミズム
8. 環境はいかにして問題化したか?—近代化と環境問題
9. 環境問題をめぐる思想と現場の摩擦—クジラをめぐる対立
10. 近代化と環境—近代化は自然と人の関係を希薄化させるか?
11. 食と環境—環境意識と健康観の変容
12. 消費される「自然」—環境問題と観光と地域格差
13. 災害とレジリエンス—生活感覚と防潮堤建設
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業のなかで指示する参考文献・資料を予習して出席することが望ましい。また、講義時に内容を補完する文献・資料を提示す
るので読んでまとめて理解を深めてほしい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/リアクションペーパー(20%)/小レポート(20%)
リアクションペーパーの提出をもって出席を確認する。また授業時に小レポートを課すので必ず提出すること。
テキスト(Textbooks)
使用しない。適宜、プリントを配布する。
参考文献(Readings)
1. 寺島秀明・篠原徹編、2002、『エスノ・サイエンス (講座・生態人類学)』、京都大学学術出版会 (ISBN:4876983313)
2. 鳥越皓之・宮内泰介・井上真編、2001、『コモンズの社会学―森・川・海の資源共同管理を考える (シリーズ環境社会学)』、新
曜社 (ISBN:478850748X)
3. 葉山茂、2013、『現代日本漁業誌—海と共に生きる人々の七十年』、昭和堂 (ISBN:4812212510)
そのほかは授業時に適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 134 -
■DD381
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
アメリカ先住民社会・文化研究
阿部 珠理(ABE JURI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD381
授業の目標(Course Objectives)
アメリカ先住民社会のおかれた現状を把握し、彼らが抱える諸問題の解決方法を模索する中で、文化復興が共同体再生・社会
改善に果たす役割を理解する。
授業の内容(Course Contents)
世界の先住民社会は一般に、近代植民地主義の犠牲となり、多くは共同体の喪失や解体、あるいはその危機を経験した。アメリ
カ先住民もその例に漏れないが、彼らは「保留地」という共同体の基盤をかろうじて保持出来た点、世界の他の多くの先住民族と
異なる。その基盤の上で、今後いかに彼らが直面する諸問題(経済、健康、法的地位等)を克服し、共同体を再生してゆくか、現
在進行中の「文化復興運動」に見られるような「文化」の力に着目しながら、考えてゆく。さらに先住民の「共同体再生モデル」が、
グローバル時代の文化アイデンティティの創出にどういう普遍性・汎用性をもって寄与するかも合わせて考えたい。
授業計画(Course Schedule)
1. 導入
2. アメリカ先住民の歴史 1
3. アメリカ先住民の歴史 2
4. 近代植民地主義の性格
5. 連邦ーインディアン関係 1
6. 連邦ーインディアン関係 2
7. 経済問題 1 貧困・福祉
8. 経済問題 2 経済開発
9. 健康問題 1 疾病、アルコール依存
10. 健康問題 2 伝統食の変容
11. 教育問題 1 無文字社会の伝統
12. 教育問題 2 部族大学
13. 期末課題の発表 1
14. 期末課題の発表 2
15. 共同体の変容
16. 家族関係の変容
17. アメリカ先住民思想 1 自然観・人間観
18. アメリカ先住民思想 2 環境意識
19. 汎インディアン文化・部族文化
20. 宗教儀式
21. 文化創造 1
22. 文化創造 2
23. 共同体再生
24. 先住民とグローバリズム 1
25. 先住民とグローバリズム 2
26. 期末課題の発表 1
27. 期末課題の発表 2
28. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
提示された課題の遂行
夏休み期間中にアメリカ合衆国にフィールドワークに行く可能性があるが、その場合は希望者のみとする。
成績評価方法・基準(Evaluation)
プレゼンテーション(40%)/授業期間内の複数レポート(30%)/最終レポート(30%)
- 135 -
テキスト(Textbooks)
1. 阿部珠理、2005、『アメリカ先住民ー民族再生にむけて』、角川書店
2. 阿部珠理、2015、『聖なる木の下へ』、角川書店
参考文献(Readings)
1. 上村英明、2001、『先住民の近代史』、平凡社
2. 北山耕平、1988、『ネイティブ・マインド』、地湧社
映画『ダンス・ウィズ・ウルブス』 『サンダーハート』 『スモーク・シグナル』
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 136 -
■DD382
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
持続可能な開発のための教育(ESD)
阿部 治(ABE OSAMU)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD382
授業の目標(Course Objectives)
アクションリサーチを通じて,持続可能な地域づくりに収れんする総合的な環境教育(ESD:持続可能な開発のための教育)につい
て,実践的に学ぶと共に課題を明らかにする。
授業の内容(Course Contents)
本演習では,持続可能な社会形成に向けた総合的な環境教育(ESD:持続可能な開発のための教育)の活動をアクションリサー
チの手法を用いて参加型学習によって行うことで,環境改善に寄与すると共にアクションリサーチの手法を身につける。アクション
リサーチの対象地域としては,立教池袋キャンパスを含む池袋地域である。特に本年度は,人類の生存に不可欠な生物多様性
に対する都市住民の気づきの向上に焦点を当
て,具体的には池袋地域におけるチョウの種ならびに数を増加させることで,自然と人,人と人とが共生することをめざす“チョウ
(蝶)の道”プロジェクトを学内外のステークホルダー(主体)と連携・協働しながら推進する。この成果は持続可能な地域づくりの
ためのコミュニティーデザインともなる。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 総合的な環境教育とは 1
3. 総合的な環境教育とは 2
4. 総合的な環境教育とは 3
5. 総合的な環境教育とは 4
6. 総合的な環境教育とは 5
7. 総合的な環境教育とは 6
8. 総合的な環境教育とは 7
9. 持続可能な地域づくりとは 1
10. 持続可能な地域づくりとは 2
11. 持続可能な地域づくりとは 3
12. 持続可能な地域づくりとは 4
13. 持続可能な地域づくりとは 5
14. 持続可能な地域づくりとは 6
15. 持続可能な地域づくりとは 7
16. 生物多様性とは 1
17. 生物多様性とは 2
18. 生物多様性とは 3
19. 生物多様性とは 4
20. 生物多様性とは 5
21. 生物多様性とは 6
22. 蝶の道プロジェクト 1
23. 蝶の道プロジェクト 2
24. 蝶の道プロジェクト 3
25. 蝶の道プロジェクト 4
26. 蝶の道プロジェクト 5
27. 蝶の道プロジェクト 6
28. 演習の総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回,前回までの講義内容を確認し復習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
- 137 -
出席(40%)/プレゼンテーション(30%)/レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
随時配布
参考文献(Readings)
随時配布
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
本演習は通常の授業時間は勿論,それ以外の活動時間が多いので,履修生は主体的参加意識が必須である。また,本演習で
は,市民や施設,行政,NPO 関係者などとの対話を通じて進めていく活動が多く,このようなステークホルダーに向けたプレゼン
テーションなどを行う機会も多い。この意味で環境への関心は勿論であるが,対話や協働・コミュニケーションなどにも関心を有す
る学生が望ましい。
注意事項(Notice)
- 138 -
■DD383
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
宗教社会学/セラピー文化
小池 靖(KOIKE YASUSHI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD383
授業の目標(Course Objectives)
宗教,スピリチュアル,カウンセリング,心理主義,ライフスタイルなどに着目しながら,現代日本社会の多様な精神性を解明する
ことを目的に実地調査をおこなう。
授業の内容(Course Contents)
テーマ例:■信じさせるメカニズム■新宗教と日本社会■日本人の宗教観■パワースポット■ホスピスケア■占い■現代のカウ
ンセラー■自己啓発■アニメ聖地巡礼など
春学期は宗教社会学に関する基本的な論考を輪読したのち,調査対象を選定,調査計画を立案する。秋学期は2〜4名の班に
分かれ,主に学外の個人・団体にインタビュー調査をおこない,最終レポートを各自作成する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 輪読:宗教社会学入門
3. 輪読:日本人の宗教観
4. 輪読:新宗教
5. 輪読:スピリチュアリティ
6. 輪読:カルト論争
7. 授業内インタビュー実習
8. 輪読:セラピー文化論
9. 輪読:宗教と社会貢献
10. 輪読:その他文献(1)
11. 輪読:その他文献(2)
12. 班割り
13. 班ごとの調査計画発表(1)
14. 班ごとの調査計画発表(2)
15. 全体打ち合わせ
16. 調査と報告(1)
17. 調査と報告(2)
18. 調査と報告(3)
19. 調査と報告(4)
20. 調査と報告(5)
21. 調査と報告(6)
22. 最終報告(1)
23. 最終報告(2)
24. レポート添削(1)
25. レポート添削(2)
26. お礼状の発送
27. 報告書の作成(1)
28. 報告書の作成(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
発表(30%)/レポート(35%)/それ以外[出欠,演習への貢献度など](35%)
テキスト(Textbooks)
なし
- 139 -
参考文献(Readings)
授業時に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
受講時の注意 http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421
注意事項(Notice)
- 140 -
■DD384
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
グローバル化とエスニシティの社会学
石井 香世子(ISHII KAYOKO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD384
授業の目標(Course Objectives)
観光とローカル文化、家族の多文化化、移民と多文化共生、難民問題の背景など、グローバリゼーションとエスニシティに関連
した視座にはどのようなものがあるかを知り、履修者1人1人が、自分が興味を持てる主題を見つける。またその主題に関して実
際に調査を企画・実施し、報告書を作成する。
授業の内容(Course Contents)
グローバリゼーションは、もともと多様だった地球上各地に暮らす人々を、一挙に「隣人」に位置づけたかに見える。しかしそれ
は同時に、新たな問題を我々に突きつけることになった。
この授業ではグローバリゼーションがもたらす影響を、春学期には境界域とエスニシティの側面、秋学期には新たな階層社会の
出現に焦点を当てて学習し、自分が興味を持った主題について調査を実施する。
始めの数回、興味を持てる主題を見つけるための授業では、基本的に前半を文献購読、後半をその文献の内容をもとにしたデ
ィスカッションという形で進める。
その後、興味を持ってとり組める自分自身の研究主題を見つけた後の授業では、その主題のもとで調査を企画・実施・分析・報
告するための手法を、実際の自分の調査を勧めつつ学んでいく。
授業計画(Course Schedule)
1. 春学期ガイダンス
2. 文献講読+グループ・ディスカッション 1
3. 文献講読+グループ・ディスカッション 2
4. 文献講読+グループ・ディスカッション 3
5. フィールド授業
6. 文献講読+グループ・ディスカッション 4
7. 文献講読+グループ・ディスカッション 5
8. 文献講読+グループ・ディスカッション 6
9. 社会調査とは
10. 社会調査の手法
11. 社会調査の設計(1)
12. 社会調査の設計(2)
13. 中間報告会(1)
14. 中間報告会(2)
15. 秋学期ガイダンス
16. 社会調査の準備(1)
17. 社会調査の準備(2)
18. 社会調査の準備(3)
19. 社会調査の実施(1)
20. 社会調査の実施(2)
21. 社会調査の実施(3)
22. 調査結果の分析(1)
23. 調査結果の分析(2)
24. 調査結果の分析(3)
25. 調査報告・報告書の作成(1)
26. 調査報告・報告書の作成(2)
27. 調査報告書発表会(1)
28. 調査報告書発表会(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
フィールドワーク・シンポジウムなどへの参加を課すこともある。
- 141 -
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/プレゼンテーション(40%)/平常点(20%)
テキスト(Textbooks)
授業のはじめに、適宜指示する。
参考文献(Readings)
適宜、授業のなかで提示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 142 -
■DD385
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
「集まり」から都市を考える
山本 理奈(YAMAMOTO RINA)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD385
授業の目標(Course Objectives)
都市には、様々な人びとが集い、多くのモノが集積しています。この授業では、こうした人やモノの「集まり」に関する具体的な事
例に着目し、フィールドワークを通して都市を理解することを目標とします。
授業の内容(Course Contents)
春学期は、まず基礎文献講読やディスカッションを通して、フィールドワークを行うための基礎知識を習得し、そのうえで調査テー
マの設定を行います。秋学期は、受講生自らの問題関心に基づいて調査を企画・設計・実施し、報告書の作成を行います。
具体的な調査テーマとして想定される場所や出来事は下記のような事例ですが、これらはあくまで参考事例であり、最終的なテ
ーマの設定は受講生の問題関心に即して決定していきます。
・「場」に着目した事例:カフェ/居酒屋/フードコート/デパ地下/駅ビル/ターミナル駅/ショッピングモール/団地/高層ビ
ル街/ホテル/公園/テーマパーク/スタジアムなど
・「出来事」に着目した事例:イベント/フェス(祭り)/デモ/スポーツ観戦/コンサートなど
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス(テキスト等に関する説明)
2. 基礎文献講読(1)
3. 基礎文献講読(2)
4. ディスカッション(1)
5. 基礎文献講読(3)
6. 基礎文献講読(4)
7. ディスカッション(2)
8. 基礎文献講読(5)
9. 基礎文献講読(6)
10. ディスカッション(3)
11. テーマ設定(1)
12. テーマ設定(2)
13. テーマ設定(3)
14. 春学期のまとめと全体討論
15. 調査企画の検討(1)
16. 調査企画の検討(2)
17. 調査企画の検討(3)
18. 実査(1)
19. 実査(2)
20. 実査(3)
21. 実査(4)
22. 調査結果の報告(1)
23. 調査結果の報告(2)
24. 調査結果の報告(3)
25. 報告書原稿の報告(1)
26. 報告書原稿の報告(2)
27. 報告書原稿の報告(3)
28. 総括と全体討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
【予習】基礎文献講読では、事前に指示されたテキストに必ず目を通し、内容を把握しておいて下さい。ディスカッションでは、指定
された議題についてコメントを準備しておいて下さい。
【復習】指定文献や配布資料(レジュメ等)を読み返し、授業内容をまとめておくようにして下さい。
- 143 -
成績評価方法・基準(Evaluation)
レジュメ及びプレゼンテーション(40%)/ゼミにおける議論への参加状況(20%)/最終レポート(Final Report)(40%)
テキスト(Textbooks)
初回の授業において指示します。
参考文献(Readings)
適宜授業中に指示します。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
ゼミでは、積極的な参加と双方向的なコミュニケーションを重視します。また、上記の授業計画は状況に応じて変更する場合があ
ります。
注意事項(Notice)
- 144 -
■DD386
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
消費文化の地殻変動
間々田 孝夫(MAMADA TAKAO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD386
授業の目標(Course Objectives)
日本では、20 世紀末以来消費文化の大きな地殻変動が生じており、従来消費文化とはこのようなものだと認識されていた状況
が一変しつつある。しかしそれは,いまだに地殻の変動であって表には十分現われていない。この授業では,まずそれらを適切
に認識するための消費三相理論と三つの消費文化について学び,そののち,特に近年は第三の消費文化が着実に浸透し始め,
さまざまな注目すべき文化現象を生み出していることを確認する。こういった現代消費文化の基本的な見方を身につけた上で,フ
ィールドワークを通じて現代消費文化の大きな変容のありさまを理解し,消費に対する優れた感受性を養うことが,この授業の目
標である。
授業の内容(Course Contents)
2016 年度も「第三の消費文化」をキーワードとする。第三の消費文化の中でも特に注目すべき現象に焦点をあて,企業と消費者
の両面から,その動向を探る。例年通り,いくつかの研究グループを作り,文献・資料に当たるとともに,現場に赴いてフィールド
ワークを実施する。研究テーマは教員が提示する候補の中から学生の希望が多いものを選ぶが,最近の傾向としては,非物質
的な消費や他の社会領域と接点をもつ消費に重点がおかれることが多く,2016 年度もその傾向が続くものと思われる。非物質的
な消費としては,情報消費,文化的消費,デザインの消費など,他の社会領域と接点をもつ消費としては,エコロジー的消費,エ
シカル消費,オーガニック消費,健康配慮消費などが取り上げられる可能性が高いだろう。それらの中でも,特に大学生のふだん
の生活の中では触れることが少なく,ゼミを通じて消費に対する視野を広げることのできる現象を選んでいきたい。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 基本文献講読(教員の新著が出るのでそこから抜粋する)
3. 第一の消費文化についての文献講読
4. 第二の消費文化についての文献講読
5. 第三の消費文化についての文献講読1
6. 第三の消費文化についての文献講読2
7. 第三の消費文化についての文献講読3
8. 第三の消費文化についての文献講読4
9. 第三の消費文化についての文献講読5
10. 第三の消費文化についての文献講読6
11. 最新の消費文化研究に関する文献講読1
12. 最新の消費文化研究に関する文献講読2
13. グループによる研究計画報告1
14. グループによる研究計画報告2
15. 春学期の研究結果報告1
16. 春学期の研究結果報告2
17. フィールドワーク計画報告
18. フィールドワーク第1次報告1
19. フィールドワーク第1次報告2
20. フィールドワーク第1次報告3
21. フィールドワーク第2次報告1
22. フィールドワーク第2次報告2
23. フィールドワーク第2次報告3
24. 報告書のまとめ方報告
25. グループ学習最終報告1
26. グループ学習最終報告2
27. グループ学習最終報告3
28. 報告書執筆についての確認
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
- 145 -
文献講読段階では,毎回事前にテキストをきちんと読んで,感想を 600~1000 字程度にまとめて提出する。サブゼミは必須であ
る。なるべく例年通り特定の時限に設定したい(これまでは火曜 3 限)。サブゼミ時間は,文献講読の段階では,文献以外のさま
ざまな打合せをし、グループ研究段階では,各グループのフィールドワークや授業発表の準備をするのにあてる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(30%)/授業での発表(30%)/授業中の発言(10%)/授業期間内のレポート(10%)/報告書(20%)
テキスト(Textbooks)
1. G.リッツァ、2008 年、『マクドナルド化した社会』、早稲田大学出版部
2. T.ヴェブレン、1999 年、『有閑階級の理論』、岩波書店
3. C.ペトリーニ、2002 年、『スローフード・バイブル』、NHK 出版
その他授業時に適宜指示する。
参考文献(Readings)
授業時に適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
他学科生でも,意欲のある学生であれば十分追いつくことが可能である。
注意事項(Notice)
- 146 -
■DD387
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
環境社会学(Sociology of Environment)に関する調査研究の演習
関 礼子(SEKI REIKO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD387
授業の目標(Course Objectives)
自然と社会との関係性,環境の地域性や固有性など,広義の環境(=社会)を考える。当事者の観点からどのような社会問題の
構築がなされるのか,問題を論じる上でいかに多様な論点がありうるのか,だれにとって望ましい解決策を志向するのか,といっ
た諸点を考察する。
授業の内容(Course Contents)
文献講読と議論のほか,フィールド調査やインタビュー調査を伴う。
一連の演習は,卒業論文作成にあたって,自分自身でテーマを設定,調査を設計・実施し,文章化するためのトレーニングという
位置づけになる。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 文献講読1
3. 文献講読2
4. 文献講読3
5. 文献講読4
6. レポート報告
7. 文献講読5
8. 文献講読6
9. 文献講読7
10. 調査の手法と視点1
11. 調査の手法と視点2
12. 調査の手法と視点3
13. 調査の手法と視点4
14. 調査計画実施
15. 調査実施
16. 調査実施
17. 調査レポート報告1
18. 調査レポート報告2
19. 調査資料講読1
20. 調査資料講読2
21. 調査資料講読3
22. 調査資料講読4
23. 報告書原稿の作成作業1
24. 報告書原稿の作成作業2
25. 報告書原稿の作成作業3
26. データ整理・編集1
27. データ整理・編集2
28. 最終のまとめ,プレゼンテーション
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
関連するシンポジウムや講演会への参加,書評レポート(800 字程度)や最終報告書の作成など。
成績評価方法・基準(Evaluation)
毎回の議論への参加状況(30%)/レポート(20%)/最終報告書原稿の提出(40%)/ゼミ活動への貢献度(10%)
ただし,各回の議論参加回数が極めて少ない,あるいはレポートまたは最終報告書原稿の提出がない場合 は,評価の対象にし
ない。
- 147 -
テキスト(Textbooks)
1. 松永澄夫編、2007、『環境ー設計の思想』、東信堂
ゼミ開始時に決定する。
参考文献(Readings)
1. 松井健、2011、『新版 セミ・ドメスティケーション』、エイエヌ
2. 佐藤健二、2014、『論文の書きかた』、弘文堂
3. 関礼子・廣本由香編、2014、『鳥栖のつむぎ』、新泉社
4. 竹内俊英、2012、『大熊町学校再生への挑戦』、かもがわ出版
5. 菅豊、2013、『「新しい野の学問」の時代へ』、岩波書店
適宜,指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業計画は調査実施タイミングなどとの関係で変更になる可能性が大いに予測される。
シンポジウムなどイベント開催や調査地への反復調査などもありうる。
研究室 HP http://www2.rikkyo.ac.jp/web/reiko/laboratory/
注意事項(Notice)
- 148 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DD388
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
グローバルな人の移動とエスニック ・コミュニティの形成 (Global Migration and
Presence of Ethnic Communities)
藤岡 伸明(FUJIOKA NOBUAKI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD388
授業の目標(Course Objectives)
社会学の関係する理論について学び,実証研究のあり方について理解を深めていくことを目的とする。大都市圏で形成されたエ
スニック・コミュニティやトランスナショナルな移住者などを調査対象とする。
授業の内容(Course Contents)
春学期はおもに社会調査やグローバルな人の移動やエスニシティに関係した文献を読み,エスニック人口と関係した統計資料等
を解析する。秋学期は NGO の取り組みや外国人住民に対する政策の変化,エスニック・ビジネスやエスニック・メディアの展開な
ど,テーマ別にグループ単位で課題を遂行し,調査の報告書を作成する。おもに東京都内での調査を予定している。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション(本調査の目的,調査員の
2. 調査の企画(テーマの明確化)
3. 関連文献の収集および整理
4. 関連文献の収集および整理
5. 関連文献の収集および整理
6. 関連文献の収集および整理
7. 先行研究に関する報告会
8. 先行研究に関する報告会
9. 先行研究に関する報告会
10. フィールドワーク計画の策定
11. フィールドワーク計画の策定
12. 調査項目の整理
13. 調査票の作成
14. 調査票の作成
15. 調査計画に関する報告会
16. 調査計画に関する報告会
17. 質問票およびインタビュー調査
18. 質問票およびインタビュー調査
19. 質問票およびインタビュー調査
20. 質問票およびインタビュー調査
21. 中間報告会
22. 中間報告会
23. 中間報告会
24. 報告書作成に関する検討会
25. 報告書の作成
26. 報告書の作成
27. 報告書の作成
28. 報告書の作成
紹介,関連する調査の紹介)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
前回までのテーマで扱った内容を確認し,次回までに復習しておくこと。発表にあたっては,事前に参考資料を整理しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
プレゼンテーションおよびディスカッション(15%)/授業期間内のレジュメおよびレポート(15%)/最終報告書(70%)
テキスト(Textbooks)
教科書は特に指定しないが,授業のなかで参考となる資料を紹介する。
- 149 -
参考文献(Readings)
適宜授業中に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 150 -
■DD389
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
グローバル都市と不平等
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD389
授業の目標(Course Objectives)
本年度は先進国、並びに新興国/発展途上国の都市に関わる文献を読み、現代の都市空間と不平等について考察を深める。
文献講読を通じて各自でテーマ設定を行い、先行研究および統計、地図といった資料の分析とフィールド調査による報告書の作
成を通じ、広くグローバリゼーション下における都市空間の変容と、階層/ジェンダー/エスニシティ間の関係、不平等について
考えていく。
授業の内容(Course Contents)
春学期は都市とグローバリゼーションに関わる文献の講読と資料の収集・分析を行い、問題関心を明確化してもらう。秋学期は
各自の調査テーマや項目の検討と設定、実地調査を実施する。なお、本ゼミでは特定の地域等を訪問する。対象地域としては、
横浜の寿町や東京の山谷などを予定している。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 調査の方法を学ぶ①
3. 調査の方法を学ぶ②
4. 文献講読と討論①
5. 文献講読と討論②
6. 文献講読と討論③
7. 文献講読と討論④
8. 文献講読と討論⑤
9. 現地訪問①
10. 先行研究・資料の収集・講読・整理①
11. 先行研究・資料の収集・講読・整理②
12. 先行研究・資料の収集・講読・整理③
13. 現地訪問②
14. まとめ
15. 調査テーマの検討①
16. 調査テーマの検討②
17. テーマの明確化と項目の検討
18. 調査テーマの発表と討論
19. 実査①
20. 実査②
21. 実査③
22. 中間報告①
23. 中間報告②
24. 中間報告③
25. 報告書の構成の検討
26. 報告書案の検討①
27. 報告書案の検討②
28. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の報告担当者はレジュメを作成しておくこと。履修者は前もって指定された文献を必ず読んでおくこと。日頃から各自テーマ
に関する情報収集につとめ、研究を進めておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/プレゼンテーション(30%)/議論への参加度(40%)
- 151 -
テキスト(Textbooks)
適宜指定する。
参考文献(Readings)
適宜指定する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業計画は前後することがある。
注意事項(Notice)
- 152 -
■DD390
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
アート(美術、音楽、 映像、演劇など)と、社会とのかかわり
小泉 元宏(KOIZUMI MOTOHIRO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CCS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DD390
授業の目標(Course Objectives)
今日のアートと社会とのかかわりに関する考察を深めること。また、自身の研究テーマについて調査研究を進めるとともに、卒業
研究に向けた基礎を固める。
授業の内容(Course Contents)
本演習では、音楽・美術・映像・演劇等のアートと、社会とのかかわりに関する研究を中心に進める。学生は、①ゼミ単位で行うフ
ィールド調査や実践活動への参加、②各自の興味関心に基づいた調査研究(例えば、アートとまちづくり、クリエイティビティと政
治・エコノミーの関係性、表現活動を通じた新たなライフスタイルなど)を進め、研究発表・議論などを行う。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 文献講読
3. 文献講読
4. 文献講読
5. 文献講読
6. 文献講読
7. 文献講読
8. 研究発表、ディスカッション
9. 研究発表、ディスカッション
10. 研究発表、ディスカッション
11. 研究発表、ディスカッション
12. 研究発表、ディスカッション
13. 研究発表、ディスカッション
14. 研究発表、ディスカッション
15. 文献講読・フィールド調査
16. 文献講読・フィールド調査
17. 文献講読・フィールド調査
18. 文献講読・フィールド調査
19. 文献講読・フィールド調査
20. 文献講読・フィールド調査
21. 文献講読・フィールド調査
22. 研究発表、ディスカッション
23. 研究発表、ディスカッション
24. 研究発表、ディスカッション
25. 研究発表、ディスカッション
26. 研究発表、ディスカッション
27. 研究発表、ディスカッション
28. 研究発表、ディスカッション
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
研究発表については、各自の関心に基づき、あらかじめ調査研究を進めたうえで実施することとする。また、夏季休業中に合宿
形式の実地調査も実施する予定である。その他、他大学・研究室と合同形式でのゼミ(インターゼミ)にも年に1度、参加する(2−
3月を予定)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
平常点(授業参加、研究発表、ディスカッション参加等)(100%)
テキスト(Textbooks)
- 153 -
履修者の関心を踏まえたうえ、授業内で指定する。
参考文献(Readings)
都度、紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 154 -
■DD403
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD403/エスノグラフィー論
(Ethnography)
鈴木 久美子(SUZUKI KUMIKO)
秋学期(Fall Semester)
CCS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
質的調査(エスノグラフィー的方法)とはどのようなものであるかを多面的に知り,その方法論を理解する。そのために実際に調査
のプロセスの一端を経験し,自らのテーマに対する質的調査実践のスキルと探究心を身につけることを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
エスノグラフィーの展開とアプローチを紹介したうえで、質的データの収集や分析方法について具体的に講義する。また、演習的
な授業展開のなかで、インタビュー演習等を実践する。
なお、最終課題として、フィールドワークを実施したうえでの調査レポートと写真集の作成を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 社会調査とはなにか
2. フィールドワークとはなにか
3. エスノグラフィーとはなにか 1:その展開とキーワードを学ぶ
4. エスノグラフィーとはなにか 2:そのアプローチを学ぶ
5. 質的調査の理論と実践
6. 質的調査技法と質的データの特質
7. インタビューの技法
8. インタビュー演習①
9. インタビュー演習②
10. インタビュー・データの記録と評価①
11. インタビュー・データの記録と評価②
12. テキストからのデータの発掘と分析
13. フィールドで出会う問題
14. エスノグラファーとしてのありかたとは
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/コメントカード兼出席票(15%)/授業内に指示した提出物(演習課題)(25%)
テキスト(Textbooks)
必要な資料は配布する。
参考文献(Readings)
1. 波平恵美子・小田博志、2010、『質的研究の方法 いのちの<現場>を読み解く、春秋社 (ISBN:978-4-393-33292-4)
2. 藤田結子・北村文、2013、『現代エスノグラフィー 新しいフィールドワークの理論と実践』、春秋社 (ISBN:978-4-7885-1328-0)
その他,テーマごとに随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 155 -
■DD421
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD421/グローバル都市論
(Global City)
(半)周辺からグローバル都市を考える
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
春学期(Spring Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
グローバル都市とその成立背景としての世界的な資本主義の拡大・変容に関わる枠組みを、具体的な地域のありように即して学
ぶ。特に、国境を超えた移動の必然性をグローバルな経済の動きとローカルな文脈の双方に目配りして説明可能になるととも
に、国内外の都市における「他者の文化」を身近に引き付けて考えられるようになることが目標である。
授業の内容(Course Contents)
授業内容は、①国内外における中心-(半)周辺関係とグローバル都市の形成、②多様な地域の文脈のもとでの農村社会の変容
や都市化、③グローバル化のもとでの半周辺の大都市と人々の生活・文化、④半周辺地域における海外就労等の輸出向労働の
拡大と伝統的ジェンダー規範の変容、⑤グローバル都市での再生産労働と女性移民の生きる空間、といったテーマから構成され
る。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション―(半)周辺からグローバル都市を考える
2. 万物の商品化―何でも商品にしたいけど砦はある?
3. 多国籍企業が移民をつくる―グローバル都市の「インフラ」
4. 小括
5. カリブ海地域の奴隷制プランテーション―「農民」がつくられたところ
6. インドネシアの強制栽培制度―「農民」がいたところ
7. フィリピンの大土地所有制―高い都市人口率との関係
8. 都市インフォーマル部門とクライエンタリズム―縁故関係と仕事
9. スラムの生活と文化―小雑貨店とクレジット
10. 海外就労・ショッピングモール・立ち退き―半周辺のグローバル都市
11. ケア労働者の送り出し実態―元祖「グローバル人材」
12. 「輸出向工業化」と構造調整―オルタナティブとしての労働力輸出
13. 輸出部門と「西欧化」―物資主義と「孝行娘」/「良い母親」
14. 再生産労働とグローバル都市のニッチ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
前もって資料を配布し、読むよう指示することがある。新聞にはよく目を通すようにすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/小テスト(20%)/出席(20%)
出席については、リアクションペーパーの提出をもって出席とする。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. ウォーラーステイン、イマニュエル、2006、『入門・世界システム分析』(山下範久訳)、藤原書店
2. サッセン、サスキア、1992、『労働と資本の国際移動―世界都市と移民労働者』(森田桐郎訳)、岩波書店
3. サッセン、サスキア、2004、『グローバル空間の政治経済学―都市・移民・情報化』(田淵太一・原田太津男・尹春志訳)、岩波
書店
4. サッセン、サスキア、2009、『グローバル・シティ―ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む』(伊豫谷登士翁監訳)、筑摩書
房
その他の参考文献は授業内で適宜提示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進捗状況などによっては取り扱うテーマが前後することがある。
- 156 -
注意事項(Notice)
- 157 -
■DD422
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD422/都市マイノリティ論
(Urban Minorities)
北川 由紀彦(KITAGAWA YUKIHIKO)
秋学期(Fall Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
日本社会におけるマイノリティ、特にその中でもいわゆるホームレス状態にある人々に関する基本的な知識を修得するとともに、
彼ら・彼女らと「われわれ」との関係について理解を深めることを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
いわゆるホームレス状態にある人々に関して、彼ら・彼女らがどのような世界を生き、そうした世界が「われわれ」の社会とのどの
ような関係のもとで生成されてきた/いるのかについて論じていく。なお、受講者の理解度や関心などに応じて各回の内容を変
更する可能性がある。また、質問・感想へのリプライを通じて、講義形式ではあるができるだけインタラクティヴな授業にしたいと
考えている。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション/寄せ場とは何か(1)
2. 寄せ場とは何か(2):寄せ場労働者の労働・生活の形態と労働市場の中での位置
3. 寄せ場とは何か(3):寄せ場の形成とその要因/寄せ場労働者の社会的世界
4. 寄せ場とは何か(4):寄せ場の変容とその背景(1)
5. 寄せ場とは何か(5):寄せ場の変容とその背景(2)
6. 「ホームレス問題」(1):「ホームレス」とは/誰が野宿者になっているのか
7. 「ホームレス問題」(2):ホームレス問題の社会的構築/生活保護制度と野宿者(1)
8. 「ホームレス問題」(3):生活保護制度と野宿者(2)/路上生活(野宿生活)の形成
9. 「ホームレス対策」(1):「ホームレス対策」とは何か/特別措置法の成立と背景/「自立支援事業」とは何か
10. 「ホームレス対策」(2):「自立支援事業」の実態と問題点/国内各地における各種「ホームレス対策」等の概況
11. 「ホームレス対策」(3):なぜ女性野宿者は少ないのか/「地域生活移行支援事業」について考える
12. 日本の住宅政策
13. ホームレス支援策の直近の動向/「派遣切り」問題と「年越し派遣村」について考える(1)
14. 「派遣切り」問題と「年越し派遣村」について考える(2)/まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の授業で参考文献を紹介するので、各自の関心に応じて手に取って、読んでみてほしい。また、授業の中で宿題を課すこと
も予定している。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(80%)/平常点(20%)
平常点は、出席回数および授業の中で適宜課す宿題の提出状況により判断する。単位修得のためには 10 回以上の出席を必要
とするので注意されたい。
テキスト(Textbooks)
特定の教科書は用いない。
参考文献(Readings)
1. 岩田正美・西澤晃彦編、2005、『貧困と社会的排除 福祉社会を蝕むもの』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623041381)
2. 狩谷あゆみ編、2006、『不埒な希望 ホームレス/寄せ場をめぐる社会学』、松籟社 (ISBN:978-4879842466)
3. 西澤晃彦、2010、『貧者の領域 誰が排除されているのか』、河出書房新社 (ISBN:978-4309624136)
その他、毎回配布するプリント中でも参考文献を紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業中の私語等の迷惑行為については厳しく対処する。授業は定刻に開始し、授業開始から 15 分経過以降は出席票を配布し
ないので遅刻しないように特に注意されたい。
注意事項(Notice)
- 158 -
■DD423
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD423/都市コミュニティ論
(Urban Local Community)
柳 信寛(YANAGI NOBUHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
都市コミュニティの概念と理論を習得し、現実社会での実践、特に日本での都市コミュニティの現実と可能性を検討する。都市社
会の状況や都市政策の歴史的経緯を把握する過程で、「都市で生活すること」への分析視角を深めることを目指す。
授業の内容(Course Contents)
現在「コミュニティ」という語は多方面で使用されているが、実は非常に曖昧な表現である。したがって、まず歴史的に研究を概観
することによって、その定義や理論が発生した経緯、期待された機能などを論じる。続いて、日本のコミュニティ研究を振り返りな
がら、コミュニティ政策の歴史的成果や課題を検討する。そのうえで、社会科学の諸テーマとコミュニティがどのような関係や状況
にあるのかについて展開していく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 理論の系譜 都市化社会への危惧
3. 理論の系譜 コミュニティへの着目
4. 理論の系譜 概念を絞り込む
5. 理論の系譜 概念を解放する
6. 住宅地・ニュータウンの形成
7. 町内会の成立と変遷
8. 日本でのコミュニティ理論
9. コミュニティ政策
10. コミュニティ施設
11. 商店会・自営業
12. 家族・学校・ライフコース
13. 標準世帯・標準就労モデルの限界
14. 都市コミュニティ理論の課題と展望
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
個人が成育した生活環境によって、コミュニティに対する視点は大きく異なってくる。都心、郊外、ニュータウン、地方都市など
様々であろうが、なによりもまず自分自身が生活している地域や住宅、家族関係や近隣などを注視してほしい。一般的にみられ
ることなのか、それとも特殊であるのかなど、自身をとりまく社会環境・生活環境を冷静に客観的に捉えようとする態度を求めま
す。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/コメントペーパー/レポート提出(40%)
コメントペーパーは毎回ではないので注意されたい。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 159 -
■DD424
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD424/まちづくり論
(Community Design)
竹内 光博(TAKEUCHI MITSUHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CCS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
まちづくり・都市計画に関する基礎的な知識を習得し、その現在を考察するなかで、将来のあり方を展望する思想・論理を考え
る。
授業の内容(Course Contents)
諸論文の読解を通じて〝まちづくり〟をめぐる様々な課題を認識し、また「都市計画」や「社会資本整備」の史的展開を確認しつ
つ、事例研究を交え、〝まちづくり〟の将来のあり方を展望するための基礎的なテーマを整理し学ぶ。なお、下記内容を予定して
いるが授業の展開により変更することもある。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス(〝まちづくり論〟の概要)
2. 「まちづくり定義」の論理構造(1)
3. 「まちづくり定義」の論理構造(2)
4. 経験の必要性(1)生態学的アプローチ/アフォーダンス
5. 経験の必要性(2)経験の危機/環境の構造化
6. 経験の必要性(3)ユニバーサルデザインの思想/経験の民主化
7. 社会資本の整備(1)社会資本とは何か
8. 社会資本の整備(2)思想としての〝社会的共通資本〟
9. 都市計画の概念と機能(1)制度の枠組と史的展開
10. 都市計画の概念と機能(2)都市計画とまちづくり
11. 総まとめ(まちづくりとは何か)
12. まちづくりの現在(事例研究①)
13. まちづくりの現在(事例研究②)
14. まちづくりの現在(事例研究③)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
下記論文を入手し内容を確認しておくこと。
渡辺俊一[2011]「「まちづくり定義」の論理構造」(都市計画論文集 Vol.46 No.3:都市計画学会)
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/コメントペーパー(10%)/出席(10%)
テキスト(Textbooks)
特になし。適宜、必要資料を配付する。
参考文献(Readings)
適宜、各回の授業で講師が紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
不明な点等はメールの問い合わせを受け付ける。
竹内光博:[email protected]
注意事項(Notice)
- 160 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DD442
DD442/マイグレーション論
(Study of Migration)
トランスナショナル・コミュニティー研究の認識論とフィールドノートー場所形成とアイデン
ティティに焦点を当てて―
広田 康生(HIROTA YASUO)
単位
2単位(2 Credits)
(Credit)
言語
日本語
CCS3210
(Language)
(Japanese)
2016 年 7 月 18 日付 以下の通り変更(変更理由:誤記訂正)学期:秋学期(Fall
Semester)→春学期(Spring Semester)
春学期(Spring Semester)
授業の目標(Course Objectives)
グローバル化の中での都市コミュニティの在り方と、そこで生きる人々のアイデンティティの在り方の問題を、国際移住の中で形
成されるエスニック・コミュニティを手掛かりにして考える。
授業の内容(Course Contents)
本講義は、グローバル化やマイグレーションの進行の中での我々自身の生き方や社会の在り方を分析する。その一つの方法とし
て、現代都市コミュニティの「トランスナショナル・コミュニティ」という側面に焦点を当て、日本の初期トランスナショナリズムと言え
る沖家室島からの布哇移民の物語からマンハッタンのイーストビレッジの日本人まで、彼らの「場所形成」と「記憶の想像的利用」
「アイデンティティの形成」に焦点を当てて講義をする。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス授業(講義内容:①本講義の目的と概要、②成績評価方法等の説明)
2. トランスナショナル・コミュニティ論の研究世界1-「下からのトランスナショナリズム論」とは何か、原点としての研究世界、
定義と対象世界について
3. トランスナショナル・コミュニティ論の研究世界2―認識論的世界:なぜこのような研究が生まれたか
4. トランスナショナル・コミュニティ論の研究世界3―トランスナショナル・コミュニティ研究の照準点
5. 第 1 回から第 4 回までに関する小テストと解説
6. 場所形成のエスノグラフィ―1.フィールドノート1-初期トランスナショナリズムの場所としての「沖家室島」の移民世界
7. 場所形成のエスノグラフィ―2.フィールドノート2 布哇における沖家室の場所形成とアイデンティティ:記憶の想像的利用
について
8. 場所形成のエスノグラフィ―3・フィールドノート3.群馬県大泉町における場所の政治の展開と、帰還移民たちの場所形成
と「はざまのアイデンティティ」
9. 場所形成のエスノグラフィ―4.フィールドノート4.新宿コリアタウンにおける場所形成と新しい共生アイデンティティ
10. 場所形成のエスノグラフィ―5.フィールドノート5.マンハッタン・イーストビレッジの日本人と「想像的アイデンティティ」
11. 第 6 回から第 10 回までの講義内容に関する小テストと解説
12. 日本の都市社会学特に奥田都市コミュニティ論が提起する研究課題への回答1
13. 日本の都市社会学特に奥田都市コミュニティ論が提起する研究課題への回答2
14. 最終テスト(授業内テスト)と解説
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習特に、予習及び復習については、指定するテキストの該当項目について必ず読み、授業後に整理をすること。
特に今年度の授業は、指定するテキストに従って講義をするので注意すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終テスト(Final Test)(40%)/小テスト(30%)/出席及び授業参加度(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 広田康生・藤原法子、2016、『トランス・ナショナルコミュニティー場所形成の都市社会学―』、ハーベスト社(3 月末に刊行)
参考文献(Readings)
1. 広田康生、2003 年、『新版 エスニシティと都市』、有信堂
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 161 -
■DD443
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD443/多文化の社会理論
(Social Theory of Multicultural Society)
佐川 徹(SAGAWA TORU)
秋学期(Fall Semester)
CCS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DD444)
授業の目標(Course Objectives)
急速なグローバル化により「多文化化」が進む日本社会で、「多文化共生」を可能とする条件を、文化人類学的な視点から探るこ
とを目指します。
授業の内容(Course Contents)
「多文化状況」でのフィールドワーク(実地調査)に依拠して書かれたエスノグラフィー(民族誌)の読解をとおして、人びとが「他
者」と接触し、葛藤し、交渉を重ねるなかで、「居心地のよい」生活環境を整えていく過程を、具体的に考えます。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 文化人類学と他者理解①
3. 文化人類学と他者理解②
4. 日本人とはだれか①
5. 日本人とはだれか②
6. 結婚と多文化社会①
7. 結婚と多文化社会②
8. 観光と多文化社会①
9. 観光と多文化社会②
10. 紛争と多文化社会①
11. 紛争と多文化社会②
12. 宗教と多文化社会①
13. 宗教と多文化社会②
14. 総合討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業中で指示する参考文献の予習をすることで、理解が深まります。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(80%)/出席点(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 162 -
■DD462
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD462/環境政策論
(Environmental Policy)
落合 勝昭(OCHIAI KATSUAKI)
春学期(Spring Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
環境問題の解決における民間部門、公共部門の役割やその限界、さまざまな試みについて理論と現実社会の出来事を踏まえて
理解を深めることを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
過去および現在の環境問題を取り上げ、環境問題を発生させるメカニズムと解決方法について講義を行う。問題解決のために行
政、企業、市民がどのような行動を取るべきかを説明する。福島の原子力発電事故以降人々の関心の高いエネルギー政策につ
いても説明する。
環境問題を理解するための統一的な視点として(環境)経済学の考え方を用いる。
前半の5回で環境問題、環境政策を理論するための理論を説明し、残りの回で実際の環境問題(主に日本の事例)と政策を取り
上げる。
経済学を履修していない学生も多いため必要な知識については授業内で説明するが、(経済学的な)新しい考え方と(環境問題
の)多岐に渡るトピックを同時に学ぶと情報量の多さから混乱する可能性があるため、予習復習を行い集中して授業に参加する
こと。
授業計画(Course Schedule)
1. 講義内容の紹介
2. 環境問題とは何か(人々の生活と環境の関わり)
3. 環境問題を理解するための手法(経済学的考え方)
4. 環境問題はなぜ発生するのか
5. 環境問題への対策と環境の評価
6. 日本の経済発展とエネルギー政策
7. これからのエネルギー政策
8. 環境と経済発展(日本の公害)
9. 環境と経済発展(世界の公害)
10. 地球温暖化とは何か
11. 地球温暖化と日本の取り組み
12. 地球温暖化と国際関係
13. 日本のごみ問題
14. リサイクルと国際貿易
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
扱う範囲が多岐に渡るため、指定の教科書による予習に加え、配布するプリントによる復習を行うこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/講義時間内に1~2回行うミニレポート(20%)(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 浅子和美、落合勝昭、落合由紀子、2015、『グラフック 環境経済学』、新世社 (ISBN:9784883842216)
参考文献(Readings)
指定なし。
指定の教科書と配布するプリントに、関連する資料についての情報が記載されている。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 163 -
■DD463
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD463/自然環境保全論
(Conservation Eclolgy)
森,川,海をつなぐ「自然の大循環」
小島 望(KOJIMA NOZOMU)
秋学期(Fall Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「環境問題は社会問題である」という認識のもと,現代社会の抱える構造的欠陥を明らかにしつつ,科学的・技術的な解決方法
や生態学的な知識の習得に偏らない,問題解決の道を模索していけるような授業を目指します。
授業の内容(Course Contents)
人類は生物多様性(ヒトを含めた様々な生物のつながりとそれらを支える環境からなる全体)のもたらす様々な恩恵を享受する
ことによって生存しています。本講義では,自然科学・社会科学的な視点から「生物多様性」を捉え,問題解決には何が必要なの
かを考えていきます。扱うテーマは全て,①物事を様々な角度から考えること,②物事を批判的に見る目を持つこと,③常に弱者
へ配慮を忘れないようにすること,④科学の限界を知ること,の4つの視座から成り,特に「人と自然とのつながり」に焦点をあて
ながら,生物多様性保全について理解できるような工夫をしています。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス+α・・・講義の進め方や成績の評価方法などについて
2. 野生動物への餌づけ・・・野生動物へ餌を与えることによる影響
3. 野生動物の交通事故・・・野生動物の交通事故の原因と対策
4. 絶滅の危機に瀕している生き物たち・・・レッドリストとレッドデータブック
5. 森林機能と緑のダム・・・川の成り立ちと仕組み
6. ダムの功罪・・・ダムが破壊する地域の自然と文化
7. ダム行政と天下り・・・ダム建設が止まらない原因は何か
8. 干潟の浄化作用・・干潟の浄化作用のしくみと干潟面積減少による経済的損失
9. 諫早干拓事業の行方・・・干潟の利用を通して考える現代農林水産業の矛盾
10. 海の熱帯雨林「サンゴ礁」の成り立ちとしくみ・・・サン ゴの不思議な生態とサンゴ礁の重要性
11. 最大の自然破壊「戦争」・・・沖縄米軍基地固定によって失われゆく沖縄の自然と自治
12. 水産資源の枯渇・・・迷走する日本の水産業
13. 森と海をつなぐ川・・・サケ・マス類における研究が明 らかにした自然の大循環
14. 文明の崩壊と自然破壊・・・古代文明の衰退から学ぶ自然保護の重要性
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
特に準備学習等は必要としませんが,講義で使用するものを事前に準備しなければならない場合は(もちろんアナウンスはしま
すが),持ってくるのを忘れないようにしてください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(50%)/平常授業時のレポート(講義時間内に提出する通常レポ ート)(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 小島望、2010、『〈図説〉生物多様性と現代社会』、農山漁村文化協会 (ISBN:4540092995)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
本講義では,講義毎にレポート提出があります(講義時間内に行ないます)。講義を聞くだけでなく,学んだことを忘れないう ち
に整理し,得られた知識を自分のものにする訓練となるので頑 張ってください。なお,講義中のスマホ操作は固く禁じます.
注意事項(Notice)
- 164 -
■DD464
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD464/環境の思想
(Environmental Philosophy)
寺林 暁良(TERABAYASHI AKIRA)
春学期(Spring Semester)
CCS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
環境をめぐる諸々の事象に対して人々が抱き、環境運動の基底となる理念や信条、すなわち環境思想の展開を学ぶ。それによ
って、現代社会における環境問題を捉える方法、そしてその解決に向けた実践的思想の方法を身につける。
授業の内容(Course Contents)
環境思想の展開や現代における意義を、具体的な事例を紹介しながら考察する。授業は次のように展開する。
第 1 パートでは、「環境思想の潮流」として、世界や日本における環境思想の展開を振り返る。
第 2 パートでは、「環境保全の実践的思想」として、自然環境保全を実践するために手がかりとなる議論を紹介する。
第 3 パートでは、「現代社会と環境思想」として、現代社会における諸々の環境問題を取り上げるとともに、その解決のための思
考方法を考察する。
なお、第 2、第 3 パートの講義終了後には、それぞれのパートの復習を兼ね、関連する事例を詳述する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 環境思想の潮流(1)環境思想概説
3. 環境思想の潮流(2)二項対立図式を超えて
4. 環境思想の潮流(3)現代日本と環境思想
5. 環境保全の実践的思想(1)コモンズ論
6. 環境保全の実践的思想(2)社会-生態システム論
7. 環境保全の実践的思想(3)順応的ガバナンス論
8. 事例紹介(1)青森県津軽地方の草地管理
9. 現代社会と環境思想(1)環境正義と環境運動
10. 現代社会と環境思想(2)環境リスク論
11. 現代社会と環境思想(3)歴史的環境とアメニティ
12. 現代社会と環境思想(4)環境をめぐる国際政治
13. 事例紹介(2)ドイツのエネルギー転換
14. 持続可能な社会(講義のまとめ)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
中間レポートおよび最終レポート(レポート試験)の作成には、授業中に紹介する文献の講読が必要になる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/中間レポート(20%)/出席・コメントペーパー(20%)
テキスト(Textbooks)
授業時に資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. 鬼頭秀一、1996、『自然保護を問いなおす――環境倫理とネットワーク』、ちくま新書 (ISBN:978-4480056689)
2. 宮内泰介 編、2013、『なぜ環境保全はうまくいかないのか――現場から考える「順応的ガバナンス」の可能性』、新泉社
(ISBN:978-4787713018)
その他、授業中に適時指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 165 -
■DD465
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD465/NPO/NGOの社会学
(Sociology of NPOs/NGOs)
萩原 なつ子(HAGIWARA NATSUKO)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DA464:NPO/NGO の社会学と同一科目,
2008~2011 年度入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
この授業では非営利組織およびこれに関連する概念を学び,非営利組織の社会的役割と実際について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
社会的課題の解決に果たすNPOの役割と期待がさらに大きくなっている。ここでは非営利組織およびNPO法,公益法人制度改
革などの基礎知識を学ぶとともに,新しい公共の視点からNPOと行政,企業との協働について,具体的事例,映像資料,ゲスト
スピーカーの講義等を通して学ぶ.
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. NPO/NGO の基礎知識(1)
3. NPO/NGO の基礎知識(2)
4. 特定非営利活動促進法について
5. 公益法人制度改革について
6. 新しい公共の担い手としての NPO/NGO
7. 市民活動における中間支援組織の役割
8. NPO の運営
9. 市民活動の事業化
10. 他セクターとの協働について
11. NPOと行政との協働
12. NPOと企業との協働 CSR・社会貢献活動
13. NPO とのかかわり方
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
地域にある NPO を訪問したり,ホームページを検索したり,NPO の活動にボランティアとして参加するなどして,NPO とは何かに
ついて積極的に学んでほしい.
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/リアクションペーパー,出席(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 日本 NPO センター、2006、『増補版知っておきたい NPO のこと』、日本 NPO センター
2. 大阪ボランティア協会編、2013、『テキスト市民活動論』、大阪ボランティア協会 (ISBN:978-4-87308-064-2)
適宜,プリントを配布する.
