WEEE/RHS概要 - Osaka University

WEEE/RHS概要
2003.2.17
阪大産研 菅沼
e-mail:[email protected]
注意:このOHPは,2003年2月13日に正式に欧州連合でジャーナルに公表された内
容に基づき作成しています.ポイントを絞ってまとめてありますが,正確に読み切れて
いない部分もあり,また全てを網羅できませんので,正確を期するためには原文(下記
HPよりダウンロード可能)を入手の上判断をお願い致します.誤り等にお気づきの方
は,可能な限り反映致しますので上記アドレスまでご指摘をお寄せください.
WEEE: http://europa.eu.int/eur-lex/en/dat/2003/l_037/l_03720030213en00240038.pdf
RHS:
http://europa.eu.int/eur-lex/en/dat/2003/l_037/l_03720030213en00190023.pdf
WEEE/RoHS有害元素規制の理由
鉛: 潜在的な健康への害
廃棄物中の全鉛量に対する
電化製品の占める割合 → 40%
PBDE,PBB: ダイオキシン発生
リサイクルの容易さ・利益確保
リサイクル業者の安全確保
“end-of-pipe”的な対策よりも原因から対処する
K.Suganuma, ISIR Osaka University
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WEEE/RHS法制化の流れ
第1次ドラフト
1998.4
ORGALIME
JBCE
AEA
第2次ドラフト
1998.7
EU
DG11
ロビー活動
第3次ドラフト
1999.7
↓
ORGALIME
JBCE←EIAJ
Environment
ロビー活動
Inter service consultation
2004.8.13までに
WEEE + Hazardous Substances in EEE
2000.6
指令成立
2000.末
2000.末
2003.2.13
2002.4
欧州議会で2
2回投票
欧州議会で
欧州議会で2回投票
2005.8.13までに
各国法制化
総局間協議(主にDG3
)
総局間協議(主にDG3)
欧州委員会投票
各国
WEEE/RHS
各国WEEE/RHS
システム確立
欧州評議会・議会調整
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電子・電気機器廃棄に関するEU指令(WEEE+RHS)
対象製品*
再生率/再利用率
(2006.12.31
2006.12.31までに)
廃棄前処理システム
確立の義務化
有害化学物質
使用規制
(2006.7.1から
(2006.7.1から))
10ジャンル(軍事関係を除くほとんど)
大型家電,小型家電,IT・通信機器,一般民生機器,照明,電動工具
,玩具・レジャー機器,医療機器,モニター機器,自販機
80/75%:
80/75%:大型家電・自販機
ー/80%:
/80%:ガス封入管
75/65%:
75/65%:IT通信・民生機器
70/50%:
70/50%:他
全ての液体と特定有害元素を含む部品は全て事前に除去
事前に除去
(PCBや水銀部品,バッテリ,基板(携帯電話を含む)>10cm2,ト
ナー,臭素系難燃材,アスベスト部品,ブラウン管,CFC/HFC/
HCFC/HC,ガス封入管,液晶>100cm2,外部電線,セラミック繊
維部品,放射性物質部品,25mmt×25mmφ電解コン)
鉛,水銀,カドミ,6価クロム, PBB/PBDE
(適用外:高温はんだ(
高温はんだ(≧
≧85%)
85%),ブラウン管・蛍光灯の鉛,電子セ
ラミックス部品,鉄中0.35%・アルミ中0.4%・銅中4%,サーバー・ストレ
ージ(2010年まで),電話交換機・ネットワーク機器
2006.7.1以前に販売開始された製品やスペア部品は適用除外.
但し,今後の技術の進歩や環境負荷によって除外から外すべきか
どうかを判断する;4年ごと)
*:RHSの対象は,ゴシックの8ジャンル.
分別収集のためのシンボル(2005.8.13以降必要)
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WEEE/RHS対象の製品リスト
カテゴリ
製
品
名
大型家電
大型冷凍機,冷蔵庫,食品保存庫,洗濯機,乾燥機,食器洗い機,調理器,電気ストーブ,
ホットプレート,電子レンジ,その他の大型食品調理器,電熱器,電気暖房機,電動ファン,
エアコン,その他の空調機
小型家電
掃除機,カーペットクリーナ,その他の掃除機,ミシンなどの裁縫機器,アイロンなどの衣類
機器,トースター,フライヤー,コーヒーマシーンやミル,電気ナイフ,ヘアドライヤーなど整
髪機器,電動ひげそり,ボディーケア機器,時計,スケール
IT・通信機器
大型計算機,ミニコン,プリンタ,PC(CPU,マウス,モニタ,キーボード),ラップトップPC,
ノートPC,ノートパッドPC,コピー,タイプライタ,電卓,他の個人情報機器,FAX,各種電
話,携帯電話,応答機器,その他の情報通信機器
一般民生機器
ラジオ,テレビ,ビデオ,ビデオカメラ,ハイファイ録音機,アンプ,電気楽器,他の録音・映像
機器(通信機器を除く)
照明
各種蛍光灯(家庭照明を除く),直管蛍光灯,小型蛍光灯,高輝度照明(ナトリウムランプ
やハロゲンランプ),低圧ナトリウムランプ,その他のランプ類(フィラメント管球を除く)
電動工具
ドリル,のこぎり,リベット機器,溶接機,はんだ鏝,塗装工具,その他の電動工具,芝刈り
機などのガーデン機器
玩具・レジャー機器
電気機関車や自動車の電動おもちゃ,携帯ゲーム機,ゲーム機,各種スポーツ用の計算
機,スポーツ用の電動器具,スロットマシーン
医療機器
インプラントを除く医療機器
モニター機器
煙探知機,加熱制御器,サーモスタット,長さ・重さなど家庭や実験室で使用する機器
自動販売機
飲料自動販売機,飲料缶や瓶の自動販売機,固形物自動販売機,その他の自動販売機
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廃棄前処理システム確立の義務化
全ての液体と特定有害元素を含む部品は事前に除去
PCBや水銀部品,バッテリ,基板(携帯電話を含
む)>10cm2,トナー,臭素系難燃材,アスベスト
部品,陰極管,CFC/HFC/ HCFC/HC,
ガス封入管,液晶>100cm2,外部電線,
セラミック繊維部品,放射性物質部品,
電解コン>25mmt×25mmφ
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有害化学物質使用規制(RHS)
2006年7月1日から
重金属:鉛,水銀,カドミ,6価クロム, etc.
適用除外(鉛に関する部分を抜粋):
高温はんだ(≧85%Pb),ブラウン管・蛍光灯の鉛や水銀
,電子部品の鉛ガラス,圧電部品,鉄中0.35%・アルミ中
0.4%・銅中4%,サーバー・ストレージ(2010年まで)*,電話
交換機・ネットワーク機器*
2006/7.1以前に販売開始された製品の再使用やスペア
部品には適用除外.今後の技術の進歩によって代替が
可能になるものは医療・モニタ機器も含め適用除外から
外す(*:2005.2.13以前に検討).
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生産者責任
・生産者(ブランドを持つ,再販者ではなし,輸入・輸出業者)
が,消費者から無償で回収する.
・2006.12.31までに住民あたり平均4kgを回収する.2008.12.31
までに新しい目標設定.
・2005.8.13以降の製品がWEEE対象.
今 後 各国法制化:2004.8.13までに
見直し:2005.2.13までに
技術の進展・遅延や環境影響評価に基づき
除外する場合や除外項目から外す
除外項目から外すこともある
除外
ハロゲン系難燃材は拡大する方向
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