りんご「秋陽」の収穫前落果防止・着色管理について ストッポール液剤の

りんご「秋陽」の収穫前落果防止・着色管理について
農林水産部生産技術課
1 落果防止剤の使用法
ストッポール液剤の「1500 倍液」を「1 回」散布
【散布濃度、回数】
・ 1500 倍の単用散布を厳守!
・ 1000 倍液の散布や2回散布は禁止(果肉軟化、脂あがりを助長するため)。
【散布時期】
・9月10~15日頃(収穫予定の 15 日前頃)。
・散布量は、通常の防除より少なくする。(300L/10a)
・早期散布や高温時の散布を避ける(果肉軟化を助長するため)。
【その他】
・ リン酸資材の混用や近接散布は厳禁(脂あがりや果肉軟化を助長するため)。
2 着色管理のポイント
樹冠内部まで光が入るように支柱立て、枝つり、新梢管理、葉摘みを行う。
◆葉摘み
・1回目の葉摘みは、収穫開始の 3 週間前頃(陽光面が着色し始める頃:9 月上旬)
から行い、果実に「覆い被さる葉」「触れている葉」を中心に摘む。
1回目葉摘み
・2回目の葉摘みは、9月15日頃まで終えるようにし、やや強めに、果実に近接
する葉まで摘み取る。必要に応じて新梢や発育枝の葉を摘み取り、樹冠内部まで
光が入るようにする
2回目葉摘み
◆玉回し
・玉回しは、陽光面が十分着色してから実施するが、遅れないように留意する。
●「秋陽」は、食味が良いことから、市場からの評価は年々高まっています。良食味果
実の出荷に努めましょう。
● 収穫時期は、地色の抜け(緑色が残っているうち)に注意しましょう。
● 収穫は、現在のところ、9 月 25 日頃から始まると見込まれます。