走行距離1380km・・・日本体育大学集団行動 学校評価への御協力

27年度学校だより第15号
根・知・和
こん・ち・わ
文責
校長
德永 哲郎
走行距離1380km・・・日本体育大学集団行動
(集団行動の一場面)
学校評価への御協力、ありがとうございました。
平成28年1月18日(月)
○ちょっと時期はずれの感がありますが、「みなさま、
あけましておめでとうございます!」
暖かかった正月から一転、厳寒の日々が続いていますが、
お変わりありませんでしょうか?
1月8日(金)第3学期の始業式、体育館に入ると、
「シーン」と静まりかえり、話し声一つ聞こえない状況
で待っていてくれました。そればかりか、各学年の代表
の発表者も原稿を見ることなく、自分の言葉で堂々と今
年の抱負を述べてくれました。・・・「この3年間で、本
当に変わったなぁ!」とあらためて実感した次第です。
ところで、この始業式にどんなことを話したかというと、12月にテレビ
放映があった日本体育大学の集団行動を15分に編集して視聴。その後5分
間だけ「Chance・Challenge・Change」というテーマ
で話をしました。「歩く集団芸術」「歩く精密機械」と言われる日体大の集団
行動。200日に及ぶ猛特訓、その歩いた距離は、なんと1380km。
その様子を見るだけでも感動するのですが、最も注目すべ きは、演技する
(清原教授)
学生達の志願動機です。
日本体育大学は、創立125年を迎える日本の体育・スポーツ界をリードし
てきた大学です。高校時代から全国に名を馳せた学生達も数多く通っています。しかし、この
集団行動に参加している学生は、部活動には入っていない、入っていても部活動では活躍の場
がない学生です。それも、大学側が選抜した学生ではなく、自ら希望して参加した者ばかりで
す。遊ぶ時間もない、バイトする時間もない、厳しい合宿の連続にもかかわらず、自ら名乗り
出たのです。なぜでしょう?・・・・学生達は、その理由を次のように言っています。
Aさん:自分の腐りきった根性を、清原先生に治してもらいたい!
Bさん:すべてにおいて中途半端だった自分と「さよなら」したい!
Cさん:大学時代を漫然と過ごしてきた。日体大に通ったという足跡を残したい!
Dさん:辛いことにすぐに妥協する甘い自分を変えたい!
そうです。完璧な演技をするために参加したのではなく、厳しい練習を通して、「自分を変
えたい!自分を変える」ために参加したのです。演技終了後に彼らの流した涙は、自分を変え
ることに成功した喜びの涙だと私は感じました。2016年、生徒が自らの目標を定め、果敢
にチャレンジし、そして変わってほしいと話をしました。すでに、チャレンジしている生徒も
います。帰りのバスの中で塾に通う3年生に出会います。座席に着くやいなや参考書を広げ、
集中して勉強に取り組んでいます。「合格」の2文字が得られたとき、きっと自信が芽生え、
一回り成長した姿に変わるのだろうと、密かに期待を寄せています。・・・・・ちなみに、私
も目標は立てていますが、途中で妥協しそうなので、今は内緒にしておこうと思います。
○2学期末に実施しました学校評価については、御多用中にもかかわらず御協力をいただき、
ありがとうございました。三重中に赴任して3年目を迎えていますが、その間、①ノーチャイ
ムの実施②夏季学習教室開催③脳トレ・一斉朝読書の導入④通級指導教室の新設⑤キャプテン
会議の導入等の具体的方策を講じてまいりました。ここにきて、その成果が徐々に表れてきて
いることを実感しているところです。もちろん、個人的には、アンケートの欄外を利用して、
貴重な御意見・要望などを記載いただいた方もありましたが、今回は全体的な結果ということ
で御紹介したいと思います。
特筆すべきは、生徒自身の姿が大きく変わってきていることです。ルールやマナー・あいさつの項目の評価
