20161221-175223 [727KB pdfファイル]

発 行
平成28年度 校報
学校教育目標
一関市立弥栄小学校
平成28年12月22日
No 9
小田島 聡
学ぶ子ども
助け合う子ども
きたえる子ども
◆
2学期(授業日数84)が終了しました
2学期は8月19日から始まりました。台風により8月30日を臨時休業日としました(岩泉町、久慈市等
の台風被害もこの時でした)が、幸い、本校は毎日の授業や陸上競技大会、岩手国体へも直接応援に行く機会
に恵まれ、学習発表会、音楽会など大きな行事に取り組むことができた84日間でした。
職員会議で養護教諭の菅原先生から出された「月別出欠集計」を見ると、9月、陸上競技練習のただなか、
5,6年生に風邪がまん延したこと(9月欠席、5,6年合計25(昨年2))それでも、何とか乗りきったこ
とも思い起こされます。
さて、2学期最後、11月下旬から1ヶ月間を振り返ります。
◆
蚕学習、表彰式で東京にいってきました
一関市広報(12月15日号)で掲載された写真
◆
11月22日(火)
これまでの本校の総合的な学習で取り組んできた蚕学習が大
日本蚕糸会から評価され、 第4回蚕糸絹文化学習教育奨励賞
を受賞しました。11月22日、東京帝国ホテルで授与式があ
り、本校から3,4年生担任の立野先生、3年生千葉恭介君
小野寺咲君が出席してきました。
岩手日報には8月20日に、いち早く掲載されました。それ
には、蚕学習が24年間の活動とあります。表彰審査に提出し
た調書に、「少なくとも24年」と記載したためです。おそらく
もっともっと以前から取り組んできたのではないかと思います。
ご指導いただいている養蚕家金田清さんをはじめ、コツコツ
取り組まれてきた皆様方に感謝申し上げ受賞報告といたします。
今年度最後の授業研究会は5,6年生 外国語活動 11月24日(木)
授 業 者
指導・助言
坂本 望 先生
奥州市教育委員会派遣
主任指導主事
菅原 文江 先生
授業は、5,6年生の日常そのものでした。ものおじせ
ず、どんどん発言していました。指導いただいた菅原先生
は深く感動していました。
(この日誕生日だったそうですが、
5,6年生の旺盛な学習意欲(子どもたちの瞳はキラキラ
輝いて見え、挙手の手の角度など)に心洗われ、お蔭で、
すばらしい記念年日になった、そう話していました。)
5,6年生の日常と変わらない学習態度は、指導助
言の菅原先生をしみじみとさせました。
2020年度から新学習指導要領に
小学校英語は目玉のひとつ
現行の学習指導要領が2020(平成32)年度から新しくなります。その中の目玉の一つが小学校で
の英語(現在は外国語活動)が教科になります。おおよそ次のようになります。
(1)小学校での英語教育の拡充
ア 中学年から外国語活動が行われます。(週1時間)(今年度から本校では月1回実施しています)
ねらい:音声に慣れ親しませながらコミュニケーション能力の素地を養い、ことばへの関心を高
めます。
イ 高学年では教科(英語科)となります。(週2時間) (現在は「週1時間」)
ねらい:初歩的な英語の運用能力を養っていきます。 現行の外国語活動でやっている「聞く」
「話す」活動に加え「読む」「書く」の活動を加え、コミュニケーション能力の基礎を養
います。
(2)授業・学習活動のイメージ
保護者世代が学んだ中学校の英語とは違います。
日常での「あいさつ」や「気持ちを伝える」ことを重視し文法上の正確さなどは問題にしません。
「耳で聞いた感じ・音」と「リズム」を大切にした学習活動(「チャンツ」といいます)やゲームなどを
取り入れながら、くり返し、頭に入れ(インプット)、さらには級友に話す(アウトプット)ことをと
おして国際コミュニケーションスキルを養っていきます。
-1-
◆
研修部
親子レク
11月27日(日)
クラウンろっく親子の大道芸とお話 心温められました 研修部主催の親子レク、今年は一関在住の道化師クラ
