< 消費者トラブル情報 NO20 (平成 22 年 10 月 27 日)> 悪質な「出会い系サイト」にご注意 安易に信用しないで! こんな相談が寄せられています。 出会い系サイトでメールの送受信を何度も繰り返し、コンビニ決済や銀行振り込 みで計30万円支払ったが、結局相手とは会えなかった、ネットの書き込みでサク ラを使った悪質なサイトとわかった。返金してほしい。(30歳代男性) 無料ゲームサイトで知り会った芸能人のマネージャーと称する者から「タレント の悩みを聞いてほしい」と頼まれた。芸能人のアドレスを教えるからと誘導されア ドレスを教えてもらうためメールのやり取りを重ねたが、結局アドレスを教えても らえないまま、利用料 3 万円請求するメールが届いた。だまされていた。支払わな いといけないのか。(40歳代女性) 迷惑メールに返信したことがきっかけで出会い系サイトに誘導され申し込んだ。 紹介された相手は歯科医師とのことで、女性と話をする機会がないので話を聞いて くれるだけでいい、お礼として 3 千万円をプレゼントするといわれ信じてメールの やり取りをした。20万円カード決裁したが、3 千万円を貰うことは出来なかった。 騙された。(30歳代女性) 出会い系などのメール交換サイトの多くは、メール交換のたびに課金して、消費者 がメールの交換をすればするほどサイト業者は収入が得られる仕組みとなっています。 サイト業者が“サクラ”を使って「会いたい」「悩みを聞いて」「お金をあげる」など のメールで消費者の心理を巧みに利用しメールの交換を続けさせたのではないかと疑 われるようなケースも見られます。このようなサイトは消費者も有料であることは認 識しているため、すでに多額の利用料を支払ってしまったあとで騙されたと気づき相 談が寄せられるケースがめだちます。 消費者へのアドバイス (1)このようなサイトには決して近づかない。 たとえサイト業者がサクラを使ってメール交換を続けさせていたとしても、その 証拠を消費者が示し返金を求めることは非常に困難です。 (2)インターネットで知り合ったメールの交換相手を簡単に信用しない。 同情心や興味本位からメール交換を始めたことが思わぬトラブルのきっかけとな ってしまいます。メールの相手方が実在するかどうかや、メールの内容が本当か どうかという確認は困難です。安易に信用して有料のメール交換を続けないこと。 (3)不審なことがあったら市町村の消費生活相談窓口、又は最寄りの県消費生活セ ンターに相談してください。
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