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 166 -
■DD482
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD482/アートの社会学
(Sociology of Art)
キーワード:アート/ポピュラーカルチャー/メディア/テクノロジー/ライフスタイル
小泉 元宏(KOIZUMI MOTOHIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
授業の達成目標は以下の通りである。
(1)美術、音楽、映像など諸芸術(アート)と、社会構造や社会制度の関係性について、文化理論研究等の基本的な用語や概念
を用いながら説明できること。
(2) ディスカッションやコメントシート、レポート課題等を通じて、自己の考えを示すこと。
(3)(1)、(2)を通じて、今日の表現領域と社会との関係性を考察、分析するために必要とされる基本的視座を獲得すること。
授業の内容(Course Contents)
本授業は、第1に、ポピュラーカルチャー、サブカルチャーなどを含む芸術(アート)が、いかなる社会構造や社会制度のなかで生
み出されてきたのかを知るとともに、第2に、今日におけるアートの社会的役割を考察することを目的とする。
講義は、まず、「あなたはなぜ、○○というアート(音楽・美術・演劇・・・)が好き(嫌い)なのか」を問うことから始める。その問いへ
の答えを検討しながら、いかにしてアートが、近現代の社会構造や社会的諸制度のなかで構成されてきたのかを論じていく。
たとえば、⑴国民国家を形成するための近代化におけるアートの制度化や、⑵大衆社会の誕生や、新たな複製技術の広がりを
背景とした文化の産業化、⑶趣味の多様化の時代の到来、⑷国・都市・地域が持つ文化的魅力への着目の強化、等のなかで、
いかにアートやポピュラーカルチャーなどの概念が生み出され、また、それらが我々の表現文化に対する見方を規定してきたの
かを考察していく。
その上で、社会的・経済的・政治的装置としてのアートが、今日、いかなる社会的役割を果たしうるかを、ストリートアート、スクォッ
ティング、DIY 思想に基づく表現活動などの、具体事例を通じて考察していく。なお授業では、講義に加え、ディスカッションや実習
的内容を含んだ課題等を導入し、授業内容の理解を深めることを促す。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション(自己紹介、授業の進め方、成績評価についてなど)
2. 社会によって構成される芸術・文化①
「文化」「アート(芸術)」概念の誕生と、国民国家的近代におけるアートの制度化
3. 社会によって構成される芸術・文化②
フォーディズム生産様式における文化の産業化、ポピュラーカルチャーの誕生、他
4. 社会によって構成される芸術・文化③
フランクフルト学派による文化批評理論、他
5. 社会によって構成される芸術・文化④
ポストフォーディズム生産様式における趣味の多様化、他
6. 社会によって構成される芸術・文化⑤
文化記号論、消費社会論、文化帝国主義批判、他
7. 社会によって構成される芸術・文化⑥
クリエイティブ産業・クリエイティブシティへの着目と、ソフトパワーとしての文化、他
8. 前半まとめ/実習的内容を含むレポート課題に関する説明
9. 芸術・文化を通じた社会変革への試み①
パンクロックとサブカルチャー理論、他
10. 芸術・文化を通じた社会変革への試み②
ストリート・アート、グラフィティ、他
11. 芸術・文化を通じた社会変革への試み③
創造都市とスクォッティング、他
12. 芸術・文化を通じた社会変革への試み④
著作権とクリエイティブ・コモンズ、他
13. 芸術・文化を通じた社会変革への試み⑤
DIY 的思想に基づく表現活動・アートプロジェクト、他
14. 全体まとめ
- 167 -
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内容の予習復習に加え、実習的内容を含むレポート課題のための準備や実践を行うことが求められる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/授業参加(コメントシート・ディスカッション参加・課題への取り組み等)(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 毛利嘉孝、2012、『ポピュラー音楽と資本主義・増補版』、せりか書房 (ISBN:9784796703093)
2. ハンス・アビング、2007、『金と芸術-なぜアーティストは貧乏なのか?』、grambooks (ISBN:9784903341002)
3. Hartley, John. ed.. 2005. Creative Industries.. Oxford: Wiley-Blackwell. (ISBN:1-4051-0148-2)
上記以外は都度、授業内で紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 168 -
■DD483
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DD483/ポピュラーカルチャー論
(Popular Culture)
ポピュラー文化と社会意識
片上 平二郎(KATAKAMI HEIJIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
日々当たり前に親しまれるものとしてあるポピュラーカルチャーは、同時に、学問的に語るための対象化がむずかしい存在として
もある。この講義では、文化研究の方法論的議論や時代比較などを通じて、自明的なものと受け取られやすい「文化」を学問的に
扱う方法を考えていきたい。
授業の内容(Course Contents)
この授業では、日本の各時代の社会意識と対応したかたちでその時代におけるポピュラー文化の意味を読み解いていくことを考
えています。現在の文化から時代を遡りつつ、さまざまなジャンルを横断しながら、ポピュラー文化を概観していきます。過去の文
化を扱いながら、現在の文化とつながる部分、つながらない部分を意識しながら、社会と文化の関係を考察していきたいと思いま
す。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション -ポピュラーカルチャー サブカルチャー カウンターカルチャー マスカルチャー-
2. 文化を研究する立ち位置 -文化産業批判からカルチュラルスタディーズまで-
3. カルチャー≒コミュニケーション -インターネットの時代-
4. 震災は「文化」を変えたのか? -「終わらない日常」を再考する-
5. 「お笑い」の空間 -テレビと日常の境目はどこにあるのか?-
6. CDと遅れてきたバブル -貧しくなりつつあった社会の狂躁曲-
7. トーキョー・リミックス 90's -洋楽とJ文化の交錯点-
8. トレンディの時代 -加工される空間の中で-
9. 努力・友情・勝利の神話 -少年ジャンプの黄金期-
10. 電子の世界、あるいはファンシーとヤンキー -1980 年代の「虚構」の「現実」-
11. 熱い夢から遠く離れて -挫折と孤独を口にすること-
12. 反抗するサブカルチャーと自分探しの始まり -プレ消費社会としての 1960 年代-
13. 小さな画面と大きなものたち -テレビの登場-
14. まとめ -「文化」からどのように「社会」を見ることができるのか-
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回、レジュメに参考文献リストをあげておくので興味がある場合、読んでおくこと。
また、この授業で得た視点で、日常的に触れている文化を考える習慣をつけてみてください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(50%)/リアクションペーパーの内容(50%)
テキスト(Textbooks)
基本的にレジュメを使用する
参考文献(Readings)
1. ドミニク ストリナチ、2003、『ポピュラー文化論を学ぶ人のために』、世界思想社 (ISBN:4790710122)
2. 毛利嘉孝、2012、『ポピュラー音楽と資本主義』、せりか書房 (ISBN:4796703098)
3. 宮台真司ほか、2007、『増補 サブカルチャー神話解体』、ちくま書房 (ISBN:4480423079)
4. アドルノ、ホルクハイマー、2007、『啓蒙の弁証法―哲学的断想』、岩波書店 (ISBN:4003369211)
5. 太田省一、2013、『社会は笑う・増補版: ボケとツッコミの人間関係』、青弓社 (ISBN:4787233599)
6. 椹木野衣、2001、『シミュレーショニズム』、筑摩書房 (ISBN:4480086358)
7. 宇野維正、2016、『1998 年の宇多田ヒカル』、新潮社 (ISBN:4106106507)
参考までに現在想定している参考文献をあげておくが、詳しくは毎回、レジュメに記載する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 169 -
注意事項(Notice)
- 170 -
■DD561
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
阿部 珠理(ABE JURI)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD561
授業の目標(Course Objectives)
春学期終了時点で,目次が決定されており,先行研究の章を書き終え,夏休み中の調査の準備を終える。
授業の内容(Course Contents)
3 年次に策定した卒業論文執筆計画をもとに,卒業論文の完成を目指す。毎回,受講者 1 名の研究の進捗状況を報告してもらっ
た後,受講者全員が協力しあって報告者の研究の質の向上を目指す。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒論完成に向かっての作業タイムラインの確認
2. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
3. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
4. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
5. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
6. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
7. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
8. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
9. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
10. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
11. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
12. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
13. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
14. 夏休み中の個人課題の確認
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
4 月の開講の時点で参考文献の整理をしておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
講義期間中の卒業論文の進捗状況および他の受講生の研究への寄与の度合いを評価対象とする。(100%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
使用しない。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 171 -
■DD563
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
小池 靖(KOIKE YASUSHI)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD563
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文を作成するのに必要な文献の読み込みと,構想の発表をおこなう。
授業の内容(Course Contents)
各自の関心に基づき,卒業論文のトピックを決定する。広く現代の精神状況をめぐる諸現象の中から興味のあるテーマを見つけ
てもらいたい。
前半は研究計画書を作成し,その計画書に基づきブックレポートを各自がおこなう。必要に応じてフィールド調査の計画も立て
る。
授業計画(Course Schedule)
1. 全体案内
2. テーマ決定
3. 論文計画書発表1
4. 論文計画書発表2
5. 先行研究ブックレポート1
6. 先行研究ブックレポート2
7. 先行研究ブックレポート3
8. 論文執筆と添削
9. 論文執筆と添削
10. 論文執筆と添削
11. 論文執筆と添削
12. 論文執筆と添削
13. 論文執筆と添削
14. 論文執筆と添削
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
課題文献の読み込みなど。
成績評価方法・基準(Evaluation)
発表(35%)/提出物(35%)/その他の要素(出欠,演習への貢献度など)(30%)
テキスト(Textbooks)
随時指示する。
参考文献(Readings)
随時指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
諸注意
http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421
注意事項(Notice)
- 172 -
■DD564
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
山北 輝裕(YAMAKITA TERUHIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
DD564
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の執筆に向けた調査の実施と論点の整理を行う。
授業の内容(Course Contents)
卒論の構想と調査内容についての発表をもとに、 議論する。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒論構想発表1
2. 卒論構想発表2
3. 卒論構想発表3
4. 卒論構想発表4
5. 卒論中間発表1
6. 卒論中間発表2
7. 卒論中間発表3
8. 卒論中間発表4
9. 卒論の章立て構想の発表1
10. 卒論の章立て構想の発表2
11. 卒論の章立て構想の発表3
12. 卒論の章立て構想の発表4
13. 卒論執筆指導1
14. 卒論執筆指導2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
春学期のあいだに卒論の骨子が固まるように、 ゼミ発表にあわせて調査データの整理や論文構想をまと
めておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
議論への積極的参加(30%)/ゼミ発表(70%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 173 -
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
■DD565
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
柳 信寛(YANAGI NOBUHIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD565
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成のための基礎的な事項について理解する。なによりも個々人のテーマとアプローチの確定を目指し、夏季休暇中
の調査実施の準備を具体化していく。
授業の内容(Course Contents)
この演習は,すぐれた卒業論文を書きあげるための支援を目的としている。そのために課題の設定や資料の探し方,論文の構成
や論述のしかたなどを解説する。受講生はこれらの技法を理解したうえで,実際に卒業論文の作成をすすめていくことになるが,
その経過について授業内で随時報告してもらう。授業展開は以下を予定しているが,状況により変更することもある。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. テーマ・関心の報告(1)
3. テーマ・関心の報告(2)
4. テーマ・関心の報告(3)
5. テーマ・関心の報告(4)
6. 文献・資料の報告(1)
7. 文献・資料の報告(2)
8. 文献・資料の報告(3)
9. 文献・資料の報告(4)
10. 個別報告(1)
11. 個別報告(2)
12. 個別報告(3)
13. 個別報告(4)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
第1回授業にて卒業論文のテーマ・進捗状況を発表する。その後については授業内で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席状況,報告内容 等を総合的に判断する(100%)
テキスト(Textbooks)
授業内で指示する。
参考文献(Readings)
授業内で指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 174 -
■DD566
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
間々田 孝夫(MAMADA TAKAO)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD566
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の準備を通じて,有名大学卒業者として社会に出るのに恥ずかしくない企画力,読書力,文章力,思考能力等を身につ
けることを目指す。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習 1 では,よいテーマを選択すること, 論文のねらいを明確にすること,基本文献を見つけて読破することの 3 点に
重点をおき、遅くとも夏休みまでには,その基本文献のうち主要なものを読みこなしてもらう。春学期の間に1回ずつ卒業論文の
構想を発表してもらう。通常の時間帯でこなせない場合は,補講も行う。夏休みには、合宿または補講の形で 2 回目の報告をし
てもらう。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒論の意味、指導方法、今後のスケジュールなどの説明
2. 第 1 報告者の報告と討論
3. 第 2 報告者の報告と討論
4. 第 3 報告者の報告と討論
5. 第 4 報告者の報告と討論
6. 第 5 報告者の報告と討論
7. 第 6 報告者の報告と討論
8. 第 7 報告者の報告と討論
9. 第 8 報告者の報告と討論
10. 第 9 報告者の報告と討論
11. 第 10 報告者の報告と討論
12. 第 11 報告者の報告と討論
13. 第 12 報告者の報告と討論
14. 第 13 報告者の報告と討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
報告の 2 週間前に,事前に教員に計画を相談する。自分の報告の日は,詳細なレジメを用意し,受講生+教員分をコピーする。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(30%)/授業内での取り組み(70%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
授業中適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 175 -
■DD567
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
4 年間の集大成になる卒論を構想する
関 礼子(SEKI REIKO)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD567
授業の目標(Course Objectives)
卒論テーマを明確にし,関連文献・資料を収集するとともに,論点を明確にする。調査を必要とする場合には,調査計画を立て,
各自が調査を実施する。
授業の内容(Course Contents)
卒論作成にあたっては,漠然としたテーマ設定ではなく,論文の目的や方法論,自分なりの「問い」を明確にすることが重要であ
る。そのため,まず各自が卒論のテーマを明確にし,卒論執筆にむけて何
を,どのように明らかにするかを考える。
演習 1 では卒論の構想について適宜報告する機会を設けながら,各自の「問い」を深めていく作業に取り組んでいく。
テーマを明確にしながら,テーマに基づいた文献リストを作成し,その論文や資料の内容を,卒論に関連付けながら報告してもら
う。また調査を必要とする卒論については,調査の方法や時期など調査計画を組み立てていく。これらの作業を通して,卒論を計
画的に書き進めていく。資料やデータの整理,また卒論メモの作成などを随時行っていく。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. テーマ報告1
3. テーマ報告2
4. 個人指導1
5. 個人指導2
6. 個人指導3
7. 個人指導4
8. 個人指導5
9. 個人指導6
10. 調査計画1
11. 調査計画2
12. 調査計画3
13. 中間提出指導
14. 中間提出報告会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
個々,卒論作成に関して着手すること。講演会などへの参加で興味関心の幅を広げること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
中間提出・中間報告(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
演習内で個別に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 176 -
■DD568
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
岩舘 豊(IWADATE YUTAKA)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD568
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文で探究するテーマの設定,基礎文献の整理および調査計画の作成を行う。
授業の内容(Course Contents)
自らの問題意識を掘り下げ, 個々の選んだテーマに関連する先行研究をまとめる。社会学の基礎理論,先行研究をもとに調査の
フレームを構築する。春学期中に調査計画書を作成し,可能であれば調査対象地でのフィールドワークを実施する。また対象と
なる地域や組織に関する特性をまとめる。授業内では,先行研究のまとめ,調査計画や研究の進捗についての報告を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒業論文作成に向けてのテーマやスケジュール確認
2. 先行研究のまとめ
3. 先行研究のまとめ
4. 先行研究のまとめ
5. 先行研究のまとめ
6. 先行研究のまとめ
7. 発表と討論
8. 発表と討論
9. 発表と討論
10. 発表と討論
11. 発表と討論
12. 発表と討論
13. 発表と討論
14. 発表と討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
個々のテーマに関連した参考文献や先行研究の整理および予備調査の実施
成績評価方法・基準(Evaluation)
中間報告書・口答発表・出席・授業内の取り組み(100%)
テキスト(Textbooks)
随時指示する。
参考文献(Readings)
随時指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 177 -
■DD569
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD569
授業の目標(Course Objectives)
本演習では、卒業論文作成の指導を行う。卒業論文の執筆にあたっては、各自が計画にのっとって主体的に研究を行なうことが
求められる。春学期中には卒業論文の章立てを決定し、先行研究検討と調査地域や団体などに関わる章を書き上げ、夏季休業
中に全ての調査を完了する。
授業の内容(Course Contents)
履修者による報告から成る。履修者は責任をもって卒論テーマの決定と章立て、先行研究の検討と批判、仮説の構築、調査計
画、これまで得たデータの提示などから成る報告を行なうと同時に、他のメンバーの発表に対しても積極的な姿勢で聞き、理解
し、意見する。互いにより良い卒業論文を書けるように努めること。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 個人報告
3. 個人報告
4. 個人報告
5. 個人報告
6. 個人報告
7. 個人報告
8. 個人報告
9. 個人報告
10. 個人報告
11. 個人報告
12. 個人報告
13. 個人報告
14. 個人報告
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自分の研究テーマについて常に意識し、それらに関わる新聞記事や文献を日頃から読み進めておくこと。個人報告が予定されて
いる場合には、ゼミでの議論に足る水準以上の発表準備を必ず行なうこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
個人報告(50%)/議論への貢献度(50%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業時間は延長したり、変更する可能性がある。欠席する場合には前もって連絡すること。
注意事項(Notice)
- 178 -
■DD570
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
全員提出する
三浦 雅弘(MIURA MASAHIRO)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD570
授業の目標(Course Objectives)
本年度に必ず論文を提出できるように、卒業論文の位置づけ、主題、体裁等について知り、中間発表を行う。
授業の内容(Course Contents)
各自が少なくとも3回は中間報告をして、ゼミ生全員で討議する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 過去の論文の紹介(1)
3. 過去の論文の紹介(2)
4. 過去の論文の紹介(3)
5. 関心のある主題についての中間報告(1)
6. 関心のある主題についての中間報告(2)
7. 関心のある主題についての中間報告(3)
8. 関心のある主題についての中間報告(4)
9. 関心のある主題についての中間報告(5)
10. 関心のある主題についての中間報告(6)
11. 関心のある主題についての中間報告(7)
12. 関心のある主題についての中間報告(8)
13. 関心のある主題についての中間報告(9)
14. 春学期総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/philocat/index.html
成績評価方法・基準(Evaluation)
中間報告(50%)/討議貢献度(50%)
テキスト(Textbooks)
用いない。
参考文献(Readings)
随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 179 -
■DD571
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
総合的環境教育の研究
阿部 治(ABE OSAMU)
春学期(Spring Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD571
授業の目標(Course Objectives)
総合的環境教育をテーマに卒業論文の作成を行う。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文の書き方について、テーマの絞り方や調査対象の決定、調査手法などについて、共有すると共に履修者の個別のテー
マに沿った卒業論文執筆について、具体的指導を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒業論文とは(1)
2. 卒業論文とは(2)
3. 卒業論文とは(3)
4. 卒業論文執筆の手法(1)
5. 卒号論文執筆の手法(2)
6. 卒号論文執筆の手法(3)
7. 卒業論文の構想と発表(1)
8. 卒業論文の構想と発表(2)
9. 卒業論文の構想と発表(3)
10. 卒業論文の構想と発表(4)
11. 卒業論文の構想と発表(5)
12. 卒業論文の作成(1)
13. 卒業論文の作成(2)
14. 卒業論文の作成(3)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
各自の卒業論文の進捗状況について、毎回、必ず発表を行うので、発表資料を作成すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席点(50%)/発表(50%)
テキスト(Textbooks)
随時配布
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 180 -
■DD581
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
阿部 珠理(ABE JURI)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD581
授業の目標(Course Objectives)
より質の高い卒業論文の完成を目指す。
授業の内容(Course Contents)
毎回,受講者の卒業論文の進捗状況を報告してもらった後,受講者全員が協力しあって報告者の卒業論文の質の向上を目指
す。
授業計画(Course Schedule)
1. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
2. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
3. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
4. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
5. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
6. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
7. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
8. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
9. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
10. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
11. 個別進捗状況発表。それを受けての批評,討論
12. 完成論文発表
13. 完成論文発表
14. 完成論文発表
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
9 月末の開講の時点ですべての調査を終え,データの整理を済ませておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
講義期間中の卒業論文の進捗状況および他の受講生の研究への寄与の度合いを評価対象とする。(100%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
使用しない。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 181 -
■DD583
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
小池 靖(KOIKE YASUSHI)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD583
授業の目標(Course Objectives)
相互に支援し合いながら,卒業論文の完成を目指す。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習1に引き続き卒業論文の作成を支援してゆく。
秋学期は,具体的な章構成,論文作成法の指導に及ぶ。新しい情報・調査を踏まえた構想の発表もおこなう。
また,合宿形式の卒論発表会を実施する場合がある。
授業計画(Course Schedule)
1. 進捗状況の報告
2. 添削指導・相談
3. 添削指導・相談
4. 添削指導・相談
5. 添削指導・相談
6. 添削指導・相談
7. 添削指導・相談
8. 添削指導・相談
9. 添削指導・相談
10. 添削指導・相談
11. 添削指導・相談
12. 添削指導・相談
13. 添削指導・相談
14. 添削指導・相談
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
諸注意
http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421
成績評価方法・基準(Evaluation)
提出物(35%)/発表(35%)/その他の要素(出席、演習への貢献度など)(30%)
テキスト(Textbooks)
随時指示する。
参考文献(Readings)
随時指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
諸注意
http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421
注意事項(Notice)
- 182 -
■DD584
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
山北 輝裕(YAMAKITA TERUHIRO)/仲 修平(NAKA SHUHEI)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD584
備考
(Notes)
2016 年 8 月 2 日付以下のとおり変更(変更事由:担当
者追加のため)
担当者:「山北 輝裕(YAMAKITA TERUHIRO)」
→「山北 輝裕(YAMAKITA TERUHIRO)/仲 修平(NAKA SHUHEI)」
授業の目標(Course Objectives)
納得のいく卒論を完成させる
授業の内容(Course Contents)
調査結果の最終的なゼミ報告をしたうえで、 卒論執筆の指導と論文の添削を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 調査最終報告1
2. 調査最終報告2
3. 調査最終報告3
4. 調査最終報告4
5. 論文の執筆指導1
6. 論文の執筆指導2
7. 論文の執筆指導3
8. 論文の執筆指導4
9. 論文草稿の添削1
10. 論文草稿の添削2
11. 論文草稿の添削3
12. 論文草稿の添削4
13. 最終稿の確認1
14. 最終稿の確認2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒論の最終的な執筆と提出に向けて、 ゼミで定められた課題を期限内に提出できるよう準備しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
ゼミへの積極的参加(50%)/卒論草稿の提出と改稿(50%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 183 -
■DD585
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
柳 信寛(YANAGI NOBUHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD585
授業の目標(Course Objectives)
受講者のテーマ,アプローチ(方法論),先行研究,調査の工程,調査による知見等々を総合し,一貫性のある卒論を仕上げる。
授業の内容(Course Contents)
受講生は演習の時間内に随時進捗状況を報告し,相互に検討することによって,精度の高い論文に仕上げていくことを目指す。
また受講生の状況によっては別途個別に対応することも想定している。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 個別報告(1)
3. 個別報告(2)
4. 個別報告(3)
5. 個別報告(4)
6. 個別報告(5)
7. 個別報告(6)
8. 個別報告(7)
9. 個別報告(8)
10. 個別報告(9)
11. 個別報告(10)
12. 個別報告(11)
13. 個別報告(12)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席,卒論の進捗状況を総合的に評価(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
授業内で指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 184 -
■DD586
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
間々田 孝夫(MAMADA TAKAO)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD586
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の執筆を通じて,有名大学卒業者として社会に出るのに恥ずかしくない企画力,読書力,文章力,思考能力等を身につ
けることを目指す。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習 2 では,論文の構成を明確にし,各章ごとに必要な文献を読みこなして内容をつめ,早めに書き始めて卒業論文を
完成させる。調査を行なう者は,秋学期の前半に済ませる。各1回ずつ,卒業論文の各章ごとの構想を発表してもらう。通常の時
間帯でこなせない場合は,補講も行う。
授業計画(Course Schedule)
1. よい卒論の条件,卒論のフォーマットなどの説明
2. 第 1 報告者の報告と討論
3. 第 2 報告者の報告と討論
4. 第 3 報告者の報告と討論
5. 第 4 報告者の報告と討論
6. 第 5 報告者の報告と討論
7. 第 6 報告者の報告と討論
8. 第 7 報告者の報告と討論
9. 第 8 報告者の報告と討論
10. 第 9 報告者の報告と討論
11. 第 10 報告者の報告と討論
12. 第 11 報告者の報告と討論
13. 第 12 報告者の報告と討論
14. 第 13 報告者の報告と討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
報告の 2 週間前に,事前に教員に計画を相談する。自分の報告の日は,詳細なレジメを用意し,受講生+教員分をコピーする。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(30%)/授業内容での取り組み(70%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
授業中適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 185 -
■DD587
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
4 年間の集大成となる卒論を作成する
関 礼子(SEKI REIKO)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD587
授業の目標(Course Objectives)
演習 1 に引き続いて卒論の執筆とそのための議論を重ね,計画的に卒論を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習1に引き続き,卒業論文の作成指導をおこなう。卒業論文演習1での到達内容をより深めるために,各自の卒論テ
ーマに関連した文献資料や調査結果に基づいて報告および議論を重ねる。そこでのコメントに基づき,各自が補充調査を実施,
さらなる文献・資料を入手,精読しながら,卒業論文を形にしていくことになる。
演習 2 のゼミでは,おもに個々人の卒論の進捗状況の報告と議論が中心となる。そのため,各自が計画的かつ意欲的に卒業論
文作成に取り組むことが不可欠である。また一見すると,ゼミ生が相互に異なるテーマに取り組んでいるように思われても,意欲
的に議論に参加することで,自身の卒論に有益な視点や情報を得られることに意識的になりながら報告会などに参加してほし
い。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒論進捗状況報告1
2. 卒論進捗状況報告2
3. 個人指導1
4. 個人指導2
5. 個人指導3
6. 個人指導4
7. 個人指導5
8. 個人指導6
9. 個人指導7
10. 個人指導8
11. 個人指導9
12. 個人指導10
13. 提出前報告・確認1
14. 提出前報告・確認2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
各自,調査研究を進めること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
卒業論文提出(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
演習内で個別に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 186 -
■DD588
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
岩舘 豊(IWADATE YUTAKA)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD588
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の作成を通して論理的思考や分析能力および論文としての表現力の向上を目指す。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習 1 に引き続き論文の完成を目指し,各自で問題関心の明確化,問いの探求に必要な文献や資料の検討,調査を
進める。フィールドワーク、場合によっては、質問票調査を実施する。授業では,先行研究のレビューや分析方法などの卒業論文
の完成に必要な技法の指導を行う。また,個々の卒業論文の内容および進捗状況の報告と議論を中心に据えて,他の学生との
意見交換を通して論文を完成させる。
授業計画(Course Schedule)
1. 秋学期ガイダンス: 卒業論文の進め方やスケジュールについて
2. 実地調査
3. 実地調査
4. 実地調査
5. 進捗状況の発表およびディスカッション
6. 進捗状況の発表およびディスカッション
7. 進捗状況の発表およびディスカッション
8. 進捗状況の発表およびディスカッション
9. 進捗状況の発表およびディスカッション
10. 論文執筆と添削
11. 論文執筆と添削
12. 論文執筆と添削
13. 論文執筆と添削
14. 論文執筆と添削
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
調査計画と論文構成を進めておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席,卒業論文の進捗状況を総合的に評価(100%)
テキスト(Textbooks)
随時指示する。
参考文献(Readings)
随時指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 187 -
■DD589
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD589
授業の目標(Course Objectives)
本演習では、卒業論文執筆の指導を行う。卒論の完成に向け、履修者は自主的に論文執筆を進めていくことが求められる。履修
者は秋学期開始前に全ての調査を完了し、データの分析結果を提示する。授業内においては、論文の執筆の経過報告と添削を
行なっていく。
授業の内容(Course Contents)
履修者による報告から成る。履修者は責任をもって各章の執筆にあたり、途中経過ならびに執筆した箇所を提示・報告し、教員と
他の履修者による批判・助言を通じて修正にあたること。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 調査結果の報告
3. 調査結果の報告
4. 調査結果の報告
5. 執筆の進捗状況の報告
6. 執筆の進捗状況の報告
7. 執筆の進捗状況の報告
8. 執筆の進捗状況の報告
9. 修正稿の検討
10. 修正稿の検討
11. 修正稿の検討
12. 修正稿の検討
13. 最終稿の確認
14. 最終稿の確認
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外においても、常に書き進めておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
卒業論文の経過報告(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業時間は変更、延長の可能性がある。
注意事項(Notice)
- 188 -
■DD590
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
必ず提出する!
三浦 雅弘(MIURA MASAHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD590
授業の目標(Course Objectives)
各自少なくとも3回は口頭発表を行って、ゼミ生全員で討議し、提出日初日にひとり残らず必ず論文を提出する。
授業の内容(Course Contents)
毎回2名ずつ口頭発表して全員で討議する。なお、12 月の正式提出に先立ち、論文を 11 月中に仮提出すること。
授業計画(Course Schedule)
1. 口頭発表、討議(1)
2. 口頭発表、討議(2)
3. 口頭発表、討議(3)
4. 口頭発表、討議(4)
5. 口頭発表、討議(5)
6. 口頭発表、討議(6)
7. 口頭発表、討議(7)
8. 口頭発表、討議(8)
9. 口頭発表、討議(9)
10. 口頭発表、討議(10)
11. 口頭発表、討議(11)
12. 提出確認
13. 口頭試問練習(1)
14. 口頭試問練習(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/philocat/index.html
成績評価方法・基準(Evaluation)
口頭発表(50%)/討議貢献度(50%)
テキスト(Textbooks)
用いない。
参考文献(Readings)
随時紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 189 -
■DD591
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
総合的環境教育の研究
阿部 治(ABE OSAMU)
秋学期(Fall Semester)
CCS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DD591
授業の目標(Course Objectives)
総合的環境教育をテーマに卒業論文の作成を行う。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文の書き方について、テーマの絞り方や調査対象の決定、調査手法などについて、共有すると共に履修者の個別のテー
マに沿った卒業論文執筆について、具体的指導を行う。
さらに各自の執筆した卒業論文の発表を行い、総合的環境教育について共有を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒業論文の作成(4)
2. 卒業論文の作成(5)
3. 卒業論文の作成(6)
4. 卒業論文の作成(7)
5. 卒号論文の作成(8)
6. 卒号論文の作成(9)
7. 卒業論文の作成(10)
8. 卒業論文の作成(11)
9. 卒業論文の作成(12)
10. 卒業論文の作成(13)
11. 卒業論文の作成(14)
12. 卒業論文の発表(1)
13. 卒業論文の発表(2)
14. 卒業論文の発表(3)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
各自の卒業論文の進捗状況について、毎回、必ず発表を行うので、発表資料を作成すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席点(50%)/発表(50%)
テキスト(Textbooks)
随時配布
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 190 -
■DD713
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究1
(Senior Research 1)
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DD713,DD724:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文コースを選択しない者が,現代文化学科で学ぶ4領域について幅広く修得することにより, 社会に出るにふさわしい
見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
指定された 2 領域について,それぞれ課題レポートを執筆する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を
参照すること。また,必要な指示は初回の授業および掲示にて行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 全体案内
2. レポート作成のための作業・相談
3. レポート作成のための作業・相談
4. レポート作成のための作業・相談
5. レポート作成のための作業・相談
6. レポート作成のための作業・相談
7. レポート作成のための作業・相談
8. レポート作成のための作業・相談
9. レポート作成のための作業・相談
10. レポート作成のための作業・相談
11. レポート作成のための作業・相談
12. レポート作成のための作業・相談
13. レポート作成のための作業・相談
14. レポート作成のための作業・相談
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
関連文献の読み込みなど。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2 つのレポート(100%)
2 領域について,執筆する課題レポートをもとに, 総合的に評価する。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 191 -
■DD755
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究1
(Graduation Research 1)
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
春学期(Spring Semester)
CCS4900
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA755:2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学部の設定する諸領域を幅広く学習することにより、実社会に出るのにふさわしい見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
各学科から 4 つずつ提示された課題(計 12 課題)のうち、2 つの課題について研究を進め、レポートを作成などの課題を達成し
て合格することで単位を修得する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を参照すること。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別指導
3. 個別指導
4. 個別指導
5. 個別指導
6. 個別指導
7. 個別指導
8. 個別指導
9. 個別指導
10. 個別指導
11. 個別指導
12. 個別指導
13. 個別指導
14. 個別指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポート2本を作成するための計画立案、レポート作成のための資料や文献の収集・整理。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2つの課題レポートの内容および口頭試問の結果を総合的に評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進め方については第1回の授業で説明するので、必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 192 -
■DD813
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究2
(Senior Research 2)
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DD813,DD824:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文コースを選択しない者が,現代文化学科で学ぶ4領域について幅広く修得することにより, 社会に出るにふさわしい
見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
指定された 2 領域について,それぞれ課題レポートを執筆する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を
参照すること。また,必要な指示は初回の授業および掲示にて行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 全体案内
2. レポート作成のための作業・相談
3. レポート作成のための作業・相談
4. レポート作成のための作業・相談
5. レポート作成のための作業・相談
6. レポート作成のための作業・相談
7. レポート作成のための作業・相談
8. レポート作成のための作業・相談
9. レポート作成のための作業・相談
10. レポート作成のための作業・相談
11. レポート作成のための作業・相談
12. レポート作成のための作業・相談
13. レポート作成のための作業・相談
14. レポート作成のための作業・相談
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
関連文献の読み込みなど。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2 つのレポート(100%)
2 領域について,執筆する課題レポートをもとに, 総合的に評価する。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 193 -
■DD855
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究2
(Graduation Research 2)
太田 麻希子(OTA MAKIKO)
秋学期(Fall Semester)
CCS4900
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DA855:2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学部の設定する諸領域を幅広く学習することにより、実社会に出るのにふさわしい見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
各学科から 4 つずつ提示された課題(計 12 課題)のうち、2 つの課題について研究を進め、レポートを作成などの課題を達成し
て合格することで単位を修得する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を参照すること。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別指導
3. 個別指導
4. 個別指導
5. 個別指導
6. 個別指導
7. 個別指導
8. 個別指導
9. 個別指導
10. 個別指導
11. 個別指導
12. 個別指導
13. 個別指導
14. 個別指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポート2本を作成するための計画立案、レポート作成のための資料や文献の収集・整理。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2つの課題レポートの内容および口頭試問の結果を総合的に評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進め方については第1回の授業で説明するので、必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 194 -
■DE105
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会調査法1
(Social Research Methods 1)
岡田 陽介(OKADA YOSUKE)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DE105:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会調査の意義と諸類型に関する基本事項を理解し,社会学研究の方法的基礎を身につける。
授業の内容(Course Contents)
社会調査史,社会調査の目的,調査方法論,調査倫理,調査の種類と実例,量的調査と質的調査など,資料やデータの収集か
ら分析までの諸過程に関する基礎的な事項を,実例をもとに概説する。
授業計画(Course Schedule)
1. 社会調査とは何か(社会学と社会調査,社会調査の目的と意義,社会調査の種類,実例の紹介,量的調査と質的調
査,社会調査士資格など)
2. 社会調査の歴史(社会調査の始まり,近代化と社会調査,社会変動と社会調査,社会学における社会調査の洗練化 日本
の社会調査の歴史など)
3. 社会調査の種類(統計調査、事例調査など)
4. 社会調査の注意点・倫理・プロセス(プライバシーの配
慮,ステレオタイプ,調査が現実をつくる,インフォームド・コンセント,ハラスメントの回避,コンフィデンシャリティ,社会調査
のプロセスの説明など)
5. 情報収集法(社会学的想像力,先行研究を調べることの重要性,図書館やデータベースの活用方法,統計データの調べ
方,過去の調査データの調べ方など)
6. 「記述的問い」と「説明的問い」(「記述的問い」と「説明的問い」の区別,因果関係,仮説とは何かなど)
7. 社会測定1(構成概念と操作概念,指標,直接測定と間接測定,デュルケームの『自殺論』,測定モデルなど)
8. 社会測定2(独立変数と従属変数,理論仮説と操作仮説,ホーソン効果,測定の妥当性など)
9. 調査設計の 4 類型と尺度水準(横断的調査,パネル調査,繰り返し調査,比較調査,縦断的調査,各類型の具体例の紹
介,回顧法,名義尺度,順序尺度,間隔尺度,比例(比率)尺度など)
10. 標本抽出1(全数調査[悉皆調査]と標本調査,母集団と標本,無作為抽出法と有意抽出法,アメリカ大統領選と世論調査な
ど)
11. 標本抽出2と調査票調査(割り当て法,無作為抽出の重要性,標本誤差と非標本誤差,調査票調査の手順,予備調査,プ
リテスト,自記式と他記式など)
12. 調査票調査の種類(面接調査法,留め置き調査法,郵送調査法,電話調査法,集合調査法,インターネット調査法,どの調
査方法が望ましいかなど)
13. 質的調査の基本(量的調査と質的調査の特徴,質的データの作成,聞き取り調査,参与観察,ドキュメント分析,ラポール,
オーバーラポールなど)
14. 質的調査の実際(ベッカー『アウトサイダーズ』,ウィリス『ハマータウンの野郎ども』,新聞記事の分析など)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
あらかじめ教科書の指定の範囲に目を通しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/出席,リアクションペーパー,授業内の課題など(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ-論理と方法』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623066544)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 195 -
■DE110
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会調査法2
(Social Research Methods 2)
櫻井 厚(SAKURAI ATSUSHI)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DE110:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会調査の設計と実施方法について、質的調査法と量的調査法に分け、調査の企画・設計、データの収集・整理・分析までを講
義する。
授業の内容(Course Contents)
質的調査法では、その種類と代表的な作品、テーマの設定、調査対象者との関係形成、分析法、データの整理と分析・解釈をあ
つかう。量的調査法では、調査票調査の企画・設計・実施方法、調査票の作成、サンプリングの意味と方法、実査、エディティン
グ、コーディング、データ・クリーニングについてあつかう。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業の進め方と社会調査法
2. 質的調査法の種類と作品
3. テーマ設定からフィールドへ
4. 質的データの収集: フィールドワーク
5. 質的データの分析・解釈・まとめ方
6. 調査票調査の企画と設計
7. 仮説の構成
8. 調査票の作成(1)
9. 調査票の作成(2)
10. サンプリングの理論
11. サンプリングの方法
12. 調査票調査の実施
13. 調査データの整理
14. 社会調査は何を明らかにしてきたか
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会調査法1を復習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(59%)/出席点(26%)/授業内小テスト(15%)
テキスト(Textbooks)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ―理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 桜井厚・小林多寿子編、2005、『ライフストーリー・インタビュー――質的研究入門』、せりか書房
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 196 -
■DE155
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録
抽選登録/メディア社会学
(Sociology of Media)
井川 充雄(IKAWA MITSUO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK152・DE155
メディア社会学科 1 年次生は自動登録科目
社会学科・現代文化学科全学生およびメディア社会学科 2 年次以上学生は人数制限科
目
授業の目標(Course Objectives)
本科目は,メディア社会学を学ぶための学問的基盤を築くことを目的とする。社会の中でのメデイアとコミュニケーションに関わる
さまざまな現象に関する社会学的な諸理論を理解し,「メディアと社会」に関して多角的に考察する力を養う。
授業の内容(Course Contents)
講義では、「メディアと社会」に関する諸理論を取り上げ、その内容、背景、意義と限界などについて概説する。また、研究者たち
がどのような視角や手法を用いたかについても説明する。履修者は、ただ単にそれらを理解するだけでなく、それを現代のマスコ
ミに応用して考えてほしい。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション 「なぜメディア研究か?」
2. メディア史への視点 「メディア」論の成立
3. マス・コミュニケーションの成立 「言論の自由」論と「印刷革命」論
4. 近代とマス・メディア 「公共圏」論
5. ナショナリズムとメディア 「想像の共同体」論
6. 大衆社会論とメディア 「強力効果」論
7. 戦争とプロパガンダの理論
8. 第 2 次世界大戦後の様々なマス・コミュニケーション論
9. 限定効果論の登場
10. さまざまな効果論(1) 「議題設定」モデルと「沈黙の螺旋」モデル
11. さまざまな効果論(2) 「利用と満足」研究と「培養理論」
12. 「カルチュラル・スタディーズ」 の登場
13. メディア・イベントの展開
14. まとめ 再び、「なぜメディア研究か?」
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業で紹介するのは、各理論のエッセンスに過ぎない。ぜひ、授業中に紹介する文献を実際に読んで、理解を深めて欲しい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/授業内のミニレポート(30%)
テキスト(Textbooks)
教科書は使用しない。必要に応じてプリントを配布する。
参考文献(Readings)
1. スタンリー・バラン、デニス・デイビス、2007、『マス・コミュニケーション理論 上』、新曜社 (ISBN:978-4788510500)
2. スタンリー・バラン、デニス・デイビス、2007、『マス・コミュニケーション理論 下』、新曜社 (ISBN:978-4788510517)
3. 伊藤守編、2015、『よくわかるメディア・スタディーズ[第2版]』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623072644)
4. デニス マクウェール、2010、『マス・コミュニケーション研究』、慶應義塾大学出版会 (ISBN:978-4766416664)
この他、各回、参考文献を紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 197 -
■DE201
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習基礎
(Introductory Journalistic Reporting and Writing)
軽部 謙介(KARUBE KENSUKE)
春学期(Spring Semester)
CMS2430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE201 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
報道という営為がどのようなものかを理解するとともに、 その機能が現代民主主義社会の中で有する重要性を認識してもらいま
す。同時に報道の限界や問題点などについても理解します。 その上で、記事執筆の基本についても会得してもらいます。
授業の内容(Course Contents)
報道は社会にとってなぜ必要なのか、 どういう意味を持つのかなどの論点を軸に、 日本型ジャーナリズムの特質とその国際比
較という視点も織り込みながら、 現役記者として 「現場感覚」 を加味しながらの授業とします。 また、 記事執筆を実際に体験し
てもらいながら、 その基本について考えていきます。
授業計画(Course Schedule)
1. 報道とは何か、 その1=歴史や実態などについて概括的に。
2. 報道とは何か、 その2=報道の主体 (新聞、 通信、 放送、出版など) を中心に、 その特徴や特性の違いについて考えま
す。
3. 日本型報道の特質=記者クラブ制度や 「エンバーゴ」 などについて、 その歴史や存在意義、 報道の自由との関連などを
具体的に考えてみます。
4. 分野別報道の現状と課題=政治、 経済、 国際など報道を分野別に考え、 その問題点などを、 事例に即して検討していき
ます。
5. 調査報道とは何か=調査報道について、 具体例を通じて、その意義などについて吟味します。
6. 報道の国際比較=米国の事例などを紹介し、 国際比較で日本メディアの現状を考えてみます。
7. 報道事例の検証=沖縄密約事件、 米国のペンタゴンペーパーズ事件など具体的事例を通じ、 報道の意味や課題を検討し
ていきます。
8. 記事の基本= 「5W1H」 や 「逆三角形」 など、 記事を書く際の基本原則を考えます。
9. 取材の基本=取材とはどういうものなのか。 何を聞き出せばいいのか。 模擬記者会見などの実施を通じて考えていきま
す。
10. 記事執筆その1=どのようにしたら、 より相手に伝わりやすい文章が書けるのか検討します。
11. 記事執筆その2=表現上の留意点など記事を書く際の 「ルール」 について考えます。
12. 記事執筆の実践その3=具体的に簡単な記事を書いてもらいます。
13. 記事執筆の実践その4=同
14. まとめ=これまでの授業をまとめます。
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、 必要に応じて別途指示します。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/授業態度(20%)/授業内での記事執筆(20%)/授業内でのレポートなど(30%)
テキスト(Textbooks)
特に使用しません。
参考文献(Readings)
参考文献はその都度授業中に示します。 ただ、 紙の新聞について
は、 一紙で結構ですので毎日読むようにしてください。 朝日でも
毎日でも何でも結構です。 自宅でとっていない場合は、 大学や地
域の図書館で読むように努めてください。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
「記事・調査報道実習」 も履修することが望ましいです。
注意事項(Notice)
- 198 -
■DE202
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習基礎
(Introductory Journalistic Reporting and Writing)
中島 章隆(NAKAJIMA FUMITAKA)
春学期(Spring Semester)
CMS2430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE202 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
報道の基本は,幅広い取材をもとに「真実」に迫り,読者に正確な情報を伝えることだ。情報機器の発達に伴い,メディアの形も多
様化している。玉石混淆の「ニュース」の中から「真実」を選択し,読み解くにはそれなりの必要な時代となった。報道現場からの
視点で,実践に即した具体例を解説し,ニュースを読み解く力をつけてもらう。
授業の内容(Course Contents)
事件・事故の報道や,いわゆる「特ダネ」,各種コラムなど具体的な新聞記事を毎回テーマに取り上げ,記事ができあがるまでの
過程や背景を解説する。あわせてマスコミ文章の書き方を考える。毎週,テーマごとにレポートを提出し,「書く力」を養う。
授業計画(Course Schedule)
1. 総論 まず新聞の「読み方」を考える。
2. 各論 直近の新聞等の記事を素材に「時事ニュース」のミニ解説,何をどう伝えたかを検証し,ジャーナリズムとは何かを考
える。毎週の授業は,資料を配付。授業の後半に原稿用紙を配布し,与えたテーマについて原稿を書き提出する。添削して
次の授業で論評するケースあり。
3. 各論 同上
4. 各論 同上
5. 各論 同上
6. 各論 同上
7. 各論 同上
8. 各論 同上
9. 各論 同上
10. 各論 同上
11. 各論 同上
12. 各論 同上
13. 各論 同上
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
可能な限り新聞,テレビ等のニュースに幅広く接すること。特定のテーマについて事前に課題として与える場合もある。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業内に指示した提出物(60%)/出席及び授業参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
授業内に適宜配布する。
参考文献(Readings)
新聞各紙,単行本,雑誌など。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 199 -
■DE203
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習基礎
(Introductory Journalistic Reporting and Writing)
ニュースの読み方・わかりやすい原稿の書き方
左山 政樹(SAYAMA MASAKI)
春学期(Spring Semester)
CMS2430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE203 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
取材の方法や資料の読み方の基本を知ったうえで、ビジネスの世界でも通用する、平易で簡潔、そしてわかりやすい文章の書き
方を身につけます。全部で7本の原稿を書いてもらいます。
授業の内容(Course Contents)
新聞記事に代表されるマスメディアの文章は、情報を読み手にわかりやすく伝達する実用文の一種です。みなさんが小中学校、
高校で学んできた作文や小論文とはまったく異なり、書き手の感想や心情、考えを字面には出さないことを基本にしています。事
件・事故、人物紹介、時事ワードの解説などはどのように構成すれば情報を的確に読者に伝えられるのか。テーマごとに実際に
書いてみることによって実践的な筆力を向上させます。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション:新聞記事の特徴とは
2. 作文実習(1回目・自己紹介):ESにも応用できる自己紹介の方法
3. 前回の作文を講評した後、次回の作文のテーマに沿って書き方を解説。テーマは毎回、当方から提示します。なお、作文は
必ず添削・感想を添えてお返しするつもりです。
4. 作文実習(2回目)
5. 講評と次回の作文のテーマに沿って書き方を解説。何がテーマになるかは講義時点のニュース次第です。
6. 作文実習(3回目)
7. 講評と次回のテーマ提示・書き方解説
8. 作文実習(4回目)
9. 講評と次回のテーマ提示・書き方解説
10. 作文実習(5回目)
11. 講評と次回のテーマ提示・書き方解説
12. 作文実習(6回目)
13. 作文実習(7回目)好きなテーマでコラムを書いてもらいます(作文実習の総仕上げになります)。
14. 講評。マスメディアに関心を持つ人向けに、おすすめの本や今後の対処法などをお話しして総括とします。
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講義の冒頭に1週間で最も印象に残ったニュースを尋ねます。新聞やテレビでニュースを読んだり見たりしながら、なぜそれがニ
ュースになっているのか、その1週間でなぜ一番の印象に残ったのか、を考えておいてください。世の中の出来事をウォッチでき
なくてはメディアを語ることはできませんから。政治から社会問題、スポーツ、芸能まで分野を問いません。
成績評価方法・基準(Evaluation)
作文実習(70%)/出席率(30%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 200 -
■DE204
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習基礎
(Introductory Journalistic Reporting and Writing)
思いをつづる
小池 新(KOIKE ATARASHI)
春学期(Spring Semester)
CMS2430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE204 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
文章を書くのは難しい? この授業では、まず書くことに親しみを持ってほしい。「人は何のために文章を書くのか」。その問い掛
けからスタート。さまざまな文章に触れ、多くの文章を手掛けます。文章は「うまいへた」ではない。「自分にしか書けない」のが最
高の文章。それを目指します。
授業の内容(Course Contents)
実用文の基本であるニュース文をはじめ、身の周りから社会に関することまで、いろいろなテーマと形式で文章を書きます。文章
は自分が思ったことをつづる自己表現の1つ。社会的には、人に伝えるために書くものです。どうすれば「思いが人に伝わる」文
章を書けるようになるか。そのプロセスを体験し、実感してほしい。この授業の結論としては「見出し付けと音読」を徹底すれば書
けるようになります。CHORUSも利用。提出文の添削とコメント付けに重点を置き、ゲストを呼んでのトークも交えて、一方通行で
なく分かりやすくて面白い、実戦的な授業にします。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス+自分を書く①
2. 自分を書く②まとめと「原稿用紙の使い方」など
3. ニュースを書く①事件・事故の文章
4. ニュース文を書く②まとめと「見出し付けコンクール」①
5. インタビュー文を書く①相互インタビュー取材
6. インタビュー文を書く②まとめと「見出し付けコンクール」②
7. CMを作る①「ゲストトーク」(CHORUSで課題文提出)
8. CMを作る②まとめと「コラム作成コンクール」
9. 歴史を考える①教室外授業(CHORUSで課題文提出)
10. 歴史を考える②まとめと「写真キャプション付けコンクール」
11. メディアを考える①「ゲストトーク」(CHORUSで課題文提出)
12. メディアを考える②まとめと「梗概を書く」
13. 未来を書く①800字余を教室で書く
14. 未来を書く②総括的なまとめと「文章について」おさらい
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
「授業の内容」にある通り、課題文をCHORUSで提出してもらう回があります。
成績評価方法・基準(Evaluation)
課題文評価(50%)/授業の出席・態度など(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 一般社団法人共同通信社、2010、『記者ハンドブック(12版)』、(株)共同通信社
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 201 -
■DE210
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習応用
(Advanced Journalistic Reporting and Writing)
メディアを疑う思考
武田 砂鉄(TAKEDA SATETSU)
秋学期(Fall Semester)
CMS3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE210 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
いくらでも情報が流れてくる時代、個々人に何より求められるのは、情報を蓄えることではなく、「この情報は本当に正しいのか」と
疑心を抱き続けることに違いない。最新の時事やノンフィクションの名著を題材にしながら、複眼で思考するジャーナリズムの意
義を深める。
授業の内容(Course Contents)
メディアの第一線に流れる情報は、あらゆる意味で管理されている。そのために、情報を噛み砕くための疑心が求められる。多方
向から情報が押し寄せる現在、既存のあれこれを受け止めているだけでは翻弄されてしまう。体系的な学問と即物的なメディア
が乖離している。ジャーナリズムは双方を接続し直す学問でありメディアだ。それを「実習・応用」するためには、その都度の新た
な議題を織り交ぜながら議論するしか方法はない。あらかじめ記せるはずもない。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 新聞を疑う
3. テレビを疑う
4. 雑誌を疑う
5. インタビューを疑う
6. ベストセラーを疑う
7. SNS を疑う
8. 政治を疑う
9. 芸能を疑う
10. キャッチコピーを疑う
11. 感動を疑う
12. 大学を疑う
13. 批評を疑う
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
今、どういった社会時事が話題になっているか、どういった考察が向かっているかを適宜把握しておくこと
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/出席(30%)/授業内に指示した提出物(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 武田砂鉄、2015、『紋切型社会』、朝日出版社 (ISBN:9784255008349)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 202 -
■DE211
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習応用
(Advanced Journalistic Reporting and Writing)
軽部 謙介(KARUBE KENSUKE)
秋学期(Fall Semester)
CMS3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE211 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
報道の基本となる記事の取材・執筆を実際に体験することを通じて、第三者に何かを伝えるというのはどういうことなのか、どのよ
うな表現が有効なのか、ジャーナリズムに必須となる正確性はどのようなプロセスで確保されるのかなどを理解します。自らテー
マを設定して取材・執筆を体験します。
授業の内容(Course Contents)
新聞記事作成のプロセスを紹介し、長年にわたり形成されてきた簡潔にして要点を伝える文章の本質を探ります。また取材とは
どのように行うのか、記事を書く上では何が大事なのかといった点を学んだうえで、実際に自分でテーマを設定し記事を取材・執
筆してもらいます。「メディア・ジャーナリズム実習基礎」の応用編です。
授業計画(Course Schedule)
1. 記事を書くとはどういうことなのか=ジャーナリストとして現象を伝達していくことの意味を概括的に。
2. 記事の基本=「5W1H」の重要性について、具体例を検討しながら深めて考えます。
3. 記事の類型=本記、サイド、解説、論説など記事の分類を紹介し、それらが果たす意義について考えます。
4. 記事はどのように書かれるのか=実際の記事執筆のプロセスを紹介し、留意点などを検討します。
5. 記者はどのように取材していくのか=取材の現場とはどういうものなのか、どのようなことに注意しながら取材するのかなど
を紹介しながら、取材という行為を考えます。
6. 資料はどのように集めるのか=調査報道には不可欠となる資料収集について、入手の具体的な方法を提示します。
7. テーマ設定その1=取材・執筆する対象をどのように選ぶのか、その際にはどのような視点が必要なのかを考えま す。
8. テーマ設定その2=各自の設定したテーマを発表し、具体的な留意点などについて考えます。
9. 記事執筆の留意点=見出しはどのようにとるのか、リードにはどのような要素を盛り込むのかなどを検討します。
10. 記事執筆実習その1=模擬記者会見を実施し、実際に記事を書いてもらいます。
11. 記事執筆演習その2=その1の時に書いてもらった記事の講評を行いますが、指摘された点を通じて何が執筆に必要なの
か改めて考えてもらいます。
12. 解説・サイド記事の書き方=本記記事以外の書き方について具体的に紹介します。
13. 実習記事の提出と発表=テーマ設定その2で各自が決めた記事をこの時までに提出し、その取材経験などを発表してもら
います。
14. 実習記事の講評とまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
実習記事の取材・執筆は授業時間外に行います。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席および授業参加度(30%)/実習記事(40%)/レポート提出(30%)
なお単位修得のためには75%以上の出席を必要とします。
テキスト(Textbooks)
テキストは特に使用しません。
参考文献(Readings)
参考文献はその都度授業中に示します。ただ、紙の新聞については、一紙で結構ですので毎日読むようにしてください。朝日でも
毎日でも何でも結構です。自宅でとっていない場合は、大学や地域の図書館で読むように努めてください。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
「メディア・ジャーナリズム実習基礎」を履修することが望ましいです。
注意事項(Notice)
- 203 -
■DE212
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/メディア・ジャーナリズム実習応用
(Advanced Journalistic Reporting and Writing)
変容する現代社会のクリッピング
内野 雅一(UCHINO MASAKAZU)
秋学期(Fall Semester)
CMS3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE212 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
SNSが普及した21世紀は、だれもが情報を発信できる「1億総メディア時代」である。そのなかにあって、旧来型の新聞記事が信
頼される理由は何か。新聞記事がどのように作られているのかを知ることで、その理由を明らかにするとともに、現代社会の変容
ぶりを自ら記事化していく。
授業の内容(Course Contents)
講師は1981年、毎日新聞に入社し、主に経済報道に携わってきた。しかも、新聞だけでなく、経済誌の編集、テレビのコメンテー
ターを経験した。まず、それぞれのメディでの記事の作られ方の違いを学ぶ。同じ「報道」でありながら、記者の育成、記事の構成
など、さまざま違いがある。それを踏まえたうえで、記事を書くということは文章論以上に、記者が何を伝えたいのか、訴えたいの
かの問題意識が重要であることを頭に叩き込む。
授業計画(Course Schedule)
1. 新聞と週刊誌とテレビとネットの違いを知る
2. 誤報と虚報の歴史を学ぶ
3. 身の回りを取材して、「男女」で作文
4. 身の回りを取材して、「年齢」で作文
5. 身の回りを取材して、「時間」で作文
6. 身の回りを取材して、「天気」で作文
7. 身の回りを取材して、「仕事」で作文
8. 身の回りを取材して、「食事」で作文
9. 身の回りを取材して、「恋愛」で作文
10. 身の回りを取材して、「大学」で作文
11. 身の回りを取材して、「戦争」で作文
12. 身の回りを取材して、「日本」で作文
13. インタビュー実践①
14. インタビュー実践②
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回、その日の新聞を読んで授業に臨む。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業中の作文(60%)/出席・授業への参加(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 青木理・神保哲生・高田昌幸、『メディアの罠』、産学社
2. 高杉良、『広報室沈黙す』、講談社文庫
3. 野中郁次郎他、『失敗の本質』、中公文庫
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
なし
注意事項(Notice)
- 204 -
■DE223
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/報道調査・インタビュー実践
(Reporting and Interviewing)
中島 章隆(NAKAJIMA FUMITAKA)
秋学期(Fall Semester)
CMS3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE223 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
情報化が進む現代社会にあって,マスメディアの果たす役割は大きさを増している。情報を伝える側には「正確さ」「信頼性」が求
められる。「ニュース」を伝達する側に立ち,取材の心得や,インタビューの実務を通じて報道のあり方を考える。
授業の内容(Course Contents)
日々の新聞は取材の実務を考える上で格好の教材である。直近のニュースを題材に,どのような取材に基づいて記事が書かれ
ているのかを分析。取材の基本であるインタビューでは何を,どう引き出すか。取材者側の心構え,ルールなどを含め考える。合
わせて毎週のレポート提出で「伝える技術」の精度を高める訓練を重ねる。
授業計画(Course Schedule)
1. 総論 取材実務の解説を通じて問題点の所在を概説
2. 各論 ニュースの受け手になじみやすい話題を中心に,直近の新聞記事がどのような取材に基づいて作成されたか分析
し,「考える力」を養う。テーマは国際政治から芸能,スポーツまで「時事ニュース」全般とする。毎週の授業は,資料を配
付。授業の後半に原稿用紙を配布し,与えたテーマについて原稿を書き提出する。添削して次の授業で論評するケースあ
り。
3. 各論 同上
4. 各論 同上
5. 各論 同上
6. 各論 同上
7. 各論 同上
8. 各論 同上
9. 各論 同上
10. 各論 同上
11. 各論 同上
12. 各論 同上
13. 各論 同上
14. まとめ ニュース送り手に必要なこと
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
可能な限り新聞,テレビ等のニュースに幅広く接すること。特定のテーマについて事前に課題として与える場合もある。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業内に指示した提出物(60%)/出席及び授業参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
適宜,講師が配布する。
参考文献(Readings)
新聞各紙,単行本,雑誌など。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 205 -
■DE224
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/報道調査・インタビュー実践
(Reporting and Interviewing)
小田桐 誠(ODAGIRI MAKOTO)
春学期(Spring Semester)
CMS3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE224 人数制限科目(30 名)
授業の目標(Course Objectives)
活字・映像問わず報道がどのようなプロセスと要素で成立しているかを考察するとともに、インタビューの基礎を理解する。さまざ
まな事例を通じて取材・報道のルールを考えることが、メディアリテラシーを身に付けることにつながる。
授業の内容(Course Contents)
自ら企画・設定したテーマの調査・取材をもとに一つの記事あるいはラジオや動画にまとめるという実践的な試みを通じて、報道
とは何かを明らかにしていく。調査や取材の仕方、伝え方などを具体的に紹介したい。報道の意義、役割なども講義する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション―シラバスの補足と若干の自己紹介
2. 報道の意義と役割を歴史的経緯を含め見つめ直す
3. 一つの記事、コーナーVTR,、ドキュメンタリー作品が完成するまで
4. 取材インタビューの基礎
5. テーマの設定と企画書の作成
6. 取材・報道実践①
7. 企画のプレゼンテーションとその検討
8. 各自の企画・テーマの取り組み状況について①
9. 各自の企画・テーマの取り組み状況について②
10. 取材・報道実践②
11. 各自が制作した記事やパッケージの議論・検討
12. 記事やパッケージの議論・検討②
13. 提出された完成版の批評
14. 完成版の講評と授業の総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習・実践については、必要に応じて別途指示する。
新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・ネットニュースなどに日常的に接し、それらが発信されるまでにどのような調査や取材がなされている
かをシミュレーションするようにして欲しい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
小テスト(2回)(30%)/感想・リポート(20%)/プレゼンテーション力(20%)/実践完成版の評価(30%)
4分の3以上の出席を必要とする。
テキスト(Textbooks)
1. 小田桐 誠、2014年、『NHK はなぜ金持ちなのか?』、双葉社 (ISBN:978-4-15437-5)
参考文献(Readings)
必要に応じて教示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 206 -
■DE251
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE251/ニュースの社会学1
(Sociology of News 1)
デジタル時代のジャーナリズム
黄 盛彬(SEONGBIN HWANG)
春学期(Spring Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ジャーナリズム論の原則, そして社会学的ニュース論について学ぶ。 その上で, インターネットやソーシャンルメディアが普及し
たデ ジタル時代におけるジャーナリズム及び世論のあり方についての近年の議論に触れ, ジャーナリズムや世論への批判的分
析力を養う。
授業の内容(Course Contents)
ジャーナリズムの歴史や現状について,ニュースの社会学及び比較の視点から紹介していく。その上で、 デジタル時代のジャー
ナリズムのあり方についての議論を取り上げる。講義と並行して,受講生らは, 日本のみならず、外国のジャーナリズム活動 (新
聞及びテレビのニュース)について比較分析する課題に取り組み, 期末レポートを作成する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:ニュースを読む授業 Introduction: Reading News in Class
2. ニュースの定義 What is News in Japan?
