★★★株式投資勝利の方程式★★★ ムッシュ望月の週刊イカス(第 440 号) 8 月 08 日発行 『勝つことより、負けないこと!!そして忍耐も』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 巻頭言(ヒット映画より) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 『SEX AND THE CITY2』は、1998 年にテレビシリーズでスター トし、30 歳代の米国女性のファッションや生活スタイルをリードするも のとして 2004 年まで放映されました。シリーズ終了から 4 年後の 2008 年に映画化され世界興行収入 4 億ドル(約 360 億円)を超えるヒット作 となりました。その第 2 弾で、前作でハッピーエンドをつかんだ女性 4 人 (キャリー、ミスター・ビッグ、ミランダ、シャーロット)の 2 年後を 描いています。キャリーとミスター・ビッグには結婚生活に暗雲が、ミラ ンダとシャーロットの家庭にもトラブルが発生します。そんな中、独身の サマンサはアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ旅行に招待され、3 人を 誘い、異文化の地アブダビに向かいます。アメリカと中東のデリケートな 関係の中、このようなコメディーで取り扱うには、荷が重たかったかもし れませんが、アラブ社会の一面を知るには良い機会でした。1970 年代に 米国でヒットした女性解放賛歌の『I Am Woman』を 4 人が熱唱する シーンが印象に残りました。『痛い思いをして賢くなった、私は女、向か うところ敵なし、私には力がある、女だから』、『日本もつらい時代を過ご して賢くなった、私は日本人、向かうところ敵なし、私には力がある、 日本人だから』となることを期待して!! ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 相場展望(雇用統計を受けての NY 市場) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 7月雇用統計・非農業者部門雇用者数と民間部門雇用者数の結果が嫌気 されたものの一時 160 ドル程度の下落をするものの、売りが一巡すると下 値では買いが入り、取引終了にかけて急速に下げ幅を縮小しました。米 連邦準備理事会(FRB)が来週 10 日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC) で、国債買い取りなど量的緩和について議論するとの観測も浮上し、金融 緩和策への期待が広がり、NY ダウは前日比 21.42 ドル安の 10,653.56 ドル で終わりました。雇用統計の結果を受け、エネルギーや金融セクターなど が下落しました。引けにかけての買いは、米銀行系の大手クオンツ・ファ ンド(アルゴリズム取引)と見られています。欧州株は 3 ヵ月ぶり高値、 NY ダウは 2 ヵ月半ぶり高値を勘案すると、日本株の出遅れ感は強くなって 1 いますが、7 月 28 日につけた直近の高値(9,760 円)が厚い壁があります。 欧米の高値更新は、ユーロ安・ドル安を受けたものであり、外部環境で円高 が進行する可能性が高い東京市場は、輸出関連を中心に急落する可能性もあり ます。心理的な節目は、ドバイ・ショック時の高値 84.82 円です。9,000 円 から 10,000 円のボックス相場は継続と見ます。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 信用評価損益率に注目!!(日経平均) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 楽天証券での評価損は▲15.72%が▲10.83%と大幅改善!! 8 月 06 日(金) シカゴ日経先物: 9,600 円 日経平均引値: 9,642.12 円 信用評価損益率: ▲15.38% 25 日移動平均線: 9,498.07 円 (乖離率;1.52%) 75 日移動平均線: 9,905.76 円 (乖離率▲2.66%) 200 日移動平均線: 10,188.66 円 (乖離率▲5.36%) 新高値: 11 銘柄 新安値: 60 銘柄 騰落レシオ(25 日): 99.9 騰落レシオ(10 日) 109.3 ST%K: 60.62 ST%D: 43.61 MCAD: 27.64 シグナル: 28.98 一目均衡表基準線: 9,449 円 転換線: 9,617 円 先行スパン1: 9,699 円 先行スパン2: 10,232 円 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 為替相場を読む!! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 東京株式市場は為替次第となってきているので、今後の為替相場を予想 することが大事です。(A)07 年 10 月 15 日の安値 117.83 円から 08 年 3 月 17 日の高値 96.77 円まで 5 ヵ月で 22.06 円、(B)08 年 8 月 15 日 の安値 110.48 円から 08 年 12 月 18 日の高値まで 4 ヵ月で 25.29 円、 (C)09 年 4 月 6 日の安値 94.70 円から 09 年 11 月 27 日の高値 84.82 円 まで 7 ヵ月で 16.42 円、2007 年以降の動きを見ると上記のようになります。 (A)のケースでは 72.64 円、(B)のケースでは 71.41 円、(C)のケース では 78.28 円となります。高値から次の高値の期間をみると、(A)では 9 ヵ月、(B)では 9 ヵ月、(C)では 11 ヵ月となっています。9 ヵ月であれ ば、この 8 月に目先の円高のピーク、11 ヵ月であれば 10 月に円高のピー クを向かえることになります。また、2007 年 6 月の高値 124.14 円から、 3 年という期間(大回り 3 年)が過ぎています。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 2 ドル建て日経平均はNYダウと連動!! