「男女の特性に関する調査」結果の概要 福島県男女共生センター自主研究 「男女の特性に関する調査」結果の概要 福島県男女共生センターでは、本県における男女共同参画社会の形成の推進する上での問題点を探るた めの調査研究を行っています。今回は、平成 14 年度に行いました自主研究「男女の特性に関する調査」の 結果をとりまとめましたので、その概要をご紹介いたします。 1 調査の趣旨 社会における男女の格差がなかなか解消されない背景には、男女にはそれぞれ特性があ り、それを生かすべきだという人々の信念があるといわれる。例えば、「男は仕事、女は家 庭」のように、女性と男性で異なる役割が期待されたり、異なる処遇がされたりする場合、 それは男女の特性に基づくものだと説明されることがある。 このような男女には特性があるという考えは広く行き渡っており、例えば福島県が平成 11 年に実施した「男女共同参画に関する意識調査」 (以下「県調査」という。)においても、 自由記述では「男女の特質を理解した上での平等」「男性らしさ、女性らしさを尊重し、そ れぞれの良い所を認め合って共同参画すべき」などの意見が多数みられた。 以上のことから、当センターでは男女の特性というものが県民にどのように理解されて いるのかを把握し、地域の男女共同参画を推進する上で必要な基礎的データ収集の一環と して、本調査を実施した。 2 調査の方法 (1) 調査対象 (2) 標本抽出方法 福島県内に居住する20歳以上の県民 層化二段無作為抽出法 (県内市町村を6地域に区分し抽出した各市町村から対象者数の 比率に応じて各男女同数を抽出した。) 住民基本台帳 郵送調査法 平成15年1月 2,000 人(女性 1,000 人、男性 1,000 人) (3) 抽出媒体 (4) 調査方法 (5) 調査時期 (6) 標 本 数 (7) 回収状況 配布数 (a) 未着数 (b) 着信票数(c) 回収票数(d) 有効回答数(e) 2,000 13 1,987 836(回収率 42.1%) 829(有効回答率 41.7%) 1 「男女の特性に関する調査」結果の概要 3 結果の概要 1 男女にはそれぞれ特性があるという考えは、県民にどの程度支持されているのか 全体の約 8 割の人が「男女の特性」というものはあると考えている (%) 図 特性はあると思うか 女性 76.6 10.9 9.5 2.9 男性 77.1 9.6 8.1 5.2 合計 76.8 10.4 8.8 4.0 30代 9.6 15.1 10.1 66.4 40代 16.4 13.7 60.3 20代 8.4 12.2 76.8 7.7 50代 82.4 8.1 60代 82.5 10.5 70代以上 81.2 0 10 20 30 特性の存在に肯定的 50 60 どちらともいえない 70 80 特性の存在に否定的 0.5 9.0 5.6 1.4 2.0 9.9 40 3.3 90 6.9 100 無回答 回答者の性別、居住地域、学歴、職業などの別を問わず、全体の約 8 割の人は、男女の 特性の存在を肯定した。男女の特性の存在を否定する回答は 8.8%にすぎず、この結果から、 男女には特性というものがあるのだという考えは県民の間に広く行き渡っており、大半の 人にとって常識化していると推測される。 男女の特性の由来を「生物学的な違い」に求める人や特性があるのを当然視す る人が多い一方で、 「環境や教育で身につけた」という考えも同じくらい支持さ れている 男女の特性の存在を肯定する人たちに、その特性がなぜ生じるかたずねたところ、「男女 がもともと生物的に異なるから」や「男女には異なる性質があって当然」という回答がそ れぞれ約 4 割の人から支持されていた。一方で、「男女の特性は人間が環境や教育によって 身につけるものだ」という回答も同程度の約 4 割の人が選んでいた。男女の特性が生来の ものだとする人と同じくらい、後天的に獲得されたものもあると認識している人がいるこ とが示された。 