3. ニュースは重要か:ニュースの効果 Is Journalism in Japan Powerful?
4. レポートのテーマを考えるワークショップ Workshop for Finding Your Theme
5. 日本型ジャーナリズム1 Issues in Japanese Journalism Part 1: Political and Organisational Culture, Source etc.
6. 日本型ジャーナリズム 2 Issues in Japanese Journalism Part 1: Narratives,
7. オンラインジャーなリズムの歴史 Overview of History of Online Journalism in Japan
8. オンラインジャーナリズムの現状 Critical Issues in Japanse Online Journalism
9. ジャーナリズムの原則
Overview of History of Journalism Principles
10. デジタル時代のジャーナリズムの原則 1 Journalism Principles in the Digital age Part 1
11. デジタル時代のジャーナリズムの原則 2 Journalism Principles in the Digital age Part 2
12. 期末レポート作成のための討論
Debate: Current Issues in Japanese Media and Public Opinion Part 1
13. 期末レポート作成のための討論 Debate: Current Issues in Japanese Media and Public Opinion Part 2
14. 課題プレゼンテーション Final Presentation: Provide your analysis and thought on the your topic.
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業の教材文献及び参考文献を読むこと。 毎週、 日本と外国 (主に英字) 新聞を定期的に読み、時事問題に詳しくなること。
Students are required to read the course reading materials provided by the teacher. Students are also expected to read
newspapers in Japanese and English to be well aware of current issues during the class term.
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業内課題(Mid-Term Report)(20%)/討論への参加(Attendance and Participation)(20%)/課題
プレゼンテーション(Oral Presentation)(20%)
テキスト(Textbooks)
1. Riordan, Kellie. 2014. Accuracy, Independence, and Impartiality: How legacy media and digital natives approach standards in
the digital age. Reuters Institute for the Study of Journalism
その他、輪読文献は、その都度、提示する。Course reading materials will be announced in class.
参考文献(Readings)
1. Hallin D. & P. Mancini. 2004. Comparing Media Systems: Three Models of Media and Politics. Cambridge University Press
2. Hallin D. & P. Mancini. 2011. Comparing Media Systems Beyond the Western World. Cambridge University Press
(ISBN:1107699541)
3. マーティン・ファクラー、2012、『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』、双葉社 (ISBN:457515394X)
4. Gamble A. & T. Watanabe. 2004. A Public Betrayed: An Inside Look at Japanese Media Atrocities and Their Warnings to the
West. Regnery Pub (ISBN:0895260468)
5. Rausch, Anthony S.. 2014. Japanese Journalism and the Japanese Newspaper: A Supplemental Reader. Teneo Press
- 207 -
(ISBN:1934844705)
6. Freeman, Laurie Anne. 2000. Closing the Shop: Information Cartels and Japan's Mass Media. Princeton Univ Pr
(ISBN:0691059543)
授業内で提示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業では, 日本語・英語を併用します。Although the language of instruction is Japanese, English is also being used in the class.
Students who don't have enough Japanese language ability are encouraged to take this course, being allowed to participate in
class activities such as in-class discussion and term paper writing etc. in English.
注意事項(Notice)
- 208 -
■DE252
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE252/ニュースの社会学2
(Sociology of News 2)
オルタナティブ・ジャーナリズム
林 怡蕿(LIN I-HSUAN)
秋学期(Fall Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DE258)
授業の目標(Course Objectives)
市民社会の視点からオルタナティブ・メディアの果たすべき機能、そしてあるべき姿を考えられるようになること。オルタナティブ・
ジャーナリズムへ関心をもつようになること。
授業の内容(Course Contents)
授業ではまずオルタナティブ・メディアの意味を把握し、次に草の根社会運動、多文化主義などの関連する理論概念の紹介を行
う。後半では異なる社会的思考と目的をもった国内外の事例(ケース)を紹介し、それぞれが成し遂げた目標と成果を具体的に検
討していく。最後に理論概念と実態との往還の関係を示し、残された課題を確認する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. オルタナティブ・メディアとオルタナティブ・ジャーナリズムとはなにか
3. マスメディア・ジャーナリズムの限界
4. パブリック・アクセスと市民参加
5. 草の根社会運動とメディア
6. 多文化主義とメディア
7. 当事者性とメディア
8. オルタナティブ公共圏
9. 事例紹介①
10. 事例紹介②
11. 事例紹介③
12. 事例紹介④
13. オルタナティブ・メディアの光と影
14. 最終総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
コーラスで随時知らせる
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 209 -
■DE253
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE253/ニュースの社会学3
(Sociology of News 3)
デモクラシーとジャーナリズム
橋本 晃(HASHIMOTO AKIRA)
春学期(Spring Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
近現代デモクラシーは近代初頭に生まれた, もうひとつの<知>であるジャーナリズムと不即不離の関係で発展してきた。その
意味で, ジャーナリズムを論ずることはデモクラシーの過去, 現在, 近未来を論ずることにつながる。後者の担い手として必要な
ジャーナリズムについての素養を身につけ, 同時に現代デモクラシーとジャーナリズムのはらむ諸問題について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
英、仏、米の3国を主舞台に, 具体的にジャーナリズムと近現代デモクラシー社会がどのように相互に影響を与えつつ互いを形
成・発展させてきたか, ジャーナリズム諸理念の形成と社会構造の変容に重点を置いて検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. ジャーナリズムのいくつかの起源 カエサル, ガゼット, 公共圏, 事件記事, 国際報道
2. 17世紀中葉 ロンドンのコーヒーハウス ハーバーマス
3. 大西洋の両岸で 言論・プレスの自由から修正第一条, 人権宣言へ
4. 19世紀初頭 アメリカのデモクラシー・上 トクヴィル
5. 19世紀初頭 アメリカのデモクラシー・下 トクヴィル
6. ルイ・ボナパルトのブリュメール18日~フランスの内乱
7. 大衆新聞の登場(ペニープレス、ラ・プレス)とその発展
8. 今日のジャーナリズムの原型? 革新主義, 公共奉仕, プレスの独立, 権力の監視
9. 第一次世界大戦の経験 マス・コミュニケーションの成立とプロパガンダ リップマン
10. 客観報道理念の登場と苦悩
11. ジャーナリズムの栄光の瞬間 ペンタゴンペーパーズとウォーターゲート
12. 80年代における変容
13. メディア論の時代
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ハンドアウトは講義の前に CHORUS にアップするので, それを読んだ上で授業に臨むこと。また, 現実のメディアを知らずして講
義だけ聞いても理解できないので, 新聞を毎日読むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 橋本晃、2006、『国際紛争のメディア学』、青弓社 (ISBN:4787232576)
参考文献(Readings)
適宜,指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
随時, ハンドアウトや教科書, それまでに学んだ内容を確認するための小レポートを, 出席確認を兼ねて書いてもらう。
注意事項(Notice)
- 210 -
■DE255
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE255/ニュースの社会学5
(Sociology of News 5)
ことばとジャーナリズム
石山 玲子(ISHIYAMA REIKO)
春学期(Spring Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「ことば」として表現される言説を、社会的文脈においてどう理解するか、言説に関するさまざまなテクストを経験的に分析する手
法を知る。
授業の内容(Course Contents)
社会における関係性は、人々の理解に応じた形で言語にて表現され、情報として発信される。授業では「ことば」に関する理論の
みならず、日常場面やメディアテクストなどを題材に、具体的なものの言い方、記述表現に焦点を当て分析した事例を通して、情
報がもつ文化的、社会的な意味合いを考察する方法について提示する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション・言説分析とは
2. 言説分析の歴史と展開1:批判的言説分析
3. 言説分析の歴史と展開2:構築主義
4. 政治言説とニュース映像
5. インタビューアー、司会者の役割
6. ワイドショーにおける構造
7. ワイドショーにおけるスタジオトーク
8. 噂にみる生成、発展のプロセス
9. 広告が提示する価値観
10. テレビCMの訴求効果
11. 健康被害報道における健康の語られ方
12. ドラマに見るステレオタイプ
13. ドラマに見るジェンダー
14. 無声映像が訴えるもの
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テクストにおける多様な「言説」に着目し、情報を多角的な視点で捉えるよう訓練すること。また、指定課題の提出等には、VCampus CHORUS を用いることがある。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(70%)/中間レポート(20%)/授業内提出物(10%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 藤田真文ほか、2009、『プロセスが見えるメディア分析入門』、世界思想社
2. 三宅和子ほか編、2004~2009、『メディアとことば(1~4 巻)』、ひつじ書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 211 -
■DE256
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE256/ニュースの社会学6
(Sociology of News 6)
ドキュメンタリーとジャーナリズム
永田 浩三(NAGATA KOZO)
春学期(Spring Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DE259)
授業の目標(Course Objectives)
毎回、選りすぐりのドキュメンタリー作品を見ることで、その世界の豊かさ、醍醐味を味わってもらいます。その上で、ドキュメンタリ
ーの可能性や課題について考え、理解を深め、映像を見て考える力を養います。
授業の内容(Course Contents)
ドキュメンタリーは、世界や自分を知るための鏡であり窓です。これほど面白い世界はありません。映像が持つ力は果てしないも
のがあります。ドキュメンタリーが相手にしてきたのはどんな世界か、歴史についても言及し、その豊穣な世界を知ってもらいま
す。毎回必ずコメントペーパーを書いてもらいます。
授業計画(Course Schedule)
1. 「ドキュメンタリーは、こんなに面白い」数奇なミュージシャン・ロドリゲス復活をめぐるアカデミー賞受賞作。デトロイトと南ア
フリカの時空を超えた奇跡の実話
2. 「アマゾンの源流で暮らす人びと」ヤノマミは人間という意味。精霊とともに生きるヤノマミ。NHK 取材班による渾身の取材。
ドキュメンタリーとは、知らない世界を記録し、われわれに気づきを与えるもの。
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
「ドキュメンタリーはここから始まった・・・そして今」
ドキュメンタリーの開祖はフラハティ。イヌイットの暮らしを記録し、世界を驚かせた。そしていま、イヌイットの世界は失われ
つつある中、自分でその記録を試みた家族がいた。
「長く記録することで見えてくるものがある」
遺伝的には同じ生物といわれる一卵性双生児。山梨県上野原市に住む要と要吉という双子の記録。映像はふたりの個性
がどのように作られていくのかを密着して見つめた。
「娘が父の最期を記録する」
映画『エンディングノート』は、砂田麻美監督が、がんで亡くなる父を克明に記録。それは父と子が合作でもあった。
「兄や両親とカメラで対決する」
セルフドキュメンタリーの衝撃作。親に捨てられたという思い。兄からひどい目にあわされた本人は、カメラを武器に過去と
向き合おうとした。
「メディアがメディアを記録する」
沖縄の代表的新聞・琉球新報。辺野古の基地建設をめぐっても、本土の新聞にはない克明な報道を続けている。その取材
と編集の現場に毎日放送のクルーは密着した。そこから見えてくるものはなにか。
「自分のあたまのなかをドキュメントする」
事故で高次脳機能障がいを持つポール・ナドラー自身が心の中を映像化した。当事者による映像作品は、世界を驚かせ
た。日本賞のグランプリ作品。
「現代社会の秘境としての選挙の裏側」
選挙の裏側を徹底取材。現場に一切介入しない「観察映画」という手法。そこから見えてくる日本の民主主義の現実。
「身分を偽り、潜入することで見えてくるもの」
カカオ豆は、西アフリカの児童労働によって収穫されているる。ポール・ケニオンはバイヤーを装い潜入し、その実態を暴い
た。
「当事者の真相究明の過程に同行する」
母親が精子バンクを利用。生まれた子どもたちが、父親を突き止める。映像でしか伝えられないものはなにか。
「孫娘が、おじいちゃんの戦争の真実に迫る」
特攻隊の攻撃機から無事生還を果した祖父。祖父の頭からは、当時銃撃を受けた鉄砲玉が見つかった。なぜ祖父は無事
に帰還できたのか、孫が謎に迫る。「わたくしごと」は、いかに公共性を持つのか。
「戦場とはどんな場所なのか・5台のカメラが見たもの」
アフガンでの戦争に参加したデンマークの PKO 部隊。兵士たちのヘルメットに小型カメラを装着し、戦場を記録した。そこに
は戦場の真実が生々しく記録されていた
「虐殺の記憶を掘り起こす」
オッペンハイマー監督は、1960 年代インドネシアで起きた住民虐殺の実態を明らかにする 2 本のドキュメンタリーを制作し、
世界を驚かせた。虐殺の当事者が悪びれることなく、喜々として当時を語る。遺族が加害者に迫る。ドキュメンタリーってな
- 212 -
んだろう。なにが見え、なにを教えてくれるのだろう。
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
教材は、毎日のテレビ、ネット、ツタヤ、そして映画館にあります。多くの優れた作品に出会ってください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(70%)/平常のコメントペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 永田浩三ほか、2013、『メディアプロデュースの世界』、北樹出版
2. 永田浩三、2013、『NHK と政治権力』、岩波現代文庫
3. 永田浩三、2010、『NHK、鉄の沈黙は誰のために』、柏書房
授業時間に必ず毎回のレジュメを配布します。
参考文献(Readings)
1. 永田浩三、2015、『奄美の奇跡』、WAVE 出版
2. 永田浩三、2014、『ベン・シャーンを追いかけて』、大月書店
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
永田浩三フェイスブック
注意事項(Notice)
- 213 -
■DE257
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE257/世論調査論
(Public Opinion Poll)
岡田 陽介(OKADA YOSUKE)
秋学期(Fall Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
世論調査データを題材として、各種調査の分析結果を事例に扱いながら、統計的データをまとめたり分析したりするために必要
な基礎的な統計学的知識を習得する。
授業の内容(Course Contents)
世論調査の実施、集計、分析のプロセスを各種調査の事例を紹介しながら説明を行う。また、分析に必要な統計的な基礎知識に
ついて、分析結果を交えながら講義を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 世論調査の意義・活用
2. 世論調査実施の概況(実施主体別の特徴)
3. 世論調査の調査企画
4. 世論調査の標本抽出
5. 世論調査の調査実施と調査データの作成
6. 集計・分析の基礎知識 1-確率論の基礎
7. 集計・分析の基礎知識 2-基本統計量
8. 集計・分析の基礎知識 3-平均や比率の差の検定
9. 集計・分析の基礎知識 4-独立性の検定
10. 集計・分析の基礎知識 5-統計的推定
11. 集計・分析の基礎知識 6-抽出法の理論
12. 集計・分析の基礎知識 7-相関係数
13. 集計・分析の基礎知識 8-回帰分析
14. 結果の解釈-統計学知識の応用
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/講義期間中の課題(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 河村和徳、2015、『政治の統計分析』、共立出版 (ISBN:978-4320111196)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
講義には数学の基礎的な知識が求められる。講義は図解等を併せて進めるが、不得意な履修者は講義前にテキストの当該内
容についての充分な予習が求められる。
注意事項(Notice)
- 214 -
■DE281
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/専門演習1
(Seminar (2nd year))
メディア社会学科教員が担当
春学期(Spring Semester)
CMS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE281~293(DE292 を除く)
授業の目標(Course Objectives)
専門的な文献の講読を通じて、メディア社会学の基礎的な知識や考え方を学ぶとともに、演習の方法を身につける。
授業の内容(Course Contents)
専門演習1では、メディア社会学に関する様々な文献を講読し、メディアを学ぶとはどういうことか、メディア研究にはどのような広
がりがあるのか、メディア研究の方法は何か、といった基礎的な事柄を体系的に学び、自らの問題関心を広げ、深めていく。基本
的な文献をきちんと読む能力を高めるとともに、ゼミ形式の演習の中で、レジュメの書き方、発表の仕方、ディスカッションの方法
など、今後の研究(学び)のために必要な基礎的能力を身につける。なお、全クラスにおいて共通テキストを用いる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 文献講読および討論
3. 文献講読および討論
4. 文献講読および討論
5. 文献講読および討論
6. 文献講読および討論
7. 中間総括 課題1の説明
8. 文献講読および討論
9. 文献講読および討論 課題1の締め切り
10. 文献講読および討論 課題2「期末レポート」の説明
11. 文献講読および討論
12. 文献講読および討論
13. 期末レポートの発表、提出
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の文献をを予め読んでおくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
プレゼンテーション(40%)/授業内課題(40%)/出席、討論への参加(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
以上の授業計画は、標準プランを示したものである。実際のスケジュールは、担当教員の指示に従うこと。
授業に関連する情報を掲示することがあるので、よく注意すること。
テキストの配布等に CHORUS を用いるので、使えるようにしておくこと。
注意事項(Notice)
- 215 -
■DE292
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習1
(Seminar (2nd year))
Reading Media and Communication Studies in English
黄 盛彬(SEONGBIN HWANG)
春学期(Spring Semester)
CMS2020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE292
授業の目標(Course Objectives)
英語の文献の輪読を通して、メディア社会学における基礎的な知識や考え方を学ぶとともに、演習の方法を身につける。具体的
には、英語の読解能力を高めながら、ゼミ形式の演習の中で、レジュメの書き方、発表の仕方、ディスカッションの方法など、今後
の研究(学び)のために必要な基礎的能力を身につける。さらに、英語と日本語のバイリンガルで考え、討論する能力を身につけ
る。
授業の内容(Course Contents)
メディア社会学に関する英語文献を講読し、メディアを学ぶとはどういうことか、メディア研究にはどのような広がりがあるのか、メ
ディア研究の方法は何か、といった基礎的な事柄を体系的に学び、自らの問題関心を広げ、深めていく。文献の輪読とともに、扱
われているテーマやトピックに合わせて、英文記事など時事的な資料等を使い、多様な見方や考え方に触れつつ、多角的かつ総
合的な思考力を高められるような内容として構成する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション,
2. 文献輪読及び討論
3. 文献輪読及び討論
4. 文献講読および討論
5. 文献講読および討論
6. 文献講読および討論
7. 中間総括
8. 文献講読および討論
9. 文献講読および討論
10. 文献講読および討論
11. 文献講読および討論
12. 文献講読および討論
13. 文献講読および討論
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
輪読文献の予習・復習を行うこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業への参加(30%)/授業内課題(30%)
テキスト(Textbooks)
1. Brooke, Will & Deborah Jermyn. 2002. The Audience Studies Reader. Routledge (ISBN:0415254353)
上記の論文集から、メディア社会学の専門導入に相応しい重要論文を抜粋し、輪読文献として提示する予定です。
参考文献(Readings)
1. ロバート・K.マートン、1970、『大衆説得―マス・コミニュケイションの社会心理学』、桜楓社
2. Noam Chomsky、2003、『メディア・コントロール―正義なき民主主義と国際社会』、集英社 (ISBN:4087201902)
3. ノーム・チョムスキー他、2007、『マニュファクチャリング・コンセント マスメディアの政治経済学(1. 2)』、トランスビュー
(ISBN:4901510452)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 216 -
■DE381
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE381
授業の目標(Course Objectives)
情報(もしくはデータ)は、もはやメディア産業、IT 産業といった一部の産業にとって価値を有するだけにとどまらず、国家の外交・
諜報活動、資本主義市場経済、生産・労働といった領域すべてにとってますます価値あるものになってきた。これは様々な観点か
ら社会を流動化させるという状況をもたらしている。この授業では、この流動化の最中にあっても、なお社会秩序が成立しえてい
るという事実を、広い視野、長期的な展望、かつ様々な論点から考え直すと同時に、今後の情報社会において必要とされる人間
とはどういうものかについてのビジョンをもつことを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
デジタルメディアをめぐる、いくつかの重要な出来事、トピック、問題について調査し、それらが社会の流動化にどう関わっている
かを探る。
この作業をテーマ化(問題設定化)し、適宜、報告者と討論者を決め、フリーディスカッションを行い、問題を共有する。
春学期は、テーマの紹介、発見、列挙を、個人もしくはグループで行い、報告、発表を何度か繰り返しながら、研究テーマの絞り
込みを行っていく。秋学期は、フォーカスされたテーマを掘り下げた上で、それを発表する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. ゼミ生の研究テーマ・関心のあるテーマについてのフリーディスカッション
3. リサーチするテーマの確定/もしくは、担当論文の決定
4. それを受けた個人(もしくはグループ)の報告
5. それを受けた個人(もしくはグループ)の報告
6. それを受けた個人(もしくはグループ)の報告
7. ブレインストーミング1
8. ブレインストーミング2
9. テーマの再確定(アイデアの結合・整理:問題提起/仮説設定)の確認
10. テーマの再確定(アイデアの結合・整理:問題提起/仮説設定)の確認
11. 研究テーマの発表
12. 研究テーマの発表
13. 研究テーマの発表
14. 総括
15. 振り返り
16. 研究テーマの確認/フリーディスカッション
17. 資料・論文・文献の収集
18. 資料・論文・文献の収集
19. リサーチ・分析作業の進捗状況の報告
20. リサーチ・分析作業の進捗状況の報告
21. リサーチ・分析作業の進捗状況の報告
22. リサーチ・分析作業の進捗状況の報告
23. リサーチ・分析作業の進捗状況の報告
24. 研究・調査の発表・プレゼンテーション・ディスカッション
25. 研究・調査の発表・プレゼンテーション・ディスカッション
26. 研究・調査の発表・プレゼンテーション・ディスカッション
27. 発表・プレゼンテーション・ディスカッションの総評
28. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
tumblr Evernote など、ウェブプラットフォームを用いて、適宜、各自で作業を進める。
成績評価方法・基準(Evaluation)
進捗状況の報告・プレゼンテーション・発表など作業への貢献(40%)/成果物への貢献(40%)/授業内での発言の積極性(20%)
- 217 -
テキスト(Textbooks)
適宜、授業内で指示する。
参考文献(Readings)
1. 和田伸一郎、2013 年、『国家とインターネット』、講談社選書メチエ (ISBN:4062585502)
その他、適宜、指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 218 -
■DE383
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
都市の迷宮を歩く 探偵/ジャーナリスト
橋本 晃(HASHIMOTO AKIRA)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE383
授業の目標(Course Objectives)
ジャーナリズム、メディアとそれをつくり出し、ささえる社会=われわれ自身の基底に何があるのか、相似形としての探偵小説の
解読から迫る。東京の迷宮を歩き、われわれの<生>の場の解析も試みる。
授業の内容(Course Contents)
近現代ジャーナリズムは19世紀、都市の雑踏の中から生まれた。地縁・血縁から解き放たれ、アトム化された匿名性の空間で、
人びとは都市生活の水先案内人役を記者に、またフィクションの中の孤高の思考/探究者に求めた。情報をのせる器の技術的
変化だけを見て既存メディアの危機をあげつらう声が巷にあふれているが、人びとのこうした希求は、匿名性が極限まで進行し、
つかの間の気分や嗜好で閉鎖的集団が離合集散を繰り返すネット社会でこそ、ますます強まっている。探偵小説とそれを生み出
した群集・大衆社会の解読から、その相似形としての現代ジャーナリズムの底に流れるもの、さらには私たちの希求・欲望につい
て探査の針を垂ろす。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 欧米探偵小説の誕生1
3. 欧米探偵小説の誕生2
4. 市民・群衆・大衆
5. ジャーナリストの誕生1
6. ジャーナリストの誕生2
7. 迷宮都市・東京を歩く
8. 都市小説
9. 欧米探偵小説の発展1
10. 欧米探偵小説の発展2
11. 欧米探偵小説の発展3
12. 都市の迷宮とハードボイルド1
13. 都市の迷宮とハードボイルド2
14. 春学期まとめ
15. 秋学期イントロダクション
16. 起点としての第一次世界大戦
17. 1920~30年代の光と影1
18. 1920~30年代の光と影2
19. 日本三大奇書1
20. 日本三大奇書2
21. 初期の日本探偵小説と社会
22. 第二次大戦後の展開1
23. 迷宮都市・東京を歩く
24. ゲスト
25. 第二次大戦後の展開2
26. 同時代の探偵小説と社会1
27. 同時代の探偵小説と社会2
28. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
英米仏の古典的探偵小説を読み、分析する。合わせて日本の古典的探偵小説も読み、分析する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
議論への参加(50%)/発表・レポート(50%)
- 219 -
テキスト(Textbooks)
1. 藤竹暁、2004、『都市は他人の秘密を消費する』、集英社
参考文献(Readings)
授業で適宜、指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
フェイスブックにグループをつくり、資料の共有や議論を行う。
注意事項(Notice)
- 220 -
■DE384
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
ことばとメディア
是永 論(KORENAGA RON)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE384
授業の目標(Course Objectives)
ことばによるコミュニケーションの観点から,社会におけるメディアのあり方について分析する。
授業の内容(Course Contents)
この専門演習は,特に「ことば」を中心にしたコミュニケーションの観点から,社会におけるメディアの用いられ方や本来としてのあ
り方について考えることを目的としている。
春学期は相互行為やことばを中心に社会学的な考察を展開しているテキストを講読することで,各自が調査するテーマを固めて
いく。春学期の後半から秋学期にかけて,調査グループを構成して調査テーマを設定し,独自の仮説を立てた上で,それを検証
するためのデータをオリジナルに収集しながら,実証的な研究を行なう。秋学期の後半にはグループごとに調査の結果報告を行
い,その内容について議論を行う。分析用のデータを整理するために,エクセルによるデータ入力と操作に慣れておくことがのぞ
ましい。グループごとの作業時間を確保するため,こちらが指定したゼミ後の時間は空けておくこと。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. グループ構成・分担
3. メディアとことば概説
4. 内容分析入門
5. テキストマイニング入門
6. メディアと社会1
7. メディアと社会2
8. 内容分析1
9. 内容分析2
10. メディアとことば1
11. メディアとことば2
12. 調査テーマ発表1
13. 調査テーマ発表2
14. 調査テーマ発表3
15. 調査計画発表1
16. 調査計画発表2
17. 調査計画発表3
18. 調査文献発表1
19. 調査文献発表2
20. 調査文献発表3
21. 調査文献発表4
22. 調査中間報告1
23. 調査中間報告2
24. 調査中間報告3
25. 調査結果発表1
26. 調査結果発表2
27. 調査結果発表3
28. 総括討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
演習参加者には,テキストマイニングの手法およびソフトの操作について習得することを義務づける。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート及び提出物の評価(50%)/ゼミにおける発表及び活動状況の評価(50%)
評価にあたっては、全回出席もしくはそれに代わる手続きを前提とする
- 221 -
テキスト(Textbooks)
1. 藤田真文編、2010 年、『メディアの卒論』、ミネルヴァ書房 (ISBN:ISBN978-4623059539)
参考文献(Readings)
1. 戸田山 和久、2012、『新版・論文の教室』、NHK 出版 (ISBN:4140911948)
授業にて指示する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www.rikkyo.ne.jp/web/ronkore/
注意事項(Notice)
- 222 -
■DE385
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
メディア文化史
井川 充雄(IKAWA MITSUO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE385
授業の目標(Course Objectives)
メディアの歴史を知ることで、現代のメディア文化がどのようにできあがってきたのかを理解し、これからのメディアと社会の関係
を考える能力を高める。
授業の内容(Course Contents)
この専門演習は「メディア史」のゼミである。2016 年度は「メディア文化史」を演習のテーマとする。戦後日本においてテレビは最
大の娯楽メディアに成長する一方で、人々の社会認識や世論形成に大きな影響力を持ってきた。また、戦後は、テレビ・マンガ・
音楽・広告などがそれぞれに関連し合いながら、全体としてポピュラー・カルチャーを開花させてきた。
この演習では、春学期は下記のテキストを読みながら、日本におけるメディア文化の特性について理解 し、今後の方向性につ
いて討論する。
春学期の後半からは5人程度のグループにわかれ、テーマを選んでそれについての文献講読やデータ収集を行う。そして、夏
合宿や秋学期の演習の場でその内容を発表し、他の参加者と質疑応答を行う。
専門演習は、共同作業を通じて、1つのテーマについての理解を深めていく場である。手抜きをすることは、自分のためにならな
いばかりではなく、他人の勉強を妨げることになることを理解して欲しい。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 図書館情報検索講習会
3. テキストの講読(1)
4. テキストの講読(2)
5. テキストの講読(3)
6. テキストの講読(4)
7. テキストの講読(5)
8. 研究テーマの提案
9. 研究テーマの決定とグループ分け
10. グループ作業(先行研究の講読)
11. グループ作業(先行研究の講読)
12. グループ作業(研究プランの決定)
13. 中間発表会
14. 夏休み中の作業分担の決定
15. 秋学期の作業分担の確認
16. グループ作業(調査の企画)
17. グループ作業(調査の企画)
18. グループ作業(調査の実施)
19. グループ作業(調査の実施)
20. グループ作業(調査結果の分析)
21. グループ作業(調査結果の分析)
22. グループ作業(全体の考察)
23. グループ作業(最終発表会の準備)
24. 最終発表会
25. 報告書の内容の決定
26. 報告書の執筆内容の確認(1)
27. 報告書の執筆内容の確認(2)
28. 報告書の完成
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ゼミに向けて、個人やグループで、文献を読んでまとめたり、調査を行う必要がある。
9 月には合宿を行うので、必ず参加のこと。
- 223 -
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポートおよび提出物の評価(50%)/ゼミにおける発表および活動状況の評価(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 高井昌吏・谷本奈穂、2009、『メディア文化を社会学する』、世界思想社 (9784790714453885-1329-7)
参考文献(Readings)
参考文献は、その探し方を含め演習の中で指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
知的好奇心が旺盛で、学問をすることにやる気のある学生の履修を希望する。
注意事項(Notice)
- 224 -
■DE386
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
林 怡蕿(LIN I-HSUAN)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE386
授業の目標(Course Objectives)
マイノリティ,エスニシティ,ジェンダーなど、多文化主義の視点を含めたドキュメンタリー作品の視聴を通して、現代社会とメディア
のあり方を考察し,分析できるようになること。
授業の内容(Course Contents)
ゼミでは多文化主義とマスメディアに関連する主要な文献の講読およびドキュメンタリー作品の視聴を中心に、発表と議論を通し
て認識を深めていく。
多文化共生,当事者,コミュニティ,地域,ジェンダー,エスニシティ,ディアスポラなどのキーワードから現代日本社会におけるメ
ディアとジャーナリズムのあり方を捉え直すと,どのような課題や可能性が見えてくるのか。ゼミではこれらの問題を中心に議論
し,問題の核心を把握していく。
秋学期においては受講生がグループを構成して調査活動を行う。各グループでテーマを決め,独自の視点からデータを収集し,
分析と解釈の作業を進める。合宿や演習の場での研究発表会を予定し,議論と質疑応答を行う。学生による研究成果は調査報
告書にまとめることを求める。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. マスメディアとジャーナリズム1
3. マスメディアとジャーナリズム2
4. ナショナリズムとエスニシティ1
5. ナショナリズムとエスニシティ2
6. 多文化共生1
7. 多文化共生2
8. ディアスポラとメディア1
9. ディアスポラとメディア2
10. ジェンダーとメディア1
11. ジェンダーとメディア2
12. 承認の政治とアイデンティティ1
13. 承認の政治とアイデンティティ2
14. 講読文献の総括
15. 調査テーマのリサーチ
16. 研究計画書の作成と発表1
17. 研究計画書の作成と発表2
18. 研究調査手法1
19. 研究調査手法2
20. 調査活動1
21. 調査活動2
22. 調査活動3
23. 研究調査の中間報告会1
24. 研究調査の中間報告会2
25. 調査活動4
26. 調査結果のまとめと分析1
27. 調査結果のまとめと分析2
28. 研究成果発表会
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の指定文献を熟読し,質問や感想をまとめた上でゼミに臨むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポートを含めた提出物(50%)/授業内発表および授業での発言(50%)
全回出席が必要条件。
- 225 -
テキスト(Textbooks)
教科書は使用しない。指定文献は CHORUS で事前に配布する。
参考文献(Readings)
1. Young, Iris Marion. 2000. Inclusion and Democracy. NY: Oxford University Press
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 226 -
■DE387
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
メディア・コミュニケーション論、インターネット社会論
木村 忠正(KIMURA TADAMASA)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE387
授業の目標(Course Objectives)
本演習(ゼミ)は、「メディア・コミュニケーション」を主題としている。ただ、従来のマスメディアではなく、ソーシャルメディアなどの
「インターネットを介したコミュニケーション」(オンラインコミュニケーション)の調査研究が中心である。21 世紀前半の社会は、イン
ターネット、AI、ロボティクスなどの情報通信技術の革新が拡大し、社会は大きく変動することになる。マスメディアは引き続き大き
な役割を果たすが、ソーシャルメディアなどのインターネット・コミュニケーションの果たす役割は一層大きく拡大していく。そこで、
インターネットを中心とした情報通信技術と社会との関係(インターネット社会論)とオンラインコミュニケーションに関する基本的
知識を身につけるともに、オンラインコミュニケーションを中心としたメディア・コミュニケーションについて、専門的な調査研究のリ
サーチデザインを設計、調査研究を遂行し、成果を生み出すための、基本的な概念、方法、理論を学び、卒論への準備と実践を
介して必要とされる能力を養成することを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
授業の目標にしたがい、春学期は、リサーチデザイン設計方法、メディア・コミュニケーション研究、インターネット社会論に関する
基本的な理論、方法を学びながら、履修者各自が、調査するテーマ(卒論まで発展させることを念頭におく)を固めていく。同時
に、グループ学習の経験と能力を養成するために、複数人で取り組む課題を設定するとともに、メディア・コミュニケーションに関
する社会調査を計画する。春学期の後半から秋学期にかけては、各自のテーマとグループテーマ、社会調査に関して、先行研究
の把握、資料収集、データ収集など調査研究活動を行い、社会調査を実施する。秋学期の後半にはそれぞれの調査の進捗報告
を行いながら、結果をレポートへとまとめながら、プレゼンテーションを行う。なお、年度中、希望者にネットニュース編集部訪問の
機会を提供する予定である。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. リサーチデザイン概説(1)
3. リサーチデザイン概説(2)
4. メディア・コミュニケーション研究概説(1)
5. メディア・コミュニケーション研究概説(2)
6. インターネット社会論概説(1)
7. インターネット社会論概説(2)
8. リサーチデザイン中間報告(1)
9. リサーチデザイン中間報告(2)
10. リサーチデザイン中間報告(3)
11. グループリサーチテーマ、グループ分け
12. リサーチデザイン発表・社会調査検討(1)
13. リサーチデザイン発表・社会調査検討(2)
14. リサーチデザイン発表・社会調査検討(3)
15. グループリサーチ報告(1)
16. グループリサーチ報告(2)
17. 調査研究進捗報告(1)
18. 調査研究進捗報告(2)
19. 調査研究進捗報告(3)
20. 調査研究進捗報告(4)
21. 社会調査進捗報告(1)
22. 社会調査進捗報告(2)
23. 調査研究成果発表(1)
24. 調査研究成果発表(2)
25. 調査研究成果発表(3)
26. 調査研究成果発表(4)
27. 社会調査成果発表(1)
28. 社会調査成果発表(2)
- 227 -
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
個別リサーチ、グループリサーチ、社会調査とも、中間報告、進捗報告、成果発表に向けての準備を行うとともに、授業における
フィードバックを受けて、検討しなおし、ブラッシュアップすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/グループリサーチへの貢献(20%)/個別リサーチでの活動状況・ゼミへの貢献(20%)/中間報告、
進捗報告、成果発表時の提出物(30%)
テキスト(Textbooks)
開講時に指示する。
参考文献(Readings)
1. 木村忠正、2012、『デジタルネイティブの時代』、平凡社 (ISBN:4582856608)
その他、授業時に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
科目担当者の HP も参照すること。
URL: http://www.ne.jp/asahi/kiitos/tdms/hp.j.html
注意事項(Notice)
- 228 -
■DE388
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE388
授業の目標(Course Objectives)
社会においてメディアの果たすべき役割を認識したうえで,その功罪を考え,「自ら考え行動できる人」の育成を目指す。
授業の内容(Course Contents)
マスメディアと社会の関わり,特にテレビ・メディアを中心として,産業構造,ジャーナリズム,メディアの自主自立,番組制作,メ
ディアリテラシーなど,自らの学習をベースに議論する。
コミュニケーションにおいて自らの考えを他者に伝え,理解してもらう力は不可欠である。そのためには仮説を立て,調査し,再
検証のうえ,事実に迫ることが重要である。
この力を培うため,本専門演習では,イベントや映像作品などの感想文執筆,自由なテーマ設定による個人発表,ゲストスピー
カーとのディスカッション,ディベート,他大学との合同講演会・合宿,夏季休暇時のゼミ合宿,映像制作,論文要約などを通じて,
本物に触れ「自ら考え行動できる人」の育成を目指す。
今,メディアは“正解のない世界”を迎えている。そこに積極的に乗り出す勇気と意欲をもった学生を求める。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 自己紹介発表
3. ディベート(練習)
4. 春学期個人発表①
5. 春学期個人発表②
6. ディベート①
7. ディベート②
8. 4年生卒論構想発表会と質疑応答
9. 映像鑑賞①
10. 映像鑑賞②
11. 年間研究テーマ設定①
12. 年間研究テーマ設定②
13. 春学期まとめ
14. ゼミ合宿準備
15. 夏季課題発表
16. 秋学期個人発表①
17. 秋学期個人発表②
18. 合同ゼミ発表会中間発表
19. ディベート③
20. ディベート④
21. 4年生卒論合宿への参加
22. 映像鑑賞③
23. 映像鑑賞④
24. 年間研究テーマ設定③
25. 年間研究テーマ設定④
26. 年間テーマ発表(合同ゼミ発表会)
27. 年間報告書作成
28. 卒論構想発表合宿(年間まとめ)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回の課題とともに,日々のニュースおよびその背景に常に関心をもって接すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート及び提出物の評価(50%)/ゼミにおける発表及び活動状況の評価(50%)
ただし,全回出席が条件。
- 229 -
テキスト(Textbooks)
適宜指定する。
参考文献(Readings)
適宜指定する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 230 -
■DE389
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
音楽社会学研究
井手口 彰典(IDEGUCHI AKINORI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE389
授業の目標(Course Objectives)
様々な文化・社会における音楽現象に注目し,その意味や機能について考察することを通じて,社会学的な視点から対象を論
じるための基礎的な力を養う。また次年度の卒論執筆に向けアカデミックライティングの基本を身につける。
授業の内容(Course Contents)
この授業は担当者が専門とする「音楽社会学」のゼミである。受講生は自らの興味・関心に沿って独自テーマを定め,問題提
起,仮説設定,資料収集,先行文献読解,検証,そして報告書執筆に至る一連の課題に取り組む。また作業の進捗に応じて互い
に成果を報告し合い,意見を交わすことで内容のブラッシュアップを図る。
授業では,前半の数回を使って既存の学術論文を幾つか読み解き,主要な理論の活用方法を学ぶ。また学術論文を書くことの
意味を理解する。以降は毎回3~4名の担当者を立て,各自が設定したテーマ,収集した文献,報告書の構成案,調査の結果な
どについて順次発表を行う。年度末には1年間の成果をまとめた報告書を提出する。
なお,この年度末報告書は(義務ではないものの)次年度の卒業論文へと発展的に広がっていく核となることが強く期待される。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 論文の基本構成と文献収集のテクニック
3. テーマ構想発表1
4. テーマ構想発表2
5. 論文読解
6. 理論の援用1
7. 理論の援用2
8. 理論の援用3
9. 理論の援用4
10. 文献報告1
11. 文献報告2
12. 文献報告3
13. 文献報告4
14. 文献報告5
15. オリエンテーション
16. ビブリオバトル1
17. ビブリオバトル2
18. 構成案報告1
19. 構成案報告2
20. 構成案報告3
21. 構成案報告4
22. 構成案報告5
23. 研究結果発表1
24. 研究結果発表2
25. 研究結果発表3
26. 研究結果発表4
27. 研究結果発表5
28. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
取り組みたい独自テーマについて,具体的に考えておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業内での発表および他の発表者へのレスポンス(60%)/年度末の報告書(40%)
- 231 -
出席は評価の対象ではなく,その前提とする。
テキスト(Textbooks)
立教大学教育開発・支援センター『Master of Writing』(リーフレット,非売品)
参考文献(Readings)
授業中に適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 232 -
■DE390
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
メディアと世論
黄 盛彬(SEONGBIN HWANG)/服部 孝章(HATTORI TAKAAKI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE390
授業の目標(Course Objectives)
インターネットや SNS の急速な普及で変わりつつある世論環境について考察する. 先行研究のレビューを通して, 「メディアと世
論」の関係性について理論的・方法論的知識を学ぶ. その上で, 多様なメディアが相互参照する現代のデジタル・メディア環境に
おける「メディアと世論」の関係について, 小集団による研究に取り組み, 研究問題の発見, 調査計画の設計および遂行, プレゼ
ンテーションおよび討論, 研究論文の執筆に至る研究の流れを体験しながら, 卒論執筆に求められる研究力を磨く.
授業の内容(Course Contents)
春学期では, 政治社会学, メディア研究, ジャーナリズム研究などの多様なアプローチからの先行研究のレビューを行う. 毎回,
報告者と討論者を決め, ワークショップ形式で進める. 秋学期では, 各自の問題関心に沿って小集団の研究グループに別れ, 研
究計画の発表, 先行研究のレビュー, 調査の中間報告, 研究結果のプレゼンテーション, 論文執筆に至る研究の総過程を体験し
ていく.
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 各自の研究関心の発表、自己紹介
3. 研究小グループの構成
4. 文献輪読1
5. 文献輪読2
6. 文献輪読3
7. 調査計画の発表(各班別)
8. 調査報告1
9. 調査報告2
10. 調査報告3
11. 文献輪読1
12. 文献輪読2
13. 文献輪読3
14. 春学期の総括
15. イントロダクション
16. 各研究グループの研究計画の発表1
17. 各研究グループの研究計画の発表2
18. 各研究グループの研究計画の発表3
19. 先行研究のレビュー発表1
20. 先行研究のレビュー発表2
21. 先行研究のレビュー発表3
22. 調査の中間報告1
23. 調査の中間報告2
24. 調査の中間報告3
25. 研究結果の発表1
26. 研究結果の発表2
27. 研究結果の発表3
28. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回,前回までの演習内容を確認し復習しておくこと. 輪読論文は必ず授業前に読んでおき, 簡単な要約文を作成することを勧
める.