点が25年度から大きく伸びてきていることを最もうれしく感じています。また、大きな課題であった家庭学
習の習慣化も15ポイントほど伸びており、今後の学力向上が期待できそうです。
<保護者の学校評価結果・・・25年度からの推移>
領
項 目
域
学
校
経
営
確
か
な
学
力
容
肯定的評価の割合
25 年度 26 年度 27 年度
教育目標
本年度「根・知・和」をスローガンに、特に学力向上に力を注いで取り
組んでいる。
73.5
80.6
83.7
学校の雰囲気
学校全体に活気があり、明るく楽しい雰囲気である。
82.3
87.4
92.0
学校行事
学校行事を通して、自主・協力・感動の場面を提供できている。
87.2
88.0
91.9
生徒は、ルールやマナーを身につけている。
52.9
66.1
82.4
生徒は、あいさつをよくしている。
54.5
67.4
81.4
先生は、悩みや相談に親身に対応している。
72.4
79.1
77.8
学校は、いじめや非行をなくすために適切な指導を行っている。
68.6
72.7
80.0
人権・平和
生徒は、生命や人権・平和を尊重する心が育っている。
71.8
79.0
81.3
特別支援教育
生徒は、一人一人に応じた指導・支援を行っている。
70.8
77.9
83.8
69.8
75.5
80.2
生
心
の
教
育
内
活
生徒指導
特色ある活動
学校は学習効果を高めるための工夫をしている。
(自主学習教室・TTによる指導・少人数指導・校外学習等)
学習指導
・
教育課程
先生は、わかりやすい授業を行っている。
69.9
70.3
76.7
生徒は、家庭学習の習慣が身についている。
54.9
51.9
66.9
進路指導
学校は、将来の職業や進路について適切に指導している。
70.7
68.7
75.9
健
や
か
な
体
保健・衛生
先生は、病気やけがの予防に努め、健康に関する教育を行っている。
81.9
81.9
89.4
体力向上
生徒は、体育授業や部活動を通して体力向上に努めている。
88.4
89.5
93.6
食
学校は、食(朝御飯・偏食・アレルギー)に関する教育活動をすすめている。
84.7
86.2
89.5
信
頼
さ
れ
る
学
校
安全管理
学校では、安全(施設・行動)に気を配って過ごしている。
76.9
81.9
89.1
情報提供
学校の状況は各種便りやホームページ等で知ることができる。
75.1
78.4
82.6
育友会・地域連携
学校は育友会や地域と連携して活動を行っている。
89.2
85.2
88.4
環境整備
校内では、きれいに整備され、掲示物も工夫されている。
75.7
84.8
88.9
他
携帯電話等
携帯電話・パソコン等は、家庭内で約束をして使用している。
77.8
75.5
80.8
育
<2月の主な行事>
○下記の表は、全校生徒の学校評価の推移です。
保護者評価同様、ほとんどの項目でポイントが伸びてきています。特に家庭学習については、
25年度から15ポイント伸びており、保護者の評価と一致しています。家庭で学習している
生徒の姿が目に浮かぶようです。あとは、教師の授業の質向上です。現在、グループ活動によ
る学び合い・教え合いの学習形態を導入するよう研修を深めているところです。
ただ、気になることが一つ。最後の項目である携帯・PCの使用時の約束の評価です。保護
者は、80%以上の数値に対して、生徒は60%台にとどまっています。「親は約束している
つもりでも、子どもはそこまでの認識に至っていないのでは?」とちょっと心配です。再度、
確認いただきたいと思います。
<生徒の学校評価・・・25年度からの推移>
肯定的評価の割合
領
域
学
校
経
営
心
の
教
育
確
か
な
学
力
項 目
内
容
25 年度 26 年度 27 年度
*予定ですので、一部変更になる場合があります。
*3月分給食費は2月末に徴収いたしますので、御注意を!
