ヨーロッパの家族変動

2009/07/19 20:38
教育開発研究所:図書目録
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〈きょういく〉のエポケー・No.01
〈理想の家族〉はどこにあるのか?
[編集] 広田照幸/[刊行日] 2002/05/19 [形態] 03ムック
[定価] 2100円(税込) [判型] A5判 [頁数] 262頁 [ISBN] 4-87380-823-5 [本書の概要]
家族の危機が叫ばれています。
「父親の権威のもと、かつては家庭でのしつけがしっかり行われていた」などは、現代の
家族像を語る際によく聞かれる言説です。
しかし、かつての家族はほんとうに〈理想の家族〉だったのでしょうか? よくあるよう
に、現代を否定的にとらえるだめだけに過去を美化しているだけではないでしょうか? そのように〈理想の家族〉像を社会的に共有しようとすることは、そうでないリアルな現代
の家族にいたずらに危機感を り、負担を強いることにつながっています。
本書では、なぜ家族が問題とされるのか、家族にどこまでできるのか、教育行政などで求
められる〈理想の家族〉はあり得るのかなど。当たり前とされている〈理想の家族〉像につい
て、過去・現代の家族のありようを丁寧に検証したうえで、多彩な論点から問い直しま
す。
[本書の目次]
序章 家族の理想と現実
第1章 〈家族〉という問題?
「核家族」とはどのような問題か/いま,父性が求められている理由/母性愛神話・3歳児神話をど
う見るか
第2章 〈理想の家族〉像はどこから来たか?
〈家族〉のはじまり/主婦はどのように生まれたのか/メディアにおける〈家族〉イメージ/「昔の家
族」の虚構と実像/「教育する家族」の時代
第3章 〈家族〉の現在を見る
教育政策における〈家族〉の何が問題か/経済政策における〈家族〉の何が問題か/少子化は女性の問題
か/PTA・地域の教育論再考/非行と家族の関係を問い直す/児童虐待・DVの何が問われるべき
か/離婚後,母親に引き取られるようになった子どもたち
第4章 〈家族〉のゆくえは
ヨーロッパの家族変動/専業主婦はどうなっていくか/家族の個別化・個人化とシングル単位社会/
フリーターとその家族/ニューカマー家族の困難さ/ゲイにとっての子育て/地域の実情に応じた家
族政策を/家族のゆくえを問う
http://www.kyouiku-kaihatu.co.jp/02_book/book_text.cgi?00364…A1%D3%A4%CF%A4%C9%A4%B3%A4%CB%A4%A2%A4%EB%A4%CE%A4%AB%A1%A9
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