2 「男女の特性に関する調査」結果の概要 男女の特性が、絶対に不変のものと考える人は少数である 0% 女性 2.1% 男性 図 40% 20% 男女の特性は変わるか 60% 41.7% 5.7% 11.8% 35.0% 合計 3.8% 生まれつきなので、 変えるのは困難 3.0% 0.9% 4.0% 0.7% 44.1% 11.2% 生まれつきだが、 変わることもあり得る 100% 40.5% 10.4% 38.6% 80% 42.2% 後天的なものなので、 変わることもあり得る 変えられるものと変えられ ないもの両方がある 3.5% 0.8% わからない 無回答 男女の特性の存在を肯定する人の中でも、それを後天的に変えるのは困難と考える人は 3.8%にすぎず、「男女の特性の中身によっては変えられるものもある」「生まれつきのもの だが環境やその人の意志で変化することもある」などの回答をそれぞれ約 4 割の人が選ん でいた。男女には特性があるのだという考えを持っている人でも、そのほとんどは特性は 変わりうるものだという認識をもっていることが示された。 男女の特性の存在に疑問を持つ場合、その理由は「男女の特性ではなくひとり ひとりの個性として理解すべき」「個人差のほうが大きい」「特性があてはまら ない人が多い」 図 男女の特性はないと思う理由 100 85.7% 80 60 50.0% 65.5% 37.9% 40 26.2% 16.7%13.8% 20 17.2% 14.3% 2.4% 0.0% 科学的な立証がな い 根拠のな い思 い込み 文化的 ・社会的 につく られたもの 男女の特性でなく ︑ひ とりひとりの個性 性差よりも個人差が大 きい 時代や社会情勢 により 異なる理解がされ てい る 特性 にあ てはまらな い 人はたくさん いる 0 女性 男性 72.4% 66.7%62.1% 男女の特性の存在について否定的な人の約 8 割は、その理由として「人の性質は男女の特 性ではなくひとりひとりの個性として理解すべきだから」という回答を選んでおり、男女 の特性という枠に当てはめて人間の性質を理解しようとすることに対し疑問を持っている といえよう。また、「性差よりも個人差が大きい」や、「特性にあてはまらない人がたくさ んいる」などもそれぞれ約 6 割の支持を得ていた。 3 「男女の特性に関する調査」結果の概要 大半の人は、男女間の根源的な性差は、体の構造や出産の有無など身体に関連 するものだと考えている 全員に、男女間にどうしても変えることのできない性差というものがあるとすれば何か をたずねたところ、86.3%は「体の構造の違い」 、82.1%は「出産の可能性の有無」を挙げて おり、身体に関連する選択肢を選んだ人が圧倒的に多かった。近年話題になることの多い 脳の構造の違いを根源的な性差と考える人は 12.1%にすぎず、男女間の超えられない差異と 考えられているのは、そのほとんどが生物学的な身体にまつわるものであることが示され た。 2 男女の特性の中身として考えられているのは、どのようなものであるのか 女性の特性と考えられているのは、 「家庭的」 、 「細かいことに気がつく」 、 「献身 的」など/男性の特性と考えられているのは、 「筋力が強い」 、 「機械操作が得意」、 「暴力的」などであった 0 10 20 30 40 家庭的である 50 43.8% 細かいことに気がつく 41.4% 60 51.8% 感情的である 30.0% 50.3% 人の面倒をみる 13.1% 子どもが好きである 13.6% 11.8% 協調性がある 6.4% 20 80 69.5% 71.7% 57.7% 64.0% 暴力的である 40.2% 21.6% 冒険心がある 50.3% 頼りがいがある 47.0% 50.8% 36.4% 41.4% 理論的思考が得意 21.3% リーダーシップがある 10.9% 10.9% 18.9% スポーツが得意 2.7% 3.0% 依存心が強い 5.9% 7.7% 協調性がある 5.0% 8.4% 1.5% 1.7% 頼りがいがある 1.2% 1.7% 人の面倒をみる 0.9%4.4% 1.5% リーダーシップがある 0.3% 感情的である 0.9% 3.7% 1.2% 0.3% 子どもが好きである 1.8% 2.4% 機械操作が得意 0.3% 1.0% 家庭的である 0.9% 2.7% 1.2% 1.8% 献身的である 1.7% 0.6% 暴力的である 0.3% 細かいことに気がつく 0.3% 1.3% 