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ドル換算の日経平均株価は、4 月 5 日が高値で 121.49 ドル、6 月 9 日が 安値で 102.55 ドル、8 月 3 日には戻り高値 113.41 ドルとなり、4 月高値と の比較では▲6.7%です。NY ダウは、4 月 26 日が高値で 11,205.03 ドル、 7 月 2 日が 9,686.48 ドル、8 月 4 日には戻り高値 10,680.43 ドルを付け、 4 月高値との比較では▲4.7%です。円ベースの日経平均株価は、4 月 5 日 の高値は 11,339.30 円、7 月 1 日に安値 9,191.60 円をつけ、8 月 3 日には 9,750.88 円まで戻し、4 月高値との比較では▲14.1%です。ドル換算では NY ダウとのパフォーマンスの差は少ないようです。円高が加速する局面 で、輸出株の代表であるソニーが、下値を切り下げるのか、底値固めをす るか確認する必要があります。(織り込み済み)下値固めの確率の方が高か いと見るポイントは信用倍率で、6 月 25 日の 11.3 倍から 7 月 30 日には 3.4 倍まで取組みは改善してきています。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 目先の業績は好調持続・景気の波動に注目!! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 第1四半期の決算発表は事前の予想通り好調な内容で推移しています。 前年同期は、リーマンショックによる需要低迷の影響を受け低位にとど まったことに加え、景気回復による事業環境の改善の恩恵を享受したこと で、売上高、利益とも拡大しました。マクロ的には、各国が打ち出した 景気刺激策による景気回復とそれに伴う需要の増加です。ミクロ的には、 ① アジアを中心とした新興国需要の取組みによる売上高増加、②資材や 製造コスト耕造の見直しによる収益体質の改善、③競争力や強みのある 製品やサービスの販売拡大による利益率の向上が挙げられます。 なお、利益の変化のタイプでは、①前年同期の大幅赤字から赤字幅が 縮小、②大幅赤字から黒字への転換、③黒字幅の拡大、に分けられます。 株価の反応は、①は失望感が浮上し下落、②は素直に好感し反発、③は 市場への織り込みは進んでおり上値は重たくなる傾向があります。②の タイプの代表例はソニー(6758)です。同社の4-6月期の前年同期の 257 億円の赤字から 670 億円の黒字に転換、通期予想も従来の 1600 億 円から 1800 億円に上方修正されました。4-6 月はテレビ価格の下落が 限定的であったことに加え、ゲームや半導体が好調に推移したことにあ り、為替の影響も限定的でありました。さて景気ですが、2009 年 3 月から 今年 7 月で 16 ヵ月となりました。1970 年以降の日本景気循環を見ると、 3 景気拡張期が 2 年未満は 72~73 年(23 ヵ月:第一次石油ショック)、 75~76 年(22 ヵ月:急激な円高)、99~00 年(22 ヵ月:世界 IT 不況) の3回です。3回とも外的な不況でした。今回は最短の可能性も? ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ テクニカル分析 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ (1)ソニー(6758) 2728 円 短期リバウンド狙いのタイミングです。ST・Fが 38.0%、ST・S が 26.9%と上昇のトレンドに入ったところです。7 月 6 日に ST の F も S も 10%割れをし、大底を確認しました。上昇が 4 週目に入 っており、現在のトレンドからすると ST の FS とも 80%以上の 水準までは買い対応で、3000 円乗せからは売り対応で臨みたい ところです。信用倍率は減少中です。 (2)東急不動産(8830) 340 円 現在の水準での PER は 15.2 倍、 PBR は 0.9 倍、配当利回りは 2.06%です。300 円から 400 円のボックスゾーン動きをしてい ます。ST との相性が良い銘柄の一つです。STF は 24.0%、 STS は 15.6%と低く、ゴールデンクロスしたばかりであり、上昇力 は十分ありそうです。売り対応は 400 円超えからで。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ICAS からのご案内 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 8 月 14 日(木)13 時 30 分より『ICAS 模擬投資クラブ』 8 月 20 日(金)13 時 30 分より『ICAS カルチャースクール』 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 発行者:特定非営利活動法人 ICAS(イカス) 東京都千代田区内幸町1-7-7NBF 日比谷ビル 14F 電話:03-3501-7710 FAX:03-3501-7720 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 内容については万全を期していますが、その内容を保証するものでは ありません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、 当方は一切責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者 ご自身の判断でなさるようお願いいたします。ご意見、ご感想、広告に 関するお問い合わせは等は、下記までお願いいたします。 [email protected] http://www.toushi-club.com ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 4
© Copyright 2024 Paperzz