詩集「私のこころ」 私の友人が、詩集「私のこころ」を出版しました。 彼女と

詩集「私のこころ」
私の友人が、詩集「私のこころ」を出版しました。
彼女とのつき合いはもう40年程になります。彼女は、いわゆるCPの重度の身体障害
のある方で、今は重度身体障害者自立ホ−ムに入居しています。
日常会話は、私たちの問いかけにわずかの頭部のうなづきと振りの動きで、イエス、ノ
−を発信することで可能です。話しことばを発することもできず、手も動かせず、かろう
じ て わ ず か の 頭 部 の 動 き で 、 額 部 の ス ウ ッ チ に 触 れ る こ と で ON,OFF し て P C で 文 章 を 作
成し、今はメ−ルも送信できます。
デ イス ク ト ッ プ 上 の ひ ら が な 五 十 音 上 を 動 く カ − ソ ル が 、 目 的 の ひ ら が な 上 に き た 時 に
ON し 、 こ う し て 一 字 一 字 拾 っ て は 単 語 を 漢 字 変 換 し 、 文 章 を 作 成 し ま す 。 で す か ら 、 一
つの文章を作るにも、何日か要するようです。
私と出会った頃から今までに書き留めた詩を、今回出版社の勧めもあり、詩集として出
版しました。
詩 集 の 帯 に は 、「 歩 く こ と も 、 話 す こ と も で き な く と も 、 誰 よ り も 『 幸 せ さ が し 』 の 上
手な少女が詩を書いた。−それから35年のこころの軌跡−」とあります。どうか、彼女
の生の証である詩集を、是非読んで上げてください。そして、周りの方にもご紹介いただ
ければ幸いです。
書名:私のこころ
出版社:文芸社
著者:榊原由美子
価 格 : ¥ 1,000 − ( 税 込 み )
尚 、 中 島 み ゆ き の フ ァ ン ク ラ ブ HP (「 中 島 み ゆ き 研 究 所 」 で 検 索 ) の 「 そ の 他 の 書 籍 」
欄でも紹介されています。
私 事 で 恐 縮 で す が 、 出 版 を 励 ま す 中 で 、「 刊 行 に よ せ て 」 の 一 文 を 依 頼 さ れ 、 ま た 、 詩
集のカバ−表紙の裏に私の撮った写真を使わせて欲しいとのことで、使っていただきまし
た。
更に、彼女の年代毎の中表紙の挿絵を相談され、私の高校の友人が私に送ってきてくれ
たスケッチ葉書を見せたところ、大変気に入ってくださり使って下さいました(カラ−が
白 黒 に な っ た の は 残 念 )。 故 郷 の 友 人 も 、 使 用 を 快 く 承 諾 し て 下 さ い ま し た 。
( 2003 年 03 月 02 日
記)