平成 22 年 1 月 23 日 実施 コミュニティカフェフォーラム@横浜 事業報告書 1 ごあいさつ この度は、コミュニティカフェフォーラム@横浜の開催にあたり、共催団体のヨコハマ・クリエイテ ィブシティ・センター様をはじめ、よこはま CBsmiles 様、ご出演いただきましたコミュニティカフェ実 践者の皆様、各地のコミュニティカフェ運営団体の皆様に多大なるお力添えをいただき、深くお礼 申し上げます。おかげさまで、当日は 100 名を超えるコミュニティカフェに関心を持つ方々が集い、 感じ合い、学び合う機会を持てたと思います。 現在の社会、地域は様々な課題に直面しており、地域交流や地域活性化の必要性が強く叫ば れていますが、一方で、自分たちの力を精一杯発揮して、ステキな拠点を自分たちの手で運営し、 つながりづくりから魅力的な地域づくりを始めているたくさんの仲間がいることが確認されました。 そんな小さな小さな動きを、みんなの手でしっかり支えていき、次の社会づくりのために、ネットワ ークづくりやノウハウ共有の大切さも、改めて感じられるなど大きな成果も生まれたように思いま す。 これからの地域社会づくりにおいて「コミュニティカフェ」という道具を積極的に活用して、輝ける 人のつながりから魅力ある地域が一つでも多く広がる事を期待します。 株式会社イータウン代表取締役 斉藤 保 【Contents】 ごあいさつ …… 2 協力者(団体)一覧 …… 3 2009 年度カフェマイスター養成塾報告会 …… 4 パネルディスカッション ~これからのコミュニティカフェを考える~ …… 5 交流会/全国コミュニティカフェ事例紹介 …… 6 来場者の声 …… 7 運営スタッフの声 …… 8 2 協力者(団体)一覧 ■協力者・協力団体一覧 会場・備品提供 広報協力 ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター 広報協力、当日運営 よこはま CBsmiles(特定非営利活動法人 メッセージ 米倉 パネリスト 泉 市民セクターよこはま) 実 様 経済産業省大臣官房審議官 一弘 様 NPO 法人ふらっとステーション・ドリーム理事長 田辺 恵一 様 カフェ&ホール with 遊 田中 杏衣里 様 NPO 法人くにたち富士見台人間環境情報キーステーション 是彦 様 まちづくりフォーラム港南・法政大学法学部教授 基調講演 名和田 コーディネーター 為崎 緑 アドバイザー 川嶋 庸子 土屋 真美子 石井 啓介 様 一級建築士事務所もくもく studio 主宰 舟生 俊博 様 フューチャースケープアカウンティングファーム代表 様 中小企業診断士 様 有限責任中間法人地域資源発掘 ASAA 様 有限責任中間法人地域資源発掘 ASAA ■ スライドショー・事例紹介協力団体一覧(五十音順) あんさんぶる 横浜市旭区 こらぼれいとしょっぷ comcom 茨城県 EARTH LIVING + cafe 横浜市中区 ごんべい邑 長野県飯田市 いきぬきカフェ茶の間 宮崎県宮崎市 サロン岸 大分県別府市 エコ工房 ひだまり 埼玉県川口市 ストーリー55 横浜市鶴見区 えだきんパーク 横浜市都筑区 スペースろっかく 横浜市神奈川区 絵本と手紙のあるカフェ JOY House 神奈川県横須賀市 竹屋カフェ 大分県別府市 大慈寺お休み処 岩手県盛岡市 地域元気づくり拠点 夢たま 横浜市磯子区 追浜 こみゅに亭&ワイナリー 神奈川県横須賀市 80*80 cafe 横浜市中区 火星の庭 宮城県仙台市 パンドラの会 愛知県刈谷市 かふぇ&ほーる with 遊 東京都杉並区 ハンモック研究会 神奈川県小田原市 cafe ここたの 東京都国立市 ぴっぴ 岩手県盛岡市 Cafe chadeau 横浜市戸塚区 PLATFORM 大分県別府市 Café 爾今 愛知県新城市 ふらっとステーション・ドリーム 横浜市戸塚区 カフェラグラス 東京都小平市 ホステルビレッジ 横浜市中区 港南台タウンカフェ 横浜市港南区 ほっとサロン 心和 長野県岡谷市 Kogane-X Lab. 