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/授業での発表及び討論(40%)/授業期間内の複数レポート(30%)
- 233 -
テキスト(Textbooks)
開講時にコースリーディング(輪読論文集)を配布する。
参考文献(Readings)
1. W. リップマン、1987、『世論(上・下)』、岩波書店 (ISBN:400342221X)
2. 佐藤卓巳、2008、『輿論と世論:日本的民意の系譜学』、新潮社 (ISBN:4106036177)
3. 岩本裕、2005、『世論調査とは何だろうか』、岩波書店 (ISBN:4004315468)
4. E. サイード、2003、『イスラム報道』、みすず書房 (ISBN:4622070324)
5. 遠藤薫、2014、『間メディア社会のジャーナリズム』、東京電機大学出版局 (ISBN:4501629002)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 234 -
■DE391
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year))
視覚文化の歴史と現在
生井 英考(IKUI EIKO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
CMS3620
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE391
授業の目標(Course Objectives)
視覚文化をめぐる理解を深め、現在と歴史をつなぐ応用的な力を身に着けること。
授業の内容(Course Contents)
カメラオブスクラから写真、映画、ウェブサイトまでさまざまな視覚装置を通して加工され、創出される「現実」を観察し、その修辞
学的構成を分析する。
授業計画(Course Schedule)
1. 予備ゼミの総括と研究の企画
2. 視覚文化の理論と考察(1)文献講読と討論
3. 視覚文化の理論と考察(2)同
4. 視覚文化の理論と考察(3)同
5. 第 1 期総括・討論
6. TOP プロジェクトの継承と展開(1)
7. TOP プロジェクトの継承と展開(2)
8. グループ研究中間報告(1)
9. グループ研究中間報告(2)
10. グループ研究中間報告(3)
11. グループ研究中間発表(1)
12. グループ研究中間発表(2)
13. グループ研究中間発表(3)
14. 第 2 期総括・合宿準備
15. 春学期の総括と秋学期の運営体制
16. グループ研究最終補正
17. グループ研究最終発表(1)
18. グループ研究最終発表(2)
19. グループ研究最終発表(3)
20. 第 3 期総括・討論
21. 個人研究フィールドワーク(1)
22. 個人研究フィールドワーク(2)
23. 個人研究フィールドワーク(3)
24. フィールドワーク発表
25. アイディアプロセス(1)
26. アイディアプロセス(2)
27. アイディアプロセス(3)
28. 第 4 期総括・春ゼミ準備
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予備ゼミへの参加
成績評価方法・基準(Evaluation)
発表その他(40%)/授業期間内のレポート等課題(30%)/出席・ゼミ運営への貢献(30%)
テキスト(Textbooks)
1. ジェニファー・ワイゼンフェルド、2014、『関東大震災の想像力: 災害と復興の視覚文化論』、青土社 (ISBN:4791768000)
2. ギィ・ドゥボール、2003、『スペクタクルの社会』、筑摩書房 (ISBN:4480087354)
3. 後藤健生、2013、『国立競技場の 100 年』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623067394)
4. ジャクリーヌ・ベルント、1994、『マンガの国ニッポン―日本の大衆文化・視覚文化の可能性』、花伝社 (ISBN:4763402722)
- 235 -
以上の本はいずれも参考文献。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 236 -
■DE406
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE406/メディア社会特殊講義(1)
(Special Lecture on Media Society 1)
テレビを考える
酒井 彰(SAKAI AKIRA)
春学期(Spring Semester)
CMS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
多様化する映像メディアや番組配信の普及は、テレビにどのような変革を迫っているのか。また、衛星放送や専門チャンネルの
登場は、無料総合放送としての民放地上波にどのような影響を与えようとしているのか。
テレビの現在はどのように作られたのかを、テレビが伝えてきたもの、その番組など通して学び、テレビとは何かを考えながら、テ
レビを読み解く力(メディアリテラシー)を養う。
授業の内容(Course Contents)
テレビメディア多様化の現状。有料放送、専門チャンネルの可能性。テレビ視聴におけるリニアとノンリニア。視聴率競争。イベン
トや映画を作り続ける地上波。そのような、現在のテレビ状況を学ぶと共に、テレビの可能性を試みた過去の番組に触れながら、
テレビとは何か、テレビとは本来どのようなメディアなのかを考察する。また、現在テレビで活躍するプロデューサーや演出家を授
業に招きテレビの将来像を考える機会とする。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 多様化するテレビメディア
衛星放送、有料放送、専門チャンネルの登場とその仕組み
3. 有料チャンネル、専門チャンンベルの可能性
無料と有料、総合チャンネルと専門チャンネル、リニアとノンリニア
4. 地上波テレビの現状
ソフト工場化するテレビ局
5. 地上波テレビの将来像
6. テレビとは何か1
ドキュメンタリーの時代
7. テレビとは何か2
ドラマの時代
8. テレビドラマのドラマツルギー
ハリウッド映画と比較して
9. 脚本と演出
10. ドラマ演出と映画
11. テレビとは何か3
バラエティの時代
12. やらせとは何か
13. テレビが伝えるもの伝えないもの
テレビを読み解く力
14. 授業内レポート
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テレビに関心を持ち、テレビ番組を視聴して、自分なりにその感想を持っておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/小レポート(3 回)(45%)/出席点(25%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
- 237 -
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 238 -
■DE409
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE409/今日のメディアとジャーナリズム
(Contemporary Media and Journalism)
ジャーナリズムのココロとアタマ
林 怡蕿(LIN I-HSUAN)/吉田 貴文(YOSHIDA TAKAFUMI)
秋学期(Fall Semester)
CMS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ジャーナリズムの「ココロ」は、報道にたずさわるための「志」、「アタマ」は出来事や状況から本質を見出す「機略と機知」のこと。こ
こから「カラダ」(機動力)に至る準備を整えることがこのクラスの目標。
授業の内容(Course Contents)
朝日新聞社との提携による講座科目。毎回、ジャーナリズムの第一線に立つ新聞・放送その他の報道人を講師に迎え、レクチャ
ー部分のほか、受講生による討論と発表を主軸に、特定のテーマについて深く掘り下げた探究をおこなう。2 限連続の長時間授
業で、なによりも履修生の意欲的な参加と創意工夫と機動力が求められる。多忙な現役記者の方々に直前にお願いするため、
「授業計画」には特定の人名を明示できないが、いずれの講師も入念な準備で臨んでくれる。具体的な進行予定は第 1 回の授業
時に明らかにする。ウェブシラバス上の授業計画は目安として受け取ってください。
授業計画(Course Schedule)
1. 序論
2. 事件報道を考える
3. 取材について考える
4. 国際報道を考える
5. 政治報道を考える
6. 生活報道を考える
7. 調査報道を考える
8. 中間まとめ
9. 「国益」を考える
10. 世論調査を考える
11. 経済報道を考える
12. TV 報道を考える
13. オンライン・ジャーナリズムを考える
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
春学期の段階から毎日の新聞に入念に目を通しておくこと。毎回の講師の多くが朝日新聞社の現役記者なので、特に朝日新
聞の連載記事などは長期にわたって読んでおくことが望ましい。
またメディアの過渡的な現状に鑑みて、従来の紙媒体の新聞とデジタル版の両方に日常的に接しておくことを勧める。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業時の討論・発表などの内容、およびそれに付帯する各種の課題(40%)/出席状況(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 239 -
■DE413
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE413/音楽文化とメディアのこれからA
(Future of Music Culture and Media A)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
春学期(Spring Semester)
CMS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代社会において重要な位置を占める音楽文化とメディアの今後について、「著作権」を軸として考える。著作権制度は、対外的
にはグローバル化への対応を迫られているとともに、国内的にもさまざまな問題に直面している。こうした状況の下、受講者各自
が通説に惑わされることなく、当該問題を理解し考察することができるような知識・視点の獲得を目標とする。
授業の内容(Course Contents)
毎回外部講師を迎え、前半では、著作権思想の啓蒙という観点から JASRAC(日本音楽著作権協会)の役割・業務を考えるとと
もに、音楽文化の果たす役割を考察する。そのうえで、著作権制度全般の仕組みを説明のうえ、音楽ビジネスに関する複数回の
講義を実施する。詳細については授業で説明する。なお、秋学期に開講する「音楽文化とメディアのこれから B」の受講も推奨す
る。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. JASRAC の存在意義・役割・業務
3. 著作権制度の仕組み
4. 音楽ビジネスと著作権制度
5. 音楽レーベルにおける著作権制度の運用
6. 演奏家にとっての著作権制度①
7. 演奏家にとっての著作権制度②
8. 音楽・メディア・著作権①
9. 音楽・メディア・著作権②
10. アニメと音楽文化
11. 音楽の魅力について
12. 映画と音楽
13. インターネットと音楽文化
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
著作権制度、音楽文化、メディア動向などについて、自ら関心を持ち、自主的に学習のうえ、授業に臨むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席(14%)/小レポートなどの課題(56%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
http://www.jasrac.or.jp
注意事項(Notice)
- 240 -
■DE414
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE414/音楽文化とメディアのこれからB
(Future of Music Culture and Media B)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
秋学期(Fall Semester)
CMS3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代社会において重要な位置を占める音楽文化とメディアの今後について、「著作権」を軸として考える。著作権制度は、対外的
にはグローバル化への対応を迫られているとともに、国内的にもさまざまな問題に直面している。こうした状況の下、受講者各自
が通説に惑わされることなく、当該問題を理解し考察することができるような知識・視点の獲得を目標とする。
授業の内容(Course Contents)
毎回外部講師を迎え、前半では、著作権思想の啓蒙という観点から JASRAC(日本音楽著作権協会)の役割・業務を考えるとと
もに、音楽文化の果たす役割を考察する。そのうえで、著作権制度全般の仕組みを説明のうえ、テレビ・映像に関する複数回の
講義を実施する。詳細については授業で説明する。なお、春学期に開講する「音楽文化とメディアのこれから A」の受講も推奨す
る。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. JASRAC の存在意義・役割・業務
3. 著作権制度の仕組み
4. テレビと著作権制度
5. テレビと映画の著作権制度の相違
6. テレビ局にとっての著作権制度①
7. テレビ局にとっての著作権制度②
8. ドキュメンタリーと音楽・著作権①
9. ドキュメンタリーと音楽・著作権②
10. ニュース番組と音楽
11. ドラマと音楽
12. テレビ局と映画
13. インターネットとテレビ
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
著作権制度、音楽文化、メディア動向などについて、自ら関心を持ち、自主的に学習のうえ、授業に臨むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席(14%)/小レポートなどの課題(56%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
http://www.jasrac.or.jp
注意事項(Notice)
- 241 -
■DE421
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/インターンシップA
(Internship A)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
秋学期他(Fall Others)
CMS3460
単位
(Credit)
言語
(Language)
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DE421
授業の目標(Course Objectives)
メディア企業・団体の現場などで働きながら実務についての知識や経験を積む実践教育科目である。このため、報酬はないが、
キャンパス内の勉学だけでは得られない体験ができ、メディアの現場での広い視野と貴重な体験が可能となる。将来の進路選択
に資する経験・見識をつかむことを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
履修手続きの詳細は履修要項参照のこと。インターンシップ A は長期派遣(夏休み以降、原則3カ月)であり、秋学期はゼミ以外
の授業への出席は難しいが、担当教員と相談すること。詳細は受け入れ企業等と詰めたうえで実施する。
メディアの世界は、一見、華やかであるが、そこで扱う仕事は日々の取材の積み重ねや集団での番組制作、イベント準備など、
地道な努力の積み重ねによって築かれる。インターンシップは、その世界を垣間みることになるが、学生が日常生活における受
け手の視点から脱却し、メディア企業の送り手としての苦労や工夫など、様々な視点と情報を送り出す責任の重さを実感してほし
い。なお、交通費等の費用は自己負担であり、守秘義務など社会でのルールとして守るべき事項も多い。担当教員と相談のう
え、履修を行うこと。
授業計画(Course Schedule)
1. エントリー
2. 面接
3. 面接合格後、事前講習①
4. 事前講習②
5. 事前講習③
6. 派遣先企業・団体への希望提出
7. 派遣先企業・団体の決定
8. 派遣先企業・団体への事前挨拶
9. インターンシップの実施
10. 実施期間中の日報・週報の提出
11. インターンシップ報告会の企画
12. インターンシップ報告会の実施
13. インターンシップ報告会の記録作成
14. 全体の報告書作成
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
過去の実施報告書等を参考に、インターンシップに理解を深めるとともに、メディア企業・団体についても調べておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
事前研修・研修状況(50%)/研修中および事後の報告書・報告会の企画実施(50%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 242 -
■DE422
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/インターンシップB
(Internship B)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
秋学期他(Fall Others)
CMS3460
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE422
授業の目標(Course Objectives)
メディア企業・団体の現場などで働きながら実務についての知識や経験を積む実践教育科目である。このため、報酬はないが、
キャンパス内の勉学だけでは得られない体験ができ、メディアの現場での広い視野と貴重な体験が可能となる。将来の進路選択
に資する経験・見識をつかむことを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
履修手続きの詳細は履修要項参照のこと。インターンシップ B は短期派遣(夏休み期間中の2週間~最長1カ月程度)であり、詳
細は受け入れ企業等と詰めたうえで実施する。なお、学科あっ旋型ではなく、公募型のインターンについても担当教員が認めた
場合、単位認定を行う。
メディアの世界は、一見、華やかであるが、そこで扱う仕事は日々の取材の積み重ねや集団での番組制作、イベント準備など、
地道な努力の積み重ねによって築かれる。インターンシップは、その世界を垣間みることになるが、学生が日常生活における受
け手の視点から脱却し、メディア企業の送り手としての苦労や工夫など、様々な視点と情報を送り出す責任の重さを実感してほし
い。なお、交通費等の費用は自己負担であり、守秘義務など社会でのルールとして守るべき事項も多い。熟慮のうえ、履修を行う
こと。
授業計画(Course Schedule)
1. エントリー
2. 面接
3. 面接合格後、事前講習①
4. 事前講習②
5. 事前講習③
6. 派遣先企業・団体への希望提出
7. 派遣先企業・団体の決定
8. 派遣先企業・団体への事前挨拶
9. インターンシップの実施
10. 実施期間中の日報・週報の提出
11. インターンシップ報告会の企画
12. インターンシップ報告会の実施
13. インターンシップ報告会の記録
14. 全体の報告書作成
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
過去の実施報告書等を参考に、インターンシップに理解を深めるとともに、メディア企業・団体についても調べておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
事前研修・研修状況(50%)/研修中および事後の報告書・報告会の企画実施(50%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 243 -
■DE431
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/社会調査法3
(Social Research Methods 3)
菅野 摂子(SUGANO SETSUKO)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DE431 人数制限科目(DK029 社会調査法3と合わせて 70 名)
授業の目標(Course Objectives)
標準的な社会調査法の授業として,数量データの分析法の基礎を扱う。2 変数間の関連の分析に習熟し,分析結果を的確に整
理できるようにする。
授業の内容(Course Contents)
度数分布表,比率の推定,クロス集計,χ
二乗検定,クラメールの V,クロス表のエラボレーション, 代表値(平均値,中央値,最
頻値),平均値の推定,分散,標準偏差,標準得点,相関係数,因果関係と相関関係,統計的資料の整理と提示法について,理
解し,実際にデータを分析してみる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:質的変数と量的変数
2. 調査データの点検,コーディング
3. 度数分布表,代表値(平均値・中央値・最頻値)
4. 複数の変数間の関係,相関と因果
5. クロス集計表の分析
6. χ
2 乗検定
χ
2 乗検定とクラメールの V
7. 三重クロス表,疑似相関とエラボレーション
8. 標本と母集団,統計的検定
9. 統計的分析の基礎,平均,分散,標準偏差
10. 平均の差の検定,相関係数
11. 共分散,相関係数,因果関係と相関関係
12. 統計資料の整理 度数分布表のグラフ表示
13. 統計資料の整理 クロス表のグラフ表示
14. 報告書の読み方・書き方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は,履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業出席(30%)/平常点(随時の宿題および課題レポート)(70%)
テキスト(Textbooks)
独自のテキストを配布。
参考文献(Readings)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ――理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 森岡清志編、2007、『ガイドブック社会調査』、日本評論社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
この授業は PC 実習を含め積み上げ型で進むので,欠席をすると遅れを取り戻すのが難しくなる。できる限り出席し,やむを得ず
欠席した場合には,配付テキストを必ず熟読し実習をして,次回授業に臨むこと。
注意事項(Notice)
- 244 -
■DE436
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE436/webスタディーズ
(Web Studies)
ネットワーク社会研究の地平
木村 忠正(KIMURA TADAMASA)
秋学期(Fall Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
本授業では、Web を中心したインターネットがどのように発展し、現代社会をいかに形作っているか、どのような課題を生み出して
いるのかについて、多角的視野を醸成すること。そして、情報技術と社会との関係を分析する社会科学の視角を提示し、今後の
社会のあり方・日本の社会構造転換についてともに考えることを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
「ウェブ(web)」とは、World Wide Web(グローバルに張り巡らされた蜘蛛の巣状のネットワーク)を中心にしたインターネットのこと
であり、Web Studies とは、ネットワーク化された社会を多次元的、複合的に研究する学際領域のことである。ウェブは、SNS や動
画共有サイトなどにより、日常のコミュニケーションのあり方を大きく変えてきただけではなく、マスメディアを中心とした社会的現
実構成のあり方、企業活動(マーケティング、流通、小売)、企業組織、政治・行政分野、国際関係など多面的な変化を引き起こし
ている。さらに近年は、AI やロボットなども含んだウェブ社会を考える必要が生じている。本授業では、そうした変化を、技術が社
会に与える影響(社会の情報化)と社会が技術をいかに取り込んでいくか(情報の社会化)という双方の観点を組み合わせなが
ら、分析、理解を深めていく。
授業計画(Course Schedule)
1. Web スタディーズの射程
2. ネットワーク社会の形成~「社会の情報化」と「情報の社会化」~
3. Web 化する産業経済活動~AI、ロボットまで含めて~
4. ネットワーク社会における組織の変化
5. グローバリゼーションとネットワーク
6. サイバーセキュリティ~サイバー戦争の拡大~
7. 対人コミュニケーションの変容~CMC(コンピュータ媒介コミュニケーション)とソーシャルメディア~
8. 「つながり」の構造
9. ソーシャルメディア化する社会とマスメディアの構造変容
10. 社会的現実構成の変容
11. ネットワーク・市民社会・民主主義
12. 産業社会の歴史的展開としてのネットワーク社会
13. ネットワーク社会としての日本社会
14. まとめ・ディスカッション
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講義資料を、事前に授業支援システムにアップする。資料を必ずダウンロードし、閲覧の上、授業に持参すること。また、授業内
容を振り返る機会を授業支援システムで設ける予定である。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(75%)/授業支援システムにおけるリアクション(25%)
テキスト(Textbooks)
とくに指定はない。
参考文献(Readings)
1. 木村忠正、2012、『デジタルネイティブの時代』、平凡社 (ISBN:4582856608)
2. 木村忠正、2001、『デジタルデバイドとは何か』、岩波書店 (ISBN:4000027174)
授業内で参考資料、参考文献を示す。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
科目担当者の HP も参照すること。
URL: http://www.ne.jp/asahi/kiitos/tdms/hp.j.html
- 245 -
注意事項(Notice)
- 246 -
■DE437
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE437/コミュニケーション政策論
(Information and Communications)
和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
主にスマートフォンと SNS の普及の後ろ盾となったクラウドコンピューティング時代になって、世界中のエンドユーザーによるコミ
ュニケーションが活発化し、それによってサービスを提供する企業保有のサーバーに蓄積される「デジタル足跡」の量も年々桁違
いに増加していっている。このことにともない、このデータを活用しようとする動きが、企業や国家、あるいは社会、それぞれに見ら
れる。そこに現れる問題の所在を理解することを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
「ビッグデータ」解析から利益を得ようとする企業、個人情報保護の法整備を進める政府、これらの動きに対する世界各国のユー
ザーの反応について、具体的事例に則しながら、問題の所在を明らかにしていく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. コミュニケーションとソーシャル化
3. シリコンバレーのテック企業と EU 諸国との対立
4. ビッグデータと個人情報
5. ビッグデータに対する法整備
6. 国家とビッグデータ
7. 報道の自由と言論統制
8. テック企業と独占禁止法
9. テック企業の租税回避について
10. インターネットの「軍事化」
11. インターネットの「バルカン化」
12. コミュニケーションと人工知能
13. 人工知能の「シンギュラリティー」問題と国家、企業
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業に関係する出来事についての情報収集を日々行っておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出欠、リアクションペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
特になし
参考文献(Readings)
授業内で適宜指示する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 247 -
■DE438
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE438/リスク・コミュニケーション論
(Risk Communication)
長坂 俊成(NAGASAKA TOSHINARI)
春学期(Spring Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
リスクコミュニケーションは、市民がリスクを巡る規制や管理を民主的にガバナンスするためのステークホルダー間の社会的相互
作用過程として発展してきた。授業ではリスクコミュニケーションの理論と戦略を理解するとともに、事例分析を通じてリスクコミュ
ニケーションの課題を洗い出し、コミュニケーション論を超えて、合意形成や政策提言、意思決定との連続性を踏まえ、リスクガバ
ナンス手法として考究する。
授業の内容(Course Contents)
授業では、講義とグループワークを実施する。様々な分野のリスクコミュニケーションの事例分析を通じて、リスクコミュニケーショ
ンの課題を分析し、リスクガバナンスの視点から適用場面に応じたリスクコミュニケーションの新たな戦略を検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション:市民社会におけるリスクコミュニケーション
2. リスクコミュニケーションの発展段階、クライシスコミュニケーション、パブリックインボルブメント、合意形成、紛争解決
3. 不確実性と予防原則、科学的判断と社会的判断
4. リスク認知と受容、ゼロリスク、自発的・非自発的リスク、意思決定と認知バイアス
5. 政策決定におけるリスク比較(コスト・ベネフィットとリスク・リスクトレードオフ)
6. 欠陥モデル、パターナリズム、リスクリテラシー、メディアとフレーミング、風評被害
7. リスク管理の基準とコミュニケーション、規制と自主管理におけるコミュニケーション
8. 市民参加と科学コミュニケーション(テクノロジーアセスメント、コンセンサス会議、市民陪審等)
9. 事例研究1(医療、薬品、たばこ、食品、トレーサビリティー)
10. 事例研究2(化学物質、農薬、感染症、パンデミック)
11. 事例研究3(バイオハザード、遺伝子組み換え食品)
12. 事例研究4(環境、公害)
13. 事例研究5(自然災害)
14. 総括:リスクコミュニケーションの有効性と課題
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/授業内に指示する小レポート(宿題)(20%)
授業で指示するレポートと発表によって評価する。
テキスト(Textbooks)
なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要な Web サイトを指示する。
参考文献(Readings)
授業時に紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。
注意事項(Notice)
- 248 -
■DE440
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE440/グローバル・コミュニケーション論
(Global Communications)
平田 由紀江(HIRATA YUKIE)
秋学期(Fall Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
グローバル化がすすむ現代社会を、メディアとコミュニケーション、そして文化の次元から考察し、グローバルなシチュエーション
における分析力を養っていく。
授業の内容(Course Contents)
グローバル・コミュニケーション論の基本を整理した上で、メディアやポピュラー文化の領域におけるグローバル化について論じ、
「グローバルな視点」とはどういうことなのかを考えていく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクションーキーワード整理
2. グローバル・コミュニケーション論の基礎①
3. グローバル・コミュニケーション論の基礎②
4. 文化帝国主義論①
5. 文化帝国主義論②
6. アジアで/から考える①-越境する「日本」①トランスナショナル・ジャパン
7. アジアで/から考える②-越境する「日本」②台湾編
8. アジアで/から考える③-越境する「日本」③インド編
9. 中間まとめ
10. アジアで/から考える④-コリアン・ウェーブとアジア
11. アジアで/から考える⑤-コリアン・ウェーブと日本
12. アジアで/から考える⑥-コリアン・ウェーブと韓国
13. グローバル・メディアへの抵抗?
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
参考文献を読んでおくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/授業内課題(20%)/授業への参加度(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. トムリンソン、1997、『文化帝国主義』、青土社
2. ドルフマンほか、1984、『ドナルドダックを読む』、晶文社
3. 岩渕功一、2001、『トランスナショナル・ジャパン』、岩波書店
4. 石田佐恵子ほか編、2007、『ポスト韓流のメディア社会学』、ミネルヴァ書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 249 -
■DE442
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE442/出版産業論
(Publishing Industry)
米田 綱路(YONEDA KOJI)
春学期(Spring Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DE444)
授業の目標(Course Objectives)
出版産業の歴史的歩みとその展開、書籍編集の具体的内容などをとおして、メディアとしての役割とその意味に対する理解を深
め、社会認識をよりゆたかなものにすることを授業の目標とする。
授業の内容(Course Contents)
出版の実務や編集作業、書籍の成り立ち、その流通と販売の実際、書店や図書館など、出版をめぐる世界を紹介する。著者、編
集者、出版人、読者などが創り上げる書物のコミュニティを多面的に例示する。近代以降の日本およびヨーロッパの出版メディア
について歴史的に解説する。出版と社会との関わりを軸に講義を進める。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 出版社の業態――1人出版社からマスメディアまで
3. 本作りの現場1
4. 本作りの現場2
5. 活字・印刷・製本・装幀の世界
6. 著者と編集者
7. 出版営業と流通
8. 書店・古書店・図書館
9. 書評とは何か
10. 出版の自由と不自由
11. 近代の出版史と出版人
12. 戦後の出版史と出版人
13. 出版とネットメディア
14. 総論とまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
当然ながら出版をめぐる全世界、書物や雑誌、活字や印刷、ブックデザインなどに強い関心と興味をもち、書店や図書館に足繁く
通っていることが授業の前提となります。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 米田綱路、2010、『ジャーナリズム考』、凱風社
2. 米田綱路、2010、『モスクワの孤独』、現代書館
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 250 -
■DE443
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE443/視覚文化論
(Visual Culture Studies)
現代の映像環境と戦争・紛争・闘争
生井 英考(IKUI EIKO)
春学期(Spring Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代の映像環境と現代の政治・社会状況の連繋をめぐる観察と批判的分析力を身に着けること。
授業の内容(Course Contents)
この科目は芸術的・文化的な映像論と政治学や政治社会学、批判的法理論などのあいだを架橋するものです。素材となる事例
は世界大戦とテロの現代における「戦争・紛争・闘争」とそれをめぐる映像の数々。
初学者のために映像と視覚文化についての理論もていねいに紹介します。理論をふまえながら多岐にわたる戦争・紛争・闘争
と映像の関わりについて、自身の言葉で議論できるようになってほしい。
なお、以下の web の授業計画は目安です。実際のものは授業初回に配布します。
授業計画(Course Schedule)
1. 概要と序論――「テロの時代」における私たちの感受性について
2. 写真と映像の理論
3. 映画と映像の理論
4. セルフィについて考える(1)
5. セルフィについて考える(2)
6. 物語映画における「戦争」の叙法・前編
7. 物語映画における「戦争」の叙法・後編
8. 物語映画における「トラウマ」の叙法
9. グラフ雑誌時代の映像とプロパガンダ
10. 映画の時代の映像とプロパガンダ
11. テレビの時代の映像とプロパガンダ
12. テロの時代の映像とプロパガンダ(1)
13. テロの時代の映像とプロパガンダ(2)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の課題は
(1) 映画を見る。指定は授業時に。
(2) 文献を読む。指定は授業時に。
その他
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/平常レポート、小テスト等(30%)/リアクションペーパー(10%)/出席(10%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 251 -
■DE451
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE451/メディア史
(Media History)
近代日本メディア史
吉田 則昭(YOSHIDA NORIAKI)
春学期(Spring Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ジャーナリズム活動、メディアの動向を、その送り手と受け手の状況に留意しながら、その歴史過程を見ていくことで、歴史理解、
ひいては、受講生のリテラシー獲得に資したい。
授業の内容(Course Contents)
今年度は、近現代の通史ではなく、焦点を絞って特集主義で講義を行う。本授業では、通説を問うこと、私たちの生きている同時
代史的意味を問い続けることで、メディア史の最前線を探索したい。
授業計画(Course Schedule)
1. 講義概要
2. 明治前期:メディアの誕生
3. 明治中期:さまざまなジャーナリズム活動、日本主義の系譜
4. 明治後期:日本型中新聞の形成
5. 大正期:大衆文化の普及とマス化現象
6. 昭和戦前期:言論弾圧と言論統制
7. 総力戦体制:メディアの統制・メディア界の再編成
8. 昭和戦時期:日本メディアのアジア諸国での展開
9. 占領期後期:メディアの民主化・占領政策の転換
10. 検閲による「閉ざされた言語空間」 戦前と占領期の比較
11. 1950 年代:テレビ放送の開始とメディアの制度化
12. 1960 年代:広告・イベントの発達、消費社会の到来
13. 1970 年代:メディアの高度成長、「戦後」の相対化
14. ゲストスピーチ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
課題図書を指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(50%)/出席(20%)/授業コメント(30%)
毎回、Chorus にて授業コメントを求める。中間課題を2回出題する。
テキスト(Textbooks)
別途プリントを配布する。
参考文献(Readings)
1. 吉田則昭、2010 年、『戦時統制とジャーナリズム』、昭和堂 (ISBN:978-4812210321)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 252 -
■DE452
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE452/メディア素養論
(Media Literacy)
メディアリテラシー実践――ジェンダーの視点でメディアを読み解く
諸橋 泰樹(MOROHASHI TAIKI)
春学期(Spring Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
メディアが構成されていること、構成されたメディアによって現実が構成されていることについて、ともすると我われは忘れがち
で、テレビや新聞やネットの情報を鵜呑みにし、「さも体験したかのように」他者に話したりしている。本講では、メディアが構成さ
れていること(メディアのつくられ方)を分析しながら、併せて社会的現実や我われの認識が構成されかねないことについて類推
することを通じて、メディアに表象されたジェンダーについて読み解きを実践する。
授業の内容(Course Contents)
講義を通じて、これまでのメディア理論や効果論などの知見を踏まえ、さらにカルチュラルスタディーズやポストコロニアリズムの
深化によって得られた「マイノリティーに対する語り」や「マイノリティーの語り」について、考えてみたい。また、実際にテレビCM、
テレビ番組、雑誌記事、新聞記事などの素材を使って、ジェンダーの視点からメディアをクリティカルに読む、そのセンスと技法
を、ワークショップを通じて身につけたい。ただし、半期の授業であるので、メディア効果論についての諸理論や、「ジェンダー」に
ついての社会的構築主義に関する講義は、最低限にとどめたい。受講生はそれらについての知識があるものとして話を進める。
また、授業時にワークショップを取り入れることが多いゆえ、参加しないとセンスや手法が身につかない。何回か課されるレポート
も、授業を通じて養ったセンスや手法を用いて、各自で分析・研究してもらうことになる。
なお、「メディアリテラシー」には、インターネットやスマートホンなどを用いたSNSやウェブサイトをはじめとするネット情報との
「つき合い方」も含むが、本講ではそこまで扱いきれない。日々利用しているあなた方の実践にかかっている。ひとことだけ言え
ば、身元のしっかりしている省庁・お役所やメディア以外のネット情報の9割はアテにならない(お役所やメディアもウソをつくこと
がある)と考えるべきであり、SNSをはじめ個人のネット情報は一瞬にして世界に拡散し、消せないということだ。
授業計画(Course Schedule)
1. はじめに…CM分析ワークショップ小手調べ
2. キミたちは「メディア」ということばを説明できるのか?
3. キミたちは「コミュニケーション」を説明できるのか?
4. キミたちは「ジェンダー」の何を知っているのか?
5. ジェンダー視点による CM 分析ワークショップ
6. メディアは構成されたものである
7. メディアは現実を構成する
8. メディアはオーディエンスが解釈する
9. 雑誌素材を使っての分析ワークショップ
10. 新聞素材を使っての分析ワークショップ
11. テレビ素材を使っての分析ワークショップ(1)
12. テレビ素材を使っての分析ワークショップ(2)
13. 受講生が見つけてきた素材を読み解く
14. 課題としてのネット時代のメディア・リテラシー
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
①テキストを1章づつ要約するレポートを最初に課す
②メディアについて具体的な分析を行うレポートを提出
③ほか、適宜参考文献を読むレポートが出るかもしれない
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/中間レポート(数回)(60%)
授業に継続的に出ないと、レポートのやり方、分析の仕方がわからなくなりますので注意してください。
テキスト(Textbooks)
1. 諸橋泰樹、2009、『メディアリテラシーとジェンダー』、現代書館
参考文献(Readings)
- 253 -
1.
2.
3.
4.
5.
諸橋泰樹、2002、『ジェンダーの語られ方、メディアのつくられ方』、現代書館
田中和子・諸橋泰樹編著、1996、『ジェンダーからみた新聞のうら・おもて』、現代書館
小玉美意子、2012、『メジャー・シェア・ケアのメディア・コミュニケーション論』、学文社
国広陽子・東京女子大学女性学研究所、2012、『メディアとジェンダー』、勁草書房
村松泰子・ヒラリア=ゴスマン編、1998、『メディアがつくるジェンダー』、新曜社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 254 -
■DE482
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
橋本 晃(HASHIMOTO AKIRA)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE482
授業の目標(Course Objectives)
まず,論文の型を十分に理解し,その上でリサーチクエスチョンの絞り込み,先行研究の探索,研究方法の検討,章立てづくりな
ど,段階的に習得していく。
授業の内容(Course Contents)
学術論文には明確な型がある。まずは,その型を詳しく説明した上で,リサーチクエスチョンの絞り込み,先行研究の探索,研究
方法・一次資料の検討などを指導する。各段階で研究計画書をアップデートしたものを提出してもらい、相互批評しつつ進めてい
く。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒業論文の書き方(型,構成)1
2. 卒業論文の書き方(型,構成)2
3. 卒業論文の書き方(型,構成)3
4. トピック,リサーチクエスチョンの絞り込み1
5. トピック,リサーチクエスチョンの絞り込み2
6. トピック,リサーチクエスチョンの絞り込み3
7. 先行研究の探索,研究方法の検討1
8. 先行研究の探索,研究方法の検討2
9. 先行研究の探索,研究方法の検討3
10. 大まかな章立てづくり1
11. 大まかな章立てづくり2
12. 資料収集1
13. 資料収集2
14. 資料収集3
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ハンドアウトや提出された研究計画書を読んで授業に臨むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・授業への参加(50%)/研究計画書などの提出(50%)
テキスト(Textbooks)
特になし。
参考文献(Readings)
1. 藤田真文編著、2011、『メディアの卒論』、ミネルヴァ書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 255 -
■DE483
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
木村 忠正(KIMURA TADAMASA)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE483
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成に関して、問題意識・設定⇒文献調査⇒研究計画立案⇒調査研究実施のプロセスを循環させるとともに、卒論の
目次・構成を具体的に考え、実際に卒論執筆にとりかかることができるようにする。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文作成に関して、問題意識・設定⇒文献調査⇒研究計画立案⇒調査研究実施のプロセスを循環させるとともに、卒論の
目次・構成を具体的に考えることで、実際に卒論執筆にとりかかることができるよう指導を行なう。
授業計画(Course Schedule)
1. 計画書報告
2. 研究計画・進捗報告(1)
3. 研究計画・進捗報告(2)
4. 先行文献・関連文献調査報告(1)
5. 先行文献・関連文献調査報告(2)
6. 先行文献・関連文献調査報告(3)
7. 目次内容検討(1)
8. 目次内容検討(2)
9. 目次内容検討(3)
10. 調査研究進捗報告(1)
11. 調査研究進捗報告(2)
12. 調査研究進捗報告(3)
13. 春学期成果プレゼンテーション(1)
14. 春学期成果プレゼンテーション(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
Chorus で課題を逐次提示し、遂行を求める。こうした課題遂行をはじめ、オンラインでのやりとりも指導上重要であるため、大学
アドレスのメールは定期的にチェックし、必要な情報を管理しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
定期的な指定課題の提出(50%)/ミーティング・面談への参加(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 藤田真文編著、2011、『メディアの卒論』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623059537)
参考文献(Readings)
必要に応じて指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 256 -
■DE484
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
是永 論(KORENAGA RON)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE484
授業の目標(Course Objectives)
論文作成の計画検討およびデータ収集に関する指導。
授業の内容(Course Contents)
受講者自身が卒業論文に関するプランを「目次」という形式で作成・検討し,課題にしたがって論文に必要な作業手順を明確化し
ていく方向で指導を行なう。
担当教員との定期的なミーティングのほかに,個人的な打ち合わせを中心に進めていくため,授業時間以外にも作業時間を必要
とする。
授業計画(Course Schedule)
1. 計画書報告
2. アウトライン(1)
3. アウトライン(2)
4. 先行研究検討(1)
5. 先行研究検討(2)
6. 先行研究検討(3)
7. 目次内容検討(1)
8. 目次内容検討(2)
9. 目次内容検討(3)
10. 調査計画検討(1)
11. 調査計画検討(2)
12. 調査計画検討(3)
13. 全体計画発表(1)
14. 全体計画発表(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
オンライン上でのやりとりが指導上重要であるため,大学アドレスのメールを常にチェックし, 必要な情報を管理しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
定期的な指定課題の提出(50%)/ミーティング・面談への参加(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 戸田山和久、2012、『新版 論文の教室』、NHKブックス (ISBN:9784140911945)
参考文献(Readings)
必要に応じてブラックボード上などで指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 257 -
■DE485
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
井川 充雄(IKAWA MITSUO)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE485
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成のための前半作業として,テーマの決定と先行研究の検討を行う。
授業の内容(Course Contents)
この演習では,社会学部で学んだことの集大成として,マス・メディアやコミュニケーションに関する卒業論文を書こうとする学生を
指導する。
論文を書くためには,自分なりの問いをはっきりさせる必要がある。そしてそれを解明するのに最もふさわしい題材を選択するこ
とが要求される。この作業は決して楽なものではないが,演習に参加するメンバーとの討論を通して,明確にしていく。
また,自分の選択したテーマに関する先行研究を読み込んで,内容や研究方法についての理解を深める。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別テーマの発表
3. 個別テーマの発表
4. 個別テーマの発表
5. 個別テーマの発表
6. 先行研究の検討
7. 先行研究の検討
8. 先行研究の検討
9. 先行研究の検討
10. 先行研究の検討
11. 今後の進め方の指導
12. 今後の進め方の指導
13. 今後の進め方の指導
14. 今後の進め方の指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒業論文を執筆するためには、かなりの量の先行研究や調査を読み込む必要がある。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/演習時の発表(40%)/演習時の討議(20%)
テキスト(Textbooks)
自分の卒業論文に必要な文献や資料を探すことが,論文作成の第一歩となる。文献の探し方は演習内で説明する。
参考文献(Readings)
1. 藤田真文、2011、『メディアの卒論』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623059539)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 258 -
■DE486
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
林 怡蕿(LIN I-HSUAN)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE486
授業の目標(Course Objectives)
論文テーマの設定をはじめ、調査の仕方および執筆の作法を身につけ、卒業論文の作成を目標とする
授業の内容(Course Contents)
前半は論文の基礎的な書き方、引用の仕方、先行研究と参考文献をサーベイする方法についての指導を行う。受講生の問題関
心と研究テーマに関連する文献(映像資料)を講読し、発表とディスカッションを通して考えを深めていく。
後半では受講生による研究計画の作成と発表に入る。研究動機、研究目的、研究方法、仮説の検討と修正作業は授業と個別指
導で行う。受講生は夏休みにフィールドワーク調査の完成および卒論草稿の仕上げが求められる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 文献講読+ディスカッション①
3. 文献講読+ディスカッション②
4. 文献講読+ディスカッション③
5. 文献講読+ディスカッション④
6. 論文作法
7. 卒業論文の構想発表①
8. 卒業論文の構想発表②
9. エスノグラフィー①
10. エスノグラフィー②
11. 先行文献①
12. 先行文献②
13. 卒論作成計画の発表+ディスカッション①
14. 卒論作成計画の発表+ディスカッション②
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
コーラスで随時知らせる
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席状況、授業への参加度、卒論作成計画書(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 259 -
■DE488
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE488
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文作成の前半の作業として、各自が設定したテーマに沿って先行研究のレビュー、調査方法などを指導する。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文は学生生活の総決算であり、自己の問題認識を深め、独力で追究する好機である。専門演習2までに学んだ調査方法
をもとに、テーマを設定
し、先行研究や方法を学ぶことが主眼となる。な
お、フィールド調査を実施する場合は、夏季休暇前に事前準備を行い、夏季休暇時に実施することが望ましい。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒論構想合宿での発表
2. 全体会合①
3. 個別指導①
4. 全体会合②
5. 個別指導②
6. 全体会合③
7. 個別指導③
8. 全体会合④
9. 個別指導④
10. 専門演習2での構想発表
11. 卒業生による意見
12. 春学期中のまとめ提出
13. 夏季休暇時の計画提出
14. 秋学期に向けての計画提出
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
基礎文献にあたりながら、自分のオリジナリティを探すこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席、討議内容、個別指導による達成度などで評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 260 -
■DE489
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
井手口 彰典(IDEGUCHI AKINORI)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE489
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文執筆の前半段階として、各自が取り組むテーマに沿い調査を進める。また関連文献を収集・精読し、議論の深化を図
る。
授業の内容(Course Contents)
毎回、担当者が自身の論文について発表し、ゼミ全体でのディスカッションを通じて内容を練り上げていく。文章表現や学術文章
のスタイルについても実戦的に学んでいく。さらに授業後半では、中間発表に向けて効率的なプレゼンテーションの方法について
も学ぶ。
受講生同士の積極的な切磋琢磨を期待する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 「専門演習2」報告書の検討1
3. 「専門演習2」報告書の検討2
4. 「専門演習2」報告書の検討3
5. 「専門演習2」報告書の検討4
6. 「専門演習2」報告書の検討5
7. 「専門演習2」報告書の検討6
8. 「専門演習2」報告書の検討7
9. 「専門演習2」報告書の検討8
10. 「専門演習2」報告書の検討9
11. 「専門演習2」報告書の検討 10
12. プレゼンテーション実習1
13. プレゼンテーション実習2
14. 春学期の総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
取り組むべきテーマと具体的な調査方法について予め考えておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
発表、および個別の課題がある場合はその内容に基づいて評価する。(100%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
出席は評価の対象ではなく、その前提とする。
注意事項(Notice)
- 261 -
■DE490
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
黄 盛彬(SEONGBIN HWANG)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE490
授業の目標(Course Objectives)
受講者各自の分析・研究・報告を中心とし,現在の 我々を取り巻いている様々な現象をメディアと政治 や社会との関係から分析
しながら,卒業論文の作成 を進める。
授業の内容(Course Contents)
4 年間の勉学の総合的な成果として,受講者各自がそ れぞれのテーマを決め,分析を行い,その内容を発表 する。 テーマについ
ては, 「専門演習 2」 で学んだ研究分野のなかから,受講生各自にとって,最も興味が あり,卒論として発展させることができそうな
もの を選ぶ。 具体的な日程については,受講生が分析結 果を発表し,その内容について全員で深く討議する。 また,個別指導も
行われる。 春学期の段階で卒論の草稿をまとめることを目標としている。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 研究計画の報告
3. 研究計画の報告
4. 研究計画の報告
5. 研究計画の報告
6. 調査計画 1
7. 調査計画 2
8. 調査実施 1
9. 調査実施 2
10. 調査実施 3
11. 中間報告 1
12. 中間報告 2
13. 中間報告 3
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
第一回の授業で提示するスケジュールに従い, 計画的に取り組むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業内課題(40%)/プレゼンテーション(40%)/授業参加度(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 白井利明・高橋一郎、2013、『よくわかる卒論の書き方(第 2 版)』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623065723)
2. 井上真琴、2004、『図書館に訊け!』、筑摩書房 (ISBN:448006186X)
授業内で提示する。
参考文献(Readings)
授業内で提示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 262 -
■DE491
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習1
(Thesis Writing Seminar 1)
論文作成:主題の構築
生井 英考(IKUI EIKO)
春学期(Spring Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE491
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文でとりあげるに値する主題を確立し、その後の卒論制作に円滑に取り掛かることのできる態勢を完成させること。
授業の内容(Course Contents)
学術論文のテーマは、関心のある素材(事柄)
と、それを料理するレセピ(方法論)を組み合わせて初めて「主題」となる。春学期にはそのための実際的なアイディア・プロセスに
十分な時間をかけ、各自の主題を確立する。
授業計画(Course Schedule)
1. テーマのアイデア・プロセス(1)
2. テーマのアイデア・プロセス(2)
3. テーマのアイデア・プロセス(3)
4. テーマのアイデア・プロセス(4)
5. テーマのアイデア・プロセス(5)
6. テーマについての発表と討論(1)
7. テーマについての発表と討論(2)
8. テーマについての発表と討論(3)
9. テーマについての発表と討論(4)
10. テーマについての発表と討論(5)
11. 卒論プロポーザルの作成と発表(1)
12. 卒論プロポーザルの作成と発表(2)
13. 卒論プロポーザルの作成と発表(3)
14. テーマの春学期最終発表
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
関心のある素材を「テーマに育てる」ための資料(参考文献、統計データ、記事・写真・動画など) を、日ごろからできるだけ広く
収集すること。手ぶらで漠然と空想するのは不可。ジャーナリストの取材と同じで「現場百遍」で対象に迫ること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
春学期末報告書(40%)/平常点(資料作成・発表・質疑・討論など)(40%)/出席(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 263 -
■DE501
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE501/情報法
(Mass Communication and Media Law)
民主主義社会にとっての表現の自由の大切さを学ぶ
鈴木 秀美(SUZUKI HIDEMI)
秋学期(Fall Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
なぜ民主主義社会において表現の自由が大切なのかについて、具体的な問題をてがかりに学ぶことが本授業の目標です。
授業の内容(Course Contents)
なぜ民主主義社会において表現の自由が大切なのかという視点から、表現の自由の意味や保障の限界、名誉やプライバシーと
表現の自由の調整の仕方、国家秘密や裁判の公正のための取材・報道に対する制限や、ジャーナリストの憲法上の特別扱いは
どのようなものかについて学びます。授業は、講義形式で、新聞、テレビ、インターネットなどにかかわる具体的な問題を手がかり
として、それがどのように解決されているか、その解決の仕方でよいのかを検討します。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション-情報法とはどのようなものか
2. 名誉保護と表現の自由
3. プライバシー保護と表現の自由
4. 取材源の証言強制と取材の自由
5. 法廷カメラ取材とテレビによる裁判報道
6. 名誉・プライバシー保護のための事前差止めと表現の自由
7. 犯罪報道とその限界
8. 国家秘密と取材の自由、知る権利
9. 自己情報コントロール権と個人情報保護法制
10. 放送の自由と番組編集準則
11. 公共放送の仕組みと役割
12. インターネット上の表現の自由―名誉毀損を手がかりに
13. プロバイダーの責任と忘れられる権利
14. メディア法の新しい問題
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習については、必要に応じて授業の際に別途指示します。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
1. 鈴木秀美ほか編著、2011、『よくわかるメディア法』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4-623-05850-1)
参考文献(Readings)
1. 松井茂記、2013、『マス・メディア法入門〔第5版〕』、日本評論社
2. 長谷部恭男ほか編、2013、『憲法判例百選1〔第6版〕』、有斐閣
3. 堀部政男ほか編、2005、『メディア判例百選』、有斐閣
4. 鈴木秀美ほか編、2009、『放送法を読みとく』、商事法務
5. 松井茂記ほか編、2015、『インターネット法』、有斐閣
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業ではレジュメを配布します。
授業は法学の基礎知識がないことを前提に行います。
注意事項(Notice)
- 264 -
■DE502
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE502/比較ジャーナリズム史
(Comparative History of Journalism)
比較メディア、比較ジャーナリズム
吉田 則昭(YOSHIDA NORIAKI)
秋学期(Fall Semester)
CMS3310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
日本におけるジャーナリズム活動とその関連事項を、諸外国との歴史、制度、理論、現状などの比較を通じて考察し、受講生のメ
ディアリテラシーの獲得に資したい。
授業の内容(Course Contents)
欧米,アジアなど諸外国のメディア事情との比較対照を通じて、日本のジャーナリズムのありかたを検討する。本授業は日本のジ
ャーナリズム史、マスメディア史の分析を主目的とするため,海外メディア事情について詳しくなる授業ではないことことに留意さ
れたい。
授業計画(Course Schedule)
1. 講義概要
2. マスコミ四理論の批判的検討。言論の自由の観点から
3. 比較ジャーナリズム史(1)イギリス新聞史
4. 比較ジャーナリズム史(2)アメリカ新聞史
5. 比較ジャーナリズム史(3)放送:公共放送と商業放送
6. 総力戦と現代化(新聞とラジオ)1920~40 年代
7. 世界の中の日本(1):占領政策と戦後のメディア改革 1945~1952
8. 世界の中の日本(2):放送制度とテレビの発達
9. 比較ジャーナリズム史(4)東アジア諸国
10. 戦争とメディア/検閲とプロパガンダ
11. 欧米メディア企業の 21 世紀における発展過程と現状
12. オルタナティブ・メディア、オルタナティブ・ジャーナリズム
13. 日本のメディア産業の特質
14. ゲストスピーチ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
課題図書を指示します。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/出席(20%)/授業コメント(30%)
テキスト(Textbooks)
授業プリントを配布。
参考文献(Readings)
1. 吉田則昭、2012 年、『緒方竹虎とCIA』、平凡社 (ISBN:978-4582856392)
2. 門奈直樹、2014 年、『ジャーナリズムは再生できるか――激変する英国メディア』、岩波書店 (ISBN:978-4000291507)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
CHORUS にリンク先を提示。
注意事項(Notice)
- 265 -
■DE503
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE503/オーディエンス論
(Media and Audiences)
現代社会のメディア経験を考えるために
池上 賢(IKEGAMI SATORU)
春学期(Spring Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
本授業では、我々の日常生活におけるメディア経験を考察するため、オーディエンス研究の歴史や方法を学ぶ。それにより、多
様化・複雑化しつつある現代社会におけるメディア環境での経験や、それが人々にとって持つ意味を分析する能力を身につけ
る。
授業の内容(Course Contents)
上記の目的を達成するため、第 1 回から第 4 回では、メディアの定義、歴史、技術の発達による日常生活の変化、関連する理論
的視座などについて学習する。第 5 回からは、メディア・オーディエンス研究の歴史を、具体的な研究事例を紹介しながら学習す
る。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. なぜ、メディア研究か?―メディアの定義と発達の歴史
3. メディアの発達がもたらしたもの(1)―日常生活と感覚の変容
4. メディアの発達がもたらしたもの(2)―電子メディアの登場
5. メディア・オーディエンスとは何か?
