「トラック運送業界における点検整備推進 運動」の

北海道トラック協会ファクシミリ通信
第1138号
H28.8 .16
(公社)北海道トラック協会
セーフティ通信
TEL(011)511-9784
FAX(011)521-5810
ホームページアドレス http://www.hta.or.jp/
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「トラック運送業界における点検整備推進
運動」の実施について(協力依頼 )
平素から当協会の業務、とりわけ交通安全対策事業の推進に対し、格別なご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
平成28年8月15日現在、事業用貨物自動車が第1当事者の交通死亡事故死者数につきましては、10人(前年同時期比で3人の増加)
となり、これ以上発生させる訳にはいきませんので今後とも事故抑止宜しくお願い致します。
標記につきましては、平成28年7月1付で、国土交通省自動車局長より、全日本トラック協会会長あてに「自動車点検整備推進運動」
の実施についての依頼があり、これを受けて、平成28年8月8日付で、全日本トラック協会会長より同様の依頼が当協会会長あてにあ
りました。(平成28年8月8日付、北海道運輸局自動車技術安全部整備・保安課長より「平成28年自動車点検整備推進運動」における
大型自動車の重点点検の実施についてと題する依頼も有り)
当協会会員事業所として、この趣旨を理解の上、従業員の皆様に周知徹底を図るとともに、重点点検のみならず、日頃の点検におきま
しても、車輪のホイール・ボルトの締め付け状態等について、確実な点検・整備を実施するようお願い致します。
例年、「自動車点検整備推進運動」の一環として、国交省自動車局整備課において大型自動車の重点点検の実施要領を定めているもの
であり、各地方協会の会員であって、事業用自動車を50両以上保有する事業者が重点点検実施の対象になっております。
1 目的
トラック輸送は、今や国民の生活や経済に不可欠な存在である一方、トラックによる交通事故は重大事故に繋がることが多く、特
に、車輪脱落事故や不具合等による事故防止をはじめ、環境面においても排出ガスによる大気汚染や地球温暖化問題への対応が求め
られている。
また、日常点検、定期点検などによる点検・整備の実施が義務付けられているが、その実施状況は必ずしも十分とは言えず、速度
抑制装置の取外し等不正改造の防止は勿論、確実な点検整備の実施を徹底する必要があります。
北海道トラック協会としても、これらの趣旨に賛同し運動を展開いたしますのでご協力方宜しくお願い致します。
2 実施期間
本運動は、通年運動でありますが、平成28年9月1日(木)から同年10月31日(月)までの2ヶ月間を「強化月間」として、特に
北海道特有の降雪期の前に重点実施することになりますので降雪期に向けた準備も宜しくお願い致します。
3 重点実施項目~北海道トラック協会ホームページ参照
(1) 大型自動車に関する適切な点検・整備の実施
【重点点検項目】
点検時期
日常点検
3ヶ月点検
12ヶ月点検
点検箇所
タイヤの状態
(2)
(3)
左
同
左
同
走行装置
ホイール
ホイール・ナット及びホイー ホイール・ナット及びホイ ホイール・ナット及びホ
ル・ボルトの緩み等
ール・ボルトの緩み等
イール・ボルトの緩み等
原動機
燃料装置
燃料もれ等
左
同
左
同
電気装置
電気配線
接続部の緩み及び損傷等
左
同
左
同
制動装置
ホース及び
パイプ
漏れ、損傷及び取付状態等
左
同
左
同
黒煙濃度に影響を及ぼす部品等の自主点検・整備の実施~エア・クリーナー・エレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプ等
DPF(黒煙除去フィルタ)等の後処理装置付車の正しい使用~DPF 堆積したアッシュ(灰分)の定期的な点検・清掃等
4 平成28年度自動車点検整備推進運動の取組みに係る事前周知
前検査でユーザー車検を受験する場合には、点検整備記録簿を持参・掲示し、直近の3ヶ月定期点検の実施状況について確認を受
けることが必要になります。