PASCHドイツ語学研修(JUKU)レポート⑤

ドイツ語学研修レポート5
8月19日
03:56
8月17日
この日は日本の男子3人と温泉の町、バーデンバーデンへ行ってきました。朝の
10時に宿舎を出てゲンゲンバッハの駅から電車に乗って向かうのですが、切符の
買い方がさっぱり分からりません。日本のように改札はなく、券売機で目的地まで
の切符を買い、車内で車掌さんが確認をするだけです。
さて、取り敢えず人に聞いてみようということで、ホームにいたお爺さんに尋ね
て無事に買えたと思ったのですが…いざ電車に乗ってから問題発生。車掌さんにそ
の切符を見せたところ、「このチケットは間違っています。買い直しましょう。」
ということでした。買いました。あまり人を頼りにしすぎるのは良くないというこ
とを学びました。
10ユーロの学習代は大きかったと嘆きつつ、流れゆく畑や草原を窓から眺めて
いるとバーテンバーテンの駅に到着。再び現地の方に町を聞きつつバスに乗って
TRINK HALLEと世界でも古いカジノの建物へ行きました。白い石造りで大きな絵
画も飾られてあり、ゲンゲンバッハや先日に行ったフライブルクとはまた違った上
品な優雅さが感じられました。余談ですが、添付した写真を撮ってもらう時にピー
スをするのは日本人らしいということでしていません。しかし他の国ではどうポー
ズをとるのでしょうか?これから調べていきたいです。
さて午後からは、久しぶりの揚げていない魚のバーガーを食べ、日本人観光客が
居たことに喜びつつ、現代美術館とお土産物屋さんによりました。道中、ピエロと
も遭遇し握手を求められましたが、するとお金を頂戴と迫られるのでやめておきま
した。
また、フライブルクでもバーテンバーテンでも、広場に出ると高確立で音楽を演
奏している人に出会えて嬉しかったです。日本では大道芸と弾き歌いがメイン打と
自分は感じていますが、それに加えて更にバイオリンやアコーディオン、手回しオ
ルガンにケーナにクラリネットにバリエーションが豊かです。いつか、もっと日本
でもこういう小さな演奏会が広まるような活動がしたいです。
一通り街を堪能し、いざ帰ろうとすると、鬼門の電車が待ち構えています。しか
し、そんな事を忘れるくらいにこの日一番楽しんだであろう発見が本屋さんであり
ました。漫画です!ワンピースやコナン、ドラゴンボールやポケモンの大御所は勿
論、進撃の巨人やニセコイ、黒執事、ハンターハンター、挙げ句の果てにはメジャ
ーではないオタクな漫画も取り扱っていました。ゲーテのスタッフの方もつい最近
のフリーというアニメを知っていたりと、一体どこまで日本のアニメや漫画の文化
が海外に浸透しているのでしょうか!このあと二週間で他の国の人にぜひとも聞
いて周りたいです。
帰りは電車に乗り込んでから車掌さんにお金を渡そうということにしたのです
が…待てど待てど車掌さんが来ません。ついに駅に着いてしまい、ました。チケッ
トの融通は利かないのに点検は厳しくなかったり、欧州事情は複雑怪奇です。日本
ではほとんどあり得ないうえに、いかに改札が優秀なのかが分かりました。まあ、
いいですかね?!
帰りはオッフェンブルクを経由してそこから電車もなかなか来ないので、線路に
沿って歩いて帰ることにしたのですが…一時間歩いても全くゲンゲンバッハに着
く気配はなく、ひたすら畑や山が広がっていたりと、気分はまるでRPGの冒険をし
ているかのようでした。そのあとも苦難は続くのですが、まあ、無事に宿に着けま
した。そろそろ携帯の充電が切れそうなので、そこはまた機会があれば。
あと二週間、どこまでの事が出来るのか挑戦していきたいです。
大垣 玲奈