6. 効果研究史(1)――弾丸理論・皮下注射論
7. 効果研究史(2)――限定効果説・利用と満足の研究
8. 効果研究史(3)――強力効果論
9. オーディエンス研究史(1)――エンコーディング/ディコーディング
10. オーディエンス研究史(2)――オーディエンス・エスノグラフィー
11. オーディエンスをめぐる論争と新しい視座
12. メディア経験とアイデンティティ
13. ファンというオーディエンス
14. デジタル・ネイティブというオーディエンス
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
メディア研究に関する文献を講読しておくことが望ましい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(70%)/提出物および講義期間中の課題(30%)
テキスト(Textbooks)
特になし
参考文献(Readings)
1. Karen Ross and Virginia Nightingal/児島和人・高橋利枝・阿部潔訳、2007、『メディアオーディエンスとは何か』、新曜社
その他、授業中に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 266 -
■DE504
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE504/若者とメディア
(Children, Youths and Media)
宇野 常寛(UNO TSUNEHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
若者論/メディア論/文化論を横断し、現代社会と文化の全体像を掴む。
授業の内容(Course Contents)
情報化以降、あるいは戦後中流文化の解体以降の文化状況の批評を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. はじめに
授業内容、テキスト、評価方法などの説明
2. 「映像の世紀」と戦後日本、その終わり
「映像の世紀」としての 20 世紀」ーーそれは世界大戦からはじまった/戦後日本とテレビの時代 ーー「笑っていいとも」は
なぜ飽きられたか/インターネットと「中間のもの」たちーー中動体とゲーミフィケーション
3. 「動員の革命」はなぜ失敗したか ーーインターネットと日本の政治
インターネットと政治の不幸な関係ーー3.11 デモと「動員の革命」/あたらしいメディアとジャーナリズムーー日本の電子公
共圏はなぜ成熟しないのか/サイバースペースはコミュニティを再編するかーー社会的ロビイングは可能か
4. マイルドヤンキーとライトオタク
マイルドヤンキーとライトオタクーーポスト戦後中流の時代/都心回帰とあたらしいホワイトカラーの誕生
5. 情報社会と衣食住
インターネットは「食」をどう変えたかーー「食べログ」と「クックパッド」/なぜ若いサラリーマンはアウトドアウェアで出勤する
のか/不動産情報サイトと「空き家大国ニッポン」
6. メイカーズムーブメントとその日本的展開
日本的ものづくりの敗北とメイカーズムーブメント/DMM.make AKIBA の挑戦ーーOpen Share Join/情報社会下における
「モノ」の優位ーーhandiii とデザインマネジメント
7. ディズニーはなぜ〈スター・ウォーズ〉を買ったのか
紙の本が終わるときーー続・おぢいさんのランプ 2016/ハリウッドと「映像の世代」ーースター・ウォーズと妖怪ウォッチ
8. 地理と文化のシーソーゲーム
ストリートが何も生まない時代ーー情報社会の地理と文化/非日常の場所としての地理/「地方創世」は可能かーーほん
とうに「地方が生き残る」とは
9. AKB 商法は何を変えたのかーーもはや「体験」にしか価値は宿らない
音楽市場は三世紀の中国大陸ーーいま、音楽に何が求められているか/イングレスと AKB48ーー「体験」の時代のエンタ
テインメント
10. これからの「カッコよさ」の話をしようーー情報社会下の美学と身体
ノームコアと五体満足主義/西海岸のギークカルチャーと東京のオタクカルチャー/戦後ロボットアニメの身体性とその奇
形的発展
11. もはや「検索」の時代ではないーーIoH から IoT へ
西海岸の思想と戦後社会ーーカリフォルニアン・イデオロギー/2ちゃんねるからニコニコ動画へーー日本的インターネット
の系譜/Google はなぜ「現実」を検索するのかーー仮想現実から拡張現実へ/もはや検索ワードはいらないーーIoT の時
代へ
12. 自動車の 20 世紀とその終わり
モータリゼーションの 20 世紀/自動運転とスマートカー/超小型モビリティの可能性
13. TOKYO2020ーーオリンピックから考える近未来日本
ビジョンなき五輪を取り戻せーー2020 年の挑戦/多様性のためのオリンピックーー近代五輪/スポーツを解体せよ/レガシ
ーとしての「東京5分割計画」
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストを熟読しておくことが望ましい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/出席点(コメントペーパー提出)(50%)
- 267 -
テキスト(Textbooks)
1. 宇野常寛 責任編集. 2012. PLANETS vol.8. 第二次惑星開発委員会/株式会社 PLANETS (ISBN:978-4-905325-04-8)
2. 宇野常寛 責任編集. 2015. PLANETS vol.9. 第二次惑星開発委員会/株式会社 PLANETS (ISBN:978-4-905325-06-2)
参考文献(Readings)
1. 宇野常寛、2013、『日本文化の論点』、筑摩書房 (ISBN:978-4480067135)
2. 宇野常寛 編著、2014、『静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる 7 つの対話』、河出書房新社 (ISBN:9784309246611)
3. 宇野常寛 編著、2015、『資本主義こそが究極の革命である 市場から社会を変えるイノベーターたち』、KADOKAWA
(ISBN:978-4041029930)
4. 宇野常寛 編著、2015、『ものづくり 2.0 メイカーズムーブメントの日本的展開』、KADOKAWA (ISBN:978-4041029923)
5. 浅子佳英・宇野常寛・門脇耕三、2015、『これからの「カッコよさ」の話をしよう』、KADOKAWA (ISBN:978-4041029916)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://wakusei2nd.com/(PLANETS 公式サイト)
注意事項(Notice)
- 268 -
■DE505
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE505/音楽社会学
(Sociology of Music)
井手口 彰典(IDEGUCHI AKINORI)
春学期(Spring Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
音楽社会学は、その名の通り「音楽を通じて社会を考える」学問である。この授業では担当者が専門とする「同人音楽」の実践を
事例に取りながら、それが現代日本社会の特性とどのように関連しているのかを多角的に考察していく。
受講生には、現在進行形で変容する文化を分析するための視座を獲得してもらいたい。また、提示されたテクストを能動的・批判
的に読む姿勢を身につけてもらいたい。
授業の内容(Course Contents)
00 年代以降のレコード産業が低迷を続けていることは広く知られているとおりだが、その下降線と反比例するかのような盛り上が
りを見せているのが昨今の同人音楽シーンだ。この同人音楽という実践は具体的にどのようなものであり、またどのような可能性
(あるいは限界)を持っているのか。そうした問題について、担当者が 2012 年に公刊した書籍『同人音楽とその周辺』を教科書と
し、その読解を中心に理解を深めていく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 同人音楽の現在
3. 概念としての同人音楽の射程1
4. 概念としての同人音楽の射程2
5. 同人音楽と「ジャンル」1
6. 同人音楽と「ジャンル」2
7. 同人音楽批評は可能か1
8. 同人音楽批評は可能か2
9. 初音ミクと「作者」の諸機能1
10. 初音ミクと「作者」の諸機能2
11. アマチュアとは何者か1
12. アマチュアとは何者か2
13. 同人音楽の可能性1
14. 同人音楽の可能性2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
あらかじめ教科書を入手し、目を通しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/学生証による出席管理(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 井手口彰典、2012、『同人音楽とその周辺 : 新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念』、青弓社 (ISBN:9784787273178)
参考文献(Readings)
授業中に適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 269 -
■DE506
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE506/災害情報論
(Disaster Communications)
長坂 俊成(NAGASAKA TOSHINARI)
秋学期(Fall Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
リスク管理や防災・危機管理にとって不可欠となる災害情報に関する理論や制度、技術について理解し、自然災害の災害対策に
おける災害情報の利活用事例の分析を通じて、行政や個人、地域コミュニティ、ボランティア、事業者等による災害情報の活用戦
略について考究する。
授業の内容(Course Contents)
授業では、講義とグループワークを実施する。リスクガバナンスを支える情報共有プラットフォームを巡る技術的、社会的、制度的
な課題とあるべき姿を検討する。また、不確実性下の意思決定や人間のリスク認知バイアス等を踏まえつ つ、事例分析を通じて
災害情報を活用したリスクコミュニケーションや予防対策、応急対応の課題とあるべき姿について検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション:リスクガバナンスと災害情報(理論と制度)
2. 災害対策におけるリスクコミュニケーションの戦略と方法、課題
3. 避難行動とリスク認知バイアス
4. 災害情報の相互運用とマッシュアップ
5. 事例分析1(土砂災害)
6. 事例分析2(水害:外水氾濫・都市型ゲリラ豪雨等内水氾濫)
7. 事例分析3(火山災害)
8. 事例分析4(地震災害)
9. 事例分析5(津波災害)
10. 災害情報と情報メディア(マスメディア・ソーシャルメディア・コミュニティメディア)
11. 災害ボランティアセンターの情報戦略
12. リスクシナリオ(ラジオドラマ)による災害リスクの社会的シミュレーション
13. 災害デジタルアーカイブスの現状と課題(東日本大震災の事例)
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/授業内に指示する小レポート(宿題)(20%)
テキスト(Textbooks)
なし。授業内に資料を配布する。また、授業に授業内に必要な Web サイトを指示する。
参考文献(Readings)
1. 長坂俊成、2012、『記憶と記録-311まるごとアーカイブス 叢書震災と社会』、岩波書店
その他授業時に紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。
注意事項(Notice)
- 270 -
■DE507
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE507/映像メディア論
(Broadcasting & Film)
テレビから見える社会 社会から見えるテレビ
石井 彰(ISHII AKIRA)
秋学期(Fall Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
テレビは社会を映す鑑だと言われます。現在のテレビにはどんな社会の姿が映し出されているのか。テレビ番組に映し出された
社会を見つめ、そこから受け取るメッセージについて考えていきます。その作業を通して、社会の現実や社会とメディアの関係、
映像の持っている力や意味を学んでいきます。
授業の内容(Course Contents)
毎日数多くのテレビ番組か制作放送されています。
その中から、東京ではなかなか見ることが難しい地方局が制作した優れたドキュメンタリー番組を中心に視聴します。
そのことで私たちが暮らす社会の現実と、それをどのようにテレビ制作者が描きだしているのかを考察していく。
そのことて、社会の実像と、メディアとの関係、制作者の視点から見えるジャーナリズムなとを学んでいく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. テレビにおけるドキュメンタリーの役割と意味
3. 仕事の現場を描く1
4. 仕事の現場を描く2
5. 戦争を伝える1
6. 戦争を伝える2
7. 障害を見つめる1
8. 障害を見つめる2
9. 過疎を考える1
10. 過疎を考える2
11. 原発と向き合う
12. ジャーナリズムの現在1
13. ジャーナリズムの現在2
14. 最終授業内レポート
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テレビドキュメンタリーを見る
新聞を読む習慣をつける
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席点(28%)/小レポートなとの課題(42%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 271 -
■DE508
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE508/広告・PR論
(Advertising and PR)
人と人とのコミュニケーションの本質とは何か。
植村 祐嗣(UEMURA YUUJI)
春学期(Spring Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DE510)
授業の目標(Course Objectives)
現代社会ともメディアとも市場経済とも不可分な関係にある「広告・PR」の理論と実践の考察を通して,大学と実社会との橋渡し
を目指します。
授業の内容(Course Contents)
広告とは企業戦略と大衆心理をつなぐコミュニケーションです。他人とお互いの価値を認め合うとはどういうことかという「広告的
な発想」の体得は、社会学の研究にも、日々の消費行動や人間関係にも、あるいは就職活動にも、実践的に有効です。
授業計画(Course Schedule)
1. まずは概論~「そもそも広告とは何か」
2. 踊らされるか踊らせるか~「企業戦略」
3. 相手を知り,己を知る~「マーケティング」
4. 「愛してる」は伝わっているか~「価値提供」
5. 自分を広告してみる~「機能と価値」の実感
6. 芸術とビジネスの矛盾~「クリエーティブ」
7. 広告は現場で起きている~「広告業界」
8. 現実はつらいよ~「広告ビジネスの実態」
9. 百花繚乱&千差万別~「広告媒体」
10. 広告ビジネスの王様~「テレビ広告」
11. 広告新時代~「WEB広告」
12. 伝え忘れのフォロー
13. Q&A~「大学と社会の架け橋」
14. この授業を通して変化したこと
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業のみに集中してください。一般的な「広告の授業」のイメージに反して、視聴覚素材等は一切使いません。コミュニケーション
の根本は生身の人間であり、授業のスタイルを通して、「何をどう伝えると伝わるのか」も実感して欲しいからです。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席点(3 点×14 回)(42%)/最終レポート(Final Report)(30%)/中間レポート(28%)
テキスト(Textbooks)
広告は実践です。真に役立つ「テキスト」は存在しません。全ての「広告」がテキストです。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
みなさんの人生観に影響を与えます。ご覚悟を。
注意事項(Notice)
- 272 -
■DE509
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE509/メディアとジェンダー
(Media and Gender)
三矢 惠子(MITSUYA KEIKO)
春学期(Spring Semester)
CMS3210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ジェンダーの視点から,メディアの受け手,内容,送り手について考えることで,メディアと私たちの関係についての理解を深めま
す。
授業の内容(Course Contents)
ジェンダー意識の形成に与える影響の大きいメディアについて,世論調査結果,番組内容の分析結果,番組視聴,番組制作者の
話など,可能な限り生きた素材を用いて,受け手の意識や行動の男女差,メディアが表現している内容,番組制作の現状などを
紹介します。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業の進め方(ガイダンス)
メディアとジェンダー概論1
2. メディアとジェンダー概論2
3. メディアの受け手(1)
日本人の意識の変化 〜「日本人の意識調査」の結果から〜
4. メディアの受け手(2)
生活時間の男女差 〜「国民生活時間調査」の結果から〜
テレビ視聴、メディア利用の男女差〜放送やメディアに関する世論調査の結果から〜
5. メディアの送り手(1)
メディアで働く女性
編成の話
6. メディアの送り手(2)
放送現場の仕事(番組の編成や制作などに携わる人の話) その1
7. メディアの送り手(3)
放送現場の仕事(番組の編成や制作などに携わる人の話) その2
8. メディアの内容(1)
報道番組
9. メディアの内容(2)
スポーツ
10. メディアの内容(3)
ドラマ
11. メディアの内容(4)
バラエティ/コマーシャル
12. メディアの内容(5)
放送以外のメディアについて
まとめ1
13. まとめ2
14. レポート
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外学習に関する指示は、授業内で行います。
成績評価方法・基準(Evaluation)
毎回提出するミニレポートと授業時間外学習のミニレポート(70%)/最終授業で書くレポート(30%)
テキスト(Textbooks)
特にありません。
参考文献(Readings)
授業の中で紹介します。
- 273 -
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 274 -
■DE531
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE531/メディア・テクノロジー・社会
(Media,Thechnology and Society)
メディア論、社会学、現代思想による「メディア」へのアプローチ。
田辺 龍(TANABE RYOU)
春学期(Spring Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「メディア」とは何かについての理解を深めることにより,受講者各自が日々接している各メディアについて,理論的に考察する能
力を身につける。
授業の内容(Course Contents)
受講者にとって身近な題材を例に挙げながら,メディア論の諸概念を説明する。今年度は,絵画や映画を題材として,図像表現
の時代的・技術的な変遷を追いながら,受け手にとっての「リアル」とは何かについて,インターネットの状況にも目配りしながら考
えていく。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. マクルーハンのメディア論(1):「メディアはメッセージ」
3. マクルーハンのメディア論(2):身体とメディア
4. ウォルター・J・オングのメディア論:記録メディアの登場
5. ベンヤミンのメディア論:「複製技術」の登場
6. 電子メディアによる社会空間の再編成
7. 記号論とメディア論
8. メディアと「現実」1:疑似イベントについて
9. メディアと「現実」2:シミュラークル論
10. 言語行為論(1):メディア空間のスピーチ・アクト
11. 言語行為論(2):「エクリチュール」と語る主体
12. メディア論と相互行為論(1):電子メディアによる空間の再構成
13. メディア論と相互行為論(2):SNS という「舞台」
14. キットラーのメディア論:ドイツ・メディア論の可能性を中心に
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、資料のアップ等、履修登録完了後に履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/中間レポートおよび出席点(40%)
テキスト(Textbooks)
テキストは特に使用せず,主要参考文献は各回の配布資料にて明記する。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 275 -
■DE532
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DE532/メディア産業論
(Information Industries)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
春学期(Spring Semester)
CMS3110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
他学部生は抽選登録(DE533)
授業の目標(Course Objectives)
変革期にあるメディア産業について、受講生自ら考え、メディアの社会的意義について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
デジタル化ネットワーク化の進展を踏まえ、メディアの世界は大きく変わろうとしている。本講義で
は、特にマスメディアの産業的側面に着目し、解説していく。メディアとは何かをまず考えたうえで、メディア産業の全体像、各メデ
ィアの現状、ジャーナリズムなどメディアの役割、インターネット・SNS などメディア環境の変化、メディア産業の特性や他産業との
相違
点、メディア産業の将来、などについて考え理解を深めていきたい。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. メディアとは何か
3. メディアの環境変化
4. メディアの社会的役割
5. メディア産業の全体像と他産業との比較
6. 出版産業
7. 広告産業
8. 放送産業①
9. 放送産業②
10. コンテンツ産業
11. 新聞産業
12. インターネット産業
13. これからのメディア産業
14. 授業内レポート
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会の動き、メディアの動向などについて、自ら関心を持ち、自主的に学習のうえ、授業に臨むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終授業内レポート(30%)/出席点(28%)/小レポートなど課題(42%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
各メディア企業・組織の HP
注意事項(Notice)
- 276 -
■DE582
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
橋本 晃(HASHIMOTO AKIRA)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE582
授業の目標(Course Objectives)
春学期に作成した研究計画書を実行に移し,具体的な研究調査を行う。研究調査結果は草稿,そして決定稿にまとめていく。
授業の内容(Course Contents)
春学期中に作成した研究計画書に基づき,具体的な研究調査で集めてきた資料や文献類の分析を指導する。次いで,草稿執筆
を発表と絡めつつ,指導する。春学期と同様に,各段階でアップデートした原稿を提出してもらい、相互批評しつつ進めていく。
授業計画(Course Schedule)
1. 中間発表1 春学期中に完成させた研究計画書=序論をもとに,オリジナルのリサーチの展望を描く
2. 中間発表2 春学期中に完成させた研究計画書=序論をもとに,オリジナルのリサーチの展望を描く
3. 中間発表3 春学期中に完成させた研究計画書=序論をもとに,オリジナルのリサーチの展望を描く
4. 資料の分析1 オリジナルのリサーチに不可欠の一次資料の分析
5. 資料の分析2 オリジナルのリサーチに不可欠の一次資料の分析
6. 資料の分析3 オリジナルのリサーチに不可欠の一次資料の分析
7. 資料の分析4 オリジナルのリサーチに不可欠の一次資料の分析
8. 資料の分析5 オリジナルのリサーチに不可欠の一次資料の分析
9. 草稿づくりと発表1
10. 草稿づくりと発表2
11. 草稿づくりと発表3
12. 草稿づくりと発表4
13. サマリーづくり ゼミ報告書に掲載する要約原稿を作成する
14. 最終発表
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ハンドアウトや提出された研究計画書を読んで授業に臨むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・授業への参加(50%)/研究計画書などの提出(50%)
テキスト(Textbooks)
特になし。
参考文献(Readings)
1. 藤田真文編著、2011、『メディアの卒論』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623059537)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 277 -
■DE583
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
木村 忠正(KIMURA TADAMASA)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE583
授業の目標(Course Objectives)
調査研究主題、仮説、議論の枠組、先行研究・参考文献の吟味、具体的な調査研究内容、議論展開での課題、脆弱性などを、
随時、報告、ディスカッションし、最終的に卒論を完成する。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文作成の中盤から終盤であり、調査研究主題、仮説、議論の枠組、先行研究・参考文献の吟味、具体的な調査研究内
容、議論展開での課題、脆弱性などを、随時、報告、ディスカッションし、最終的に卒論を完成できるよう指導を行なう。
授業計画(Course Schedule)
1. 進捗状況・課題報告(1)
2. 進捗状況・課題報告(2)
3. 進捗状況・課題報告(3)
4. 目次・構成検討(1)
5. 目次・構成検討(2)
6. 議論展開詳細検討(1)
7. 議論展開詳細検討(2)
8. 議論展開詳細検討(3)
9. 最終卒論構成・議論展開報告(1)
10. 最終卒論構成・議論展開報告(2)
11. 下書き提出
12. 提出許可面談(1)
13. 提出許可面談(2)
14. 口頭試問前指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
Chorus で課題を逐次提示し、遂行を求める。こうした課題遂行をはじめ、オンラインでのやりとりも指導上重要であるため、大学
アドレスのメールは定期的にチェックし、必要な情報を管理しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
秋学期計画発表(20%)/下書き提出(50%)/提出許可面談(30%)
テキスト(Textbooks)
必要に応じて指示する。
参考文献(Readings)
必要に応じて指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 278 -
■DE584
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
是永 論(KORENAGA RON)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE584
授業の目標(Course Objectives)
データ収集および論文構成・執筆に関する指導。
授業の内容(Course Contents)
春学期と同様に決められたミーティングへの参加に加えて、個別指導を行なう。
履修者自身が集めたデータの検討を中心としたかたちで指導を行なうため、各人が参考文献の活用とデータの収集を積極的に
進行していかないと、指導自体が大きな支障をきたすことが予想される。
授業計画(Course Schedule)
1. 秋学期計画発表(1)
2. 秋学期計画発表(2)
3. 調査実施(1)
4. 調査実施(2)
5. 調査実施(3)
6. 調査データ検証(1)
7. 調査データ検証(2)
8. 調査データ検証(3)
9. 最終目次(1)
10. 最終目次(2)
11. 下書き提出
12. 提出許可面談(1)
13. 提出許可面談(2)
14. 口頭試問前指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
秋学期開始前の合宿に参加して秋学期計画を発表することが履修の条件となる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
秋学期計画発表(20%)/下書き提出(50%)/提出許可面談(30%)
テキスト(Textbooks)
必要に応じてオンライン上などで指示する。
参考文献(Readings)
必要に応じてオンライン上などで指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
秋期休業以降の指定された期間に下書き提出がなされなかった場合および、それ以前の段階においても、論文の目的にかなっ
たデータを集める態勢が著しく不足していると判断される場合は、進行途中であっても、論文の提出自体を許可しないことがあ
る。
注意事項(Notice)
- 279 -
■DE585
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
井川 充雄(IKAWA MITSUO)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE585
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文の完成に向けて,収集した資料やデータを分析するとともに,それを用いて論文を執筆する。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文演習2 では,自ら設定した問題を,どのような方法で解明していくかを決め,調査を行う。調査には,例えば,新聞の紙
面分析やテレビの内容分析,あるいはメディア利用者の面接調査,質問紙調査などがあるが,自分のテーマに応じて,調査を設
計し,実施する。既存の文献を単につぎはぎしただけのものは,卒業論文として受け取らないので,必ず自分自身で調査した内
容を卒業論文に盛り込むこと。
論文執筆にあたっては,自分の考えを,決して独りよがりではなく,また他人の受け売りでなく,説得力ある書き方で書くことが必
要である。
授業計画(Course Schedule)
1. 進捗状況の発表
2. 進捗状況の発表
3. 進捗状況の発表
4. 進捗状況の発表
5. 進捗状況の発表
6. 進捗状況の発表
7. 完成原稿の発表
8. 完成原稿の発表
9. 完成原稿の発表
10. 完成原稿の発表
11. 完成原稿の発表
12. 完成原稿の発表
13. 口頭試問の準備
14. 口頭試問の準備
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
卒業論文は、短期間で完成できるものではない。計画的に、調査の実施・分析、論文の執筆を進める必要がある。
成績評価方法・基準(Evaluation)
演習内での討議(40%)/演習内での発表(60%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 280 -
■DE586
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
林 怡蕿(LIN I-HSUAN)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE586
授業の目標(Course Objectives)
春学期で作成した研究計画と研究調査の結果をもとに、卒業論文の全体構成を固めつつ本格的に執筆段階に入る。卒業論文の
完成を目標とする。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文の執筆の指導を行い、論文完成を目指していく。
受講生は自ら計画した執筆スケジュールに従って、研究調査を行いデータと資料収集を行う。そこで得られたデータと資料の分
析と解釈を繰り返して行い、論文を作成していく。理論枠組みと全体構成の指導はゼミでのディスカッションおよび個別相談によっ
て行っていく。中間発表会と最終発表会でのプレゼンテーションを求める。
授業計画(Course Schedule)
1. 卒論構想の発表+ディスカッション①
2. 卒論構想の発表+ディスカッション②
3. フィールドワーク調査の結果発表+ディスカッション①
4. フィールドワーク調査の結果発表+ディスカッション②
5. 卒論個人指導①
6. 卒論個人指導②
7. 中間発表会①
8. 中間発表会②
9. 卒論個人指導③
10. 卒論個人指導④
11. 卒論個人指導⑤
12. 卒論個人指導⑥
13. 最終発表会①
14. 最終発表会②
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
コーラスで随時知らせる
成績評価方法・基準(Evaluation)
個人指導、中間および最終発表、卒業論文の提出(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 281 -
■DE588
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
砂川 浩慶(SUNAKAWA HIROYOSHI)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE588
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文完成に向けて、春学期の構想・調査を踏まえ、執筆を完成させることを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
卒業論文は学生生活の総決算である。この完成に向けて指導を行う。履修者による中間発表を全員参加のもとで行う。提出前に
は卒論合宿を行い、ブラッシュアップを図る。最終的に、一定の水準に達していないものの提出を認めない。
授業計画(Course Schedule)
1. 提出までの流れ確認
2. 全体会合①
3. 個別指導①
4. 全体会合②
5. 個別指導②
6. 全体会合③
7. 個別指導③
8. 全体会合④
9. 個別指導④
10. 中間発表
11. 卒論合宿への課題提出
12. 卒論合宿用資料作成
13. 卒論合宿
14. ブラッシュアップと提出
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自分のオリジナリティを出した完成稿を目指すこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席、討議内容、個別指導による達成度などで評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 282 -
■DE589
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
井手口 彰典(IDEGUCHI AKINORI)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE589
授業の目標(Course Objectives)
卒業論文執筆の後半段階として本文の執筆を進め、期限までに論文を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
毎回、担当者が自身の論文について発表し、ゼミ全体でのディスカッションを通じて内容を練り上げていく。受講生同士の積極的
な切磋琢磨を期待する。
秋学期は個別指導の割合が多くなると思われるが、可能な限りゼミメンバー同士の相互協力体制を維持したい。
授業計画(Course Schedule)
1. 論文中間発表1
2. 論文中間発表2
3. 論文中間発表3
4. 論文中間発表4
5. 論文中間発表5
6. 論文中間発表6
7. 論文中間発表7
8. 論文中間発表8
9. 論文執筆1
10. 論文執筆2
11. 論文執筆3
12. 論文執筆4
13. 論文執筆5
14. 論文執筆6
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
春学期の内容を受け、論文執筆に必要となる作業を各自の判断で進めておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
発表、および提出された卒業論文の内容に基づいて評価する。(100%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
出席は評価の対象ではなく、その前提とする。
注意事項(Notice)
- 283 -
■DE590
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
田北 康成(TAKITA YASUNARI)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE590
授業の目標(Course Objectives)
研究計画に従って、論文を完成させる。
授業の内容(Course Contents)
前半は、春学期から夏休みにかけて各自が進めてきた研究テーマについての進捗状況を報告し、これに対して受講生同士で質
疑・応答を行う。中間報告会を経て、後半は個別指導として、研究動機、研究目的に沿ってたてられた仮説についての検証がなさ
れているかどうか、担当者と綿密に連絡を取りながら確認し、修正作業を行って論文を完成させる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 卒業論文の経過報告①
3. 卒業論文の経過報告②
4. 卒業論文の経過報告③
5. 卒業論文の経過報告④
6. 中間報告会①
7. 中間報告会②
8. 個人面談
9. 個人面談
10. 個人面談
11. 個人面談
12. 個人面談
13. 個人面談
14. 卒業論文報告・模擬口述試験
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
前半は研究動機、目的、仮説、調査の進捗状況を発表するので、各自でレジュメを作成する。また発表者以外は、発表者のレジ
ュメを事前に確認した上で、質問項目を設定しておく。後半は,個人面談となるので、各自作業を進め、共用カレンダーでスケジュ
ールを確認した上で、個別に面談の予約を入れる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席状況、授業への参加度、卒論作成計画書(100%)
テキスト(Textbooks)
1. 白井利明・高橋一郎、2013、『よくわかる卒論の書き方(第 2 版)』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623065721)
2. 井上真琴、2004、『図書館に訊け!』、筑摩書房 (ISBN:978-4480061867)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 284 -
■DE591
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業論文演習2
(Thesis Writing Seminar 2)
論文の完成
生井 英考(IKUI EIKO)
秋学期(Fall Semester)
CMS4820
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE591
授業の目標(Course Objectives)
春学期で確立した主題に添って論文を完成させること。
授業の内容(Course Contents)
秋学期の前半は先行研究のレヴューを中心に、全体の構成を理論的に組み上げて執筆を開始する。中盤はひたすら執筆。11
月末ごろの最終発表で OK が出されて提出許可となる。最終局面では形式要件のチェック。
授業計画(Course Schedule)
1. 休暇中のリサーチの報告
2. 先行研究のレヴュー(1)
3. 先行研究のレヴュー(2)
4. 論文書法(1)
5. 論文書法(2)
6. 論文書法(3)
7. 論文書法(4)
8. 最終発表(1)
9. 最終発表(2)
10. 執筆改訂
11. 執筆改訂
12. 最終チェック
13. 口頭試問の準備
14. 口頭試問の準備
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
先行研究のレヴューが論文作成の最も重要な基礎となる。春学期末の時点で先行研究の概要を把握し、休暇中に各自でレヴュ
ーの入念な準備をしておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終発表(40%)/平常点(発表・草稿執筆)(40%)/出席(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 285 -
■DE712
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究1
(Senior Research 1)
生井 英考(IKUI EIKO)
春学期(Spring Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DE712:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
科目領域のうち,共通領域と情報社会領域に該当する課題について,レポートを完成させる。
授業の内容(Course Contents)
それぞれの領域における理論的知識および研究の動向について、先行研究の学習を通じて理解を深め, 科目領域に該当する
課題に取り組み,レポートを作成・提出する。
授業計画(Course Schedule)
1. 計画書報告
2. アウトライン(1)
3. アウトライン(2)
4. 先行研究検討(1)
5. 先行研究検討(2)
6. 先行研究検討(3)
7. 目次内容検討(1)
8. 目次内容検討(2)
9. 目次内容検討(3)
10. 調査計画検討(1)
11. 調査計画検討(2)
12. 調査計画検討(3)
13. 提出前指導(1)
14. 提出前指導(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
きちんと段階を踏んで作成すればレポート完成までに困難は少ないが,文献講読や草稿準備について, 十分な時間を確保して
とりかかること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
定期的な指定課題の提出(50%)/ミーティング・面談への参加(50%)
テキスト(Textbooks)
必要に応じてメールなどで指示する。
参考文献(Readings)
必要に応じてメールなどで指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
課題と進め方は開講時に提示し,必要に応じて追加指示する。
オンライン上で指示することも多いので、大学アドレスのメールを常にチェックできるようにしておくこと。
注意事項(Notice)
- 286 -
■DE755
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究1
(Senior Research 1)
生井 英考(IKUI EIKO)
春学期(Spring Semester)
CMS4900
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE755:2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学部の設定する諸領域を幅広く学習することにより、実社会に出るのにふさわしい見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
各学科から 4 つずつ提示された課題(計 12 課題)のうち、2 つの課題について研究を進め、レポートを作成などの課題を達成し
て合格することで単位を修得する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を参照すること。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別指導
3. 個別指導
4. 個別指導
5. 個別指導
6. 個別指導
7. 個別指導
8. 個別指導
9. 個別指導
10. 個別指導
11. 個別指導
12. 個別指導
13. 個別指導
14. 個別指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポート2本を作成するための計画立案、レポート作成のための資料や文献の収集・整理。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2つの課題レポートの内容および口頭試問の結果を総合的に評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進め方については第1回の授業で説明するので、必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 287 -
■DE834
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究2
(Senior Research 2)
和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO)
秋学期(Fall Semester)
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
DE834:2011 年度以前入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
科目領域のうち,マス・コミュニケーション領域とメディア・コミュニケーション領域に該当する課題について,レポートを完成させ
る。
授業の内容(Course Contents)
それぞれの領域における理論的知識および研究の動向について、先行研究の学習を通じて理解を深め, 領域担当に該当する
課題に取り組み,レポートを作成・提出する。
授業計画(Course Schedule)
1. 計画書報告
2. アウトライン(1)
3. アウトライン(2)
4. 先行研究検討(1)
5. 先行研究検討(2)
6. 先行研究検討(3)
7. 目次内容検討(1)
8. 目次内容検討(2)
9. 目次内容検討(3)
10. 調査計画検討(1)
11. 調査計画検討(2)
12. 調査計画検討(3)
13. 提出前指導(1)
14. 提出前指導(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
きちんと段階を踏んで作成すればレポート完成までに困難は少ないが,文献講読や報告準備について, 十分な時間を確保して
とりかかること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
定期的な指定課題の提出(50%)/ミーティング・面談への参加(50%)
テキスト(Textbooks)
必要に応じてメールなどで指示する。
参考文献(Readings)
必要に応じてメールなどで指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
課題と進め方は開講時に提示し,必要に応じて追加指示する。
オンライン上で指示することも多いので、大学アドレスのメールを常にチェックできるようにしておくこと。
注意事項(Notice)
- 288 -
■DE855
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/卒業研究2
(Graduation Research 2)
和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO)
秋学期(Fall Semester)
CMS4900
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DE855:2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学部の設定する諸領域を幅広く学習することにより、実社会に出るのにふさわしい見識を獲得することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
各学科から 4 つずつ提示された課題(計 12 課題)のうち、2 つの課題について研究を進め、レポートを作成などの課題を達成し
て合格することで単位を修得する。詳細は履修要項および卒業論文・卒業研究ガイダンス資料を参照すること。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 個別指導
3. 個別指導
4. 個別指導
5. 個別指導
6. 個別指導
7. 個別指導
8. 個別指導
9. 個別指導
10. 個別指導
11. 個別指導
12. 個別指導
13. 個別指導
14. 個別指導
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポート2本を作成するための計画立案、レポート作成のための資料や文献の収集・整理。
成績評価方法・基準(Evaluation)
2つの課題レポートの内容および口頭試問の結果を総合的に評価する(100%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の進め方については第1回の授業で説明するので、必ず出席すること。
注意事項(Notice)
- 289 -
■DK001
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会学原論1
(Principles of Sociology 1)
生井 英考(IKUI EIKO)/須永 将史(SUNAGA MASAFUMI)/林 怡蕿(LIN I-HSUAN)
春学期(Spring Semester)
SOX1010
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK001~003
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学の基本的な考え方や概念・方法を,社会学がこれまでなにを問うてきたかを検討することから学び,その特徴を理解する。
授業の内容(Course Contents)
社会学とはどのような学問なのだろうか。それはなにを問いの対象とし,他の学問とは異なるどのようなことを明らかにしてきたの
だろう。この講義で
は,社会学がこれまで展開してきたさまざまな概念や命題について検討し,社会学がもつ独自の思考法を身につけていく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 社会学の発想
3. 個人と社会①
4. 個人と社会②
5. 逸脱
6. 相互作用①
7. 相互作用②
8. 資本と資本主義①
9. 資本と資本主義②
10. 資本と資本主義③
11. 国家と権力①
12. 国家と権力②
13. 現代の社会学①
14. 現代の社会学②
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業後にレジュメを参照して必ず復習をしておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/リアクションペーパー,出席,小レポート,授業への貢献度など(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志、2007、『社会学』、有斐閣
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
レジュメの配布等に CHORUS を用いるので,使えるようにしておくこと。
注意事項(Notice)
- 290 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DK006
自動登録/社会学原論2
(Principles of Sociology 2)
奥村 隆(OKUMURA TAKASHI)/小池 靖(KOIKE YASUSHI)/菅野 摂子(SUGANO
SETSUKO)
単位
秋学期(Fall Semester)
2単位(2 Credits)
(Credit)
言語
日本語
SOX1010
(Language)
(Japanese)
DK006~008
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
「社会学原論1」を踏まえて,社会学の個別領域の広がりを理解するとともに,主要な領域についての基礎的知識を身につける。
授業の内容(Course Contents)
社会学はきわめて多様なテーマを問うことができる学問である。現代社会に生起するさまざまな問題を社会学はどのように解明
できるのだろうか。この講義では,社会学が研究するいくつかの個別領域について検討し,現代社会に対する社会学的アプロー
チを身につけていく。
講義は,労働・消費・環境をめぐる第 1 のパート,、家族・ジェンダー・福祉をめぐる第 2 のパート,都市・エスニシティ・宗教をめぐ
る第 3 のパート,マスコミュニケーション・ジャーナリズム・メディアをめぐる第 4 のパートからなる。各クラスの授業内容は「共通レ
ジュメ」に基づくが,それぞれのクラスで異なる事例の紹介や解説がなされる場合がある。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 労働
3. 消費
4. 環境
5. 家族
6. ジェンダー
7. 福祉
8. 都市
9. エスニシティ
10. 宗教
11. マスコミュニケーション
12. ジャーナリズム
13. メディア
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業後にレジュメを参照し必ず復習をしておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/リアクションペーパー,出席,小レポート,授業への貢献度など(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 長谷川公一, 浜日出夫, 藤村正之, 町村敬志、2007、『社会学』、有斐閣 (ISBN:4641053707)
2. Anthony Giddens、2009、『社会学(第 5 版)』、而立書房 (ISBN:4880593508)
3. 松田健、2008、『テキスト現代社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623049760)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
レジュメの配布等に CHORUS を用いるので,使えるようにしておくこと。
注意事項(Notice)
- 291 -
■DK011
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会調査法1
(Social Research Methods 1)
野呂 芳明(NORO YOSHIAKI)
脇田 彩(WAKITA AYA)
岡田 陽介(OKADA YOSUKE)
春学期(Spring Semester)
SOX1510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK011~013
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会調査の意義と諸類型に関する基本事項を理解し,社会学研究の方法的基礎を身につける。
授業の内容(Course Contents)
社会調査史,社会調査の目的,調査方法論,調査倫理,調査の種類と実例,量的調査と質的調査など,資料やデータの収集か
ら分析までの諸過程に関する基礎的な事項を,実例をもとに概説する。
授業計画(Course Schedule)
1. 社会調査とは何か(社会学と社会調査,社会調査の目的と意義,社会調査の種類,実例の紹介,量的調査と質的調
査,社会調査士資格など)
2. 社会調査の歴史(社会調査の始まり,近代化と社会調査,社会変動と社会調査,社会学における社会調査の洗練化 日本
の社会調査の歴史など)
3. 社会調査の種類(統計調査、事例調査など)
4. 社会調査の注意点・倫理・プロセス(プライバシーの配
慮,ステレオタイプ,調査が現実をつくる,インフォームド・コンセント,ハラスメントの回避,コンフィデンシャリティ,社会調査
のプロセスの説明など)
5. 情報収集法(社会学的想像力,先行研究を調べることの重要性,図書館やデータベースの活用方法,統計データの調べ
方,過去の調査データの調べ方など)
6. 「記述的問い」と「説明的問い」(「記述的問い」と「説明的問い」の区別,因果関係,仮説とは何かなど)
7. 社会測定1(構成概念と操作概念,指標,直接測定と間接測定,デュルケームの『自殺論』,測定モデルなど)
8. 社会測定2(独立変数と従属変数,理論仮説と操作仮説,ホーソン効果,測定の妥当性など)
9. 調査設計の 4 類型と尺度水準(横断的調査,パネル調査,繰り返し調査,比較調査,縦断的調査,各類型の具体例の紹
介,回顧法,名義尺度,順序尺度,間隔尺度,比例(比率)尺度など)
10. 標本抽出1(全数調査[悉皆調査]と標本調査,母集団と標本,無作為抽出法と有意抽出法,アメリカ大統領選と世論調査な
ど)
11. 標本抽出2と調査票調査(割り当て法,無作為抽出の重要性,標本誤差と非標本誤差,調査票調査の手順,予備調査,プ
リテスト,自記式と他記式など)
12. 調査票調査の種類(面接調査法,留め置き調査法,郵送調査法,電話調査法,集合調査法,インターネット調査法,どの調
査方法が望ましいかなど)
13. 質的調査の基本(量的調査と質的調査の特徴,質的データの作成,聞き取り調査,参与観察,ドキュメント分析,ラポール,
オーバーラポールなど)
14. 質的調査の実際(ベッカー『アウトサイダーズ』,ウィリス『ハマータウンの野郎ども』,新聞記事の分析など)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
あらかじめ教科書の指定の範囲に目を通しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/出席,リアクションペーパー,授業内の課題など(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ-論理と方法』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4623066544)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 292 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DK016
自動登録/社会調査法2
(Social Research Methods 2)
間々田 孝夫(MAMADA TAKAO)/李 旼珍(LEE MINJIN)/櫻井 厚(SAKURAI
ATSUSHI)
単位
秋学期(Fall Semester)
2単位(2 Credits)
(Credit)
言語
日本語
SOX1510
(Language)
(Japanese)
DK016~018
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会調査の設計と実施方法について、質的調査法と量的調査法に分け、調査の企画・設計、データの収集・整理・分析までを講
義する。
授業の内容(Course Contents)
質的調査法では、その種類と代表的な作品、テーマの設定、調査対象者との関係形成、分析法、データの整理と分析・解釈をあ
つかう。量的調査法では、調査票調査の企画・設計・実施方法、調査票の作成、サンプリングの意味と方法、実査、エディティン
グ、コーディング、データ・クリーニングについてあつかう。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業の進め方と社会調査法
2. 質的調査法の種類と作品
3. テーマ設定からフィールドへ
4. 質的データの収集: フィールドワーク
5. 質的データの分析・解釈・まとめ方
6. 調査票調査の企画と設計
7. 仮説の構成
8. 調査票の作成(1)
9. 調査票の作成(2)
10. サンプリングの理論
11. サンプリングの方法
12. 調査票調査の実施
13. 調査データの整理
14. 社会調査は何を明らかにしてきたか
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
社会調査法1を復習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(59%)/出席点(26%)/授業内小テスト(15%)
テキスト(Textbooks)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ―理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 桜井厚・小林多寿子編、2005、『ライフストーリー・インタビュー――質的研究入門』、せりか書房
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 293 -
■DK021
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/社会調査法3
(Social Research Methods 3)
社会学部教員が担当
春学期(Spring Semester)
SOX2510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK021~029
授業の目標(Course Objectives)
標準的な社会調査法の授業として,数量データの分析法の基礎を扱う。2 変数間の関連の分析に習熟し,分析結果を的確に整
理できるようにする。
授業の内容(Course Contents)
度数分布表,比率の推定,クロス集計,χ
二乗検定,クラメールの V,クロス表のエラボレーション, 代表値(平均値,中央値,最
頻値),平均値の推定,分散,標準偏差,標準得点,相関係数,因果関係と相関関係,統計的資料の整理と提示法について,理
解し,実際にデータを分析してみる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:質的変数と量的変数
2. 調査データの点検,コーディング
3. 度数分布表,代表値(平均値・中央値・最頻値)
4. 複数の変数間の関係,相関と因果
5. クロス集計表の分析
6. χ
2 乗検定
χ
2 乗検定とクラメールの V
7. 三重クロス表,疑似相関とエラボレーション
8. 標本と母集団,統計的検定
9. 統計的分析の基礎,平均,分散,標準偏差
10. 平均の差の検定,相関係数
11. 共分散,相関係数,因果関係と相関関係
12. 統計資料の整理 度数分布表のグラフ表示
13. 統計資料の整理 クロス表のグラフ表示
14. 報告書の読み方・書き方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は,履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業出席(30%)/平常点(随時の宿題および課題レポート)(70%)
テキスト(Textbooks)
独自のテキストを配布。
参考文献(Readings)
1. 大谷信介ほか、2013、『新・社会調査へのアプローチ――理論と方法』、ミネルヴァ書房
2. 森岡清志編、2007、『ガイドブック社会調査』、日本評論社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
この授業は PC 実習を含め積み上げ型で進むので,欠席をすると遅れを取り戻すのが難しくなる。できる限り出席し,やむを得ず
欠席した場合には,配付テキストを必ず熟読し実習をして,次回授業に臨むこと。
注意事項(Notice)
- 294 -
■DK051
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録/基礎演習
(Introductory Seminar for Sociological Research)
社会学部教員が担当
秋学期(Fall Semester)
SOX1020
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK051~092
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
高校までの勉強とは異なる「大学で研究すること」を経験するとともに,その基礎を学ぶ。
授業の内容(Course Contents)
大学での学びは,自ら問いを立てて,この問いに沿って研究をすすめ,成果をまとめるという過程である。この演習ではこうした一
連の過程を経験するために「PBL(Project Based Learning)」という方式を導入し,自分たちの問題意識に従ってテーマを設定し,
自分たちで仮説を立て,データを集め,なんらかの答えを出して最終レポートにまとめてい
く。このなかで,レジュメ作成や報告・討論のしかた,レポート執筆上のルールやマナーなど,研究(学び)のために必要な基礎的
能力を身につけていく。
演習形式の授業は,講義形式のもの以上に毎回の出席と授業への積極的な参加が要求されるので,この点をよく理解して履修
すること。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション−大学で学ぶということ
2. テーマ設定について
3. 仮説の設定について
4. データ収集について
5. レジュメ作成について
6. 報告・討論について
7. レポート執筆上のルール
8. レポート執筆上のマナー
9. テーマ設定とグルーピングについて
10. フィールド調査について
11. 発表について
12. 報告書の作成について(1)
13. 報告書の作成について(2)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習も含め,授業に関連する情報を掲示することがあるので,よく注意すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への出席,通常のゼミ時での貢献,最終レポート等によって評価を行う。(100%)
テキスト(Textbooks)
事前ないし授業時に提示。
参考文献(Readings)
事前ないし授業時に提示。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
上記授業計画は代表的な例である。
注意事項(Notice)
- 295 -
■DK101
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Introduction to Sociology A
倉本 由紀子(KURAMOTO YUKIKO)
春学期(Spring Semester)
SOX2031
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK101 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語運用能力を活用しながら、社会に生起している問題を発見し、分析・理解するための能力を身につけることを目標にします。
授業の内容(Course Contents)
国際社会の諸問題をグローバル言語の一つである英語で考察するため、翻訳を中心とした授業ではなく、米国の大学生が使用
している初級社会学の教科書を中心に英文新聞記事や国際機関の資料等を使い、多様な見方や考え方に「出合う」ことを目的と
します。英語が苦手でも、国際社会で「協働」する手段を身につけたい学生を歓迎します。授業内容は、1.英語で社会学を読み
学ぶ。2.社会問題など自分が問題意識を持つ課題について、英語で問題提起し、ディスカッションをリードする。他の受講生は、
ディスカッションに積極的に参加する 3.英語でレポートを書く方法を学ぶ と、3 つのパートに分かれています。受講者の皆さ
ん、「社会学」を英語で体験しましょう。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 社会学的創造力とは
3. 文化
4. 文化と社会
5. グローバリゼーションと文化
6. 社会化
7. 問題提起・ディスカッション
8. 問題提起・ディスカッション
9. 問題提起・ディスカッション
10. 問題提起・ディスカッション
11. 英語でレポートを書く方法(文章構成などの説明)
12. 英語でレポートを書く方法(アウトラインを書く)
13. 英語でレポートを書く方法(1パラグラフを書く)
14. 総括・まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎週配付するテキストを音読し、段落ごとに要旨をまとめることを宿題とします。また授業中は、受講生の積極的な参加を期待し
ます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
課題レポート(30%)/問題提起とディスカッションをリードする(30%)/出席・授業への参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
授業中に、資料を配付します。
参考文献(Readings)
1. A.Giddens, M.Duneier, R.Appelbaum, and D.Carr. 2013. Essentials of Sociology. W.W. Norton (ISBN:9780393918830)
2. Richard T. Schaefer. 2010. Sociology. McGraw Hill International Edition (ISBN:9780070172371)
3. W. Chambliss and D. Eglits. 2014. Discover Sociology. Sage Publications (ISBN:9781483300832)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 296 -
■DK102
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Introduction to Sociology B
倉本 由紀子(KURAMOTO YUKIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2031
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK102 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語運用能力を活用しながら、社会に生起している問題を発見し、分析・理解するための能力を身につけることを目標にします。
授業の内容(Course Contents)
国際社会の諸問題をグローバル言語の一つである英語で考察するため、翻訳を中心とした授業ではなく、米国の大学生が使用
している初級社会学の教科書を中心に英文新聞記事や国際機関の資料等を使い、多様な見方や考え方に「出合う」ことを目的と
します。英語が苦手でも、国際社会で「協働」する手段を身につけたい学生を歓迎します。授業内容は、1.英語で社会学を読み
学ぶ。2.社会問題など自分が問題意識を持つ課題について、英語で問題提起し、ディスカッションをリードする。他の受講生は、
ディスカッションに積極的に参加する 3.英語でレポートを書く方法を学ぶ と、3 つのパートに分かれています。受講者の皆さ
ん、「社会学」を英語で体験しましょう。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 階層
3. 階級
4. 社会における多様な不平等
5. グローバルな不平等
6. ジェンダー不平等
7. 問題提起・ディスカッション
8. 問題提起・ディスカッション
9. 問題提起・ディスカッション
10. 問題提起・ディスカッション
11. 英語でレポートを書く方法(文章構成などの説明)
12. 英語でレポートを書く方法(アウトラインを書く)
13. 英語でレポートを書く方法(1パラグラフを書く)
14. 総括・まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎週配付するテキストを音読し、段落ごとに要旨をまとめることを宿題とします。また授業中は、受講生の積極的な参加を期待し
ます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
課題レポート(30%)/問題提起とディスカッションをリードする(30%)/出席・授業への参加度(40%)
テキスト(Textbooks)
授業中に、資料を配付します。
参考文献(Readings)
1. A.Giddens, M.Duneier, R.Appelbaum, and D.Carr. 2013. Essentials of Sociology. W.W. Norton (ISBN:9780393918830)
2. Richard T. Schaefer. 2010. Sociology. McGraw Hill International Editio (ISBN:9780070172371)
3. W. Chambliss and D. Eglits. 2014. Discover Sociology. Sage Publications (ISBN:9781483300832)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 297 -
■DK111
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Lecture & Discussion on Social Issues A
Lecture & Discussion on Social Issues A
藤岡 伸明(FUJIOKA NOBUAKI)
春学期(Spring Semester)
SOX3131
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK111 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語による社会学の学識とアクティブな英語力を習得することが最終目標である。英語でグローバリゼーションについて広く学
び,個々のテーマに関して英語で自在に発表し,かつ積極的に討論する力を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
グローバリゼーションと企業活動というテーマのもとで様々な事例や事象を考察する。英字新聞と社会学の教科書を読みながら,
国境を越えた企業活動がどのように展開し,どのような新しい機会と問題を生み出しているかを考える。初めに教員が各回の事
例・事象に関する説明を行い,課題の取り組み状況を確認する。次に担当者が短時間の発表と質疑応答を行う。残りの時間に全
体またはグループで討論を行う。授業は英語で行う。学期当初は英語での発表・討論が困難であっても,向上心のある学生であ
れば(むしろそういう学生を)歓迎したい。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction
2. Rebranding Disney Stores
3. Intel's New Ad Campaign
4. Making Consumption "Sustainable"
5. Balancing Growth and Job Stability
6. New Strategies at Starbucks
7. Big Brands and Their Copycats
8. Getting Women into Boardrooms
9. Social Media and Airlines
10. Health Food Prospects in Asia
11. The New Outsourcing Movement
12. Changes in the Expatriate Haven
13. Final presentations (1)
14. Final presentations (2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
受講生は事前に各回の事例・事象に関するテキストを読み,課題に取り組み,討論の準備をする。各回の担当者は 10~15 分程
度の発表と質疑応答のための準備を行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・課題の取り組み状況・討論への参加度(60%)/最終発表(30%)/担当する回の発表(10%)
テキスト(Textbooks)
授業中に資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. Silver, R. et al.. 2011. Global Trends in Business. Kinseido
2. Fulcher, J. and Scott, J.. 2011. Sociology (4th edition). Oxford University Press
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業は英語で行うが,授業時間外のフォローアップは日本語も用いて柔軟に行う。日本語が全く通じない環境(留学や海外招聘
講師による授業)に挑戦する前にこの授業で実力と自信をつけてもらいたい。
注意事項(Notice)
- 298 -
■DK112
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Lecture & Discussion on Social Issues B
Lecture & Discussion on Social Issues B
藤岡 伸明(FUJIOKA NOBUAKI)
秋学期(Fall Semester)
SOX3131
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK112 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語による社会学の学識とアクティブな英語力を習得することが最終目標である。英語でグローバリゼーションについて広く学
び,個々のテーマに関して英語で自在に発表し,かつ積極的に討論する力を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
グローバリゼーションと人の国際移動というテーマのもとで様々な事例や事象を考察する。移民研究の入門書を読みながら,国
境を越えた人の移動がどのように生起し,どのような社会変容を引き起こしているかを考える。初めに教員が各回の事例・事象に
関する説明を行い,課題の取り組み状況を確認する。次に担当者が短時間の発表と質疑応答を行う。残りの時間に全体または
グループで討論を行う。授業は英語で行う。学期当初は英語での発表・討論が困難であっても,向上心のある学生であれば(むし
ろそういう学生を)歓迎したい。
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction
2. A brief history of international migration
3. General trends in contemporary migrations
4. Migrant categories
5. Migration systems and networks
6. Transnationalism
7. Diasporas
8. Refugees and asylum-seekers
9. Highly skilled migrants
10. Lifestyle migration
11. Ethnic minorities in Japan (1)
12. Ethnic minorities in Japan (2)
13. Final presentations (1)
14. Final presentations (2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
受講生は事前に各回の事例・事象に関するテキストを読み,課題に取り組み,討論の準備をする。各回の担当者は 10~15 分程
度の発表と質疑応答のための準備を行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・課題の取り組み状況・討論への参加度(60%)/最終発表(30%)/担当する回の発表(10%)
テキスト(Textbooks)
授業中に資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. Castles, S. et al.. 2013. The Age of Migration (5th edition). The Guilford Press
2. Koser, K.. 2007. International Migration: A Very Short Introduction. Oxford University Press
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業は英語で行うが,授業時間外のフォローアップは日本語も用いて柔軟に行う。日本語が全く通じない環境(留学や海外招聘
講師による授業)に挑戦する前にこの授業で実力と自信をつけてもらいたい。
注意事項(Notice)
- 299 -
■DK113
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Lecture & Discussion on Culture A
Lecture & Discussion on Culture A
実松 克義(SANEMATSU KATSUYOSHI)
春学期(Spring Semester)
SOX3231
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK113 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語での社会学の学識、アクティブな英語力を習得するのが最終目標である。人間社会の文化に関して広く学び、個々のテーマ
に関して英語で自在に発表し、かつ積極的に討論する力を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
人間にとって文化とは何かを理解するため、文化を構成する基本的な要素を取り上げて学ぶ。毎週予定されたテーマ(「授業計
画」参照)について、最初に担当者によるレクチャーがあり、その後、学生によるディスカッションを行う。宿題としてテーマについ
てのリーディング・アサインメント、小レポートを課す。また学生は各自のテーマについて研究し、最終発表を行い、レポートを提出
する。授業はすべて英語で行う。
授業計画(Course Schedule)
1. Course outline, Introduction, Orientation(コース説明、イントロ、オリエンテーション)
2. What is culture?(文化とは何か)
3. Aspects of culture(文化の諸相)
4. What is language?(言語とは何か)
5. Language and culture(言語と文化)
6. Love and marriage(愛と結婚)
7. Family and society(家族と社会)
8. Religion(宗教)
9. The UK culture(イギリス文化)
10. American culture(アメリカ文化)
11. Japanese culture(日本文化)
12. Cultural relativism and multi-culturalism(文化相対主義と多文化主義)
13. Final presentations I(最終発表 I)
14. Final presentations II(最終発表 II) Final report due(最終レポート締め切り)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
学生は事前にテーマについてのリーディング教材を読み、ディスカッションの準備を行う。また小レポートを作成し提出する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/最終発表(15%)/リーディング・アサインメント+小レポート(20%)/ディスカッション活動(15%)/出席
(30%)
テキスト(Textbooks)
特定のテキストは使用しない。担当者作成のリーディング教材(コピー)を配布する。レクチャーはパワーポイントを使用する。
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
担当者の HP:
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/arawak/latina/index.htm
注意事項(Notice)
- 300 -
■DK114
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Lecture & Discussion on Culture B
Lecture & Discussion on Culture B
実松 克義(SANEMATSU KATSUYOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX3231
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK114 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語での社会学の学識、アクティブな英語力を習得するのが最終目標である。人間社会の宗教について広く学び、個々のテーマ
に関して英語で自在に発表し、かつ積極的に討論する力を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
人間にとって宗教とは何かを理解するため、日本を含む世界の宗教的伝統を取り上げて学ぶ。毎週予定されたテーマ(「授業計
画」参照)について、最初に担当者によるレクチャーがあり、その後、学生によるディスカッションを行う。宿題としてテーマについ
てのリーディング・アサインメント、小レポートを課す。また学生は各自のテーマについて研究し、最終発表を行い、レポートを提出
する。授業はすべて英語で行う。
授業計画(Course Schedule)
1. Course outline, Introduction, Orientation(コース説明、イントロ、オリエンテーション)
2. What is religion?(宗教とは何か)
3. Buddhism(仏教)
4. Shintoism(神道)
5. Japanese Buddhism(日本の仏教)
6. Christianity(キリスト教)
7. Islam(イスラーム)
8. Japanese New Religions(日本の新宗教)
9. American New Religions and the New Age movement(アメリカの新宗教とニューエイジ運動)
10. Shamanism(シャーマニズム)
11. Shamanism in Japan(日本のシャーマニズム)
12. Essence of religion(宗教の本質)
13. Final presentations I(最終発表 I)
14. Final presentations II(最終発表 II) Final report due(最終レポート締め切り)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
学生は事前にテーマについてのリーディング教材を読み、ディスカッションの準備を行う。また小レポートを作成する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/最終発表(15%)/リーディング・アサインメント+小レポート(20%)/ディスカッション活動(15%)/出席
(30%)
テキスト(Textbooks)
特定のテキストは使用しない。担当者作成のリーディング教材(コピー)を配布する。レクチャーはパワーポイントを使用する。
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
担当者の HP:
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/arawak/latina/index.htm
注意事項(Notice)
- 301 -
■DK115
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Lecture & Discussion on Media and Communication A
Lecture & Discussion on Media and Communication A
実松 克義(SANEMATSU KATSUYOSHI)
春学期(Spring Semester)
SOX3331
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK115 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語での社会学の学識、アクティブな英語力を習得するのが最終目標である。現代社会の重要な時事的問題及び課題を広く学
び、個々のテーマに関して英語で自在に発表し、積極的に討論する力を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
教材として Different Perspectives(Kinseido、2014 年)を使用する。毎週予定されたテーマ(「授業計画」参照)について、最初に教
科書を使ったリーディング中心の練習を行い、続いて担当者によるテーマの解説がある。その後、学生はディスカッションを行う。
宿題としてテーマについてのリーディング・アサインメント、小レポートを課す。また学生は各自のテーマについて研究し、最終発
表を行い、レポートを提出する。授業はすべて英語で行う。
授業計画(Course Schedule)
1. Course outline, Introduction, Orientation(コース説明、イントロ、オリエンテーション)
2. East Japan Great Earthquake(東日本大震災)
3. Animals and symbiosis(動物と共生)
4. Immigrants(移民)
5. Islam and women(イスラームと女性)
6. Gender(ジェンダー)
7. Gun and society(銃と社会)
8. Social network(ソーシャル・ネットワーク)
9. Today's Japanese family(現代日本の家族)
10. Environmental protection(環境保護)
11. History and slavery(歴史と奴隷制)
12. Special class: Islam(イスラーム)
13. Final presentations I(最終発表 I)
14. Final presentations II(最終発表 II) Final report due(最終レポート締め切り)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
学生は事前に教科書のリーディング教材を読み、テーマについてのディスカッションの準備を行う。また小レポートを作成する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/最終発表(15%)/リーディング・アサインメント+小レポート(20%)/ディスカッション活動(15%)/出席
(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 2014. Different Perspectives: Understanding Current World Issues. Kinseido
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
担当者の HP:
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/arawak/latina/index.htm
注意事項(Notice)
- 302 -
■DK116
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Lecture & Discussion on Media and Communication B
Lecture & Discussion on Media and Communication B
実松 克義(SANEMATSU KATSUYOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX3331
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
DK116 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語での社会学の学識、アクティブな英語力を習得するのが最終目標である。現代社会の重要な時事的問題及び課題を広く学
び、個々のテーマに関して英語で自在に発表し、積極的に討論する力を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
教材として内外の英字新聞、英語雑誌、あるいはインターネット上の英文記事を使用する。現代世界における 11 の最新テーマを
取り上げる。最初に担当者による解説、学生の小発表があり、その後ディスカッションを行う。宿題としてテーマについてのリーデ
ィング・アサインメント、小レポートを課す。また学生は各自のテーマについて研究し、最終発表を行い、レポートを提出する。授業
はすべて英語で行う。
授業計画(Course Schedule)
1. Course outline, Introduction, Orientation(コース説明、イントロ、オリエンテーション)
2. Education(教育)
3. Global Warming(地球温暖化)
4. Japan's Future(日本の将来)
5. AIDS(エイズ)
6. IS and Terrorism(イスラム国とテロ)
7. Immigration and Refugees(移民と難民)
8. Life in the Universe(宇宙の生命)
9.