横浜市中区 マローンおばさんの部屋 横浜市都筑区 コミュニケーションスペースちゃぶ台 熊本県玉名市 宮筋文化堂 岡山県総社市 コミュニティカフェパンゲア 大阪府堺市 リーダーズサロン なみへい 東京都中央区 コミュニティカフェぶりっじ 東京都世田谷区 レストランshu 神奈川県藤野町 コミュニティカフェ ゆめたい 神奈川県茅ヶ崎市 レストラン サラ 東京都立川市 コミュニティパティオ 海鈴 神奈川県大磯町 3 計 41 団体 13:00-15:15 第 一 部 2009 年 度 カ フ ェ マ イ ス タ ー 養 成 塾 報 告 会 ■養成塾受講者による事業報告 【岡谷】高橋耕一氏 【広尾】秋山洋祐氏、古川夏海氏 【茅ヶ崎】益永律子氏 【盛岡】石田朋子氏 【総社】加藤せい子氏 昨年度より 2 年にわたり全国各地でコミュニティカフェの立ち上げを目指す事業者を支 援した「café マイスター養成塾」の成果報告を各事業者が行いました。当事業は経済産業 省の地域新事業移転促進事業として補助交付のもとに実施されました。自立運営を目指し て本格的にコミュニティカフェ事業を立ち上げた盛岡・茅ヶ崎・総社の 3 地域からは、現 場を持つことで明確化された新たな課題が伝えられ、また、岡谷・広尾からもこの機会で 新たに生まれた地域ネットワークへの期待と今後の抱負を伝えていただきました。 ■応援メッセージ 経済産業省大臣官房審議官 米倉実氏 各地からの報告に続き、 経済産業省の米倉実審議官よりコ ミュニティビジネスとして各地の課題に取り組む事業者の 方々へ激励のメッセージをいただきました。 ■基調講演「公共の再建としてのコミュニティカフェ」 法政大学法学部 名和田是彦教授 基調講演では、法政大学にて公共哲学・コミュニティ論 を専攻していらっしゃる名和田先生がお話下さいました。 地域の公共性が失われつつある昨今、人が集い、豊かな 社会生活を営むために、コミュニティカフェの担う役割は 大きいという趣旨のお話を頂きました。 4 15:30-17:00 第 二 部 コ ミ ュ ニ テ ィ カ フ ェ シ ン ポ ジ ウ ム ■パネルディスカッション:~コミュニティカフェの今後を考える~ コーディネーター/為崎 緑氏 パネリスト (左)/田中 杏衣里氏 (café ここたの) (右)/泉 一弘氏 (ふらっとステーション・ドリーム) (左)/田辺 恵一氏 (カフェ&ホール with 遊) (右)/斉藤 保氏 (港南台タウンカフェ) パネルディスカッションでは 4 名のコミュニティカフェ事業者の方をお招きし、活動紹介 と意見交換を行いました。お話下さった方は、それぞれに、福祉・地域交流・世代交流・ まちづくり・学術研究・芸術活動支援など多彩なテーマのもと「コミュニティカフェ」と いうツールを用いて事業を展開しておられます。こうした実践者の生の声は大変興味深く、 密度の濃い話合いとなりました。 とりわけ、コーディネーターによって「想い」を「カタチ」にするためのテクニックが 一つの論点として挙がりました。公益的・社会的なこれらの事業を如何に起こし、ビジネ スとして成長させてゆくか―。様々な社会課題に対し熱意を持って取り組もうとする 4 名 の事業者の真摯な姿勢が、今後の社会を変えるパワーとなりうることを強く感じました。 5 17:30-19:00 第 三 部 交 流 会 /コ ミ ュ ニ テ ィ カ フ ェ 事 例 紹 介 17:00 第二部終了 17:05~ セッティング・配膳 17:30~ 乾杯―! 総社・加藤様 茅ヶ崎・益永様に 音頭を頂き盛大 にスタート 和やかな雰囲気の中に も積極的に意見を交わ 17:45~ しばしのご歓談・・・ す参加者の皆さまの熱 意が印象的でした 全国各地より写真をお寄 18:10~ せいただいたコミュニテ 事例紹介・PR タイム ィカフェ事例および参加 者の事業を紹介しました 18:55 スタッフ挨拶 閉会の言葉 19:00 閉会 6 【アンケート集計】来場者の声 調査方法:当日に出口にて来場者に記入してもらい、その場で回収。 ※回答者数:58 人 ■来場者情報について 性 別 年 齢 無回答 2% 女性 53% 業 一般営利企業 20% その他 19% 金融機関 0% 60歳以上 21% 男性 47% 職 20歳未満 0% 20歳代 7% 30歳代 17% 50歳代 31% 大学・研究機関 4% 行政機関 9% 地域住民、団体 24% 40歳代 22% 商工会議所等 0% CB中間支援機関 9% 参加の動機 その他 CB事業者 15% 情報提供元 3% ネットワークを作るた め 6% イータウンのホーム ページ 25% その他 16% 情報収集 24% チラシをみて 4% コミュニティカフェに 興味があった 38% 業務の一環 7% 知人に誘われた 6% 講演者・パネリストに 関心があった 6% コミュニティカフェを 運営しているため 10% イータウン発行(港 南台タウンカフェ発 行)のメールマガジ ン 6% メーリングリスト 10% (CBsmile ) 3% (多摩CBネットワーク ) 1% 知人の紹介 35% ■フォーラムの内容と効果について 時間設定 場 不満 0% やや不満 11% 所 やや不満 2% 中身の構成・バランス やや不満 7% 不満 0% 不満 0% 不満 2% やや不満 4% やや満足 30% 満足 43% 満足 40% やや満足 49% パネルの内容 満足 68% 7 やや満足 50% やや満足 42% 満足 52% コミュニティカフェが単に「地域で素人が収益重 様々な人が背景は違えど、コミュニティカフェ(ビ 視でないカフェ」を運営する―、ということではな ジネス)という手法を使って自身や地域の方々の想 く、地域の課題を浮き彫りにさせて人をつなぎなが いを実現しようとしている事が実感できました。こ ら解決を図っていく拠点であったり、カフェの存在 うした地域の「リーダー的存在」に加え、組織のス そのものが地域課題解決のための一つの手段であっ タッフ・協力者または地域住人も含めて「そのリー たりするのだ―、ということを改めて感じることが ダーに対等に意見を言える人・場」が重要であるこ できました。 (司会進行/岡野富茂子) とも改めて認識しました。(運営スタッフ/平野真由) 今回は様々な地域から幅広い年齢層の方々が参加 まだ定義もはっきりしないコミュニティカフェと 下さいました。事業報告者も多彩で、各地域に合っ いう事業に、興味関心を抱き多くの方が参加して下 たCBを展開しており、その個性的で具体的な発表 さいました。第 2 の人生をどう生きようか、地域の が参考になったのではないでしょうか。地域のニー ことをもっと考えるきっかけがほしい、研究テーマ ズや特異性をうまくくみ取っていく事が成功要因の の見聞を深めたい、などコミュニティカフェの多様 一つなのだと感じました。(運営スタッフ/田中美和) な可能性を感じました。(運営スタッフ/佐藤佳奈子) 発表者より CB 事業を行っていく上で、愚痴をこぼ 参加者の方には和やかな司会のもと良い時間を提 せる場があったことが何より心強かったという話が 供できたのはないでしょうか。会場レイアウトなど ありました。誰もが紆余曲折を繰り返しながら、育 をさらに配慮できればもっとイベントの質が良くな てていかなければならないのが、CB の魅力であり、 ると思います。 (運営ボランティア/林田典子さん) 苦労でもあります。今日のこの場が、人との出会い セルフサーブの飲食提供が参加者の方から好評で やつながりをもとに、新たな可能性を生む契機であ 雰囲気も良かったですね。素敵な空間で楽しめまし ったように思います。 た。 (運営スタッフ/田中久子) コミュニティカフェフォーラム@横浜 (運営ボランティア/牛山満季子さん) 結果概要 ■ 日時:2010 年 1 月 23 日(土) 13:00~19:00 ■ 場所:ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター 3F フロア ■ 来場者数:124 名(第一部から第三部までの延べ人数) ■ 主催:株式会社イータウン ■ 共催:ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター ■ 協力:よこはま CBsmails 8
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