灘中05年

灘中算数 2005年 解説 灘進学教室 http://nadasingaku.com
兄弟2人が、P地点とQ地点を結ぶ一本道を、それぞれ一定の速さで走って2往復した。
兄はPから、弟はQから、同時に出発して、走り終えるまでに4カ所で1回ずつ出会った。
この4カ所を、出会った順にA地点、B地点、C地点、D地点とすると、
AはPQを5:4に分ける点であり、AB間は800mであった。
また、兄は弟より18分速く走り終えた。
(1) PQ間の距離を求めよ。
(2) 兄、弟の走る速さを求めよ。
(3) BC間、CD間の距離を求めよ。
【解説】
★2人の動きが把握しやすいように簡単なグラフを描く
④
⑩
Q
⑳
⑫
弟
C
A
B
兄
P
D
⑤
⑮ ⑯
⑧
① 兄、弟の速さの比は5:4だから
PQ=9とすると
兄の動きより PA=9×
5 =5
9
② Bで出会うまでに、兄弟は合計1.5往復するから(合計距離は9×3)
弟の動きより PB=9×3×
4 −9=3
9
③ AB=PA−PB=5−3=2=800m より
PQ=9=3600m
1=400m
←(1)の答
④ 兄、弟が距離PQを進むのにかかる時間を④、⑤とすると 折り返しの時刻は図の通り
走り終えた時刻の差=⑳−⑯=④=18分 より
兄のPQ間=④=18分
兄の分速=3600÷18=200m ←(2)の答
弟の分速=200×
4 =160m ←(2)の答
5
⑤ C、Dで出会うまでに、兄弟は、それぞれ合計2.5往復、3.5往復するから
兄の動きより PC=9×5×
5 −9×2=7
9
BC=PC−PB=7−3=4=1600m ←(3)の答
弟の動きより PD=9×7×
4 −9×3=1
9
CD=PC−PD=7−1=6=2400m ←(3)の答