ウンろっく親子に来ていただきました。お父さんピエロと子どもピエロの「あ・うん」の呼吸に温かい気持ち
になり、どこか安心した気持ちにな
って観たのではないかと思います。
夢中になるもの
夢を持つこと
もう一つは、ろっくさんのメッセ
ージがありました。小学校2年生の
時の図画で入賞したことから始ま
り、「なぜ、ピエロをやるのか」
、「夢中になってや
ザ.ドリフターズ 「いかりや長介と志村けん」風のドタバタなぐり合いの 「夢をもつこと」
ることのすばらしさ」も語ってくれ
パフォーマンス(左)と皿回し(右)に子どもたちは大喜びでした。
ました。
昨年のニュースポーツ、一昨年のスポーツチャンバラとは違った、今年は心が温まった親子レクでした。
◆
命の授業〔5,6年生〕
11月28日〔月〕
マタニティ相談室KUROSAWAの助産師 黒沢真澄先生に、ご指導
いただきました。
黒沢先生の助産師としての貴重で豊富な経験を子どもたちのために生か
したい、そんな思いから、養護教諭菅原先生は、これまでの勤務校でも黒
沢先生の授業をコーディネートをしてきました。早くから連絡調整を図り、
本校でも高学年を対象に実施に至りました。
男女の違い かけがえのない自分
授業では、心や身体の発達とそれ
ぞれに性差があること、さらには、親からのメッセ-ジも取り入れながら、生命そのものの尊さ、親の愛情、
名前に込められた願いなども確かめながら、世の中でたった一人の自分、かけがえのない自分であることを再
認識しました。それは、自分以外の人を尊ぶことの学びともなったようです。
◆
授業参観・期末懇談
情報メディア学習会
講師
12月7日〔水〕
応用心理士 沼井 眞理子 先生
「上手にゲームと付き合おう」 ~ ゲーム依存にならないために ~
「情報メディア」の二つの危険
一つは、情報モラル(SNS、LINE な
どによる誹謗中傷(いじめ)、個人情報漏えい等々の外部との関わり社会的問題
(法的なことも含む、)。これについては、昨年、東京のDeNAから講師に来
ていただき講義していただきました。
二つめは、やめられなくなる問題、ゲ-ム依存の問題です。今年のテーマで
した。昨年、磐井中学校区(山目小、中里小、赤荻小、磐井中)の教育振興運
動研修会で大変わかりやすいと評判だった沼井先
生にご指導をお願いしました。
沼井先生の話で、確認したいことは、次の2点
です。
①ゲーム依存で相談者が異口同音に発すること。
★ 「毎日の生活、つまんねー」
「心のすき間」から、「寝ても覚めても
ゲーム」になりかねないこと。根本は、ゲームの楽しさ以上に打ち込める
もの、夢中になれる何かがあることです。
★ 「自分は大丈夫」・・・これは危険。特殊詐欺と同じですね。
② ゲームとうまくつきあう
~心を乗っ取られないために~
「楽しかった(趣味)」→「ちょっとやり過ぎた(習慣)」→「やめられない(依存)」
まちづくり協議会での放課
後託児施設設置の進捗状況
を説明する小岩会長さん。
「趣味」と「習慣」を行ったり来たりしているうちは大丈夫です。
そのために、 ★「時間」などの「ルール」、守れなかった時の「ペナルティ」は、本人+親で確認のこと。
小岩PTA会長 「弥栄地区まちづくり協議会報告 放課後の託児施設設置に関する動きは・・」、
弥栄市民センターでの、市の担当課職員を講師にしての放課後託児状況学習会、さらには弥栄地区の「まち
づくり協議会」での協議をふまえ、本校学区の放課後の託児施設についての方向性、進捗状況について小岩P
TA会長さんから説明がありました。
それによると、放課後の託児施設は大きく2系統ある。放課後子ども教室(文部科学省系)と放課後児童ク
ラブ(厚生労働省系)。
11月の弥栄小学校アンケート状況では、常時利用する児童は、現在のところ5~7。それに近い状況で、
今年動き出しているのが黄海小学校での放課後児童教室。(「放課後児童教室」に、工夫を加え、アレンジして
運用)この、黄海小をモデルに、「放課後子ども教室系」を軸に設置の具体を進めていく。
-2-
◆ あの川島隆太が一関に来た!
