資料7(前二輪・後一輪の二輪型自動車について)

前二輪・後一輪の二輪型自動車について
現
状
道路交通法
二輪車=二輪の自動車(側車付きのものを含む。)
(道路交通法施行規則第2条)
前二輪・後一輪の二輪型自動車は、二輪車に該当せず、普通
免許で運転できる。
道路運送車両法
前二輪・後一輪の二輪型自動車の
例(ピアッジオ社製三輪自動車)
前二輪・後一輪の二輪型自動車は、側車付二輪自動車に該当。
保安基準は、二輪自動車の基準を適用(平成20年10月告示改
正)。
自動車の区分の見直し
実車実験
課
二輪車に近い運転特性
題
○ 有効期間がなく本人確認書類としての用途が限定
次の要件をすべてみたす自動車を、二輪車とみなすこととする。
○
○
○
○
→有効期間がない書類については、本人確認書類として利用できるの
3個の車輪を備えていること。
は、作成から6か月以内(犯罪収益移転防止法施行規則)
車輪が車両中心線に対して左右対称の位置に配置されていること。
○ 住所等の記載事項の変更、紛失した場合の再交付ができない
同一線上の車軸における車両の接地部中心点を通る直線の距離が460ミリメートル未満であること。
車輪及び車体の一部又は全部を傾斜して旋回する構造を有すること。
(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)と同じ要件)
主な変更点
○
運転には普通免許でなく、二輪免許が必要。
ピアッジオ社製三輪自動車は、運転に大型二輪免許又は普通二輪免
許が必要となる。
○ 運転の際に乗車用ヘルメットの装着が必要。
○ 二輪免許を受けてから1年(高速道路を運転する場合は3年)を
経過しない者は、二人乗りをすることができない。
二輪免許を有していない場合の経過措置
前二輪・後一輪の二輪型自動車は二輪車とみなされるため、運転に二輪免許
が必要となるが、施行から6か月間は、引き続き普通免許のみで運転できる。
○ 施行時に
・ 普通免許を受けていること。
・ 前二輪・後一輪の二輪型自動車を運転していること。
が必要。
○ 乗車用ヘルメットの装着が必要。
その後も前二輪・後一輪の二輪型自動車を運転するには、次の免許の取得
が必要。
① 前二輪・後一輪の二輪型自動車限定免許の取得
○ 特例試験を受験。
・ 施行から6か月間実施。
・ いつも運転している前二輪・後一輪の二輪型自動車で受験。
・ 直線狭路コース(一本橋コース)・波状路コース(線路様コー
ス)の試験は行わない。
合格者は・・・
○ 前二輪・後一輪の二輪型自動車のみ運転できる二輪免許を取得。
○ 取得時講習(3時間)の受講免除。
② 通常の二輪免許の取得
○ 通常の二輪免許の試験を受験。
○ 通常の二輪車も、前二輪・後一輪の二輪型自動車も運転できる。
前二輪・後一輪の二輪型自動車の例