Japanese Animation(日本のアニメ)
10. Nuclear Weapons(核兵器)
11. Happiness(幸福)
12. Special class: Cultural Relativism(文化相対主義)
13. Final presentations I(最終発表 I)
14. Final presentations II(最終発表 II) Final report due(最終レポート締め切り)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
学生は事前にテーマについてのリーディング教材を読み、小発表・ディスカッションの準備を行う。また小レポートを作成する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/最終発表(15%)/リーディング・アサインメント+小レポート(20%)/小発表・ディスカッション活動
(15%)/出席(30%)
テキスト(Textbooks)
特定のテキストは使用しない。担当者作成のリーディング教材(コピー)を配布する。
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
担当者の HP:
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/arawak/latina/index.htm
注意事項(Notice)
- 303 -
■DK121
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Writing Academic English A
楠 浩恵(KUSUNOKI HIROE)
春学期(Spring Semester)
SOX3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK121 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語でレポート・論文などを作成する能力を養成する。
授業外で英語の本を 1 冊読み、発表する。
授業の内容(Course Contents)
(1) 論文を書くために必要な具体的な技術を身につける
(2) 英語で書かれている文章を数多く読む
(3) 英語を多く書き、英文に慣れる
(4) 実際に英語で論文を書いてみる
(5) 発表する
授業計画(Course Schedule)
1. Part I. Introduction
1 Overview
2. Part I. Introduction
1 Overview
3. Part II. Planning & Researching
2 Initial Planning
4. Part II. Planning & Researching
3 Planning & Organizing
5. Part II. Planning & Researching
4 Researching
6. Part III. Writing the Research Paper
5 Writing the Research Paper: Introduction, Body & Conclusion
7. Part III. Writing the Research Paper
5 Writing the Research Paper: Introduction, Body & Conclusion
8. Part III. Writing the Research Paper
5 Writing the Research Paper: Introduction, Body & Conclusion
9. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
10. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
11. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
12. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
13. Presentation
14. Final Report
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/プレゼンテーション(20%)/リーディング・アサインメント+レポート(20%)/ディスカッション活動
(10%)/出席(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 吉田友子、2008、『アカデミックライティング入門 英語論文作成法』、慶應義塾大学出版会
2. Colin Joyce. 2014. How to Japan A Tokyo Correspondent's Take. NHK Publishing
- 304 -
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 305 -
■DK122
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/Writing Academic English B
楠 浩恵(KUSUNOKI HIROE)
秋学期(Fall Semester)
SOX3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK122 2010 年度以降入学者適用
人数制限科目(20 名)
授業の目標(Course Objectives)
英語でレポート・論文などを作成する能力を養成する。
授業外で英語の本を 1 冊読み、発表する。
授業の内容(Course Contents)
(1) 論文を書くために必要な具体的な技術を身につける
(2) 英語で書かれている文章を数多く読む
(3) 英語を多く書き、英文に慣れる
(4) 実際に英語で論文を書く
(5) 発表する
授業計画(Course Schedule)
1. Part I. Introduction
1 Overview
2. Part I. Introduction
1 Overview
3. Part II. Planning & Researching
2 Initial Planning
4. Part II. Planning & Researching
3 Planning & Organizing
5. Part II. Planning & Researching
4 Researching
6. Part III. Writing the Research Paper
5 Writing the Research Paper: Introduction, Body & Conclusion
7. Part III. Writing the Research Paper
5 Writing the Research Paper: Introduction, Body & Conclusion
8. Part III. Writing the Research Paper
5 Writing the Research Paper: Introduction, Body & Conclusion
9. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
10. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
11. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
12. Part III. Writing the Research Paper
6 Completing the Research Paper
13. Presentation
14. Final Report
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/プレゼンテーション(20%)/リーディング・アサインメント+レポート(20%)/ディスカッション活動
(10%)/出席(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 吉田友子、2008、『アカデミックライティング入門 英語論文作成法』、慶應義塾大学
2. Byrne, Rhonda. 2012. The Magic (The Secret). Atria Books (ISBN:9781451673449)
テキスト『アカデミックライティング入門』に関しては、Writing Academic English A で使用しなかった箇所も使用する。
- 306 -
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 307 -
■DK131
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK131/現代社会論
(Contemporary Society Studies)
赤堀 三郎(AKAHORI SABURO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代社会という漠然とした対象と,そこに生起する諸問題を,社会学の理論という道具を用いて明晰に捉え,考え,論じられるよう
になること。
授業の内容(Course Contents)
N・ルーマンの社会理論に依拠して現代社会という対象に接近する。この理論を用いることで,社会学に必要となる「ものの見
方」,社会学の対象だけがもつ固有の性質,現代社会固有の構造とそれに関連する諸問題といったテーマがどのように「違って」
見えてくるのかを示していく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 現代社会論と社会学
3. 社会学的システム理論
4. フィードバックと社会プロセス
5. コミュニケーションと社会システム
6. セカンド・オーダーの観察
7. コミュニケーション・メディア
8. 社会の機能分化
9. 社会の機能分化と自己アイデンティティ
10. シンボルによって一般化されたメディア
11. マスメディアのリアリティ
12. 包摂と排除
13. エコロジー問題
14. 社会の自己記述(まとめ)
詳細は第1回の授業で説明する。受講者の反応をみて適宜内容や順序を変更する場合がある。毎回授業の最後に「書く作
業」を課す。
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業で用いるスライドの一部を配布資料として事前に CHORUS にアップロードする予定である。各自,授業前に入手し,一通り目
を通しておくことが望ましい。また,本講義で扱う内容は,社会学の基礎知識が身についていないと理解することが著しく困難であ
る。受講者には,「社会学原論」をはじめとするこれまでの学習の振り返りと,本講義の各回終了後の復習を強く勧める。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/リアクションペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
使用しない。
参考文献(Readings)
N・ルーマン著・馬場靖雄・赤堀三郎・菅原謙・高橋徹訳『社会の社会』(法政大学出版局
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 308 -
2009 年(原著 1997 年))
■DK132
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK132/自己と他者の社会学
(Sociology of Self and Others)
奥村 隆(OKUMURA TAKASHI)
春学期(Spring Semester)
SOX2110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
さまざまなコミュニケーションにおける自己と他者の関係、そこでの自己の生成・変容に対する社会学的アプローチを理解し、現
代社会における自己と他者との関係性をめぐる諸現象について考察する視点を身につける。
授業の内容(Course Contents)
私にとって「自己」はもっとも重要なものであり、もっともやっかいなものでもある。また、「他者」は一方で私の歓びや感動の源泉
であり、他方で最大の不幸と制約の原因ともなる。このように「問題としての自己」と「問題としての他者」が関係することによって、
コミュニケーションが生まれ、それぞれの自己が生成・変容する。このありさまを、社会学はいくつもの異なる考え方によってとらえ
てきた。この講義は、さまざまなコミュニケーションの形態のなかでの「自己と他者」の関係を検討することを通して、現代の自己と
他者をめぐる問題に接近する社会学的アプローチを理解するとともに、自己と他者の関係についての想像力を広げることをめざ
す。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション――問題としての自己/問題としての他者
2. <浸透>における自己と他者――ルソー
3. <遊戯>における自己と他者――ジンメル
4. <対話>における自己と他者――ハーバーマス
5. <承認と葛藤>における自己と他者――レイン
6. <羞恥と誘惑>における自己と他者――サルトル
7. <模倣>における自己と他者――ジラール
8. <演技>における自己と他者――ゴフマン(1)
9. <儀礼>における自己と他者――ゴフマン(2)
10. <感情管理>における自己と他者――ホックシールド
11. <接続>における自己と他者――ルーマン
12. <パラドックス>における自己と他者――ベイトソン
13. <純粋な関係性>における自己と他者――ギデンズ
14. おわりに――自己の両義性/他者の両義性
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
小レポート、リアクションペーパー(次回提出の場合)のために、必要に応じて参考文献を読み、資料収集をすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/小レポート(20%)/リアクションペーパー(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 奥村隆、2013 年、『反コミュニケーション』、弘文堂 (ISBN:978-4-335-50135-7)
参考文献(Readings)
1. 長谷正人・奥村隆、2009 年、『コミュニケーションの社会学』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-12392-2)
その他、授業中に紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 309 -
■DK133
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK133/成熟社会論
(Matured Society)
社会の成熟と個人の成熟
木下 康仁(KINOSHITA YASUHITO)
春学期(Spring Semester)
SOX2110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会の成熟とは何か、個人の成熟とは何か、そして両者はどのような相互的関係にあるのかという問いに取り組むことで、これか
らのあるべき社会像としての成熟社会について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
成熟社会は福祉社会を基盤として成立するという立場から、福祉国家から福祉社会への歴史的展開をおさえ、そのうえでグロー
バルな視点から今日的課題を検討する。また、複雑なライフヒストリーを編みつつ長い人生を生きていく個人の側から人生・生活
上の特性と課題を考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 人口動態特性と社会的統合の問題(1)
3. 人口動態特性と社会的統合の問題(2)
4. 福祉国家から福祉社会へ(1)
5. 福祉国家から福祉社会へ(2)
6. 共助型社会の可能性(1)
7. 共助型社会の可能性(2)
8. 生命と死の多様化と多義化(1)
9. 生命と死の多様化と多義化(2)
10. 生命と死の多様化と多義化(3)
11. 生活の多様化と多義化(1)
12. 人生の多様化と多義化(2)
13. 成熟社会に向けての理論的課題
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講義資料を活用して、とくに復習をしっかりすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
筆記試験 80%、リアクションペーパー20%
テキスト(Textbooks)
とくに指定しない。
参考文献(Readings)
授業の中で関連するものをその都度紹介していく。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www2.rikkyo.ac.jp/~yasuhito/index.html
注意事項(Notice)
- 310 -
■DK134
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK134/公共性の社会学
(Sociology of the Public Sphere)
コミュニティにおけるガバナンスの可能性
西山 志保(NISHIYAMA SHIHO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
欧米やアジアの諸都市で発生する様々な問題に対して,政府や市場,市民など多様な主体が協力しながら問題解決に取り組む
過程を,ガバナンス(協治)という視点から捉え,そのメカニズムや役割分担を解明する。
授業の内容(Course Contents)
まちづくりや都市再生におけるガバナンスの実態を,都市政策やパートナーシップ政策との関わりや市民セクターの活動実態,行
政との協働などから分析する。とりわけ草の根レベルで活動を担う NPO/ NGO,社会的企業の具体的なケース・スタディの国際
比較から,問題解決能力を身につけることを目指す。
授業計画(Course Schedule)
1. 福祉国家の転換とガバナンス論の広がり
2. グローバル化における都市戦略の展開
3. ガバナンス型まちづくりとは
4. ガバナンスを担う社会的企業
5. パートナーシップ政策とガバナンス
(イギリス)
6. イギリス事例分析
7. 新自由主義的ガバナンスの行方(アメリカ)
8. 正義都市アムステルダム(オランダ)
9. 上海におけるコミュニティ再生(中国)
10. アセット・マネジメントとガバナンス
11. 中心市街地再生とガバナンス形成(日本)
12. 縮小社会とガバナンス
13. コミュニティガバナンスの可能性
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内で指示します
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/リアクションペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
西山八重子編『分断社会と都市ガバナンス』(日本経済評論社 2011)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 311 -
■DK135
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK135/現代社会変動論
(Contemporary Social Change)
松本 康(MATSUMOTO YASUSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2110
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代社会の変動を,歴史的でグローバルな視点から大づかみに捉えるとともに,社会を構成する集団・組織・コミュニティの変
動について理解する。
授業の内容(Course Contents)
私たちの生きている社会は,どこから来てどこへ行くのか。私たちは,この変化にどのようにかかわることができるのか。社会学
は,この問いに答えるために生まれてきた。この授業では,産業革命以降の社会変動を大づかみに捉えたうえで,先進工業国の
社会構造と近年の変化について概説する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 社会の構造と変動――社会変動とは社会構造の変動である
3. 予見するために見る――サンシモンとコント
4. 社会進化と資本主義――スペンサーとマルクス
5. コミュニティの衰退――テンニエスとデュルケム
6. 近代の悲劇――ジンメルとウェーバー
7. 資本主義と工業化――世界システムの変動
8. 都市化とコミュニティ――コミュニティの存続と変容
9. グローバル化と都市――情報都市・グローバル都市・創造都市(1)
10. グローバル化と都市――情報都市・グローバル都市・創造都市(2)
11. 官僚制という組織――官僚制化のゆくえ
12. 労働社会の変貌――労働の疎外と柔軟化
13. 階級構造と社会移動――不平等の構造化と構造再編
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストは準備学習用です。第 1 回目に配布する資料に掲載されている授業単元とテキストとの対照表を参考に準備学習を進
めてください。また、授業時に配付する資料にも参考文献リストがついていますので、各自、関心のある文献を選んで読むように
してください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出席状況(30%)
テキスト(Textbooks)
1. ギデンズ、2004、『社会学』、而立書房 (ISBN:ISBN 9784880593500)
テキストは準備学習用です。毎回講義資料を配付します。講義資料は授業終了後、下記 URL から取得可能です。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www.rikkyo.ne.jp/web/ymatsumoto/index.html
注意事項(Notice)
- 312 -
■DK141
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
自動登録
抽選登録/文化の社会理論
(Social Theory and Culture)
阿部 珠理(ABE JURI)
春学期(Spring Semester)
SOX2210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK141・146 2012 年度以降入学者適用
現代文化学科学生は自動登録科目
社会学科・メディア社会学科学生は人数制限科目
授業の目標(Course Objectives)
私たちの日常生活における文化の働きを考える。
授業の内容(Course Contents)
「文化」が日常の私たちの社会生活のなかに,どのような形で現れ,私たちの意識や価値観,行動パターンをどのように規定して
いるのか,また新たな文化はどのように生まれてくるのかを,身近なテーマから考えてゆく。多様な視点や理論を参照しなが
ら,文化概念の幅広い理解を目指す。
授業計画(Course Schedule)
1. 導入
2. 食べる 1
3. 食べる 2
4. 飲む 1
5. 飲む 2
6. 話す 1
7. 話す 2
8. 装う 1
9. 装う 2
10. 愛する 1
11. 愛する 2
12. 祈る 1
13. 祈る 2
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
映画「ダンスウィズウルフ」を見ておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出席・コメントペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない(プリントを配布する)。
参考文献(Readings)
講義時に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 313 -
■DK142
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK142/都市社会論
(Study of Urban Society)
下村 恭広(SHIMOMURA HIROSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
都市に関する社会学の代表的な議論を踏まえ、「社会」との関係で都市空間を論じることができるようになる。
授業の内容(Course Contents)
社会学的な観点からの都市空間の問い方を、初学者向けに解説する。社会学が学問として制度化した頃に「社会」あるいは「社
会問題」と呼ばれた事柄は、工業化に伴って姿を現した新しい都市空間のありように深く規定されていた。以後社会学の発想と都
市空間の問題認識とは分かちがたく結びついているが、その結び目で問われてきた問題群を、コミュニティ、権力、ジェンダー、排
除という四つの側面から検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. コースガイダンス
2. コミュニティの都市論(1) 家と村
3. コミュニティの都市論(2) 分業と都市的生活様式
4. コミュニティの都市論(3) 都市化と自治
5. 権力の都市論(1) 都城と神殿
6. 権力の都市論(2) 飢餓の地理
7. 権力の都市論(3) 都市体系と都市類型
8. ジェンダーの都市論(1) 共同消費
9. ジェンダーの都市論(2) 性別分業と居住
10. ジェンダーの都市論(3) 異性愛の空間編成
11. 排除の都市論(1) スティグマ化された空間
12. 排除の都市論(2) 野宿と公共空間
13. 排除の都市論(3) 貧困の空間
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回、事前に指定した文献を読んでおくことを前提とした講義となる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
教科書は使わない。
参考文献(Readings)
1. 中筋直哉・五十嵐泰正編、2013、『よくわかる都市社会学』、ミネルヴァ書房
2. 町村敬志・西澤晃彦編、2000、『都市の社会学』、有斐閣
3. 松本康編、2014、『都市社会学・入門』、有斐閣
4. 森岡清志編、2008、『地域の社会学』、有斐閣
その他適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 314 -
■DK143
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK143/グローバル社会論
(Global Society)
橋本 みゆき(HASHIMOTO MIYUKI)
春学期(Spring Semester)
SOX2210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
人の国際移動の歴史的展開や在日外国人の状況を通して、地球大の「社会」の形成と変動、構築について理解する。
授業の内容(Course Contents)
私たちは、グローバル化がもはや自明視された現代社会に生きている。国家レベルでは、日本も周辺地域や諸外国と緊密に関
わりあう一方、大きく複雑な「社会」の動きの一部をなし、また個人レベルでは、人びとはそこに在ってさまざまな影響を受けつつ
自らの生活を築いてきた。本講義では人の国際移動に注目し、その1つの例として在日外国人を取り上げ、その送出し地域・受
入社会の関係と日本生活の諸相について概説する。最近の情報・知見を提供するとともに歴史的な経緯をたどりながら、具体的
素材をもとに、生身の人間にとっての「グローバル社会」のあり方をともに考えてみたい。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:グローバル化の中の社会
2. 人の国際移動の世界史
3. 在日外国人の歴史的展開と基本的な法制度
4. 在日外国人の出身地Ⅰ:朝鮮半島
5. 在日外国人の出身地Ⅱ:中国
6. 在日外国人の出身地Ⅲ:フィリピン
7. 在日外国人の出身地Ⅳ:ブラジル
8. 国家におけるシティズンシップと移民ネットワーク
9. 労働と階層
10. 家族とジェンダー
11. 福祉と教育
12. 人権から考える「国際社会」
13. 時事企画またはゲスト講演
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
日頃から在日外国人に関する本やニュースに目を通し、日本また地球大の社会構造・動きに位置づけるとどのようなことが考え
られるのか、自分なりに捉えてみる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/出席(30%)/授業内小レポート(20%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。テーマごとにプリントを配布する。
参考文献(Readings)
1. 宮島・佐藤・小ヶ谷編、2015、『国際社会学』、有斐閣 (ISBN:9784641174061)
2. 山田・大矢根編、2011、『グローバル社会の国際関係論〔新版〕』、有斐閣 (ISBN:9784641049888)
他は授業内で示す。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 315 -
■DK144
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK144/環境社会論
(Environment and Society)
公害・環境問題から地域づくりまで
関 礼子(SEKI REIKO)
春学期(Spring Semester)
SOX2210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
環境社会学の基礎理論を学ぶ。環境社会学の分野で取り扱われる重要な事例分析を中心に、歴史的・空間的に環境問題を読
み解くとともに、環境づくり=地域づくりについて考える。
授業の内容(Course Contents)
映像資料を利用しながら、近代化以降の公害・環境問題、自然保護、地域づくり(内発的発展や景観や歴史的建造物の保全等)
に関わるテーマを考察していく。また、自然と人間との関係を紐解く理論的視点によって、そうした事例がいかに読み解かれるの
かを考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 生業の近代化とグローバル化
3. 生業の近代化とグローバル化への疑問
4. 自然とアイデンティティ(エコロジー)
5. 自然とアイデンティティ(環境復元)
6. 自然とアイデンティティ(自然保護)
7. 地域づくり・まちづくり(1 村 1 品~湯布院)
8. 地域づくり・まちづくり(地元学)
9. 環境問題から地域づくりへ
10. 市民参加の意味を考える
11. 環境問題の歴史的視点1
12. 環境問題の歴史的視点2
13. 現在に帰属する過去1
14. 環現在に帰属する過去2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストの関連部分を事前事後に読んでおくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/リアクション・ペーパーを含む授業内レポート(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 関礼子・中澤秀雄・丸山康司・田中求、2009、『環境の社会学』、有斐閣 (ISBN:978-4-641-12383-4)
参考文献(Readings)
1. 鳥越皓之編、2000、『環境ボランティア・NPO の社会学』、新曜社 (ISBN:4-7885-0725-0)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 316 -
■DK145
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK145/現代文化論
(Contemporary Culture)
小池 靖(KOIKE YASUSHI)
春学期(Spring Semester)
SOX2210
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
文化社会学の入門。
現代文化関連の上位科目への導入となるように設計されている。
授業の内容(Course Contents)
サブカルチャー、ポピュラー文化、対抗文化などのトピックを、1回1テーマずつ扱う。映像資料も適宜参照する。
イデオロギー、言説、権力、ポリティクスなどをキーワードに、文化現象を社会学的にとらえる。カルチュラル・スタディーズなどに
も触れる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. ファッション
3. 音楽
4. カウンターカルチャー
5. マンガ
6. ネット文化
7. アップル製品
8. ツーリズム
9. 宗教文化
10. 心理ブーム
11. 文化社会学の視座1
12. 文化社会学の視座2
13. カルチュラル・スタディーズ
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストの課題文を読んで授業に臨み、参照文献を事後学習に役立てること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/それ以外の要素(出欠、リアクションペーパー、授業への貢献度など)(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 佐藤・吉見編、2007、『文化の社会学』、有斐閣
特になし
参考文献(Readings)
1. 井上俊編、1998、『現代文化を学ぶ人のために(新版)』、世界思想社
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
諸注意
http://d.hatena.ne.jp/ykoike/20060421
注意事項(Notice)
- 317 -
■DK151
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK151/情報社会論
(Information Society)
社会とデジタル技術
和田 伸一郎(WADA SHIN'ICHIRO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
概ね 21 世紀以降、本格化したデジタル・メディア時代において、現在進行形である技術革新がどこに向いつつあり、既存の社会
をどのように変容させているかについて、様々な観点から問題化し、理解することを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
新デジタル時代における、様々な新分野が孕む諸問題がどこにあるのかについて複眼的に見ていく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 思考の道具としてのコンピュータ
3. インターネットと新自由主義/冷戦終結
4. Web1.0 から Web2.0 へ
5. 「ハッカー」倫理と「スマート」であること
6. ビッグデータとビッグソサエティ
7. ビッグデータとポストフォーディズム
8. ビッグデータとアメリカ政府/シリコンバレーの企業
9. ソーシャル・メディアとシェアリング・エコノミー
10. IoT(モノのインターネット)と「第4の産業革命(インダストリー4.0)」
11. ソーシャル・コンピューティングとデジタル・ヒューマニティーズ
12. スマートフォンからウェアラブル端末へ
13. AI(人工知能)とポストヒューマン
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は, 必要に応じて別途指示する
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出欠, リアクションペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
特になし
参考文献(Readings)
1. 和田伸一郎、2013、『国家とインターネット』、講談社選書メチエ (ISBN:978-4062585507)
その他、適宜授業内で指示する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 318 -
■DK153
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK153/メディア・コミュニケーション論
(Media Communications)
木村 忠正(KIMURA TADAMASA)
秋学期(Fall Semester)
SOX2310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
メディア・コミュニケーションが歴史的にどのように展開してきたか、そして、現代社会において、私たちの生活にいかに深く組み込
まれているのかを、人文社会科学の多角的視点からアプローチし、ヒトと社会にとってきわめて重要な役割を果たしているメディ
アとコミュニケーションについての理解を深め、メディア・コミュニケーションという観点から現代社会のあり方を批判的に理解する
力を醸成することを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
ヒトは、コミュニケーション(情報伝達・意思疎通)を行う際に、多種多様な「シンボル(象徴)」と「メディア」を生み出し、利用してき
た。紙、印刷物、音楽メディア、映像メディア、スマホ、ネットなど、メディアは歴史とともに多層的、複合的に展開し、社会への影響
はきわめて大きい。そこで、本授業では、メディア・コミュニケーションが歴史的にどのように展開してきたか、そして、現代社会に
おいて、私たちの生活にいかに深く組み込まれているのかを、人文社会科学の多角的視点からアプローチする。とくに、現代社
会では、SNS などのソーシャルメディアをはじめ、多くのコミュニケーションがコンピュータネットワークメディアを媒介するものとな
ってきていることと、メディアを媒介とした人々の活動が織りなす社会的現実<リアリティ>が持つ意味に着目し、社会的関係性、
社会的アイデンティティ、国民国家などの形成に関する分析と理解を深めたい。
授業計画(Course Schedule)
1. コミュニケーションとメディア
2. メディア・コミュニケーション研究の地平
3. コミュニケーションメディアの発展と歴史社会的背景(1)~活字メディア
4. コミュニケーションメディアの発展と歴史社会的背景(2)~アナログ電子メディア
5. デジタルメディアによるコミュニケーションの変革
6. CMC(コンピュータ媒介コミュニケーション)の構造的特質
7. CMC による社会的現実の構成・自己の変容
8. 間メディア社会の形成・発展~マスメディアの変容とネットメディア~
9. ガバメントとガバナンス~ネットワーク型社会への期待~
10. 「つながり」の持つ力~社会的ネットワークと社会関係資本~
11. ヒト・モノ・AI~CMC がもたらす社会・コミュニケーションの変革~
12. デジタルネイティブの時代~技術の展開とライフサイクル~
13. デジタルネイティブの時代~メディア・コミュニケーション空間の構造と変容~
14. ネットワーク社会としての日本社会の特徴と課題
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講義資料を、事前に授業支援システムにアップする。資料を必ずダウンロードし、閲覧の上、授業に持参すること。また、授業内
容を振り返る機会を授業支援システムで設ける予定である。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/授業支援システムにおけるリアクション(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 木村忠正、2012、『デジタルネイティブの時代』、平凡社 (ISBN:4582856608)
授業内で参考資料、参考文献を示す。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
科目担当者の HP も参照すること。
URL: http://www.ne.jp/asahi/kiitos/tdms/hp.j.html
注意事項(Notice)
- 319 -
■DK154
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK154/ジャーナリズム論
(Journalism Study)
ニュースの社会学/社会思想としてのジャーナリズム
橋本 晃(HASHIMOTO AKIRA)
秋学期(Fall Semester)
SOX2310
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ソーシャルメディア全盛の時代にあって,いや,であればこそ,公共コミュニケーションの担い手としてのマスメディアおよび近代以
降それらによりもっぱら担われてきたジャーナリズム諸活動の重要性は,いや増しに増している。多くの学生諸君がわかっている
つもりで,実際は理解に乏しいジャーナリズムについて,歴史的,根源的に探査針を降ろす作業を各人が行う端緒たらんことを企
図する。
授業の内容(Course Contents)
ジャーナリズムとマス・メディアの違い, ジャーナリズムのいくつかの起源などを概説したのち, いまジャーナリズム活動を主に担
っている組織等を概観, さらにジャーナリズムと密接な関係で発展してきた自由, デモクラシーとの関係を辿り, 最後にプレスの
独立, 客観報道などの主要なジャーナリズム理念の生成過程とそれらが孕む問題点を検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション ジャーナリズムとは いくつかの起源 ジャーナリズムとマス・メディア
2. ジャーナリズムのいま 新聞、テレビ、インターネット
3. ニュースの社会学① つくられるものとしてのニュース
4. ニュースの社会学② ニュースの決定要因 ニュースとイデオロギー
5. 自由論の史的展開とジャーナリズム① 古典的自由論と公共圏、言論・プレスの自由
6. 自由論の史的展開とジャーナリズム② 積極的自由論と社会的責任
7. 自由論の史的展開とジャーナリズム③ 思想の自由市場 vs 専門家によるレギュレーション
8. デモクラシーとジャーナリズム① アメリカのデモクラシー
9. デモクラシーとジャーナリズム② 市民社会から大衆社会へ 大衆新聞の登場と発展
10. デモクラシーとジャーナリズム③ 20世紀積極国家における諸問題
11. ジャーナリズム諸理念の形成① 中立
12. ジャーナリズム諸理念の形成② プレスの独立、公共奉仕、権力の監視
13. ジャーナリズム諸理念の形成③ 客観報道
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ハンドアウトは講義前に CHORUS にアップするので,それを読んだ上で授業に臨むこと。また,現実のジャーナリズム活動を知ら
ずして講義だけ聞いても理解できないので,新聞を毎日読むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 橋本晃、2006、『国際紛争のメディア学』、青弓社 (ISBN:4787232576)
参考文献(Readings)
適宜,指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
随時,ハンドアウトや教科書,それまでに学んだ内容を確認するための小レポートを,出席確認を兼ねて書いてもらう。
注意事項(Notice)
- 320 -
■DK161
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK161/コミュニケーション論
(Communication Theory)
矢吹 康夫(YABUKI YASUO)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
私たちは、他者との円滑なコミュニケーションを求められる社会に生きており、コミュニケーションはできて当たり前、できなくては
ならないという幻想に囚われ、誰かとつながり続けることに駆り立てられている。この授業では、こうした「よりよい」コミュニケーシ
ョンと言われているものが果たして本当に「よりよい」ものなのかを問い直すために、コミュニケーションをめぐる社会学的なアイデ
アを学ぶ。そのうえで、普段当たり前に行っている日常的なコミュニケーションを観察し記述できるようになることを目指す。
なお、この授業は、受講生のコミュニケーション能力の向上を目的としていないので、そんな期待をされても応えられない。就活
の面接対策や自己 PR、サークルやバイト先での人間関係の改善に役立つような内容でないことは、あらかじめ了解しておいても
らいたい。くり返しになるが、むしろそうした場で求められる「よりよい」コミュニケーションを疑ってみるのが目的である。
授業の内容(Course Contents)
先達たちのアイデアを手がかりに、下記授業計画に示した具体例をまじえつつコミュニケーションを社会学的に読み解いていく。
ジンメルやミルズ、ゴフマンのほか、物語論や構築主義などを参照するが、それらの理論を掘り下げて解説するのではなく、普段
意識することのない自分の行為や当たり前すぎて見過ごしている身近な出来事をあらためて言語化し、記述するための道具とし
て紹介する。受講生には、授業で学んだアイデアやキーワードを使ったレポートを課す。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. コミュニケーション上達本のインチキ
3. どうやって他者を理解しているのか
4. 手がかりとしての「属性」/邪魔なものとしての「属性」
5. もしもみんながサトラレだったら
6. 教育における非透明性と対話
7. 神=信者の相互行為
8. 儀礼秩序の帰結としての差別
9. スティグマのカミングアウト、あるいは愛の告白
10. 社会問題の成功と挫折
11. 語りたいことと聞きたいことの攻防
12. 成功者の謙遜と失敗者の言い訳
13. 「羅生門問題」と現実の多元性
14. 語れない、語らせてもらえない、語るに値しない、語るのは面倒くさい
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
配布したレジュメは毎回コーラスにアップするので、欠席した場合は各自で確認すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(40%)/中間レポート(30%)/期末レポート(30%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 321 -
■DK162
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK162/ジェンダーの社会学
(Sociology of Gender)
吉澤 夏子(YOSHIZAWA NATSUKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
ジェンダーという観点から「社会」や「私」を「見る」ことによって、その相貌はどのように変容するのか、を感じ、考える。
ジェンダーが規範であること、つまりジェンダーが人間に対して、拘束的であると同時に相対的であることを、理論的に、また具
体的な社会現象に沿って理解し、「社会」や「私」についての相対的な視点を獲得する。
授業の内容(Course Contents)
現代社会理論にジェンダーという考え方が導入されることによって、性的差異についての捉え方がどのように変化していったか
を概観し、現代社会において性(sex,gender,sexuality)をめぐってさまざまに現象している社会問題に対して、どのような社会学的
説明が可能なのかを考える。
まず、ジェンダーが規範であることの意味を、セックス/ジェンダーの関係、ジェンダーの重層性、ジェンダーの政治性などに着
目しながら明らかにし、ジェンダーについての基本的な知識を身につける。次に、ジェンダーにおける平等とは何か、ジェンダーと
グローバリゼーション等の問題を主題化する。
授業計画(Course Schedule)
1. ジェンダーの社会学――イントロダクション
2. ジェンダーの重層性――セックスとジェンダー
3. ジェンダーの拘束性/相対性
4. ジェンダーの政治性①
5. ジェンダーの政治性②
6. ジェンダーの権力①
7. ジェンダーの権力②
8. 「個人的なもの」と平等①
9. 「個人的なもの」と平等②
10. 「個人的なもの」と平等③
11. グローバリゼーションとジェンダー①
12. グローバリゼーションとジェンダー②
13. グローバリゼーションとジェンダー③
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業後にレジュメを参照し復習をしておく。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
1. 吉澤夏子、『「個人的なもの」と想像力』、勁草書房
参考文献(Readings)
1. 加藤秀一、『ジェンダー入門』、朝日新聞社
2. 井上輝子・江原由美子、『女性のデータブック』、有斐閣
3. 吉澤夏子、『フェミニズムの困難』、勁草書房
4. 吉澤夏子、『女であることの希望』、勁草書房
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
レジュメ、資料等の配布に CHORUS を用いるので、使えるようにしておくこと。
注意事項(Notice)
- 322 -
■DK163
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK163/宗教社会学
(Sociology of Religion)
現代宗教とその課題
高尾 賢一郎(TAKAO KENICHIRO)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
宗教社会学の古典と呼ばれる研究について学んだ上で、現代社会に見られる宗教に関する問題について理解する。
授業の内容(Course Contents)
宗教と社会について学ぶ方法を概観した上で、宗教社会学の古典と呼ばれるウェーバーとデュルケムの研究について学ぶ。そ
の上で、宗教社会学において重要な概念となる「聖」と「俗」や「一神教」と「多神教」、また近代における宗教の変容について学
ぶ。これらを踏まえ現代社会における宗教の位置付けや役割、また宗教が直面する問題について考える。
授業計画(Course Schedule)
1. 導入:宗教研究の方法とその課題
2. 宗教社会学の古典(1):M・ウェーバー(1)
3. 宗教社会学の古典(2):M・ウェーバー(2)
4. 宗教社会学の古典(3):E・デュルケム(1)
5. 宗教社会学の古典(4):E・デュルケム(2)
6. 「聖」と「俗」(1):R・オットー
7. 「聖」と「俗」(2):M・エリアーデ
8. 一神教と多神教:F・マックスミュラー、ユダヤ教・キリスト教・イスラーム
9. 宗教と近代(1):政教分離と世俗化
10. 宗教と近代(2):新宗教とスピリチュアリティ
11. 宗教と現代社会(1):宗教と国家・政治
12. 宗教と現代社会(2):宗教と過激主義
13. 宗教と現代社会(3):宗教と社会貢献
14. 生活の中の宗教:「文化」としての宗教
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
初回講義以降、次回講義用のプリントを配布する。これを次回講義までに熟読すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/コメントカード兼出席票(30%)
欠席回数が5回を超えたものについては、筆記試験の結果にかかわらずD評価とする。
テキスト(Textbooks)
1. 櫻井義秀・平藤喜久子編、2015、『よくわかる宗教学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:9784623072750)
参考文献(Readings)
1. 高橋典史・塚田穂高・岡本亮輔編、2012、『宗教と社会のフロンティアー宗教社会学からみる現代日本』、勁草書房
(ISBN:978-4-326-60242-1)
その他、各講義時にその講義で扱うテーマ毎の参考文献を指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 323 -
■DK164
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK164/地域社会学
(Regional And Community Studies)
松元 一明(MATSUMOTO KAZUAKI)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
少子化や高齢化,人口減少など急速な社会構造の変化を迎えているわが国では,都市や農村といった特定の地域に限らず,各
コミュニティにおいてさまざまな社会問題が発生している。本講義では,地域コミュニティにおける問題の背景にある社会構造や
社会関係を知り,問題を多角的に捉える視野を身につけ,さらに地域コミュニティの課題を解決するために活動する人びとや組織
に着目し,その取組みについて理解することを目的とする.
授業の内容(Course Contents)
基本的に講義形式で実施する.地域コミュニティの実態や実情を明らかにするために,映像や資料等を利用し,各コミュニティで
はどのような問題が発生し,それに対してどのような問題解決の動きが生み出されているのかを紹介することで,地域コミュニティ
の役割についての理解を促進する.
授業計画(Course Schedule)
1. 地域社会学の射程(イントロダクション)
2. 地域・コミュニティとは
3. コミュニティをめぐる問題
4. コミュニティの諸組織(自治会・町内会)
5. 震災とコミュニティ
6. 基礎自治体と地域政策
7. 住民運動,市民活動
8. コミュニティにおけるボランティアと NPO①
9. コミュニティにおけるボランティアと NPO②
10. まちづくりの実践
11. 地域活性化とその事例
12. コミュニティビジネス,コミュニティデザイン①
13. コミュニティビジネス,コミュニティデザイン②
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内で適宜指示する
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/リアクションペーパーならびに出席(40%)
テキスト(Textbooks)
特に使用しない
参考文献(Readings)
1. 似田貝香門 監修・町村敬志 編、2006、『地域社会学講座1 地域社会学の視座と方法』、東信堂 (ISBN:978-4887136786)
2. 地域社会学会編、2011、『キーワード地域社会学』、ハーベスト社 (ISBN:978-4863390287)
授業内で適宜指示する
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
授業の展開により,内容に若干の変更があり得る
注意事項(Notice)
- 324 -
■DK165
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK165/現代社会と政策
(Contemporary Society and Policy)
近代から現代へ
権 安理(GON ANRI)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会と政策の関係について,「社会の仕組み」という観点から理解する。「近代」社会と「現代」社会の相違を理解する。具体例(学
校,廃校活用に関わる諸政策など)を通じて,政策と社会の密接な関係を身近な問題として考える。
授業の内容(Course Contents)
「廃校」という社会現象,社会問題を考えてみよう。例えば平成 25 年の1年間で,約 450 の公立小中学校が廃校となった。「廃
校」はどのような背景から増加し,どのような観点から問題となっているのか。また,「廃校」は「学校」が閉校することを意味する
が,「学校」はなぜ設置され,閉校したのか。ここには,社会の客観的な状況はもちろん,国家の意向や政策が関係している。
本講義では,前半部で,まず「社会と国家」の関係について原理的,歴史的に考察する。これをふまえて,後半部で,「学校の設
置,廃校,廃校活用」という具体的な問題を通じて,「社会と国家,政策」の関係について考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 近代社会の仕組み
3. 権力と国家
4. 国民という共同体
5. 現代社会への変容:再生産システムのゆらぎ
6. 現代社会への変容:個人化とコミュニティへの関心
7. まとめと中間テスト
8. 近代社会と学校:学校の設置と増加
9. 現代社会と学校:廃校の発生
10. 現代社会と廃校:廃校活用①
11. 現代社会と廃校:廃校活用②
12. 現代社会と廃校:廃校活用③
13. 現代社会と廃校:廃校活用④
14. 筆記試験
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/コメントカードと授業態度(10%)/中間テスト(30%)
テキスト(Textbooks)
なし。
参考文献(Readings)
授業時に,指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
視覚教材を多く用いて講義し,初学者にもわかりやすい授業となるよう努める。授業態度には厳しくする。私語や携帯,内職など
は厳禁なので,そのことを考慮したうえで履修すること。
注意事項(Notice)
- 325 -
■DK166
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK166/グローバリゼーション論
(Globalization)
世界システムの社会学
山田 信行(YAMADA NOBUYUKI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
グローバル化のもとで、国際的な社会認識を高めることを目標にして、諸外国の社会事象や世界的な社会問題に言及する。
授業の内容(Course Contents)
グローバル化が現代社会における基本的な趨勢であることが確認されてから久しい。この講義では、社会学においてグローバ
ルな認識枠組を提供してくれる世界システム論の基本的な構成を解説したうえで、それに依拠して世界の問題について検討す
る。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 世界システムの基本構成(1)
3. 世界システムの基本構成(2)
4. 開発と発展途上国
5. 資本主義システムとしての世界システム(1)
6. 資本主義システムとしての世界システム(2)
7. 世界システムの現在-新国際分業(1)
8. 世界システムの現在-新国際分業(2)
9. グローバル化とポスト新国際分業(1)
10. グローバル化とポスト新国際分業(2)
11. 反グローバル化の社会運動(1)
12. 反グローバル化の社会運動(2)
13. 世界システムと環境問題
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
日ごろからグローバルな問題について関心を持ち、そうした視野をもって思考する習慣を身につけてほしい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/小テスト(計 3 回)(30%)
授業内に 1 回あたり 10 点の小テストを 3 回行う。
テキスト(Textbooks)
1. 山田信行、2012、『世界システムという考え方-批判的入門』、世界思想社 (ISBN:978-4-7907-1572-6)
参考文献(Readings)
講義のなかで適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
なし。
注意事項(Notice)
- 326 -
■DK167
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK167/消費社会論
(Consumer Society)
寺島 拓幸(TERASHIMA TAKUYUKI)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
・消費社会に関連する基本概念を明確に説明できる。
・消費社会がどのように成立し、それ以前とどのような社会的・文化的差異がみられるのか説明できる。
・人びとの消費を促進させようとする経済システムや企業活動について指摘できる。
・消費社会がもたらす社会問題を説明できる。
・消費社会の新しい潮流について論じられる。
授業の内容(Course Contents)
現代社会を「消費社会」という観点から検討し、どのような社会背景がわれわれの日常的な消費生活を形づくり、また、そうした消
費生活がどのような社会的影響をもたらすのか理解する。前半は、消費社会に関連する基本概念を明確にしたうえで、消費社会
がどのように成立し消費社会以前とどのような社会的・文化的差異がみられるのか解説する。後半は、消費社会がもたらす多様
な問題について取り上げる。また、今後の消費社会の方向性についても検討する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 消費社会とは何か
3. 消費社会の歴史
4. 消費社会と現代資本主義
5. 消費社会とマーケティング活動(1)
6. 消費社会とマーケティング活動(2)
7. マクドナルド化とディズニー化
8. 中間ワーク
9. 消費社会の諸問題
10. 消費社会の人間像
11. 消費文化のゆくえ
12. 消費記号論
13. 消費社会と環境問題(1)
14. 消費社会と環境問題(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
予復習については各回の最後に指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/出席を含めた授業態度(20%)/授業内に提示した課題(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 間々田孝夫、2000、『消費社会論』、有斐閣 (ISBN:4641076316)
参考文献(Readings)
授業中に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 327 -
■DK168
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK168/文化の社会学
(Sociology of Culture)
現代文化と生きづらさ
伊奈 正人(INA MASATO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
1980年代以降のグローバル化,自由化などの社会変化を踏まえつつ,現代の若者文化,サブカルチャーの可能性と困難につ
いて事例的に考察を行う。
授業の内容(Course Contents)
1980年代以前の高度成長期の幸福観,若者の自己形成の背後にある文化装置と,80年代以降のそれとを対比しながら,『ま
なざしの地獄』,『アキハバラ発』,『友達地獄』などの著作を読み解きながら,「輪郭を喪失した文化」としての現代文化を考える。
授業計画(Course Schedule)
1. 主題提示
2. なぜ今,文化の社会学なのか?
3. 高度成長期の幸福と生きづらさ
4. 自由化する社会の幸福と生きづらさ
5. 『まなざしの地獄』の精読
6. 『アキハバラ発』の精読
7. 『友達地獄』の精読
8. 南条あやと高野悦子
9. NN と K
10. 南条あやを手がかりに
11. 生きづらさと可能性の弁証関係
12. 「輪郭を喪失した文化」
13. 「輪郭の喪失」の背後にあるもの
14. 悪循環の現象学
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
[email protected] で適宜指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
なし。
参考文献(Readings)
伊奈正人ほか『やけあと闇市野毛の陽だまり』(ハーベスト社)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
なし
注意事項(Notice)
- 328 -
■DK169
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK169/都市とメディア
(Media and Urbanscapes)
山田 晴通(YAMADA HARUMICHI)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「都市」と「メディア」をめぐる諸概念を社会科学的観点から理解し,自らの表現の道具として,使いこなせるようになる。
授業の内容(Course Contents)
都市とメディアは,いずれも人類が集団で生きる中で形成した,自然界にはない人工物である。歴史の様々な時代, 様々な地
域の多様な社会において,都市の発展とメディアの発展は,時に対立を孕みつつ連動する現象であった。受講者が現代の現象
を,歴史を踏まえ,主体的に考えられるよう促していく。
授業計画(Course Schedule)
1. 「都市とメディア」という問題設定をめぐって(オリエンテーション)
2. 「メディア」概念の検討 (1)
3. 「メディア」概念の検討 (2)
4. 「都市」概念の検討 (1)
5. 「都市」概念の検討 (2)
6. 「都市」概念の検討 (3)
7. 「都市」と「メディア」の交差軸 (1)
8. 「都市」と「メディア」の交差軸 (2)
9. 「都市」と「メディア」の交差軸 (3)
10. 情報化と現代都市 (1)
11. 情報化と現代都市 (2)
12. 情報化と現代都市 (3)
13. 地域情報化政策の批判的検討 (1)
14. 地域情報化政策の批判的検討 (2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
下記の URL を参照のこと。
http://camp.ff.tku.ac.jp/stpaul.html
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業中に指示する提出課題(宿題)の累積によって評価する(100%)
コメントカードは配布するが,評価の対象とはしない。
テキスト(Textbooks)
教科書は用いない。必要に応じ,授業でテキストとして用いる授業担当者の既発表論文などを,プリントとして配付する。
参考文献(Readings)
下記の URL を参照のこと。
http://camp.ff.tku.ac.jp/stpaul.html
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
各テーマについて,それぞれ 1~3 回程度の授業を割り当て,プリントとして配布するテキストの講読を含む授業を行う。
授業計画は上記の通りであるが,進捗によって各テーマに割り当てる回数が変化する場合がある。また,予定した内容を消化で
きない場合には,必要に応じて補講を行なう場合がある。
注意事項(Notice)
- 329 -
■DK170
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK170/文化表象論
(Cultural Representations)
「ドラマ性」の現在
大坪 裕幸(OTSUBO HIROYUKI)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
表象芸術における「ドラマ性(ドラマツルギー)」の歴史的変遷や現代的意義について、主に現代思想(記号論・現象学・精神分析
など)の方法論を用いて考察する。
授業の内容(Course Contents)
古代ギリシャの悲劇や叙事詩を起源に持つ「ドラマ」は20世紀以降、映画の誕生以降の演劇において変質し、またマスメディア
の発展やサブカルチャーの隆盛と結びついて、新しい意味を持つに至っている。本授業では現代演劇・映画・美術・TVドラマ・演
芸等におけるドラマ性について、多角的に分析していく(なお多くの量の「哲学・思想」系の文献を読みます。映画や TV ドラマにつ
いて「楽しく」学べる講義ではないので、そのつもりで)。単位が必要な学生は、第一回の講義に必ず出席すること(欠席者は除外
します)。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 「一体化」の演劇と映画 ~基礎的考察~
3. 演劇的手法を超えていく映画
4. 演劇と精神分析
5. 演出の政治性
6. 現象学的主体と「夢」の舞台
7. アンリ・グイエの悲劇論
8. 演劇・舞踊(ダンス)と記号論
9. ドゥルーズ哲学における演劇のメタファー
10. 社会的破滅(カタストロフ)としての悲劇
11. 絵画と(反)演劇性
12. 演劇のなかの反演劇(1) ~寺山修司・別役実以降~
13. コント・漫才・大道芸のドラマ性
14. 演劇のなかの反演劇(2) ~三谷幸喜・宮藤官九郎まで~
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
レポートは3200~4000字ですが、その内容と形式については随時メールで質問を受け付けます。講義そのものは熟達者のレ
ベルに合わせるが、前準備・復習にはコーラスやメールを活用してフォローします。講義の内容についての詳しい解説も随時行う
ので、やる気と(予習・復習する)時間のある学生は大歓迎。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(50%)/出席(2/3 以上必須と授業態度(25%)/コメントペーパー(25%)
言うまでもなく私語厳禁(守らない者は D 判定)。
テキスト(Textbooks)
ハンドアウトを配布する。
参考文献(Readings)
『わかりたいあなたのための現代思想・入門』(JICC出版局)。この本の内容に興味を持てる学生ならば、本講義の単位を取るこ
とができると思います。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 330 -
■DK171
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK171/流行論
(Theory of Fashion)
ファッションの変遷から流行を紐解く
渡辺 明日香(WATANABE ASUKA)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
流行は、目に見える事象だけでなく、人びとの行動や考え方を規定する社会現象といえます。流行が端的に観察されるファッショ
ンを例に、流行の変遷を理解した上で、理論的な考察ができるようになることを目標とします。
授業の内容(Course Contents)
衣服の起源や記号性、流行理論の系譜を紹介しながら、流行がどう現出してきたかという視点でファッション史を概説します。近
代化とファッション、20 世紀の流行の加速化と循環性、情報化・グローバル化が進展する現状について、写真や映像を使い視覚
的に講義を行います。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業ガイダンス
ファッションとは何か?を理解する(1)人は何故衣服を着るのか?
2. ファッションとは何か?を理解する(2)衣服の社会的役割
3. ファッションとは何か?を理解する(3)流行理論の概説と検討
4. 20 世紀ファッションの変遷を知る(1)シャネルと 20 年代
5. 20 世紀ファッションの変遷を知る(2)30 年代から 40 年代まで
授業内レポート課題説明
6. 20 世紀ファッションの変遷を知る(3)欧米化と 50 年代
7. 20 世紀ファッションの変遷を知る(4)若者世代と 60 年代
8. 20 世紀ファッションの変遷を知る(5)社会運動と 70 年代
9. 20 世紀ファッションの変遷を知る(6)消費社会化と 80 年代
10. 20 世紀ファッションの変遷を知る(7)ストリート化と 90 年代
11. 現代ファッションの特質を知る(1)身体とファッションにみる流行
12. 現代ファッションの特質を知る(2)グローバル化と流行
13. 現代ファッションの特質を知る(3)ファッションをめぐるコピー・盗作・オマージュ問題
14. 講義の総括 未来の流行・流行の未来
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業内に課するレポート課題、授業の予習復習のほか、次の 2 つの時間外学習課題を出題予定です。
①テキスト『ストリートファション論』を通読し、内容理解度を確認するためのレポート
②授業に即した展覧会または映画等を鑑賞し、概要や感想をまとめたレポート
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/授業内レポート(20%)/テキスト理解度レポート(10%)/展覧会 or 映画鑑賞レポート(10%)/授業態度・
コメントペーパー(10%)
単位修得のためには、原則として、2/3(10 回)以上の出席を必要とします。
テキスト(Textbooks)
1. 渡辺明日香、2011 年 2100 円、『ストリートファッション論』、産業能率大学出版部 (ISBN:4382056489)
参考文献(Readings)
1. 見田宗介、1996 年、『現代社会の理論』、岩波書店 (ISBN:4004304652)
2. 土屋淳二、2009 年、『モードの社会学』上・下、学文社 (ISBN:476201804X)
3. フレデリック モネイロン、2009 年、『ファッションの社会学』、白水社 (ISBN:4560509336)
4. 難波功士、2007 年、『族の系譜学 —ユース・サブカルチャーズの戦後史』、青弓社 (ISBN:4787232738c)
5. 仲川秀樹、2015、『H・ブルーマーの集合行動論―流行理論を軸として―』、学文社 (ISBN:476202533X)
6. エリザベス・L. クライン著・鈴木 素子訳、2014 年、『ファストファッション: クローゼットの中の憂鬱』、春秋社
(ISBN:4393333322)
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7. 城一夫・渡辺明日香・渡辺直樹、2014 年、『新装改訂版 日本のファッション 明治・大正・昭和・平成』、青幻舎
(ISBN:486152427X)
上記以外の授業に関連した参考文献や映画や動画作品、参考文献や写真集等は各回の授業で紹介します。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 332 -
■DK173
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK173/比較社会・文化論
(Comparative Analysis of Society and Culture)
人の移動とグローバル化社会
福井 陽名(FUKUI HARUNA)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
近現代の人の移動を国際社会の中に位置づけ、社会学的視点から理解することを目的としている。
授業の内容(Course Contents)
アメリカを中心に、多様化する近現代の移民について学ぶ専門講座。本講座では、最初に人の移動に関する理論とアメリカ移民
史の概要を学び、その後移民送り出し社会と受け入れ社会の背景・状況(法制度、政治、労働・経済、医療・福祉、家族関係、文
化・芸術、エスニック集団、第二世代、ジェンダー、ライフコース等)について理解を深めることを目指す。また、日本における移民・
外国人受け入れについても具体的事例を通して比較しながら考えていく。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 移動論概要①
3. 移動論概要②
4. 移民史概要①
5. 移民史概要②
6. 移民法とシチズンシップ①
7. 移民法とシチズンシップ②
8. 非合法移民
9. 移民と家族・世帯関係
10. ジェンダーと移民①
11. ジェンダーと移民②
12. 移民と社会的ネットワーク①
13. 移民と社会的ネットワーク②
14. 移民の統合
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
リーディング(主に英語の文献)
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/リアクションペーパー(授業時間内)(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. Cecilia Menjívar. 2000. Fragmented Ties: Salvadoran Immigrant Networks in America. University of California Press
2. Douglas S. Massey, Jorge Durand, and Nolan J. Malone. 2002. Beyond Smoke and Mirrors: Mexican Immigration in an Era of
Economic Integration. Russell Sage Foundation
3. Sheba George. 2005. When Women Come First: Gender and Class in Transnational Migration. University of California Press
4. シバ・マリヤム ジョージ著・伊藤るり監訳、2011、『女が先に移り住むとき―在米インド人看護師のトランスナショナルな生活世
界』、有信堂高文社
オンラインジャーナル等から適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
国内外の文献・新聞や雑誌の記事、写真・映像、統計など幅広い資料に日頃から接し、周りの人とディスカッションすることを通し
て、自分なりの視点を養うきっかけにしてもらいたい。
注意事項(Notice)
- 333 -
■DK174
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK174/生命・身体の社会学
(Sociology of Life and Body)
私たちはどこへ向かっているのだろうか
柄本 三代子(ENOMOTO MIYOKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
グローバル化しリスクにあふれていく社会と,「この私」の生々しい感情や感覚,肉体、経験とがいかに接続しているか,具体的事
例をとおして考察できるようにする。
授業の内容(Course Contents)
身体は主観的感情や感じ方の発露する場であり,他者へ何らかの意味をもたらすメディアであり、政治や科学や日常経験におけ
るさまざまな語りを生み出す場である。この講義では、生命・身体をめぐるさまざまなポリティクス/闘争について考える。身体に
関する社会学理論と私たちの日常の身体的経験を結びつけて議論する。履修者は「私のこの生の身体」と現代社会とのつながり
についてコメントペーパーなどをとおして考察し,担当者が応答する。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション/身体を語るということ
2. 社会学においてなぜ/どのように身体が問題化されてきたのか
3. リスク社会における生命・身体
4. 欲望喚起装置としての「ヘルシー」
5. 意味がわからないままに「科学」を食べている
6. 生命・身体をめぐるポリティクス
7. 排除/差別される生命・身体
8. 生命の始まりと選別
9. 売り買いされる身体とバイオテクノロジー
10. パーツの獲得,イメージの獲得,従順な身体
11. 自己を監視する/従順な身体
12. 美しさ,あるいは理想身体への執着と不安
13. 身体とセクシュアリティ/性現象の多様性
14. 総括/試験問題の提示/評価の主旨説明
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
ほぼ毎回、次回講義テーマと参考文献の予告をするので,それについてとくに関心がある人は予習可能である。また必要があれ
ば、講義のさらなる理解のために随時サポートする。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/コメントペーパーの内容と提出状況(30%)
テキスト(Textbooks)
テキストは使用せず,随時資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. 柄本三代子、2002、『健康の語られ方』、青弓社
2. 柄本三代子、2010、『リスクと日常生活』、学文社
そのほか適宜講義の際に紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 334 -
■DK175
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK175/開発・発展の社会学
(Sociology of Development)
萩原 なつ子(HAGIWARA NATSUKO)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「開発・発展」とは何かについて基礎的知識を得ること,開発理論の流れについて理解すること,またグローバル化する社会にお
いて,社会的公正な持続可能な社会を目指す「持続可能な開発」のありかたについて学ぶ
授業の内容(Course Contents)
「開発」の歴史的,理論的アプローチを経済開発,社会開発,人間開発,開発政治の視点から分析する.そして,社会的公正で持
続可能な社会の実現のために,環境問題,貧困問題,ジェンダー問題などの課題の理解とその解決の方法について考えるため
の知識と具体的な実践についてテキスト,配布資料,映像資料,ゲストスピーカーの講義をもとに学ぶ.
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 開発とは何か
3. 開発理論(1)
4. 開発理論(2)
5. 開発理論(3)
6. 持続可能な開発とは何か
7. 国際開発と SDGs(持続可能な開発目標)
8. 持続可能な開発とジェンダー
9. 持続可能な開発と環境
10. 持続可能な開発と人口問題
11. 持続可能な開発と生産・消費
12. 国際協力と NGO の役割
13. 国際協力とODAの現状と課題
14. 総括・まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストおよび予備教材などの指示があった際には,事前に読んでくること.授業時に配布する資料についての復習を十分にお
こなうこと.
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/出席,リアクションペーパー(30%)
テキスト(Textbooks)
1. トレイシー・ストレンジ他著、2011、『よくわかる持続可能な開発』、明石書店 (ISBN:978-4-7503-3484-4)
授業中に適宜プリントを配布する
参考文献(Readings)
1. 勝間靖編著、2014、『テキスト国際開発論』、ミネルヴァ書房
2. 牧田東一編著、2013、『国際協力レッスン』、学陽書房
3. マーサC.ヌスバウム、2006、『「女性と人間開発」』、岩波書店
4. 佐藤寛他編著、2015、『開発社会学を学ぶための 60 冊』、明石書店
5. 西川潤編、1997、『社会開発経済成長から人間中心型発展へ』、有斐閣選書
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 335 -
■DK176
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK176/「人間の安全保障」とNGO
(Human Security and NGOs)
世界の多様化する脅威への対応:いま、私たちができること
渡部 真由美(WATABE MAYUMI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
「人間の安全保障」の概念とその視点を理解することで、紛争や貧困、テロといった世界の多様化する脅威に対して、受講生それ
ぞれがその本質を深く分析し、どう対処すべきかを考える力を養うことを目的とします。
授業の内容(Course Contents)
「人間の安全保障」とは、「個々の人間」に重点を置き、紛争や災害、貧困などの地球規模の課題から人間の生命・身体・安全・財
産・自由を守ることを意味します。しかしながら、グローバル化する世界で脅威の多様化が進む中、誰がどのように人間を守るの
でしょうか。本講ではその概念の普及が現在の国際協力分野においてどのような意義を持つのかを論じ、そのアプローチの有効
性と市民社会や NGO、さらには国連等のアクターが国際協力の現場で果たすべき役割について学びます。
授業計画(Course Schedule)
1. はじめに-「人間の安全保障」を学ぶということは?
2. 「人間の安全保障」の概念形成とその発展
3. 「人間の安全保障」を担う国際協力アクター(政府、国連・国際機関、NGO、メディアほか)
4. 「人間の安全保障」と「保護する責任」:概念普及における日本、そして他の国連加盟国の役割
5. 「人間の安全保障」の実践:国連の人間の安全保障基金の歩みとその課題
6. 「恐怖からの自由」:直接的暴力へのアプローチ ① ジェノサイドとその予防
7. 「恐怖からの自由」:直接的暴力へのアプローチ ② 平和構築の課題
8. 「人間の安全保障」と和解:ドキュメンタリー「エルサレム・ふたりの少女~自爆テロ・母たちの対話~」
9. 「欠乏からの自由」:構造的暴力へのアプローチ ① 貧困からの脱却と SDGs
10. 「欠乏からの自由」:構造的暴力へのアプローチ ② ジェンダー、人権、HIV/AIDS・感染症対策、環境問題
11. 「人間の安全保障」とビジネス
12. 「人間の安全保障」と市民社会の役割
13. 「人間の安全保障」と多様化する脅威への予防:紛争、災害、テロ、人身売買など
14. 総括:「人間の安全保障」と日本~いま、私たちができることとは?