筋力が強い 60 4 100 82.5% 88.6% 冒険心がある スポーツが得意 40 機械操作が得意 32.2% 32.0% 依存心が強い 0 筋力が強い 43.5% 41.4% 献身的である 理論的思考が得意 男性の特性だと思う 女性 男性 図 女性の特性だと思う 45.1% 62.6% 「男女の特性に関する調査」結果の概要 男女には特性があると考える人に対し、どのような特性が備わっているのか具体的な例 を挙げてたずねたところ、女性に備わった特性としては「家庭的である」、「細かいことに 気がつく」、 「献身的である」と思う人が4割を越えていた。一方、男性の特性については、 「筋力が強い」85.2%、 「機械操作が得意である」が約7割、「暴力的である」が約6割とな っていた。性別でみてみると、女性側も男性側も自分の属する性別の特性に対する支持が 高く、自分の性別の特性について強く意識されているといえる。 半数以上の人が、 「スポーツが得意」、 「子どもが好き」、 「人の面倒をみる」など の特性は、男女どちらにもあるものだと考えている 一方、男女のどちらにも備わっている特性だと思う回答が多かったものは、「スポーツが 得意である」が 64.8%で最も高く、 「子どもが好きである」 、「人の面倒をみる」、「協調性が ある」についても、半数以上の人が支持していた。その他、いくつかの項目について男女 どちらにも備わっている特性だと思う回答は多く、男女の特性は異なると思う人でも個々 具体的中身についてたずねた場合、必ずしも明確に男女に区分されるものではないといえ る。 3 男女の特性に関する考えは、性別役割分業や性差別とどの程度関連がある のか 男女には特性があると考えている人は、性別役割分業に同感する傾向がある 図 特性に否定的 どちらともいえない 特性に肯定的 0 「男は仕事、女は家庭」という考えに同感するか(男女の特性とのクロス) 20 40 60 80 100 1.2% 40.2% 27.2% 31.4% 女性 0.7% 男性 女性 56.8% 27.0% 16.2% 9.5% 43.8% 35.4% 20.8% 女性 33.7% 23.2% 42.4% 男性 76.2% 14.3% 3.2% 男性 12.9% 64.5% 19.4% 性別役割分業に肯定的 どちらともいえない 性別役割分業に否定的 無回答 「男は仕事、女は家庭」のような社会における性別役割分業について同感するかどうか たずねたところ、否定的な人が 40.7%と、肯定的な人の割合(32.2%)を上回っていた。た だし、女性は否定的な人が多いが、男性は肯定派と否定派の割合はほぼ均衡していた。 男女には特性があると思うかどうかによって、性別役割分業への同感度には差があり、 特性はあると考える人は、性別役割分業についても同感すると回答する割合が多かった。 5 「男女の特性に関する調査」結果の概要 性別役割分業に同感する理由は、男女の適性や能力の違いを挙げる人が多いが、 女性回答者では、 「出産」を挙げる人が半数近くいた。 同感しない理由は、 「個 人の能力や適性に応じた役割があるから」 性別役割分業に同感する理由として最も多かったのは、 「男性と女性にはそれぞれ得意分 野がある」ことであり、半数以上の人がこの理由を挙げていた。最初から女性向きの仕事 や男性向きの仕事があるという特性論的な考えが、性別役割分業への同感に結びついてい るようだ。なお、女性回答者では、女性は出産があるので男性と同じように働くのは無理 であるという理由を挙げた人が 45.1%にのぼり、男性回答者と大きな差があった。一方、同 感しない理由として最も多かったのは、「女性の役割、男性の役割があるのではなく、個人 の能力や適性に応じた役割があると考えるべきだから」で、64.7%の人が回答した。 性別役割分業に同感する人は、小さい子どもの育児は母親がするほうがよいと いう意見を強く支持している。 子どもが3歳くらいまでは母親が育てる方がよいという考えに同感する人は全体の 62.8%で、特に性別役割分業に同感する人は 85.5%と同感しない人 45.4%との大きな違いが みられた。母親が育てる方がよいと思う理由として、「子どもが幼いうちは母親と一緒にい ることが、子どもの人格形成上とても重要だから」が最も多かった。 