12月3日(土)千厩中学校で
本校からもPTA会長役員はじめ5名の方々、職員では副校長はじめ3名が参加しました。
本校 PTA だより「いやさかNo8」(副校長先生作成)から重点中の重点を転記します。
1 早寝、早起き、朝ごはん (これに収れんされる)
(1)睡眠をとって、勉強したことが脳に残る.
(2)音読は効果絶大、読書習慣
の獲得は脳を、より発達させる。 (3)朝食は大事、おかずが大切。数種類を。
2 メディアについて
(1)テレビ視聴は、言語性知能の発達を阻害する。(2)スマホ、LINEの依存症は薬
物依存と同じ。
川島隆太講演会開催は、それだけメディア・スマホ問題が一関でも重要課題の一つであることの証しです。
※
川島隆太さんは、学力向上にむけた下地づくりのため、仙台市教育委員会と連携して保護者対象に講演、啓発活
動を続け、成果を上げているという話も聞いています。
◆ みんなで食べて
1年生も「時間内に完食」
縦割り班給食
12月8日(木)
この日のおかずは、「ほうれんそうのおひたし」と「サバのゆずこしょう」、「きりたんぽ汁」でした。5班の
メンバーで、急ぐ様子もないのに、バランスよく、最も早く食べ終わった
は、5年生の
さんでした。
5年生だけの食事をみていれば何も思わなかったと思いますが、この食
べ方に、「さすが」と思いました。
写真3年生の君(右奥)、手前2年生の
さん、左奥の1年生の
君も、野菜または魚、あるいは両方とも苦手な食べものでした。けれど も、「食
べ続けるのが当然という周囲の雰囲気、勢い」で全員が完食しました。
ちょっと、驚き、喜んでいたのは美津子先生です。普段、苦戦する他の1
完食し食育の小野寺先生に注目する
年生も、この日は時間内完食でした。小さなことですが、確かな実績です。
◆
水曜 朝
全校運動が おもしろい
体育委員会の工夫
1 2 月 1 4 日( 水)
紙筒をとおした
ひもをギャラリー
につけ、紙筒を投
げます。
11月から「なわとび」
、「長なわとび」、「サーキットトレーニング」が始まりました。
初回こそ立野先生指導が運動種目を示しましたが、2回目以降は、体育委員会の委員長
尾形春南君、副委員長の佐々木龍太君(6年)が中心となってメニューを考えているそうです。写真は8種類
の運動です。縦割り班ごとに移動していきました。6年生の指示、「やってみせる」が自然でスムーズでした。
休 み 時 間
時間がないぞ 読め 読め!
5年生
12月9日(金) 午後1時10分 2年生
昼休みなのに遊ぶ姿が見えないのが2年生でし
た。何をやっているのか教室に行ってみると、2年
生全員が絵本を読んだり、読んだ作品名をファイル
に書いたりしていました。
ちょっと殺気だっている感じもしました。
何をしていたか - この日は、2学期の学年読破
数の集計日で、2年生9名全員で突破しようと休み時間
に読書に血まなこになっていた - こういうことで
した。
「学級全員そ
ろってやる」
これが徹底し
ている2年生
の、特徴的一
コマでした。
-3-
伝統は重い
練習あるのみ
12 月8
日、職員
会議で太
鼓のポジ
ションが
坂本先生
から示さ
れました。
以来、5年生は、業間
も昼も休み時間は、ほ
とんど練習です。
大太鼓は久しぶりに
女子も入ります。長身
の聖奈さんが務めま
す。けっこういいです。
「さま」になってます。