1年 後期 生産素材加工演習Ⅰ

平成 21 年度以降入学生用
デザインの技法
履修年次
1年
開講時期
後期
科目名
生産素材加工演習Ⅰ
担当教員
(木工)
田邊 英隆
(金属)
山本 一樹
(プラスチック)永山 広樹
黒澤 潔
大隅 秀雄
守屋 公憲
<テーマ>
実 材 加 工 を通 して、プロ ダクト系 デザインのプロセスとモデリング技 法 に付 いて経 験 的 に手 から学 ぶ。
<授業の目標(学習目標)>
プロダクト系 デザインに おいて、立 体 造 形 の作 業 プロセスは一 般 に企 画 、立 案 。意 匠 、製 図 。設 計 、製 作 と 進 むが、デ ザイナーが直 接
的 に 製 作 ま で関 わる 事 は少 ない 。本 演 習 で は製 作 、モ デリ ング プロセスを重 視 し、バ ー チ ャルな世 界 と は異 なる 実 材 加 工 を直 接 経 験
する。
<授業の方法>
実 材 加 工 を 通 じ て 、 木 材 、金 属 、プ ラス チ ッ ク 等 の デ ザ イ ン 材 料 の 加 工 技 術 や 素 材 の 特 性 を 生 か した 造 形 表 現 を 体 得 し 、 そ の 経 験
を今 後 の意 匠 設 計 にお ける知 識 と する 。製 作 過 程 で一 通 りの道 具 や 工 作 機 械 の使 い 方 の技 術 の習 得 し、自 由 かつ実 現 性 の 有 るデ
ザイン、モデリングを導 く基 礎 とする。
<授 業 計 画 >
デザイン科 学 生 全 体 を6グループに別 け、木 工 、金 属 、プラスチック、各 5 週 でローテーションを組 み、順 に全 ての課 題 を履 修 する。
[木工] 木工 スツールの製作
①アイデア検討、設計
素材に適した形態検討、アイデアスケッチ
②作図、模型、部分検討
加工や組み立て手順の確認、木取り。
③製作 材料加工。
④ 〃
材料加工。
⑤組み立て、講評
仕上げ、組み立て。
[金工] 手絞りによる銅製容器の制作
① ガイダンス、アイデアスケッチ、地金取り。
各種金属素材、工具・機械の取り扱い説明。
素材に適した形態検討、デザインの決定。
②制作:1 あて金、金槌を使っての絞り成形。
③制作:2 あて金、金槌を使っての絞り成形。
④制作:3 均し作業、金鋏による切断など。
⑤制作:4 組み立て,仕上げ、着色。
[プラスチック]ポリエステルによる成形演習
①プラスチックの基礎知識1
成型のための構想スケッチ
②プラスチックの基礎知識2
スケッチをもとにクレーによる造形
③成型
クレーの原型を元にシリコン型製作
④ 〃
シリコン型にポリエステル注入
⑤ 〃 講評
脱型、完成
<評価の方法・基準>
それぞれの課 題 における3 /5以 上 、全 体 で2 /3以 上 の出 席 、および全 ての課 題 提 出 。
実 習 内 容 の理 解 度 、作 業 態 度 、制 作 物 の創 造 性 や仕 上 がり等 の完 成 度 、それらを総 合 的 に評 価 する。
<受講上の注意事項等>
服 装 には特 に注 意 。作 業 服 かそれに準 ずる作 業 しやすい服 装 (ジーンズ、 T シャツ等 )ハイヒー ル禁 止 。長 髪 は必 ず後 ろで束 ねる。工
作 機 械 の使 用 、切 削 加 工 等 の作 業 の安 全 性 確 保 のため厳 守 。汚 れを伴 う作 業 もある。