星と星座の研究 総合進学系列 佐々木理奈 武田ちなみ 田森優子 安部冬美 菊地美里 小柴明子 (1)目的 星と星座について研究し、歴史を知る。 (2)テーマ設定の理由 ・世界史でギリシャについて触れたから。 ・星座に興味があったから。 ・星座の歴史を知りたいと思ったから。 (3)星とは? 夜空に点々と小さく光っている天体。 ①恒星 自ら輝いている星のこと。太陽も恒星のうちの1つ。 ②惑星 自ら輝いているわけではなく、太陽の光が反射しているため明るく見える星のこ と。 ③衛星 惑星の周りを回っている星のこと。 (4)星座とは? 恒星をギリシャ神話中の人物や動物・道具に見立てて適当に結びつけ、天球を区分し たもの。古代ギリシャでは48星座であったが、後に南天の星座が追加され、現在は黄 道12・北天28・南天48の88星座に区分している。 (5)ギリシャ神話とは? 古代ギリシャの諸民族が伝承した神話や伝説。主神ゼウスを中心に、さまざまな神や 人間の英雄などが登場する。神々は人間以上に人間的であり、神様なのに嫉妬深かった り、意地悪だったりと、とても品行方正とは言えない。まるで、人間の多様な性格の一 部を取り出して極端化しているようである。また、多くの文芸作品に描かれ、ヨーロッ パの文芸や美術に大きな影響を与えた。 (6)12星座 ①牡羊座 おひつじ座は、主神ゼウスが王子とその妹を助けるためにつかわした、金色に輝く 牡羊の姿だ。テッサリアの王子と妹が殺されそうになったとき、牡羊が2人を背にの せて空高く舞い上がった。だが妹は、空飛ぶ牡羊から落ちてしまう。 「あっ!」と、牡 羊が振り返った姿が星座となった。 ②牡牛座 フェニキア王の娘エウロパにひとめぼれした主神ゼウスは、白い牡牛に姿を変えて 近づいた。エウロパが牡牛に興味を覚えると、牡牛は自身の正体を明かし、エウロパ に気持ちを告げる。その後、ゼウスは、クレタ島に彼女を連れて行き、2人は結婚。 3人の息子をもうけた。 ③双子座 兄カストルと弟ポルックスは、主神ゼウスの双子の息子。兄を従兄弟に殺された弟 は、その仇を討つが、父ゼウスに「兄のもとに行かせてほしい」と懇願。ゼウスは、 兄を思うポルックスの心をあわれんで、弟の願いをかなえてあげた。そして、兄弟は 夜空に輝く星座になったという。 ④蟹座 ゼウスの愛人の子である勇者ヘラクレスが、怪蛇ヒドラを退治しようとしたとき、 1匹のカニが登場した。このカニは、ゼウスの妻でヘラクレスの義母にあたる女神ヘ ラがさしのべた刺客だった。しかし、ヒドラとの格闘中にヘラクレスに踏み潰されて 死んでしまい、ヘラが星座にした。 ⑤獅子座 勇者ヘラクレスが、みずからの罪をつぐなうために行った「12の冒険」。その最初 の課題が、人食いライオンの退治だった。ライオンの体は鋼のように強く、弓矢を放 ってもびくともしない。そこで、ヘラクレスはこん棒で頭部を一撃。ライオンの皮を はいで、肩にかけたという。 ⑥乙女座 「豊作の女神」デーメーテールの娘ペルセポーネは、 「死の国」の支配者ハデスに略 奪される。娘は母のもとへ帰されたが、ハデスが手渡したザクロの実を4粒食べた娘 は、1年のうち4カ月だけ「死の国」で暮らすことに。この4カ月は、穀物の育たな い冬となった、ということだ。 ⑦天秤座 てんびん座の天秤は、正義の女神アストラエアが、人の善悪をはかるために使った ものだ。もめごとを起こした両者の魂を天秤にかけると、善悪が一目瞭然でわかるよ うになっている。アストラエアは平和のために尽くしたが、争いが絶えず、ついに天 に昇り、星になったとされている。 ⑧蠍座 夏の代表さそり座と、冬の代表オリオン座には、深い関係がある。力自慢の狩り名 人オリオンは、乱暴者でもあった。そんなオリオンをおそって息の根を止めたのが、 女神ヘラから命じられた大サソリだ。星座になったいまでも、オリオンはサソリが大 の苦手。サソリのいる空には、けっして姿を見せない。 ⑨射手座 いて座のケイローンは、乱暴なケンタウロス族ではめずらしく、かしこくて正義感 のある馬人だった。人と親しくつきあい、ヘラクレスやふたご座のカストルに武術を 教え、へびつかい座のアスクレピオスには医術を教えて名医にした。ケイローンが死 んだとき、主神ゼウスが星座にしたといわれている。 ⑩山羊座 上半身がヤギ、下半身が魚のやぎ座。これは、上半身が人間、下半身はヤギの姿を した牧神パーンが、変身に失敗したときの姿だ。ナイル川のほとりで神々と宴会をし ていたとき、怪物におそわれたパーン。魚に変身して川に逃げたが、あまりにあわて たので、変身に失敗してしまったのだ。 ⑪水瓶座 からだが金色に輝く美少年、ガニュメーデス。トロイの山で羊を飼っていた美少年 とも、トロイアの王子ともいわれている。あるとき、主神ゼウスは大きなワシに姿を 変えて、ガニュメーデスをさらっていった。そして、神々の宴会で、お酒をつぐ役目 を務めさせたと伝わっている。 ⑫魚座 ある日、ナイル川のほとりで神々が宴会をしていると、怪物が現れ、神々はあわて て逃げ出した。そこにいたのが、愛と美の女神アフロディーテ。すばやく逃げるため に、魚の姿になって川へ飛びこんだ。一緒にいた子のエロスとはぐれないよう、リボ ンでつないだ姿がうお座となっている。 (7)感想 私たちの身近にある12星座にそれぞれ深い意 味がある事を知り、驚いた。また、星座の歴史を 知ることが出来てよかった。
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