一方、母親が育てる方がよいと思わない理由としては、「子どもは母親だけではなく、父 親や家族が共に育てることが重要だから」と 76.1%の人が回答した。 子どもの教育については、男女の特性を伸ばし、男らしく・女らしく育てるとい う特性教育的な意見が根強く支持されているが、反面、ほとんどの人は、子ども の能力や可能性は性別にかかわらず伸ばすべきだという意見に賛成している 図 子どもの教育について(男女の特性とのクロス) (オ)男らしく 女らしく育つ (エ)男女の違い を理解させる (ウ)ひとりひとり の能力を伸ばす (イ)性別による ほめ方、叱り方 (ア)男女の特性 を生かす教育 0% 20% 26.0% 15.1% 15.1% 80% 18.5% 100% 20.3% 8.6% 49.3% 38.9% 男女の特性に肯定的 男女の特性に否定的 60% 52.6% 男女の特性に肯定的 男女の特性に否定的 40% 9.6% 21.5% 15.1% 29.2% 10.4% 60.3% 9.6% 91.2% 男女の特性に肯定的 6.0% 4.1% 94.5% 男女の特性に否定的 11.5% 72.5% 男女の特性に肯定的 5.8% 10.2% 4.1% 63.0% 男女の特性に否定的 57.5% 男女の特性に肯定的 男女の特性に否定的 21.9% 20.1% 26.0% 28.8% 肯定的 どちらともいえない 6 14.1% 34.2% 否定的 11.0% 無回答 8.3% 11.0% 「男女の特性に関する調査」結果の概要 子どもの教育については、男女の特性を伸ばしてやるべきという考えに賛成する人は 47.0%にのぼり、反対する人(24.8%)の割合を大きく上回っていた。男らしく・女らしく 育つことが大切だと考える人も 51.7%と半数を超えていた。反面、ひとりひとりの能力や可 能性は性別にかかわらず伸ばすべきだという意見については、男女の特性の有無に関する 考え方のいかんを問わず、約 9 割の人が賛成している。 男女を区別した扱いの中で容認度が高いのは、「女性専用車両」「夜、女子生徒 を早く帰す」/容認度が低いのは「男の子は厳しく、女の子は優しく叱る」 「女 性にだけデザートがつく」 「男女の差別」につながる可能性のある「男女の区別」の中で、区別はあったほうがよ いという意見が多かったのは、「女性専用車両」や「文化祭準備で遅くなったとき、女子生 徒だけ先に帰す」ことであり、女性の性被害等を防ぐための区別は、容認できると考える 人が多いことがわかった。一方、区別はないほうがよいという意見が多かったのは、「男の 子は厳しく、女の子は優しく叱る」ことや、「レストランで女性にだけデザートが付く」こ とだった。また、男女には特性があると思っている人は、さまざまな場面での男女の区別 への容認度が高かった。 図 0% 20% キャンプでテント張りは男性、 煮炊きは女性 先生が叱る と き男子は厳し い、 女子は優しい言葉 同窓会の会費男性5千円、 女性3千円 29.7% 9.2% 6.5% 8.1% 44.3% 24.8% 33.8% 34.0% 区別に肯定的 38.5% 15.5% 69.5% 17.3% 7.9% 8.1% 44.2% 58.0% 痴漢被害が多発し、 女性専用車両を設けた 女性社員のみ制服が 決められている 29.1% 23.5% 28.6% 高校生の文化祭準備で 女子だけ先に帰ってよい 100% 74.7% 24.3% 13.9% 80% 34.7% 8.0% 来客のお茶は女性社員が出す、 男性社員はしない レストランの食事で 女性のみデザートがつく 男女の区別の肯定度 40% 60% どちらでもよい 8.1% 18.6% 12.8% 10.3% 40.2% 区別に否定的 7.9% 7.4% 8.5% 無回答 男女それぞれの特性に基づいて異なる処遇がされることについては、半数以上 の人が「差別ではない」 「男女それぞれの特性に基づいて異なる処遇がされることは、差別ではない」という考 えについては、肯定する人が 55.3%だったのに対し、否定する人は 14.2%にとどまっており、 半数以上の人は、特性に基づく区別ならば、差別ではないと考えていることがわかった。 