2008 年 10 月 27 日 「ドル円の頭は重い」 ここまでの今日の為替市場は先週末に比べると落ち着いたものとなっている。先週末は荒れに荒れ、 ユーロ円は 2000 年 5 月以来の 113 円台、ポンド円は 1995 年 7 月以来の 138 円台をつけている。ドル 円は年初来安値を更新して 1995 年 8 月以来の 90 円 87 銭まで下落した。こうなってくると、ここから は益々頭が重くなる。以前お伝えした国内の輸出企業の売りオーダーも、98 円台から更に下に切り下げ てきている。今のところ、95 円から 96 円台あたりは重そうだ。 戦略は以前と変わらない。下落リスクが残る中での円売りには危険が付きまとうため、円売りは避け、 戻り売りを基本として攻めていく。ドル円は、中期的には 90 円割れも十分ありえるので、そのことを 意識したうえで取引に臨みたい。現在は静かな動きとなっているが、何かのきっかけで動き出すと、先 週末のように大相場になる可能瀬を秘めている。十分に注意しておきたい。 USD/JPY(日足) 提供:外為どっとコム 本レポートの情報はグローバル・インフォ株式会社及びコンテンツ提供者が著作権を有しております。本 レポートは情報提供を目的に作成されており、投資の勧誘を目的としたものではありません。また、その 正確性・安全性・信頼性について保証するものではありません。本レポートの利用に起因した投資による 損失・損害についても一切の賠償に応じません。
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