日
曜
行
事
2
火
○1年生「性に関する学習会」(6校時)
3
水
○給食費納入日第1日目
4
木
○給食費納入日第2日目
○公立高校推薦入試日
9
火
○28年度入学生学校説明会・部活動体験実施日
○5時間授業
12
金
○1年英語スペリングコンテスト(6校時)
16
火
○学年末テスト第1日目(給食なし:スクールバス13:10)
17
水
○学年末テスト第2日目(テスト終了後、平常授業6時間まで)
18
金
○職員会議のため5時間授業
教育目標
自分は、
「根・知・和」というスローガンの意味を理解し行動している。
68.8
68.1
73.3
22
月
○1・2年授業参観、育友会
学校の雰囲気
学校全体に活気があり、明るく楽しい雰囲気だと思う。
85.1
91.5
95.1
24
水
○3月分給食費納入日第1日目
学校行事
自分は、学校行事を通して、協力したり、感動を味わうことができた。
85.4
87.3
90.8
25
木
○3月分給食費納入日第2日目
自分は、ルールやマナーを守って行動している。
83.1
89.8
92.9
自分は、先生・友人・地域の方によくあいさつをしている。
85.1
87.3
89.9
自分には、相談しやすい先生や友人がいる。
83.4
86.0
87.3
自分は、いじめや非行を許さないという気持ちを持っている。
92.2
94.4
93.0
人権・平和
自分は、生命や人権・平和を尊重する気持ちを持っている。
91.8
92.7
92.3
特別支援教育
学校は、一人一人に応じた指導・支援を行っていると思う。
69.7
76.6
77.4
67.1
76.4
82.9
生
活
生徒指導
特色ある活動
学校は、学習効果を高めるための工夫をしている。
(自主学習教室・TTによる指導・少人数指導・校外学習等)
学習指導
・
教育課程
自分は、授業にまじめに参加し、内容もほぼ理解できている。
75.3
79.5
77.8
自分は、家庭学習の習慣が身についている。
54.2
56.8
69.4
進路指導
自分は、将来の夢や希望を持っている。
66.3
70.0
70.7
健
や
か
な
体
保健・衛生
自分は、病気やけがの予防に努め、健康な生活を送っている。
81.2
86.8
89.5
体力向上
自分は、体育授業や部活動を通して、体力向上に努めている。
79.6
85.7
86.6
食
自分は、朝食を含め毎日の食事はきちんと食べている。
89.8
92.0
91.9
信
頼
さ
れ
る
学
校
安全管理
自分は、周囲の状況を考えて安全に行動しようとしている。
84.8
91.3
95.0
情報提供
自分は、学校便りやプリントはよく読んでいる。
64.1
67.9
71.1
育友会・地域連携
自分は、地域の行事にはよく参加している。
39.5
44.5
44.9
環境整備
自分は、清掃活動はまじめに取り組んでいる。
77.5
82.0
86.3
他
携帯電話等
携帯電話・パソコン等は、家庭内で約束をして使用している。
64.2
67.9
67.0
育
等
○テスト前部活動停止
○職員会議のため5時間授業
女子制服の棒タイ・・・次年度以降も継続します!
○以前、育友会評議員会及び学校便りでお知らせしました「棒タイ廃止」について、12月末
全校女子生徒にアンケートを実施しました。その結果をもとに、職員会議で検討した結果、こ
れまで同様、継続することとなりました。アンケート結果は「廃止賛成が41%」で過半数に
至らず、また賛否の理由の妥当性も考慮し、継続することになりましたので御了承ください。
<継続した方がよいという主な理由>
・見た目がだらしなく見えるから
・棒タイがあることによって「身なり」を整え
ようとする意識が高まるから
・毎日しているので、ないことに違和感がある。
・伝統の制服、なくす必要を感じない。
・首元が寂しい。なかったらダサイ。
・なくしたら、襟ボタンをあけ、だらしない
制服になる。
<廃止した方がよいという主な理由>
・正式な結び方がわからない。
・めんどくさい
・よくなくす
・忘れる
・つける必要性を感じない。
・更衣が必要な体育の時に、めんどくさいし、
時間がかかる。
・結び方もまちまち、いっそなくした方が
よい。
○昨年末の12月13日(日)に行われた卓球競技「日名子杯(県中総体に次ぐ大会)」で
三重中学校男子卓球部が見事優勝を果たしました。決勝は、県トップの長与中に3-2で逆
転勝ち!2月13日から熊本市で行われる九州大会に出場します!岸本コーチも大喜び?
<出場選手> 2年 中川知哉・宮木真利・岩永寛生・谷口永遠
住屋秀昌・津川 翔・ 丸山光介・大山怜也
棒タイ廃止にかかるアンケート結果について
廃止に賛成
廃止に反対
どちらでも
第1学年
41
13
38
第2学年
59
9
32
第3学年
15
20
51
全 学 年
合
計
1・2年
合
計
115
(41%)
100
(52%)
・見た目がだらしなく見えるから
・棒タイがあることによって「身なり」を
整えようとする意識が高まるから
・毎日しているので、ないことに違和感が
ある。
・伝統の制服、なくす必要を感じない。
・首元が寂しい。なかったらダサイ。
・なくしたら、襟ボタンをあけ、だらしな
い制服になる。
42
(15%)
121
(44%)
22
(11%)
70
(37%)
・正式な結び方がわからない。
・めんどくさい
・よくなくす
・忘れる
・つける必要性を感じない。
・更衣が必要な体育の時に、めんどくさ
いし、時間がかかる。
・結び方もまちまち、いっそなくした方
がよい。