特性に基づくという理由での区別を差別ではないと思う人と、そう思わない人との間で、 受け止め方の違いが大きかった男女の「区別」は、「女性社員のみのお茶くみ」「女性社員 のみの制服」などだった。特性に基づくという理由で男女に異なる処遇をすることに差別 性を見いだしている人は、このような種類の「区別」に対して抵抗感が大きいようだ。一 方、特性に基づく区別ならば差別ではないと考える人の場合は、職場で女性だけがお茶く みをしていたり、女性だけが制服着用を義務づけられたりしていることにも、それほど差 7 「男女の特性に関する調査」結果の概要 別性を感じないということのようである。 男女には特性があると思うか否かにかかわらず、約 8 割の人は、 「男女の特性よ りも各人の個性」という考えを受け入れている 「男女の特性よりも、各人の個性を大切にすることのほうが、ひとりひとりの人間を大 切にすることにつながる」という考えについては、全体の 80.5%が賛成した。男女の特性な どないと思う人では 94.5%、男女には特性があると思う人であっても 79.6%が賛成しており、 男女の特性の存在を肯定するか否かにかかわらず、大多数の人は、男女の特性よりも各人 の個性が大切だという考えに同感することが示されたといえよう。 男女共同参画社会に対するイメージとしては、 「女性が十分に能力を発揮」でき、 「多様な価値観が認められる」社会になると考えられている 男女共同参画社会が実現すればどのような社会になると思うかについては、 「女性が十分 に能力を発揮できるようになる」と思う人が 66.2%、「多様な価値観が認められる」、「ひと りひとりの個性が重視される」、 「男性が家庭や地域の仕事にもっと参加できるようになる」 など肯定的なイメージを持つ人が多かった。 図 男女共同参画社会のイメージ 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 25.2% 本当の男女平等が実現 33.6% 女性が十分に 能力発揮できる 67.0% 65.3% 54.7% 男性が家庭や地域 にもっと参加できる 37.3% 女性 多様な価値観が 認められる 52.4% 58.2% 54.0% 49.2% 性別に縛られない 生き方が選べる 52.2% 55.0% 個性が重視される 33.3% 子どもを産み 育てやすくなる 24.3% 女性が過重労働を しなければならない 男らしさ、女らしさ がなくなる 子どもの養育が なおざりにされる 16.6% 20.6% 16.9% 19.6% 13.0% 11.3% 12.5% 16.9% 専業主婦の否定 自分勝手な人間 が増える 家族が崩壊する 日本の伝統文化 が破壊される 15.9% 17.7% 7.6% 11.6% 9.0% 9.5% 8 男性 「男女の特性に関する調査」結果の概要 男女共同参画に関する用語はあまり知られていない 図 0% 男女共同参画 社会基本法 ジェンダー 5.3% 40% 7.3% 8.8% 22.5% 35.5% 59.8% 29.2% よく知っている 9.0% 52.2% 34.4% 聞いたことがある 7.0% 8.4% 71.8% 16.7% 100% 4.2% 65.3% 18.6% 福島県男女共同参画 2.7% 推進条例(略称) 5.1% 80% 44.3% 35.0% 女性の 2.5% エンパワーメント 60% 46.1% ドメスティック・ バイオレンス ポジティブ・ アクション 男女共同参画関連用語の認知度 20% 全く聞いたことがない 8.4% 無回答 男女共同参画に関連するいくつかの用語の認知についてたずねたところ、 「ドメスティッ ク・バイオレンス(DV)」については7割以上の人が知っていた。しかし、「男女共同参 画社会基本法」については4割以上の人が、「福島県男女平等を実現し男女が個人として尊 重される社会を形成するための男女共同参画の推進に関する条例」については約6割の人 が全く聞いたことがないと答えており、男女共同参画社会の形成に向けた広報・啓発の必 要性が高いことがうかがわれる。 9
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