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキスト講読、テーマの自主学習 (授業内で配布予定の参考文献リストを参照のこと)
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/出席およびコメントペーパー(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 長有紀枝、2012、『入門 人間の安全保障 恐怖と欠乏からの自由を求めて』、中央公論新社
2. アマルティア・セン、2006、『人間の安全保障』、集英社新書
参考文献(Readings)
1. 人間の安全保障委員会、2003、『安全保障の今日的課題』、朝日新聞社
その他、授業内で参考文献リストを配布予定
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
国連「人間の安全保障基金」HP(英語): http://www.un.org/humansecurity/
注意事項(Notice)
- 336 -
■DK177
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK177/紛争と和解・共生
(Conflicts, Peace and Reconciliation)
ユーゴ、パレスチナ、「対テロ戦争」の事例から
長島 大輔(NAGASHIMA DAISUKE)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代における紛争の要因、発生から終結へと至る過程、および終結後の和解・共生の試みについて、具体的事例を通じて学ぶ。
また、これらの問題について、今までどのような議論がなされてきたか、国際機関から市民のレベルに至るまでどのような取り組
みが行われてきたか理解する。
授業の内容(Course Contents)
本講義では、現代における紛争と和解・共生の試みの具体的事例として、主にユーゴスラヴィア紛争、パレスチナ問題、テロリズ
ムと「対テロ戦争」を扱う。また、近現代の紛争の特徴、紛争に関わる国際関係と国際機関による取り組み、紛争終結後の和解の
試みについて学び、これらの問題について私たちがどのように関わっていくべきか考える。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス:学問的枠組み、用語・分析概念の整理、等
2. 近現代の紛争:歴史と概略
3. 国際関係と国際機関:国際社会による紛争への介入と国際機関による紛争抑止の試みについて
4. 具体例①旧ユーゴ1:ユーゴ紛争の概要
5. 具体例①旧ユーゴ2:ボスニア紛争(その要因と過程、デイトン和平合意)
6. 具体例①旧ユーゴ3:ゲストを迎えて〈予定〉、ユーゴ紛争から何を学ぶか
7. 具体例②パレスチナ1:パレスチナ問題の概要、シオニズム運動/イスラエル建国とパレスチナ問題
8. 具体例②パレスチナ2:映画『NAKBA : パレスチナ 1948』〈広河隆一監督〉の鑑賞
9. 具体例②パレスチナ3:映画『NAKBA : パレスチナ 1948』〈広河隆一監督〉の鑑賞、「ナクバ」についての解説
10. 具体例③現代のテロリズムと「対テロ戦争」1:グローバル時代の「非対称の戦争」
11. 具体例③現代のテロリズムと「対テロ戦争」2:「イスラーム国」の台頭と国際社会
12. 和解の試み1:戦争犯罪を裁く試み、紛争の経験から何を教訓にするか
13. 和解の試み2:ゲストを迎えて〈予定〉、真の「和解・共生」を目指す取り組み
14. まとめ:私たちはこれらの問題にどのように関わっていくべきか
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習については別途具体的に指示するが、あらかじめ配布された資料に目を通し、参考文献やインターネット等で
下調べをするなどの予習が必要(概ね 30 分から 60 分程度)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/出席およびコメントカード(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 千田善、1999、『ユーゴ紛争はなぜ長期化したか―悲劇を大きくさせた欧米諸国の責任』、勁草書房 (ISBN:978-4326351183)
2. 臼杵陽、2009、『イスラエル』、岩波新書 (ISBN:978-4004311829)
3. 池内恵、2015、『イスラーム国の衝撃』、文春新書 (ISBN:978-4166610136)
4. 最上敏樹、2001、『人道的介入―正義の武力行使はあるか』、岩波新書 (ISBN:978-4004307525)
5. 多谷千香子、2005、『「民族浄化」を裁く―旧ユーゴ戦犯法廷の現場から』、岩波新書 (ISBN:978-4004309734)
6. 月村太郎、2013、『民族紛争』、岩波新書 (ISBN:978-4004314318)
7. 藤原帰一、2013、『戦争の条件』、集英社新書 (ISBN:978-4087206869)
その他の参考文献については適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 337 -
注意事項(Notice)
- 338 -
■DK179
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK179/エスノメソドロジー
(Ethnomethodology)
メディアで学ぶエスノメソドロジー
是永 論(KORENAGA RON)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
主にメディア上で展開している人々の行為を題材に、エスノメソドロジーが依拠する方法上のアイデアや可能性などについて解説
する。
授業の内容(Course Contents)
エスノメソドロジーは従来の社会学とは異なった視点から、社会における人々の行為とその理解の実践について分析することを
目的としている。本講義では、行為の規範を対象に分析するエスノメソドロジーのアイデアや、観察やエスノグラフィーを通じてデ
ータを取り扱うエスノメソドロジーの特徴などについて解説する。後半では教員の研究領域からの応用例として、メディア上で展開
している人々の行為についての理解を取り上げる。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. エスノメソドロジーの実践
3. 自己省察の方法とカテゴリー集合
4. 会話の特徴とその理解
5. オンライン・コミュニケーション
6. 公共の秩序
7. 見ることの規範
8. 行為の記述と事実の理解
9. トークによる社会的課題の達成
10. 経験を語ること
11. 広告としての理解
12. マンガを読むこと
13. 実況における理解の実践
14. エスノメソドロジーの可能性
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
課題提出・管理などにブラックボードを利用する予定。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(70%)/授業内の課題提出(30%)
テキスト(Textbooks)
1. D.フランシス・S.へスター、2014、『エスノメソドロジーへの招待』、ナカニシヤ出版 (ISBN:9784779508295)
授業開始時に指示する。
参考文献(Readings)
1. 前田泰樹ほか編、2007、『ワードマップ・エスノメソドロジー』、新曜社 (ISBN:4788510626)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
http://www.rikkyo.ne.jp/~ronkore/
注意事項(Notice)
- 339 -
■DK180
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK180/教育社会学
(Sociology of Education)
三輪 哲(MIWA SATOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
教育社会学という学問の特徴と研究の現状を理解し、教育にかかわる社会の諸問題について、社会学的視座より考察する力量
を涵養する。
授業の内容(Course Contents)
・教育社会学の概念・理論・対象について、基礎知識を得る。
・格差・不平等問題を中心に、社会現象と教育とのかかわりについて、社会学的に考察する。
・隣接諸分野の知見を学び、教育社会学の特徴について理解を深める。
授業計画(Course Schedule)
1. 教育社会学とは
2. 学歴社会と選抜・配分の理論
3. 発達・成長と社会化の理論
4. 教育制度と正当化の理論
5. 学力格差の問題
6. 進学機会格差の問題
7. 就職機会格差の問題
8. 教育機会と福祉の問題
9. 中間テスト
10. 隣接分野としての社会階層論(1)
11. 隣接分野としての社会階層論(2)
12. 隣接分野としての教育経済学(1)
13. 隣接分野としての教育経済学(2)
14. 最終テスト
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業において、来週のための予習のための参考文献ガイドを配布する。それを前もって読んでおき、予習をすること。
また、授業各回の最後に理解確認のための小テストをおこない、終了後に解答例を配布する。各自で自己採点の上、誤った箇所
については授業資料や参考文献を用い再学習し、復習をすること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終テスト(Final Test)(30%)/中間テスト(30%)/授業内に行う小テスト(40%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
参考文献・参考資料は、適宜指示する。
注意事項(Notice)
- 340 -
■DK181
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK181/青年期の社会学
(Sociology of Adolescence)
現代青年期における幸福観の現状と課題
土井 隆義(DOI TAKAYOSHI)
春学期(Spring Semester)
SOX2410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
現代日本の青年層に特徴的に見受けられる意識の特徴と,そこから派生する諸問題について,後期近代という社会背景から理
解することを目指す。
授業の内容(Course Contents)
現代日本における青年層の生活満足度は高く、また幸福感も強まる傾向が見られる。しかしその一方
で、社会経済的な格差の拡大や失業率の高さなどに見られるように、彼らをとりまく社会状況は非常に厳しい状況にある。このギ
ャップをどのように理解したらよいのか、社会学的な考察を試みる。
授業計画(Course Schedule)
1. プロローグ~いま、青年とは誰のことなのか~
2. 青年期の社会的格差(1)~劣化する経済的基盤~
3. 青年期の社会的格差(2)~社会制度と格差化~
4. 流動化する現代社会(1)~青年期の幸福と不安~
5. 流動化する現代社会(2)~人間関係の規制緩和~
6. 流動化する現代社会(3)~アノミー化する人間関係~
7. リスク化する後期近代(1)~人間関係の新たなジレンマ~
8. リスク化する後期近代(2)~成長社会から成熟社会へ~
9. 青年文化の質的変容(1)~フラット化する世界~
10. 青年文化の質的変容(2)~世代間格差の変容~
11. 青年文化の質的変容(3)~自由から承認へ~
12. ネオニヒリズムの時代(1)~生活圏の内閉化~
13. ネオニヒリズムの時代(2)~新しい幸福観の勃興~
14. エピローグ~充実した青年期を送るために~
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
時間の余裕があれば,参考文献を読んでおくと授業を理解しやすいだろう。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
テキストは使用しない。
参考文献(Readings)
1. 土井隆義、2008、『友だち地獄』、ちくま新書
2. 土井隆義、2009、『キャラ化する/される子どもたち』、岩波ブックレット
3. 土井隆義、2014、『つながりを煽られる子どもたち』、岩波ブックレット
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 341 -
■DK182
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/職業選択・キャリア形成論
(Sociological Perspectives on Occupational Choice and Career)
河野 志穂(KAWANO SHIHO)
春学期(Spring Semester)
SOX3460
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK182 人数制限科目(250 名)
授業の目標(Course Objectives)
大学卒業後の職業選択および初期キャリア形成についての学問的知見を理解し、 その知識をふまえて自らのキャリア形成に対
する意識を高めること。
授業の内容(Course Contents)
学校から職業への移行や初期キャリア形成に関する社会学的な知見について、 いくつかのテーマ、 トピックに分けて紹介する。
これらのテーマ、 トピックに関して、 学問的視野を獲得するとともに、 その知識を用いて自らのこれからの生き方に関する洞察を
深める。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:あなたはなぜ大学に進学しましたか?
2. 大卒就職の現実と諸理論 (1) :技術機能主義とスクリーニング理論
3. 大卒就職の現実と諸理論 (2) :訓練可能性とシグナリング理論
4. 大学-職業の接続 (1) :労働市場の日本的特徴
5. 大学-職業の接続 (2) :就職プロセスの変遷
6. 「求められる人間像」 をめぐって (1) :即戦力って何?
7. 「求められる人間像」 をめぐって (2) :自己分析の不思議
8. グループワーク(1):職業を知る
9. グループワーク(2):職業を知る
10. 様々な働き方とキャリア形成 (1) :正規雇用と非正規雇用
11. 様々な働き方とキャリア形成 (2) :ジェンダーと労働
12. 働くことに関わる法律
13. ゲストスピーカー講演:実際の職業を知る
14. 働くこととライフスタイル、 アイデンティティ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、 必要に応じて別途指示する(グループ学習の期間は授業外学習の時間が増えると思って
いてください)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/コメントペーパー (兼出席票) の内容、 グループ学習の参加状況(40%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。 必要な文献については授業時に指示する。
参考文献(Readings)
1. 苅谷剛彦・本田由紀 (編)、2010、『大卒就職の社会学―データからみる変化』、東京大学出版会 (ISBN:4130511319)
そのほかは、授業時に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
※以上のスケジューリングは、学生の興味関心やゲスト講師の日程都合をもとに変更する場合がある。
注意事項(Notice)
- 342 -
■DK183
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK183/現代社会研究A
(Studies of Contemporary Society A)
Sociological thinking about life courses
フインケン,H.(Hendrikus Vinken)
春学期1(Spring Semester 1)
SOX3411
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
授業の目標(Course Objectives)
The goal of this course is to introduce basic sociological thinking by looking at the sociological determinants of life courses and
by using the life stories of the students themselves. Students will be able to demonstrate that they recognize social
determinants of (their) life course and what makes their life course different from youths and generations from other social
backgrounds, historical times and cultures.
授業の内容(Course Contents)
Students engage with the lectures by preparing and presenting their life story in a structured way. Being able to tell your life
story is a basic attribute in advanced societies. Being able to discern and reflect on the basic (sociological) determinants of
one’s life is important in this process. Student will be invited after each class to write shortly (1 A4 max.) about their life from
the perspective of the theme of next weeks’ class. In the next class they will learn theoretical perspectives of that theme and
process this in their written life story. Also they will, again, add reflections in this written life story building on the theme of
the next class. This is repeated until the final sessions with student presentations.
授業計画(Course Schedule)
1. Class orientation, course guidance, and introducing key concepts
2. Discussing students’ life stories based on concepts of last class’ on next class theme
3. Sociological determinants of life courses; an emerging choice biography?
4. Discussing students’ life stories based on concepts of last class’ on next class theme
5. How did you grow up? Life courses and family cultures
6. Discussing students’ life stories based on concepts of last class’ on next class theme
7. What is your lifestyle? Life courses and your social networks
8. Discussing students’ life stories based on concepts of last class’ on next class theme
9. Are you part of a youth and generational culture? Life courses in different generations
10. Discussing students’ life stories based on concepts of last class’ on next class theme
11. Is your life course Japanese? The impact of ‘national’ culture on life courses
12. Discussing students’ life stories based on concepts of last class’ on next class theme
13. Student presentations, peer and teachers’ feedback
14. Student presentations, peer and teachers’ feedback
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
Students are required to read a limited number of key journal articles which will be provided by the teachers for each following
class. Students are required to write about their life in a structured way (see Course Content). In the final sessions they will
reflect on all concepts they acquired during the course, make a final presentation, and hand in a paper about their biography
linked to theories they learned. The paper is the outcome of reflections on themes processed during the course. It is written for
the whole duration of the course. The final assessment is based on this paper.
成績評価方法・基準(Evaluation)
attendance/participation(30%)/English presentation(30%)/reports in the class(40%)
テキスト(Textbooks)
Reading list will be provided in the class
参考文献(Readings)
To be announced in each class
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 343 -
注意事項(Notice)
- 344 -
■DK184
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK184/現代社会研究B
(Studies of Contemporary Society B)
Special Topics in Advertising
ホン ヤ-フエイ(HONG YAH-HUEI)
春学期2(Spring Semester 2)
SOX3411
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
授業の目標(Course Objectives)
The goal of this course is to introduce various hot topics in advertising field to the students. Students are expected to gain
professional knowledge from different campaigns (ads) which were executed in traditional media or online media.
授業の内容(Course Contents)
The course will demonstrate the hierarchy effects of advertising (cognitive, affective& conative effects) first, and then introduce
various hot issues in advertising fields to the students. Students will read and discuss advertising research papers, as well as
draw on personal experience to explore the cognitive, affective and conative effects of different ad appearances.
授業計画(Course Schedule)
1.
Introduction and guidance for the course
2. Advertising Objectives: Cognitive, Affective & Conative
3. Learn-Feel-Do Model vs. Feel-Learn-Do Model vs. Learn-Do-Feel Model vs. Do-Feel-Learn Model
4. The strategy of a successful campaign— “Got Milk”
5. Printed Ads & TV commercials for “Got Milk”
6. Product placement (Embedded marketing)
7. Product placement in Movie vs. in TV News vs. in TV Drama
8. Political advertising—Definition, Effects, & Research
9. Political advertising in the U.S., Japan & Taiwan
10. Midterm Exam
11. Pop-up ads vs. Button ads
12. Creative determinants of viral video viewing
13. Triple H for Viral Marketing
14. Final Presentation : Provide good examples of ads (or campaign) which have cognitive, affective or conative effects on
you
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
Students are required to read the supplemental materials provided by the teacher for the following week’s class in advance. All
of them are expected to participate actively in class and express their opinions on the topics being discussed.
成績評価方法・基準(Evaluation)
Final Presentation(30%)/Midterm Test(40%)/Attendance, participation and discussion(30%)
テキスト(Textbooks)
There is no fixed textbook for the class. The instructor will provide the teaching materials (video clips, PPT files, academic
papers, etc.) as references.
参考文献(Readings)
To be announced in class.
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 345 -
■DK185
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK185/現代社会研究C
(Studies of Contemporary Society C)
Understanding of Contemporary China
ユ- ハイ(Yu Hai)
秋学期1(Fall Semester 1)
SOX3411
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
授業の目標(Course Objectives)
The goal of the course is to sketch and discuss the frontier issues of social studies as well as the role of sociology in social
improvement and social progress. The focusing of the course on the issues derived from China’s social-economic
transformation will be helpful for Japanese students to get better understanding of contemporary China, its society, culture and
people.
授業の内容(Course Contents)
We will focus on the social issues of China’s experience both reform and opening out process in a comparative perspective.
Students would be required to read and discuss the social research, as well as share their critical thinking on these social
issues with their own experience.
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction and Orientation to the Course
2. Sociological Perspectives for Social Studies
3. Social-economic Transformation in China and in the World
4. Urbanization as Development Strategy
5. Urban renovation and Gentrification
6. Migration and Migrant Worker
7. Education and Modals Competition
8. Me Generation: Post-80(90)Generation and Youth Studies
9. Community Development and China's NGO
10. Social Tension and Social Movement
11. Globalizing Shanghai as National Strategy
12. Social Studies and Social Progress
13. Student's Presentation
14. Student's Presentation
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
To be announced in class.
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/Attendance and participation(30%)/Course presentation(30%)
テキスト(Textbooks)
To be chosen & decided, or no textbook
参考文献(Readings)
To be prepared for the course in advance
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 346 -
■DK186
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK186/現代社会研究D
(Studies of Contemporary Society D)
New Pedagogy Studies
ハッタム,R (HATTAM ROBERT)
秋学期2(Fall Semester 2)
SOX3411
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
英語
(English)
授業の目標(Course Objectives)
The goal of this course is to map the development of pedagogy studies in the sociology of education and the recent emergence
of public pedagogy studies in cultural studies.
授業の内容(Course Contents)
The course will provide Australian cases of pedagogy studies in schools serving ‘disadvantaged’ communities that provide
exemplars of the global problem of inequality and schooling. As well, the course will outline how public pedagogy studies has
been used to frame international cases of hopeful sites of cultural politics, such as socially engaged Buddhism and national
reconciliation projects in South Africa and Australia. The course draws on sociology of education, policy sociology, anthropology,
and cultural studies.
授業計画(Course Schedule)
1. Introduction to the course
2. Educational sociology of ‘disadvantage’
3. ‘Critical’ inquiry and educational research
4. Researching ‘disadvantaged’ schools using policy sociology
5. Borrowing from ethnography to research ‘disadvantaged’ schools
6. Researching young peoples’ voices on schooling
7. The mediatisation of education policy: new frontier for policy sociology
8. Researching policy mediatisation: The case of the Australian Curriculum review
9. Learning from hopeful sites of cultural politics: National Reconciliation in South Africa and Australia
10. Learning from hopeful sites of cultural politics: ‘Museums’ and Indigenous/Settler Relations
11. Learning from hopeful sites of cultural politics: Socially-engaged Buddhism
12. Thinking past anger as the first political emotion
13. Student presentations
14. Student presentations
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
Students are required to read the supplemental materials provided by the teacher for the following week's class. Additional
homework will be announced in each class. Students are expected to participate actively in class and express their opinions on
the topics being discussed. All students will be expected to make an English oral presentation on a
cross-cultural topic related to the issues raised in class.
成績評価方法・基準(Evaluation)
Attendance and Participation(30%)/Final Project Paper(40%)/Final Presentation(30%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
To be announced in each class.
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DK187
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK187/現代社会研究E
(Studies of Contemporary Society E)
質的調査法
須永 将史(SUNAGA MASAFUMI)
秋学期(Fall Semester)
SOX3410
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
この授業では,学生に次のような知識・能力を身につけてもらうことを目標とする.
・会話分析が目指す理念の理解
・会話を分析するための知識
・会話分析で用いられる概念正確な運用能力
授業の内容(Course Contents)
この授業では,社会学の質的調査法のひとつである「会話分析」を,演習形式の授業を通じて学ぶ.「会話分析」は,ことばのや
りとりを丁寧にみることを通じてひとびとのあいだのミクロな秩序を分析するための方法であり,実際の会話データを分析の対象
とする.そのため,実際に手を動かし,丹念にデータと向き合う姿勢が求められる.
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:会話分析の歴史と方針
2. 分析の準備:トランスクリプトの作り方
3. 「会話をする」こと:順番交替とはなにか
4. 順番交替の分析練習(1)
5. 順番交替の分析練習(2)
6. 会話のなかで「おこなう」こと:行為連鎖とはなにか
7. 行為連鎖の分析練習(1)
8. 行為連鎖の分析練習(2)
9. 会話のなかで「おこなう」こと:優先組織とはなにか
10. 優先組織の分析練習(1)
11. 優先組織の分析練習(2)
12. 理解のための機会:修復の実践
13. 修復の分析練習(1)
14. 修復の分析練習(2)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
・授業では,実際に手を動かして作業する分析課題をほぼ毎回出すことを心得ていただきたい.
・実習形式の授業なので,参加者は,(1)毎週出席し,欠席をしない,(2)宿題・課題をすべて行なう,(3)課題文献をきちんと読むこ
とをこなした上で約束いただいたうえで,参加いただきたい
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業中に出す課題(30%)/授業内での発言(30%)
レポートは,授業内で配布・解説する「書式・内容についての注意」に則って書かれたもののみ成績評価の対象とする.基本的に
は「剽窃をしないこと」「引用文献・参考文献を明記すること」「問い・論証・主張を記述すること」の3点を守ること.
テキスト(Textbooks)
テキストは指定しないが,授業で扱う文献の一部複製は授業内で配布する.場合によっては読書レポート等を宿題にすることもあ
る.
参考文献(Readings)
1. H.サックス・E.A.シェグロフ・G.ジェファーソン、2010、『会話分析基本論集』、世界思想社 (ISBN:978-4-7907-1501-6)
2. 前田泰樹・水川喜文・岡田光弘、2007、『ワードマップ・エスノメソドロジー』、新曜社 (ISBN:978-4788510623)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
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注意事項(Notice)
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■DK188
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/社会学古典文献講読
(Readings on Sociological Classics)
ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読む
三原 武司(MIHARA TAKESHI)
春学期(Spring Semester)
SOX3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK188 人数制限科目(20 名)
2010 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学の古典的な文献を精読し、討論することによって、社会学固有の発想、概念、研究法を習得するとともに、文献を読解する
能力を養うことをめざす。
授業の内容(Course Contents)
マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の講読を中心とする。導入として大塚久雄『社会科学の方
法』を扱い、後半には受講生と相談のうえで「近代とはなにか」をテーマに文献を選定し、講読を行う。毎回の授業は、受講生同士
の輪読形式で進める。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. ヴェーバーとマルクス
3. 大塚久雄『社会科学の方法』の輪読(1)
4. 大塚久雄『社会科学の方法』の輪読(2)
5. 大塚久雄『社会科学の方法』の輪読(3)
6. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の輪読(1)
7. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の輪読(2)
8. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の輪読(3)
9. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の輪読(4)
10. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の輪読(5)
11. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の輪読(6)
12. 受講生と選定した文献の輪読(1)
13. 受講生と選定した文献の輪読(2)
14. 受講生と選定した文献の輪読(3)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
受講生は毎回事前に、担当の箇所を読んでくる。報告者は、毎週の担当分に関してレジュメを作成し、人数分を印刷する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席・発表(70%)/最終レポート(Final Report)(30%)
テキスト(Textbooks)
1. マックス・ヴェーバー、1989、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、岩波書店 (ISBN:4003420934)
2. 大塚久雄、1966、『社会科学の方法』、岩波書店 (ISBN:4004110629)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DK189
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/社会学古典文献講読
(Readings on Sociological Classics)
『自殺論』の現代的意義
赤川 学(AKAGAWA MANABU)
秋学期(Fall Semester)
SOX3430
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK189 人数制限科目(20 名)
2010 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
社会学の古典的な文献を精読し、討論することによって、社会学固有の発想、概念、研究法を習得するとともに、文献を読解する
能力を養うことをめざ
す。
授業の内容(Course Contents)
社会学の古典としてエミール・デュルケームの『自殺論』をとりあげ、これを現代の自殺研究や社会統計学の観点から読み解く。
授業形態は、受講生による輪読形式とする。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 社会学的方法の基準
3. デュルケーム『自殺論』の輪読(1)
4. デュルケーム『自殺論』の輪読(2)
5. デュルケーム『自殺論』の輪読(3)
6. デュルケーム『自殺論』の輪読(4)
7. デュルケーム『自殺論』の輪読(5)
8. デュルケーム『自殺論』の輪読(6)
9. デュルケーム『自殺論』の輪読(7)
10. デュルケーム『自殺論』の輪読(8)
11. デュルケーム『自殺論』の輪読(9)
12. ボードロ+エスタブレ『豊かさの中の自殺』の輪読(1)
13. ボードロ+エスタブレ『豊かさの中の自殺』の輪読(2)
14. ボードロ+エスタブレ『豊かさの中の自殺』の輪読(3)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
受講生は毎回事前に、担当の箇所を読んでくる。報告者は、毎週の担当分に関してレジュメを作成し、人数分を印刷する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/平常点(70%)
テキスト(Textbooks)
1. エミール・デュルケーム、1985、『自殺論』、中公文庫
2. ボードロ+エスタブレ、2012、『豊かさの中の自殺』、藤原書店
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DK190
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
その他/震災のフィールドワーク
(Fieldwork on Tohoku Earthquake)
震災経験のライフストーリーをききとり、記録する
小倉
櫻井
矢吹
田北
康嗣(OGURA YASUTSUGU)
厚(SAKURAI ATSUSHI)
康夫(YABUKI YASUO)
康成(TAKITA YASUNARI)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOX3540
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DK190 人数制限科目(20 名)
2010 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
東日本大震災をめぐるフィールドワークをおこない、ライフストーリー・インタビューという経験を通して、被災した人びと・そこに
関わる人びとの生活世界から震災の現実を理解する。と同時に、私たちがいかに震災経験に関わっていけるのか、そしてそれを
どのように継承していけるのかを、支援と絡めながら考えていく。
授業の内容(Course Contents)
東日本大震災という経験について、現地(岩手県下閉伊郡大槌町、同県陸前高田市、宮城県気仙沼市唐桑町を予定)をフィー
ルドワークし、被災した人びとや現地で活動をしている人たちと関係をつくりながら、その経験の語り=ライフストーリーをききとっ
ていく。そしてそれを、現地の人びとの支援につなげつつ、未来への経験的遺産としてアーカイヴ化(過去の記憶を保存し将来の
新たな生のあり方・社会のあり方を探る記録として蓄積)するとともに、履修者各自の問題意識をふまえて報告書(現地にも届け
る)を作成する。
現地でのフィールドワークは、履修者と相談のうえ夏(6 日間程度)と秋(3 日間程度)に実施する。このフィールドワークへの参
加は必須である(これに参加できない者は、履修は認められない)。なお、旅費は一定程度補助される予定。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 履修者それぞれの問題意識を探る①
3. 履修者それぞれの問題意識を探る②
4. 前年度のフィールドワーク経験から①
5. 前年度のフィールドワーク経験から②
6. 東日本大震災関連文献・資料の収集・講読①
7. 東日本大震災関連文献・資料の収集・講読②
8. 東日本大震災関連文献・資料の収集・講読③
9. ライフストーリー・インタビューの方法論を学ぶ①
10. ライフストーリー・インタビューの方法論を学ぶ②
11. フィールドワークに向けて各自の問題意識の発表①
12. フィールドワークに向けて各自の問題意識の発表②
13. 第 1 回フィールドワークの企画・準備①
14. 第 1 回フィールドワークの企画・準備②
15. 第 1 回フィールドワークのふり返りと文字起こし①
16. 第 1 回フィールドワークのふり返りと文字起こし②
17. 第 1 回フィールドワークのふり返りと文字起こし③
18. 第 2 回フィールドワークの企画・準備①
19. 第 2 回フィールドワークの企画・準備②
20. 第 2 回フィールドワークのふり返りと文字起こし①
21. 第 2 回フィールドワークのふり返りと文字起こし②
22. フィールドワーク全体のふり返りと報告書論文構想①
23. フィールドワーク全体のふり返りと報告書論文構想②
24. フィールドワーク全体のふり返りと報告書論文構想③
25. 報告書論文中間発表①
26. 報告書論文中間発表②
27. 報告書論文中間発表③
28. 報告書論文原稿提出とまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
履修者は、授業への参加だけではなく、フィールドワークの準備・実施およびフィールドワーク後の作業(インタビュー協力者との
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やりとり、自分が担当したインタビューの文字起こし、報告書作成のための論文執筆と編集作業)をおこなうことになりますので心
得ておいてください。通常の授業ではかなかできない貴重な経験です。
成績評価方法・基準(Evaluation)
フィールドワークおよび関連作業への貢献と出席(50%)/インタビューの文字起こしおよび報告書作成(50%)
テキスト(Textbooks)
1. 桜井厚・小林多寿子編、2005、『ライフストーリー・インタビュー――質的研究入門』、せりか書房 (ISBN:4-7967-0268-7)
その他、適宜指示します。
参考文献(Readings)
小倉康嗣「ライフストーリー」「生/ライフ」藤田結子・北村文編『ワードマップ 現代エスノグラフィー――新しいフィールドワーク
の理論と実践』96-103、172-181 頁(新曜社 2013 年 ISBN978-4-7885-1328-0)。
その他、適宜紹介します。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
1)履修申請時に課すレポート(教務事務センターで配布される履修申込書に記入、1200 字程度)によって、履修者(上限 20 名)
が選抜されます。履修申込書の提出期間が「3 月 28 日(月)~4 月 6 日(水)17 時」となっているので注意してくだい。
2)本授業は金曜 4 時限に開講しますが、5 時限まで延長することがしばしばあります。
注意事項(Notice)
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■DK201
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK201/現代史
(Contemporary History Studies)
「再審」される現代史:国家暴力の歴史はいかに問い直されているか
鄭 栄桓(CHONG YOUNGHWAN)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
国家暴力の「再審」の現場から現代史を学び直す。
授業の内容(Course Contents)
20 世紀は戦争の世紀であったといわれるが、それは民衆の側からみれば国家による暴力の歴史であったともいえよう。そのため
表舞台で語られる「歴史」は、国家からみた歴史であらざるをえなかった。しかし近年、国家暴力の歴史を問い直し「再審」する動
きが世界中で表面化している。奴隷制や奴隷貿易、植民地主義、総力戦下の戦争犯罪、冷戦体制下の抑圧など、暴力にさらさ
れた側が真相究明や補償を求めて声を発し始めている。本講義ではこれらの国家暴力の「再審」の現場で何が問われているの
かを学ぶことを通じて、現代史をいかに認識すべきかを考察したい。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション:現代史の「再審」とはいかなる現象か
2. 概説 問われる「過去の克服」
3. 国家暴力はいかに裁かれてきたか/こなかったか(1)
4. 国家暴力はいかに裁かれてきたか/こなかったか(2)
5. 冷戦と「過去」をめぐる抗争(1)
6. 冷戦と「過去」をめぐる抗争(2)
7. 冷戦と「過去」をめぐる抗争(3)
8. 冷戦と「過去」をめぐる抗争(4)
9. 東アジア冷戦と国家暴力の再審(1)
10. 東アジア冷戦と国家暴力の再審(2)
11. 東アジア冷戦と国家暴力の再審(3)
12. 日本軍「慰安婦」問題が問いかけるもの(1)
13. 日本軍「慰安婦」問題が問いかけるもの(2)
14. 「再審」される現代史:その課題を考える
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
講義で指定した資料・講読文献に目を通すことに加えて、日頃から戦争や植民地支配の「真相究明」や「補償」に関する時事報道
に留意し考察すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/平常点(ミニレポート含む)(40%)
テキスト(Textbooks)
特になし。レジュメを用意する。
参考文献(Readings)
1. 荒井信一、2005、『戦争責任論 現代史からの問い』、岩波現代文庫
2. 吉田裕、2005、『日本人の戦争観』、岩波現代文庫
3. 永原陽子、2009、『「植民地責任」論』、青木書店
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DK202
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK202/政治学A(政治学理論)
(Political Science A (Theories))
現代政治理論と時代の危機
面 一也(OMOTE KAZUYA)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
1 現代の政治理論の主要な争点を理解する。
2 今日の政治的諸課題について理解する。
3 現在および将来の政治的諸課題に対する批判的考察力を身につける。
授業の内容(Course Contents)
政治理論は危機の時代に生まれる、と言われる。危機に立ち向かいその解決を目指す点で、政治学は古来より医学に喩えられ
てもきた。本授業では、二度の世界大戦、大衆社会化に伴う人間の画一化の進行、マイノリティの排除や差別、テロとの戦い…
等々の危機に対峙してきた、現代の代表的な政治理論を概観しながら、今日の政治がなお抱えている諸課題に関して、批判的
考察を行なう。とくに問うべきは、それらの政治理論がはたして問題を解決できているのかどうか、もしできていないとしたら、それ
は何を意味しているのか、である。
授業計画(Course Schedule)
1. 授業全体のイントロダクション
2. カール・シュミット1 政治的なものの概念:友と敵の区別;臨戦体制または戦争国家へ
3. シュミット2 リベラル・デモクラシー批判:議会のお喋り;娯楽社会化と人間のサル化
4. シュミット3 近代社会批判:精神的ニヒリズムの不可避的到来
5. シュミット4 権威国家の擁護:独裁と両立する“真のデモクラシー”
6. シュミット5 ナチズムへの加担
7. ハンナ・アーレント1 活動、自由、公的空間:人はいかに共に生きるべきか
8. アーレント2 全体主義への批判:人間の本性の破壊に抗して
9. アーレント3 人間の条件:活動>仕事>労働のヒエラルヒー、その近代における転倒
10. アーレント4 公的空間の再興:いかにして、またそもそも、それは可能なのか
11. ジョン・ロールズ1 正義論の構想:ベトナム戦争や人種差別への反対;功利主義の克服
12. ロールズ2 正義の二原理:リベラル・デモクラシーと社会福祉国家の擁護
13. ロールズ3 正義論をめぐる論争:新自由主義による批判を中心に
14. ロールズ4 正義論の国際社会への適用:永遠平和のための正しい戦争;人道的介入と核武装
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
復習に力点を置くことを勧める。ノートと引用資料をよく読み返し、自らの考察を簡単に書き留めておくとよい。初回授業時に詳しく
説明するが、成績評価に際しても考察を重視する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(80%)/リアクション・ペーパー(20%)
テキスト(Textbooks)
授業時に配布する引用資料を主に用いる。
参考文献(Readings)
1. 藤原保信、飯島昇藏、1995、『西洋政治思想史Ⅱ』、新評論
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
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■DK203
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK203/政治学B(現代政治)
(Political Science B (Contemporary Politics))
現代社会における政府の役割
現代日本政治
川橋 郁子(KAWAHASHI IKUKO)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
多種多様な個人、団体が交錯する、複雑な政治過程を分析し理解する力・スキルの習得を目指す。日本の政治制度に関する基
礎的な知識や、制度の果たす役割について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
テレビや新聞が伝える政治は、多種多様な個人や団体が交錯する複雑な事象のように見える。
一般に、複雑な事象を理解するためには、簡単な分析枠組みから出発することが有効である。そこで、本授業では国家を構成
する「国民」と、統治を担う「政府」に注目して政治過程を整理し、説明を進める。授業の冒頭では政府の必要を検討し、次いで政
府と国民の関係を様々な角度から説明していく。授業後半では、政府を構成する政治家や官僚など具体的主体に焦点をおき、政
策が決定される過程の検討を進めていく。とりわけ、政策決定過程における各主体の影響力とそれを支える制度について説明す
る。
また、本授業では講義内容に関る政治ニュースや過去の政治事件などを適宜、紹介していく。具体的な事柄を扱うことで、講義
や政治に対する理解、思考を深めてもらうことがその目的である。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 市場の失敗
3. 政府の役割
4. 政府の失敗
5. 利益団体・団体政治
6. 選挙・選挙制度
7. 中間テストとその解説
8. 議会・政党
9. 官僚
10. 政官関係
11. 内閣制度・首相のリーダーシップ
12. 行政的中央地方関係
13. 財政的中央地方関係
14. 地方政治
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回、授業内容に関連する文献を紹介する。テキストおよび、授業時に紹介する文献を読むこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/中間テスト(40%)
中間テスト、期末試験(筆記試験)の双方を受験した学生のみ成績評価の対象とする。履修者は必ず、両試験を受験すること。
テキスト(Textbooks)
1. 北山・久米・真渕、2009、『はじめて出会う政治学 構造改革の向こうに』、有斐閣 (ISBN:4641123683)
参考文献(Readings)
1. 久米・古城・真渕・川出・田中、2011、『ニュー・リベラル・アーツ・セレクション 政治学』、有斐閣 (ISBN:4641053774)
2. 平野・河野、2011、『アクセス 日本政治』、日本経済評論社 (ISBN:4818821810)
3. 建林・曽我・待鳥、2008、『比較政治制度論』、有斐閣 (ISBN:4641123640)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
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注意事項(Notice)
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■DK204
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK204/現代経済
(Contemporary Economics)
ニュースから経済を読み解く
軽部 謙介(KARUBE KENSUKE)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
経済現象や経済政策についてニュース報道という材料を使って概要を理解する。
授業の内容(Course Contents)
われわれが日常的に接するメディア報道から題材をとり、経済とは何なのかを具体的に考えていく。授業参加者にはテーマを与
えて、その報告を行ってもらう。
授業計画(Course Schedule)
1. 1 概論
この授業の対象範囲や授業の進め方について説明します。
2. 2 日本経済は今どこにいるのか
戦後70年の日本経済の歴史を概説的に振り返り、今日本経済がどのようになっているのかを歴史的に考えます。
3. 3 金利とは何なのか
日銀の採用した「マイナス金利政策」が与える影響などについて、ニュース報道をもとに考えていくことを通じて金融政策に
ついて考えます。
4. 4 財政とは何なのか
国家財政に関して、赤字とか黒字とはどういう意味をもつのかなどについて、具体的な事案にそって検討します。
5. 5 金融とは何なのか
経済の血液といわれる金融機能について、この20年間の出来事も踏まえながら考察していきます。
6. 6 通商摩擦とは何か
戦後日米経済の大きな課題だった通商摩擦に関して、具体的な事例やその報道に即してフォローしてみます。
7. 7 世界経済はどう動いているのか その1
アメリカ、中国、欧州、中東などから入ってくるニュースを題材にとり、その地域の経済がどのようになっているのかを観察し
ます。
8. 8 同上 その2
9. 9 世界経済の秩序とは何なのか
グローバル化の進んだ現在の世界経済はどうやってマネージメントしていけばいいのか、ブレトンウッズ体制以降の歴史を
考えます。
10. 10 同上 その2
11. 11 日本経済の問題とは何なのか
今の日本にとって経済政策とはどう位置づけられるのか。何をどう解決しようとしているのかなどについて、解説的な論考を
材料に考えてみます。
12. 12 経済政策議論
リフレ対反リフレ、分配か成長か、規制か自由化か、など経済思想を反映した政策論議がどのような意味を有しているのか
を検討します。
13. 13 貧困と格差
なぜ貧困率は上昇し、非正規は増えるのか。具体的なニュースを使って考えて見ましょう。
14. 14 経済報道
経済現象や経済政策を伝える報道の現状と課題について考察します。
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間に指示する形で、一定の予習・復習をしてもらいます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(50%)/最終レポート(Final Report)(30%)/授業での報告など(10%)/授業参加度合い(10%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しません。
- 358 -
参考文献(Readings)
授業中に指示するが、新聞(朝日や日経など)の経済面は毎日必ず目を通すこと。授業中に「今日の紙面にはどのようなニュー
スが掲載されていたのか」について質問することがある。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 359 -
■DK205
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK205/国際関係論
(International Relations)
倉本 由紀子(KURAMOTO YUKIKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
グローバル化が深化する国際環境に目を向け、国家や個人、そしてグローバル市民社会の役割を意識し、今日の地球規模の諸
問題について考察し分析することを目標とします。地球社会で活躍するために必要な「社会学的想像力」を、日本の国際関係を
客観的に検証することで養いましょう。
授業の内容(Course Contents)
「グローバリゼーションとは、何か」について改めて検証し、今日悪化する難民問題を含む国際問題について、授業でディスカッシ
ョンを行います。また、国際関係論の基礎概念と現代国際政治の変動や転換を学び、日本国内の社会問題解決にも、グローバ
ルな視野が不可欠であることを再確認します。海外に一歩出れば、一個人は草の根レベルの外交官でもあることにも気づき、地
球社会の諸問題について自ら考え行動するための基礎力の習得も目指します。身近な出来事にも「グローバル」な視野でクリテ
ィカル・シンキングを働かせ、問題意識を持つ練習を授業中に実施します。
授業計画(Course Schedule)
1. 国際関係論はどのような学問なのか
2. 20 世紀の国際関係をどう理解するのか
3. 今日の国際関係をどう読むのか
4. グローバリゼーションの時代をどう読むのか
5. 現代の安全保障をどう読むのか
6. 北東アジアの政治と国際関係をどう読むのか
7. 国際社会における日本の位置づけをどう読むのか
8. 世界観と国際関係理論の構築
9. 国際レジーム論とグローバルガヴァナンス論とはなにか
10. リージョナリズムと欧州統合の現状と課題
11. 南北問題をどう解決するのか
12. 地球環境問題をどう解決するのか
13. 非国家アクターと市民社会の役割とは
14. 国際紛争・国内紛争をどう解決するのか
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
テキストの章立てに沿って授業を進めるので、該当箇所を読んで授業に臨んで下さい。
また 授業開始時に実施するディスカッションに参加するためにも、世界の時事問題に興味を持って、日常のニュースを見聞して
下さい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/平常点(出席状況・リアクションペーパー内容等)(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 佐渡友哲・信夫隆司編、2013、『国際関係論』、弘文堂 (ISBN:9784335002038)
参考文献(Readings)
1. デヴィッド・ヘルド、2002、『グローバル化とは何かー文化・経済・政治―』、法律文化社 (ISBN:9784589025968)
2. サスキア・サッセン、1999、『グローバリゼーションの時代』、平凡社 (ISBN:9784582841916)
3. Joseph Nye, Jr.. 2004. Soft Power. Public Affairs (101586483074)
4. 中西寛・石田淳・田所昌幸、2013、『国際政治学』、有斐閣 (ISBN:9784641053786)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 360 -
■DK206
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK206/社会心理学
(Social Psychology)
社会的認知、対人関係の心理学
山下 玲子(YAMASHITA REIKO)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会心理学の研究領域のうち、社会的認知領域(人が他者、社会現象、社会集団をどのように認知し、それに基づき判断するの
か)を中心に学習する。また、今年度は、社会集団の中に伝わるうわさ現象について、インターネット上でのうわさに言及しつつ、
具体例を通じながらそのメカニズムについて学習する。
授業の内容(Course Contents)
授業では、対人認知、社会的推論、インターネット上での拡散を含むうわさ現象、親密な対人関係(特に恋愛関係を中心)につい
ての社会心理学的知見を学習する。授業では、実際の研究方法を体験しつつ、そのメカニズムを学習する。さらに、それらの実
生活での応用方法を模索する。
授業計画(Course Schedule)
1. 対人認知 1:印象形成の古典的理論および重視される手掛かり、対人記憶、記憶の精緻化、厭世的記憶
2. 対人認知 2:印象形成の歪み、ステレオタイプ、印象形成における 2 過程モデル、対人認知の個人差、歪みの解決法(そも
そも歪みとは?)
3. 社会的推論 1:原因帰属とその心理学理論、特性推論
4. 社会的推論 2:推論のエラーとバイアス、ヒューリスティクス
5. 社会的推論 3:原因帰属と責任帰属、公正世界仮説、素朴な現実主義
6. 社会的推論 3:推論の誤りがもたらすもの、推論の歪みは修正可能?
7. うわさの社会心理学 1:うわさを研究するとは?~人、内容、状況、うわさの公式
8. うわさの社会心理学 2:企業をめぐるうわさとその対処法、マーケティングにおける口コミの重要性
9. うわさの社会心理学 3:インターネット時代を生き残るうわさ、Twitter上での大量リツイート現象、ネット時代のうわさへの対
処法
10. 集団と個人 1:他者存在の影響(社会的促進と抑制、社会的インパクト理論)
11. 集団と個人 2:集団ダイナミクス、同調、逸脱
12. 集団と個人 3:社会的ジレンマ、集団間関係(集団間葛藤、集団間差別)
13. 人と付き合う1:対人魅力、関係の維持と崩壊
14. 人と付き合う2:親密な対人関係の諸相、全体のまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業の前日までに、レジュメを Chorus にアップします。
そちらをプリントアウト、またはタブレット等で持参のうえ、授業に臨んでください。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/出席(10%)/ミニレポート(20%)/その他授業内活動(10%)
テキスト(Textbooks)
1. 池上知子・遠藤由美、2008、『グラフィック社会心理学(第 2 版)』、サイエンス社 (ISBN:978-4-7819-1191-5)
参考文献(Readings)
1. 市川 伸一、1996、『認知心理学 4 思考』、東京大学出版会 (ISBN:978-4-13-015104-7)
2. 川上 善郎、1997、『うわさが走る』、サイエンス社 (ISBN:978-4-7819-0840-3)
3. 山田 一成、北村 英哉、結城 雅樹、2007、『よくわかる社会心理学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:978-4-623048120)
その他、随時、授業内で紹介。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 361 -
■DK207
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK207/文化人類学
(Cultural Anthropology)
シャーマニズムと近代
塩月 亮子(SHIOTSUKI RYOUKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
シャーマニズムの弾圧の歴史と現在の復興を学ぶことで,我々の生きている近代社会とは何か,その特徴を知り,自文化を相対
化できる視点を養う。
授業の内容(Course Contents)
本授業では,現在,世界規模でみられる「シャーマニズム復興現象」について,文化人類学をはじめ多角的な観点から講義する。
具体的には,シャーマニズムと少数民族・環境・観光・文芸・カウンセリング・癒し等との関係を,日本をはじめモンゴル,ロシア,
ペルー,イギリス等の事例から解説する。
授業計画(Course Schedule)
1. 文化人類学とは
2. シャーマニズムとは
3. シャーマニズム復興とは
4. イタコ(東北地方のシャーマン)とは
5. イタコ信仰の背景および現代社会との関連性
6. 源氏物語にみるシャーマニズム
7. ユタ(沖縄のシャーマン)とは
8. ユタの弾圧と再評価
9. 映画や文学,漫画,ネットでのユタ・ブーム
10. イギリスでの魔女復興
11. モンゴルのシャーマニズムと民族復興
12. ロシア・ウデヘのシャーマニズムと環境問題
13. ペルーのシャーマニズムと環境問題
14. ブラジル・アマゾンのシャーマニズムと文化復興
まとめと補足
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
各回の予習範囲や課題等は,1つ前の授業でアナウンスする。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(70%)/授業内課題(コメントカード等)(30%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。各回のテーマに関連する資料(プリント)を配布する。
参考文献(Readings)
1. 塩月亮子、2012、『沖縄シャーマニズムの近代―聖なる狂気のゆくえ―』、森話社 (ISBN:4864050333)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
映像を多用する授業となるので,各自メモを取りながら見ること。
注意事項(Notice)
- 362 -
■DK208
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK208/社会言語学
(Sociolinguistics)
社会の中の言語
岩田 祐子(IWATA YUKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会言語学とは、言語が実際の社会において具体的にどう使われているかを探求する言語研究である。この授業では、言語が
社会の中でどのような位置を占めているのか、特に言語の多様性が社会に密接に関係していることを理解することを目的とす
る。
また、言語構造や言語行動が社会構造に影響を及ぼす、社会構造が言語構造や言語行動に影響を及ぼす、言語構造と社会構
造が互いに影響しあうという3つの観点から、言語と社会の関係を考察する。様々な言語の姿に焦点を当て、人間の言語能力が
社会でどのように表れているか、その複雑な関係を明らかにすることを試みる。
授業の内容(Course Contents)
言語構造や言語行動が社会構造に影響を及ぼす、社会構造が言語構造や言語行動に影響を及ぼす、言語構造と社会構造が
互いに影響しあうという3つの観点から、言語と社会の関係を考察する。社会的属性(年齢・ジェンダー・社会階層・地域・民族な
ど)によって言語使用にどのような多様性が見られるか、コンテクスト(言語を使用する状況)に応じて人々はどのように言語を使
い分けるか、コミュニケーションのやり方と文化とのかかわりはどのようなものかなどについて、英語や日本語の具体例・会話例
を検証しながら考察する。
授業計画(Course Schedule)
1. 本講義についてのガイダンス: 社会言語学の定義と意義の説明、言語と社会との関係をとらえる研究方法の紹介、全講
義のアウトラインの説明
2. 第1章 「社会言語学とは」
3. 第2章 「言語と地域」
4. 第3章 「言語と社会階層」
5. 第4章 「言語と民族」
6. 第5章 「言語とジェンダー」
7. 第17章 「言語とイデオロギー」
8. 第6章 「言語と年齢」
9. 第7章 「言語の選択」
10. 第8章 「言語の状況差、適切さ」
11. 第9章 「ポライトネス」
12. 第12章 「会話という相互行為」
13. 第13章 「社会言語学と異文化コミュニケーション」
14. 第19章 「社会言語学からの貢献」
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は、毎回授業時に履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(60%)/出席・クラスへの参加度・毎回のリアクションペーパー(40%)
授業への積極的な参加が必須なので、出席は非常に重視する。20分以上の遅刻は認めない。 遅刻3回で欠席1回と換算す
る。単位取得のためには、3/4以上の出席を必要とする。
テキスト(Textbooks)
1. 岩田祐子他、2013、『概説 社会言語学』、ひつじ書房 (ISBN:978-4-89476-637-2)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 363 -
注意事項(Notice)
- 364 -
■DK209
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK209/科学技術論
(Sociology of Science and Technology)
持続可能な社会のための科学技術とは
福井 智紀(FUKUI TOMONORI)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
科学技術について幅広い観点から理解するとともに、これからの科学技術のあり方や、社会および自分自身との関わり方につい
て、自分なりの考えを持つ。
授業の内容(Course Contents)
科学技術論の基礎的事項について幅広く講義する。まず、科学技術とは何かを考えるため、科学・技術・科学技術の歴史と現状
について、その要点を解説する。次に、日本の科学技術政策の概要について解説したうえで、近年の新しい動向について、海外
の事例も含めて紹介する。さらに、科学技術社会における教育のあり方を考察し、実際の科学教育プログラムを紹介する。
授業計画(Course Schedule)
1. 科学技術のイメージ(1):コミック・アニメ・映画のなかの科学技術
2. 科学技術のイメージ(2):空想から現実へ:宇宙開発とロボット開発を例に
3. 科学とは何か:その定義/科学の各分野の特徴/CUDOS と PLACE
4. 科学のあゆみ(1):科学の源流/科学の継承と発展/科学革命
5. 科学のあゆみ(2):近代科学の成立/「科学」の完成と「科学者」の登場
6. 技術とは何か:その定義/技術の誕生と発展/産業革命と技術革新
7. 科学技術の誕生:科学と技術の接近/科学と技術の融合/科学技術の発展
8. 科学技術と戦争:伝統技術と戦争/世界大戦と科学技術/軍事科学技術/未来の戦争
9. 科学技術のリスクと安全・安心:科学技術の光と影/リスクの特徴と種類/安全と安心
10. 科学技術と倫理:科学者・技術者に求められる倫理/科学技術の利用における倫理問題
11. 科学技術政策:科学技術政策の概要/科学技術の意思決定/科学的合理性と社会的合理性
12. 科学技術と社会:科学技術ガバナンス/科学技術コミュニケーション/市民参加型手法
13. 科学技術と教育:高度科学技術社会に必要な能力/STS教育/開発教材の紹介
14. まとめ:各回のまとめ/持続可能な社会のための科学技術とは
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
科学技術が関わるニュース・新聞記事等に日頃から関心を持ち、気になるものを保管(スクラップ・録画・メモ等)する。
SF(サイエンス・フィクション)分野の小説・コミック・アニメ・映画作品等を鑑賞し、現代および未来の科学技術利用のあり方につい
て考察する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席レポート(毎回提出)(60%)/最終レポート(最終回の講義時間に作成)(40%)
欠席回数が4回以上の場合は単位認定しない(正当な欠席理由がある場合は個別に考慮する)。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 中島秀人、2008、『社会の中の科学』、放送大学教育振興会 (ISBN:978-4595308130)
2. 村上陽一郎、1999、『科学・技術と社会』、光村教育図書 (ISBN:978-4895725088)
上記の他、講義内容に関する参考文献(書籍・コミック・アニメ・映像作品等)を毎回紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
担当者のウェブサイト:http://fukuilab.sakura.ne.jp/
注意事項(Notice)
- 365 -
■DK210
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK210/数理科学
(Mathematical Science)
微分積分の計算
津留 竜馬(TSURU RYOUMA)
春学期(Spring Semester)
SOX2710
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
この授業の目標は、微分積分の基礎的な計算能力を習得してもらうことにあります。
授業の内容(Course Contents)
微積分は「変化」という現象をあつかうための数学的な道具です。そのため微積分は、自然科学系の学問分野だけでなく、社会
科学的な学問分野でも必要とされる場合がふえてきてきます。この授業では、微分積分の計算技術を、授業中に練習問題を解い
てもらうことによって、身に着けてもらいます。高校2年生で習う微分積分の復習から講義をスタートするので、無理なく学ぶことが
できます。成績は授業中に行う小テストによって評価します。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 三角関数の復習
3. 指数関数、対数関数の復習
4. 合成関数の微分
5. 逆関数の微分
6. 三角関数、対数関数の微分
7. 微分のまとめ
8. 積分の基礎
9. 定積分と不定積分
10. 置換積分(1)
11. 置換積分(2)
12. 部分積分(1)
13. 部分積分(2)
14. 積分のまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
必要に応じて授業内で指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
小テスト(1)(33%)/小テスト(2)(33%)/小テスト(3)(34%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 366 -
■DK221
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
異文化を描く,異文化を歩く
梅原 宏司(UMEHARA KOJI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK221 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
本ゼミの目標は2つあります。ひとつは「私たち」とは異なる「文化」を生きる人々の生活や価値観、文化アイデンティティの表現様
式や方法について考えることです。もうひとつは、異なる人々との交流を通して、私たちが異文化をどのように理解し、描くことが
できるかについて考えることです。
授業の内容(Course Contents)
この演習においては、在日コリアンを、「スポーツという文化」という観点から考えます。
具体的には、野球選手とサッカー選手を取り上げたドキュメンタリーを読み、どのような角度からフィールド調査がなされているか
を考えます。そして、コリアンタウンからさらに発展している、国際的多文化地区である新宿区大久保のフィールドワークも行いま
す。また、当事者に近い人が聞き取りした場合と、当事者とはアイデンティティを異にする人が聞き取りした場合でどう結果が異な
るのかも考えます。
また、参加者には参与観察をしてもらい、それを最終レポートの課題とします。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 大久保フィールドワーク予備学習(現在の大久保について)
3. 大久保フィールドワーク
4. 大久保フィールドワーク振り返り
5. 在日コリアンとはどんな人たちかを学ぶ(概論1)
6. 在日コリアンとはどんな人たちかを学ぶ(概論2)
7. 在日コリアンと野球(1)日本と韓国のはざまで
8. 在日コリアンと野球(2)日本と韓国のはざまで
9. 在日コリアンとサッカー(1)日本、韓国、北朝鮮という 3 つの祖国と母国
10. 在日コリアンとサッカー(2)日本、韓国、北朝鮮という 3 つの祖国と母国
11. 在日コリアンとサッカー(3)日本、韓国、北朝鮮という 3 つの祖国と母国
12. 現代の在日コリアンについて、当事者のゲストスピーカーにうかがう
13. 各人の参与観察計画報告
14. 総括
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の指示は、履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席(30%)/課題の報告(20%)/議論などへの積極的参加(20%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
テキストについては、履修登録完了後に CHORUS 上で履修者に対して案内する。
注意事項(Notice)
- 367 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DK222
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
自然と文化資源の持続可能な利用のための環境教育/社会-生態システムの捉え方を
学ぶ
永石 文明(NAGAISHI FUMIAKI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK222 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
持続可能な地域社会、つまり、人と自然が共生する社会とは何かを、社会学的かつ生態学的な視点で学ぶことをめざします。
授業の内容(Course Contents)
「永石フィールドワーク」として都市や里山の「社会-生態システム調査」の実習を行います。池袋キャンパスおよびその周辺では、
樹木と鳥、蝶を調べ、生き物マップづくりを行います。月 1 回の日曜フィールドでは、所沢市の「さいたま緑の森博物館」で、雑木
林の樹木を知り、伝統的な文化を記録し、里山の未来を読み解き、集落のキーパーソンに文化的な恵みのヒアリングを通して、
社会-生態システムを把握します。1 月上期には調査実習合宿として沖縄県国頭村奥集落を訪ね、トレッキングやヒアリングを通
して里山の社会-生態システム調査を行います。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス(社会-生態システム論)。池袋キャンパス内散策(樹木と鳥の見方)。
2. 室内講義(生態系論)。学内でのフィールドワーク(10 月の樹木と鳥、蝶のマッピング)
3. 室内講義(社会システム論)。大学周辺でのフィールドワーク(10 月の樹木と鳥、蝶のマッピング)
4. 室内講義(鳥の生活と果実との関係)。学内でのフィールドワーク(10 月の樹木と鳥、蝶のマッピング)
5. 室内講義(蝶の生活と植物との関係)。大学周辺でのフィールドワーク(10 月の樹木と鳥、蝶のマッピング)
6. 室内講義(環境教育論)。学内でのフィールドワーク(10 月の樹木と鳥のマッピング)
7. 室内講義(生物多様性論)。大学周辺でのフィールドワーク(11 月の樹木と鳥のマッピング)
8. 室内講義(コミュニティ論)。学内でのフィールドワーク(11 月の樹木と鳥のマッピング)
9. 室内講義(コモンズ論)。大学周辺でのフィールドワーク(11 月の樹木と鳥のマッピング)
10. 室内講義(伝統的知識論)。学内でのフィールドワーク(11 月の樹木と鳥のマッピング)
11. 室内講義(伝統的技能論)。大学周辺でのフィールドワーク(12 月の樹木と鳥のマッピング)
12. 室内講義(自然保護文化論)。学内でのフィールドワーク(12 月の樹木と鳥のマッピング)
13. 室内講義(パートナーシップ論)。マッピングの整理とプレゼンテーション。
14. 室内講義(自然再生論)。社会-生態システム調査のまとめとプレゼンテーション。
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
課外学習として、里山環境では、月1回ほど埼玉県所沢市にある、県立さいたま緑の森博物館での自然観察や生物多様性モニ
タリング(生物や社会システムの調査実習)を行います(計 4 回)。都市環境では、月 1 回ほど池袋西口で活動する NPO ゼファー
への参与観察のほか(計 4 回)、豊島区の環境担当者等への環境に関するヒアリング調査を各 1 回ずつ予定しています(計 1 回
ずつ)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
学内講義のリアクションレポート(40%)/学内での講義および活動参加度(30%)/課外活動参加度(30%)
室内講義の内容については、課外実習時にも適宜実施する。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. Millennium Ecosystem Assesment、2007、『生態系サービスと人類の未来』、オーム社 (978-4-274-20380-0C3050)
2. 鷲谷いづみ、2007、『自然再生のための生物多様性モニタリング』、東京大学出版会 (978-4-13-066157-7C3045)
3. 後藤俊彦・園田綾子監修、2009、『サステナビリティと本質的 CSR』、三和書籍 (978-4-86251-062-4C3030)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 368 -
■DK223
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
宗教施設の1年、宗教活動の多様性と現実を知る。
江島 尚俊(EJIMA NAOTOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK223 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
実際の宗教施設(神社、寺院、教会、モスクなど)を訪問し、その施設において行われている年間(年中)行事について調査するこ
とを通して、①社会調査(質的調査)のノウハウを学び、②宗教活動の実態を体験する。
授業の内容(Course Contents)
3~4 人のグループを作り、グループ毎に東京近辺の宗教施設を選定した上で、
1.事前の文献等調査
2.宗教施設へのアプローチ
3.実際の調査
4.調査の報告
を行う。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション
2. 班分けおよび調査対象の選定
3. 文献・ネットなどでの事前調査(図書館での作業)①
4. 文献・ネットなどでの事前調査(図書館での作業)②
5. 文献・ネットなどでの事前調査(図書館での作業)③
6. 社会調査(インタビュー調査)の方法について
―電話アポから報告書作成まで―
7. 調査概要の発表(1)
8. 調査概要の発表(2)
9. 調査および調査報告の準備(1)
10. 調査および調査報告の準備(2)
11. 調査および調査報告の準備(3)
12. 調査報告発表会(1)
13. 調査報告発表会(2)
14. まとめ-宗教への社会調査とは何か-
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
自分が関心をもつ対象や出来事について事前に考えておいてください(漠然としていてもOK)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/出席点(30%)/授業内での取り組み(30%)
テキスト(Textbooks)
特になし、授業中に指示する。
参考文献(Readings)
1. 盛山和夫、2004、『社会調査法入門』、有斐閣 (ISBN:4641183058)
2. 櫻井 義秀・三木 英、2007、『よくわかる宗教社会学』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623049965)
授業中に指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
昨年は、モスク(東京ジャーミィ)やアラブイスラム学院、片瀬江の島教会、浅草寺、真如苑などの施設を訪問し、調査を行った。
- 369 -
注意事項(Notice)
- 370 -
■DK224
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
ビキニ事件を歩く見る考える
市田 真理(ICHIDA MARI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK224 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
太平洋での核実験がおこなわれて 70 年。いまなお核の被害は続いている。水爆実験の生き証人ともよばれる第五福竜丸を軸
に、核をめぐる諸問題を知る。また第五福竜丸を保存する人たちの思いに触れ、展示の意義を考察する。
授業の内容(Course Contents)
座学で「ビキニ事件」を学んだ後、都立第五福竜丸展示館を中心にフィールド実習を行なう。展示館で保存されている資料の調
査、元乗組員や展示館ボランティアスタッフへの聞き取り、事件にゆかりの地を歩く。フィールド実習1回は3時間分とする(フィー
ルド実習の日時については開講後、実習地の都合と調整して決定する)。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス ビキニ事件概説① 第五福竜丸とは
2. ビキニ事件概説② 太平洋核実験 70 年概観 マーシャル諸島の核被害を知る
3. ビキニ事件概説③ 第五福竜丸をめぐる「表現」を知る
4. フィールド実習①-1 第五福竜丸展示館での実習
5. フィールド実習①-2
6. フィールド実習①-3
7. フィールド実習②-1 第五福竜丸元乗組員・大石又七さんの証言を聞く
8. フィールド実習②-2
9. フィールド実習②-3
10. フィールド実習③-1 ビキニ事件ゆかりの現場訪問 ・ 資料保存
11. フィールド実習③-2
12. フィールド実習③-3
13. ディスカッション
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
あらかじめ参考文献を読み、インタビューすべき項目を整理する。
実習後には、文献等を調査しレポートを作成する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/出席(授業への参加)(60%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 第五福竜丸平和協会、2014、『第五福竜丸は航海中』、現代企画室 (ISBN:978-4-7738-1403-3)
2. 第五福竜丸平和協会、2007、『フィールドワーク第五福竜丸展示館』、平和文化 (ISBN:978-4-89488-035-1)
3. 大石又七、2003、『ビキニ事件の真実』、みすず書房 (ISBN:4-622-07048-0)
4. 大石又七、2007、『これだけは伝えておきたい ビキニ事件の表と裏』、かもがわ出版 (ISBN:978-4-7803-0095-6)
5. 山下正寿、2012、『核の海の証言』、新日本出版 (ISBN:978-4-406-05619-9)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 371 -
■DK225
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
都市の現在 ~変化と維持~
柳 信寛(YANAGI NOBUHIRO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK225 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
・大都市の変化や維持をテーマとして聞き取り調査を中心に街の変化を探求する。
・特に行政や地域組織、そして住民がどのような思惑で地域の開発や維持・再生に取り組んでいるかを、歴史的経緯や都市構造
から立体的に把握することを目的とする。
授業の内容(Course Contents)
・何組かの調査グループに分かれて東京 23 区内のいくつかの地点をターゲットにして調査を行う。
・行政、民間ディベロッパー、地域住民などへの聞き取りが中心となるが、そのほとんどを受講生自らが実施する。
・したがって報告書作成はもちろんのこと、対象者とのアポイントメントの取り付けや調査票作成、礼状の発送など実践的な調査
技術の習得を目指す。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション・調査地の検討
2. 調査地の検討・グループの編成
3. 街歩き体験による調査地と大まかなテーマの確定
4. 調査地の現況データ・歴史的経緯の把握
5. 調査地の現況データ・歴史的経緯の把握
6. 文献・資料収集の検討
7. 調査および進捗状況の報告
8. 調査および進捗状況の報告
9. 調査および進捗状況の報告
10. 調査および進捗状況の報告
11. 調査および進捗状況の報告
12. 報告書の検討
13. 報告書の検討
14. 報告書の検討
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
・授業初回から希望する調査地の検討に入るので、それまでにいくつかの街歩きや情報収集をしておくこと。
・また、受講生の希望により調査地をいくつか設定するが必ずしも希望する調査地となるとは限らない。調査地や調査テーマに関
して複数の希望を用意しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
作業への積極的参加(60%)/最終報告書(40%)
出席や議論への参加はもちろんのこと、共同作業である調査グループでの協力・貢献が重視される。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
これまでに取り上げた地域・テーマは、スカイツリー近辺、浅草、神田老舗街、渋谷バスケットストリート、代官山、日本橋室町、月
島、神楽坂、高円寺古着文化、谷中カフェ文化、青山表参道、東京駅、ハッピーロード大山商店街、自由が丘、下北沢、谷中銀
座、秋葉原高架下、池袋文化政策、日暮里繊維街、十条銀座、清澄白河、神田古書街、西荻窪である。参考にされたい。
注意事項(Notice)
- 372 -
■DK226
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
消費社会における生活の満足度
中溝 一仁(NAKAMIZO KAZUHITO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK226 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
経済的な豊かさの向上が難しくなってきた現代において、人々がどのように生活の満足感を高めていくのかについて「消費社会」
「生活の満足度」「豊かさ」というキーワードを中心に検討を行う。「格差の拡大」や「雇用形態の変化」など、様々な課題を包摂す
る現代社会において「人々の生活の満足感を高めるためにはどんな活動が効果的か」などの仮説を立てた上でフィールドワーク
を実施する。消費社会において消費者が力点をおいている余暇活動の意味に注目し、理論と実践を織り交ぜて学習する。社会
学におけるフィールドワークの基礎を学びつつ、その面白さと難しさを体験していく。
授業の内容(Course Contents)
最初に実習に必要な学習と準備を行う。その後、人数に応じていくつかのグループに分けた上でフィールドワークを実施する。学
外のフィールドワークは数回程度を想定している。後半では実習の成果をまとめ、グループごとにそのプレゼンテーションを行う。
なお、授業計画は受講者の人数や希望、調査の進捗状況によって適宜変更を行う。
【参考】昨年度はグループを 2 つに分け、さらにそれを 3 つのチームに分けて実習を行った。いずれも学外に出て社会人を対象
にインタビュー調査を実施。
授業計画(Course Schedule)
1. 自己紹介、授業の進め方について
2. 「豊かな社会」における課題とは 「消費社会」と「余暇活動」について
3. テキストにみる「消費社会」と「生活の満足度」 1
4. テキストにみる「消費社会」と「生活の満足度」 2
5. テキストにみる「消費社会」と「生活の満足度」 3
6. テキストにみる「消費社会」と「生活の満足度」 4
7. 調査に関する情報収集
8. フィールド調査準備 1
9. フィールド調査準備 2
10. フィールド調査、および進捗状況の確認 1
11. フィールド調査、および進捗状況の確認 2
12. レポートの作成、プレゼンテーション準備
13. プレゼンテーション 1
14. プレゼンテーション 2
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて別途指示する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(20%)/プレゼンテーション(20%)/調査活動への積極的な取り組み(30%)/出席(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 間々田孝夫、2005、『消費社会のゆくえ』、有斐閣 (ISBN:ISBN4-641-17315-X)
参考文献(Readings)
必要に応じて適宜指示する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 373 -
■DK227
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
環境とエコロジー
佐久間 淳子(SAKUMA JUNKO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK227 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
フィールド調査の基礎を知り、現場に出て「人と自然のかかわり合い」を軸に調査しレポートする。
授業の内容(Course Contents)
インタビュー、アンケート、文献調査などの手法を知り、2-3 回現場に出て、レポートをまとめる。
11 月に豊洲に移転する東京都中央卸売市場の水産部(築地市場)に注目し、水産物に野生生物としての視点を加えてフィールド
調査を行う。
現場に出る場合は 2 回分の授業とみなし、火曜 2 限を 1 回休講(土曜に振り替える)
他、小レポート1本。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス、日程調整
2. インタビュー、アポイント、メールと手紙・電話の基礎
3. オンラインデータベース講習(図書館講習室)
4. 文献講読1
5. 文献講読2
6. フィールド調査(1-1)
7. フィールド調査(1-2)
8. フィールド調査の結果まとめ
9. フィールド調査(2-1)
10. フィールド調査(2-2)
11. フィールド調査の結果まとめ
12. 水産資源と野生生物について議論
13. 新聞記事を用いたレポート1
14. 新聞記事を用いたレポート2 まとめ 最終レポート提出
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
1.新聞(紙版)に常に目をとおす。
2.ドキュメンタリー映画・番組を、取材手法に注目して見る。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/プレゼンテーションの内容(30%)/授業への積極的な参加態度(30%)
単位修得のためには 75%以上の出席を必要とする。フィールド調査を欠席した場合は、レポートを指示する。
テキスト(Textbooks)
1. レイ・ ヒルボーン、2015、『乱獲: 漁業資源の今とこれから』、東海大学出版 (ISBN:978-4486020806)
参考文献(Readings)
1. 勝川俊雄、2011、『日本の魚は大丈夫か』、NHK 出版 (ISBN:978-4140883600)
2. 片野 歩、2013、『魚はどこに消えた?―崖っぷち、日本の水 産業を救う』、ウェッジ (ISBN:978-4863101135)
3. テオドル・ベスター、2007、『築地』、木楽舎 (ISBN:978-4907818883)
4. Garrett Hardin. 1968. The Tragedy of the Commons. Science
The Tragedy of the Commons は、オンラインで取得できる。http://science.sciencemag.org/content/162/3859/1243
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 374 -
■DK228
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
フィールドワークの方法と実践
佐川 徹(SAGAWA TORU)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK228 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
文化人類学や社会学の主要な調査法の一つであるフィールドワーク(実地調査)について学びます。実際に各人がフィールドワ
ークを実施して、その成果を適切に報告することができるようになるのが目標です。
授業の内容(Course Contents)
まずは、文化人類学者らが記したフィールドワークに関連したテキストの輪読を進めます。つぎに各自が設定した研究内容の自
由報告をおこなってもらいます。自由報告については、各人が関心のある内容について問題設定をおこなうことからはじめ、現場
に赴いて聞き取り調査や参与観察を実施し、その内容をまとめ、報告してもらいます。調査対象やフィールドワークを実施する場
については、各人と相談しながら決定します。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. 文化人類学についての概論
3. テキスト輪読
4. テキスト輪読
5. テキスト輪読
6. テキスト輪読
7. テキスト輪読
8. テーマ設定
9. テーマ設定
10. 調査の中間報告
11. 調査の中間報告
12. 研究発表
13. 研究発表
14. 総合討論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外にも、かならずフィールドワーク等をおこなう必要があります。また発表のための準備もしてきてもらいます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業への参加度(60%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 小田博志、2010、『エスノグラフィー入門―<現場>を質的研究する』、春秋社
2. 菅原和孝、2006、『フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門』、世界思想社
3. 椎野若菜など、2014-、『100 万人のフィールドワーカーシリーズ』、古今書院
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 375 -
■DK230
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
メディア・オーディエンスに対するインタビュー調査の方法と実践
池上 賢(IKEGAMI SATORU)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK230 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
本授業では、メディア研究の方法の一つとして、メディア・オーディエンスに対するインタビュー調査の知識と倫理、実践する能力
を身につけることを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
はじめに講義形式で、メディア研究で実際に行われた調査事例について学習する。そして、インタビュー調査の種類や、倫理的な
配慮などを学ぶ。その後、複数のグループに分かれ、それぞれの問題意識に基づき、インタビュー調査を実践し調査報告を作成
する。必要に応じ、調査手法や報告書の執筆などについてミニ講義も実施する。テーマはメディアに関する事柄であれば限定は
しない。SNSや動画サイトの利用のほか、マンガ読者やテレビドラマの視聴者の分析などが考えられる。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション
2. メディア研究における質的調査の役割と概観
3. 社会調査におけるインタビューの位置づけと倫理的配慮
4. グループ編成と問題関心の析出
5. 資料の収集と問題意識の設定
6. プレゼンテーション(1)――問題意識の報告
7. 調査計画の検討
8. プレゼンテーション(2)――調査の目的と設計
9. 調査実施と分析(1)
10. 調査実施と分析(2)
11. プレゼンテーション(3)――調査内容の報告
12. 調査報告作成(1)
13. 調査報告作成(2)
14. 最終プレゼンテーション
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
参考文献を事前に講読しておくことが望ましい。また、各自の関心に基づいた事柄について事前に資料を収集しておくことが望ま
しい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席(40%)/プレゼンテーション(3 回分)の完成度(20%)/報告書の完成度(30%)/中間レポート(10%)
テキスト(Textbooks)
特に指定しない。
参考文献(Readings)
1. 桜井厚/小林多寿子、2005、『ライフストーリー・インタビュー――質的研究入門』、せりか書房
2. S・ヴォーン/J・S・シューム/J・シナグブ/井上理他訳、1999、『グループ・インタビューの技法』、慶応大学出版会
3. 水野節夫、2000、『事例分析への挑戦――”個人”現象への事例媒介的アプローチの試み』、東信堂
4. カレン・ロス/バージニア・ナイチンゲール、2007、『メディアオーディエンスとは何か』、新曜社
5. R・シルバーストーン、2003、『なぜメディア研究か――経験・テクスト・他者』、せりか書房
その他、各グループの関心に応じて授業時に適宜紹介する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 376 -
■DK231
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
グローバル化時代の社会問題
新田目 夏実(ARATAME NATSUMI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK231 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
本実習では、グローバル化時代にわれわれが直面する様々な社会問題について、現場から、またデータにもとづいて理解できる
ようになることを目的とする。
授業の内容(Course Contents)
グローバル化時代においては、社会問題の考え方もグローバル化する必要がある。国内問題と思われるものはしばしば国外の
要因と関係し、また、先進国に固有の問題と思われたものが発展途上国で生じるなど、単純なくくりでは理解が困難になりつつあ
るからである。そこで、本授業では、国内外で共通する問題や、日本が積極的な役割を果たせるような諸問題を取り上げ、社会学
的視点にもとづき検討する。なお、グローバル化時代には、語学力、プレゼンテーション力とデータ分析能力が必須である。そこ
で、本授業では、英語による資料の読解や、データ分析の指導も行う。
授業計画(Course Schedule)
1. 先進国と途上国の関係
2. 途上国の貧困と開発
3. 開発協力の様々なアプローチ 1
4. 開発協力の様々なアプローチ 2
5. 開発途上国の社会問題-人口爆発とその帰結 1
6. 開発途上国の社会問題-人口爆発とその帰結 2
7. グローバルな社会問題-少子高齢化
8. 新しい社会問題-災害と国際協力
9. 日本の移民問題、世界の移民問題 1
10. 日本の移民問題、世界の移民問題 2
11. 日本の移民問題、世界の移民問題 3
12. 日本の移民問題、世界の移民問題 4
13. 研究発表 1
14. 研究発表 1
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
毎回交代で発表してもらいます。またテーマに即したニュースを新聞等で収集し,その内容を紹介できるように準備しておいてくだ
さい。交代で発表してもらいます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/発表(20%)/出席と授業参加(40%)
テキスト(Textbooks)
1. 宮島喬・佐藤成基・小ヶ谷千穂、2015、『国際社会学』、有斐閣 (ISBN:9784641174061)
プリントを適宜配布する。
参考文献(Readings)
1. 吉成勝男・水上徹男・野呂芳明、2015、『市民が提案するこれからの移民政策』、現代人文社 (ISBN:9784877986087)
2. 桜井政成、2013、『東日本大震災と NPO・ボランティア』、ミネルヴァ書房 (ISBN:4623066053)
3. 吉田良生・河野稠果、2006、『国際人口移動の新時代』、原書房 (ISBN:4562091118)
4. Robin Cohen, Paul Kennedy. 2013. Global Sociology. New York University Press (ISBN:1479800767)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 377 -
■DK232
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
グローバル化/情報化社会における「東京」物語
田辺 龍(TANABE RYOU)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK232 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
東京の街・地域について,対象を多角的に捉えた上で,それを経験する「わたし」の視点から,また住民・観光客といった「他者」
の視点から接近/再構成していくための理論およびフィールドワークの技法を学ぶ。
授業の内容(Course Contents)
「東京」に関わる現象として,たとえば「メディア・ノスタルジー」と「街歩き」をあげれば,いわゆる現実/仮想の双方およびそれに
付随する時空間を包含する広い射程を持つことが分かる。テーマ全体の理解を実証的な問題の検証につなげていくために,前
半では文献購読を行いながら,フィールドワークの準備として,対象の絞り込みを全員での議論を通して行う。後半では,都内の
都市・地域をフィールドとして選定し,メディア表象の分析と当該都市・地域を経験するさまざまな対象者への調査を実施,その成
果を報告書にまとめる。なお,今年度は,全員参加が必須ではないが,秋休みに地方でのフィールドワークを実施する可能性も
ある。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス:自己紹介およびゼミ運営について
2. 前年度調査(フィールド:雑司が谷)について
3. フィールドおよび課題文献決定
4. 文献輪読(1)
5. 文献輪読(2)
6. フィールドワーク(全体)
7. 調査テーマ決定とグループ分け
8. 先行研究サーベイ
9. グループ別進行状況発表(1)
10. グループ別進行状況発表(2)
11. 報告書作成に向けた議論
12. グループ別進行状況発表(3)
13. グループ別進行状況発表(4)
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
指定した文献・資料を必ず読んでくることはもちろん,調査が始まってからは,正規時間外の調査と発表資料作成,文献購読が求
められる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
調査・議論への参加度(30%)/出席(30%)/発表・報告(20%)/レポート(報告書原稿)作成(20%)
テキスト(Textbooks)
初回~第 3 回までに決定する。
参考文献(Readings)
適宜支持する。
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 378 -
■DK233
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
「当事者」の語りを聞き取る
矢吹 康夫(YABUKI YASUO)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK233 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
「当事者」と呼ばれる人びとの経験・生活・人生を理解するためにインタビュー調査を行い、報告書を作成してフィールドに還元
することを目標にする。そこでは単に、インタビューの技法を身につけるだけでなく、質的調査が要請されてきた社会(学)的な背
景や調査倫理の問題なども学ぶ。
差別や社会問題の「当事者」というと、なにかとても「特殊」であり、自分とはまったく違う存在だと思うかもしれない。しかし、どん
な経験をして、どんな人生を歩んできたかを理解しようとする過程で、彼/彼女たちもまた同じ社会を生きている自分と地続きの
存在であることに気づかされることになると思う。
授業の内容(Course Contents)
授業ではまず、各自の興味関心をもとに少人数のグループに分かれて調査対象を絞り込んでいく。そのうえで文献資料で対象
について事前学習をするほか、必要に応じてセルフヘルプグループなどでのフィールドワークも行う。また、調査での役割分担や
アポイントのとり方などのテクニカルな準備をするだけでなく、調査倫理についても十分に理解したうえでインタビューを実践でき
るようにする。インタビューでえられたデータは文字起こしして、分析・考察し、それらをもとに文章化して報告書論文を作成する。
それを授業内検討会でブラッシュアップし、最後に調査でお世話になったフィールドの方々に還元する。
授業計画(Course Schedule)
1. 自己紹介、実習の進め方について
2. 調査対象の選定とグループ分け
3. 文献・資料の収集と検討
4. 文献・資料のレビュー
5. 調査倫理について
6. 調査の準備1:問いの設定、質問項目の検討
7. 調査の準備2:役割分担、フィールドへのアプローチ
8. 調査の実施1:経過報告
9. 調査の実施2:結果報告
10. データ入力、文字起こし
11. データの分析・考察
12. 報告書論文の作成
13. 授業内検討会
14. フィールドへの還元
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
調査だけでなく、図書館での文献・資料収集、グループごとの打ち合わせなど、授業時間外に行うことが多い。また、授業が延
長になることもたびたびあると思うので、次の5限目を空けておくことが望ましい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/出席および授業・調査への参加態度(60%)
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 好井裕明、2006、『「あたりまえ」を疑う社会学:質的調査のセンス』、光文社 (ISBN:978-4334033439)
2. 宮本常一・安渓遊地、2008、『調査されるという迷惑:フィールドに出る前に読んでおく本』、みずのわ出版 (ISBN:9784944173549)
3. 桜井厚、2012、『ライフストーリー論』、弘文堂 (ISBN:978-4335501272)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 379 -
注意事項(Notice)
- 380 -
■DK234
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
田北 康成(TAKITA YASUNARI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK234 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
文化によって街づくりが大きく変わることがあるが,フィールド調査を実施して,読み取ることができるものとそうでないものを把握
し,そこにはどのような意味があるのかを学ぶことを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
「韓流」文化の中心地である「新大久保」をメインのフィールドとして調査を実施する。街の地理や歴史調査をした上で,現在の「新
大久保」の有り様を,食,生活用品,映画/ドラマ,音楽(K-POP)などを手がかりに調べる。そして,そこから見えてくるものと見
えてこないものが何であるか,他の「コリアンタウン」との比較から明らかにしていく。
授業計画(Course Schedule)
1. 実習の進め方の説明
2. 調査方法について(その1)
3. 調査方法について(その2)
4. 問題意識の形成(その1)
5. 問題意識の形成(その2)
6. フィールド調査(プレ・第 1 回)
7. フィールド調査報告
8. フィールド調査(プレ・第 2 回)
9. フィールド調査報告
10. 調査設計・資料探査
11. 調査設計・資料探査
12. フィールド調査(本調査第 1 回)
13. フィールド調査(本調査第 2 回)
14. フィールド調査報告
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
第二外国語の「朝鮮語」の履修を必須とはしない。フィールド実習の都合上,時間延長があり得るので,履修日の時限以後を,毎
回,必ず空けておくこと。また,履修生の希望を聴き、遠隔地での調査もあり得る。調査に関連するものの,自らに還元される部
分については,社会通念上の一部費用負担を了解してほしい。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/中間報告(40%)/出席(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 赤瀬川原平、1993、『路上観察学入門』、筑摩書房 (ISBN:978-4480028181)
2. 今和次郎、1987、『考現学入門』、筑摩書房 (ISBN:978-4480021151)
参考文献(Readings)
1. 赤瀬川原平、1987、『超芸術トマソン』、筑摩書房 (ISBN:4480021892)
2. 山下清海、2010、『池袋チャイナタウン : 都内最大の新華僑街の実像に迫る』、洋泉社 (ISBN:9784862485854)
3. 江東・在日朝鮮人の歴史を記録する会編、2004、『東京のコリアン・タウン : 枝川物語』、星雲社 (ISBN:4434047280)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 381 -
■DK235
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/フィールド実習
(Fieldwork Practice)
盛り場と商店街のフィールドワーク
新 雅史(ARATA MASAFUMI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2540
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK235 人数制限科目(20 名)
2012 年度以降入学者適用
授業の目標(Course Objectives)
盛り場と商店街をフィールドにして、「まち」の記述にどのような方法があるかを、具体的に知る。
授業の内容(Course Contents)
商店街は身近な存在な割には、それがどのような歴史をもっているか、どのように運営されているかが、あまり知られていない。
この実習では、商店街(および盛り場)を実際に歩いて調べることで、 「まち」の記述の方法について学び、あわせて盛り場と商
店街の実態を把握する。また、ゲストスピーカーを招いて、現在の商店街のとりくみについて学ぶ。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. フィールドワークとは何か
3. 盛り場・商店街の来歴を地図から読み取る
4. 調査対象の盛り場・商店街の情報を収集し整理する
5. とりあえず歩いてみる
6. プレ調査①
7. プレ調査②
8. プレ調査の結果をKJ法で整理する
9. 調査テーマを決める
10. 本調査①
11. 本調査②
12. 本調査の分析
13. 調査結果の発表①
14. 調査結果の発表②
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
本実習の前にできるだけテキストを読んでおくこと。なお、初回の授業で、実習のスケジュールなどを決めるので、できるだけ出席
すること。
成績評価方法・基準(Evaluation)
出席および授業参加度(100%)
テキスト(Textbooks)
1. 新雅史、2012、『商店街はなぜ滅びるのか』、光文社 (ISBN:978-4334036850)
2. 吉見俊哉、2008、『都市のドラマトゥルギー』、河出文庫 (ISBN:978-4309409375)
参考文献(Readings)
1. ジェイン・ジェイコブズ、2010、『アメリカ大都市の死と生』、鹿島出版会 (ISBN:978-4306072749)
2. 馬場正尊他、2015、『PUBLIC DESIGN――新しい公共空間のつくりかた』、NHK 出版 (ISBN:978-4761513481)
3. 長坂泰之・齋藤一成、2012、『100 円商店街・バル・まちゼミ――お店が儲かるまちづくり』、学芸出版社 (ISBN:9784761525422)
4. シャロン・ズーキン、2013、『都市はなぜ魂を失ったか』、講談社 (ISBN:978-4061573017)
5. ケヴィン・リンチ、2007、『都市のイメージ――新装版』、岩波書店 (ISBN:978-4000241380)
6. 西村幸夫、野澤康、2010、『まちの見方・調べ方――地域づくりのための調査法入門』、朝倉書店 (ISBN:978-4254266375)
7. 梶田真他、2007、『地域調査ことはじめ――あるく・みる・かく』、ナカニシヤ出版 (ISBN:978-4779501326)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 382 -
注意事項(Notice)
- 383 -
■DK241
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK241/社会統計学
(Social Statistics)
推測統計学の基本的理解
杉野 勇(SUGINO ISAMU)
春学期(Spring Semester)
SOX2510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
(1)推測統計の基本的な考え方を身につけること、(2)社会学などを学び、研究していく過程で、さまざまな研究課題を解決する
ための道具として統計的手法を使いこなせるようになること、を目標とする。統計的データの集計・分析に必要な基礎的な統計知
識、世論調査や社会統計などの結果や報告を正しく読み取れる為のメディア・リテラシー、リサーチ・リテラシーが主題である。
授業の内容(Course Contents)
算術平均や分散などの基本統計量、確率論の基礎、標本抽出の理論、検定・推定の基礎、共分散と相関係数、クロス表に関す
る属性相関係数と独立性についてのカイ二乗検定、母平均と母比率の区間推定、分散分析・単回帰分析、偏相関係数と交絡変
数の統制、重回帰分析などについて解説する。
授業計画(Course Schedule)
1. データの記述(基本統計量:代表値、散布度)
2. 正規分布・標準正規分布と標準化
3. 二つの連続変数の標本共分散と標本相関係数
4. 二つのカテゴリカル変数のクロス表、属性相関係
数、第三変数の統制
5. 確率論の基礎
6. 標本抽出の理論(母集団と標本、推測統計学)
7. 標本抽出分布と標準誤差
8. 母平均の区間推定
9. 統計的検定の理論、t 分布
10. 母相関係数の検定と推定
11. 独立性についてのカイ二乗検定
12. 母平均の差の検定
13. 母比率の区間推定、母比率の差の検定
14. 単回帰分析、F 検定.偏相関係数、重回帰分析
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
高校数学の「場合の数(組合せの数)」や「階乗」、和・合計の演算記号であるΣについて復習または予習しておく事(教科書『入
門・社会調査法』の「数学付録」に必要な知識が纏めてある)。
出来れば、算術平均、分散などの記述統計学の基礎についても復習/予習しておく事(授業の冒頭でも必要最低限は解説す
る)。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/学期中の提出課題もしくはテスト課題(30%)
テキスト(Textbooks)
1. 轟亮・杉野勇、2013、『入門・社会調査法〔第 2 版〕』、法律文化社 (ISBN:978-4589034892)
参考文献(Readings)
1. 岡太彬訓・中井美樹・元治恵子、2012、『データ分析入門――基礎統計』、共立出版 (ISBN:978-4320110267)
2. 中村知靖・松井仁・前田忠彦、2006、『心理統計法への招待――統計をやさしく学び身近にするため に』、サイエンス社
(ISBN:978-4781911519)
3. 山田剛史・杉澤武俊・村井潤一郎、2008、『R によるやさしい統計学』、オーム社 (ISBN:978-4274067105)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
統計分布などの授業資料
http://www.li.ocha.ac.jp/hss/socio/sugino/material.html
- 384 -
注意事項(Notice)
- 385 -
■DK242
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK242/社会統計学
(Social Statistics)
廣瀬 毅士(HIROSE TSUYOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会について考え課題を解決する道具として社会調査データ分析を位置づけ、確率論や推測統計学の基本的な考え方を身につ
ける。データを用いて推論や仮説を検証するための手法を習得する。
授業の内容(Course Contents)
統計的社会調査データの集計・分析に必要な統計学の基礎知識を前提として、推定や検定などの考え方、母平均の差の検定、
分散分析、クロス表のカイ二乗検定、相関係数、交絡変数の統制と偏相関の考え方、回帰分析などについて学ぶ。
授業計画(Course Schedule)
1. 記述統計学と推測統計学
2. 標本抽出(1):母集団と標本、無作為抽出の利点、標本誤差、母数と標本統計量
3. 確率の基礎と確率分布:確率と確率変数、代表的な確率分布の説明
4. 標本抽出(2):標本分布、標本統計量の変化、中心極限定理
5. 推定(1):点推定と区間推定、標本と母数、不偏性
6. 母平均の推定
7. 母比率の推定、標本サイズの決め方
8. 統計的検定(1):統計的検定の基本的な考え方、統計的検定の手順
9. 統計的検定(2):第一種の過誤・第二種の過誤、検定の方法、統計的有意の意味
10. 母平均の差の検定:t 検定の考え方と手順
11. 分散分析:考え方と手順、多重比較の考え方
12. カイ二乗検定:「関連」と統計的独立、期待度数、カイ二乗検定の考え方と手順
13. クロス表分析の応用:第三変数の統制、疑似効果、媒介効果、交互作用効果
14. 相関と回帰:相関係数、無相関検定、回帰分析の基礎、回帰係数の検定
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
高度な数学的知識は前提としないが、社会学部で必修の基礎統計学科目(「社会調査法3」など。入学年次によって科目名が異
なる場合がある)の内容は各自復習しておくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
筆記試験(Written Exam)(70%)/授業期間内の小テストあるいは課題(30%)
テキスト(Textbooks)
なし(資料を配付する)。ただし、授業期間に参考文献をテキストとして指定する場合がある。
参考文献(Readings)
1. ボーンシュテット&ノーキ、1992、『社会統計学―社会調査のためのデータ分析入門』、ハーベスト社 (ISBN:978-4938551124)
2. 岡太彬訓・中井美樹・元治恵子、2012、『データ分析入門 ―基礎統計―』、共立出版 (ISBN:978-4320110267)
3. 轟亮・杉野勇、2013、『入門・社会調査法―2 ステップで基礎から学ぶ』(第 2 版)、法律文化社 (ISBN:978-4589034892)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 386 -
■DK243
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/多変量解析
(Multivariate Analysis)
社会学で特に有効な統計分析手法の効率良い把握を目指して
二階堂 晃祐(NIKAIDO KOSUKE)
秋学期(Fall Semester)
SOX3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK243 人数制限科目(70 名)
授業の目標(Course Objectives)
複数の変数の関係を科学的、合理的な視点から理解するため、量的な社会調査データ分析を行う術を学ぶことが目的である。た
だし、下級年次科目で扱う基礎的なデータ処理・データ分析の知識が既にある事を前提としている。また授業では、実際に分析を
すすめる際に必要なソフトウェアの操作についても解説する。
授業の内容(Course Contents)
講義と実習を一体的に組み合わせて行う。講義内容は概念的な各分析手法の説明と、分析の実践に必要となる作業の流れの
双方を含む。毎回、コンピュータルームでの作業のため、授業で紹介した内容はすぐに統計分析ソフト SPSS を使用して試す事
が出来る。なお必要となるデータは講師が用意する予定。
授業計画(Course Schedule)
1. 社会調査データの多変量解析:データ構造の理解、各分析手法の概念的な整理
2. (1)社会学で質の高い量的データを得るために、(2)統計分析ソフト「SPSS」の紹介と基本的な操作法、データ操作や新変
数の作成方法
3. データ処理と分析の基礎:基本統計量や関連の強さ、確率論の概要、数値の統計学的な意味と社会学的な重要性の違い
について
4. 単回帰分析:予測モデルの考え方、回帰式の意味、係数の解釈
5. 重回帰分析(1):変数制御の考え方、ダミー変数の意味合いと使用方法
6. 重回帰分析(2):交互作用効果、モデル選択
7. 重回帰分析(3):回帰診断、基礎的なパス解析入門
8. ロジスティック回帰分析(1):質的変数を従属変数とするために、オッズ比の考え方と結果の解釈
9. ロジスティック回帰分析(2):質的変数同士の回帰式、ロジスティク回帰分析におけるモデル選択と予測確率、他項ロジステ
ィク回帰分析
10. ログリニアモデル概要:基本的な考え方と解釈の仕方
11. ログリニア分析とクロス表分析の関係:クロス表とエラボレーション、オッズ比を社会学的に解釈するための方策
12. ログリニアモデルの応用:様々なモデルの試し方と選択
13. コレスポンデンス分析と数量化分析:質的データをビジュアルに理解する方法
14. まとめと総復習、今後の更なる量的分析手法の学習について
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
該当する教科書の頁を読了する事が前提。ただし講義と教科書の併用はお互いで欠ける内容を補佐する事も意図しており、講
義自体は必ずしもテキストに沿わないので注意。また、配布するプリントや資料の復習も必要。なお2回行う試験は双方ともに、
授業時間外でのレポート形式となる。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/中間レポート(40%)/出席点と授業参加、コメントカード(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 村瀬洋一・高田洋・廣瀬毅士(編)、2007、『SPSS による多変量解析』、オーム社 (ISBN:978-4-274-06626-9)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 387 -
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
■DK244
抽選登録/社会調査演習
(Social Research Seminar)
関東圏における市民活動に関わる意識調査
―問いの設定から報告論文の執筆までを実践的に習得する――
須永 将史(SUNAGA MASAFUMI)
明戸 隆浩(AKEDO TAKAHIRO)
曹 慶鎬(CHO KYONGHO)
単位
通年(Full year)
4単位(4 Credits)
(Credit)
言語
日本語
SOX3540
(Language)
(Japanese)
DK244 人数制限科目(40 名)
授業の目標(Course Objectives)
社会調査法や統計調査分析の技法を駆使し,統計調査分析と,それをもとにした報告書論文の執筆を実践的に習得すること
が、,社会調査演習の目的である.
授業の内容(Course Contents)
社会調査演習では、具体的に以下の過程を実践的に習得する。
・調査テーマの設定 ・問いをたてる ・仮説をたてる ・調査票を作成する ・標本を抽出する
・調査票を配布する ・調査票を回収する ・データ入力をおこなう(エディティング、コーディング、クリーニング) ・データの集計と
分析をおこなう ・報告書を執筆する
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス――本授業の目的と概要について説明する。
2. 調査設計①――問いを決める・仮説をたてる
3. 調査設計②――調査企画書の提出とディスカッションをおこなう
4. 調査票の作成①――質問項目を決める
5. 調査票の作成②――質問文をつくる
6. 調査票の作成③――ワーディング
7. 調査票の作成④――ワーディング
8. 標本抽出①――標本抽出の準備をおこなう
9. 標本抽出②――標本抽出の準備をおこなう
10. 標本抽出③――標本抽出の結果について報告する
11. 実査の準備――依頼状の作成をおこなう
12. 実査をおこなう――依頼状の発送をおこなう
13. 調査票を回収する――回収率の確認と、感謝状・督促状を発送する
14. データセットの準備――エディティング・コーディング・クリーニングをおこなう
15. データ分析をおこなう①――単純集計表を出力する・クロス集計表を出力する
16. データ分析をおこなう②――カイ自乗検定、分散分析・重回帰分析などを用い、調査結果の傾向をみいだす
17. データ分析をおこなう③――カイ自乗検定、分散分析・重回帰分析などを用い、調査結果の傾向をみいだす
18. オリジナル研究報告・研究指導①――履修者が、分析結果をもとに、報告書論文執筆のための研究報告をおこなう
19. オリジナル研究報告・研究指導②
――履修者が、分析結果をもとに、報告書論文執筆のための研究報告をおこなう
20. オリジナル研究報告・研究指導③
――履修者が、分析結果をもとに、報告書論文執筆のための研究報告をおこなう
21. オリジナル研究報告・研究指導④
――履修者が、分析結果をもとに、報告書論文執筆のための研究報告をおこなう
22. 報告書論文を完成させる①
――論文の要旨をもとに、考察を深めた研究報告をおこなう
23. 報告書論文を完成させる②
――論文の要旨をもとに、考察を深めた研究報告をおこなう
24. 報告書論文を完成させる③
――論文の要旨をもとに、考察を深めた研究報告をおこなう
25. 報告書論文を完成させる④
――論文の要旨をもとに、考察を深めた研究報告をおこなう
26. 報告書の編集作業をおこなう①
――公表できる研究成果物として、報告書の完成度を高める
27. 報告書の編集作業をおこなう②
――公表できる研究成果物として、報告書の完成度を高める
28. 報告書を完成させる
- 388 -
――公表できる研究成果物として、完成度を高めた報告書を完成させる。
授業時間外(予習・復習等)の学習
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
・3 種類の教科書を用いて、次回に該当する箇所を事前に読んでおくこと。
成績評価方法・基準(Evaluation)
調査票作成・標本抽出への貢献度(25%)/データ集計・分析への貢献度(25%)/研究報告のクオリティ(25%)/研究報告書論文のクオ
リティ(25%)
テキスト(Textbooks)
1. 森岡清志、2009、『ガイドブック社会調査 第 2 版』、日本評論社 (13-978-4535582460)
2. 村瀬洋一・高田洋・廣瀬毅士 共編、2007、『SPSS による多変量解析』、オーム社 (13ー978-4274066269)
3. 原純輔・海野道郎、2004、『社会調査演習―第 2 版』、東京大学出版会 (ISBN:978-4130520195)
上記 3 点の著書を随時使用するので、必ず各自購入すること。
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 389 -
■DK245
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/社会調査演習
(Social Research Seminar)
政策エリートの意識調査
岡田 陽介(OKADA YOSUKE)/福井 英次郎(FUKUI EIJIRO)
単位
(Credit)
言語
(Language)
通年(Full year)
SOX3540
4単位(4 Credits)
日本語
(Japanese)
DK245 人数制限科目(40 名)
授業の目標(Course Objectives)
これまで受講してきた社会調査法や社会学データ実習などで習得してきた統計調査分析の技法を駆使し、質問紙による大規模
郵送調査実施・分析と、分析結果をもとにした報告書論文の執筆を実践的に習得することが本演習の目的である。
授業の内容(Course Contents)
国会議員や自治体長といった政策エリートの社会問題に対する認識が政策立案や実行、さらには、市民への情報発信といった
行動とどのような関連を持っているのか?この問いを明らかにするために、統計的手法を用いた調査をおこなうことを目的とす
る。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス
2. 問いを決める・仮説をたてる
3. 調査企画書の提出とディスカッション
4. 調査対象を決める
5. 調査項目を決める
6. 調査票の作成(1)
7. 調査票の作成(2)
8. 調査票の作成(3)
9. 調査対象の抽出(1)
10. 調査対象の抽出(2)
11. 調査票の確認(1)
12. 調査票の確認(2)
13. 調査票の配布・調査本部の開設・データ入力(1)
14. 調査票の配布・調査本部の開設・データ入力(2)
15. 調査票の配布・調査本部の開設・データ入力(3)
16. 調査票の配布・調査本部の開設・データ入力(4)
17. 調査票の配布・調査本部の開設・データ入力(5)
18. データ集計と分析(1)
19. データ集計と分析(2)
20. データ集計と分析(3)
21. データ集計と分析(4)
22. データ集計と分析(5)
23. データ集計と分析(6)
24. 報告書論文にむけた研究報告と議論(1)
25. 報告書論文にむけた研究報告と議論(2)
26. 報告書論文にむけた研究報告と議論(3)
27. 報告書論文にむけた研究報告と議論(4)
28. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間外の学習に関する指示は必要に応じて別途指示する。
また、必要に応じて授業時間外にサブゼミを実施する。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業参加度(20%)/調査実施への貢献度(20%)/分析への貢献度(20%)
テキスト(Textbooks)
資料を適宜配布する。
- 390 -
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 391 -
■DK246
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK246/質的調査法
(Qualitative Survey Methods)
高山 真(TAKAYAMA MAKOTO)
秋学期(Fall Semester)
SOX3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
この授業では、 「社会調査法 2」 をふまえて、 質的調査法に関する基礎的な考え方と技法について学ぶことを目標とする。
授業の内容(Course Contents)
ライフストーリー・インタビューの実施、インタビュー・テクストの解釈、 ライフストーリーの作成について、 具体的な事例をまじえ
て解説する。あわせて、フィールドワークの方法について検討する。これをふまえて、ライフストーリー・インタビューとの関係で、
日記や自分史のドキュメント分析、メディア言説の分析について検討し、 質的調査法の基本的な考え方の理解を深める。
授業計画(Course Schedule)
1. オリエンテーション(授業の概要、受講上の注意など)
2. ライフストーリー・インタビューをはじめる(1) 調査研究テーマはどのようにきまるか
3. ライフストーリー・インタビューをはじめる(2) 調査をはじめるにあたっての倫理的な問題
4. ライフストーリー・インタビューをはじめる(3) 語り手の選択とリアリティのとらえかた
5. ライフストーリー・インタビューをおこなう(1) 語り手との出会い
6. ライフストーリー・インタビューをおこなう(2) 相互行為としてのインタビュー
7. インタビュー・テクストを解釈する(1) 口述記録から文字記録へ
8. インタビュー・テクストを解釈する(2) 社会的コンテクスト
9. インタビュー・テクストを解釈する(3) 語りのダイナミズム
10. ライフストーリーを書く(1) ライフストーリーを語るということ
11. ライフストーリーを書く(2) エスノグラフィーとしてのライフストーリー
12. ドキュメント分析(日記、自分史について)
13. 言説分析について
14. 総論
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
準備学習の具体的な指示は、 授業内で適宜おこなう。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(100%)
テキスト(Textbooks)
適宜、資料を配布する。
参考文献(Readings)
1. 桜井厚・小林多寿子編著、2005、『ライフストーリー・インタビュー 質的研究入門』、せりか書房 (ISBN:4-7967-0268-7)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 392 -
■DK247
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
DK247/質的調査法
(Qualitative Survey Methods)
山本 薫子(YAMAMOTO KAHORUKO)
春学期(Spring Semester)
SOX3510
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
授業の目標(Course Objectives)
社会調査のうち質的調査に焦点を当て、質的調査の基本的な考え方、技法について習得することを目標とする。質的調査の持
つ方法論的特性を理解したうえで、質的調査の複数の手法のそれぞれについて基本的な考え方と技法、実践の際の注意点、取
得データの分析・解釈の方法について理解を深める。
授業の内容(Course Contents)
質的調査の持つ方法論的特性を理解し、 質的調査法で主に用いられる手法について学ぶ。 今回はインタビュー法、 参与観
察法、 ライフヒストリー法の 3 手法を主に取り上げ、 それぞれについて考え方、 データ取得および分析の技法を学ぶ。
授業では、 履修者各自が自分で決めたテーマにしたがって質的 調査法にもとづく調査計画をたて、 調査を実施し、 データ分
析を行う (履修者各自の調査は授業外に実施する) 。 授業内においても定期的に調査経過報告を行う。 授業時間外での一定
の作業が必要な授業構成となっており、 質的調査法の修得にやる気のある学生の履修を歓迎する。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス,質的調査の考え方と目的
★履修希望者は、 初回授業に 「質的調査、 フィールドワー クで調べてみたいこと」 を具体的に記載した計画書を準備
し、 提出すること (A4×1 枚) 。
2. 調査計画を立てる
3. インタビュー法の考え方とデータ取得(1)
4. インタビュー法の考え方とデータ取得(2)
5. 参与観察法の考え方とデータ取得(1)
6. 参与観察法の考え方とデータ取得(2)
7. 質的調査法におけるマナーと倫理
8. ライフヒストリー法の考え方と技法
9. 質的調査における多様なデータの活用(2 次データ、質的データの統計分析、映像資料など)
10. インタビュー法の考え方とデータ取得(3)
11. 参与観察法の考え方とデータ取得(3)
12. 質的調査におけるデータの整理と分析(1)
13. 質的調査におけるデータの整理と分析(2)
14. 調査結果のまとめ方
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
履修者各自の調査は授業外に実施する。 授業内においても定期的に調査経過報告を行う。授業時間外での一定の作業が必要
な授業構成となっている。
★履修希望者は、 初回授業に 「質的調査、 フィールドワー クで調べてみたいこと」 を具体的に記載した計画書を準備し、 提
出すること (A4×1 枚) 。
成績評価方法・基準(Evaluation)
レポート試験(Report Exam)(60%)/授業内提出課題(30%)/出席(10%)
出席が全体の 3 分の 2 に満たない者はレポート試験提出の権利を有しない。
テキスト(Textbooks)
なし
参考文献(Readings)
1. 佐藤郁哉、2006、『増補版 フィールドワークの技法』、新曜社 (ISBN:9784788510302)
2. 谷富夫ほか、2009、『よくわかる質的社会調査 技法編』、ミネルヴァ書房 (ISBN:9784623052738)
3. 谷富夫ほか、2010、『よくわかる質的社会調査 プロセス編』、ミネルヴァ書房 (ISBN:9784623052738)
4. 佐藤郁哉、2002、『フィールドワークの技法―問いを育てる、 仮説をきたえる』、新曜社 (ISBN:9784788507883)
5. 谷富夫ほか、2008、『新版 ライフヒストリーを学ぶ人のために』、世界思想社 (ISBN:4790713601)
6. 武田尚子、2009、『質的調査データの 2 次分析』、ハーベスト社 (ISBN:9784863390140)
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7. ウィリアム・フット・ホワイト、2000、『ストリート・コ ーナー・ソサエティ』、有斐閣 (ISBN:4641076251)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
履修者各自が自分で決めたテーマに従って調査を行うため、授業外でも一定の作業が必要になる。そのことをよく考慮して履修
すること。
注意事項(Notice)
- 394 -
■DK248
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/情報処理1(入門)
(Information Processing 1)
田靡 裕祐(TANABIKI YUSUKE)
中溝 一仁(NAKAMIZO KAZUHITO)
春学期(Spring Semester)
SOX1610
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK248 人数制限科目(140 名)
授業の目標(Course Objectives)
大学での論文・レポートや報告レジュメの作成に必須の情報リテラシーについて学ぶ。PC を利用したデータの基礎的処理や情報
発信のスキルを習得する。
授業の内容(Course Contents)
スマートフォンの普及により学生の PC リテラシーの低下が懸念されている。PC の基本操作から社会学部の学生として必要な最
低限のエクセル操作、また現代における情報発信や情報セキュリティなど、PC リテラシー全般の向上を図るため実習形式で授
業を進める。
具体的には、Microsoft Windows の操作から情報検索の方法にはじまり、Microsoft Office 2013 の操作、特に Word によるレポー
ト作成や Excel によるデータ管理・分析の基本、PowerPoint の作成・報告方法について進めていく。また、情報倫理やセキュリテ
ィといった情報メディアの利用者としての基本的な心構えについても解説する。
なお、履修者の PC スキルを見て、初級・中級/上級にクラスを分けて授業を行う。クラスの状況、レベルによって講義順序や内
容等を入れ替える場合がある。
授業計画(Course Schedule)
1. 全体ガイダンス、プレイスメント・テスト
2. クラスの説明、情報倫理、情報セキュリティ
3. Microsoft Windows の仕組みと基本操作、Microsoft Office について
4. Word による文書作成入門(1)
5. Word による文書作成入門(2)
6. Word による文書作成入門(3)
7. Excel による基礎的なデータ処理入門(1)
8. Excel による基礎的なデータ処理入門(2)
9. Excel による基礎的なデータ処理入門(3)
10. PowerPoint によるプレゼンテーション入門(1)
11. PowerPoint によるプレゼンテーション入門(2)
12. 総合演習(1)
13. 総合演習(2)
14. 総合演習(3)
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業中に行う実習で終わらなかった課題等は、指定する期日までに作成すること
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終課題(30%)/小テスト・課題(40%)/出席点(30%)
単位修得のためには、3 分の 2 以上の出席を必要とする。
テキスト(Textbooks)
1. 草薙信照・植松康祐、2014、『文科系のためのコンピュータリテラシー』(第 6 版)、サイエンス社 (ISBN:978-4-7819-1354-4)
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
- 395 -
■DK249
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/情報処理2(アプリケーション)
(Information Processing 2)
藤永 智士(FUJINAGA SATOSHI)
秋学期(Fall Semester)
SOX2610
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK249 人数制限科目(70 名)
授業の目標(Course Objectives)
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)を使用し、地域に関する様々な統計データを「地図」として表現・分析す
るための技術を習得すると共に、地図を基にした議論の方法を習得す
る。
授業の内容(Course Contents)
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)を使用し、地域に関する様々な統計データを「地図」として表現・分析す
るための技術を習得すると共に、地図を基にした議論の方る法を習得す
。
授業計画(Course Schedule)
1. 導入(データの図化について)
2. データ図化サービスの紹介
3. データ図化サービスを使って簡単な調査と分析
4. データ図化ツール(GIS「MANDARA」)の紹介
5. MANDARA の使い方 (属性データの編集)
6. MANDARA の使い方 (属性データの編集 2)
7. MANDARA の使い方 (属性データの地図化)
8. MANDARA の使い方 (点オブジェクトのマッピング)
9. MANDARA の使い方 (地図データの取得と操作)
10. データ集計ツールの使い方
11. 取得できるデータの整理とレポートテーマ検討
12. 中間発表
13. 発表準備作業日
14. 最終発表
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業で紹介する e-stat 等の調査結果を入手できるサイトにどんなデータが揃っているかについて、各自で調べてもらいます。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終テスト(Final Test)(30%)/最終レポート(Final Report)(20%)/中間レポート(30%)/出席点(20%)
テキスト(Textbooks)
1. 谷 謙二、2011、『フリーGIS ソフト MANDARA パーフェクトマスター』、古今書院
参考文献(Readings)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
◎GIS ソフト MANDARA
http://ktgis.net/mandara/
注意事項(Notice)
- 396 -
■DK250
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
抽選登録/情報処理3(プログラミング)
(Information Processing 3)
プログラミング(コンピュータによるシミュレーション)
池 周一郎(IKE SYUICHIRO)
秋学期(Fall Semester)
SOX3610
単位
(Credit)
言語
(Language)
2単位(2 Credits)
日本語
(Japanese)
DK250 人数制限科目(70 名)
授業の目標(Course Objectives)
コンピュータを用いたそれなりに高度なシミュレーション・モデルの構築をテーマにします。この授業の過程で、受講者は Excel に
関しては VBA(Visual Basic for Application)を操作するという中級以上の技量を身に付けることができます。
授業の内容(Course Contents)
最初は人口や生産物の成長の問題を取り扱います。まず差分方程式系を取り上げ、等差的な成長と等比的な成長のモデルを、
Excel を用いた iteration(繰り返し計算)で考察します。次に微分方程式系へ移行し、解析的な解とオイラー法による数値計算を
比較します。ロジスティック差分/微分方程式を考察します。これはのちにロトカ・ボルテラ捕食系という連立微分方程式モデルへ
と発展します。 更にカオスを見てみます。
確率論のベイズの定理を学び、モンテカルロ・シミュレーションで検証してみます。次に、確率過程であるマルコフ過程を応用し
て、シェアの推移をシミュレートします。
最後に(将来)人口投影(推計という用語は本来正しくありません。)の手法を解説して、地域将来人口のシミュレーションを行い
ます。VBA を勉強するという趣旨でちょっとしたゲームも作成してみます。
授業計画(Course Schedule)
1. モデル構築とシミュレーションの概説
2. VBA によるモンテカルロ・シミュレーション
3. 人口成長のモデルとロジスティック・モデル―成長率の推定 カオス
4. VBA でゲームをつくる I
5. VBA でゲームをつくる II
6. ベイズの定理とモンテカルロ・シミュレーション
7. モンティ・ホール・パラドクス
8. ロトカ-ボルテラ捕食系(連立微分方程式系)
9. マルコフ過程によるシェアの推移モデル
10. VBA でゲームをつくる III
11. 人口投影モデルの構築
12. 人口投影の実施
13. 人口投影マクロの作成
14. 課題発表とレポート提出
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
授業時間内で完成しなかったプログラムの完成が時間外学習となることがあります。Excel VBA でシミュレーション・プログラムを
作る宿題が出ることがあります。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(30%)/出席(30%)/課題処理能力(40%)
最終レポートは、VBA によるシミュレーション・プログラムです。
テキスト(Textbooks)
レジュメを配布します。
参考文献(Readings)
1. 田中 亨、2009、『VBA エキスパート公式テキスト Excel VBA スタンダード』、オデッセイコミュニケーションズ (ISBN:9784990512415)
その他(HP 等)(Others(e.g.HP))
- 397 -
注意事項(Notice)
- 398 -